JPS5836945B2 - ダイエツト食品組成物の製法 - Google Patents

ダイエツト食品組成物の製法

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JPS5836945B2
JPS5836945B2 JP48112937A JP11293773A JPS5836945B2 JP S5836945 B2 JPS5836945 B2 JP S5836945B2 JP 48112937 A JP48112937 A JP 48112937A JP 11293773 A JP11293773 A JP 11293773A JP S5836945 B2 JPS5836945 B2 JP S5836945B2
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acid
polyglucose
foods
mixture
soluble
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ハインリツヒ レンハード ハンス
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、グルコースから導かれる新規な炭水化物材料
の製法に関するものである。
更に詳しくは、本発明はこの新しい材料が脂肪節約剤と
して食品に配合されるこれらの新しい材料の新規な使用
に関するものである。
英国特許第1182961及び1262842号は増量
剤としての砂糖の非栄養性代替物として及び小麦粉及び
他の澱粉の非栄養性代替物として食品中へ配合するため
にこれらの材料を使用することを記載している。
多くの物質が炭水化物著しくはカロリー又はその両者の
摂取を制限しなげればならない人のための食品の製造に
用いられる。
概してこれらの食品中に含まれるべき成分は実質的なカ
ロリー価を持たず非栄養性でなければならない。
更にこれらの戒分を用いてつくられるダイエット食品は
テクスチュア、味及び外観がカロリー含有食品によく似
ていなければならない。
更に、これらの戒分は、勿論食品の消費者に対して毒性
を現わしてはならない。
ダイエット食品に使用するために提案されてきた多くの
材料はこれらの要求の全部を満たさない。
普通の食品中に通常存在する砂糖を置換えるためにダイ
エット食品にサツカリンのような合或甘味料を用いる場
合は、砂糖によって普通の食品に付与される甘味以外の
他の物理的性質は合成甘味料以外の追加の成分によって
合成ダイエット食品に付与しなければなら゜ない。
従来この用途のために示嵯された追加戒分はしばしばそ
れ自身栄養性であり従って取除かれた砂糖中に含まれて
いたカロリー価を食品から省くという目的には望ましく
ないカロリー価を有している。
これらの成分もまた食品のテクスチュア又は食感性質を
変えて食品を魅力に乏しくかつ健康的でないものとする
おそれがある。
最後に、これらの追加成分は食品に不自然な色を与え従
って味覚感を要くする可能性がある。
英国特許第1182961及び1262842号はダイ
エット食品戒分として使用できる。
グルコース重合体が触媒及び架橋剤として食用の酸を用
いる無水溶融重合の方法によってグルコースから直接つ
くられることを記載している。
この方法を用いて、可溶性及び不溶性の2つのタイプの
ポリグルコースを無水溶融重合により同時につくること
ができそして初期酸濃度、反応時間及び反応温度の適当
な調節によっていづれかのタイプを別別に得ることがで
きる。
本発明は水溶性ポリグルコースのみに関係する。
従って、本発明の一つの目的は、食品に実質的な栄養価
を与えることなしに普゜通砂糖及び脂肪を含む食品の持
つ物理的性質に類似した性質を食品組成物に付与するこ
とである。
これらのダイエット食品は一般に砂糖の味を与えるサツ
カリン、L一アスハルチルフエニルアラニンメチルエス
テル、果糖、ネオヘスヘリシンジヒドロカルコン、Nア
セチルキヌレニン及ヒN/−ホルミルキヌレニンのよう
な低カロリー甘味料を含むであろう。
一方甘味以外の物理的性質を付与するためにポリグルコ
ース材料が使用できる。
本発明の他の一つの目的は、通常食品に含まれている脂
肪酸トリグリセリドの少なくとも一部分が1→6結合が
支配的である水溶性の高度に分枝したポリグルコースで
置換えられており、該ポリグルコースは約1500と1
8000の間の平均分子量を有しそして酸がクエン酸、
フマル酸、酒石酸、コハク酸、アジピン酸、イタコン酸
及びリンゴ酸から成る群から選ばれるカルボン酸エステ
ル基を約0.5から5モル%までの割合で含む、脂肪酸
トリグリセリド含有食品から戒る食餌食品組或物を提供
することである。
上記のポリグリコースはまたそれに化学的に結合したソ
ルビトール約5〜20重量%を含むことができる。
本発明の他の一目的は、通常食品組成物中に含まれる該
トリグリセリド及び該炭水化物の少なくとも一部分が該
水溶性の高度に分枝したポリグルコースで置換えられて
いる脂肪酸トリグリセリド及び炭水化物含有食品から成
るダイエット食品組戒物を提供することである。
本発明の他の一目的は、通常食品組成物中に含まれる該
トリグリセリドの少なくとも一部分及び該炭水化物の実
質上全部が水溶性の高度に分枝したポリグルコースで置
換えられている脂肪酸トリグリセリド及び炭水化物含有
食品から或るダイエット食品組成物を提供することであ
る。
本発明の記述に用いる場合、ポリグルコース及び多糖類
という用語は単量体残基の犬部分がグルコース又は他の
多糖類である高分子物質、並びにグルコース又は多糖類
残基が重合賦活剤として用いられるポリカルボン酸から
導かれる残基でエステル化されている高分子物質を表わ
す。
溶融重合法に用いられる出発原料はグルコースであるが
、他の単純な糖も同様に使用できる。
この糖は乾燥した無水物として又は乾燥した水化物固体
としてこのプロセスに供給されそして普通は粉末の状態
で用いられる。
触媒、架橋剤又は重合賦活剤として用いられる1 酸は
一連の比較的非揮発性で食用可能な有機ポリカルボン酸
のいずれか1つとすることができる。
特にクエン酸、フマル酸、酒石酸、コハク酸、アジピン
酸、イタコン酸又はリンゴ酸の使用を推奨する。
コハク酸、アジピン酸及びイタコン酸の無冫 水物も使
用できる。
これらの酸又は酸無水物は食用可能、即ち味がよくそし
て普通の使用の水準で顕著な悪影響がないものでなけれ
ばならない。
非食用酸は、この方法に化学的には適しているが、食用
ポリグルコースの製造に用いるのに適しない5 従って
、使用すべき酸触媒の選択は人体に対する非毒性の要求
によって行なわなければならない。
モノカルボン酸は架橋剤として有効でなくそして無水溶
融重合における触媒としてポリカルボン酸ほど満足でき
ない。
揮発性の高い酸は混合物の重9 合体が行なわれる加熱
及び溶融プロセスの間に蒸発する可能性があるから、選
ばれる酸は比較的非揮発性でなければならなL・。
使用されるポリカルボン酸は重合プロセスにおいて、ポ
リグルコースで著しくしかし不完全にエステル化されて
酸ポリグルコースエステルを生ずる。
これは透析後のポリグルコースの残留酸性に及び生成物
を加水分解した際の酸の回収によって証明される。
ポリグルコース内の酸残基の配合は人の消費への適性に
影響を及ぼさない。
この酸残基は不溶性重合体中のいくつかのポリグルコー
ス分子間のポリエステル化によって架橋剤として作用し
やすく、一方可溶性重合体では各残基は唯1つの重合体
分子にいっそうエステル化されやすい。
この方法のこの部分の達或は、例えば乾燥粉末形態の、
グルコースを適量の酸と結合し、減圧下でグルコース及
び酸を加熱及び溶解し、この溶融状態を実質的な重合が
生ずるまで水が存在しない状態に保ち、そしてそれから
可溶性及び不溶性の生或物を分離する工程を含む。
無水溶融重合は大気圧以下の圧力で行わなければならな
い。
好ましい圧力は約300mmHg以下、例えば約10−
5から1 0 0−3 0 0mmHgまで、でありそ
して真空ポンプ、蒸気エジェクター、アスピレーター又
は他の手段で得られる。
この真空は重合の際空気を除いて水和水及び重合反応中
に遊離した水を除くことが必要である。
重合中に生じたポリグルコースの分解及び変色を最小限
に抑えるために重合混合物の周囲環境から空気を排除す
べきである。
空気を追出しそして水和水及び生戊する凝縮水を除く方
法として窒素の微小な流れが本発明に有用であることが
見出された。
この窒素パージを行なう場合、真空の必要は少なくなる
が100〜3 0 0 mmHg以下の圧力がなお好ま
しい。
反応時間及び反応温度は本発明の操作における相互に依
存する変量である。
実験室における溶融重合に好ましい温度は約140゜C
かも約180゜Cまで及び更にそれ以上の温度である。
無水溶融重合のための最適温度はグルコース又は他の糖
対使用する酸の初期比率、反応時間及び最終生戊混合物
に望まれる可溶性ポリグルコース対不溶性の架橋したポ
リグルコースの割合に依存する。
可溶性グルコース重合体の大きな割合を得るには約0.
1−と10モル%の間の酸触媒の濃度を必要とし、0.
5と5%の間の使用を推奨する。
酸の量を増すと、酸架橋の度合が増しそして水に不溶の
ポリグルコースの割合が増す。
酸濃度が不必要に高いと、最終生成混合物中に存在する
過剰の酸の中和に関して問題が生ずる。
当業者には容易に理解されるように、特定の重合に必要
な酸の量、重合期間、重合温度及び所望の生成物の性質
はすべて相互に依存している。
本発明に用いる酸の量を選ぶにはこれらの因子を考慮に
入れなげればならない。
溶融重合による可溶性ポリグルコースの製造に用いられ
る熱露出(反応時間及び温度)はできるだけ低目である
べきで、その理由は高温に長時間露出すると変色、カラ
メル化及び劣化が増すからである。
従って本発明の方法は約160℃の重合温度及び約8時
間の反応時間、そしてまた約140℃の温度で約24時
間の反応温度で行なってほg同様な重合度を得ることが
できる。
また約200〜300゜Cの範囲の温度で約10分以内
で真空下で顕著な暗色化を生ずることなくほぼ同等の結
果が得られる。
縮合重合に先立って糖類−カルボン酸反応混合物中にソ
ルビトールのような食用として許容できるポリオールを
含めると優れた生威物が得られる。
殆んどの場合、縮合生戊物から90%以上のポリオール
を単離でき、このことは重合体中にポリオールが化学的
に配合されていたことを示す。
これらの添加剤は粘度を減らす内部可塑剤として機能し
、そしてまた改善された色及び味を与えろ。
このことは例えばこのような縮合重合体から硬いキャン
デーを製造する場合に明らかで、その場合溶融物のレオ
ロジー的性質は加工の間に改善され、発泡は最小限に抑
えられそしてより淡色のより味の良い製品が得られる。
ソルビ1・−ルの他に、他の良い製品が得られる。
ソルビトールの他に、他の食品として許容できるポリオ
ールにはグリ七ロール、エリスリトール、キシリトール
、マニトール及びガラクチトールが含まれろ。
全反応混合物の約5から20重量%までのポリオール濃
度が好都合であり、8〜12重量%が好ましい。
これらの生或物は概して化学的精製を行なう必要はない
ある種の応用については使用する酸触媒の濃度が極めて
低いにも拘らず、ポリグルコースの中和が望ましいこと
がある。
例えば、全乳を含むダイエット食品にポリグルコースを
用いる場合は、中和しないポリグリコース中に存在しう
る過剰の酸は牛乳を凝固させる傾向を示す。
可溶性ポリグリコースの場合には、ポリグルコースの#
液が直接中和される。
この中和はポリグルコーノの溶液にカリウム、ナトリウ
ム、カルシウム又&1マグネシウムの炭酸塩を加えるこ
とによって達昂できる。
ナトリウム及びカリウムの両方を用いろ場合は、生理学
的に均衡のとれた混合物が使用てきる。
pHを約5から6に調節した典型的なポリグルコース溶
液の塩含有量は僅かに0.5〜i−ooAである。
可溶性ポリグルコースのpHの調節に包用できる他の材
料にはl−リジン、d−グルコダミン、N−メチルグル
カミン及び水酸化アンモニウムが含まれる。
これらの化合物の最初の2つはフ然物質であり、そして
ダイエット食品の成分として好ましくない筈がなく、そ
して尿素の形態でメ体によって速やかに***される最後
の化合物は多イエット食品中の成分として不適ではない
であこう。
N−メチルグルカミンは医薬品用の可溶化斉に用いられ
ておりダイエット食品の戒分としてイ適の筈がない。
ポリグルコース溶液の酸性を減(すための他の方法は透
析及びイオン交換である。
可溶性ポリグルコースは、つくられた時の固羊のその淡
色にも拘らず、ある種の用途には脱色力望ましいことが
しばしばある。
可溶性ポリグルニースはポリグルコースの溶液を活性炭
又は木炭と接触させることにより、スラリ化により又は
溶郭を固体吸着剤の層を通すことによって脱色でき2可
溶性及び不溶性のポリグルコースは次亜塩素酉ソーダ、
過酸化水素又は小麦粉の漂白に用いらtる類似の材料を
用いて漂白することができる。
イ溶性のポリグルコースは黄色粉末でありそしてしばし
ば全く漂白を必要としない。
つくられる可溶性ポリグルコースは約15o〔から約1
8000までの平均分子量を有することが見出された。
つ《られるポリグルコースの実験的に得られ六数平均分
子量は通常約1000から約2400(までの範囲にあ
りそしてこの分子量の殆んどは4000から約1200
0までの範囲に入るここが見出される。
これらの数平均分子量はI sbe 11( J.Re
s.Nasl.Bur, Standards, 2
4,241(1940))による修正末端基還元法いよ
って測定された。
この方法はアルカリ性クエ;酸銅試薬の還元に基づいて
いる。
数平均分子量σ値は、ポリグルコース及びゲンチオビオ
ースの壽モル量はほg等しい還元力を持つと仮定しそし
て1分子当り1つの還元性末端基を仮定して、ゲンチオ
ビオースを用いての標準化を基礎として計算される。
このようにして求められた数平均分子量は、縮合重合生
威物の分子量分布の下端が広い分子量分布を有すること
を強調すれば、誤って低すぎる値であるように見える。
修正末端基還元法を既知の数平均分子量40000±3
000を有する市販の臨床等級のデキストランの数平均
分子量の決定に用いた時この末端基還元法は25600
の数平均分子量を生ずる。
この理由から修正末端基還元法で得られる数平均分子量
に1.5を乗ずるのが適当と考えられる。
従って、以下に述べる実施例中の数平均分子量はここに
概略を述べた修正末端基還元法によって求めた見掛けの
数平均分子量と呼ばれる。
これらの見掛けの数平均分子量はaMn で示される。
ソルビトール又は他のポリオールが重合混合物中に含ま
れる場合は、このような薬剤が重合体連鎖の末端に組込
まれる傾向を示し、その場合末端基法に基づく分子量の
決定は不正確であることが判る。
従って分子量測定の多くの他の周知の方法の1つをこれ
らの重合体に用いなければならない。
このポリグルコースにおいて支配的な結合は主にl→6
であるが、他の結合もまた生ずる。
可溶性のポリグルコースにおいては酸残基の各々はポリ
グルコースにエステル化される。
酸残基が1以上のポリグルコース残基にエステル化され
る場合は、架橋が生ずる。
この方法によって調製された合戒ポリグルコースは、ア
ミロ(l・4)グルコシダーゼ、アミロ(l・4、■・
6)グルコシダーゼ、アミロ(l−4)マルトシダーゼ
並びにα及びβ−グルコシダーゼ、スクラーゼ及びホセ
ホリラーゼのような、澱粉分解酵素によって影響されな
い。
動物栄養研究及び放射性トレーサーによる研究もまたこ
れらのポリグルコースが実質上非カロリー性であること
を示す。
甘味以外の天然食品の物理的性質を天然の砂糖を省きそ
して人工又は他の甘味料で置換えたダイエット食品に付
与するのに有用である。
例えば焼物食品においては、この新しい多糖類はレオロ
ジー及びテクスチュアには砂糖に類似した効果を与えそ
して増量剤として砂糖を置換えることができる。
可溶性ポリグルコースの典型的な用途は低カロリージエ
リー、ジャム、保存食品、マーマレード及びフルーツバ
ターに;アイスクリーム、氷ミルク、シャーベット及び
氷水を含む冷凍食品組或物;ケーキ、クッキー、練粉菓
子及び小麦粉及び他の粉類を含む他の食品;砂糖ごろも
、キャンデー及びチューインガム:非アルコール性ソフ
トドリンク及び根エキストラクトのような飲料;シロッ
プ:トツピング、果物砂糖煮及びプディング;サラダド
レッシング及びサツカリン及び類似物を含む乾燥低カロ
リー甘味料組戒物用の増量剤である。
脂肪酸トリグリセリドという用語は油脂中に含まれる高
級脂肪酸のグリセロールエステルを意味する。
この可溶性ポリグリコースの使用は食品の脂肪酸トリグ
リセリド戒分の少なくとも一部分の除去を可能とする。
脂肪酸トリグリセリドの除去の度合は当然食品の種類に
よって異なる。
例えばフレンチサラダドレッシングにおいては普通含ま
れる油戒分を完全になくすことが可能である。
他のタイプの食品では、普通は含まれている炭化水素の
少なくとも一部分が可溶性ポリグルコースで置換えられ
る。
また、若干の製品では、脂肪酸トリグリセリドの少なく
とも一部分及び普通は含まれている炭化水素の実質上全
部が可溶性ポリグルコースによって置換えられる。
このいわゆる脂肪節約効果は食品の質を低下させること
なく可能であり、その際テクスチュア、光沢、粘度及び
味のような必要な食品の特性は維持される。
更にこれらの食品のカロリー価は、ダイエット食品の対
応する天然品中に含まれている砂糖及び脂肪酸トリグリ
セリドを可溶性グルコースで置換えたという事実によっ
て著しく低められる。
クエン酸及び酒石酸で処理したポリグルコースな通常中
和した又は酸性の形態で用いられるが、好ましい形態は
ソルビトールを含む中和した又は酸性形態のクエン酸処
理したポリグルコースである。
このように変性したポリグルコースという用語はソルビ
トールを用いクエン酸処理したポリグルコースを含む。
この脂肪節約効果はプディング及びアイスクリームのよ
うなデザート製品において可能であり、この場合変性し
たポリグルコースの約0.2〜1重量部が通常製品中に
存在する脂肪酸トリグリセリド及び炭水化物の各重量部
を置換える。
サラタ下レツシング(例えばイタリアン、フレンチ、ブ
ルーチーズ)、マヨネーズ、肉汁ミックス及びバーベキ
ューソースのようなつげ合せの場合は、変性したポリグ
ルコースの約0.3〜3重量部が普通の製品中に存在す
る脂肪酸トリグリセリド及び炭化水素の各1重量部を置
換える。
スイートチョコレート、あわ立てしたトツピング及びミ
ルクセーキのような菓子においては、約0.3〜1.5
重量部の変性ポリグルコースは普通製品中に存在する脂
肪酸トリグリセリド及び炭水化物の各1重量部を置換え
る。
これらの食品中の変性ポリグルコースに関連して使用で
きる人工甘味料にはサッカリン、L−アスパルチルフエ
ニルアラニンメチルエステル、アスパルチルーD−バリ
ンインプロビルエステル、アスパルチルアミノマロネー
ト及びジアルキルアスハルチルアスパルテート、N−ア
シルキヌレニン、ステビオシド、グリシルリジン及びネ
オヘスペリジンジヒドロカルコンが含まれる。
本明細書に記載しそして本発明の性格を説明するために
例示したところの細部の点、材料及び工程は特許請求の
範囲に示す本発明の原理及び範囲から逸脱することなし
にさまざまの変更を加えうろことが当業者には明らかで
あろう。
次に実施例について本発明の説明を行なう。
これらの実施例は例示のためのもので、本発明を限定す
るものではない。
可溶性のポリグルコースを配合した食品の代表的に例に
ついて記す。
これらの実施例は特定のダイエット食品に適当なポリグ
ルコースの割合を記しているが、本発明の範囲に属する
他の食品組成物に必要なポリグルコースの量は容易に決
定できる。
実施例中に記載のダイエット食品に関する処方の各々に
は標準的な製造方法が適用可能である。
なお、下記実施例において使用される変性ポリグルコー
スは下表のとおりであり、置換されるべき脂肪酸グリセ
リドおよび/または炭水化物も下記のとおりである。
これら変性ポリグリセリドの製造方法は米国特許第38
76794号明細書に記載されている。
上記の甘味料、バニラエキス及び水素化したショートニ
ングを遊星ミキサ内で混合した。
クリーム様のテクスチュアが得られるまで攪拌しながら
変性したポリグルコースを徐々に加えた。
実施例 2 ココア粉末及び変性ポリグルコースを混合し次いで20
0メッシュのふるい゛を通した。
別のビーカーの中で水素化した椰子油をスチーム浴上で
溶融させた。
次いでレシチン、バニリン、プロペニルグアエトール、
無水肉桂、アニス油及びベンズアルデヒドを加えそして
攪拌して溶解させた。
ココア粉末とポリグルコースの混合物を次に加えそして
この混合物全体を2時間60℃に置いた。
次に攪拌しながら甘味料を加えた。次いでこの混合物の
加熱をやめてワーリングブレンダー内で混合した。
次にこの混合物を型に注いで固化させた。
必要量の水を2等分した。
その片方は沸騰させ沸騰点でゼラチンを加えそして攪拌
溶解させた。
他の加熱しない方の半分の水には固形卵白を加えて混和
した。
ゼラチン溶液が温い温度まで下った時、卵白溶液を加え
て混和した。
スキムミルク粉末及びショートニングを混合したものを
用意した。
ポリグルコース溶液を80℃に加熱した。
次に卵白/ゼラチン混合物を加えてよく混合した。
次いで甘味料を加えて溶解させた,上記のミルク/ショ
ートニング混合物を強力攪拌機を用いて5分間かげて3
回に分けて加えた。
次にこの混合物を満足できる糖衣が生ずるまでさらに2
5分間加熱した。
実施例 4 カゼイン酸ナトリウム、ポリグルコース、脱脂乳固体及
び燐酸二ナ} IJウムを80℃の水中に溶かした。
これに攪拌しながら椰子油、モノステアリン酸グリ七ロ
ール(ポリンルベート20)、カルボキシメチルソルベ
ート溶液及び香料を加えた。
この混合物を74℃で30分間減菌し、1 0 0 0
/5 0 0 psiで均質化し、5゜Cに冷却しそし
てこの温度でl8時間貯えた。
次にこの混合物を高速ミキサー内で8分間泡立てた。
実施例 5 ダイエットイタリアンサラダドレッシング全乾燥或分を
ビネガー中でl時間水和させた。
次にポリグルコースを加えて混合物を激しく振盪させた
全乾燥成分を乾燥混合した。
これにポリグルコースを攪拌しながら加えた。
これらの戊分が分散しそして水和したら直ちにレモンジ
ュース、ビネガー及びトマトソースを加えそして均一な
混合物が生ずるまで混和した。
実施例 7 ダイエツ}・バーベキューソース カルボキシメチルセルロースを水中で中和させた。
次に香辛料をビネガー中で水和させた。両溶液と残りの
戒分を混合機に加えて3分間混和した。
実施例 8 ダイエット牛肉汁ミックス ビーフペースト、加水分解した植物蛋白質、酵母、塩、
七ロリソルト、グルタミン酸一ナトリウム及びスキムミ
ルクを均一な混合物が得られるまで混合した。
小麦粉をこれに加えて混合した。テクスチュア化した(
texturized )植物蛋白質、たまねぎ粉末
、こしよう、にんにく粉末、グアーガム及びカラゲニナ
ンを次に混合した。
これにポリグルコースを徐々に加えて混合した。
次いで得られる混合物をワーリングブレンダー内で混合
した。
この混合物の20〜25グを水l00rrLlに加えこ
れを攪拌しながら低い炎の上で加熱し次いで満足できる
牛肉汁ソースができるまで沸騰させた。
実施例 9 ダイエットバターボール香味模造アイスクリータークリ
ーム、乳化剤及び水を1000rrLlフラスコ中で混
合した。
温度計及び攪拌機を取付けた2口の蓋をつげ次いでこの
フラスコを加熱マントル中に置いた。
次にこの混合物を74℃で30分間減菌した。
ナトリウムサッカリン及び香料をこの熱い混合物に攪拌
しながら加えた。
次にこの混合物を1 0 0 0 psiで次いで5
0 0 psiで均質化しそして直ちに5℃に冷却した
それから工業上慣用の方法に従い5℃で18〜24時間
熟或させ、冷凍しそして貯蔵した。
ナトリウムサッカリンの代りに同じ濃度水準でL−アス
パルチルフエニルアラニンメチルエステルを用いてもほ
g同様な製品が得られる。
実施例 10 ダイエットバニラプディング スキムミルクを水に溶解し、続いて残りの成分を混合し
ながら添加した。
次いでこの混合物を中程度の加熱を加えて完全に沸騰す
るまで調理した。
次いでL−アスバルチルフエニルアラニンメチルエステ
ル甘味料を加えて混合した。
次いでこの混合物をサービス皿上に注いで冷凍させた。
実施例 11 ダイエットフルーチーズドレッシング カラゲニナンはワーリングブレンダーを用いて水中で中
和させた。
次いでその他の成分を加えて混合した。
次にこの混合物を1 5 0 0 psiで均質化した
実施例 12 ダイエットマヨネーズ 澱粉を変性ポリグリコール溶液中で水和しそしてペクチ
ンを水(25℃)12.5f中で水和した。
次いで水和した両方の溶液を一緒にして混合した。
得られたゲルを二重攪拌羽根を備えた食品ミキサーに移
しそしてこれに塩、からし、安息香酸ナトリウム、サツ
カリン及び脱水したレモンジュースを加えた。
この混合物を3〜5分間強く攪拌し、読いて卵黄を加え
、次も・で軽くふわふわした塊りが得られるまで更に5
〜IO分間強く攪拌した。
次に強く攪拌しながらビネガーを加え、続いて油次いで
水を加えた。
一様な製品が得られるまで強い攪拌を続げた。
実施例 13 ダイエットチョコレート香料入りミルクセーキスキムミ
ルク以外の全戒分を混合した。
次いでこの混合物をスキムミルクに加えそしてワーリン
グブレンダーを用いて混合した。
ナトリウムサッカリンの代りにL−アスパルチルフエニ
ルアラニンメチルエステルヲ用イテモ同様な結果が得ら
れる。
実施例 14 ダイエットチョコレートトッピング(ファッジ型) 一1 変性ポリグルコース、人造クリーム及びL−アスパルチ
ルフエニルアラニンメチルエステルヲ混合しそして80
℃に加熱した。
次いでココア香料を加えそしてこの混合物を90℃に再
加熱し、続いて1500psiで均質化した。
実施例 15 ダイエットレモンライム香料入りクッキーポリグルコー
ス、脱脂粉乳及び乳化したショートニングの混合物を高
速ミキサー内で5分間かきまわしてクリーム状とした。
次に卵を加えそして1分間混合した。
サツカリン及び香料を水中に溶かしそして上記の混合物
に加えた。
次いで小麦粉、重炭酸ナトリウム、グルコノテルタラク
トン及び微結晶セルロースを加えそして3分間混合した
次にクッキー練り粉を約1〜1/2インチ間隔を置いて
油をひいたクッキー板上に落して375千で15〜20
分間焼いた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 食品中に普通含まれている脂肪酸トリグリセリドの
    少なくとも一部分を1→6結合が支配的な水溶性で高度
    に分枝したポリグルコースで置換し、該ポリグルコース
    は約1500と18000の間の数平均分子量を有し、
    カルボン酸がクエン酸、フマル酸、酒石酸、コハク酸、
    アジピン酸、イタコン酸又はリンゴ酸である約0.5か
    ら5モル%までのカルボン酸エステル基を付加している
    ことを特徴とする、脂肪酸トリグリセリド及び/又は炭
    水化物含有食品を含むダイエット食品組戒物の製造方法
    。 2 食品中に普通含まれている脂肪酸トリグリセリドの
    少なくとも一部分を1→6結合が支配的な水溶性で高度
    に分枝したポリグルコースで置換し、該ポリグルコース
    は約1500と18000の間の数平均分子量を有し、
    該ポリグルコースは更にそれに化学的に結合した約5か
    ら20重量%までのソルビトールを含んでおり、カルボ
    ン酸がクエン酸、フマル酸、酒石酸、コ・・ク酸、アジ
    ピン酸、イタコン酸又はリンゴ酸である約0.5から5
    モル%までのカルボン酸エステル基を付加することを特
    徴とする、脂肪酸トリグリセリド及び/又は炭水化物含
    有食品を含むダイエット食品組成物の製造方法。
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