JPH041208Y2 - - Google Patents

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JPH041208Y2
JPH041208Y2 JP5019586U JP5019586U JPH041208Y2 JP H041208 Y2 JPH041208 Y2 JP H041208Y2 JP 5019586 U JP5019586 U JP 5019586U JP 5019586 U JP5019586 U JP 5019586U JP H041208 Y2 JPH041208 Y2 JP H041208Y2
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roof
plate
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groove plate
roofing
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JP5019586U
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、金属製の薄板による屋根に関する。
〔従来の技術〕
最近の金属製屋根は、鋼、アルミニウム、ステ
ンレス等の素材の表面処理技術の発達に伴い、材
料の多様化並びに高級化が進み、建築物に応じた
材料を自由に選択できるようになつてきた。
一方、屋根材の板厚は従来のカラー鉄板では主
として0.3〜1.0m/m程度の比較的厚手のものが
多かつたが、最近の材料の高級化は可能な限り板
厚を薄くした金属板で葺く形状の屋根が多くなつ
ている。
ところで、周知なごとくこのような金属製の屋
根の形状としては、第5図〜第8図に示すように
種々のものがある。
第5図は瓦棒ぶきの場合で、図中1は母屋2上
の野地板、3はその上のアスフアルトルーフイン
グや防水紙等の下ぶき、4は溝板を示す。
第6図は立平ぶき、第7図は蟻掛ぶきの場合
で、5は立はぜ、6はたる木、7は蟻はぜ、8は
蟻固定くぎである。また、第8図は溶接工法の場
合で、9は野地板1上に固設されたアングル材
で、溝板4の立上り端はこのアングル材9の立上
り片の両側に溶接固定される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような金属製の薄板による屋根で、特に厚
さが0.5m/mより薄い金属板による溝板4を用
いた場合は、通称ポケツトウエーブという局部歪
10が発生し、外観上非常に見苦しいものとな
る。
その理由としては、第1にかかる溝板4による
屋根材は通常ロールフオーミングにより成型して
おり、前記ポケツトウエーブはこのロールフオー
ミング時に発生する。その要因は、原板そのもの
の歪や成型機の歪などが集積されて現れるためで
ある。
第2に、現場の施工段階においても、既に成型
材に発生しているポケツトウエーブに加えて取付
時のはぜ締め及び溶接による歪が加わることもあ
る。
従来、カラー鉄板を使用する屋根の場合、この
ようなポケツトウエーブの防止対策は特に行われ
ておらず、また他の材料で溝材に通称サザ波とい
われる細かなリブ波や比較的荒いピツチでリブ波
を設けることがあるが、これはポケツトウエーブ
の発生防止にはあまり効果があがらず、単に歪の
存在を外観では判りにくくするのにとどまること
が多い。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、
局部歪の発生を簡単かつ確実に防止でき、高級材
料を使用した屋根の商品価値の低下をまねかない
ですむ金属製薄板屋根を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、屋根を金属
製溝板の組合せで葺く場合において、野地板と前
記溝板との間に該溝板が中央を高くして彎曲する
ようにシート状物を介在させることを要旨とする
ものである。
〔作用〕
本考案によれば、溝板はシート状物があること
により中央部分が高く左右端が下がるように彎曲
され、これにより溝板に張力が与えられる。その
結果、部分的なたるみはなく、ポケツトウエーブ
による局部的な歪も発生しない。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案の金属製薄板屋根の実施例を示
す要部の縦断正面図、第2図は建物全体の縦断側
面図で、立平ぶきで立はぜ5を形成する場合を示
す。第2図で、12は梁、13は樋、14は樋受
金物、15は天井、16は吊子である。
母屋2上にセンチユリーボードによる野地板1
を敷設し、その上にアスフアルトルーフイング等
の下ぶき3若しくは下地材を施してから、その上
にシート状物11を接着剤で固定する。このシー
ト状物11の取付個所は予め計測で明記されたも
のであり、また溝板4の中央部のみに当接する巾
のものである。
該シート状物11の材質としては、弾力性のあ
る材料のものでは矩形断面のものであり、硬度が
あり弾力性のない材料の場合は断面山型の曲面状
断面のものとし、いずれも不燃材が望ましい。
一例として、ポリエチレンを放射線架橋した独
立気泡発泡体によるシート、ガラス繊維をニード
ルパンチ機でフエルト状に成形したシート、二水
石こうを主成分とし表面にポリエステル繊維をお
いた発泡体シート、石綿、炭酸カルシウムを主成
分として軟質塩ビをバインダーとして発泡したシ
ートなどが、このシート状物11として利用でき
る。
このようにして、第3図に示すようにシート状
物11を配設した上にチタン等による厚さ
0.5m/m程度の薄い溝板4をその上におき、こ
のシート状物11からはみ出た溝板4の左右端を
押下げると、第4図に示すように全体に彎曲す
る。
この彎曲は、シート状物11の介在により溝板
4の中央部が盛上がるような状態であり、その分
だけ張力が与えられる。
なお、前記シート状物11は厚さが4〜10m/
m程度、巾が溝板4の50〜150m/mの巾よりも
小さいものであり、屋根葺施工時作業者が屋根葺
材を踏むため、溝板4に歪が発生しない範囲に敷
込まれるものである。
また、前記実施例は立はぜぶきの例を示した
が、瓦棒ぶきや溶接工法等他の構造の屋根でも同
様である。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の金属製薄板屋根は、
屋根を金属製薄板の組合せで葺く場合において、
簡単な構成を付加するだけで溝板の局部的な歪の
発生を確実に防止できるものである。その結果、
アルミニウム、ステンレス、チタンなどの高級材
料を使用した場合でも、体裁を損うことがなく、
屋根の商品価値を高く保てる。
また、成型加工の原板の歪を取除く必要がな
く、成型機は成型材の寸法精度が守れるものでよ
い。さらに、屋根工事において作業に熟練度は必
要とせず、また歪防止用シート状物質を敷込むこ
とで屋根の断熱性能も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の金属製薄板屋根の1実施例を
示す要部の縦断正面図、第2図は本考案の屋根を
備えた建物全体の縦断側面図、第3図、第4図は
施工上の状態を示す説明図、第5図〜第8図は一
般的な金属製屋根の形状を示す斜視図である。 1……野地板、2……母屋、3……下ぶき、4
……溝板、5……立はぜ、6……たる木、7……
蟻はぜ、8……蟻固定くぎ、9……アングル材、
10……局部歪、11……シート状物、12……
梁、13……樋、14……樋受金物、15……天
井、16……吊子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋根を金属製溝板の組合せで葺く場合におい
    て、野地板と前記溝板との間に該溝板が中央を高
    くして彎曲するようにシート状物を介在させるこ
    とを特徴とした金属製薄板屋根。
JP5019586U 1986-04-02 1986-04-02 Expired JPH041208Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5019586U JPH041208Y2 (ja) 1986-04-02 1986-04-02

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JP5019586U JPH041208Y2 (ja) 1986-04-02 1986-04-02

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JPS62160029U JPS62160029U (ja) 1987-10-12
JPH041208Y2 true JPH041208Y2 (ja) 1992-01-16

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003020758A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Noboru Nishiyama 屋根の構築方法および当該構築方法に用いられる発泡樹脂製シート

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003020758A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Noboru Nishiyama 屋根の構築方法および当該構築方法に用いられる発泡樹脂製シート
JP4496679B2 (ja) * 2001-07-09 2010-07-07 昇 西山 屋根の構築方法および当該構築方法に用いられる発泡樹脂製シート

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Publication number Publication date
JPS62160029U (ja) 1987-10-12

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