JPS588776Y2 - トロリ線の連続電気めっき装置 - Google Patents

トロリ線の連続電気めっき装置

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JPS588776Y2
JPS588776Y2 JP9982679U JP9982679U JPS588776Y2 JP S588776 Y2 JPS588776 Y2 JP S588776Y2 JP 9982679 U JP9982679 U JP 9982679U JP 9982679 U JP9982679 U JP 9982679U JP S588776 Y2 JPS588776 Y2 JP S588776Y2
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JP
Japan
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contact wire
wire
continuous electroplating
contact
straightening machine
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Expired
Application number
JP9982679U
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JPS5619570U (ja
Inventor
悟 高野
勉 新見
Original Assignee
住友電気工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トロリ線に連続的に錫、半田、ニッケル等の
金属又は合金の電気めっきを施すための連続電気めっき
装置に関する。
トロリ線は、例えば地下鉄やモルレール等用の剛体トロ
リ線等に用いる場合、架台、イーヤ等の他の異種金属と
の接触による腐食を防止する目的テ、トロリ線の外周に
錫、半田、ニッケル等の金属又は合金をめっきする。
これらのめつき方法としては種々考えられるが、めっき
厚さの均一性の点で電気めっきが有利である。
しかしトロリ線は固有の溝を有している上に、一般に外
径が大きいため、通常の線材へのめっきと同じ装置では
問題が多い。
通常の線材への連続電気めっき装置としては、従来、例
えば第1図に一例を示すように、サプライ1より線材2
を連続的に供給し、線材2の張力と、複数個の押えロー
ル3−1 、3−2 、3−3 。
3−4ガイドロール3−5により、線材2を直線状に走
行せしめながら、オーバフロ一式の前処理槽4,6、電
気めつき槽8、水洗槽5,7.9を通過せしめる構造の
装置が使用されている。
しかしながら、トロリ線の場合、一般に外径が大きく、
上述のような装置では線に大きな張力をかけねばならな
い。
しかも複数個の押えロール3−1 、3−2 、3−3
.14、で押えつけて直線状に走行させることになるが
、この場合線通し作業において、トロリ線を伸ばしなが
ら各折えロールを通すことが必要であり、作業性が悪い
しかもトロリ線の終端は線ぐせを有した自由端となるの
で、装置の破損や作業者の傷害等の危険性がある。
又この方法の最大の欠点は、トロリ線を伸ばしながら複
数個の押えロール通しを行うことにより、トロリ線が捻
れ易いという点にある。
特に剛体トロリ線等に使用する場合は、トロリ線を、例
えば長さ1m程度の長いイーヤで固定する場合が多く、
線に捻れがあると、溝にイーヤが合致せず、使用不可能
となる。
この捻れは、最大数度/ニ法杆f’なければならないが
、上述の装置では、局部的に5度/Kmを越える場合さ
えある。
本考案は、上述の問題点に鑑み威されたもので、少くと
も最初の処理装置の手前に伸直機を配置してトロリ線を
塑性変形により直線化することにより、電気めっき中に
トロリ線の捻れが生ぜず、作業性が良く、かつ安全であ
るトロリ線の連続電気めっき装置を提供せんとするもの
である。
本考案は、各処理装置を直線状で通過させるトロリ線の
連続電気めっき装置であって、少くとも最初の上記処理
装置の手前に伸直機を配置したことを特徴とするトロリ
線の連続電気めっき装置である。
第2図は本考案の実施例を示す縦断面図である。
図において、第1図と同一の符号は同一の部分を示す。
サプライ1よりトロリ線12を連続的に供給し、最初の
処理装置である前処理槽4の手前に伸直機11を配置し
ている。
この伸直機11により、トロリ線12は塑性変形により
直線化されるので、以後の処理装置である、前処理槽4
゜6、電気めっき槽8、水洗槽5,7.9を直線状で通
過し、線の捻れや曲げを生ぜず、キャプスタン15を介
して最後の巻取機10に巻かれる。
この場合、各装置間には、第1図に示すような強力な押
えロール3−1.3−2.13.14等が必要でなく、
トロリ線12の自重によるたわみを支える程度のガイド
ロール13、キャプスタン15の手前に押えロール14
を設ける程度である。
又本考案において使用される伸直機11としては、例え
ば第4図に一例を示すような矯正ローラ式のものが適当
である。
伸直機11は上、下段に交互に配置された複数個のロー
ラ16を具備し、通常ローラ16の数は5〜9個が良い
又ローラ16の一つに、手動で回転しうる手動ハンドル
17を設けておくと、トロリ線12の線通し作業が容易
にでき、作業性が向上する。
次に第3図は本考案の他の実施例を示す縦断面図で、図
において、第2図と同一の符号は同一の部分を示す。
第2図に示した方式では、設備の長さが長くなり、素材
、製品の貯蔵、運搬等の面積を含めると、相当な設備面
積を要するため、充分な設備面積が取れない場合には、
第3図に示すような一連の処理装置を上下2段に配置し
た方式が有効である。
即ち、図において、前処理4、水洗槽5が上段に配置さ
れ、前処理槽6、電気めつき槽8、水洗槽7.9が下段
に配置され、上段から下段へのトロリ線12の方向転換
のため、例えば曲げ半径のできるだけ大きい1個(又は
−組)のガイドロール18を設けている。
この場合は上段の最初の処理装置である前処理槽4の手
前に伸直機11−i、下段の最初の処理装置である前処
理槽6の手前に伸直機11−2をそれぞれ配置している
伸直機11−2はトロリ線12のガイドロール18によ
る方向転換による線ぐせを取るために必要なものである
これらの伸直機11−1゜11−2も上述と同様な装置
で良い。
第2図および第3図に示した前処理装置4および6ば、
通常最初の装置4で、アルカリ若しくは溶剤による脱脂
、又はアルカリ電解脱脂を行ない、装置6で酸洗又は脱
スマットを行なうが、第3図に示すように、上下2段に
分ける場合、トロリ線12の溝に入り込んだ油分を除去
するための脱脂に長時***すること、酸洗後方向転換す
ると、その間にめっきにとって好1しくない酸化皮膜が
形成される恐れがあることなどの理由から、第3図のよ
うに、前処理槽4を上段に、前処理槽6を下段に配置す
ることが好ましい。
なお本考案のトロリ線の連続電気めっき装置でも、トロ
リ線の若干の上下動は不可避であり、線への給電装置に
は若干の工夫が必要である。
第5図は本考案に用いられる給電装置の一例を示す斜視
図で、給電ロール19の軸20の直径より若干大きい円
内を有するガイド孔21をスタンド22に設け、このガ
イド孔21に給電ロール19の軸20を通すことにより
、上述のトロリ線の上下動に容易に即応しうる。
なお本考案の対象とするトロリ線は、主として溝を有す
る断面形状が円形、梯形、角形等の断面積60〜200
寵の銅又は銅合金より成るトロリ線であるが、特にこれ
らのみに限定されない。
本考案は特に従来の装置で捻れの生じ易かった円形のト
ロリ線に対して有効である。
以上述べたように、本考案装置は、各処理装置を直線状
で通過させるトロリ線の連続めっき装置であって、少く
とも最初の上記処理装置の手前に伸直機を配置したため
、伸直機により、溝付トロリ線が予め塑性変形により直
線化され、電気めっき中にトロリ線の捻れや曲げが生ぜ
ず、又終端における自由端によるトラブルがないから、
電気めっき作業における作業性が良く、かつ安全である
と共に、溝の捻れのない(例えば捻れの増加0.3度以
内)電気めっきトロリ線を製造しうる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の通常の線材の連続電気めっき装置の一例
を示す縦断面図である。 第2図および第3図はそれぞれ本考案装置の実施例を示
す縦断面図である。 第4図は本考案に使用される伸直機の一例を、第5図は
同じく給電装置の一例をそれぞれ示す斜視図である。 1・・・・・・サプライ、2・・・・・・線材、11
、3−23−3.3−4 、14・・・・・・押えロー
ル、3−5゜13.18・・・・・・ガイドロール、4
,6・・・・・・前処理槽、5,7,9・・・・・・水
洗槽、8・・・・・・電気めっき槽、10・・・・・・
巻取機、11.11−1.11−2・・・・・・伸直機
、12・・・・・・トロリ線、15・・・・・・キャプ
スタン、16・・・・・・ローラ、17・・・・・・手
動ハンドル、19・・・・・・給電ロール、20・・・
・・・軸、21・・・・・・ガイド孔、22・・・・・
・スタンド。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)各処理装置を直線状で通過させるトロリ線の連続
    電気めっき装置であって、少くとも最初の上記処理装置
    の手前に伸直機を配置したことを特徴とするトロリ線の
    連続電気めっき装置。
  2. (2)連続電気めっき装置の一連の処理装置が上下2段
    に配置され、伸直機が各段の最初の上記処理装置の手前
    にそれぞれ配置された登録請求の範囲第(1)項記載の
    トロリ線の連続電気めっき装置。
JP9982679U 1979-07-18 1979-07-18 トロリ線の連続電気めっき装置 Expired JPS588776Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9982679U JPS588776Y2 (ja) 1979-07-18 1979-07-18 トロリ線の連続電気めっき装置

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JP9982679U JPS588776Y2 (ja) 1979-07-18 1979-07-18 トロリ線の連続電気めっき装置

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Publication Number Publication Date
JPS5619570U JPS5619570U (ja) 1981-02-20
JPS588776Y2 true JPS588776Y2 (ja) 1983-02-17

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ID=29332556

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JP9982679U Expired JPS588776Y2 (ja) 1979-07-18 1979-07-18 トロリ線の連続電気めっき装置

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JPS56112497A (en) * 1980-02-12 1981-09-04 Dainichi Nippon Cables Ltd Method and apparatus for production of electrodeposited wire
JPH0561780U (ja) * 1992-01-27 1993-08-13 株式会社エヌ・ティ・ティテレコムエンジニアリング九州 案内標識

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