JPS584880A - 染色方法 - Google Patents

染色方法

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JPS584880A
JPS584880A JP56103016A JP10301681A JPS584880A JP S584880 A JPS584880 A JP S584880A JP 56103016 A JP56103016 A JP 56103016A JP 10301681 A JP10301681 A JP 10301681A JP S584880 A JPS584880 A JP S584880A
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thickener
fatty acid
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は繊維の染色方法特に捺染方法に関するものであ
り、更に詳しくは微細空間構造を有する改良した泡沫組
成物を用いて、品質の良い捺染及びしごき染色をする方
法を提供するものである。
従来、捺染液の増粘方法としては、ミネラルターペン等
の炭化水素類をエマルジョン化して用いる方法及び天然
高分子糊剤を使用する方法が利用されてきた。
一方、少量の糊剤でわずか増粘した染色液及び染料の固
着剤を含む染色液を非イオン界面活性剤及びアニオン界
面活性剤を起泡剤として泡カーペット、毛布の如き厚手
の布地の染色の際には起泡剤を含み糊剤により粘度10
0〜9゜OCps K、’調製した染色液を見掛体積が
2〜5倍となるよう起泡せしめる方法が提案されている
この方法を詳細に栖討した結果、アルギン酸ソーダ、カ
ルポキシメチルセにローズ等の天然高分子糊剤の使用量
が少ないことから再現性のある一起泡染液を得ることが
困難であり、また、使用時に染液の体積変化及び粘度変
化を生じ易く、一般衣料用など厳密な染色性を要求され
る捺染への適用は困難であった。泡沫組成物が高粘度を
有しておれば、印捺時の体積変化は少ないが、粘度変化
が大きく、安定した印捺量を供給することが困難であり
、実用性ある加工は望めなかった。
他方、これを解決するために、顔料バインダーとして用
いられる天然又は合成樹脂の水性分散液を併用し、染液
をほとんど増粘することなく、起泡剤の働きで、直径2
00μ以下の球状気泡を含み、染液と空気との体積比率
が1:1゜5〜4となるような泡沫組成物を調製するこ
とが特開昭52−5888号公報に提案されている。
しかし、使用できる着色料は顔料に限られ、分散染料、
塩基性染料、反応染料、直接染料などの染料では、固着
剤が存在するため、発色性が不十分であったり、堅牢度
の低下が著しく、また風合が非常に粗剛になるなどの欠
点があった。
本発明は、これら2種の染色方法の欠点をいずれも克服
しうる方法を開発すべく、鋭意研究の結果、達成された
ものである。
本発明者は、種々の増粘化物を検討の結果、天然高分子
系糊剤を多量に含むものは、乾燥後の脱糊性、発色性、
堅牢度に問題を生じ易く、粘度変化も大きく、また逆に
糊剤の量を減じ、低粘度液にすると、泡沫化物の粘度も
低く、放置により離水しやすく、発泡倍率も低下するな
どの欠点を有し、いずれにしても天然高分子系糊剤によ
っては安定した染色加工が困難であることがわかった。
更に、この種の加工は、綿及び綿の混紡品など吸水性繊
維の捺染には適するものの、吸水性の少ないポリエステ
ル繊維、ナイロン繊維、アクリpし繊維などの捺染は印
捺部がブリードしやすく、印捺中の泡沫安定性にも問題
があり、実用化には問題があることも見出した。
邊こで、本発明では、水溶性合成高分子増粘剤を用いて
、高粘度を有し、粘度及び発泡倍率の安定した泡沫組成
物を調製し、被染色物の種類にかかわらず、安定して品
質の良い染色を可能とする。
本発明は、被染色物に、水溶性合成高分子増粘剤、起泡
剤及び染料を含む水性染色液を見掛は体積で1.5〜1
0倍に起泡した泡沫組成物を塗着し、発色させることを
特徴とする。
ここに、水溶性合成高分子増粘剤としては、その種類を
限定されないが、ポリエチレンオキシド誘導体の使用が
好ましく、特に一般式%式%) (ただし、R1とR,はそれぞれ水素原子、炭素数4〜
24のアルキV基、アルケニル基、飽和脂肪酸残基又は
不飽和脂肪酸残基を示し、nが50〜5009整数であ
る)で表わされる化合物の1種又は2種以上で、エーテ
ル化率及び/又はエステル化率が40%以上であるもの
、及び一般式 (ただし、R,とR4はそれぞれ水素原子、炭素数4〜
24のアルキル基、アルケニル基、飽和脂肪酸残基又は
不飽和脂肪酸残基を示し、X+yが50〜500の整数
であり、Xが炭素数2〜8のアルキレン基又は炭素数6
〜2oの芳香族環を有するウレタン残基である)で表わ
される化合物の1種又は2種以上で、エーテル化率及び
/又はエステル化率が60%以上であるものから選ばれ
るのが好ましい。
上記化合物において、椙〜R4の炭素数が4よシ小さい
場合には、水溶性が高すぎて増粘効果が得難く、泡沫時
の粘度安定性に乏しく、発泡倍率も一定し難い欠点がi
す、また炭素数が24より大きい場合には、水溶性が低
いため、使用時に加熱する必要があり、作業性が悪く、
利用し難い。本発明における増粘剤として最も適した化
合物はR8−R4が炭素数8〜18のアjレキル基、ア
ルケニル基、飽和脂肪酸残基又は不飽和脂肪酸残基であ
るポリエチレンオキサイドのジエステル化物、ジエーテ
ル化物及びモノエーテルモノエステル化物、並びにポリ
エチレンオキサイドのモノエステル化物及び/又はモノ
エーテル化物のジイソシアネート化合物による架橋物(
架橋率は40%以上であるのが好ましい)である。
上記化合物におけるエチレンオキサイド付加モル数は5
0〜500モルであるのが好ましいが、更に80〜20
0モルであるのが好適である。エチレンオキサイド付加
モル数が少ないと十分々水溶性が得られず、ゲル化しゃ
すく、泡沫化が困難となり、またエチレンオキサイド付
加モル数が大きすぎると、装置面においてその製造が困
難となる。
これら増粘剤の使用量は染色液中0.1〜1゜0重量%
、特に0.5〜8,0重量%であるのが好ましい。本発
明では、常温で1000 cps以下の粘度に染色液を
調製し、起泡することで、安定した泡沫組成物を得るこ
とができるが、かかる増粘剤の使用では100 cps
以下はとんど粘度を感知させない染色液であっても、泡
沫化によって、非常に高い粘度を有し、流動性ある、捺
染に適した組成物が得られる。
また、起泡剤としては、塗料と相溶性の良い界面活性剤
がいずれも使用でき、2種以上の併用も可能である。そ
の使用量は、染色液中0.1〜2.0重量%、特に0.
2〜1.0重量%であるのが好ましく、それ以下でおれ
ば染料の発色に必要な染色助剤により起泡性が阻害され
、安定な泡沫化が得られず、またそれ以上では染料との
相溶性が問題となり、発色性が害され易く、また染色後
のソーピング時に大量の泡立ちを生じ作業性が悪いなど
の欠点が生じ易い。
特に本発明の起泡剤に適した高起泡性の界面活性剤とし
ては、ラウリン酸ジェタノールアミド、ステアリン酸ジ
ェタノールアミド、ノニルフエニVペンタデカグリコー
ルエーテル、ステアリルジメチルアミンオキサイド、ラ
ウリルデカ−グリコールエーテル等の非イオン活性剤;
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリン酸ナ
トリウム、ラウリルサルフェートナトリウム塩、α−ヌ
ルホラウリン酸ナトリウム、ドデカンスMホン酸ナトリ
ウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸モノナトリウ
ム塩、ラウロイルザルコシンナトリウム、N−ラウロイ
ル−N−メチル−β−アランンナトリウム、ノニルフェ
ニルテカクリコールエーテルサMフェートナトリウム塩
、パーフルオロオクチルスルホン酸ナトリウム、パーフ
ルオロオクチルスルホン酸ナトリウム塩、等のアニオン
活性剤;ラウリルジメチルベタイン、ラウリルジメチル
ベタイン、2−ラウリル−N−カルボキシルメチル−N
−ヒドロキシエチ!レイミダゾリニウムベタイン、N−
フウリlレーβ−アミノプロピオン酸ナトリウトリメチ
ルアミンクロライド、β−ヒドロキシラウリルN、N、
ジヒドロキシエチルベンジIレアンモニウムクロライド
、ミリスチルN、N。
ジヒドロキシエチルペンジルアンモニウムクロッイド、
ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、N−ラウ
リルピリジニウムクロライド、N−(8−(パーフルオ
ロオクタンスルホンアミド)プロピy)N、N、N1 
)リメチルアンモ=ウムヨーダイド、ミリスチルジメチ
ルベンジVアンモニウムクロライド、ステアリ“′ルビ
コリニウムクロライド等のカチオン活性剤が挙げられる
なお、本発明においては分散染料、酸性染料、塩基性染
料、反応染料、直接染料、など一般的な染料がいずれも
効果的に使用でき、染色液に通常の染色助剤が添加され
てもよいのは勿論である。
染色液の調製は、被染色物の材質によって適当な染料及
び染色助剤を選び、□水に溶解又は分散させ、次いで予
め水に溶解した起泡剤及び増粘剤を添加すればよい。染
色液は、オークスミキサ−、バイキングミキサーなど適
当な起泡装置で見掛は体積が1.5〜10倍となるよう
に泡沫−化して使用されるが、更に安定な泡沫化を達成
するためにコロイ丁ミル、ホモミキサー、又は高速ミキ
シング等により直径200μ以下の微細な気泡を含有さ
せてもよい。気泡形成には空気、窒素ガスなど不活性ガ
スの混入が可能である。
本発明では、このようにして得た泡沫組成物を被染色物
、例えば衣料用布地などに塗着し、発色させるのである
が、この塗着手段としては通常の捺染法及びしごき染め
法などがいずれも効果的に使用できる。発色工程もスチ
ーミング、乾熱処理、フィックス処理など染料に応じて
公知の方法が使用でき、その後、ソーピング、水洗、乾
燥などの仕上げ工程がとられるのも常法通りである。
本発明では、増粘剤としてアルギン酸ソーダ、カルポキ
シメチルセVロース、グアガムナトの天然高分子糊剤を
用いた染色液では得ることのできない、非常に安定した
泡沫組成物を得ることができ、再現性よく品質のよい染
色が可能となる。
例えば、本発明で染色された製品は、水溶性天然高分子
糊剤を含む染色液を同一発泡倍率に起泡した泡沫組成物
で染色したものに比較して、均染性が著しく良好で、ソ
ーピング時の脱糊性も良く、染色摩擦堅牢度も優れた結
果を示す。
本発明では増粘剤にイオン性がなく、従来の天然糊剤の
ように染料の種類によって使いわける必要もなく、吸水
性の少ない合成繊維の染色、特に捺染においても良好な
粘度と流動性を有し、原糸油剤が付着した未精練合成繊
維布帛の染色においても優れた濡れ効果を示す。このた
め、泡沫染色にありがちな濡れ不足からくる不均染、イ
ライラ染色が大幅に改善され、実用的な染色が可能とな
る。
一般的な水溶性増粘剤であるアルギン酸ソーダ、グアー
ガムなどに比して、本発明の増粘剤で良い結果を得るこ
とができるのは、その界面張力低下能が低いためと考え
られ、それだけ空気など不活性ガス体を内包し、微細空
間構造を呈−しやすく、染色時に最適流動性を付与でき
るためと考えられる。このため、泡沫組成物の粘度安定
性が得られ、同時に合成繊維及び羊毛等の撥水性繊維を
湿潤しやすく、浸透性の勝った均染性が達成できる。更
に、本発明の効果には、水溶性合成高分子(増粘剤)を
界面活性剤(起泡剤)と配合することにより、増粘作用
が幾分得られることも大きく影響しているものと考えら
れる。
なお、本発明では、前述の如き染色液で安定した泡沫組
成物が調製でき、目的が達成されるが、該染色液に更に
ジメチルシリコン又は変性メチルシリコン系消泡剤を起
泡剤の10重量%以下、好ましくは1〜0.01重量%
添加してもよく、その結果、安定して低発泡倍率の泡沫
組成物を調製でき、より再現性ある染色が可能となる。
次に、本発明の実施例を示す。各実施例において%は特
にことわらない限り重量%を示す。
実施例1〜18及び比較例1〜6 増粘剤          X % ジメチルラウリル      0.5%ベンジルクロリ
ド 酢酸(98%)1.0% からなる染色液を調製し、家庭用ハンドミキサー(松下
電器株式会社製 MK−1000型)で、最初の1分間
は目盛(1)にてゆるやかに攪拌し、次いで目盛(2)
にて1分間、最後に目盛(3)にて8分間高速攪拌して
、所定の発泡倍率の泡沫染液を得た。該泡沫染液の放置
粘度安定性を調べた。その結果を表1に示す。
表   1 ※1  攪拌停止後の経時粘度を示す。
※2   PEG−6000は平均分子量6000のポ
リエチレングリコールを示す。
※8   PEG−10000は平均分子量10000
のポリエチレングリコールを示 −す。
※4   TDIはトリレンジインシアネートを示す。
※5  ファインガムGシリーズは第一工業製薬■製の
グアーガム系水溶性天然高分 子である。
実施例14 増粘剤           X % 水      残部 100 % からなる染色液を調製し、家庭用ノ飄ンドミキサー(松
下電器株式会社製のMK−1000型)のミキサ一部を
長くした改良機で、目m (2)にて攪拌を続け、染色
液の発泡倍率と時間の関係を調べた。その結果を第1図
のグラフに示す。
Aは、増粘剤にファインガムG−5を2.0%用すたも
のであり、 Bは、増粘剤にPEG−6000のジステアレート(ジ
エステル化率98%)ヲ2、θ%用イたものであり、 Cは、Bの染色液にアンチフオーム(ダウ°コーニング
社製の変性ジメチルシリコン100%)を0.01%添
加したものである。
比較例7 比較例2の染色液を、オークスミキサ−を用いて空気に
よる発泡倍率4.5倍の泡沫染液に調製し、該染液をア
クリル生地に120メツシユスクリーンで印捺し、10
2’CX2G分の高圧スチーム染色を行なった。
その結果、得られた製品はスキージ方向にカスレが生じ
均一に染色されてはおらず、商品価値の乏しいものであ
った。この原因は泡沫量が綱目でドクターにかかれるこ
とで発泡倍率に変化を生じているためと思われる。さら
に連続して同一泡沫組成物で捺染する場合、最初の塗布
量が大きくそれだけ濃色に上がり、放置された泡沫組成
物による連続捺染は不可能であった。
実施例15 実施例9の染色液を改良した大型高速ミキサーで5分間
攪拌し、染色液と空気の体積比率が1:4.5である直
径80μ以下の安定した微細空間構造を有する泡沫組成
物を得た。この泡沫組成物をアクリル生地に120メツ
シユスクリーンで印捺し、102’CX20分の高温ス
チーム発色を適用した。
その結果、型際の尖鋭な鮮やかな捺染物が得られた。非
常に均染性に優れ、同一泡沫組成物でくり返し捺染して
も、常にほぼ同一の塗布量を示し、再現性のある捺染が
実施できた。この捺染物は、特にソーピングしなくても
耐えられる染色堅牢度を示し、充分商品価値あるものと
なる。
実施例16 (ジエーテlし化率90%) 酢  酸                 1.5 
  %酒石酸           0.5  %ラウ
リルジェタノールアマ  0.50%イド 水                  残   部1
00% からなる染色液(粘度100 cps )を調製し、こ
れを高速ミキサーで5分間攪拌し、染色液と空気の体積
比率が1:40である直径80μ以下の安定した微細空
間構造を有する泡沫組成物を得た。この泡沫組成物は4
500〜4000CpEの粘度を有し、ミネラルターペ
ンエマルジョン糊と同様の流動性を示した。
この泡沫組成物を、アクリル系繊維(旭化成株式会社製
のカシミロン)起毛布に、60メツシユスクリーンで印
捺し、高圧スチーマにて102°CX2分間発色させ、
その後ソーピング乾燥した。製品は基部まで染色され、
比較例の染色液では得ることのできない、浸透性ある堅
牢な商品価値おる捺染物となった。
酢酸     0.5% 乳  酸                 0.5%
水      残部 からなる染色液(粘度25 cps )を調製し、これ
をハンドミキサーで高速にて5分間攪拌し、染色液と空
気の体積比率が1:8.5である直径80μ以下の安定
した微細空間構造を有する泡沫組成物を得た。この泡沫
組成物は4600Cps  の粘度を有し・、ロータリ
ー捺染法による後しごきに最適の粘度と流動性を示した
この泡沫組成物を60メツシユヌクリーンを用いたロー
タリースクリーンで、毎分12mの速度で送られる日付
150(17nlのアクリル系繊維布帛(日木工クスフ
ン工業株式会社製のエクスラン)に、後しごき法による
印捺をし、その後シリンダー乾燥し、高圧スチーマにて
105°C×10分間の発色をさせた。
製品は、型際の尖鋭な鮮やかな捺染物であり、上記泡沫
組成物が均染性及び浸透性に非常に優れ、塗布量におい
ても経時的な変化はほとんどなく、ロータリー捺染に酎
えるものであることが確認された。なお、捺染物の摩擦
堅牢度及び洗濯堅牢度はいずれも8級以上であり、風合
も実施例18 モニウムクロライド 酢酸     1.0% 酒石酸アンモン       1.0%水      
              残  部100 % からなる染色液(粘度はほとんど感知されない)を調製
し、これをハンドミキサーで2−5分間高速攪拌し、染
色液と空気の体積比率が1:8である直径50μ以下の
安定した微細空間構造を有する泡沫組成物を得た。この
泡沫組成物の粘度は2200 cpsであった。該組成
物をフオームコータによって、アクリルパイVのカーペ
ット生地表面に均一な厚みに、2009/dの割合で、
塗布し、その後裏面より軽く吸引して染液を生地に浸透
させ、100°C20分間スチーミング処理して、鮮明
な青色のカーペットを得た。
このカーペットは堅牢度8級以上で、特にソーピングし
なくても商品価値が充分あり、ソーピング時の大量の水
及び乾燥時の熱エネMギーの大巾な節約ができた。
なお、堅牢度を更に改良するには、カーペットを泡沫組
成物の塗布前に予備湿潤させておくのがよいことがわか
った。
増粘剤           X % ラウリルサルフエートナ   1 % トリウム 酢  酸(98%)          1  %製の
分敢果月ノ 水      残部 100% からなる染色液を調製し、実施例1と同様に攪拌し、所
定の発泡倍率の泡沫染液を得た。該泡沫染液の放置粘度
安定性を調べた結果を表2に示す。
表    2 ※1  ファインガムI(Esシリーズは第−工業製薬
株式会社製の高エーテル化 カルボキシメチルセルローステアル。
※2  スノーアルギンは富士化学工業株式会社製のア
7レギン酸ナトリウムであ る。
実施例27 酢  酸                 1.0%
水      残部 100% からなる染色液(粘度I Q cpJ?)を調製し、こ
れを高速ミキサーで5分間攪拌し、染色液と空気の体積
比率が1:5.0である直径80μ以下の安定した微細
空間構造を有する泡沫組成物を得た。この泡沫組成物の
粘度は約80000ptであった。該組成物を120メ
ツシユのヌクリー゛ンでポリエステル生地に印捺し、高
圧ヌチーマで125’CX80分の発色処理をし、ソー
ピング後乾燥した。染色物の型際は尖鋭に仕上がり、通
常の捺染物と比較して非常に糊落ちが良好であった。ま
た、捺染用糊剤として最も一般的なアルギン酸ソーダ、
カルボキシメチ〃セルローズ等を配合した同一粘度の泡
沫組成物を用いた場合と比較しても、はるかに均染性に
優れ、カスレ現象を起さなかった。なお、本実施例の泡
沫組成物も他の実施例と同様て、放置安定性に優れ、く
り返し利用した場合にも、粘度及び発泡倍率にほとんど
変化は認められず、一般的な組成物にありがちな紗離れ
の悪さやブリード現象も示さなかった。
実施例28 PEG8000のジセチ   2.5%酢 酸(98%
)     1・θ% 酒酒石酸アンノン      2.0%ラウロイルザp
コシンナト  1.0%リウム (P2O) 尿  素                  5.0
%水      残部 100% からなる染色液(粘度1o Ocps )を調製し、こ
れを高速ミキサーで5分間攪拌踵染色液と空気の体積比
率が1:8.5である直径50μ以下の安定した微細空
間構造を有する泡沫組成物ヲ47’n。粘度8000 
cpsであるこの泡沫組成物を、80メツシユスクリー
ンで、羊毛モスリン生地に捺染し、高圧スチーマで10
5’CX40分の発色処理をした。次いでソーピング後
、乾燥した。
得られた捺染物は、尖鋭な型際を有する均染性に優れた
製品であり、天然高分子側であるグア゛ガム、カルボキ
ンメチル化セルローズ、とドロキシエチル化セルローズ
等を配合した泡沫組成物の撥水によるイラツキが見られ
ず、堅牢度にも優れ、一般衣料用として商品価値あるも
のであった。
実施例29 尿  素                  2.0
 %ソーダ灰          1.0%ステアリン
酸ナトリウム   0.2%水           
          残  部100% からなる染色液(粘度2000 cps )を調製し、
これをハンドミキサーで10分間攪拌して、染色液と空
気の体積比率が1:5.0である直径100μ以下の安
定した微細空間構造を呈する泡沫組成物を得た。この泡
沫組成物の粘度は約4500 cpsであった。該組成
物を、100メツシユのスクリーンで綿ブロード60番
手の生地に捺染し、高圧スチーマで100°Cで10分
間熱処理した。次いで60°Cで20分間ソーピング後
乾燥した。製品は濃紺色に均染性よく染着された。堅牢
度は通常の捺染物と比較してはるかに良好で、風合もよ
く、商品価値の高いものとなった。
これに対して、PE08000のジセチルエーテル化物
の代りに一般的な天然高分子棚材を用いて増粘した泡沫
組成物では、1〜2%の棚材を含むことでブリードは防
止できるものの均染性に乏しく、再現性ある染色濃度に
染色できない欠点があった。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例における泡沫組成物調製時の発
泡倍率と攪拌時間の関係を示すグラフである。 特許出願人  第一工業製薬株式会社 代理人 新実健部 外1名 一一→將躬 (分2 手続補正書 l、事件の表示  昭和56年特許願第103016号
2、発明の名称  染色方法 3補正をする者 事件との関係  特許出願人 氏名(名称)  第一工業製薬株式会社4、代理人  
  〒604 6、補正により増加する発明の数 7、補正の対象 明細書、発明の詳細な説明の欄8、補
正の内容 (1)明細書、第10頁第10行、「塗料」とあるを「
染料」と補正する。 l

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  被染色物に、水溶性合成高分子増粘剤、起泡
    剤及び染料を含む水性染色液を見掛は体積で1゜5〜1
    0倍に起泡した泡沫組成物を塗着し、発色させることを
    特徴とする染色方法。
  2. (2)上記泡沫組成物が直径200μ以下の微細な気泡
    を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方
    法。
  3. (3)上記水性染色液の粘度が常温で1000 cps
    以下であることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の方法。
  4. (4)上記増粘剤が、一般式 %式%) (ただし、R1とR2はそれぞれ水素原子、炭素数4〜
    24のアルキル基、アルケニル基、飽和脂肪酸残基又は
    不飽和脂肪酸残基であり、nが50〜500の整数であ
    る)で表わされる化合物の1種又は2種以上でエーテル
    化率及び/又はエステル化率が40%以上であるもの、
    及び一般式 (ただし、R,とR4はそれぞれ水素原子、炭素数4〜
    24のアルキル基、アルケニル基、飽和脂肪酸残基又は
    不飽和脂肪酸残基であり、i+yが50〜500の整数
    であり、Xは炭素数2〜8のアルキレン基又は炭素数6
    〜20の芳香族環を有するウレタン残基である)で表わ
    される化合物の1種又は2種以上で、エーテル化率及び
    /又はエステル化率が60%以上であるものから選ばれ
    るポリエチレンオキサイド誘導体であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項ないし第8項いずれかに記載の
    方法。
  5. (5)・上記起泡剤が高起泡性を有する界面活性剤から
    選ばれることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし
    第4項いずれかに記載の方法。
  6. (6)上記増粘剤が染色液中01〜10.0重量%の割
    合で含まれることを特徴とする特許請求の範囲第1項な
    いし第5項いずれかに記載の方法。
  7. (7))記起泡剤が染色液中0.1〜2.0重量%の割
    合で含まれることを特徴とする特許請求の範囲第1項な
    いし第6項いずれかに記載の方法。
  8. (8)上記染色液が、起泡剤に対して10重量%以下の
    割合で、ジメチルシリコン系又は変性メチルシリコン系
    消泡剤を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項な
    いし第7項いずれかに記載の方法。
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JP2001303461A (ja) * 2000-04-28 2001-10-31 Asahi Denka Kogyo Kk 捺染糊用増粘剤および捺染糊用増粘剤を含有した捺染糊用組成物

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