JPS5829315Y2 - 防振弾性支持具 - Google Patents

防振弾性支持具

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Publication number
JPS5829315Y2
JPS5829315Y2 JP1305079U JP1305079U JPS5829315Y2 JP S5829315 Y2 JPS5829315 Y2 JP S5829315Y2 JP 1305079 U JP1305079 U JP 1305079U JP 1305079 U JP1305079 U JP 1305079U JP S5829315 Y2 JPS5829315 Y2 JP S5829315Y2
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JP
Japan
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vibration
elastic
support
elastic body
side member
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Expired
Application number
JP1305079U
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English (en)
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JPS55113842U (ja
Inventor
真 浅井
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジン・トランスミッション系など車輌の
回転機械を防振支持するための防振弾性支持具に関する
エンジンなどの振動体を支持する防振マウントは、通常
第1図に示すように、振動体に接続される振動体側部材
1と支持台に取付けられる支持台側部材2との間にゴム
、樹脂等からなる柱状の弾性体3を介装した弾性支持具
が用いられている。
この弾性支持具における振動体側から支持台側に伝達さ
れる力Fは、弾性体3のばね定数をに1振動体の振動振
巾をXlとすると1 F=に1X1 と表わさへ伝達力を含め振動系の振動特性は弾性体3の
ばね定数klにより決定されてしまう。
トコ口で、エンジン、トランスミッション系のような防
振を必要とする車輌の振動体は、巾広い振動数成分を持
っており、振動数領域に応じて弾性支持具の振動特性を
変えて、振動体側から支持台側に伝わる強制振動力を緩
和することが防振上望ましい。
たとえば、車輌の防振マウントの場合、低周波帯域では
より高いぼね定数を、高周波帯域ではより低いぼね定数
を有するものであることが望ましい。
しかし、一般的なエジストマからなる弾性体3は、第4
図に破線で示すように、高周波帯域になるにつれてばね
定数klは増大するので、前記の要望と逆の傾向を示す
という問題がある。
また、従来の弾性支持具に周波数の変化に応じて振動特
性を望ましい方向に変える特別の手段を付設することは
、設置スペースが限られていることによるスペース上の
問題、更にはコストアップを招くという経済上の問題を
生じることになり、これらの理由により特別な手段は設
けられていないというのが現状である。
本考案は、周波数域に応じて振動特性を変え、希望する
周波数帯域での伝達力を減少させることができ、かつス
ペース上、経済上も問題を生じることがない防振弾性支
持具を提供することを目的とする。
以下に、本考案の防振弾性支持具の一実施例を図に従っ
て説明する。
第2図は本考案実施例に係!振弾性支持具の断面を示し
たもので、1はエンジンなどの振動体に直接的または間
接的に結合される振動体側部材で、2は車体などの支持
台側に直接的または間接的に結合される支持台側部材で
ある。
振動体側部材1および支持台側部材2には、これらを振
動体または支持台に結合するための手段、たとえば端部
にねじを刻設した棒が取付けられている。
振動体側部材1と支持台側部材2は、それらの中央部を
、ゴム、合成樹脂などから柱状の弾性体3を介して互に
結合されている。
弾性体3は図では中実円形棒体からなる場合を示しであ
るが、中空で、断面が円形以外の形状に形成されたもの
であっでも差しつかえない。
上記の構成に加えて、更に、振動体側部材1と支持台側
部材2との間には、棒状の弾性体3の周囲に、高さ方向
中央部にウェイト4を有し、その上下に、すなわち振動
体側および支持台側にゴム、合成樹脂、またはスプリン
グなどからなる弾性体5.5を有する手段が、弾性体3
に並列に介装されている。
したがって、この防振弾性支持具の振動系は第3図に示
すような、弾性体3のばね定数klを有するばねと、ウ
ェイト4の質量mを有するマスと、弾性体5.5のばね
定数に2を有するばねとからなるばね−マス系で表わさ
れることができる。
第3図における振動系は次の振動特性を有する。
すなわち、振動体側から支持台側に伝達される力は、 F:kIXl+に2X2である。
一方、ウェイト4とその上下のばね5.5のみからなる
系に注目すると、その振動方程式はmx2+ 2 kz
xz −kz xo == 。
となる。
いま振動体がX 1 = Al s inwt t 、
ウェイト4がX2二A2 si nW2 tで振動す
ると、上式%式% となり、これを前記のFの式に代入すると、伝達力Fは
、 で表わされる。
すなわち、本考案の防振弾性支持具の総合ばね定数ko
は、 である。
第4図は周波数と関連する円振動数w2と系の総合ばね
定数との関係を図示したものであるが、上式より明らか
な如く、 の点 でk。
は従来の弾性体3単独のばね定数に1より犬となり、こ
の点より大の周波数領域ではXlとX2の位相が逆転し
てkoは従来の弾性体3.5.5にダンピングがあるの
で特性曲線は滑らかに連続した曲線となる。
すなわち、第4図より明らかな如く、本考案の防振弾性
支持具の特性曲線が、従来の弾性体3のみからなる弾性
支持具の特性線より小となる領域(第4図の斜線を付し
た領域)では、振動体から支持台に伝達される力Fは従
来より減少することとなり、この領域に希望する領域た
とえば車輌走行時の周波数帯域(60〜80Hz)がく
るようにウェイト4の質量m、弾性体5.5のばね定数
に□。
k2を設定することによって、事実上伝達力Fは下げら
札 これによって振動の伝達による種々の弊害、たとえ
ば騒音、が抑止される。
したがって、本考案による防振弾性支持具によるときは
、通常の弾性支持具の弾性体の周囲に上下を弾性体で支
持されたウェイトを並置したので、ウェイトの質量およ
びウェイトの上下の弾性体のばね定数を適当な値に選定
することにより車体側から支持台側への振動強制力の伝
達を減少させることができ、低周波帯域でのばね定数を
低くすることなしに振動伝達による種々の弊害たとえば
騒音を抑止することができるという効果を得る。
また、ウェイトとその上下の弾性体を追加して設けるだ
けで済むのでスペースも小で済み特別なコストアップも
招かない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の弾性支持具の断面図、第2図は本考案の
防振弾性支持共の一実施例に係る断面図、第3図は第2
図の振動系図、第4図は第1図及び第2図の弾性支持具
の振動特性線図、である。 1・・・・・・振動体側部材、2・・・・・・支持台側
部材、3・・・・・・柱状弾性体、4・・・・・・ウェ
イト、5・・・・・・弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 振動体側部材を柱状弾性体を介して支持台側部材に支持
    させた弾性支持具に加えて、前記柱状弾性体の周囲に、
    ゴム、ばね等の弾性体で振動体側および支持台側を支持
    されたウェイトを前記柱状弾性体に並列に設置したこと
    を特徴とする防振弾性支持A
JP1305079U 1979-02-03 1979-02-03 防振弾性支持具 Expired JPS5829315Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1305079U JPS5829315Y2 (ja) 1979-02-03 1979-02-03 防振弾性支持具

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JP1305079U JPS5829315Y2 (ja) 1979-02-03 1979-02-03 防振弾性支持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55113842U JPS55113842U (ja) 1980-08-11
JPS5829315Y2 true JPS5829315Y2 (ja) 1983-06-27

Family

ID=28830421

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JP1305079U Expired JPS5829315Y2 (ja) 1979-02-03 1979-02-03 防振弾性支持具

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JPS55113842U (ja) 1980-08-11

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