JPS5847271Y2 - −体型二連式油ポンプ - Google Patents

−体型二連式油ポンプ

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JPS5847271Y2
JPS5847271Y2 JP1976062143U JP6214376U JPS5847271Y2 JP S5847271 Y2 JPS5847271 Y2 JP S5847271Y2 JP 1976062143 U JP1976062143 U JP 1976062143U JP 6214376 U JP6214376 U JP 6214376U JP S5847271 Y2 JPS5847271 Y2 JP S5847271Y2
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JP
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pump
oil
air vent
discharge
air
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Application number
JP1976062143U
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English (en)
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JPS52152401U (ja
Inventor
秀吉 並木
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
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  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、二連式油ポンプに関し、特に装軌式車両等に
おける油圧式制御機器の油圧源に用いて好適の空気抜き
装置をそなえた一体型二連式油ポンプに関する。
従来、装軌式車両等ではその油圧式制御機器の信頼性を
高めるため、油圧源に二連式ポンプが用いられ、第1図
に示すように各ポンプの吸込管aが別個に油タンクb内
に挿入されていて、その吸込端にはストレーナCが設け
られている。
ところで車両が平地を走行する場合は、第1図に示すよ
うに両ストレーナe、eがいずれも油中に完全に浸漬さ
れているので、ポンプ作動時に空気を吸込むことはない
が、車両が傾斜地を走行する場合は、第2図に示すよう
に、油タンクb内の油面dが低いと、一方のストレーナ
Cが部分的に空中に露出して空気を吸込むおそれがあり
、この空気がそのまま油圧式制御機器に送られると重大
な事故を招くという問題点がある。
そこで、二連式ポンプの一方に空気が吸込1れても、こ
の空気を効率よく除去して、圧油のみを他方のポンプの
吐出油に合流させうるようにした二連式油ポンプを開発
することが考えられる。
このような二連式油ポンプとしては、第3,4図に示す
ようなものが考えられる。
第3図はその油圧回路図、第4図はその空気抜き弁を示
す断面図であって、油タンク1内に別個に吸込管2a
、2bを挿入された2個のポンプ3a 、3bが設けら
れ、これらのポンプは共通の駆動機構(エンジン)4に
より互いに連動して作動せしめられるようになっている
そして各ポンプ3a 、3bの吐出路5a 、 sbが
それぞれ逆止弁6a 、6bを経て合流吐出管7へ接続
され、この合流吐出管7から圧油の供給を受けて油圧式
制御機器8が作動する。
又各吐出路5a 、sbに釦いて、各ポンプ3a。
3bの油出口3’a 、 gbと各逆止弁6a 、6b
との間に空気抜き弁9a 、9bが介設されている。
空気抜き弁9bはケース10V?−設けた段付穴11に
ボール12を挿入したもので、段付穴11の入口13に
吐出管5bから油圧が作用している時は、空気抜き穴1
4はボール12によって閉塞される。
そして段付穴11内に油圧が働かなくなるとボ−ル12
は自由に移動し、′これにより吐出路5b内の空気は空
気抜き穴14を通じて抜き出される。
またもう一方の空気抜き弁9aも、上述の空気抜き弁9
bと同様の構造を有している。
上述の構成により、車両等に搭載された油タンク1が、
車両の傾斜地走行時などに傾斜して、これに伴い吸込管
2a 、2bが空気を吸込むようなことがあっても、こ
の混入空気は、ポンプ3a。
3bを経て吐出路5a 、5bへ導かれた際に、各逆止
弁6a 、6bの手前にある空気抜き弁9 a t9b
から抜き出されてし渣うので、各ポンプ3a。
3bから空気を含んだ吐出油が合流吐出管Iへ到達する
ことはなり、シたがって作動油中への空気混入による油
圧式制御機器8の不具合な作動が未然に防止されるので
ある。
しかしながら、上述の二連式油ポンプでは、逆止弁6a
、6bや空気抜き弁9a 、9bが各ポンプ3a 、
3bから離隔して別個に設けられるため、その配管が著
しく複雑になり、大幅なコスト高を招くほか、広い配置
スペースを必要として、装軌式車両のごとく狭い場所に
設置する場合には適さないという問題点がある。
本考案は、このような問題点の解決をはかろうとするも
ので、各ポンプについての逆止弁や空気抜き弁の機能を
維持しながら、これらの逆止弁釦よび空気抜き弁を両ポ
ンプと一体化することにより、構造の簡素化と小型化と
をはかった一体型二連式油ポンプを提供することを目的
とする。
このため本考案の一体型二連式油ポンプは提供タンク内
に別個に吸込管を挿入される2個のポンプが、ポンプベ
ースの両側に対をなして設けられるとともに、それぞれ
カバーをそなえて一体に構成され、合流吐出管と連通ず
る上記ポンプベースの内部スペースに、上記ポンプの各
吐出路が連通されて、上記ポンプベースの内部スペース
に装填されスプリングで相互に連結された一対の逆止弁
が、上記吐出路を開閉すべく配設されるとともに、上記
カバーの上記吐出路に接する部分にあけられた段付穴と
その内部に装填されたボールとから成る空気抜き弁が設
けられたことを特徴としている。
以下、図面により、本考案の一実施例としての二連式油
ポンプについて説明すると、第5図はその正面図、第6
図は第5図のVl−Vl断面図、第7図は第5図の■−
■断面図、第8図は第5図の■−■断面図、第9図はそ
の空気抜き弁を示す断面図、第10図会よび第11図は
第5図のX−X断面における各作動状態を示す断面図で
ある。
この実施例では油タンク(図示せず)内に別個に吸込管
35.36を挿入される2個のポンプ22.23をそな
え、これらのポンプ22 、23の各吐出路45,46
がそれぞれ逆止弁42,43を経て合流吐出管37へ接
続されている。
そして各吐出路45.46において、各ポンプ22.2
3の油出口と各逆止弁42.43との間に空気抜き弁4
9.50が設けられている。
各ポンプ22,23は、歯車回転ポンプとしてポンプベ
ース21の両側に対をなして設けられて卦り、それぞれ
カバー24.25をそなえて一体に構成されている。
ポンプ22に釦いて歯車26は軸30に、歯車27は軸
31に取付けられ、ポンプ23において歯車28は軸3
2に、歯車29は軸33に取付けられる。
軸30は外部から動力を受ける駆動軸であり、軸32と
はカップリング34により連結されている。
筐た各軸30〜33は、軸受により回転自在に支持され
ている。
ポンプベース21の内部スペースには吸込管35.36
および合流吐出管37が接続され、吸込管35はポンプ
ベース21の内部スペース[i−ける流路38を経てポ
ンプ22に連通し、吸込管36はポンプベース2・1の
内部スペースVC釦ける流路39を経てポンプ23に連
通ずる。
ポンプペース21の内部スペースにおける吐出側には逆
止弁装置40が設けられており、この逆止弁装置40は
、弁体41と、一対の逆止弁42゜43と、スプリング
44とから構成され、ポンプ吐出路45.46に連通ず
るとともに、弁体41に設けた穴47.48が合流吐出
管37に連通ずる。
さらにカバー24.25には空気抜き弁49゜50が構
成されており、各空気抜き弁49 、50は、カバー2
4,25に段付穴51を設けてボール52を挿入したも
のであり、その一端がポンプ吐出路45,46に連通す
るとともに、他端は外部に解放されている。
なお吸込管35,36は個別に設けたストレーナ(図示
せず)へと接続している。
通常、ポンプ22.23より吐出される圧油は、第10
図に示すように各吐出路45.46より逆止弁装置40
へと流入し、各逆止弁42.43を中央へと押すので、
穴47.48は開き、合流吐出管37へと流れて、油圧
制御機器へと送られる。
このとき空気抜き弁49.50にも油圧は作用するので
ボール52は座面に押しつけられ、油が洩れることはな
い。
車両等が傾斜してポンプ23へ接続する油吸込管が油面
より上に出た場合、ポンプ23は空気を吸い込み回路圧
は低下する。
一方、ポンプ22に接続する油吸込管は油中にあるので
、この系統の圧力は維持されて逆止弁42に作用して釦
り、これにより逆止弁43は押されて移動し、ポンプ吐
出路46を確実に遮断するので、ポンプ22から吐出さ
れる圧油だけが合流吐出管37へと流れる。
(第11図参照)このとき空気抜き弁50においては圧
力が低下しているので、ボール52は座面を離れて開路
し、これにより、ポンプ23の吸い込んだ空気は外部へ
排出される。
したがって合流吐出管37にはポンプ22より吐出され
る空気の混入しない油のみが流れる。
ここで再び車体が水平になった場合、油吸込管は油中に
没し、ポンプ23は油のみを吸込むようになるので、ポ
ンプ吐出路46内の空気は空気抜き弁50から外部に排
出され、ポンプ吐出路46には圧油が満たされるように
なり、これにより空気抜き弁50は閉じ、逆止弁43は
移動し、穴48が開かれて通常の状態に戻る。
また両ポンプ22.23のうちの一方が故障を起こして
、その吐出圧が低下した場合にも、他方のポンプで有効
に圧油を合流吐出管3Tへ送り出すことができる。
上述のごとく、本考案によれば、きわめて簡素な構造で
、二連式ポンプの切換えと、その吐出油中の混入空気の
除去とを有効に行なえるようになるが、特に本考案の一
体型二連式ポンプでは、2個のポンプ22.23が、ポ
ンプベース21の両側に対をなして設けられ且つカバー
24.25をそなえて一体に構成されてかり、しかも合
流吐出管37と連通ずる上記ポンプベース21の内部ス
ペースに、各ポンプ22.23の吐出路45 、46が
連通されて、各吐出路45.46を開閉する一対の逆止
弁42,43が互いにスプリング44で連結されながら
上記ポンプベース21の内部スペースにコンパクトに装
填されているのであり、さらに上記カバー24.25の
上記吐出路45 、46に接する部分に段付き穴51と
ボール52とから成る空気抜き弁49.50が設けられ
ることにより、装置全体として著しく小型化され、配管
の簡素化もはかられるのである。
したがって、本考案によれば、装軌式車両のごとく配置
スペースに制限を受けるような場合の制御用油圧源に用
いて好適の装置を実現しうる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図1よび第2図はいずれも従来の油ポンプにおける
吸込管の作用を示す部分図であり、第3゜4図は二連式
油ポンプの一例を示すもので、第3図はその油圧回路図
、第4図はその空気抜き弁を示す断面図であり、第5〜
11図は本考案の一実施例としての一体型二連式油ポン
プを不才もので、第5図はその正面図、第6図は第5図
のVl−Vl断面図、第7図は第5図の■−■断面図、
第8図は第5図の■−■断面図、第9図はその空気抜き
弁を示す断面図、第10図および第11図は第5図のX
−X断面における各作動状態を示す断面図である。 1・・・・・・油タンク、2a 、2b・・・・・・吸
込管、3a。 3b・・・・・・ポンプ、3’a t 3’b・・・・
・・ポンプの油出口、4・・・・・・駆動機構、5a
、sb・・・・・・吐出路、6 a +6b・・・・・
・逆止弁、I・・・・・・合流吐出路、8・・・・・・
油圧式制御機器、9a 、9b・・・・・・空気抜き弁
、10・・・・・・ケース、11・・・・・・段付穴、
12・・・・・・ホール、13・・・・・・段付穴の入
口、14・・・・・・空気抜き穴、21・・・・・・ポ
ンプベース、22,23・・・・・・ポンプ、24.2
5・・・・・・カバー、26〜29・・・・・・歯車、
30〜33・・・・・・軸、34・・・・・・カップリ
ング、35゜36・・・・・・吸込管、37・・・・・
・合流吐出管、3B 、 39・・・・・・流路、40
・・・・・・逆止弁装置、41・・・・・・弁体、42
、43・・・・・・逆止弁、44・・・・・・スプリ
ング、45.46・・・・・・吐出路、47 、48・
・・・・・穴、49゜50・・・・・・空気抜き弁、5
1・・・・・・段付穴、52・・・・・・ボール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油タンク内に別個に吸込管を挿入される2個のポンプが
    、ポンプペースの両側に対をなして設けられるとともに
    、それぞれカバーをそなえて一体に構成され、合流吐出
    管と連通ずる上記ポンプペースの内部スペースに、上記
    ポンプの各吐出路が連通されて、上記ポンプペースの内
    部スペースに装填されスプリングで相互に連結された一
    対の逆止弁が、上記吐出路を開閉すべく配設されるとと
    もに、上記カバーの上記吐出路に接する部分にあけられ
    た段付穴とその内部に装填されたボールとから成る空気
    抜き弁が設けられたことを特徴とする、一体型二連式油
    ポンプ。
JP1976062143U 1976-05-15 1976-05-15 −体型二連式油ポンプ Expired JPS5847271Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976062143U JPS5847271Y2 (ja) 1976-05-15 1976-05-15 −体型二連式油ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976062143U JPS5847271Y2 (ja) 1976-05-15 1976-05-15 −体型二連式油ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52152401U JPS52152401U (ja) 1977-11-18
JPS5847271Y2 true JPS5847271Y2 (ja) 1983-10-28

Family

ID=28524247

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1976062143U Expired JPS5847271Y2 (ja) 1976-05-15 1976-05-15 −体型二連式油ポンプ

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JP (1) JPS5847271Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013221479A (ja) * 2012-04-19 2013-10-28 Mikuni Corp オイルポンプ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013221479A (ja) * 2012-04-19 2013-10-28 Mikuni Corp オイルポンプ

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Publication number Publication date
JPS52152401U (ja) 1977-11-18

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