JPS5838758Y2 - ガス絶縁機器 - Google Patents
ガス絶縁機器Info
- Publication number
- JPS5838758Y2 JPS5838758Y2 JP4703479U JP4703479U JPS5838758Y2 JP S5838758 Y2 JPS5838758 Y2 JP S5838758Y2 JP 4703479 U JP4703479 U JP 4703479U JP 4703479 U JP4703479 U JP 4703479U JP S5838758 Y2 JPS5838758 Y2 JP S5838758Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- sheath
- fixed
- sleeve
- particle trapping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
- Installation Of Bus-Bars (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
ＳＦ６ガスを圧入した管路気中ケーブルや遮断器と断路
器を接続する密閉導体母線などガス絶縁機器においては
、送電特高電圧が課電される。
器を接続する密閉導体母線などガス絶縁機器においては
、送電特高電圧が課電される。
製作時や布設時における十分な注意にもか・わらず、内
部にごくわずかの金属や半導電性の微粒子が残存するこ
とがあり、また送電中においても局部放電などによって
前記のような微粒子が管路中に発生することがあり、こ
のような粒子が管路中に存在すると事故につながるおそ
れがある。
部にごくわずかの金属や半導電性の微粒子が残存するこ
とがあり、また送電中においても局部放電などによって
前記のような微粒子が管路中に発生することがあり、こ
のような粒子が管路中に存在すると事故につながるおそ
れがある。
そこで、ガスで絶縁される空間中に粒子捕捉器が設けら
れ、送電中管路内を移動する微粒子を捕捉してこれを電
界の影響のすくないところに保持するような手段がとら
れることになる。
れ、送電中管路内を移動する微粒子を捕捉してこれを電
界の影響のすくないところに保持するような手段がとら
れることになる。
第１図は本考案と対比するため、管路気中ケーブルの従
来例を示すものである。
来例を示すものである。
図においてシース２の中に中心導体１がスペーサ（図示
していない）によって支持され、導体１に固定された環
状スペーサ３の周縁で、円筒状であって表面に多数カ穴
をあけた粒子捕捉電極４が支持され、シース２と粒子捕
捉電極４とにより、粒子捕捉器５が形成される。
していない）によって支持され、導体１に固定された環
状スペーサ３の周縁で、円筒状であって表面に多数カ穴
をあけた粒子捕捉電極４が支持され、シース２と粒子捕
捉電極４とにより、粒子捕捉器５が形成される。
粒子捕捉電極４は電気的にシース２と同電位であること
が必要であり、そのため粒子捕捉電極４の外側に導電性
板ばね６が溶接され、その他端はシース内側に接触して
いる。
が必要であり、そのため粒子捕捉電極４の外側に導電性
板ばね６が溶接され、その他端はシース内側に接触して
いる。
送電中温度変化が起り、導体１に熱伸縮を生じるときは
、導体１に固定されている粒子捕捉電極４は導体の変位
につれて変位する。
、導体１に固定されている粒子捕捉電極４は導体の変位
につれて変位する。
その際板ばね６はシース２の内側に摺動する。
このような摺動が生じる場合、摩擦によって金属微粒子
が生じることがあるが、以上から理解されるように金属
などの微粒子の存在はこの種ガス絶縁機器においては好
ましいものでなく、また摺動する板ばね６とシース２と
の間の電気的接続状態も不良化することが推測される。
が生じることがあるが、以上から理解されるように金属
などの微粒子の存在はこの種ガス絶縁機器においては好
ましいものでなく、また摺動する板ばね６とシース２と
の間の電気的接続状態も不良化することが推測される。
本考案においては以上のようなシースと板ばねといった
金属間の摺動部分をなくした新規なガス絶縁機器を提供
するものである。
金属間の摺動部分をなくした新規なガス絶縁機器を提供
するものである。
第２図は本考案、による管路気中ケーブルの実施例であ
り、その縦断面の一部を示す。
り、その縦断面の一部を示す。
アルミニウム又は銅よりなる中空の導体１およびステン
レス鋼又はアルミニウムよりなるシース２による基本構
成については従来のものと変るところがない。
レス鋼又はアルミニウムよりなるシース２による基本構
成については従来のものと変るところがない。
アルミニウムまたはステンレス鋼よりなり、表面に多数
の穴を有する円筒状の粒子捕捉電極４がシース２の内側
にシース内側と対向して配置されて両者によって粒子捕
捉器５が形成される。
の穴を有する円筒状の粒子捕捉電極４がシース２の内側
にシース内側と対向して配置されて両者によって粒子捕
捉器５が形成される。
粒子捕捉電極４は溶接等により固定部７によってシース
２と機械的に固定され、電気的に接続される。
２と機械的に固定され、電気的に接続される。
環状あるいは放射状であってその中心部に金属製スリー
ブ９を一体に固着したエポキシ注液晶よりなる絶縁スペ
ーサ８がその周縁において粒子捕捉電極４の内側に取付
けられる。
ブ９を一体に固着したエポキシ注液晶よりなる絶縁スペ
ーサ８がその周縁において粒子捕捉電極４の内側に取付
けられる。
前記のスリーブ９の内孔には四弗化樹脂よりなる筒状の
摺動部材１０を嵌めこむための溝１１と導電用スプノン
グ１２を取付けるための端溝１３が設けられる。
摺動部材１０を嵌めこむための溝１１と導電用スプノン
グ１２を取付けるための端溝１３が設けられる。
摺動部材１０をスリーブ９の内孔に嵌めこみ、導電用ス
プリングの一端を端溝１３内に溶接したのち、導体１を
スリーブ９に挿通させ、所定の位置において、前記スプ
リング１２の他端を導体上に溶接する。
プリングの一端を端溝１３内に溶接したのち、導体１を
スリーブ９に挿通させ、所定の位置において、前記スプ
リング１２の他端を導体上に溶接する。
導体１はスリーブ９と四弗化樹脂よりなる筒状の摺動部
材１０とのみ接触し、電気的にはスプリング１２によっ
て電気的接続がなされる。
材１０とのみ接触し、電気的にはスプリング１２によっ
て電気的接続がなされる。
従って導体１に熱伸縮が生じた際、固定された粒子捕捉
電極４を介して支持されるスリーブ９はその摺動部材１
０によって導体１の変位を許容することになる。
電極４を介して支持されるスリーブ９はその摺動部材１
０によって導体１の変位を許容することになる。
四弗化樹脂は潤滑性を有し、摺動部材として好適である
が、このように潤滑性ある樹脂と金属面との間における
摩擦においては微粒子が発生するようなおそれはほとん
どない。
が、このように潤滑性ある樹脂と金属面との間における
摩擦においては微粒子が発生するようなおそれはほとん
どない。
スリーブ９と導体との間に電位が生じないようにスプリ
ング１３によって電位を等しくするようにしているが、
導体１の変位の際にはスプリングの伸縮によって電気的
接続を維持する。
ング１３によって電位を等しくするようにしているが、
導体１の変位の際にはスプリングの伸縮によって電気的
接続を維持する。
以上説明したように本考案においては金属面同志の摺動
を避けることができ、且つ構成的にみても従来のものと
して示した第１図のもののように導体に局部荷重がか・
るようなものではなく、いうならば、導体の支持と粒子
捕捉電極の配設とを兼ねた構成というべきであって、そ
の実施効果は極めて大きなものがある。
を避けることができ、且つ構成的にみても従来のものと
して示した第１図のもののように導体に局部荷重がか・
るようなものではなく、いうならば、導体の支持と粒子
捕捉電極の配設とを兼ねた構成というべきであって、そ
の実施効果は極めて大きなものがある。
実施例においては単心の管路気中ケーブルについて説明
したが、多心管路気中ケーブルあるいは密閉母線等ガス
絶縁機器においても、絶縁スペーサ、粒子捕捉電極等の
形状を若干変更すること等によって、本考案を実施する
ことか゛できる。
したが、多心管路気中ケーブルあるいは密閉母線等ガス
絶縁機器においても、絶縁スペーサ、粒子捕捉電極等の
形状を若干変更すること等によって、本考案を実施する
ことか゛できる。
第１図は従来例の断面を示す。
第２図は本考案の一実施例の断面を示し、１は導体、２
はシース、４は粒子捕捉電極、５は粒子捕捉器、７は固
定部、８は環状又は放射状スペーサ、９はスリーブ、１
１は溝、１０は四弗化樹脂よりなる円筒状摺動部材、１
２はスプリング、１３はスリーブ内孔に設けられた端溝
を示す。
はシース、４は粒子捕捉電極、５は粒子捕捉器、７は固
定部、８は環状又は放射状スペーサ、９はスリーブ、１
１は溝、１０は四弗化樹脂よりなる円筒状摺動部材、１
２はスプリング、１３はスリーブ内孔に設けられた端溝
を示す。
Claims (1)
- シースの内側に粒子捕捉電極を前記シースと固定部によ
り機械的に固定し、電気的に接続し、前記粒子捕捉電極
に金属製スリーブを一体に固着した絶縁スペーサを固定
し、前記スリーブ内に嵌めこまれた摺動部材および固着
された導電部材を介して導体を機械的に支持し、電気的
に接続してなるガス絶縁機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4703479U JPS5838758Y2 (ja) | 1979-04-09 | 1979-04-09 | ガス絶縁機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4703479U JPS5838758Y2 (ja) | 1979-04-09 | 1979-04-09 | ガス絶縁機器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55148307U JPS55148307U (ja) | 1980-10-25 |
| JPS5838758Y2 true JPS5838758Y2 (ja) | 1983-09-01 |
Family
ID=28928220
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4703479U Expired JPS5838758Y2 (ja) | 1979-04-09 | 1979-04-09 | ガス絶縁機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5838758Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-04-09 JP JP4703479U patent/JPS5838758Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55148307U (ja) | 1980-10-25 |
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