JP2793346B2 - 屋根材接続用防水シート - Google Patents

屋根材接続用防水シート

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JP2793346B2
JP2793346B2 JP2227300A JP22730090A JP2793346B2 JP 2793346 B2 JP2793346 B2 JP 2793346B2 JP 2227300 A JP2227300 A JP 2227300A JP 22730090 A JP22730090 A JP 22730090A JP 2793346 B2 JP2793346 B2 JP 2793346B2
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章洋 藤原
健也 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、屋根材の接続部間の雨水の浸入を防ぐため
の防水シートに関するものである。
【従来の技術】
屋根材を側端部同士を対向させて突き合わせて接続す
る場合、屋根材のこの対向端部間からの雨水の浸入を防
止するために、第6図に示すような防水シートAが本出
願人によって提供されている。この防水シートAはポリ
塩化ビニル等の軟質樹脂2aで形成されるシート本体2に
幅方向全長に渡って補強用の金属芯材3をインサートし
て作成されるものであり、シート本体2の上面には多数
本の水止め片5が設けてある。 このように形成される防水シートAにあって、シート
本体2の幅方向の中央部において隣り合う屋根材1,1の
側端同士が対向されるように、各屋根材1,1の側端部を
シート本体2の上面に重ねることによって、防水シート
A上で屋根材1,1の接続をおこなうものである。そして
屋根材1を取り付ける下地への防水シートAの固定は、
シート本体1から下地に釘8を打ち付けることによって
おこなわれるものである。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようにシート本体1に釘8を打ち付ける
と、釘8はシート本体1の軟質樹脂2aと共に金属芯材3
を貫通することになるが、金属芯材3のインサートによ
って軟質樹脂2aは柔軟性が小さくなっているため、金属
芯材3を貫通した部分では釘8と軟質樹脂2aとの密着性
が悪く、釘孔から防水シートAの裏側に雨水が浸入する
おそれがあり、また釘孔から浸入する雨水で金属芯材3
が腐食されるおそれがあるという問題があった。 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、雨水
が釘孔から浸入することを防ぐことができると共に、金
属芯材が雨水で腐食されるようなおそれがない屋根材接
続用防水シートを提供することを目的とするものであ
る。
【課題を解決するための手段】
本発明に係る屋根材接続用防水シートは、側端部同士
を近接対向させた屋根材1,1の対向端部の下面間に渡っ
て配設される防水シートAであって、軟質樹脂2aのシー
ト本体2の幅方向の中央部に金属芯材3をインサートす
ると共にシート本体2の両側端部を金属芯材3がインサ
ートされない釘打ち部4として形成し、シート本体2の
上面に幅方向の中央部側へ向けて斜め上方に傾斜して突
出された水止め片5,5…を多数本平行に設け、多数本の
水止め片5のうち、シート本体2の幅方向の中央部がわ
寄りの水止め片5よりも側端部がわ寄りの水止め片5の
高さを高く形成して成ることを特徴とするものである。
【作 用】
本発明にあっては、シート本体2の両側端部を金属芯
材3がインサートされない釘打ち部4として形成してあ
るために、釘8はシート本体2を構成する軟質樹脂2aの
みを貫通し、金属芯材3は貫通しないものであり、釘8
と軟質樹脂2aとの間から雨水が浸入することを防ぐこと
ができると共に、雨水が金属芯材3に作用するようなお
それもなくなる。
【実施例】
以下本発明を実施例によって詳述する。 第1図は本発明の一実施例を示すものであり、防水シ
ートAはシート本体2に金属芯材3を全長に亙ってイン
サートすることによって長尺に作成されるものである。
シート本体2は難燃化軟質ポリ塩化ビニル等の軟質樹脂
2aの押し出し成形によって1mm程度の厚みに作成される
ようにしてあり、この押し出し成形の際に金属芯材3が
軟質樹脂2aの肉厚の中央部にインサートされるようにし
てある。金属芯材3は厚み0.1mm程度の薄いアルミニウ
ム板などで作成されるものであり、その幅寸法をシート
本体2の幅寸法よりも短く形成して(例えば4/5〜1/3程
度、1/2程度が好ましい)、シート本体2の両側部は金
属芯材3がインサートされないようにしてあり、この金
属芯材3がインサートされず軟質樹脂2aのみで形成され
る部分を釘打ち部4,4としてある。また、シート本体2
の上面には軟質樹脂2aと一体に水止め片5,5…が多数本
平行に突設してある。水止め片5,5…はシート本体2の
幅方向の中央線を基準にして左右対称に設けてあり、各
水止め片5,5…は第2図に示すようにシート本体2の中
央部側へ向けて斜め上方に突出するように傾斜させてあ
る。ここで図1に示すように、多数本の水止め片5のう
ち、シート本体2の幅方向の中央部がわ寄りの水止め片
5よりも側端部がわ寄りの水止め片5の高さを高く形成
してある。 上記のようにして作成される防水シートAを用いて屋
根材1の側端の対向部間の防水をおこなうものである
が、第3図以下では下地板9の上面に複数枚の屋根材1
を葺き並べて形成される屋根パネル11において防水シー
トAを使用するようにした実施例について説明してあ
る。すなわち、屋根の施工は、母屋の上にたる木を取り
付けると共にたる木の上に野地板を張って屋根下地を施
工した後に、野地板の上に瓦板を並べて葺くという作業
でおこなわれているが、屋根下地の施工や多数枚の瓦板
を葺くという作業は非常に繁雑である。そこで、下地板
9の上に複数枚の屋根材1,1…を張って形成した屋根パ
ネル11を用い、この屋根パネル11を母屋等の上に並べて
取り付けることによって、第5図に示すように屋根下地
の施工や瓦板を葺くという作業をおこなう必要なく屋根
の施工を容易におこなうことができるようにしているも
のである。 屋根パネル11は第3図(a)(b)に示すように、下
地板9の上に下地シート12を介して屋根材1,1…を軒棟
方向で一部を重ね合わせて複数枚張ると共にこの複数枚
づつの屋根材1,1…をその側端部同士を妻方向に対向さ
せて突き合わせることによって作成されるものであり、
下地板9は枠体13の上側に面板14を取り付けることによ
って形成してある。そしてこのように側端部同士を対向
させる屋根材1,1の対向端部間の下側に防水シートAを
配設するものである。すなわち、下地板9の上に防水シ
ートAを取り付けた後に、この防水シートAの上に屋根
材1,1の側端部を載置するように各屋根材1,1…を下地板
9に取り付けることによって、屋根材1,1の対向端部間
の下側に防水シートAを配設することができるものであ
り、屋根材1,1の対向端部間に雨水が浸入しても防水シ
ートAに設けた水止め片5でせき止められ、雨水が屋根
材1の下側に浸入することを防ぐことができる。防水シ
ートAの下地板9への固定は、第3図(a)に示すよう
にシート本体2の釘打ち部4から釘8を下地板9に打入
することによっておこなうことができるものであり、従
って釘8は金属芯材3を貫通せず軟質樹脂2aのみを貫通
することになる。 第3図の実施例では、妻方向の一方の屋根材1の側端
部は下地板9の一方の側端縁から内方へずらせて下地板
9の上面に重ね部15を形成すると共に、妻方向の他方の
屋根材1の側端部を重ね片16として下地板9の他方の側
端縁から外方へ突出させてあり、重ね部15から一方の屋
根材1の側端部の下側にかけて防水シートAを下地板9
の上に取り付けてある。そして第4図に示すように、重
ね片16を重ね部15の上に重ねることによって屋根パネル
11,11間の隙間を屋根材1で塞いだ状態で隣り合う屋根
パネル11,11の妻方向への接続をおこなうものである。
図中17は屋根パネル11間の防水を確保するためのシーラ
ーである。
【発明の効果】
上述のように本発明にあっては、軟質樹脂のシート本
体の幅方向の中央部に金属芯材をインサートすると共に
シート本体の両側端部を金属芯材がインサートされない
釘打ち部として形成するようにしたので、釘打ちにあた
って釘はシート本体を構成する軟質樹脂のみを貫通し、
金属芯材は貫通しないものであり、釘に軟質樹脂が密着
して釘の周囲から雨水が防水シートの裏側に浸入するこ
とを防ぐことができると共に、雨水は金属芯材に作用す
るようなことがなく、雨水で金属芯材が腐食されるおそ
れがないものである。また、シート本体の上面に幅方向
の中央部側へ向けて斜め上方に傾斜して突出された水止
め片を多数本平行に設けてあるので、水止め片で雨水を
せき止めて屋根材の裏側への雨水の浸入を確実に防ぐこ
とができるものであり、しかも多数本の水止め片のう
ち、シート本体の幅方向の中央部がわ寄りの水止め片よ
りも側端部がわ寄りの水止め片の高さを高く形成してあ
るので、中央部がわ寄りの低い水止め片で雨水の流速を
弱める一次防水を行なわせることができると共に、側端
部がわ寄りの高い水止め片は屋根材の下面に密着させて
二次防水を行なわせることができ、水止め片による雨水
の浸入を防止する効果を高く得ることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の正面図、第2図(a)
(b)(c)(d)は第1図のイ部分、ロ部分、ハ部
分、ニ部分の拡大した正面図、第3図(a)(b)は同
上の防水シートを用いた屋根パネルの正面断面図と縮小
した平面図、第4図は同上の屋根パネルの接続部分の正
面断面図、第5図は同上の屋根パネルを用いた屋根の概
略縮小斜視図、第6図は従来例の正面図である。 1は屋根材、2はシート本体、3は金属芯材、4は釘打
ち部、5は水止め片である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04D 1/36 E04D 3/366 E04D 12/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側端部同士を近接対向させた屋根材の対向
    端部の下面間に渡って配設される防水シートであって、
    軟質樹脂のシート本体の幅方向の中央部に金属芯材をイ
    ンサートすると共にシート本体の両側端部を金属芯材が
    インサートされない釘打ち部として形成し、シート本体
    の上面に幅方向の中央部側へ向けて斜め上方に傾斜して
    突出された水止め片を多数本平行に設け、多数本の水止
    め片のうち、シート本体の幅方向の中央部がわ寄りの水
    止め片よりも側端部がわ寄りの水止め片の高さを高く形
    成して成ることを特徴とする屋根材接続用防水シート。
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