JPS5831386B2 - 耐食性高透磁率合金 - Google Patents
耐食性高透磁率合金Info
- Publication number
- JPS5831386B2 JPS5831386B2 JP51145244A JP14524476A JPS5831386B2 JP S5831386 B2 JPS5831386 B2 JP S5831386B2 JP 51145244 A JP51145244 A JP 51145244A JP 14524476 A JP14524476 A JP 14524476A JP S5831386 B2 JPS5831386 B2 JP S5831386B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- corrosion resistant
- high permeability
- resistant high
- permeability alloy
- Prior art date
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は耐食性の改善されたセンダスト系の高透磁率合
金に関するものである。
金に関するものである。
従来磁気へラドコア用の磁性材料としてパーマロイ、フ
ェライト等が使用されてきたが、相手を摩耗させ易い酸
化クロムテープの出現や磁気カードの普及の結果、パー
マロイは摩耗の点で難点があり、又フェライトは特に相
手が磁気カードの場合に耐かけ性において極めて不十分
である等の理由によってこれらの欠点を補う磁性材料と
してM−8i−Fe系のセンダスト系合金が注目されて
いる。
ェライト等が使用されてきたが、相手を摩耗させ易い酸
化クロムテープの出現や磁気カードの普及の結果、パー
マロイは摩耗の点で難点があり、又フェライトは特に相
手が磁気カードの場合に耐かけ性において極めて不十分
である等の理由によってこれらの欠点を補う磁性材料と
してM−8i−Fe系のセンダスト系合金が注目されて
いる。
しかるに従来のセンダスト系合金においてはこれを磁気
へラドコア用の磁性材料として使用する場合その使用環
境として特に海浜地区のように塩分を含む湿気に曝され
ると変色したり、又使用中にコアギャップ部に水分が浸
透するとその水分によって細隙摩食が生ずるなどの問題
点があり、その改善が強く要望されていた。
へラドコア用の磁性材料として使用する場合その使用環
境として特に海浜地区のように塩分を含む湿気に曝され
ると変色したり、又使用中にコアギャップ部に水分が浸
透するとその水分によって細隙摩食が生ずるなどの問題
点があり、その改善が強く要望されていた。
本発明はこの要望に答えてなされたもので、5i−Al
−Fe系のセンダスト合金ないしはセンダスト系合金に
Ta、Cu、Ni、Co、Mo、Cr、Vのいずれか少
くとも1種を添加すると塩水に対する耐食性に有効であ
るが、これと白金属元素、Au。
−Fe系のセンダスト合金ないしはセンダスト系合金に
Ta、Cu、Ni、Co、Mo、Cr、Vのいずれか少
くとも1種を添加すると塩水に対する耐食性に有効であ
るが、これと白金属元素、Au。
Agのいずれか少くとも1種を組合せて添加すると両者
の相乗効果が働き、前者の塩水に対する耐食性の効果が
格段に向上することを見出した。
の相乗効果が働き、前者の塩水に対する耐食性の効果が
格段に向上することを見出した。
又細隙摩食に対する耐食性の改良についても検討した結
果、白金属元素、入U2人gのいずれか少くとも1種は
有効に働くが、これにTa、Cu、Ni。
果、白金属元素、入U2人gのいずれか少くとも1種は
有効に働くが、これにTa、Cu、Ni。
Mo、Cr、Vのいずれか少くとも1つを同時添加する
と耐食性が一層高まることも見出した。
と耐食性が一層高まることも見出した。
本発明はこのような発見に基いてなされたものでSi4
〜11wt%、A13〜8wt%、残部Feよりなる高
透磁率センダスト合金に対し、Ta、Cu。
〜11wt%、A13〜8wt%、残部Feよりなる高
透磁率センダスト合金に対し、Ta、Cu。
Ni 、Co、Mo、Cr、Vよりなる群より選ばれた
少くとも1種0.01〜3.5wt%と白金元素、Au
。
少くとも1種0.01〜3.5wt%と白金元素、Au
。
Agよりなる群より選ばれた少くとも1種0.001〜
2.0wt%を併用添加してなる耐食性高透磁率合金を
提供したものである。
2.0wt%を併用添加してなる耐食性高透磁率合金を
提供したものである。
本発明の合金においてTa 、Cu )Ni 、Mo
、Cr。
、Cr。
■からなる群の添加量を0.01〜3.5wt%と限定
したのはこれらが0.01wt%以下では塩水に対する
耐食性が現われず、又3.5wt%以上では磁気特性が
低下することによる。
したのはこれらが0.01wt%以下では塩水に対する
耐食性が現われず、又3.5wt%以上では磁気特性が
低下することによる。
又白金属元素及びAu、Agからなる群の添加量を0.
001〜2.0 wt%とじたのは、O,001wt%
以下では細隙摩食に対する耐食性が現われず、2.0w
t%を超えると添加による向上効果が認められなくなる
からである。
001〜2.0 wt%とじたのは、O,001wt%
以下では細隙摩食に対する耐食性が現われず、2.0w
t%を超えると添加による向上効果が認められなくなる
からである。
以下に本発明の効果を一層明らかにするためにこれを実
施例によって説明する。
施例によって説明する。
実施例 1
第1表に示した組成の合金より10X50X50間寸法
の試料を切出し、50X50の1面をパフで鏡面に仕上
げ、この仕上げ面に35°Cの5%の食塩水を5時間噴
霧し変色した部分の面積比率を比較した。
の試料を切出し、50X50の1面をパフで鏡面に仕上
げ、この仕上げ面に35°Cの5%の食塩水を5時間噴
霧し変色した部分の面積比率を比較した。
尚、変色した部分の面積の測定はプランメーターにより
行った。
行った。
第1表の結果より本発明の合金は明らかに従来合金に比
べて変色し難く塩水に対し優れた耐食性を示しており、
その際Ta、Cu)Ni、Co 2Mo。
べて変色し難く塩水に対し優れた耐食性を示しており、
その際Ta、Cu)Ni、Co 2Mo。
Cr、Vが白金属元素、Au、Agと組合されて添加さ
れたときにその効果が顕著に現われることが認められる
。
れたときにその効果が顕著に現われることが認められる
。
実施例 2
第2表に示した組成の合金より1010X50X5Q寸
法の試料を切出し、50X50の1面をパフで鏡面に仕
上げ、これと同じ<50X50の1面を鏡面に研摩した
2X50X50u+寸法の板とを鏡面同志で合せ、Ti
の針金でしばった状態で5%食塩水に浸漬し隙間に塩水
をしみ込ませてから取り出し、気温25℃、湿度75%
の大気中に1昼夜24時間放置した後の試料鏡面研摩面
の変色状態を調べた。
法の試料を切出し、50X50の1面をパフで鏡面に仕
上げ、これと同じ<50X50の1面を鏡面に研摩した
2X50X50u+寸法の板とを鏡面同志で合せ、Ti
の針金でしばった状態で5%食塩水に浸漬し隙間に塩水
をしみ込ませてから取り出し、気温25℃、湿度75%
の大気中に1昼夜24時間放置した後の試料鏡面研摩面
の変色状態を調べた。
尚、変色状態の調査及び表示の方法は実施例1の場合と
同様である。
同様である。
第2表の結果より本発明の合金(4従来合金に比べて摩
食し難く、細隙摩食に対し優れた耐食性をを有すること
及び、その際白金属元素、Au、Agの添加効果がTa
、Cu、Ni 、Co、Mo、Cr、Vの同時添加によ
って著しく向上されることが明らかに認められる。
食し難く、細隙摩食に対し優れた耐食性をを有すること
及び、その際白金属元素、Au、Agの添加効果がTa
、Cu、Ni 、Co、Mo、Cr、Vの同時添加によ
って著しく向上されることが明らかに認められる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 lSi4〜11wt%、A13〜8wt%、Ta、Cu
。 Ni、Co、Mo、Cr、Vよりなる群より選ばれた少
くとも1種0.01〜3.5 wt%、白金属元素、A
u。 Agよりなる群より選ばれた少くとも1種o、 ooi
〜2.0wt%、残部Feよりなる耐食性透磁率合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51145244A JPS5831386B2 (ja) | 1976-12-03 | 1976-12-03 | 耐食性高透磁率合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51145244A JPS5831386B2 (ja) | 1976-12-03 | 1976-12-03 | 耐食性高透磁率合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5370021A JPS5370021A (en) | 1978-06-22 |
JPS5831386B2 true JPS5831386B2 (ja) | 1983-07-05 |
Family
ID=15380642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51145244A Expired JPS5831386B2 (ja) | 1976-12-03 | 1976-12-03 | 耐食性高透磁率合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5831386B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0196986U (ja) * | 1987-12-22 | 1989-06-28 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5779145A (en) * | 1980-11-05 | 1982-05-18 | Hitachi Metals Ltd | High permeability alloy |
JPH0746655B2 (ja) * | 1985-10-31 | 1995-05-17 | ソニー株式会社 | 軟磁性薄膜 |
JP5257743B2 (ja) * | 2008-02-28 | 2013-08-07 | 日立金属株式会社 | Fe基軟磁性粉末、その製造方法、および圧粉磁心 |
-
1976
- 1976-12-03 JP JP51145244A patent/JPS5831386B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0196986U (ja) * | 1987-12-22 | 1989-06-28 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5370021A (en) | 1978-06-22 |
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