JPS5855721B2 - 電気ケ−ブルの成端法およびこれに用いられるグランド - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気導体を含む電気ケーブルおよびコンジット
の成端法ならびにこの目的用のグランドに関し、さらに
詳しくいえは（ただし必ずしもこれに限らないが）英国
基準６１２１に関する種類の機械的なケーブルグランド
を使用することによって充分シールされ得ない種類のケ
ーブル成端法に関する。

従来のケーブルの成端について第１１図を参照して説明
する。

図に於て、ケーブルの露出された内側被覆４の外側にシ
ーリングワッシャ４４があり、更にその外側にグランド
部材４３があり、更にこの外側に締つけナツト４５がこ
れに螺合している。

このグランド部材４３は円筒状の円筒部材４０の一端と
螺合して結合されており、この円筒部材４０の中心部に
プラグ４１が設けられており、更に他端は蓋円板４２で
閉じられている。

なお、内側被覆４の被覆を取り除かれた導体５が円筒部
材４０の内側で伸び、更に蓋円板４２を貫通している。

この円筒部材４０の蓋円板４２のある側の端はグランド
胴１１に嵌合しており、これらの外側からシーリング部
材４７を介して締つけナツト４６でしっかりとしめつけ
ている。

不図示の電気機器は図中左側にあり、このグランド胴が
不図示の電気機器に接続される。

蓋円板４２と円筒部材４０とグランド部材４３等により
コンパウンド室が形成されており、このコンパウンド室
にはプラグ４１が取除かれて、ここから一時的に液体の
絶縁体４８が流し込まれて硬化されており、以上述べた
ような種の底端の不利点はグランドに必要とされる空間
に加えてコンパウンド室がかなりな量の空間を占めるこ
とである。

このように従来では、機械的なケーブルグランドが十分
なシールを備えていない場合、ケーブルをコンパウンド
室内で底端することが行なわれ、このコンパウンド室は
、ケーブル導体が、接続される電気機器に接続されるが
離れた場所にあるものである。

この配置すなわち、ケーブルが接続される電気機器の本
体とグランドとの間にコンパウンド室を設けた配置では
グランド型の底端よりも可成り広い場所を占め、かつ多
くの場合、ケーブルは、シールを破壊しなければ電気機
器から取外せないといい不利点をもつ。

つまり、成端部分を使用状態に復するために、部品を再
び組立てなおすかあるいはネジ締めが必要とされるなら
ば、ケーブルの端部のシールは破壊されるという不利点
がある。

本発明の一様態によれば電気ケーブルまたはコンジット
はつぎのようにして底端される。

すなわち （１）電気ケーブルまたはコンジットの末端を、ケーブ
ルを囲む保護層の末端からあるいはコンジットの末端か
ら個々の導体を前方に突出させて準備し； （２）ケーブルまたはコンジットを、ケーブルが保護層
またはコンジットの末端とともに通過する通路を囲んで
前方に向いた面に貫通される凹部をもつ第１グランド部
材に取付け； （３）第１グランド部材の凹部を充分に満たしかつケー
ブルまたはコンジットの部分およびその中の導体に粘着
するために、多量の硬化性絶縁コンパウンドを糊状また
は粘性状態で装填し；（４）絶縁コンパウンドを、コン
パウンド内に圧力を生せしめるに足る程度に十分包蔵す
るために、後方に向いた面に凹部をもつ第２グランド部
材を第１グランド部材と組付け： （５） 絶縁コンパウンドをケーブルと強固に接触さ
せるように、コンパウンドが硬化してしまう前に第１お
よび第２グランド部材を一緒に引寄せ手段により引寄せ
第１および第２グランド部材の凹部を互いに近づけるこ
とにより、絶縁コンパウンドに圧力を加え； （６）ケーブルの末端又はコンジットの末端を有するグ
ランドは電気機器に取付けられ、この電気機器へのこの
機械的接続は電気機器のケース内の開口又はこのケース
に取付けられた中間部材ト少なくとも１つの前記グラン
ド部材とが機械的に係合することによって行なわれ；お
よび（７）ケーブルの導体又はコンジット内に含まれて
いる導体はこのケース内で電気機器に電気的に接続され
る。

本発明はさらにケーブルまたはコンジット用の通路を囲
んで前面に凹部をもつ第１グランド部材；ケーブルまた
はコンジットを、第１グランド部材に取付ける手段；後
端において第１グランド部材と出入可能に係合する後面
に凹部をもつ第２グランド部材；および第１および第２
グランド部材を互に引寄せる引寄せ手段を備えるケーブ
ルまたはコンジット用グランドを含む。

本発明の方法がワイヤ外装ケーフルを成端するのに用い
られる場合には、ケーブル端は、外装ワイヤを第１グラ
ンド部材に取付けることによってグランドに取付けるこ
とが好ましい。

第１および第２グランド部材は種々の方法で互に引寄せ
られる。

よって、両部材を直接ねじ嵌合して別の部材の介在を要
せずに合体引寄せることかできる。

両部材を引寄せできる他の方法としては、これら部材の
一方とねじ嵌合しかつ他方の部材に装着された付加的な
グランド部材によって一緒に引寄せることもできる。

本発明の他の形式では、第１および第２グランド部材を
一緒に引寄せるのに二つの付加的なグランド部材か用い
られ、その一方は第１および第２グランド部材のそれぞ
れに装着され、かつ二つの付加的な部材が両者間の直接
ねじ係合によりあるいは引寄せボルトまたはこれに相当
するものによって共に引寄せられ、この後者の装置は、
欧州大陸で従来実施されているものと類似している。

直接にねじ合体されている二つの別のグランド部材を用
いるときは、これらは通常グランド筒（第１グランド部
材と保合）およびグランド胴（第２グランド部材と保合
）を形成する。

糊状または粘性コンパウンド内に圧力を生じ易くするた
めに、第１グランド部材の凹部は截頭円錐形の底部をも
つことが好ましく；かつ同じ目的のために、第２グラン
ド部材は截頭円錐形に傾斜した部分によって接合された
二つの平行末端部を有することが好ましい。

ケーブルまたはコンジットは、標準グランド（すなわち
防炎性でないグランド）によって第１グランド部材に取
付けられ、本発明は上述の種類のグランドを形成するた
めにこのようなグランドに取付けるアダプタを有する。

第２グランド部材は、目視検査によってその存在か確認
できるように他のいずれかのグランド部材よりも前方に
突出することが好ましく、同様に、使用される絶縁コン
パウンドの量は、第２グランド部材の前端において突出
する程度に十分提供されることが好ましい。

本発明は無機絶縁ケーブルを成端するときにも使用でき
、鉛の外装をもつこのようなケーブルの場合には、第１
３４６２９７号として発行された本出願人の係属英国特
許出願による複合シールを用いることが好ましい。

本発明の他の特色は附図ならびに以下の説明で明らかに
なるであろう。

第１図に示す成端を作るに際し、ケーフ゛ンレ端が普通
の方法で切返され、さらに外側被覆２が切開されて適当
な長さの外装ワイヤ３、内装（または内側被覆）４およ
び絶縁された導体５を露出する。

普通の外側シール組立体７を担持するグランド筒６が準
備したケーブル端の外から取付手段としての外装押えリ
ング８を伴ってねじ込まれる。

外装ワイヤは図示の位置に拡げられ、かつ第１グランド
部材９は外装ワイヤの下側にその外装円錐部１０をもっ
て挿入され、これらは、グランド胴１１を筒内に一時的
にねじ込んで把捉される。

次にグランド筒が除去され、適量の低温固化性樹脂絶縁
「コンパウンド」１２が、手などを用いて、第１グラン
ド部材９の前面にある截頭円錐形底部１３をもつ陥部を
完全に満たし、かつ再収りな程度に耐えられるように、
凹所内に押込まれる。

硬化するコンパウンドがまだ糊状または粘性をもってい
る間に、第２グランド部材１４がケーブルの導体５の上
にかぶせられ、第１グランド部材に差入れられる。

この第２グランド部材は平行な端末部分をもち、前端部
１５は後端部１６よりも直径が小さく、かつ両方の端末
部分は截頭円錐形中間部分１７で接合される。

グランド胴１１が再びグランド筒６内にねじ込まれると
、中間部分１１がこれと対応して傾斜した肩部１８と係
合して第１および第２グランド部材を一緒に押付け、こ
れによってコンパウンド内に圧力を発生し、かつこれら
諸部分の中心を合わせて、それらの間に後述するような
適当な手段を用いて火炎間隙１９を形成する。

ここで火炎間隙および後に述べる防炎性シールリングに
ついて述べると、防炎性の電気的装置は炭鉱、石油配置
場所、化学プラントならびに他の場所で用いられ、ここ
では、爆発の雰囲気に出合う危険がある。

そのような防炎性の装置は、この装置の内側でスパーク
あるいは他の点火源の危険が完全に排除され得ないとい
う仮定で設計され、しかもこの装置内へ周囲雰囲気が入
ることは、また避けられ得ないという仮定で設計されて
いる。

したがって、小さなガス爆発がこの装置の内側で起る可
能性があり、ハウジングに損害を与えることなく、そし
て囲い体の外側で爆発的雰囲気を点火する危険なく、そ
のような爆発に耐えるように設計されている。

外部の爆発的雰囲気の点火を妨げる目的はこの装置を、
ピークの爆発圧力まで完全に気密に作ることによって達
成され、このように、この装置は設計されているもので
ある。

（出合うような爆発的雰囲気の性質ならびに囲い体の内
側のガス空間の体積だけに依存する）しかし、多くの場
合、そのようなシールの程度は実際的でないかあるいは
望ましくなく、英国基準は、受は入れられるべき代替と
して、空気の通過それ故、爆発の場合には燃焼生産物の
逃げを許す囲い体の内側と外側との間の通路の配設を認
めている。

しかし、これは、そのような燃焼生産物か、その通路の
壁と接触することによって冷却されて、点火の危険を与
えないのに充分低い温度になるということを保証するよ
う充分、長くかつ充分、強いものである。

この目的を達成する寸法を持つ通路が゛°火炎間隙″あ
るいは”防炎性通路″と呼ばれるものである。

火炎間隙に対する代替は、装置内の規定された爆発圧力
に耐えるに充分、強い気密シールであり、この要件に合
致するシールリングが゛防炎性″のシー、ｙｙｌＪング
と呼ばれるものである。

この代替は第５図と第６図の実施例に用いられている。

そして、本成端は、通常の方法で胴部のスピゴット２０
をねじ孔内にねじ込んで取付けられる。

第２グランド部材１４および絶縁性コンパウンド１２は
、ともにこのグランドの前方端で見られることが判るで
あろう。

第２図の成端は、第１グランド部材９が第２グランド部
材１４の後端部１６に挿入するという点だけが第１図の
ものと相違する。

これによって、第１および第２グランド部材間のコンパ
ウンドの漏洩が両者を胴１１に固着させるおそれが減ぜ
られる。

第３図の成端は、第２図のものと類似であるか、第２グ
ランド部材１４自身がグランド胴１１として作用するこ
とが異る。

この装置は、シールが破壊しなければ、グランド胴がケ
ーブルに対して回転するのを防止するが、成る種の装備
においては不便なこともある。

第４図に示す別の変形実施例においては、第１および第
２グランド部材９と１４は、２１においてそれ自身−緒
にねじ締めされている。

外側表面２２は回転するのに便利なように刻み目が付け
られあるいは（図示されていないが）スパナ掛けのため
に二面以上の平坦部が設けられている。

第５図の成端は、第２図のものと類似であるが、第２グ
ランド部材１４とグランド胴１１との間に防炎性シール
リング２３が挿入されている点が異り、また第６図の成
端は、リング２３が矩形肩部２４間に収容され、これに
よって両部材がもはや自己求心的でないことが相違する
。

これら両方の場合とも、シールリングは、不慮の逸脱を
防ぐために、第２グランド部材（もしくは胴）に工場で
固着されることが好ましい。

これら両設計ともリングの代りに、適当な低温固化樹脂
コンパウンド（糊状または粘性状態で付着される）のリ
ングを用いて変更できる。

第７および第８図は１−大陸型」の成端を示し、これは
第２図のものと類似しているが、その相違するところは
、外側シールをもたず、かつグランド筒および胴（第２
図におけるそれぞれ６および１１）の代りに、両者を直
接ねじ合体せずにボルト２７を用いて一緒に引寄せられ
る２つの別の取付手段としてのグランド部材２５．２６
を用いている。

第９図は鉛製の外装（またはジャケット）２９を具えた
銅またはアルミニウム外装２８をもつ無機絶縁性ケーブ
ルに用いられた本発明による成端を示す。

前述の形成におけるように、シールは、それぞれ第１お
よび第２グランド部材９と１４間に圧入された樹脂製シ
ールコンパウンド１２によって形成され、これら両部材
は、グランド筒６およびグランド胴１１によって一緒に
引寄せられる。

しかしこの場合、フィッティングは英国特許明細書第１
，３４６，２９７号による取付手段としての弾性リング
３０（たとえばポリクロロプレン製）および鉛挿入体３
１を含むシールによってケーブル端に取付けられる。

把捉表面が相対回転することなく、このシールを圧縮す
るために、歯止めワッシャ３２が第１グランド部材９と
協働し、弾性リング３０のもつ弾性は安定したシール作
用および接触圧力を提供して良好な能力範囲を保証する
。

第１０図は第２図と類似の成端の一形式を示すが、その
相違するところは、第１グランド部材９か切返されたケ
ーブル端に直接取付けられずに、取付手段としての標準
（非防炎性）グランド３３によって取付けられているこ
とである。

説明のためにＥＩＷグランド（英国基準６１２１ ：１
９７３）を示したが、他の多くの好ましい形式のものが
使用できる。

別のグランド部材３４．３５がグランド筒および胴（第
２図の６および１１）それぞれの主な機能を果す。

はとんどの場合、第２グランド部材とこれを包囲するグ
ランド胴または他のグランド部材との間の流体密封シー
ルは有益であるか、これが望ましくない特別な場合もあ
り得る。

この場合、連続した火炎間隙は、これら部材のいずれか
にリブ、溝あるいは他の適当な形状を設けることによっ
て、確保できる。

たとえは第４図には、第２グランド部材の外側截頭円錐
形表面に溝３６を設けて、これが、このグランドの前面
から外装ワイヤが終端する空所３７への連続した圧力均
等化通路を保証する。

同様な設備が適用妥当な場合には、他の成端にも実施さ
れる。

本発明の実施態様はつぎのとおりである。

１、ケーブル端か、外装ワイヤを第１グランド部材に取
付けることによって取付けられることを特徴とするワイ
ヤ外装ケーブルを成端する特許請求の範囲第１項に記載
の方法。

２、第１および第２グランド部材を一塊上の別のグラン
ド部材によって共に引寄せることを特徴とする特許請求
の範囲第１項または上記実施態様第１項に記載の方法。

３、第１グランド部材の凹部が截頭円錐形底部をもちお
よび／または第２グランド部材が截頭円錐形に傾斜した
部分で接合される二つの平行部分を備えることを特徴と
する特許請求の範囲第１項および上記実施態様のいずれ
かの一項に記載の方法。

４、ケーブルまたはコンジットが標準グランドによって
第１グランド部材に取付けられていることを特徴とする
特許請求の範囲第１項および上記実施態様のいずれかの
一項に記載の方法。

５、第２グランド部材がグランドの他のいずれの部材よ
りも前方に突出し、および絶縁性コンパウンドが第２グ
ランド部材を完全に充たしてその前端から突出している
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項および上記実施
態様のいずれかの一項に記載の方法。

６、ケーブルあるいはコンジットを第１グランド部材に
取付ける前記取付手段が外装ワイヤ把捉具を備えること
を特徴とする外装ケーブルのための特許請求の範囲第２
項に記載のグランド。

７、第１および第２グランド部材を一緒に引寄せる引寄
せ手段が一塊上の別のグランド部材を含むことを特徴と
する特許請求の範囲第２項または上記実施態様第６項に
記載のグランド。

８、第１グランド部材の凹部が截頭円錐形底部をもちお
よび／または第２グランド部材が截頭円錐形傾斜部分に
よって接合された二つの平行部分を備えることを特徴と
する特許請求の範囲第２項および上記実施態様第６項お
よび第７項のいずれかの一項に記載のグランド。

９、前記取付手段が標準グランドから成ることを特徴と
する特許請求の範囲第２項および上記実施態様第６項な
いし第８項のいずれかの一項に記載のグランド。

１０、第２グランド部材が、グランドの他のいずれの部
材よりも前方に突出することを特徴とする特許請求の範
囲第２項および上記実施態様第６項ないし第９項のいず
れかの一項に記載のグランド。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明によるケーブル成端の一名式の縦断面図
：第２図は別名式の成端の縦断面図；第３図はさらに経
済的でしかも技術的に優れた成端の縦断面図；第４図は
本発明による他の変形の成端の切開図；第５図および第
６図はそれぞれ他の成端の形式を示し；第７図および第
８図は本発明による引抜きボルト型のグランド成端の縦
断面および端面図、第９図は本発明による無機絶縁性ケ
ープ／′Ｉ／成端の縦断面図；および第１０図は標準グ
ランドおよびアダプタを用いた本発明による成端の縦断
面図、第１１図は従来のケーブル成端の縦断面図である
。 １・・・・・・ケーブル、２・・・・・・外側被覆、３
・・・・・・外装ワイヤ、４・・・・・・内側被覆、５
・・・・・・導体、６・・・・・・グランド筒、７・・
・・・・外側シール組立体、８・・・・・・外装押えリ
ング、９・・・・・・第１グランド部材、１０・・・・
・・外装円錐部、１１・・・・・・グランド胴、１２・
・・・・・コンパウンド、１３・・・・・・截頭円錐形
底部、１４・・・・・・第２グランド部材、１５・・・
・・・前端部、１６・・・・・・後端部、１１・・・・
・・截頭円錐形中間部分、１８・・・・・・肩部、１９
・・・・・・火炎間隙、２０・・・・・・スピゴット、
２２・・・・・・外側表面、２３・・・・・・防炎シー
ルリング、２４・・・・・・矩形肩部、２５，２６・・
・・・・グランド部材、２７・・・・・・ホルト、２８
・・・・・・外装（銅またはアルミニウム）、２９・・
・・・・外装（ジャケット）、３０・・・・・・弾性リ
ング、３１・・・・・・挿入体、３２・・・・・・歯止
めワッシャ、３３・・・・・・標準グランド。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 電気ケーブルまたはコンジットの末端に密封した成
   端を形成する方法において； イ、前記電気ケーブルまたはコンジットの末端を、前記
   ケーブルを囲む保護層の末端からあるいは同様に前記コ
   ンジットの末端から個々の導体を前方に突出させて準備
   し； 口、前記ケーブルまたはコンジットを、前ｃｔｅケーブ
   ルが保護層または前記コンジットの末端とともに通る通
   路を囲んで前方に向いた面に貫通される凹部をもつ第１
   グランド部材に取付け；ハ、前記第１グランド部材の凹
   部を充分に満たしかつ前記ケーブルまたはコンジットの
   部分およびその中の導体に粘着するために、多量の硬化
   性絶縁コンパウンドを糊状または粘性状態で装填し； 二、前記絶縁コンパウンドを、そのコンパウンド内に圧
   力を生せしめるに足る程度に十分包蔵させるために、後
   方に向いた面に凹部をもつ第２グランド部材を前記第１
   グランド部材に組付け；ホ、前記絶縁コンパウンドを前
   記ケーブルまたはコンジットと強固に接触させるように
   、前記絶縁コンパウンドが硬化してしまう前に前記第１
   および第２グランド部材を一緒に引寄せ手段により引寄
   せて前記第１および前記第２グランド部材の凹部を互い
   に近づけることにより、前記絶縁コンパウンドに圧力を
   加え； へ、前記ケーブルの末端またはコンジットの末端を有す
   るグランドは電気機器に取付けられ、この電気機器への
   この機械的接続は前記電気機器のケース内の開口又は前
   記ケースに取付けられた中間部材と少なくとも１つの前
   記グランド部材とが機械的に係合することによって行な
   われ；および ト、前記ケーブルの導体又は前記コンジット内に含まれ
   ている導体はそのケース内で前記電気機器に電気的に接
   続される諸段階を逐次実行することを特徴とする電気ケ
   ーブルまたはコンジットの末端に密封した成端を形成す
   る方法。 ２ ケーブルまたはコンジット用の通路をもつ第１グラ
   ンド部材；ケーブルまたはコンジットを、前記第１グラ
   ンド部材に取付ける取付手段；および後端において前記
   第１グランド部材の前端と出入可能に係合する第２グラ
   ンド部材；および前記第１および第２グランド部材を相
   互に引寄せる引寄せ手段を備え；前記第１グランド部材
   かその前面に通路を囲む凹部をもつ、さらに前記第２グ
   ランド部材がその後面に凹部をもって、前記第１グラン
   ド部材の凹部とでコンパウンド室を形成することを特徴
   とする特許請求の範囲第１項による方法を用いるグラン
   ド。