JPS5858418B2 - 装飾用銅合金 - Google Patents

装飾用銅合金

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JPS5858418B2
JPS5858418B2 JP10110676A JP10110676A JPS5858418B2 JP S5858418 B2 JPS5858418 B2 JP S5858418B2 JP 10110676 A JP10110676 A JP 10110676A JP 10110676 A JP10110676 A JP 10110676A JP S5858418 B2 JPS5858418 B2 JP S5858418B2
Authority
JP
Japan
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alloy
copper alloy
present
color tone
decorative
Prior art date
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Expired
Application number
JP10110676A
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English (en)
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JPS5326719A (en
Inventor
俊治 松木
晴香 待鳥
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は結晶粒模様を表面に現出させて装飾的用途に用
いる銅合金の改良に関する。
Cu合金は赤銅色ないし黄金色の特長ある色調を呈し、
さらに特殊な化学的処理を施すことによって褐色、青色
あるいは緑色などの深床のある色調をあたえるので、美
術工芸品や装身具や食器類などの美術装飾品としても多
く使用されている。
上記の美術装飾用品として用いられる合金は従来はその
色調および耐食性のみを考慮して合金に添加する金属の
種類および添加量が決められ、したがってその色調を主
とした美観は合金の種類や添加金属の種類と添加量、あ
るいは化学的処理の適切なものによって所望のものが得
られている。
しかしながら機械的強度などは余り考慮されなかったの
で、これらの合金を用いて製作された製品の表面に傷が
ついたりなどして、その装飾的価値に影響をあたえるこ
とがある。
また美術工芸品などは製作されるとき所望の形状にする
ために精密加工をすることが多く、従来のものでは切削
性にまだ改善の余地が残されていた。
本発明はこれらの点にかんがみてなされたもので、美し
い色調、表面にあられれる粗大な結晶粒模様、耐食性、
機械的強度、快削性を附与した装飾用銅合金を提供する
ものである。
すなわちA11〜12 %、N11〜10fO1Te
、Seを単独又は含量にて0.1〜2.0%、残部Cu
よりなる銅合金及びさらにZrを0.05〜10%含む
銅合金である。
(百分率は何れも重量係とする。以下同じ)本発明合金
は合金に含有させたAl、Niの相互作用により耐食性
と機械的強度を高め、表面に生ずる酸化物被膜が強固で
あるのみならず、結晶粒界のエツチング面も安定したも
のとなり長時間にわたる色調の変化に対する低抵の増大
によって美しい色調を良好な状態で長く維持し、表面に
傷のつくことが少なくなる。
またZrの添加はAl。Niのみの添加よりもさらに機
械的強度を向上させる。
さらに切削性を向上させるために添加してそれによりC
u合金として鋳造しにくくならないものとしてTeおよ
びSeが添加されるので、鋳造も容易にできて、かつす
ぐれた切削性を有することになる。
したがって従来よりも精密加工が容易に行なえるように
なって、所望の形状の美術工芸品などが能率よく製作で
きるようになった。
以下本発明の実施例について説明する。
次の表−1に示す組成の合金を鋳造する。
試料番号1,2,3,4,5.6は本発明の合金にして
、7は市販品、8は従来のものにして共に参考例である
この合金は金型モールドで鋳造して60φ×2001の
試料を製作する。
これらの試料を腐食を促進するため人工汗浸漬試験を行
なった。
その結果、試料番号7を除き変色が認められなかった。
7は一部分変色した。人工汗浸漬試験は水ll中にNa
C110g、乳酸1ml、尿素1.5gを溶解し、この
液にアンモニア水0.2mlを加えた液中に50時間浸
漬して行なった。
この結果かられかるように本発明のものは何れも色調の
変化はなく、美しい色調を維持することができた。
本発明の合金の表面の状態を第1図および第2図に例示
する。
第1図は鋳造品の断面を研摩し、硝酸にてエツチングし
たもので、第2図は圧延して製作した板の表面を研摩し
、硝酸にてエツチングしたものである。
すなわち第1図は鋳塊を鋳込み方向と直角に切断した面
の結晶模様を示すもので、チル晶、柱状晶および自由晶
を含んでいる。
第2図は板の表面研摩面にあられれる結晶模様を示すも
ので再結晶粒である。
さらに上記各試料の切削性については次の表2のような
結果となった。
切削性は1.5Te−Cu合金の切削性をio。
として、これに対する割合で示し、切削試験条件として
は60φの試料より40φx51の円板を切り出してい
く時の切削工具の寿命を比較した。
本発明におけるTe、Seの添加量は0.1%未満では
切削性の向上に対して効果がなく、2.0%をこえると
加工性を低下させるので好ましくない。
0゜1〜2.0%の範囲が好適である。
この表−2かられかるように本発明の合金の切削性はき
わめて良好であって、精密加工するときには従来のもの
に比べてきわめて容易に行なうことかでき、そのため美
術装飾用などの製品を所望の形状にするときの能率向上
は著しいものがある。
したがって美しい色調と模様とを有し、耐食性にすぐれ
、機械的強度も一段と強くなり、さらに上記のように快
削性を具備した本発明合金は美術工芸品などの装飾的用
途に使用するにはきわめて好適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による鋳造材の結晶組織写真図、第2図
は本発明による板材の結晶組織写真図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量φにてA11〜12%、N i 1〜10係、
    Te、Seを単体もしくは含量にてo、i〜2.0係、
    残部Cuよりなる快削性装飾用銅合金。 2 重量係にてA11〜12係、N i 1〜10係、
    Z r O,05〜1.0%、Te 、Seを単体もし
    くは含量にて0.1〜2.0%、残部Cuよりなる快削
    性装飾用銅合金。
JP10110676A 1976-08-26 1976-08-26 装飾用銅合金 Expired JPS5858418B2 (ja)

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JPS5326719A JPS5326719A (en) 1978-03-13
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5846483A (en) * 1997-02-03 1998-12-08 Creative Technical Solutions, Incorporated Selenized dairy Se-Ni-Sn-Zn-Cu metal

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JPS5326719A (en) 1978-03-13

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