JPS5889183A - Nad(p)依存性コレステロ−ル脱水素酵素の製造法 - Google Patents

Nad(p)依存性コレステロ−ル脱水素酵素の製造法

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JPS5889183A
JPS5889183A JP56186183A JP18618381A JPS5889183A JP S5889183 A JPS5889183 A JP S5889183A JP 56186183 A JP56186183 A JP 56186183A JP 18618381 A JP18618381 A JP 18618381A JP S5889183 A JPS5889183 A JP S5889183A
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cdh
cholesterol
nocardia
cholesterol dehydrogenase
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、NAD(P)依存性コレステロール脱水素酵
素(Cbolesterol dehydrogena
se :以下[NAD■−CDHJと略す)に関する。
さらに詳しく説明すると。微生物を好気的条件下で培養
し、その菌体もしくは培養液からNAD(P)−CDH
を採取する方法に関する。
本発明方法により得られたNAD(P)−CDHは、 
コレステロールの定量法およびコレステロールの定量用
試薬として有用である、ここでいうNAD(P)−CD
Hとは、補酵素としてNADにコチンアミドアデニン、
ジヌクレオチド、)、NADPにコチンアミドアデニン
、ジヌクレオチドリンン酸)を要求し、電子供与体(コ
レステロール)から水素をうばい、電子受容体(NAD
又はNADP)に付加する反応を触媒する酵素をいう。
従来好気性微生物が、コレステロールオキシダーゼ、コ
レステロールデヒドラターゼを生産することは既に知ら
れている。また、ノカルジア・エリスロポリスがコレス
テロールの酸化を触媒する酵合は、NAD(P)への依
存性は認められない。また、クテリウムーステロリカム
(特公昭48−11907についても同様のことがいえ
る。さらには、絶対嫌気性微生物である、オイバクテリ
ウムSp。
ATCC21408がNAD(P)−CDHを生産する
との報告(特開昭53−56090)もあるが、酵素学
的性質等の記載はほとんどなされていないばかりか、N
AD(P)依存性の記載があるにもかかわらず、NAD
(P)の存在なしにも反応が進行する例が記載されてい
る。しJコがってこの酵素は、本発明でいうところのN
AD(P)依存性脱水素酵素とはいえない。
を 従来酵素にするコレステロールの定量は、コレステロー
ルオキシダーゼを使用する方法が広く用いられているが
、発色系に導(ためにパーオキシダーゼ等が必要であり
、操作が繁雑である。しかも血中のどクルビン、アスコ
ルビン酸等により影響をうけ、これにより誤差が牛じゃ
ずいという欠点を有している。
コレステロールの定量において、NAD(P)の存在な
しには反応が進行しないNAD(P)−CDHを用い、
下記反応式に示される反応により生ずるNA D(P)
Hを直接光度計で測定できれば、操作が簡単であり、前
記のコレステロールオキシダーゼを用いる方法の種々の
問題も解決される。
コレステロール+NAD(P)、::コレステノン+N
AD■H 本発明者等は、上記反応に適した酵素すなわち、コレス
テロールに特異性が高く、NAD(P)依存性である脱
水素酵素を広く自然界に求めたところ、意外にも好気的
条件下に生育する微生物が、著量のN A D(P) 
−CD Hを生産することを見い出した。
その中で、特に優れた菌株として、ノカルジア鷺sp、
 Nil Ch2−1(Nocardia 5p−Nc
hCh2−1 )、アルカリゲネスsp、 Na 4 
(Alcaligenes sp、 N[L4 )、お
よびプロテウス・ブルガリスIAM1025Prote
us vulgaris IAM1025が例示される
次にノカルジアsp、Nl1ch2−1およびアルカリ
ゲネス5p−Na4  の菌学的性質を以下に述べる。
(1)ノカルジアsp、 NaCh2 1(Nocar
dia sp。
嵐Ch2−1)の菌学的性質 ■ 形態的性質 1)細胞の形および大きさ:培養初期菌糸状に生育し分
岐を生じる。その後、不規 則な分断が生じ細胞は桿菌状となる。
大きさは0.8〜1.0μ×1.5〜4.0μ位である
。気菌糸を形成せず胞子のう 胞子も形成しない。
2)ダラム染色性:VvJ性 3)抗酸性:陽性 4)運動性:無し く口)化学的組成分析 細胞壁中にmeso−ジアノピメリン酸、アラビ、−\
、カラ2.−フカ1含まれ−P。
アミノピメリン酸、グリシンは含まない。
O各培地における生育状態 1)肉汁寒天平板培地:30°Cで4日培養後、直径0
.5〜1. Q mmの円形コロニーを形成する。周辺
は金縁もしくは波状で ある。表面は平滑で半球状であり、中 心部が凸状に***する場合もある。色 調は薄いクリーム色で不透明である。
培地中に色素は出さない。
2)シーークロース硝酸塩寒天培地 生背中程度で集落の色は白色ないし薄クリーム色である
。水溶性色素は出さない。
3)クルコース、アスパラギン寒天s地生育中程度で集
落の色はクリーム色である。水溶性色素は出さない。
4)グリセリン、アスパラギン寒天培地生育中程度で集
落の色は白色ないし褥クリーム色である。水溶性色素は
出さない。
5)スターチ無機塩寒天培地 生育中程度で集落の色は白色ないし薄クリーム色である
。水溶性色素は出さない。
6)チロシン寒天培地 生育中程度で集落の色は白色ないし薄クリーム色である
。水溶性色素は出さない。
7)栄養寒天培地 生育良好で集落の色はクリーム色である。
水溶性色素は出さない。
8)イースト麦芽寒天培地 生育良好で集落の色はクリーム色である。
水溶性色素は出さない。
9)オートミール寒天培地 生育中程度で集落の色は白色ないし薄クリーム色である
。水溶性色素は出さない。
0 生理的性質 1)生育温度:15°C〜43°Cで生育する。
10°C145°Cで生付しない。
最適温度は30〜35°Cであ る。
2)硝酸塩還元性:陽性 3)カタラーゼ二陽性 4)オキシダーゼ:陰性 5)ウレアーゼ:陽性 6)デンプン加水分解:陰性 7)ゼラチン液化:陰性 8)チロシン加水分解:陰性 9)カゼイン加水分解:陰性 10)  キサンチン加水分解:陰性 11)DNAの分解:陰性 12)リドマスミルク:アルカリ性、ペプトン化、凝固
共にしない。
13)メラニン様色素の生成:無し 14)エスクリン加水分解:陽性 15)  Tween 20.40.60.80加水分
解:すべて陽性 −16)ペニシリン耐性試験:耐性 17)酸素に対する態度:好気性 18)無機窒素源の利用:アンモニウム塩、硝酸塩共に
利用する。
19)  Na&j生育範囲:0〜6%で生育する。
7%で生育しない。
20)各種炭素源の同化性(プリドハム、ゴドリーブ寒
天培地) D−グルコース、D−フラクトース、 マンノース、グリセリン、トレハロー スを同化する。襲−アラビノース、D −キシロース、サッカロース、イノシ し ット、セーラムノース、ラフィノース、D−ガラクトー
ス、D−マンニット、 マルトース、ソルビットを同化しない。
21)各種菌から酸の生成 り−グルコース、マンノース、D−フ ラクトース、トレハロース、グリセリ ンから酸を生成する。賢−アラビノ− ス、D−キシロース、D−ガラクトー ス、マルトース、サッカロース、ラク トース、D−ソルビット、D−マンニ ット、イノジット、デンプンから酸を 生成しない。
以、1−の菌学的性質をBergey’s Manua
l of襲 Determinative Bacteriolog
y第8版を参考に検ン酸、アラビノース、ガラクトース
を含み寮廖+−ジアミノピメリン酸、グリシンが含まれ
ないこと、好気性で菌糸状によく生育し、後に分断して
閉状となること、抗酸性であること、胞子のう胞子およ
び気菌糸を着生しないこと等から本菌はNocardi
aに属する菌である。
よって本菌は、本発明者らがノカルジアs p −No
Ch2 1(Nocardia sp、No、Ch2 
1)と命名し、工業技術院微生物工業技術研究所に菌寄
第6217号(FERM−PP!lL6217 )足−
寄託されている。
■ アルカリゲネスsp、N114 (Alcalig
enes sp。
N114)の菌学的性質 (ハ)形 態 1)細胞の形および大きさ:0.4〜0.6μ×對  
0.8〜1.2μの 菌である。
2)細胞の多形性の有無:多形性は認められない。
3)連動性の有無:周鞭毛を有し運動する。
4)胞子の有無:胞子は形成しない。
5)ダラム染色性:陰性 6)抗酸性:陰性 0 各培地における生育状態 1)肉汁寒天平勧養 円形ローニーで表面は平滑、半レンズ 状の***、全縁状で薄クリーム色、半 透明、光沢あり 2)肉汁寒天斜面培養 生育中程度、糸状に生育、薄クリーム色へて半透明 3)肉汁液体培養 菌膜をつくらない、やや濁り沈 も少 しある。
4)肉汁ゼラチン穿刺培養:ゼラチンは液化しない。
5)リドマスミルク培養:アルカリ性になるがペプトン
化しない、凝゛固しない。
0 生理的性質 1)硝酸塩の還元:陽性 2)脱窒反応:陰性 3)MRテスト:陰性 4)VRテスト:陰性 5)インドールの生成:陰性 6)硫化水素の生成:開隔性 7)デンプン加水分解:陰性 8)クエン酸塩の利用: Koserの培地とChri
stensenの培地で共に利用する。
9)無機窒素源の利用:硝酸塩およびアンモニウム塩を
利用する。
10)  色素の生成:水溶性色素を生成しない。
11)ウレアーゼ:陽性 12)オキシダーゼ:@性 13)カタラーゼ:陽性 14)生育範囲PH: PH5,0〜10.0で生育す
る。温度:5°C〜37°Cで生育する。
42°Cで生育しない。。
15)酸素に対する態度:好気性 16)  OFテスト(Hugh −Leifson法
):フラクトースから好気的に酸を生成する。
17)糖類から酸およびガスの生成の有無Ayers、
 Rupp and Johngon培地でフラクトー
スとグリセリンから酸を生成す るかガスは生成しない。
アラビノース、キシロース、グルコー ス、マンノース、ガラクトース、麦芽 糖、シ・糖、乳糖、トレハロース、ソ ルビット、マンニット、イノジット、 デンプンからは酸もガスも生成しない。
18)独立栄養的生育:水素ガス、炭酸ガス、酸素ガス
を含有する気体中で生育しな い。
19)  Tween 80の分解性:陽性20)  
資化性: D−フラクトース、k−フェニルアラニン、
レブリン酸カルシウム、 ζ−スレオニンを資化する。マンノー ス、マルトース、マンニット、ベタイ ンを資化しない。
以−Lの菌学的諸性質からBergey’s manu
al ofDeterminative Bacter
iology  (第8版)の記載に照合して検討する
と短桿菌で周ペン毛により運動すること、ダラム陰性、
好気性であること、栄養要求性はなく、アンモニウム塩
、硝酸塩を利用すること、カゼインおよびゼラチンを分
解しないこと、オキシダーゼ陽性であること等からAl
caligenes属に分類される。
育、D−7ラクトースの資化性で、A、、agvama
r 1nusとは、主にデンプンの分解性、マルトース
の資化性で、A、pacif 1cusとは、主にスレ
オニン、−べタインの資化性で、A、cupidusと
は、主にオキシダーゼおよびマンニット、マンノースの
資化性で、A、venustusとは、主にレブリン酸
塩、スレオニン、ベタインの資化性で、A、aestu
sとは、主にマンニット、スレオニン、フェニルアラニ
ンの資化性で異なる。よって本菌をアルカリゲネスsp
% 4 (Alcal igenes sp、 N[L
4 )と命名し工業技術院微生物工業技術研究所に菌寄
第6216号(FERM−PN[16216)として寄
託されている。
次にこれらの菌を用いてNAD(P)−CDHを製造す
る方法について詳述する。これらの菌はいづれも構成的
にNADQ))−CDHを生産する能力を有し、通常の
ペプトン、酵母エキス、又は硫酸アンモニウム等のチッ
ソ源及びグルコース、グリセロール等の炭素源、その他
無機塩等を含有する培地でもNAD(P)−CDHを生
産するが、コレステロールを培地に添加することにより
さらに多量にNAD(P)−CDHを生産する。この際
コレステロールの添加は、培養開始時あるいは途中から
のいずれでもよい。−また、その他培養条件に関しては
、通常イIなわれる範囲で実施できる。これらの菌によ
り生産されたNAD(P)−cDmは、菌体のみならず
、培養液中にも蓄積され、その何れからでも酵素を回収
することができる。これらの培養濾液又は菌体抽出液を
硫酸アンモニウム等による塩析又iよ、アセトン、エタ
ノール等の溶剤沈澱して得た粗酵素は、そのまま、コレ
ステロールの定量に使用するか、あるいは更に精製して
使用することもテキる。例えば精製については、イオン
交換クロストグラフィー、分子篩クロストグラフィー等
公知の方法により可能である。
ここで得られるNAD(P)−CDHは、コレステロー
ル含有物質中のコレステロール定量等に有利に使用でき
る。
本発明に使用するNAD(P)−CDHの活性測定法を
以下に示す。
NAD(P)−CDHの酵素活性は、うレスチロールと
NAD(P)を基質として反応した場合のNADoHの
生成量を、340nmにおける吸光度の増加として、分
光光度計で測定し算出する。すなわち、0.1M)!J
スス−酸緩衝液(PH8,6) 2.65m1゜28m
MNAD溶液0.1mJ、(8%トリトンX−100溶
液0.1511)、1%コレステロール溶液0.05m
j及びNAD(P)−CDH水溶液0.05m/を混合
し、30°Cで反応させ、反応開始後1分間の3400
mにおける吸光度の増加を測定する。
対照として上記組成でコレステロールの代りに水を用い
同様の操作を行ない、対照液の340nmにおける吸光
度の増加を試験液のそれから差し引く。得られた値から
NAD(P)Hの生成量を求め、これより試料中のNA
D(P)−CDH活性を算出する。
酵素活性の表示は、PH8,6,30°Cの条件下で1
分間に1μmoleのNAD(P)Hを生成する酵素を
1単位とした。
次に本発明に使用するNAD[F]−CDHの作用を示
す。
コレステロール+NAD(P+、==?コレステノン+
NAD(PJH 本発明におけるNAD(P)−CDHは全てこの反応を
触媒する。
以下に本発明に使用するNAD[F]\CDHの一般的
性質をノヵルジア81)−NciCh2 1(Noca
rdiasp、N[lCh2−1)FERM−P621
7およびアルカリゲネスsp、 % 4 (Alcal
igenes STY、 N[14) FERM−P6
216の生産するものについて示す。
0)ノカルジアsp、 l’IkLch2−1 (No
cardia sp。
Il!lCh2−1)FERM−P6217の生産する
NAD(Pl−CDH 1)至適PH 第1図に30°CにおけるPHと活性の関係を示した。
2)PH安定性 第2図に37°CにおHるPHと安定性の関係を示した
3)至適温度 第3図にPH8,6における温度と活性の関係を示した
4)熱安定性 第4図にPH7,0における温度と安定性の関係を示し
た。
5)基質特異性 本 素は、3β位に水酸基をもつステロイドに反応し、
コレステロールを1ooとするとスティグマスチロール
35、β−シトステロール25、その他デヒドロエビア
ントロステロン、エル−ゴスチロール等にわずかに作用
する。
6)補素 NADを要求する。
(2)アルカリゲネスsp、 N+14 (Alcal
igenes sp。
陥4 )FERM−P6216(7)生産−iるNAD
(Pi−CDH 1)至適PH 第5図に30°CにおけるPHと活性の関係を示した。
2)PH安定性 第6図に37°CにおけるPHと安定性の関係を示した
3)至適温度 第7図にP H8,5における温度と活性の関係を示し
た。
4)熱安定性 第8図にP H7,Qにおける温度と安定性の関係を示
した。
5)基質特異性 本 素は3β位に水酸基をもつステロイドに反応し、コ
レステロールを100とするとβ−シトステロール36
、スチグマステロール20、その他、デヒドロエピアン
ドロステロン、エルゴステロール等にわずかに作用する
6)補素 NADを要求する。
次に本発明のNAD■−CDIを使用したコレステロー
ルの定量について詳述する。
コレステロールを定量する場合、実際には緩衝液、NA
D■、基質(血清、コレステロール等)及び、NAD(
Pi−CDHを混合し、一定時間反応し、生成するNA
D(P)Hの増加を吸先度340nmで測定する。また
必要に応じて、生成したNAD[F]Hの水素をフェナ
ジンメソサルフェート(PMS)、ジアフォラーゼ等に
より、ホルマザン色素等の発色系に導くことも回加であ
る。さらには、反応系にコレステロールエステラーゼ、
界面活性剤及び、安定化剤等の添加も可能である。反応
時のp4〜10の範囲で実施できるが、優れているP)
f範囲は7〜9である。
次にNAD(Pi−CDHによるコレステロール定量用
試薬の量的組成についての1例を述べれば、反応系3m
/当り、NAD(P)−CDHo、1〜10単位、NA
D(P)−10〜100mM1 トリトンX−1001
,0%以下、コレステロールエステラーゼ(ベーリンガ
ー社製)01〜10単位が有利である。しかし本発明は
これらの量的組成に限定されるものではない。本発明の
測定法における特別な利点は生成するNAD(P)Hを
直接測定できることであり、また完全に定量できること
である。
次に試験例及び実施例につき述べる。
試験例 本発明における菌株3柚につき、コレステロール5g/
11肉エキス5g乙−酵母エキス9.2 g/l 。
少輩の消泡剤の組成よりなる培地(PH7T2)xo6
mlを入れた500m1客坂ロフラスコに植菌し、30
°Cで40時間振盪培養した。培養液50m/を遠心分
離(8000rpm 10分間)により集菌し、0.1
Mリン酸緩衝液PH7,Q、5Qm/、で洗浄した。
茨に同じ緩衝液59m/に菌体を懸濁し、超音波にて菌
体を破砕した。この破砕液を遠心分離(110000r
p、10分間)し、清澄液を得た。得られた清澄液のN
AD(P)−CDH活性を測定し次の結果を得た。
実施例I Nocardia sp、 Ch2 1 FERM−P
Nn6217をグルコース5g/7、肉エキス5g//
1酵母エキススコに植菌し、30°Cで24時間振盪培
養する。
こ 陶の種培養液をコレステロール5 g/l 、 Mg 
SO47H200,2g/l 、消泡剤0−5 g/z
の組成よりなる培地(PH7,2)201を入れた30
/容ジャーフ1−メンタ−に植菌し、30°Cで通気、
攪拌(0,5v/v/min、 20Orpm ) L
/ながら40時間培養した。
培養液を遠心分離し、得られた菌体を0.1MIJン酸
緩衝PH79に懸濁し、ガラスゼーズにより菌体を破砕
した。この菌体破砕液を遠心分離(11000rp、 
10分間)し、清澄な菌体抽出液を得た。得られた清澄
液に硫酸アンモニウムを35%飽和になるように加え酵
素を沈澱せしめた。
沈澱を遠心分離(8000rpm、10分間)で集め2
0mMリン酸緩衝液PH7,0,100m1に溶かし、
セロファンチューブで、20mMリン酸緩i液P H7
,9に対して24時間透析した。
次に得られた透析液を20mMIJン酸緩衝液PH7,
0で平衡化した。DEAE・セルロース20 Qmlを
充填したカラムに通し、酵素を吸着せしめた。
同様の緩衝液でカラムを洗浄後、緩衝液濃度を0.1M
に一ヒげてNAD(P)−CDHを溶出した。
NAD(P)−CDHを含む両分を集め、これを濃縮後
20mMIJン酸緩衝液P H7,Qに対して透析した
こ 淘れを同様の緩衝液で平衡化したヘキシルセファ0−ス
20 m lを充填したカラムに通し、吸着せしめた。
このカラムを20mMリン酸緩衝液PH7,9で洗浄し
た。次に9.5 MNaClを含む同様の緩衝液でNA
D■−CDIを溶出し、活性画分を集め、濃縮し、50
単位/m lのNAD(Pi −CDH溶液5.Qml
を得た。全体の活性収率は30%であった。
実施例2 Alcaligenes sp、 N114 FERM
−PN[16216をコレステロール10 g/l 、
グリセロール2 g/l 1コーンスチープリカ−5g
/l 1KH2PO45g/l 、 M遁507H20
0−2g/11消泡剤05g/lの組成よりなる培地に
培養し、実施例1と同様の操作を行ない、40単位/m
lのNAD(P)−CDH溶液を5.Qml得た。全体
の活性収率は40%であった。
実施例3 Proteus vulgaris IAM1025を
用い、実施例1に準する操作を行ない、37単4vmt
のNAD[F]−CDI溶液溶液4全/た。全体の活性
収率は52%であった。
実施例4 Nocardia 111)、 N[l Ch21 F
ERM−PN[16217をグルコース5 g/l 、
肉エキス、酵母エキスQ、2m11少量の消泡剤の組成
よりなる培地(PH7,2)200mrを入れた500
mz′8坂ロフラスコに植菌し、30°Cで24時間振
盪培養する。この種培養液をコレステロール5 g/ 
l s グルコース2g/11肉x’4 ス5 g/l
 、lKH2PO4・5 g/l 、 MgSO4・7
 H2O0,2g/l 、消泡剤0.5 g/lの組成
よりなる培地(PH7,2)201を入れた301容ジ
ャーファーメンタ−に植菌し、30°Cで通気、攪拌(
0,5v7v/min 、 20Orpm ) L/な
がら、72時間培養した。この培養液を遠心分離(80
00rpm、 10分間)除菌した。得られた培養ろ液
に、硫酸アンモニウムを40%飽和になるように加え酵
素を沈澱せしめた。
沈澱を遠心分離(8000rpm、10分間)で集め、
20mMリン酸緩衝液PH7,0・100m1に溶かし
、セロファンチューブで、20mMリン酸緩衝液PH7
,0に対して24時間透析した。
次に曇施例1〜実施例3に準する方法で精製を行ない、
30単位/m lのNAD(P)−CDH溶液を:32
m1得た。全体の活性収率は32%であった。
実施例5 Alcaligenes sp、 Na3 FERM 
PN116216を用い、実施4に準する操作を行ない
、25単位/mlのNAD(P)−CDH溶液を4.2
mlを得た。全体の活性収率は38%であった。
実施例6 Proteus vulgaris IAM1025を
用い、実施例4に準する操作を行ない、18単位/m 
lのNAD(P)−CDH溶液を3.5m4得た。全体
の活性収率は49%であった。
【図面の簡単な説明】
第1図はノカルジアsp、 N11Ch2−I FER
M−PNQ6217の生産するNAD(P)−CDHの
30’Cにおける至適PHを示す図で声り、第2図は本
NAD(P)−CDHの37°CにおけるPH安定性を
示す図であり、第3図は本NAD(F)−CDHの至適
温度を示す図であり、第4図は本NAD[F]−CDH
の熱安定性を示す図である。 第5図はアルカリゲネスsp、Nch4 FERM−P
傘6216の生産するNAD[F]−CDHの30°C
における至適PHを示す図であり、第6図は本NAD[
F]−CDHの37°CにおけるPH安定性を示す図−
であり、第7図は本NAD(P)−CDHの至適温度を
示す図であり、第8図は本NAD(P)−CDHの熱安
定性を示す図である。 第1rj4 H 第2図 5ti7    III   υ   1υ  11H 第8図 温度 第4図 温度 第5図 第7図 ° 温度 第8図 温度

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、好気的条件下で生育する微生物を培養し培養物から
    NAD (P)依存性コレステロール脱水素酵素を採取
    することを特徴とするNAD[F]依存性コレステロー
    ル脱水素酵素の製造法。 2、好気的条件下で生育する微生物がノカルジア属、ア
    ルカリ土類金属、プロテウス属の、うちのいずれかに属
    する菌株である特許請求の範囲第1項記載のNAD(F
    M依存性コレステロール脱水素酵素の製造法。 3、 ノカルジア属に属する菌株がノカルジアsp、N
    Qch 2−1 (Nocardia sp、PJnC
    h2−1) FERM−Pt’に6217である特許請
    求の範囲第2項記載のNAD(FM依存性コレステロー
    ル脱水素酵素の製造法。 4、 アルカリ土類金属に属する菌株がアルカリゲネス
    sp、 嵐4 (Alcaligenes sp、 N
    L14 ) FERM−PNt1621 ’6である特
    許、i/j求の範囲第2項記載のNAD(P)依存性コ
    レステロール脱水素酵素の製造法。 5、プロテウス属に属する菌株がプロテウス・ブルガリ
    スIAMIQ25(Proteus vul gari
    s IAM1025)である特許請求の範囲第2項記載
    のNAD(P)依存性コレステロール脱水素酵素の製造
    法。
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