JPS5830660B2 - 磁気再生装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ヘリカルスキャン型のＶＴＲ（磁気録画再生装置）では
、時間軸補正装置を併用することによりその回転磁気ヘ
ッドをフレーム周波数で回転させた１ま、テープの走行
速度を変更すれば、そのテープ速度に対応したステイル
ないしスローモーション再生、あるいはファーストモー
ション再生ができる。

そこで、レバーあるいはつまみの角度に比例した速髪で
テープが走行するようにした。

いわゆるジョイスティックコントロールができるように
したＶＴＲが実用化されている。

このジョイスティックコントロールのＶＴＲＫよれば、
任意のフィールドを探し出すことができるので、ビデオ
テープの編集を効果的に行うことができる。

ところが、このジョイスティックコントロールでは、レ
バーあるいはつ１みの角度がテープ速度に比例するので
、テープ全高速で送るときの操作性は、比較的良好であ
るが、ステイル画面を１フイール下づつ数フィールド送
るときなどには、操作性にやや難がある。

すなわち、次の編集点１でテープを送る場合、ジョイス
ティックコントロールでは、テープの走行速度しか制御
できないので。

操作のタイミングが悪いと１編集点を行き過ぎたシ、逆
に戻シ過ぎたシしてしまい、目的とする編集点で正確に
テープを停止させるのが困難でちる。

本発明は、このような点にかんがみ、必要とするフィー
ルドを取ジ出すときの操作性にすぐれ。

しかも高速送り時の操作性も良好な装置を提供りようと
するものである。

このため本発明においては１例えば第２図Ａに示すよう
に、操作つ１みを１わすと、その回転速度に対応した速
度でテープが走行し、従って操作つ１みの回転速度に対
応した速度で映像信号が再生されるようにＬｅものであ
る。

以下その一例について説明しよう。

第１図において、１，２は回転磁気ヘッドを示し、これ
らは互いＫ］８０の角間隔を有すると共に、モータ１１
によってフレーム周波数で回転させられている。

また、１０はサーボ回路を示し、外部同期盤から垂直同
期パルスが端子５に供給され、このパルスが位相比較回
路１２に供給されると共に、ヘッド１，２の回転軸１３
にパルス発生手段１４が設けられ、これからはヘッド１
，２の半回転ごとにパルスが取り出され、このパルスが
整形アンプ１５を通じて比較回路１２に供給され。

その比較出力がサーボアンプ１６に供給されてモ−タ１
１の駆動電圧とされ、これがモータＩＩＫ供給され、従
ってヘッド１，２は、端子５の垂直同期パルスに同期し
て回転させられる。

さらに、３は磁気テープを示し、これには、映像信号が
、その１フイールドが斜めの１本の磁気トラックとして
記録されていると共に、その縁部にはフレーム周波数で
コントロールパルスが記録されている。

そしてこのテープ３は、供給リール２１から取り出され
、ヘッド１，２の回転周面に対してほぼ１８０の角範囲
にわたって斜めに巡らされてから巻き取りリール３１に
巻き取られる。

そして、２２．３２はリールモータ、２０はその、駆動
回路である。

また、５１はキャプスタン ５２はその、駆動用の三相
ヒステリシスモーク、５０はそのサーボ回路、７１はピ
ンチローラ金石す。

そして一般の再生時には、再生モードスイッチ５７．２
４．３４を通常再生側接点ＮＫ切り換えると共に、再生
ボタンを操作する。

すると、その再生操作に基づいて、端子７５に再生モー
ドであることを示す信号が供給され、この信号がオア回
路７４及びアンプ７３を通じてプランジャ７２に供給さ
れ、これによりピンチローラ７１がキャプスタン５１に
転接される。

また端子５からの垂直同期パルスが位相比較回路５５に
供給されると共に、磁気ヘッド５３によってテープ３か
らコントロールパルスが再生すれ、このパルスが整形ア
ンプ５４を通じて比較回路５５に供給され、その比較出
力がＶＦＯ（電圧制御型可変周波数発振回路）５６に供
給される。

こうしてＶＦＯ５６からは、端子５の垂直同期パルスト
、テープ３からのコントロールパルスとの位相差に対応
した周波数の発振信号が取り出される。

そしてこの発振信号が、スイッチ５７の接点Ｎを通じて
カウンタ５８に供給されて単相から三相の信号に変換さ
れ、この変換された三相の交番信号が、直接及びスイッ
チ回路５９を通じてアンプ６１〜６３に供給され、さら
にモータ５２に供給される。

昔たこのとき、端子７５からの再生モードを示す信号が
、オア回路６５を通じてスイッチ回路５９にその制御信
号として供給されてスイッチ回路５９は一方の状態に切
り換えられる。

従ってモータ５２は正方向に回転し、テープ３は端子５
の垂直同期パルスに同期して記録時と等しい速度で、か
つ、同じ方向に走行する。

従ってヘッド１，２によってテープ３の磁気トラックが
走査されて映像信号が再生され、この信号は再生回路７
を通じて端子８に取り出される。

なおこのとき、駆動回路２０の直流電源２３゜３３から
の電圧が、スイッチ２４・３４の接点Ｎを通じてサーボ
アンプ２５．３５に供給されてモータ２２，３２の駆動
電圧が形成され、これがモータ２２．３２に供給されて
テープ３にテンションが与えられる。

一方、第２図Ａの特性で再生を行うため１次のように構
成されている。

すなわち、回転軸８２が、摩擦の十分に少ない軸受け（
図示せず）Ｋよって軸支されると共に。

この回転軸８２に対して操作つ１み８１．フライホイー
ル８３及びフォトディスク８４が１回転軸８２を共通の
軸心として設けられている。

このフライホイール８３は１例えば数１００ｇ−〜数ｋ
ｇｃｒｒｔの慣性モーメントを有し、またフォトディス
ク８４は１円板状とされると共に、その周囲に放射状に
例えば１２０コの遮光部８４ＡをＭしている。

そして２つのフォトカブラ８５，８６が、それらの発光
素子及び受光素子が、フォトディスク８４の遮光部８４
Ａをはさむように設けられ、従ってフォトディスク８４
が回転するとき、遮光部８４Ａによってカブラ８５，８
６の光が断続され、カブラ８５，８６からはフォトディ
スク８４の回転速度に対応した周波数の交番信号が取シ
出される。

なおこの場合、カブラ８５，８６からの交番信号が、互
いに９０の位相差をもつように、カブラ８５，８６の角
間隔が選定される。

そしてスローモーション再生あるいはファーストモーシ
ョン再生のときには、スイッチ５７，２４゜３４を特殊
再生側接点Ｓに切り換えると共に、つ１み８１を連続的
に回転させる。

すると、カブラ８５．８６から交番信号が取り出され、
これら交番信号がシュミット回路８７．８８に供給され
て矩形波信号に波形整形され、シュミット回路８７から
の矩形波信号が、スイッチ５７の接点Ｓを通じてカウン
タ５８に供給される。

昔たこのとき、ンユミソト回路８７．８８からの矩形波
信号が１回転方向検出用のＤフリップフロップ回路８９
に供給されて、つ捷み８１が時計方向にまわされたとき
と、反時計方向に昔わされたときとで、” ｏ ” ｔ
たは６】”になる信号、すなわち、つ１み８１の回転方
向を示す信号が形成され、この方向信号がオア回路６５
を通じてスイッチ回路５９にその制御信号として供給さ
れ、つ１み８１の回転方向に対応してスイッチ回路５９
は正方向接点（図の位置）と逆方向接点（図とは逆の位
置）とに切り換えられる。

従ってモータ５２は、つ１み８１の回転速度に比例した
速度で回転すると共に、つ１み８１の回転方向に対応し
た方向に回転することになる。

さらにシュミット回路８８からの矩形波信号が。

周波数弁別回路９０に供給され、つまみ８１の回転速度
が０〜ＲＣｒｐｓ〕（例えばＲ＝１．７５Ｃｒｐｓ ）
）であるとき、これが検出され、この検出信号がオア
回路７４を通じてアンプ７３に供給され、従ってプラン
ジャ７２が働いてピンチローラ７１がキャプスタン５１
に転接される。

また弁別回路９０からの検出信号が、制御回路２６に供
給されると共に、フリップフロップ回路８９からの方向
信号が制御回路２６に供給され、これからの制御信号に
よってスイッチ回路２７゜３７及び直流電源２８．３８
が制御されて電源２８．３８から所定の直流電圧が、ス
イッチ回路２７．３７を通じ、さらにスイッチ２４．３
４の接点Ｓを通じてアンプ２５．３５に供給され、従っ
てモータ２２，３２に所定の駆動電圧が供給されてテー
プ３１’２ｍテンションが与えられる。

従ってつ１み８１の回転速度が、０−Ｒ（ｒｐｓ）のと
きには、キャプスタン５１によってテープ３が駆動され
、第２図Ａに示すように、つｌみ８１の回転速度に比例
した速度で、かつ、０から記録時と等しい速度の間でテ
ープ３は非行すると共に、つ１み８１の回転方向に対応
してテープ３の走行方向が反転する。

なおこのとき、ンユミソト回路８７からスイッチ５７を
通じて得られる矩形波信号が、周波数弁別回路６６に供
給され、その出力信号がアンプ６１〜６３に制御信号と
して供給され、第２図Ｂに示すように、っまみ８１の回
転速度が例えば１／２Ｒ（ｒｐｓ、ｌ以下のときには、
モータ５２に供給される駆動電圧が低くされる。

これは、つ１み８１の回転速度が遅いときには、モータ
５２に供給される。

駆動電圧の周波数が低く直流に近くなり、モータ５２が
焼けるので、これを防止するためである。

そして、つまみ８１の回転速度がＲ（ｒｐｓ）よりも速
いときには、テープ３はリール２１，３１の回転により
第２図Ａの特性で移送される。

すなわち、つまみ８１の回転速度が、Ｒ（ｒｐｓ、］よ
りも速（２Ｒ（ｒｐｓ）以下で、かつ、正方向に回転さ
せたときには、弁別回路９０からの検出信号によってピ
ンチローラ７１はキャプスタン５１から離れると共に、
検出信号が制御回路２６に供給され、これからの制御信
号がスイッチ回路２７．３７及び直流電源４１に供給さ
れ、電源４１から所定の直流電圧が電圧比較回路４２に
供給されると共に、スイッチ回路３７は比較回路４２側
に切り換えられる。

またこのとき、テープ３の走行によって周波数発電機４
３が駆動され、これからの交番信号が。

アンプ４４を通じて周波数弁別回路４５に供給されてテ
ープ３の走行速度を示す直流電圧が取９出され、この直
流電圧が比較回路４２に供給される。

そして比較回路４２において、弁別回路４５からの直流
電圧が、電源４１からの直流電圧と電圧比較され、その
比較出力がスイッチ回路３７及びスイッチ３４を通じて
アンプ３５に供給される。

さらに制御回路２６からの制御信号によって。

電源２８から所定の直流電圧が、スイッチ回路２７を通
じ、さらにスイッチ２４を通じてアンプ２５に供給され
、これによりテープ３にパックジョンが与えられる。

従ってつ昔み８１をＲ〜２Ｒ（ｒｐｓ）の速度で正方向
に回転させたときには、電源４１からの電圧を基準とし
てモータ３２の回転速度がサーボ制御され、テープ３は
第２図Ａに示すように、記録時と同方向に等しい速度で
走行する。

昔たつ筐み８１をＲ〜２Ｒ（ｒｐｓ）の速度で逆方向に
回転させたときには、弁別回路９０からの検出信号及び
フリップフロップ回路８９からの方向信号によって同様
にしてテープ３は、記録時と逆方向に等しい速度で走行
する。

さらにつ昔み８１を、２Ｒ〜３Ｒ１３Ｒ〜４Ｒあるいは
４Ｒ〜５Ｒ（ｒｐｓ）の速度で回転させたときには、そ
れぞれ弁別回路９０からの検出信号と、フリップフロッ
プ回路８９からの方向信号とに基づいて制御回路２６か
らの制御信号により電源４１の電圧が変更され、従って
テープ３は、記録時の３倍、１０倍ちるいは３０倍の速
度で、かつ、つ昔み８１の回転方向に対応して記録時と
同方向あるいは逆方向に走行する。

そしてつ１み８１を５Ｒ（ｒｐｓ）以上の速度で回転さ
せたときには、弁別回路９０からの検出信号と、フリッ
プフロップ回路８９からの方向信号とに基づいて制御回
路２６からの制御信号によシ。

電源２７．３７から所定の電圧がアンプ２５，３５に供
給され、従ってテープ３は、記録時の７０倍ちるいはそ
れ以上のフルスピードで、つ筐み８１の回転方向に対応
した方向に走行する。

こうしてつ筐み８１を回転させると、その回転速度及び
回転方向に対応して第２図Ａの特性でテープ３は走行す
るので、端子８には、つ１み８１の回転速度に対応して
第２図Ａの特性の速度で再生信号が取り出されると共に
、つ筐み８１の回転方向によってその映像信号のフィー
ルドを逆転させることができる。

そしてこのようにつ１み８１の回転速度及び回転方向に
対応した速度及び方向で映像信号を再生できるので、テ
ープ３の編集時、その編集点を１フイールドづつでも容
易に、かつ、正確に探し出して決定できる。

特につ筐み８１の回転には摩擦が少ないと共に。

フライホイール８３による慣性があるので、つ１み８１
を回転させていた手を離してもスローモーンヨン再生が
続き、従って目的のフィールドがモニタに映し出された
ときつ１み８１をにぎって回転を止めれば、瞬時に目的
とするフィールドをステイル再生できる。

捷たつ１み８１の回転速度に対するテープ３の速度、す
なわち、映像信号の再生速度の比率は。

つ１み８１の回転速度が速くなるにつれて増大している
ので、テープ３を高速で移送するのも容易である。

筐たこのテープ３を高速で走行させるとき、キャプスタ
ン５１の回転により１行うと、モータ５２の電圧も大幅
に変化させなければならないと共に、これにも限界があ
り、ｌたテープ３の保護の点からも好”ｆＬ＜ないが１
本発明においては、テープ３を高速で走行させるときに
は、リール３１の回転により行っているので、キャプス
タン５１による場合のような問題を生じることがない。

第４図は弁別回路９０の一例を示す。

すなわち、シュミット回路８８から第４図ＡＫ示すよう
に。

つ筐み８１の回転速度に対応した周波数の矩形波信号Ｓ
ｏが取り出され、これが単安定マルチバイブレーク９１
Ａ〜９６Ａに供給される。

このマルチバイブレーク９１Ａ〜９６Ａは、立ち下がり
トリガとされると共に、リトリガブルタイプとされ。

従ってマルチバイブレーク９１Ａ〜９６Ａからの信号５
ａｔｒｉ、信号Ｓｏの周期が、マルチバイブレータ９１
Ａ〜９６Ａの反転期間Ｔａよりも長いとき（信号Ｓｏの
周波数が低いとき）Ｋは、第４図Ｂの左側に示すように
、信号Ｓａの立ち下がりごとに反転期間Ｔａだけ立ち上
がり、一方１反転期間Ｔａよりも短いとき（周波数が高
いとき）Ｋは、同図の右側に示すように、立ち上がった
′！オとなる。

そしてこの信号Ｓａが、単安定マルチバイブレーク９１
Ｂ〜９６Ｂに供給される。

このマルチバイブレーク９１Ｂ〜９６Ｂは、立ち上がり
トリガタイプとされると共に、リトリガブルタイプとさ
れ、またその反転期間Ｔｂは、期間Ｔａよシも長くされ
、従ってマルチバイブレーク９１Ｂ〜９６Ｂからの信号
５ｂＶｉ、第４図Ｃに示すようになる。

そしてこの信号ｓｂと信号Ｓａとがアンド回路９１Ｃ〜
９６Ｃに供給されるので、アンド回路９１Ｃ〜９６Ｃの
出力信号Ｓｃは、第４図りに示すように、信号ＳＯの周
期が、期間Ｔａ よりも長いときには立ち下がっていて
、短いときには立ち上がっていることになる。

そしてこの信号Ｓｃが、エクスクルーンブオフ回路９１
Ｄ〜９５Ｄに供給されるので１期間Ｔａをマルチバイブ
レーク９１Ａ〜９６Ａごとに選定して釦くことにより、
つ筐み８１の回転速度が。

０〜Ｒ％ Ｒ〜２Ｒ，・・・・・・ ４Ｒ〜５Ｒ，５Ｒ
以上のとき、端子９１Ｅ・・・・・・９５Ｅ、９６ＥＫ
それぞれ出力信号が得られる。

な訃上述において１次の編集点壕でテープ３を大幅に移
送するときＫは、一般のＶＴＲと同様、早送りあるいは
巻き戻しモードにすればよい。

またジョイスティックコントロールを併用してもよい０

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一例の系統図、第２図はその説明のた
めの特性図、第３図はその一部の一例の系統図、第４図
はその説明のための波形図である。 ３／ｄ磁気テープ、１０．５０はサーボ回路、２０は１
駆動回路。 ８１は操作つ筐みである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 磁気テープの走行速度を毒制御するサーボ回路と、
   このサーボ回路に速度指令を与える回路と全有し、上記
   速度指令を与える回路は１回転式の操作つｌみと、この
   操作つ１みの回転速度を検出する回路とを有し、この検
   出回路の検出出力が上記サーボ回路に与えられて上記操
   作つまみの回転速度に対応した速度で磁気テープを走行
   するようにした磁気再生装置。 ２ 上記操作つ１みの回転速度に対する上記磁気テープ
   の走行速度の比率が、上記操作つまみの回転速度が速く
   なるにつれて増大するようにされた特許請求の範囲第１
   項記載の磁気再生装置。