JPS5926586B2

JPS5926586B2 - エレベ−タの乗場呼登録装置

Info

Publication number: JPS5926586B2
Application number: JP51053634A
Authority: JP
Inventors: 誠一後藤
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1976-05-11
Filing date: 1976-05-11
Publication date: 1984-06-28
Also published as: JPS52137849A

Description

【発明の詳細な説明】この発明はエレベータの乗場呼を登録する装置に関する
ものである。

従来、エレベータを特定運転させるため、所定階の乗場
呼登録禁止動作を行なうことがある。

その例として、出動時における地下階、特定時間におけ
るサービス切離し階等の乗場呼登録禁止動作が上げられ
る。

第１の例は、出動時において主階床から上昇する乗客が
極端に多い場合であり、エレベータの全体的効率を上げ
るために、地下階及び主階床の下り乗場呼に関して乗場
呼登録禁止を行ない、しかも地下階のかご呼登録禁止を
も行うものである。

すなわち、地下階の乗客は階段、エスカレータ等を利用
してもらい、主階床のサービスを向上させようというも
のである。

第２の例は、デパートなどにおいて、夜間や休日等のあ
る決まった期間で、デパートは営業していなくて上方階
にある飲食堂階は営業している場合、この期間中はデパ
ート営業終了階における乗場呼及びカゴ呼を登録禁止し
て、デパート営業終了階をサービス切離し階とし、エレ
ベータを飲食堂階専用として利用しようというものであ
る。

上記の例においては、今までは乗場呼登録禁止を実施す
る階床について、すでに待客が乗場呼を登録して待って
いる場合でも、その乗場呼を解除してしまい、以後かご
がサービスされなくなる。

したがって、そこで待っていた待客は、乗場呼が解除さ
れ、今まで待っていたのが無駄になり、エレベータ利用
者から不満が表われてくる。

また、突然呼が解除され、しかもかごがサービスされな
いので故障と間違えられやすい。

この発明は上記不具合を改良するもので、特定運転に入
る前に準備運転を行うことにより、かごが応答しなくな
る階の待客にも、いったんは応答サービスが受けられる
ようにしたエレベータの乗場呼登録装置を提供すること
を目的とする。

以下、第１図及び第２図によりこの発明の一実施例を説
明する。

第１図中、１〜３はそれぞれ１〜３号機の１階における
乗場出入口、４，５は出入口１〜３の間の壁に設けられ
１〜３号機共通の乗場呼びを登録する１階の上り乗場呼
ボタン、同様に６，７は１階の下り乗場呼ボタンである
。

第２図中、十、−は直流電源、１１は１階下り乗場呼登
録リレーで、１１ａはその常開接点、１１ｂは同じく常
閉接点、１２ａ〜１２ｃはそれぞれ１〜３号機が１階に
いるとき開放する１階かご位置リレー接点（接点１２ａ
は１号機、接点１２ｂは２号機、接点１２ｃは３号機に
対応する。

以下の号機別接点も同様。

）、１３ａ、１３ａａ〜１３ｃはそれぞれ１〜３号機
が停止しているとき開放する停止状態リレー接点、１４
ａ〜１４ｃはそれぞれ１〜３号機が下り方向運転のとき
開放する下り方向リレー接点、１５は１号機のかご内に
設けられた地下１階かご呼ボタン、１６は１号機の地下
１階かご呼登録リレーで、１６ａはその常開接点、１７
は１号機が地下１階にいるとき開放する地下１階かご位
置リレー接点、１８は例えば出動時間になると閉成する
時計接点、１９は特定運転指令リレーで、１９ａはその
常開接点、１９ｂ、１９ｃは同じく常閉接点、２０ａ〜
２０ｃはそれぞれ１〜３号機の１階の出入口１〜３の上
方に設けられ乗場呼の登録ができなくなった旨を表示す
る乗場呼登録不可表示灯である。

次に、この実施例の動作を説明する。

特定運転状態、例えば出動時になると、時計接点１８が
閉成し、特定運転指令リレー１９は付勢され接点１９ａ
は閉成し、接点１９ｂ、１９ｃは開放する。

１階の乗場において、既に下り乗場呼ボタン６又は７が
押されていると、下り乗場呼登録リレー１１は付勢され
、接点１１ａの閉成により自己保持されている。

したがって、接点１９ｂが開放しても、１階下り乗場呼
は保持されたままである。

この１階の下り呼びに、例えば２号機が応答すると、接
点１２ｂ、１３ｂ、１４ｂがすべて開放して、１階下り
乗場呼登録リレー１１は消勢され、乗場呼は解除される
。

このとき、すでに特定運転指令リレー１９は付勢されて
いるので、接点１９ｂは開放したままである。

したがって、今後再び１階下り乗場呼ボタン６又は７を
押したとしても、１階下り乗場呼登録リレー１１が付勢
されることはない。

すなわち、１階下り乗場呼は登録禁止状態となる。

同時に、＋−１９ａ−１１ｂ−２０ａ、２０ｂ。

２０Ｃ−←）の回路により、乗場呼登録不可表示灯２０
ａ〜２０ｃは点灯し、例えば「下り方向へは参りません
」等の表示をする。

一方、特定運転指令リレー１９が付勢されたとき、１階
下り乗場呼がない状態、つまりリレー１１が消勢されて
いる状態ならば、接点１９ｂが開放しているので、下り
乗場呼ボタン６又は７を押しても、１階下り乗場呼の登
録はできなくなる。

同様にして１号機の地下１階のかご呼についても同じこ
とが言える。

特定運転状態になると接点１９ｃも開放する。

このとき、すでに１号機の地下１階かご呼がかご呼ボタ
ン１５を通じて既に登録されていて、地下１階かご呼登
録リレー１６が付勢され、接点１６ａの閉成によって保
持されていれば、そのかご呼はそのまま保持され、かご
は；これに応答する。

しかし、接点１９ｃが開放したとき、登録リレー１６が
消勢されていれば、再びかご呼ボタン１５を押しても、
１号機の地下１階のかご呼は登録できない。

特定運転状態、例えば出勤時運転が終了すると、時計接
点１８が開放するので、リレー１９は消勢され接点１９
ｂ、１９ｃはともに閉成する。

したがって、平常どおり１階下り乗場呼、１号機地下１
階かご呼は登録される。

また、接点１９ａは開放するので、表示灯２０ａ〜２０
ｃはすべて消灯する。

このようにして、既に登録された乗場呼にかごが到着す
ると思っている待客や、すでに登録されたかと呼びにか
ごが停止すると思って待っている乗客がいるのに、突然
呼が打ち消されてサービスされなくなってしまうという
不具合はなくなる。

すなわち、サービスされない場合は、登録時にそれを知
ることができる。

上記実施例は、時計のみによる出動時の場合であるが、
サービス階切離し、退勤時、昼食時、集・会堂サービ
ス等にも利用できる。

上記のような特定運転状態への移行を決める条件として
は、時計によって自動的に開閉するものだけでなく、手
動スイッチ、かご内乗客数、かご呼の有無、かご呼の個
数、乗場呼の有無、乗場呼の個数、乗場呼待時間、乗場
呼予想待時間、ビル管理用計算機からの指令信号、マッ
ドスイッチや光電管装置等を用いた乗場待客数検出装置
から入力される乗場待客数、等の情報を単独に、又はこ
れらのうちの複数個を組み合わせて用いることができる
。

例えば時・計と手動スイッチ、時計とかご内乗客数の
ような情報を利用し、直接に、若しくは各種所定値との
演算の後に判定するか、又は過去からの累積されたデー
タを用いて各種演算の後に判定して、いっそう円滑に特
定運転状態に移行するようにすれば、いっそう望ましい
ものとなる。

なお、乗場呼登録禁止が行なわれるとき、この動作が行
われている旨を乗場又はかご内に表示する手段として実
施例に示す表示灯２０ａ〜２０ｃの外、乗場内照間の照
度を変化させる。

音声による案内を行う、すべてのかごの位置表示器を消
灯する等がある。

また、これらの装置を動作させるのは、この特定運転動
作が作動してすぐに行なってもよいし、すでに登録され
た呼がサービスされ終ってから行なってもよい。

また、群管理エレベータには、乗場呼に応答するかごを
、そのかどがその乗場に停止決定する以前に乗場に知ら
せる予告装置を設けるものがある。

このようなエレベータで、前述の乗場呼登録禁止動作が
行なわれる場合、既に乗場呼があれば、適切なかごに対
する予告装置を動作させてかごをサービスさせ、その後
に乗場呼登録禁止状態を保たせるようにすることもでき
る。

また、既に乗場呼があり、かつ予告装置が動作している
場合も、その乗場がサービスされ、乗場呼が打ち消され
、予告装置も動作を中止したならば、その後に乗場呼登
録禁止状態を保たせるようにすることもできる。

また、実施例は一部の階床又は一方向の乗場呼の登録禁
止について示した。

しかし、かごを特定乗場に強制的に呼び寄せる等の運転
をするときは、それ以後の全階床又は両方向の乗場呼に
ついて前述の乗場呼登録禁止を行なわせることもできる
。

以上説明したとおりこの発明では、特定運転指令が発せ
られたとき、準備運転を行って、所定階の新たな乗場呼
の登録を禁止すると共に、既に登録されていた所定階の
乗場呼を保持し、その乗場呼にかごが応答したときこれ
を解除するようにしたので、所定階の待客にもエレベー
タサービスが行われ、特定運転移行の際の不快感、不満
感等を少なくすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はエレベータ乗場の正面図、第２図はこの発明に
よるエレベータの乗場呼登録装置の一実施例を示す回路
図である。４．５・・・・・・１階上り乗場呼ボタン、６，７・・
・・・・１階下り乗場呼ボタン、１１・・・・・・１階
下り乗場呼登録リレー、１２ａ〜１２ｃ・・・・・・１
〜３号機の１階かご位置リレー接点、１３ａ〜１３ｃ・
・・・・・１〜３号機の停止状態リレー接点、１４ａ〜
１４ｃ・・・・・・１〜３号機の下り方向リレー接点、
１５・・・・・・１号機の地下１階かご呼ボタン、１６
・・・・・・１号機ノ地下１階かご呼登録リレー、１７
・・・・・・１号機の地下１階かご位置リレー接点、１
８・・・・・・時計接点、１９・・・・・・特定運転指
令リレー。なお、図中同一部分は同一符号により示す。

Claims

【特許請求の範囲】

１特定運転指令が発せられると、かごを準備運転させ
た後、上記かごを所定階には応答させないようにしたエ
レベータにおいて、上記準備運転をさせる回路を、上記
特定運転が指令されると上記所定階の新たな乗場呼登録
は禁止するが既に登録されていた上記所定階の乗場呼は
保持する乗場呼び登録回路と、上記かごが上記所定階に
応答すると上記所定階の乗場呼を解除する乗場呼解除回
路とで構成したことを特徴とするエレベータの乗場呼登
録装置。