JPS5853864Y2 - 段積屋根の積重構造 - Google Patents

段積屋根の積重構造

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JPS5853864Y2
JPS5853864Y2 JP2997179U JP2997179U JPS5853864Y2 JP S5853864 Y2 JPS5853864 Y2 JP S5853864Y2 JP 2997179 U JP2997179 U JP 2997179U JP 2997179 U JP2997179 U JP 2997179U JP S5853864 Y2 JPS5853864 Y2 JP S5853864Y2
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JP
Japan
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piece
fitting
stepped
tiles
roof
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JP2997179U
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JPS55129915U (ja
Inventor
洋一郎 南
Original Assignee
株式会社クボタ
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Publication date
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Priority to JP2997179U priority Critical patent/JPS5853864Y2/ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は平板状瓦材を用いた段積屋根構造に関する。
従来の屋根は野地板の上に軒瓦を介して石綿セメント板
やスレート板などの平板状瓦材を鱗状に葺いていたが、
外観上、軒先では瓦材は1〜2重であり、けらばでも2
〜3重に積層されているに過ぎず、平板状瓦材が薄い(
4〜8mm厚)ことと相俟って屋根に重厚感が欠けてい
た。
以上に鑑み、屋根に重厚感を与えるため屋根の野地板上
に平板状の矩形瓦材を複数層積重する葺き方が新規技術
として採用されるにおよび、該積重瓦材を固定させるた
めに長い釘を必要とし、釘打ちの際瓦が割れたり、釘が
曲りたり、また、施工後に釘が抜けたりする事故が予想
される。
一方、積重部の厚みに相当する間隙を形成した上下挟持
片で該積重部を上下より挾持する支持金具も考えられる
が、厚みの変化に適応できず、挾持が不充分な場合は瓦
がずれることがあり、そのため、雨漏りが発生するなど
の欠点が予想される。
本考案は上記欠点を除き、釘や厚み方向を挟持する支持
金具を用いることなく、瓦の屋根面に沿う移動を制御せ
しめるようにした、取付作業が極めて容易な瓦積型部係
止金具を用いた屋根構造を提供する。
以下本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。
本考案の屋根は例えば第1図乃至第3図に示される如く
軒先に矩形瓦材を複数枚積重し、その棟側上方には段部
垂木2b、野地板2aによる段部2を配し屋根全体に厚
みを持たせて重厚感を付与したものである。
即ち、第2,3図示の如く屋根の基層1の上方に軒先端
縁から一定の寸法だけ後退させて段部垂木2bを配し、
その上に段部野地板2aを張設して野地板段部2を形成
する。
該野地板段部2の上面、軒先前面および基層1の上面、
前面に当接する賦力または銅製の水切板3が軒の長さ方
向に沿って取りつけられ、釘打固定される。
そして、前記基層上には前記水切板3を介して複数枚の
矩形状瓦材4がそれらの継ぎ目5aが同一鉛直面内に在
るように互いに突合せて前記野地板段部2と同高に積重
されて軒先積重部5を形成する。
矩形状瓦材4は、矩形板に対して第3図および第4図示
の如く棟長さ方向に沿う長さ方向両端部にあって屋根傾
斜方向に沿う幅方向中途にその長さ方向に沿うスリブ)
4aが設けられて構成される。
本考案の係止金具おいて、中間用係止金具6は、第6図
に示される如く、大略水平断面がH型鋼状をなす本体6
1の一方フランジ片62の上端から略直角方向外方に取
付片65が一体突設される。
そして、該本体61のウェッブ片64が、棟に沿って隣
接する矩形瓦材の積重部間隙的に介在され、その長さは
前記矩形瓦材4が幅方向−万端縁を前記一方フランジ片
62の内側面に接する如く積重配置されたとき、前記ス
リット4aに他方フランジ片63が嵌入可能な寸法に設
定される。
前記取付片65および一方フランジ片62には夫々上下
方向および水平方向の釘孔7が穿設されている。
本考案の係止金具取付にあたっては、段部垂木2bに段
部野地板2aを通して、前記取付片65と封着すると共
に、一方フランジ片62をその前面から段部垂木2bに
釘またはねじ釘8を打ちつけて固定する(第5図)。
なお、これらの取付けは水切金具3を介して行なわれる
従って、段部垂木2bの屋根傾斜に沿う下方で幅2等分
線の延長線上に矩形瓦材4の継ぎ目5aが形成されるよ
う金具6と瓦とは位置決めされている。
これら瓦積型部5および段部2の上面には普通の上張用
五角形平板状屋根瓦10が鱗状に葺かれて屋根が完成す
る。
屋根のけらば用の係止金具9は、第7図の如く、本体9
1が水平断面溝型鋼状をなし、前記金具6に相当した9
2,93,94.95を持ち、取付片95の取付位置に
よって左側用と右側用に区別される。
前記けらば金具9はそのウェッブ片94の内側面を積重
瓦材のけらば端面に当接させ、外側面を屋根のけらば端
面に合わせて取付けられる。
なお、棟に沿って隣接する積重部の瓦間隙の棟側2/3
は係止金具6のウェッブ片64で閉塞されるが、前記他
方フランジ片63の軒先側下方間隙5bにはモルタルを
つめて雨水の浸透を防ぐ。
本考案の係止金具は、本体61が断面H型鋼状をなす前
記中間金具6の代りに、前記断面溝型鋼状本体91を有
するものをウェッブ片94が背中合せになるよう2個組
合せてもよい。
これによって中間金具とけらば金具とは共用可能となる
前記金具6,9のウェブ部64.94に沿う瓦材の端面
はウェブ部の厚さを考慮して矩形端面よりも陥没してい
てもよい。
本考案は以上の如く、水平断面がH型鋼状または溝型鋼
状の本体の一方フランジ片上端から取付片を一体に突設
し、該取付片および前記一方フランジ片を段部垂木に上
方および前方から釘打固定した上、他方フランジ片によ
って積重瓦材に設けたスリットを係止するようにしたの
で、矩形瓦の段積み施工が極めて簡易かつ迅速化され、
未熟練者でも作業ができるようになり、施工後、積重部
がずれることは絶対になくなった。
しかも、瓦への釘打ちを不要としたことにより矩形瓦の
破損が皆無となったなど大きな効果を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案−実施例による屋根の全体完成斜視図、
第2図は一実施例による中間作業工程の斜視図、第3図
は第2図に続く中間作業工程の要部拡大斜視図、第4図
は第3図の一部省略平面図、第5図は第4図の■−■断
面図、第6図は一実施例による中間用係止金具斜視図、
第7図は一実施例によるけらば用係止金具斜視図である
。 1・・・・・・屋根基層、2・・・・・・野地板段部、
2b・・・・・・段部垂木、3・・・・・・水切り板、
4・・・・・・矩形瓦材、5・・・・・・積重部、6・
・・・・・中間用係止金具、9・・・・・・けらば用係
止金具、61.91・・・・・・本体、62.92・・
・・・・一方フランジ片、63゜93・・・・・・他方
フランジ、64.94・・・・・・ウェッブ片、65゜
95・・・・・・取付片、10・・・・・・上張用屋根
瓦。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋根基層の上方に軒先端縁から一定の寸法だけ後退させ
    て段部垂木が配置され、その上に段部野地板が張設され
    て野地板段部が形成され、前記基層上には矩形平板状瓦
    材が前記野地板段部と同高に複数層突合せ積重配置され
    て軒先瓦積型部が形成され、該瓦積型部は上下互層を全
    体的に固定する見比め具で固定され、該見比め具は棟方
    向に沿って隣接する瓦材の境界部に配置される中間用係
    止金具と、けらば側に配置されるけらば用係止金具との
    2種からなり、前記中間金具は水平断面がH型鋼状の本
    体、けらば金具は水平断面が溝型鋼状の本体を有し、こ
    れら本体の一方フランジ片の上端から略直角方向外方に
    取付片が一体に突設されてなり、該取付片および前記一
    方フランジ片は段部垂木の前端上方および前方に当接せ
    しめて封着され、前記ウェッブ片は、前記中間金具では
    棟に沿って隣接する瓦材積重部の間隙内に介在され、前
    記けらば金具では瓦材積重部の側面に当接され、前記他
    方フランジ片は瓦材に設けられたスリットに嵌入された
    ことを特徴とする段積屋根の積重構造。
JP2997179U 1979-03-08 1979-03-08 段積屋根の積重構造 Expired JPS5853864Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS55129915U JPS55129915U (ja) 1980-09-13
JPS5853864Y2 true JPS5853864Y2 (ja) 1983-12-07

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