JPS5831754A - 印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は液圧を利用して被印刷物に所望パターンを転写
する装置に関するものである。

この様な印刷方法は、特許出願公告昭和５２年第４１．
６８２号公報に示されているが、この方法を実施するた
めの従来装置は人手による作業が多く１、大量生産が困
難であった。

本発明はこの様な問題を鱗消し得る印刷装置を提供せん
とするものである。

以下に本発明装置を添付図面につき説明すると、第１図
において、１は転写槽で、内部に液体、例へば水２を収
容しである。

上記転写槽１は、底部にヒーター１ａを設けて水温を所
定温度に維持すると共に槽内の水２をポンプ３を備えた
循環管系４により循環せしめる様構成してあり、これに
よって液面は一定方向、例へは図中布から左へ向けて流
動せしめられている。

上＃？、液面の流動を均一化するため、転写槽１内には
整流手段、例へは整流板５が配置されてあり、これによ
って液面は平滑化される。

上記転写槽ｌの上流側にはフィルム供給部６が配置され
ていて、このフィルム供給部６はフィルム送出手段例へ
ばフィルム送出用の送りローラ機構７と、この送りロー
ラ機構７にフィルム８を供給するフィルム保持部、例へ
ばロール状に巻回されたフィルム８を支承する保持枠９
と、上記保持枠９と上記送りローラ機構７との間に設け
られたフィルム活性化手段例へばロールコータ−１０と
を有しており、上記ロールコータ−１０によってフィル
ム８に印刷された転写パターン８ａの印刷インクを活性
化する。

この印刷インクの活性化には、インクの溶剤を転写パタ
ーンに塗付すれば良く、実施例ではロールコータ−１０
によって活性化溶剤を転写パターン８ｍに塗付している
が、場合によっては溶剤を転写パターンに噴霧塗付して
も良い。

上記フィルム８は、転写横１内の液体によって膨潤する
材料、例へは実施例の如く転写槽１に水が収容されてい
る時には、ポリビニルアルコールを使用して一連の長尺
フィルムに作られており、このフィルム８の片面には転
写パターン８ａが順次印刷されると共にフィルム８はロ
ール状に巻回されている。

上記フィルム８は、その転写パターン８３印刷側を上に
して、上記送りローラ機構７で間欠的又は連続的に転写
槽１内に送出され、送出されたフィルム８は液面に浮上
しつつ液面の流れによって下流側へ移行し、且つ移行し
つつ吸液膨潤して拡張する。

このフィルム８の拡大時には、膨潤初期においてフィル
ム面にしわが生じたり或は又フィルム側縁にカールと呼
ばれる捲上りが発生したりする事が多いから、これを防
正す、るため、転写槽１の上方に送風部１１が設けであ
る。

この送風部１１は、フィルム８の面へフィルム移行方向
上流側から下流側へ向けて斜めの方向から風速、風圧を
加える様構成してあり、これによってフィルム８のしわ
が均らされると共に捲上りも抑止される。

上記送りローラ機構７は、第２図の如くローラ端部に切
刃７ａを設けて、これによりフィルム８の側縁に切目８
ｂを形成する様構成してあり、上記フィルム８の側縁の
捲上りはこの切目によって消失させられる。

即ち上記フィルム８は転写パターン８ａ儒に塗付された
活性剤により転写パターン８ａ形成儒の伸展速度が膨満
開始時に他方面より劣るから、これによって側縁に捲上
りが生じる他、フィルム８自身の成形時におけるストレ
スに起因しての捲上りも生じるから、この様な捲上りを
消失せしめる事が要望される。

上記フィルム８は転写槽ｌ内で幅方向と長さ方向に拡大
する事になり、長さ方向への拡大はフィルム８の移行に
より吸収されるが幅方向への拡大は転写槽１の内壁に当
接する迄発展する。

この様にフィルム８の側縁が転写槽１の内壁に当接する
と、フィルム側縁が転写槽１の内壁に吸着して、フィル
ム８の中央部の移行速度と側部の移□行速度とに差が生
じるから、フィルム８の転写パターン８ａに歪みが生じ
、転写効果が悪くなる。

このため、上記転写槽１内には、ｔＪＬ１図、第３図に
示す如く、ガイドチェーンやガイドベルト等の帯紐型ガ
イド１２．１２’がフイノＰム８の両側縁を受ける様対
向設置されており、此等１対のガイド１２，１２’をフ
ィルム供給速度、即ちフィルム８の移行速度に合せて走
行せしめる様構成しである。

この様にすれば、フィルム８の両側縁はガイド１２゜１
２’によって移動せしめられるから、フィルム８の両側
部と中央部とは同速で移行せしめられ、転写パターン８
ａの歪みは防止される。

上記転写槽１の上方には上記送風部１１より下流側に位
置する様物品供給様構１３が設けてあり、この機構１３
によって被印刷物１４が転写槽１内へ出没せしめられる
。

上記物品供給機構１３は、被印刷物１４をフィルム８の
上流側から下流側に向けて斜めに下降移行せしめてこれ
をフィルム８の転写パターン８ａに当４１させると共に
、転写パターン８ａｉＣａ接した侭被印刷物１４を全部
又は一部液中に没入させ、次いで被印刷物１４を液中で
反転せしめて上流惰から下流側に向は斜めに上昇移行せ
しめ、これにより転写槽１の上方へ離脱させる様構成し
たもので、実施例では被印刷物１４を着脱自在に取付け
る保持手段、例へば被印刷物１４化予め取付けた治具１
５を着脱保持する保持部材１３ａと、この保持部材１３
ｇを所定間隔で固着したエンドレスチェーン又はエンド
レスペルス等のエンドレス搬送帯１３ｂ及び、このエン
ドレス搬送帯１３ｂを逆三角形化取掛けて、その頂点を
転写槽１の液面に接近せしめる３個のプーリー１３ｃ、
１３ｄ。

１３ｅ、とを備えている。

上記物品供給機構１３は、その中央のブーＩＪ７１３Ｃ
と図中右側のプーリー１３ｄとの間において被印刷物１
４を取付けられる一方、上記中央プーリー１３ｃと図中
左側のプーリ＝１３ｅとの間においモ被印刷物１４を取
外して、これを除膜工程へ移送する様設定されており、
且つ上記プーリー１３８とブー９−１３　ｄとの間に参
いて保持Ｓ材１３畠の清浄を行う様に、この箇処に清掃
手段、例えば拭布１３ｆを配設しである。

即ち、上記保持部材１３ｇは、被印刷物１４と共にフィ
ルム８と接するから、フィルム８の残滓や転写パターン
８ａの印刷インクが附着している事が多く、このフィル
ムの残滓やインクが次に取付けられる被印刷物１４を汚
染しない様、上記拭布１３ｆで清掃する。

上記物品供給機構１３は、被印刷物１４をフィルム８に
斜め方向から当接させると共に液中で反転させて斜め方
向に離脱させる構成であるから、フィルム８を被印刷物
１４で拘止げる。１ｊｃＬ、てフィルム８を密着せしめ
る事が出来、従ってフィルム８と被印刷物１４との間に
気泡が残る事を有効に事が望ましい。

このため実施例では、第４図の如く、上記プーリー１３
ｄ、１３ｅを鎖線位置や点線位置に回動可能ならしめて
、被印刷物１４のフィルム８に対する入角を調整出来る
様構成しである。

上記実施例では、被印刷物１４を物品供給機構】３から
取外して除膜工程に送致する様構成しているが、この様
にすると被印刷物１４を除膜工程に移すための人手が大
要となる。

第６図に示す実施例は、この様な問題を解決し得るもの
で、この実施例においては物品供給機構１６のエンドレ
ス搬送帯１６３１は除膜装置１７と乾燥装置１８とを経
由して巡回せしめられる様構成されている。

上記ｌｋ膜装置１７には、フィルム８を溶鱗除去する溶
解シャワー１７ｍとこの溶解シ′ヤワーに続いて設けら
れた清浄シャワー１７ｂと更にこの清浄シャワー１７ｂ
の次に配設された水切り用ニアブロアー１７ｃとが内蔵
されており、実施例の如く転写槽１内に水を収容してこ
れにポリビニルアルコールを材料としたフィルム８を用
いる場合には、溶解シャワー１７ａとして温水シャワー
を使用すれば良く、又ニアブロアー１７Ｃは被印刷物１
４に附着している水滴を吹飛ばすための冷風吹出型の構
成で充分である。

上記乾燥装置１８は、被印刷物１４を赤外線ヒーター等
で加熱乾燥させても良いが、実施例では温風を被印刷物
１４に吹付ける温風吹付管系１８ａが使用されている。

第６図番ζ示す実施例では、上記吹付管系１８！Ｉが１
本であるが、ここでは被印刷物１４が天地反転せしめら
れると共に治具１５やエンドレス搬送帯１６ａも除膜、
清掃されているから、実際上からすれば吹付管系１８ａ
を上下複数本設ける事が望ましい。

次いで、第７図に示す実施例について説明する。

この実施例においては、上記除膜装置１７と乾燥装置１
８とは平面的に連続して設けられると共に、乾燥装置１
８にはトップコート被覆装置１９とトップコート乾燥装
置２０例へば遠赤外線照射式乾燥炉とが連設されており
、乾燥処理を終了した被印刷物】４は所望によってトッ
プコート被覆装置１９でトップコートを被着されると共
にトップコート乾燥装置２０で乾燥処理されてから取出
される。

上記被印刷物１４は、第７図に示す如く、通常静電中和
装置２１で静電気を中和してから転写槽１に送られる。

即ち、被印刷物１４は合成樹脂材料で作られるものが多
いため、静電気が発生して表面に塵埃が耐着する事を避
けられず、従って転写以前に静電気を中和して塵埃を除
去する事が要求されるからである。

上記静電中和処理より前に、被印刷物】４は前処理工糧
部２２で脱脂処理尋の前処理を施されると共に治具取付
部２３で前記治具を取付けられるが、被印刷＠１４につ
き更に地色塗装等のプライマー塗装が必要な場合には、
治具取付部２３と静電中和装置２１との関にプライマー
塗装装置２４と、このプライマー塗装を乾燥させるため
の乾燥装置２５、例へば遠赤外線照射式乾燥炉が配設さ
れ、これにより治具を取付けられた被印刷物１４は静電
中和処理を施される前にプライマー塗装される。

本発明装置はこの様に、フィルム８が送風部１１によっ
て平滑にならされた後、被印刷物１４が斜め方向からフ
ィルム８に当接して液中に没入し、次いで反転しつつ液
中でフィルム８を密着させる構成であるから、フィルム
８の転写パターン８ａにしわが生じる事を有効に防止出
来ると共に被印刷物１４の受ける液圧を被印刷物１４の
下端から徐々に上部へ及ぼす事が出来、従って被印刷物
１４とフィルム８間に気泡が残存する事を有効に防止出
来る効果がある他、転写パターン８ａを美麗に被印刷物
１４へ転写出来る効果がある。

更に又本発明装置は被印刷物１４を斜め上方から下流側
に向けて降下させるものであるから、移行中のフィルム
８に対し、被印刷物１４を合致させる事が出来、従って
フィルム８を連続送りしつつ順次被印刷物１４を転写槽
１内に送入する事が出来るから、被印刷物１４を連続的
に大量処理する事が出来る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の構成を示す要部縦断側面図、第２
図は同上装置の送りローラ機構の実施例を示す略解斜視
図、第３図は同上装置の転写槽の平面図、第４図は同上
装置の物品供給機構を示す略解側面図、第５図は上記物
品供給機構に設けられた清播手段の略解側面図、第６図
は本発明装置の他の実施例を示す要部縦断側面図、第７
図は本発明装置の更に他の実施例を示す略解平面図であ
る。 図中１は転写槽、４は循環管系、６はフィルム供給部、
７は送りローラ機構、８はフィルム、８ａは転写パター
ン、１１は送風部、１３．１６は物品供給機構、１４は
被印刷物を示す。 特許出願人鉤木総業株式会社 株式会社　キュービックエンジニアリング代　１　Ａ　
＠　　０　　誠　　次　　部　、７Ｓ、’：：、コ□、
ｆ、、、ニジ、−對

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 液体を収容した転写槽と、この転写槽内の液体を転写槽
   の一端から他端に流動せしめるための循環管系と、上記
   転写槽の上流側に設けられたフィルム供給部と、このフ
   ィルム供給部に接近して上記転写槽の上流側上方に設け
   られた送風部と、この送風部の上流側に設けられた物品
   供給機構とを備え、上記フィルム供給部は、予め転写パ
   ターンを印刷形成した膨潤性フィルムをその転写パター
   ン面を１にして転写槽内務こ供給する様構成し、上記送
   風部は上記転写槽の液面に浮動しているフィルムの面に
   その上流側から下流１ＩＩＫ向けて風圧を加える様構成
   し、上記物品供給機構は、上記フィルムに対し被印刷物
   をフィルムの上流側から上流側に向けて且つ斜め上方か
   ら当接しつつその全部又は一部を液中に没入せしめると
   共［１１中で被印刷物の進行方向を反転せしめて液面上
   方に上昇させる様構成した事を特徴とした印刷装置。