JPS5835662B2 - グリセリン系食品 - Google Patents

グリセリン系食品

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Publication number
JPS5835662B2
JPS5835662B2 JP56114795A JP11479581A JPS5835662B2 JP S5835662 B2 JPS5835662 B2 JP S5835662B2 JP 56114795 A JP56114795 A JP 56114795A JP 11479581 A JP11479581 A JP 11479581A JP S5835662 B2 JPS5835662 B2 JP S5835662B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glycerin
parts
xanthan gum
added
propylene glycol
Prior art date
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Expired
Application number
JP56114795A
Other languages
English (en)
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JPS5743649A (en
Inventor
秀康 甲田
司郎 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanei Kagaku Kogyo KK
Original Assignee
Sanei Kagaku Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanei Kagaku Kogyo KK filed Critical Sanei Kagaku Kogyo KK
Priority to JP56114795A priority Critical patent/JPS5835662B2/ja
Publication of JPS5743649A publication Critical patent/JPS5743649A/ja
Publication of JPS5835662B2 publication Critical patent/JPS5835662B2/ja
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  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、グリセリン系食品に係るものであって、グ
リセリンという食品及びグリセリン系食品の物理性を改
良する目的のものである。
グリセリンは、呈せ味剤でありその沸点が高く、かつ流
動性、保湿性に優れているから、それ自体食品としであ
るいは他種食品への添加物として広くしかも多量に使用
されている。
しかしながら、グリセリンは、易流動性のものであると
ころから残留性が悪く、また、グリセリン水溶液は腐敗
性を有し、長期保存に不適であり、その故にその用途に
制限があるという欠点がある。
発明者は、長期に亘ってグリセリン及び賦形剤としての
有機糊料を研究し、グリセリンにこれと相溶性のあるし
かもそれからなるゲルとして保形性に優れた糊赳を使用
すればグリセリンの流動性を改良してグリセリンに難流
動性を付与することができる、またかかるものの水系物
の腐敗性を改善して難腐敗性のものとすれば、グリセリ
ン系食品の用途を拡げることができるという知見を得て
、この発明を完成した。
つぎに、この発明の詳細な説明する。
この発明にあって、グリセリンの流動性を改善して、こ
れに難流動性を与える物質として採用するものは、キサ
ンタンガムである。
キサンタンガムの添加量は、グリセリンにたいして5%
(重量、以下同じ)以下量でよい。
この際キサンタンガムは、グリセリンに対し極めて高い
相溶性を示す。
しかるに、他種の糊料例えば、ローカストビーンガム、
グアールガム、カラヤガム、カラギナン、ペクチン、あ
るいは寒天をもって、キサンタンガムに代える場合には
、これらの物質は、グリセリンにたいし相溶性を示さな
い。
この点がこの発明の第1の特徴である。
キサンタンガムの添加量は、上記規定値内IKJ、hl
、グリセリンの難流動度に対する希望如何によって任意
に決められる。
グリセリンの流動性は、その粘着力を失わない限りにお
いて、キサンタンガムの使用量が多ければ低く、低けれ
ば高くなる。
グリセリンの腐敗性を阻止するためには、次の手段を必
要とする。
グリセリンにキサンタンガムを溶解ないし分散してなる
系とプロピレングリコールを加える。
あるいはグリセリンとプロピレングリコールとの均質混
合系にキサンタンガムを加えればよい。
この際、グリセリンの流動性を改善して難流動性を賦与
するには、グリセリンの重量にたいして、プロピレング
リコールを2倍量以下添加すればよい。
しかして、プロピレングリコール単独にたいしては、キ
サンタンガムは不溶物である。
これがこの発明の第2の特徴である。
この発明に係るグリセリン系食品は、それ自体食品であ
り、また他種食品への添加物として有用である。
他種食品への添加態様としては、パンの表面への塗付、
洋生菓子内の点状配置、他の食品と混和してねり状食品
・冷凍食品の充填材その他事様のものが採用される。
次に、本発明の優秀性を列記する。
実験 1 ■ グリセリン99.5部(重量、以下同じ)に、キサ
ンタンガム0.5部を加えて、120°Cで10分間加
熱溶解した。
■ グリセリン495部にキサンタンガム0.5部を加
えて、120°Cで10分間加熱溶解した后*プロピレ
ングリコール50部を加えて混和した。
■ グリセリン49.5部、プロピレングリコール50
部、キサンタンガム0.5部を加えて、120°Cで1
0分間加熱溶解した。
■ プロピレングリコール99.5部に、キサンタンガ
ム0.5部を加えて、120’C10分間加熱溶解した
その流動性は、20°Cにおける粘度を測定し、かつ肉
眼的にその状態を観察した。
実験 2 (1)グリセリン99.5部にキサンタンガム0.5部
を加えて、加熱溶解後、これに水200部を混和。
(2)グリセリン49.5部プロピレングリコール50
部、キサンタンガム0.5部を加えて加熱溶解後、これ
に水200部を混和。
(3)グリセリン100部に水200部を混和。
以上、3つの溶液を38°C・90部湿度の室内に保存
して、その腐敗性を調べた。
その結果、(1)′液については1力月後に腐敗を呈し
、(3)液については20田こ腐敗を呈したが、(2)
液については1年以上経過するも腐敗が見られなかった
実験 3 (1)グリセリン49.5部にキサンタンガム0.5部
を加えて、120℃・10分間加熱溶解した後ソルビッ
ト液(ソルビット70%含有)50部を混和した。
(2)グリセリン49.5部にキサンタンガム0.5部
を加えて、120℃で10分間加勢溶解した後、異性化
糖液(果糖19%、ブドウ糖24%、オリボ糖22%、
砂糖10%、水分25%)50部を混和した。
(3)グリセリン495部にキサンタンガム0.5部申
を加えて、120°Cで10分間加熱溶解した後、水飴
(ブドウ糖37.5%、デキストリン37.5%、水分
25%)50部を混和した。
実施例 1 チェーブ入り食品 グリセリン400部にキサンタンガム4部を加え、12
0℃で10分間加熱溶解した後、これにプロピレングリ
コール150部を混和後磨砕した生にんにく450部を
加えて混和した所、流動性が全くなくペースト状を呈し
、磨砕したにんにく部と液層部の分離が見られない安定
した製品が得られ、しかも−年間保存しても腐敗を呈し
なかった。
本発明の方法によらないものは、極めて流動性があり磨
砕したにんにく部が完全に分離した。
実施例 2 焼菓子類の上部に充填する充填物 グリセリン200部、プロピレングリコール20部の混
液にキサンタンガム5部を130℃で10分間加熱溶解
し、これに水飴100部、液糖300部及びクエン酸3
部を加え、混和後生イチゴ400部を加え混和する。
収得物は流動性がなく、ペースト状で生イチコが均一に
分散したものが得られ長期保存に耐え、かつ焼菓子の焼
成前の生地の上部に充填し焼成しても流出することがな
い。
実施例 3 グリセリン100部、プロピレングリコール100部の
混液に、キサンタンガム2部を120’C10分間加熱
溶解する。
このものは流動性がなく、ペースト状物である。
この製剤10部、小麦粉100部、水20部を加えて混
和し、製麺した。
沖展性がよく機械に付着性の少い麺が得られ、長期保存
出来る安定な麺が得られた。
なお、冷凍し解凍しても組織の劣化が見られない。
本発明の方法によらないものは、製剤が流動性であるた
め取扱いが不便であり、かつ生麺にしたとき、小麦粉生
地がだれ、機械に付着して製麺が出来ない。
又出来上った生麺は、こしが弱く、食感が不良であるが
、本発明品は食感良好なものが得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 グリセリンとキサンタンガムとプロピレングリコー
    ルとからなる均質系であることを特徴とするグリセリン
    系食品。
JP56114795A 1981-07-21 1981-07-21 グリセリン系食品 Expired JPS5835662B2 (ja)

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JP56114795A JPS5835662B2 (ja) 1981-07-21 1981-07-21 グリセリン系食品

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JP56114795A JPS5835662B2 (ja) 1981-07-21 1981-07-21 グリセリン系食品

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4579276A Division JPS52130933A (en) 1976-04-20 1976-04-20 Glycerine food

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Publication Number Publication Date
JPS5743649A JPS5743649A (en) 1982-03-11
JPS5835662B2 true JPS5835662B2 (ja) 1983-08-04

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JPS62186754A (ja) * 1986-02-08 1987-08-15 Unie Koroido Kk 天然多糖類・多価アルコ−ル組成物
JP4535779B2 (ja) * 2004-05-27 2010-09-01 太陽化学株式会社 糊料組成物
JP5890110B2 (ja) * 2011-05-20 2016-03-22 日東電工株式会社 可食性ゼリー状組成物、ゼリー状製剤及びゼリー状製剤の製造方法
CN110121400B (zh) 2016-12-23 2022-01-18 3M创新有限公司 聚合物粘结磨料制品及其制备方法

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JPS5743649A (en) 1982-03-11

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