JPS586847Y2

JPS586847Y2 - エレベ−タの運転装置

Info

Publication number: JPS586847Y2
Application number: JP1976128000U
Authority: JP
Inventors: 橋本和仁; 石嶋進
Original assignee: 三菱電機株式会社
Priority date: 1976-09-22
Filing date: 1976-09-22
Publication date: 1983-02-05
Also published as: JPS5345661U

Description

【考案の詳細な説明】この考案はエレベータの運転装置に関するものである。

建物の中で特定階、例えば重役室などは他の一般階より
も良質のエレベータサービスを要求される場合が多い。

エレベータのかごを呼び寄せるには、エレベータ乗場に
設けられた乗場ボタンを押す必要があるが、乗場でかご
が到着する１で待たされることになる。

このため、秘書が早めにエレベータ乗場へ行って乗場ボ
タンを押すか、又は重役室内に専用のボタンを設けこの
ボ多ンによりエレベータのかごを呼び寄せ、かごの到着
を見計らって重役がエレベータ乗場へ行きかごに乗り込
むようなことが行われる。

しかしながら、かごが特定階へ停止し戸開き後、他階の
呼びばあれば再び戸を閉めて出発してしまうため、重役
がエレベータ乗場にくるタイミングが遅れると、せっか
くかごを早目に呼んでおきながらそのかごに乗れないこ
とになる。

この考案は上記欠点を改良するもので、特定階の乗場呼
びによりかごが呼ばれたときは、特定階に停止戸開き後
、かごを出発させないようにし、利用者が確実にかごに
乗り込めるようにしたエレベータの運転装置を提供する
ことを目的とする。

以下、第１及び第２図によりこの考案を１階から６階の
サービス階を持つエレベータに実施した一実施例につい
て説明する。

図中、陣→は直流電源、１〜５は１〜５階に設けられた
乗場昇り呼び登録ボタン、１Ａ〜５Ａは１〜５階用乗場
昇り呼び登録リレー、１人ａ〜３Ａａはそれぞれリレー
１Ａ〜３Ａの常開接点、４Ａａ、４Ａｂはリレー４Ａ
の常開接点、５Ａａはリレー５Ａの常開接点、１Ｂ〜５
Ｂは１〜５階用乗場昇り呼び打消しリレー、１Ｃａ、１
Ｃｂはかごが１階にあるとき閉成するかご位置１階検出
スイッチ、２Ｃａ、２Ｃｂ、３Ｃａ、３Ｃｂ。

４Ｃａ〜４Ｃｃ、５Ｃａ、５Ｃｂはそれぞれ同様
にかご位置２〜５階検出スイッチ、１０は乗場呼びによ
る停止決定リレーで、１０ａばその常開接点、１１ａ、
１１ｂはかごが昇シ方向のとき閉成する接点、１２は特
定階たとえば４階の乗場に設けられた出発用ボタン、１
３は出発阻止リレーで、１３ａはその常開接点、１３ｂ
は同じく常閉接点、１４はかごの走行中閉成する走行リ
レー接点、１５は戸の管制リレーで１５ａはその常開接
点、１６はかごの戸の前縁に設けられ人がこれに触れる
と開放する安全スイッチ、１７は走行指令が出ると閉成
する走行指令リド接点、１８は走行中開放し停止戸開き
完了後一定時間（約４秒）経過すると閉成する戸開き時
間設定時限リレー接点である。

今、３階及び４階の乗場で昇り方向の乗場ボタン３及び
４が押される８→−３−３Ａ→→及び→−４−４Ａ−（
→の回路で、３階用乗場昇り呼びリレー３Ａ及び４階用
乗場昇り呼びリレー４Ａが付勢され、接点３Ａａ及び４
Ａａの閉成によりそれぞれ自己保持する。

また、接点４Ａｂの閉成により（→−４Ａｂ−１２−１
３−に）の回路が閉成し、出発阻止リレー１３が付勢し
、接点１３ａの閉成により自己保持する。

このとき、昇り方向のかごが３階に近づくと３階検出す
レー接点３Ｃａ、３Ｃｂは閉成する。

昇り方向リレー接点１１ｂは閉成しているので（→−３
Ａａ−３Ｃａ−１ｌｂ −１０→→の回路が閉成し、
乗場呼びによる停止決定リレー１０が付勢され、かごに
減速指令が与えられる。

また、接点１０ａが閉成するので、（→−３Ａａ−３Ｂ
−３Ｃｂ−１０ａ−１１ａイ→の回路により、３階用
乗場昇り呼び打消リレー３Ｂが付勢され、リレー３Ａは
消勢され、接点３Ａａは開放する。

かごが３階へ停止すると、走行リレー接点１４が開放し
、戸の管制リレー１５が消勢する。

リレー１５が消勢すると周知の回路で戸開きする。

戸開き完了後４秒経過すると戸開き時間設定時限リレー
接点１８が閉成される。

今、４階にも乗場昇り呼びがあるので、走行指令リレー
接点１７は閉成しているｔめ、（→−１７−１８−４Ｃ
ｃ−１６−１５−←）の回路で、戸の管制リレー１５が
再び付勢され、゛戸閉めを開始する。

戸閉めを完了するとかごは４階へ向けて出発する。

かごが４階に近づくと、４階検出すレー接点４Ｃａ、４
Ｃｂは閉成する。

昇り方向リレー接点１１ｂは閉成しているので、（→−
４Ａａ−４Ｃ８−１１ｂ−１０→→の回路が閉成し、上
記説明と同様に停止決定リレー１０が付勢され、かごに
減速指令が与えられる。

筐た、接点１０ａが閉成するので、（→−４Ａａ−４Ｂ
−４Ｃｂ−１０ａ −１１ａ］→の回路によシ、４階
用乗場昇シ呼び打消リレー４Ｂが付勢され、リレー４Ａ
は消勢され、接点４Ａａは解放する。

かごが４階へ停止すると、上記説明と同様に戸開きし、
戸開き完了後４秒経過すると戸開特開設定時限リレー接
点１８が閉成されるが、４階検出すレー接点４Ｃｃは開
放し、筐た、出発阻止リレーの接点１３ｂも開放してい
るので、戸の管制リレー１５は付勢されず、戸は開いた
１まとなる。

重役がかごに乗り込んだ後、秘書が４階の乗場に設けら
れた出発用ボタン１２を押せば、出発阻止リレー１３は
消勢し、接点１３ｂが閉成するので、どこかに呼びがあ
り走行指令リレー接点１７が閉成していれば、（＋）−
１７−１８−１３ｂ−１６−１５−（→の回路が閉成し
、戸の管制リレー１５が付勢し、戸が閉まりかごは出発
することになる。

上記説明は、特定階乗場に設けられた出発用ボタン１２
を押すことによりかごの出発を可能とする場合について
説明したが、かご内に設けられる戸閉ボタン（図示しな
い）を押すことによりかごの出発を可能とすることにつ
いても容易に実施できる。

渣た、上記はかごの台数が１台の場合について説明した
が、複数のかごを一群として管理する場合についても適
用できることは明白である。

以上説明したとおり、この考案では、特定階の乗場に設
けられたボタンが押されたら、特定階へ走行したかごは
、乗場に設けられた出発ボタンが押されるか、又はかご
内の戸閉めボタンが押される１で、かごを特定階で戸開
き待機するようにしたので、特定階の特定客に対して良
質のサービスを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１及び第２図はこの考案によるエレベータの運転装置
の一実施例を示す電気回路図である。１〜５・・・１〜５階乗場昇り呼び登録ボタン、１Ａ〜
５Ａ・・・１〜５階用乗場昇り呼び登録リレー、１Ｂ〜
５Ｂ・・・１〜５階用乗場昇り呼び打消しリレー、１Ｃ
ａ、１Ｃｂ〜５Ｃａ、５Ｃｂ・・・１〜５階検出スイッ
チ、１０・・・乗場呼び停止決定リレー、１２・・・４
階乗揚出発用ボタン、１３・・・出発阻止リレー、１４
・・・走行リレー接点、１５・・・戸の管制リレー、１
７・・・走行指令リレー接点。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）階床の内一般階の乗場呼びが登録されるとかごが
上記一般階に到着して戸開後、一定時間経過すると自動
的に戸閉して出発するようにしたものにおいて、上記隔
床の内特定階の乗場呼びが登録されると上記かとが上記
特定階に到着した後特定のスイッチが操作される昔で戸
を開いて待機する戸開待機回路を備えたことを特徴とス
ルエレベータの運転装置。
（２）かご内に設けられた戸閉ボタンを特定のスイ
ッチとした実用新案登録請求の範囲第１項記載のエレベ
ータの運転装置。
（３）％階の乗場に設けられた出発ボタンを特定の
スイッチとした実用新案登録請求の範囲第１項記載のエ
レベータの運転装置。