JPS5840349A - 瀝青質を含む組成物 - Google Patents

瀝青質を含む組成物

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JPS5840349A
JPS5840349A JP13839681A JP13839681A JPS5840349A JP S5840349 A JPS5840349 A JP S5840349A JP 13839681 A JP13839681 A JP 13839681A JP 13839681 A JP13839681 A JP 13839681A JP S5840349 A JPS5840349 A JP S5840349A
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利典 白木
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早野 総和
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明#i、高温熱処理性症が改善され、優れた加工性
、施工性、耐候性及び機械的特性sr有する組成物に関
し、更に詳しくは、m青質物と、ビニル芳香族化合物重
合体ブロックとオレフィン化合物重合体ブロックを有す
るブロック共重合体に、カルボン酸基またはその豹導体
基を含有する分子単位が結合した変性ブロック共重合体
及び/またFia変性ブロック共重合体のイオン性架橋
物からなる組成物に関する。
従来、天然ゴム或い、Fiエスチレンブタジェン・ゴム
、ニトリルゴム勢の合成ゴムを混入する事によって瀝青
質の低温に於いて脆く、衝撃破壊が起−り易い性質や、
高温に於いて塑性質′形を起し易い性質が改良され、耐
久性が増加する事は知られており、既に日本及び諸外国
に於いて道路用途を始めとし、土木、建築、工業用途等
に利用されている。
ゴム混入瀝青質組成物の製造方法には、予めゴムをオー
ブンロール上で瀝青質物に混合して、ゴム分の高いマス
ターパッチをつくり、これを加熱溶解した瀝青質物中に
投入して溶解する方法と、粉末ないしラテックス状のゴ
ムをそのまま加熱溶融した瀝青質物中に投入して溶解す
る方法、及び共役ジエンとビニル芳香族炭化水素とから
成るブロック共重合体ペレット、クラム又はパウダーを
加熱溶融した瀝青質物中に投入して溶解する方法とがあ
る。特に最近では、従来用いられてきた天然ゴム或いは
合成ゴム混入瀝青質組成物より混合時の溶解性に優れ、
高温にお轄る粘度が比較的低いブロック共重合体混入瀝
青質組成物が好適に用いられる傾向にある。例えば特公
昭47−17319号公報や、特公昭47−33058
号公報には、ゴム状物質として、ビニル芳香族化合物と
共役ジエン化合物のブロック共重合体、ないしはその水
素添加物を使用し九瀝青物質の組成物が示されている。
しかしながら、上記ブロック共重合体を含有する真青質
組成物は、更に優れ九強度、耐拳耗性、接着性などが要
求される分野においては必ずしも十分であるとけ云えず
、その改良が望まれている。
本願発明者らは、瀝青質物とブロック共重合体との組成
物の特性改良について鋭意検討した結果。
ジカルボン酸類によって変性され友ビニル芳香族化合物
−共役ジエン化合物ブロック共重合体を使用することK
よりその目的が達成されることを見い出し1%原昭58
−16553号にて提案した。その後1本発明者らは更
に検討を遂めた結果、ビニル芳香族化谷物重合体ブロッ
クとオレフィン化合物重合体ブロックから構成されるブ
ロック共重合体にカルボン酸基またはその誘導体基を含
有する分子単位が結合した変性ブロック共重合体及び/
または該変性ブロック共重合体のイオン性架橋物を用い
ることにより、上記緒特性が改良されるばかりでなく、
高温熱処理性能や耐候性に優れた組成物が得られること
を見い出し1本発明を完成するに到った。
即ち5本発明は、 (1)瀝青質物、(b)少なくとも1個のビニル芳香族
化合物重合体ブ四ツクAと少なくとも1個のオレフィン
化合物重合体ブロックBを有し、しかもブロックBの不
飽和度が20Xを越えないオレフィン化合物重合体プゝ
ロックであるブロック共重合体、に、カルボン酸基tた
はその誘導体基を含有する分子単位が結合した変性ブロ
ック共重合体及び/または核質性ブロック共重合体中の
カルボン酸基またはそのvj尋鉢体基架橋位置として、
1価、2価または3価の金属イオンのうちのいずれか1
種ま喪は2種以上によりイオン性架橋した該変性ブロッ
ク共重合体のイオン性架橋物からなる組成物に関する。
本発明の組成物は、従来のブロック共重合体、あるいは
その水素添加物を使用し九瀝青質組成物に比較して榛械
的強t(例えば引張強度、引裂強緻、曲は強f)、耐摩
耗性、接着性等に優れる。
また本発明においては、成分(b)としてオレフィン化
合物重合体ブロックの不飽和度が20九を越えないよう
に限定された変性ブロック共重合体及び/または該変性
ブロック共重合体のイオン性架橋物(以後これらを変性
ブロック共重合体等と呼ぶ)を用いているため、不飽和
度の烏い従来のブロック共重合体、例えばスチレン−ブ
タジェンブロック共重合体を用い九場合に比較して高温
熱処理性能や耐候性に優れる。高温熱処理性*I!は1
組成物O製造時に溶解温度を高くして溶解時間を短縮す
るとか、粘度を下けて施工性を改善するために高温で加
工及び施工する一合に要求される性能であり、耐候性は
1組成物を屋外で比較的恒久的に使用する場合に要求さ
れる性能である。
以下1本発明の詳細な説明する。
本発明で使用される成分(1)の瀝青質物としては。
ストレートアスファルト、セミプローンアスファルト、
プ、ローンアスファルト、タール、ピッチ更にオイルを
添加したカットバックアスファルトなどを挙けることが
でき、これらは混合して用いてもよい。
本発明の組成物の<b)成分の1つである変性ブロック
共重合体は、少なくとも1個のビニル芳香族化合物重合
体ブロック人と少なくとも1個の不飽和度が2096を
越えないオレフィン化合物重合体ブロックBとからなる
ブロック共重合体(以下これを、「基本となるブロック
共重合体」と呼ぶ)に、カルボン酸基1+はその誘導体
基を含有する含有する分子単位が結合し九便性ブロック
共重合体である。ここでオレフィン化合物重合体ブロッ
クとは、エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブチ
レン等のモノオレフィン、あるいはブタジェン、イソプ
レン、1?3−ペンタジェン等の共役ジオレフィン、1
ν4−へキサジエン、ノルボルネン、ノルボルネン誘導
体等の非共役ジオレフィンのうちから選ばれ&ll!以
上のオレフィン化合物が重合、あるいは共重合した形態
を有する1合体ブロックであり、しかも該ブロックの不
飽和&Jj20X以下である。従ってオレフィン化合物
重合体ブロックの構成子ツマ−として上記のジオレフィ
ン類を用いた場合には、#ブロク2部分の不飽和度が2
05Xを越えない程度にまで水添等の方法により不飽和
度を減らす処置が施されていなければならない。またオ
レフィン化合物1合体ブロックKFiビニル芳香族化合
物がランダムに共重合されていてもよい。本発明におい
て、「基体となるブロック共重合体」としては、ビニル
芳香族化合物と共役ジエン化合物からなるブロック共重
合体の水添物、ビニル芳香族化合物とモノオレフィンと
のブロック共重合体等が享げられる。本発明で使用する
変性ブロック共重合体は、前記の「基体となるブロック
共重合体」に、不飽和カルボン酸−t+hその誘導体を
付加反応させることにより製造できる。
本発明において(b)成分として最も好ましい質性ブロ
ック共重合体#−t、ビニル芳香族化合物重合体ブロッ
クと共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロック4と
から構成されてなるブロック共重合体(以後これを、「
前駆体としてのブロック共重合体」と呼ぶ)の共役ジエ
ン部分の不飽和度が20%を越えない程度にまで選択的
に水添され1次いで。
不飽和カルボンl!またはその誘導体が付加反応により
結合されて得られた変性ブロック共重合体である。
「前駆体としてのブロック共重合体」は、少なくとも1
個、打着しくけ2個以上のビニル芳香族化合物重合体ブ
ロックと少なくとも1個の共役ジエンを主体とする重合
体ブロックとを含有する4のである。ここで共役ジエン
を主体とする重合体ブロックは、ビニル芳香族化合物と
共役ジエン化合物との重量比が0/100〜50150
%好ましくは0/100−30/70の組成範囲からな
る重合体ブロックであり、このブロックにおするビニル
芳香族化合物の分布は、ランダム、テーパー(分子鎖に
沿ってモノマー成分が増加または減少するもの)、一部
ブロック状ま良はこれらの任意の組合せのいずれであっ
てもよい。なお1、本発明における「前駆体としてのブ
ロック共重合体」中には、ビニル芳香族化合物重合体ブ
ロックと共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロック
との遷移部等にビニル芳香族化合物の含有量が50重重
量を越えるビニル芳香族化合物と共役ジエン化合物との
共重合体ブロックが存在してもよいが、かかる重合体ブ
ロックは前記の共役ジエン化合物を主体とする1合体ブ
ロックに含める本のとする。
「前駆体としてのブロック共重合体」において。
ビニル芳香族化合物の含有量と共役ジエン化合物の含有
量の重量比は、t O/ 90〜’10/10の範囲が
好ましく、15/85〜85 / 15の範囲が更に好
ましい。かかるブロック共重合体は、ビニル芳香族化合
物の含有量が約60重量%以下、好ましくは55重量%
以下の場合には熱可−性弾性体としての特性を示し、「
前駆体としてのブロック共重合体」として好適に用いら
れる。
[前駆体としてのブロック共重合体」を構成するビニル
芳香族化合物としては、スチレン、4−メチルスチレン
、ビニルトルエン等のうちから1種または2種以上が選
ばれ、中でもスチレンが特に好ましい、tた共役ジエン
化合物としては、ブタジェン、イソプレン、1#3−ペ
ンタジェン等のうちから1種ま光は2種以上選ばれ、中
で本ブタジェンおよび/ま光はイソプレンが%に好まし
い。上記ブロック共重合体は、数平均分子量が20*0
0Q〜500tOOO好ましく #i40*000〜3
00t000の範囲であり1分子量分布(重量平均分子
量と数平均分子量の比)Fi、  1.05〜lOの範
囲が好ましい、、またブロック共重合体の分子構造は、
直鎖状、分岐状、放射状またけこれらの組合せなどいず
れで4よい。さらに、ブロック共重合体において共役ジ
エン化合物として、ブタジェンを使用した場合は。
ブタジェン部分のミクロ構造の192結合量が10〜8
〇九の範囲が好オしい、変性ブロック共重合体にゴム弾
性を持たせることを必要とする場合には、II2結合量
F125〜6596、史に好ましく1435〜55%の
範、8が好ましい。
上記ブロック共重合体が、ビニル芳香族化合物1合体ブ
ロックまたは共役ジエン化合物を主体とする1合体ブロ
ックt−2個以上含有する場合においてFi、各ブロッ
クは同一〇構造であってもよいし、モノマー成分含有量
、それら′の分子鎖における分布、ブロックの分子量、
ミクロ構造などの各構造が異なる本のであって本よい。
「前駆体としてのブロック共重合体」の製造方法として
は、例えば特公昭36−19286号公報。
特公昭43−14979号公報、特公昭49−3695
7号公報、特公昭4B−2423号公報%特公昭48−
4106号公報などに記載され良方法があけられる。
これらはすべて、炭化水素溶剤中でアニオン1合開始剤
として有機リチウム化合物等を用い、必要に応じてビニ
ル化剤としてジエチルエーテル、テトラヒドロフランの
如きエーテル化合物、トlJエチルアミン、N?NIN
’νN’−テトラメチルエチレンジアミンの如き第3級
アミン、ヘキサメチルホスホアミドの如きホスフィン化
合物などのルイス塩基、カップリング剤として四塩化ケ
イ素やエポキシ化ダイズ油の如き多官能性・化合物を用
い、ビニル芳香族化合物と共役ジエン化合物をブロック
共重合する方法であ゛す、直鎖状1分岐状あるいは放射
状の構造を有するブロック共重合体として得られる6本
発明においては、いかなる重合法で得られたものであっ
て本、上記の範囲のものであれば使用可能である。艷に
、ブロック共重合体は1種のみならず2種以上の混合物
として使用すること4可能である。
上記の「前駆体としてのブロック共重合体」を、公知の
方法1例えば特公昭42−8704号公報に記載の方法
で水添することにより「基体となるブロック共重合体」
が得られる。「基体となるブロック共重合体」は、「前
駆体としてのブロック共重合体」の共役ジエン、化合物
を主体とする重合体ブロック中における共役ジエン化合
物に基づく脂肪族二重結合の少くとも80%が水素添加
されている仁と、換言すれば、共役ジエン化合物を主体
とする重合体ブロックの水素添加によって形態的にオレ
フィン化合物重合体ブロックBに変換されたブロック中
の不飽和度が20九を越えないことが必要である。オレ
フィン化合物重合体ブロックの不飽和度が20Xを越え
ると不飽和ポリエステル樹脂組成物の成形品の耐候性や
耐熱老化性が劣るため好ましくない。一方、ビニル芳香
族化合物重合体ブロック中のビニル芳香族化合物および
必要に応じて共役ジエン化合物を主体とする1合体ブロ
ック中に共重合されているビニル芳香族化合物に基づく
芳香族二重結合の水素添加率については%に制限けない
が、水素添加IIを20%以下にするのが好ツしい。オ
レフィン化合物1合体フロックの不飽和度は、赤外分光
光度針(IR)や恨S気共鳴装#(NMR)等を用いた
搬器分析、ヨード滴定法郷による滴定分析などにより#
I定できる。
[基体となるブロック共重合体JFi、次いで、不飽和
カルボン*1+はその誘導体との付加反応により変性さ
れ1本発明で使用する変性ブロック共重合体が合成され
る。不飽和カルボン酸またはその誘導体の例としては、
マレイン酸、7ffル酸、イタコン酸、ハロゲン化マレ
イン酸、ジス−4−シクロヘキセン−1w2−ジカルボ
ン酸、エンド−シス−ビシクロ(2*2tl)  5−
へブテン−293−ジカルボン酸等や、これらジカルボ
ン酸の酸無水物、エステル、アミド、イ2ドなど、アク
リル酸、メタクリル酸等や、これらモノカルボン酸のエ
ステル、アミドなどが挙けられる。これらは1種Oみな
らず2種以上混合しても使用できる。
これらの中でけ不飽和ジカルボン酸またはその誘導体が
好壇しく、とりわ社無水マレイン酸が好ましい。
変性ブロック共重合体は、「基体となるブロック共重合
体」に不飽和カルボン酸またはその銹導体t、溶液状l
lまたは溶融状態において、ラジカル開始剤を使用ある
いは使用せずして付加せしめることによって得られる。
これら変性ブロック共重合体の製造方法に関してFi、
本発明においては特に限定はしないが、得られた変性ブ
ロック共重合体がゲル等の好ましくない成分を含んだり
、その溶融粘度が著しく増大して加工性が悪化したりす
る製造方法は好ましくない。好ましい方法としては、た
とえば押出機中で、ラジカル開始剤存在下で、「基体と
なるブロック共重合体」と不飽和カル1ボン酸またはそ
の誘導体と反応させる方法が挙けられる。
変性ブロック共重合体に含まれるカルボン酸基またはそ
の誘導体基を含有する分子単位の量、即ち不飽和カルボ
ン酸または七の誘導体の付加量は。
本発明において使用する変性ブロック共重合体全体の平
均値として、「基体となるブロック共重合体」100重
量部あ九’y s  o、os〜20重量部、好ましく
け0.1〜10重量部、更に好ましくけ0.3〜5重量
部である。カルボン酸基またはその誘導体基を含有する
分子単位が0.05重量部未満では、未変性ブロック共
重合体に比して改良効果がほとんど認められず、20重
量部をこえて屯、それ以下の場合に比してその改良効果
が顕著でない。
変性ブロック共重合体中のカルボン酸基ま良はそのIm
導体基を含有する分子単位の含有量は、赤外分光光度計
や滴定等による方法によシ容易に把握することができる
。また1本発明においては。
<b>成分として使用する変性ブロック共重合体中の不
飽和カルボン酸1+はその誘導体の付加量が全体の平均
値として上記範囲を満たす範囲内において未変性のブロ
ック共重合体が含まれていてもよい。
本発明において、前記の変性ブロック共重合体はイオン
性−橋物として組成物中に混在させること本できる。変
性ブロック共重合体のイオン性架橋物は1本発明の(b
)成分として単独で用いて屯よイ1シ、イオン性架橋し
てい危い変性ブロック共重合体との混合物として用いて
もよい。
このイオン性架橋物#i、前記の変性ブロック共重合体
を1価、2価および3価の金属イオンのうの 伎αずれか1種又は2種以上の混合物でイオン性結合に
よって架橋させたもので、変性ブロック共重合体に1価
、2価および3価の金属の化合物のうちのいずれか1種
又#−i2糧以上の混合物を架橋剤化合物として反応さ
せることによって得られる。
上記イオン性架橋物において、変性ブロック共重合体の
カルボン酸基ま九はその誘導体基は、架橋剤化合物を添
加することによって、イオン化する。そして架橋剤化合
物の添加量によってイオン化量を調節することができ、
その量は例えば赤外分光光度計により測定される。
架橋剤化合物の添加量#−i、変性ブロック共重合体に
含有されるカルボン酸基またはその誘導体基の一部ない
し全量がイオン化する量が加えられ、上記イオン化反応
は、はぼ定量的に進行するが、所望のイオン化量を得る
ためには理論量より過剰の架橋剤が必要な場合本ある。
イオン性架橋物を効果的に得るためにFi、上記金属化
合物と変性ブロック共重合体に含有されるカルボン酸基
またはその誘導体基とのモル比が0.1〜3.0である
ことが好ましい。
変性ブロック共重合体に添加することによってイオン性
架橋物を得るために使用する架橋剤化合物としては1周
期律表第1族、第薦族、第履族の金属化合物のうちのい
ずれか1種又は2種以上の混合物が好ましく、具体的に
はナトリウム化合物。
カリウム化合物、マグネシウム化合物、カルシウム化合
物、亜鉛化合物、アルミニウム化合物等があけられる。
これらの金属化合物の好適なものは。
水酸化物、アルコラード、カルボン酸塩である。
変性ブロック共重合体のイオン性架橋物を得る具体的な
方法としては、溶融状態の変性ブロック共重合体に架橋
剤化合物を添加する方法や、変性ブロック共重合体を適
当な溶媒に溶解させ、この溶液に架橋剤化合物を添加し
て架橋反応をおこさ讐る方法、さらには変性ブロック共
重合体をラテックスとしこれに架橋剤を加える方法など
が挙けられ、いずれも本発明において使用できるイオン
性架橋物を得る方法として使用できる。
また1本発明においては(瀧)成分の瀝實質愉と(b)
成分の変性ブロック共重合から成る混合物を溶融させた
状態で、又は適轟な溶媒に溶解させた状態で架橋剤化合
物を添加して架橋反応をおこさせ、イオン性架橋物を形
成させる方法本採用できる。
本発明で使用される変性ブロック共重合体のイオン性架
橋物は熱可塑性であり、高温において加工可能であると
共に、イオン性架橋は可逆的な架橋である。これらの特
徴は、通常に用いられるイオン架橋、パーオキサイド架
橋あるいは放射線架橋などの不可逆的な架橋によって得
られたブロック共重合体の架橋物と1本発明で用いる変
性ブロック共重合体のイオン性架橋物とが本質的に異な
る点である。
本発明におりる瀝青質物を含む組成物中の(b)成分の
ブロック共重合体等の配合量は改良を行なおうとする瀝
青質物の1類及び用途によって異るが。
物性及び加工性、施工性を勘案すると、一般には(a)
成分の瀝青質物100重量部当り0.5〜50Oill
量部、好ましくFi1〜1001i量部、更に針筒しく
け3〜70重量部の範囲である。また、本発明において
は、(b)成分の%性改良を目的として(b)成分のブ
ロック共重合体9100重量部当り、1重量部以上20
重量部、好ましくti5〜15重量部の(−)成分を配
合することも可能である。
本発明の組成物には、必要に応じて任意の添加剤を任意
の量で配合することができる。添加剤の111@とし”
ctx、クレー、メルク、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、
ガラスピーズなどの無機充填剤、砕石、砂利、砂などの
骨材、ガラス繊維1石綿などの繊維状補強1、カーボン
ブラックなどの有機補強剤、り10ンインデン樹脂、テ
ルペン樹脂などの粘着付与樹脂、パラフィン系、ナフテ
ン系及びアロマ系のオイル尋の軟化剤、ポリオレフィン
系樹脂。
ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂尋の熱可塑
性樹脂、天然ゴム、ポリブタジェンゴム。
スチレン、ブタジェンゴム、ニトリルゴム等の合成ゴム
などがあけられる。
本発明において、(a)成分と(b)成分を混合する方
法は特に限定されるものではないが、%に望ましい方法
は、(b)成分をペレット化、或いはパウダー化して、
加熱溶融された(a)成分に添加して混合する方法であ
る。
本発明による組成物の用途としては1組成物中のゴム量
を適宜選択することにより、道路舗装用、防水用、防錆
用、自動車下地被援用、ルーフイング用、パイプ被嶺用
、目地用途の瀝青質物の使用されるほとんど全ての用途
に利用する事ができ。
それぞれの用途に於いて感温性の低下%塑性焚形に対す
る抵抗性の向上、耐衝撃性の向上、耐久性の向上に寄与
することができる。特に道路舗装用途としては、従来の
ゴムアスファルトが高温に於ける粘度が高いために施工
性が悪かったのに対し。
本発明の■青質組成物は従来よりも史に高い温度での施
工が可能なため施工温ft−高くすることにより粘度を
低下させ、施工性の改善を計ることが可能であり、しか
も供用温度においては優れた特性を有している。
次に本発明による瀝青質物を含む組成物の効果を実施例
によって示す。尚、これら実施例は本発明によって得ら
れる優れた効果を示すためにのみ掲ける本のであって本
発明の目的を限定するものではない。
なお、以下の実施例で用いた習性ブロック共重合体等は
、次の様にして調製した。
(υ 水添ブロック共重合体の調製 n−ブチルリチウムを重合触媒とし、カーへキサンまた
はシクロヘキサン溶媒中で、テトラヒト。
ロアランをビニル含量調節剤として、ブタジェンとスチ
レンをアニオン・ブロック共重合することt・1−によ
り1表1に示したようなブロック共重合体を合成し友。
以下余白 250℃でマレイン化反応を行った。得られた変性ブロ
ック共重合体から、未反応の無水マレイン酸を加熱減圧
除去し、安定剤として296−シータージヤリーープチ
ルー4−メチルフェノール(BHT)を、重合体100
重量部あた90.5重量部添加し友。この変性ブロック
共重合体(試料B−1とする)を分析したところ1表2
の結果が得られた。
次に、無水マレイン酸の添加量及びパーへキサ25Bの
添加量を賛える以外は同様の方法により。
試料A−2〜A−4の水添ブロック共重合体を基体とす
る変性ブロック共重合体(試料B−2〜B−4)を得た
表  2 (注3)無水マレイン酸の付加量は、ナトリウムメチラ
ートによる滴定により測定した。
(3)  変性ブロック共重合体のイオン性架橋物の調
製 表3に示し九処決に従って試料0−1−(!−3のイオ
ン性架橋物を得た。イオン架橋反応を溶媒中で行った場
合には、反応後溶媒を、加熱除去した。かかる処決によ
シ試料0−1〜0−3の酸無水物基がイオン化している
ことは、赤外線スペクトルニヨッて確賦した。
以下余白 実施例1、〜6及び比較例1〜3 次の処決に従い1本発明の瀝青質を含む組成物及び比較
例としての組成物をそれぞれ200℃で約1時間混合し
て得良。
組成物配合比           重量部620 /
 30ブローンアスフアルト       200蜜性
ブロック共重合体等または未      、。
変性ブロック共重合体 O重質炭酸カルシウム             60
0微粉末シリカ                10
得られた組成物の特性を表4に示したが1本発明の組成
物は比較例の組成物に比して引張強度及び引裂強度に優
nることか分かる。′!九九本本発明おいては、変性ブ
ロック共重合体のイオン性架橋物を用いることにより更
に引張強度、引裂強度が改善される。
次に、上記で得られた各組成物の耐候性試験(ウェザオ
フ−ター1000時間暴露)t−実施したところ、実施
例1〜6の組成物は、耐候性試験前の引張強度及び引裂
強度の70%以上の引張強度及び引裂強度を有して。い
たが、比較例1〜3の組成物は5096未満の値しか示
さなかった。
次に、混合時の温度t−240℃にする以外は上記と同
じ配合処法で各組成物を作委し、#られた各組成物の特
性を調べることにより高温熱処理性症を訓べた。その結
果、実施例1〜6と同じ配合処法の組成物#′i実施例
1〜6の引彊gi!展゛及び引裂*&の90%以上の特
性を有していたが1片叔例1〜3と同じPIC合処法処
決成物は比較例1〜3の各特性の70X未満の特性しか
示さなかった。
以上の結果より1本発明の読青質を含む組成物は耐候性
及び高温熱処理性能忙優れることが明らかになった。
以下余白 実施例7s8及び比較例4y5 240℃に加熱した6 0780ストレ一トアスフアル
ト95重量部に、表5に示した変性ブロック共重合体勢
または未変性のブロック共重合体を51量部投入し、約
15 Or、pomの攪拌速度で1時間溶解をおこなっ
てゴムアスファルトを作製した。
次に上記の各ゴムアスファルトと骨材 とをそれぞれ小
型アスファルトプラントを用い、温度240℃、混合時
ルj約1時間の条件下で混合し、道路舗装用アスファル
ト合材を作製した。尚、パインターとしての上記ゴムア
スファルトの合材中における含有量が約6重量Xになる
様に骨材を配合した。
得られた各合材の特性を表5に示したが1本発明の組成
物を含有する合材は優れた耐熱性、安定性、低温特性及
び耐摩耗性を有し、道路舗装用アスファルト混合物とし
て好適に利用できることが明らかになった。
壷使用した骨材の粒度 以下余白 実施例9〜13及び比較例6〜9 表6に示した配合処決に従い、200℃で1時間混合す
ることによりアスファルト含有組成物を作製した。得ら
れ九アスファルト含有組成物を綿帆布と鋼板との間には
さみ、150℃で圧着した後剥離強度のIll定を行な
った。
結果を表6に示したが1本発明の組成物は、比較例の組
成物に比べて優れた接着性を有していた。
以下余白

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)瀝青質物、(b)少なくとも1個のビニル芳香族
    化合物重合体ブロック人と少なくとも1個のオレフィン
    化合物1合体ブロックBを有し、しかもブロックBの不
    飽和度が20%を越えないオレフィン化合物重合体ブロ
    ックであるブロック共重合体に、カルボン酸基ま九はそ
    の鍔導体基を含有する分子単位が結合した変性ブロック
    共重合体及び/または該変性ブロック共重合体中のカル
    ボン酸基またはその酵導体基を架橋位置として、1価%
     2価または3価の金属イオンのうちのいずれか1種ま
    たFi2種以上によりイオン性架橋した変性ブロック共
    重合体のイオン性架橋物 からなる組成物
JP13839681A 1981-09-04 1981-09-04 瀝青質を含む組成物 Granted JPS5840349A (ja)

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