JPS5865603A - 化粧単板の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は化粧単板の製造方法に関するものである。

複数枚の素材単板を接着剤を介して積層・圧締接着し集
成フリッチを得、この集成フリッチをそ゛の積層面と斐
差する方向よシスライスして各素材単板の切断面で天然
木目柄を表現した集成化粧単板を鋳造する方法にあって
は、再現される。木目柄に春材部と夏材部の色彩を付与
するのに、春材色に染色処理した木質素材単板と夏材色
に着色した紙とを組み合わせて集成フリッチ化し、前記
木質素材単板と紙の切断面で春材部と夏材部を表現した
り、染色処理し九木質素材単板を着色接着剤を介して積
層・圧締接着することによシ集成フリッチを得て、前記
木質素材単板と着色接着剤の切断面で春材部と夏材部を
表現するといった方法が従来よシ採用されている。

ところが、前記木質素材単板を原木よりスライス加工し
て得るさいに生じる裏割れ（ナイフのすくい面に接する
面倒に発生する切削割れでロータリー単板の場合には発
生率が高い）のために、前記木質素材単板と紙を組み合
わせて集成化粧単板とする例では、木質素材単板の裏割
れ部に紙が〈い込んで再現される木目柄が不鮮明になる
という欠点を有する。また、このように、木質素材単板
と素材の異なる紙を組み合わせる方法では、得られた化
粧単板の乾燥処理や樹脂含浸を行なうＷＰＣ化処理など
に伴ない、素材間の膨縮率の差が原因して内層に歪みが
生じ材質劣化をもたらし、割れや欠けが生じやすくなっ
たシ取り扱いを慎重に【７なければならないなどの問題
点も有する。

一方、木質素材単板と着色接着剤とで春材部。

夏材部を表現する方法の場合にも、木質素材単板におけ
る裏割れの存在は、この裏割れに前記着色接着剤が浸透
して再現される木目柄を不鮮明にするという同様の問題
をもたらす。また、このようにして得られた集成化粧単
板を樹脂含浸するＷＰＣ化処理を施した場合には、単板
の透光性が増し単板内層に隠れた一色夏材部が表層に透
けて映り、表面からみた夏材部の境界が不鮮明になり松
、杉などの針葉樹にみられるようなシャープな木目柄を
表現することができない。

し九がって、この発明の目的は、再現される木＠柄が木
質素材単板の裏割れによって不鮮明になるのを防止でき
、自然感に富んだ木目柄を容易に再現することのできる
化粧単板の製造方法を提供することである。

この発明の一実施例を第１図囚ないしり）に示す。

すなわち、この化粧単板の製造方法は、つき゛の工程手
順により柾目柄を有する集成化粧単板を得るものである
。

（１１アガナス材からなる木質素材単板（ロータリー単
板）ｌを脱脂、脱色処理したあと、春材色染色浴２で染
色して春材色染色単板３を得る（第１図囚、（６））。

（２）前記春材色染色単板３の裏割れ表出面側に、例え
ば次のような配合比 ＫＵ７０９１（コニシ社製）：５０部 ＵＰ１００５（ｔ）ＪＥ＜−９，イ１−１４＠）：５０
＠の無色ウレタン系接着剤を塗布し、七の塗布面に離型
シートを敷設したのちプレス硬化させ、裏割れシール１
１４を形成し九シール処理単板５を得る（同図０）。

（３１前記工程で得たシール処理単板５の一部について
、夏材色に調整した転写用インク６ａを印刷した離型シ
ート６を前記裏割れシール層４の表面に敷設してプレス
硬化し、離型シー）６ｔ＠離することによシ、前記裏割
れシールＭ４の表面に夏材色インク層７を形成した夏材
色処理単板５′を得る（同図０．［Ｆ］、　（Ｆｌ　）
。

（４）　　前記シール処理単板５および１Ｉｔｆｆ８夏
材色処理単板５′の非シーシ面、すなわち裏割れ表出面
の背面側に夏材色（褐色）着色接着剤８′！たは無色接
着剤８′を塗布して、これら各単板の複数枚を適当な組
み合わせでその接着剤塗布面が上または下に揃うように
積層しく同図０）、平型プレス９で圧Ｈ接着して集成フ
リッチ１０を得る（同図（Ｈｌ　）。

したがり１、各単板５．５′間を積層接着する接着剤層
は、夏材色を呈する場合と無色の場合とが混在している
。

Ｔ５１　　前記集成フリッチ１（）をその積層面と父差
する方向よりスライスして、６ｔｌ　紀要材色染色単板
３の切断面からなる春材部と、前記夏材色着色接着剤８
まえは前記夏材色インク１１７の切ｌｌＴ面からなる夏
材部とが交互する柾目柄を材面に表現した集成化粧単板
１１を得る（同図ＩＩＩ　、　ＩＪＩ　３゜このように
、春材色染色単板３の裏割れ表出面側に裏割れシール層
４を形成してシール処理単板５とし、このシール処理単
板５と前記裏割れシール−４の表面に夏材色インク＠７
を転写形成した夏材色処理単板５′とを、夏材色着色接
着剤８また社無色接ｙ＃Ｉ剤８′を介して積層・圧締接
着し集成フリッ六化するようにしたため、春材色染色単
板３の裏割れ部への夏材色着色接＃剤８や夏材色インク
−７の浸透を１１７ｊ止でき、集成化粧単板１１に再現
される柾目柄に２いて夏材部の木目が鮮明にな抄、松、
杉など針葉樹に与られるシャープな木目柄を容易に再現
することができる。

また、着色ＩＩ着剤８やインク＠７カ・らなる夏材部と
春材色染色単板３からなる春材部とは裏割れシール層４
を介して接合しているため、得られた集成化粧単板１１
を樹脂含浸してＷＰＣ化処理した場合にも、ＷＰＣ化処
理に伴なう単板内層の透光性向上が原因して単板内層の
夏材部が表層に透けて夏材部の境界を不鮮明にすること
がなく、ＷＰＣ化処坦においても木目柄を鮮明に維持す
ることができる。

、さらに、集成フリッチ化に２けるシール処理単板５と
夏材色処理単板５′の組み合わせによシ、第２図囚に示
すように夏材色着色接着剤８と夏材色インク層７とが重
合する積層部では広幅夏材部が表現され、同図ＩＢＩ　
、　（Ｃ１に示すように夏材色着色接着剤８のみあるい
は無色接着剤８′と夏材色インク層７とが重合する積層
部では狭幅夏材部が表現され（夏材色イックＷＩＩ７の
みの場合が最も狭い）、再現される夏材部に幅変化を付
与することができ、夏材色着色接着剤８と夏材色インク
層７０重合部で表現される夏材部では、着色接着剤８の
夏材色とインク層７の夏材色の色調を予め異ならせてν
くことによシ、この夏材部に微妙な色調変化を付与する
ことができ、二層自然感に富んだ木目柄を表現すること
ができる。

以上のように、この発明の化粧単板の製造方法は、木質
素材単板を春材色に染色して春材色染色単板を得る拳板
東色工程と、前記春材色染色単板の裏割れ表出面側に無
色接着剤を塗布硬化して裏割れシール処理単板を得る裏
割れシール処理工程と、前記裏割れシール処理面に夏材
色インク層を形成して夏材色処理単板を得る夏材色処理
工程と、夏材色着色接着剤または無色接着剤を介して前
記夏材色処理単板と夏材色処理しない前記裏割れシール
処理単板の複数枚を組み合わせ積層し圧締接着して集成
フリッチを得る集成フリッチ形成工程と、前記集成フリ
ッチをその積−面と交差する所定方向よりスライスする
スライス工程とを含むものである丸め、裏割れシール処
理により集成フリッチ化のさいに春材色染色単板の裏割
れ部への着色接着剤、インク層のくい込みが防止され、
再現される木目柄を鮮明にすることができるとともに、
ＷＰＣ化処理に伴なう単板透光性の増大によっても裏割
れシール処理のために単板内層の夏材部が単板表層に映
って木目柄を不鮮明にするのを効果的に防ｌヒし、さら
に、夏材色着色接着剤、夏材色インク層、無色接着剤の
積層時０組み合わせにより夏材部の幅変化０色調変化を
容易に付与することができ、自然感に富んだ木目柄を再
現することができる。

【図面の簡単な説明】

第λ図囚ないしり）はこの発明の一爽施例を示す工程説
明図、第２図囚ないしＣ）は集成フリッチ化の単板の組
み合わせ例を示す説明図である。 ｌ・・・木質素材単板、２・・・染色浴、３・・・春材
色染色単板、４・・・裏割れシール層、５・・・シール
処理単板、５′・・・夏材色処理単板、６・・・離型シ
ート、７・・・夏材色インク層、８・・・夏材色着色接
着剤、８′・・・無色接着剤、９・・・平型プレス、１
０・・・集成フリッチｌｌ・・・集成化粧単板 第２図 （Ｃ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 木質素材単板を春材色に染色して春材色染色単板を得る
   単板染色工程と、前記春材色染色単板の裏割れ表出面側
   に無色接着剤を塗布硬化して裏割れシール処理単板を得
   る裏割れシール処理工程と、前記裏割れシーＶ処理面に
   夏材色インク層を形成して夏材色処理単板を得る夏材色
   処理工程と、夏材色着色接着剤ま九は無色接着剤を介し
   て前記夏材色処理単板と夏材色処理しない前記裏割れ、
   シール処理単板の複数枚を組み合わせ積層し圧締接着し
   て集成フリッチを得為集成フリッチ形−成工程と、前記
   集成フリッチをその積層面と交差する所定方向よシスラ
   イスするスライス工程とを含む化粧単板の製造方法。