JPS5858327B2 - グリコ−ルルイノ セイゾウホウ - Google Patents

グリコ−ルルイノ セイゾウホウ

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JPS5858327B2
JPS5858327B2 JP10111975A JP10111975A JPS5858327B2 JP S5858327 B2 JPS5858327 B2 JP S5858327B2 JP 10111975 A JP10111975 A JP 10111975A JP 10111975 A JP10111975 A JP 10111975A JP S5858327 B2 JPS5858327 B2 JP S5858327B2
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JP
Japan
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acid
alkyl group
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mol
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JP10111975A
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JPS5225704A (en
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禎三 山路
弥太郎 市川
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はグリコール類の製造法に関するものである。
更に詳しくは、下記一般式O〕(式中R□及びR2は同
−又は異なり水素原子又は低級アルキル基を示し、R3
は水素原子又はアルキル基を示し、またQは単なる結合
手を示すか又は炭素数1〜25のアルキレン基を示す。
)で表わされる不飽和アルコールを水と反応せしめるこ
とによって、下記一般式■ (式中Rt 、 R2、R3及びQの定義は前記と同じ
)で表わされるグリコール類の製造する方法に関するも
のである。
従来、不飽和アルコール類を水和し、グリコール類を製
造する際に強酸を使用する方法は知られている。
かかる方法として例えば特公昭45−3366号公報に
記載の如<50〜60%の濃硫酸あるいは70〜90%
の濃リン酸の少くとも一種の存在下、−10〜40℃の
反応温度にて、酸の附加体を形成せしめたのち、これを
アルカリにて加水分解しグリコール類を得ている。
しかしこの方法の欠点は濃い強酸を使用する為に作業が
危険なこと、また酸附加体をます形威しこれを中和する
ために酸は不飽和アルコールに対し、少くとも等モル通
常1.5モル〜2.0モル倍以上の酸を用い、かつこの
附加物を中和するのに酸と等モル以上のアルカリを使用
しなげればならないこと、更にはこれらの中和反応によ
り例えば硫酸ソーダなどの副生成物が生じこれらの副生
成物の処理は公害の問題を起す原因となる。
従って上記方法は工業的なプロセスとして不利は免れな
い。
そこで本発明の第1の目的は、前記従来法の欠点を克服
し、触媒量の酸の存在下にグリコール類を製造し得る方
法を提供することにある。
また第2の目的は、不飽和アルコール類から高選択率で
対応するグリコール類を製造し得る方法を提供すること
にある。
他の目的は以下の説明から明らかになるであろう。
本発明者らの研究によれば、上記目的は、一般式CI) ※(式中R□及びR2は同−又は異なり水素原子又は低
級アルキル基を示し、R3は水素原子又はアルキル基を
示し、またQは単なる結合手を示すか又は炭素数1〜2
5のアルキレン基を示す。
)で表わされる不飽和アルコール類を、pka 4以下
の酸触媒の存在下、60〜240℃の温度で水と反応せ
しめることによって対酸され、かくして一般式■ (式中R1、R2、R3及びQの定義は前記と同じ)で
表わされるグリコール類が高選択率で得られることがわ
かった。
かかる本発明方法によれば、例えば下記式で表わされる
ようにシトロネロールを水と反応せしめることによりヒ
ドロキシシトロネロールが高選択率で得られる。
かくして得られたヒドロキシシトロネロールは、これを
酸化又は脱水素することによってヒドロキシシトロネラ
ールとなり、これは香料のベースとして工業的に極めて
有用な化合物である。
本発明方法の出発原料である不飽和アルコールは前記一
般式〔Dで表わされるが、式〔I中R1及びR2は同−
又は異なり水素原子又は低級アルキル基を示すが、かか
る低級アルキル基としては炭素数1〜5、好ましくは1
〜3のものが適当である。
またR3は水素原子又はアルキル基を示すが、アルキル
基を示す場合炭素数1〜25、好ましくは1〜15のア
ルキル基が有利である。
かかるアルキル基は分枝鎖を有していてもよくまた有さ
なくてもよい。
分枝鎖を有する時は、分枝鎖は反応に不活性な基で置換
されていてもよい。
かかる置換基としては、炭素数1〜5、好ましくは1〜
3の低級アルキル基が殊に有利に用いられる。
さらにQは単に結合手を示すか又は炭素数1〜25、好
ましくは1〜15のアルキル基を示す。
かかるアルキル基は分枝鎖を有していてもよくまた有さ
なくてもよい。
分枝鎖を有する場合、分枝鎖は反応に不活性な基で置換
されていてもよく、かかる置換基としては、炭素数1〜
5、好ましくは1〜3の低級アルキル基が殊に有利に用
いられる。
前記ブ般式(I:l]の不飽和アルコールとして、R2
及びR3が、それぞれ低級アルキル基及びアルキ、ル基
であり、R1が水素原子であるものが本発明方法におい
て特に好結果をもたらす。
前記CI)の不飽和アルコールの具体例を以下に掲げて
説明するが、本発明はこれらに例等限定されるものでは
ない。
例工ば、フロペン−2−オール−1、ブテン−3−オー
ル−1、ブテン−2−オール−1,2−メチル−プロペ
ン−2−オール−1、ペンテン4−オール−1,2−エ
チル−ブテン−2−オール−1,3−メチル−ブテン−
2−オール−1,2−メチル−ブテン−2−オール−1
,2−メチル−3−エチル−プロペン−2−オール−1
,4・4ジメチル−ブテン−3−オール−1,3・3メ
チル、エテル−プロペン−2−オール−1,2・2−ジ
メチル−ブテン−3−オール−1,2・2・3−トリメ
チル−ブテン−3−オール−1、オクテン−6−オール
−1,2−2・ジメチル−3エチルペンテン−3−オー
ル−1、シトロネロール、3・7・11−トリメチルド
アセ−11−オール=トドテセン−9−オール−1,3
・7・11−トリメチルドアセ−11−オール−1、ド
デセン−9−オール−1、エルシルアルコール等カ挙げ
られる。
更に本発明において出発物質として用いられる前記不飽
和アルコールは、反応雰囲気において加水分解され、ア
ルコールとなりうる各種エステル、例えばアセテート等
の形でも用いることが出来る。
本発明方法に用いられる酸触媒はpkaが4以下の有機
酸又は無機酸が用いられる。
かかる有機酸の例として、例えばメタンスルフォン酸、
P−トルエンスルフォン酸、トリフロオロメタンスルフ
オン酸等の有機スルフォン酸、0クロル安息香酸、m−
クロル安息香酸、P−クロル安息香酸、2・4−ジクロ
ル安息香酸、2・6−ジクロル安息香酸、3・4−ジク
ロル安息香酸、ジクロル酢酸、ブロム酢酸、クロル酢酸
等のハロゲン化カルボン酸、フタル酸、テレフタル酸、
イソフタル酸等の有機カルボン酸等が挙げられる。
一方無機酸の例として例えばヨウ化水素酸、臭化水素酸
、塩化水素酸、硫酸、過塩素酸、リン酸、ヒ酸、亜リン
酸、過ヨウ素酸、ピロリン酸、亜硫酸、レニウム酸、セ
レン酸などが挙げられる。
更に本発明方法に用いられる酸としては水溶液中で酸と
して働くものであればよく、酸化物の形で反応糸に加え
ることも可能である。
このようなものとして酸化レニウム等があげられ本発明
方法において触媒として用いられる酸量は、酸の強度に
よって適量は異なる。
強い酸においては、少い量が、比較的に弱い酸において
は比較的多い量が用いられるが、一般には仕込み不飽和
アルコール類1モルに対し、酸として、10 ’モル
以上1モル以下、好ましくは10−3モル以上0.8モ
ル以下、特に好ましくは5X10−3モル以上0.6モ
ル以下用いることが出来る。
本発明の反応は一般には水溶媒中良好な攪拌もとに反応
を行うが、酸の溶液をさまたげないだけの量の有機溶媒
を加え、反応出発物質である不飽和アルコールを、良く
触媒酸および水と接触させ、出発物質の転化率を向上さ
すことも出来る。
かかる溶媒として例えばイソプロピルアルコールの如き
低級アルコール、例えばメチルセロソルブ、モノグライ
ム等のエーテルアルコール等の極性溶媒が用いられる。
更に本発明に用いられる反応物質としての水は仕込み不
飽和アルコール1モルに対し、1モル以下でも反応する
が、一般に1モル以上、好ましくは2モル以上、特に好
ましくは4モル以上が用いられる。
さらに水の不飽和アルコールに対する上限は特になく5
000モル倍においても十分反応するが、経済的見地か
ら自ら限定される。
本発明の反応は60℃〜240℃の温度範囲で行うが、
好ましくは65℃から230℃、特に好ましくは70℃
から220℃の温度範囲が有利に適用される。
本発明の方法は加圧、常圧、減圧のいづれでも実施しう
る。
更に雰囲気としては本発明方法において不活性なガス、
例えば、窒素ガス、ヘリウム等の存在下において行う。
本発明方法は回分式。あるいは連続式のいづれの形式に
おいても実施しうる。
以下実施例をあげて本発明を詳述するが、本発明はかか
る実施例のみに限定されるものではない。
なお、実施例中部は特にことわらないかぎり重量部であ
る。
実施例 1−1〜6 シトロネロール7.7部、水20部及び各種酸をシトロ
ネロールに対し5モル%に相当する量、還流冷却器、温
度計、攪拌装置を付した内容100の三ツロフラスコに
仕込み95℃で、5時間反応※※させた。
しかるのち、反応混合物は冷却し室温にもどし、飽和重
炭酸ソーダ溶液で中和したのち20部のエーテルで2回
抽出しこのエーテル層ヲNa2SO4で乾燥し、エーテ
ルをおい出したのち、P、E、G、20M5%−クロモ
ソルブ担体を用いるガスクロマトグラフにてシトロキシ
シトロネロールを定量分析した。
この結果を表1に示す。なお転化率は仕込みシトロネロ
ールにする変化したシトロネロールのモル%であり、選
択率は転化したシトロネロールに対するヒドロキシシト
ロネロールのモル%を示す。
比較例 実施例1−1において反応温度を25℃にコントロール
し、5時間反応せしめ、同様に処理した。
ガスクロマトグラフにてヒドロキシシトロネロールを定
量分析した結果、シトロネロール転化率は5%、ヒドロ
キシシトロネロール選択率は62%**であった。
実施例 2−1〜3 実施例1−1において、触媒量を変化させるほかは実施
例1−1と同様にして反応せしめた所、表2の結果が得
られた。
*であった。
実施例 2−1〜3 ノ 実施例1−1において、触媒量を変化させるほか
は実施例1−1と同様にして反応せしめた所、表2の結
果が得られた。
実施例 3−1〜4 シトロネロール7.7部、 20 20部、各種酸 をシトロネロールに対し、3モル%量、攪拌装置を附し
たSUS 32製オートクレーブに仕込み、1時間又は
5時間反応させ、実施例1−1と同様に処理し、分析し
た新訳の結果かえられた。
実施例 4−1〜5 実施例1−1において、水の量を変化せしめたり、水の
一部を他の有機溶媒でおきかえ変化せしくめての他は実
施例1−1と同様に行った。
結果を表4に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式〔D (式中R1及びR2は同−又は異なり水素原子又は低級
    アルキル基を示し、R3は水素原子又はアルキル基を示
    し、またQは単なる結合手を示すか又は炭素数1〜25
    のアルキレン基を示す。 )で表わされる不飽和アルコール類を、pka 4以下
    の酸触媒の存在下、60〜240℃の温度で水と反応せ
    しめることを特徴とする一般式■ (式中R1、R2、R3及びQの定義は前記と同じ)で
    表わされるグリコール類の製造法。
JP10111975A 1975-08-22 1975-08-22 グリコ−ルルイノ セイゾウホウ Expired JPS5858327B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59231801A (ja) * 1983-06-14 1984-12-26 ロ−ム株式会社 電子部品
JPS605101U (ja) * 1983-06-10 1985-01-14 ロ−ム株式会社 チツプ抵抗器
JPS6258030U (ja) * 1985-09-30 1987-04-10

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