JPS5851388A - 方向コ−ド割付け方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 文字認識の一方式として、２値の画素情報の集合の形で
与えられる文字パターンからストロークを抽出し、この
ストロークを文字認識のための特徴パラメータとして用
いる方式がある。このようなストロークの抽出には、例
えば、文字パターン（２値画像）上の境界画素にその連
結方向に対応した方向コードを割り付けた後、文字パタ
ーンを方向コード毎に別々の方向に走査して各方向コー
ドの連結性を調べ、連結した同一方向コードの画素群を
ストロークとして抽出する方法が効果的である。

本発明は、このようなス）ｏ−り抽出過程等において、
２値画像上の境界画素に方向コードを割り付けるための
方法に関する、。

従来、２値画像上の境界画素に割り付ける方向コードは
、例えば次に述べるような方法によって決定している。

すなわち第１図において、注目する黒画素をＣとし、そ
の−ヒ、下、左、右の画素Ａ。

Ｂ、Ｄ、Ｅに関して次の判定を行なう。

（ｉ）Ａ−Ｅ＝１かつＢ−Ｄ＝Ｏのときは、注目黒画素
Ｃの連結方向を縦方向と判定し、縦方向コードを注目黒
画素Ｃに割り付ける。

（ｉｉ）　　Ａ　−Ｅ＝　ＯかつＢ−Ｄ＝１のときは、
連結方向を横方向と判定し、注目黒画素Ｃに横方向コー
ドを割り付ける。

０ｉｉ）　　Ａ−Ｅ＝１かつＢ−Ｄ＝１のときは、注目
黒画素Ｃは非境界画素であり、方向コードは割り付けな
い。

（ｌｖ）Ａ−Ｅ＝ＯかつＢ−Ｄ＝ＯかツＡ　＋　Ｂ　＋
　Ｄ＋Ｅ≧２のときは、連結方向を斜め方向と判定し、
斜め方向コードを注目黒画素Ｃに割り付ける。

たソし、黒画素は１、白画素は０とする。

しかるに斯る従来の方法により、傾斜した線をサンプリ
ングした２値画像の境界画素に方向コードを割り付ける
と、例えば第２図に示すようになる。こ＼で、Ｏ〜３は
方向コードで、第３図のように定義されている。

第２図を観察すると、１画素ないし数画素おきに異なっ
た方向コードがジグザグに割り付けられており、好まし
くない。何故なら、第２図の２値画像は斜めの直線が途
中で水平方向に折曲したような線画像をサンプリングし
て得たものであり、折曲部の前後はそれぞれ同一の方向
コードが連続して割り付けられるべきものであるからで
ある。

したがうて本発明の目的は、斜め線や曲線について上記
のような問題を生じない方向コード割付は方法を提供す
ることにある。

しかして本発明にあっては、２値画像上の各境界画素の
連結方向を８方向について判定し、各境界画素にその連
結方向に対応する方向コード（８方向コードの中の１つ
）を付与する。つぎに、８方向のうちの飛び飛びの４方
向の各方向コードを、それに他の特定の方向の方向コー
ドが隣接すればその隣接した方向コードに変換する統合
操作を１回以上実行する。この統合操作後の各境界画素
の方向コードを、最終的にその境界画素に割り付ける。

つぎに、本発明によって２値画像の境界画素に方向コー
ドを割り付ける処理手順の具体例を説明する。なお、８
方向の方向コード０〜７を第４図に示すように定義する
ものとする。

まず、２値文字画像を走査しながら、第５図に示すよう
な３×３画素の窓のパターンを読み取る。

この読み取ったパターンを、予め方向コードと対応付け
て登録しである３×３画素パターンと比較する。こ＼で
、Ｅが注目している画素である。

例えば、読み取ったパターンが第６図のいずれかのパタ
ーンと一致すると、注目画素に方向コードＯを与える。

また、読み取ったパターンが第７図に示すパターン、お
よびそれを１８ｏ°回転したパターンのいずれかに一致
すれば、注目画素に方向コード１を与える。

他の方向コードの登録パターン（図示せず）に一致する
パターンが読み取られたときも、同様にその方向コード
を注目画素に与える。読取りパターンがいずれの方向コ
ードに対する登録パターンとも一致しなければ、注目画
素は境界画素ではないので、方向コードは付けない。

すなわち本例では、上記のパターン比較によって境界画
素の判別と連結方向の判定とを同時に行ない、方向コー
ド付けを行なっている。

上記処理の結果の一例を第８図に示す。ここに示した画
像は、第２図に示した画像と同じものである。

次に、８方向のうちの飛び飛びの４方向の方向コード、
こ＼では方向コード１，３，５．７について統合処理を
実行する。、すなわち、方向コード１．３，５．７は、
それに１番違いの方向コードが隣接すればその隣接方向
コードに変換する。具体的には、方向コード１に方向コ
ード０（または２）が隣接している七、その方向コード
１を方向コードＯ（または２）に変換する。方向コード
３に方向コード２（または４）が隣り合うと、方向コー
ド３を方向コード２（または４）に変換する。

方向コード５に方向コード４（または６）が隣接すると
、その方向コード５を方向コード４（または６）に変換
する。方向コード７に方向コード６（またはＯ）が隣接
すると、その方向コード７を方向コード６（またはＯ）
に変換する。

この統合処理は方向コードの変化が起らなくなるまで繰
り返し実行するのが好ましいが、予め定めた回数だけ繰
り返したら処理を終了させるようにしてもよい。

第８図の画像について上記の統合処理を−回実行すると
、第９図（イ）に示すように方向コード７の一部が変換
される。４回実行後は第９図（ロ）に示すようになり、
これ以上統合処理を繰り返しても、方向コードの変化は
起きない。したがって、各境界画素に割り付ける方向コ
ードは最終的に第９図１）に示す如くに決定される。

第９図←）と第２図とを対比すれば、本発明の効果は明
らかである。すなわち、斜めの直線や滑らかな曲線をサ
ンプリングした画像に従来の方法で方向コードを割り付
けると、サンプリングで生じた段部で方向コードがジグ
ザグに変化してしまうが、本発明によればこのようなこ
とがなくなり、安定した方向コード付けが可能である。

第９図←）の例では、原画像上の線の折曲部を境にして
前半には方向コード６が連続して割り付けられ、後半に
は方向コードＯが連続して割り付けられる。

したがって本発明をストローク抽出の前処理に適用すれ
ば、斜めの直線を正しく１本のストロークとして抽出す
ることができる。また、曲線を折線近似したストローク
として安定に抽出することができる。

なお、境界画素の連結方向の判定は論理演算によって行
なってもよい。例えば、２つの方向別に微分演算を行な
い、両方向の計算値の比によって連結方向を判定するこ
ともできる。

また前記の各処理はプログラム処理によって実行するこ
ともできるし、専用のハードウェアまたはファームウェ
アによって実行することもできる。

高速処理を要求するのであれば、境界画素に連結方向に
応じて方向コードを付与する処理をＲＯＭ（リード・オ
ンリー・メモリ）に入れたファームウェアで実行し、統
合処理を論理演算回路で実行する構成が有利であろう。

いずれにしても、このような処理を実行する装置は公知
技術によって容易に実現できるので、具体例は省略する
。

本発明は以上に詳述したように、斜線や曲線に安定した
方向コードを割り付けることができ、ストローク抽出処
理等に適用するとその効果は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は従来技術を説明するためのもので
、第１図は方向コードを決定するために参照する画素配
置図、第２図は方向コードの割付は例を示す図、第３図
は方向コードの説明図、第４図ないし第９図は本発明を
説明するための図で、第４図は方向コードの説明図、第
５図は３×３画素領域の画素配置図、第６図は方向コー
ドＯに対応する３×３画素領域の登録パターンを示す図
、第７図は方向コード１に対応する３×３画素領域の登
録パターンの一部を示す図、第８図は連結方向に基づい
た方向コードの割付は例を示す図、第９図（イ）は第８
図に統合処理を１回実行した結果を示す図２第９図初は
第８図に統合処理を４回実行した結果を示す図である。 第１図　　　第３図 第２図 第４図　　　第５図 第６図 第７図 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　画素単位でサンプリングされた２値画像上の各境界
   画素の連結方向を８方向について判定し、各境界画素に
   その連結方向に対応する方向コードを付与し、その後、
   ８方向のうちの飛び飛びの４方向の各方向コードを、そ
   れに他の特定の方向の方向コードが隣接すればその隣接
   した方向コードに変換する操作を１回以上実行すること
   により、各境界画素に割り付ける方向コードを最終的に
   決定することを特徴とする方向コード割付は方法。