JPS5827931B2 - 内視鏡用可撓管 - Google Patents

内視鏡用可撓管

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JPS5827931B2
JPS5827931B2 JP51005474A JP547476A JPS5827931B2 JP S5827931 B2 JPS5827931 B2 JP S5827931B2 JP 51005474 A JP51005474 A JP 51005474A JP 547476 A JP547476 A JP 547476A JP S5827931 B2 JPS5827931 B2 JP S5827931B2
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JP
Japan
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tube
mesh
flexible
endoscope
jacket
Prior art date
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Expired
Application number
JP51005474A
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English (en)
Other versions
JPS5289289A (en
Inventor
晋 大城
博 富永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP51005474A priority Critical patent/JPS5827931B2/ja
Publication of JPS5289289A publication Critical patent/JPS5289289A/ja
Publication of JPS5827931B2 publication Critical patent/JPS5827931B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、外観優美にして優れた保形性、ならびに追従
性を付与し、さらにこれに加えて放射線遮蔽性能をも具
備すべく改良した内視鏡用可撓管、特にその管殻体の改
良に関するものである。
従来よりの、この種内視鏡用可撓管における管殻体は、
周知の如く、金属または非金属製で弾性薄帯を螺旋状に
巻成した螺旋管と、さらにその外周に金属細線、または
非金属細線にて織成、あるいはこの両細線を混繊した網
目状の網管と、そして最外側部には表面が平滑で適度の
柔軟性を有する、例えば低密度ポリエチレン、軟質塩化
ビニル、軟質ナイロン、ポリプロピレン、ネオプレンゴ
ム等の如き軟質合成樹脂等にて成形せられた外被管とよ
り構成されている。
このように、網管の外周を単に直接外被管で被覆したも
のにおいては、網管の網目がそのまま外被管の表面に凹
凸となって表われ、特に消毒のために外被管を払拭した
ときなどには、外被管が網管に対してずれ、外被管に展
伸した部分と収縮した部分とが生じたりして外被管、す
なわち可撓管の美観を害し、またとかくでき易い網目の
不揃い部分等があると、この不揃い部分により、より一
層外被管の表面の美観を損ねるばかりでなく、これらの
現象は、これだけに止まらず可撓管自体の捩れ方向に対
する剛性を弱化させるので、操作部本体を回転させた際
に、この可撓管を介して回転せしめられる先端硬質部の
回転応答性能、すなわち追従性を著しく悪化させたりす
る欠点のあることも避けられなかった。
また、同時に螺旋管と網管とも密着していないがために
、可撓管が彎曲すると、螺旋管に対して網管がずれたり
し、可撓管の彎曲度に変化をもたらしたりもするし、さ
らにこの可撓管の管殻体は全長にわたって略同−硬さな
るが故に、可撓管の彎曲操作に大きな力を要する原因と
もなっていた。
さらに、問題となるのは、可撓管で保護されている光学
繊維束に対する放射線遮蔽対策であり、これについては
種々の遮蔽対策が案出されているが、何れも特別な技術
的手段を要するところから、殆んど実現の運びとはなっ
ておらず、工夫倒れになっているといっても過言ではな
い現状にある。
そこで、本発明は内視鏡用可撓管、特にその管殻体を構
成している外被管と網管との間に、次第に賦形性の付与
せしめられる接着剤を塗布せしめ、その−面側は網管お
よび網管の網目をとおして螺旋管に接着させ、他面側は
外被管に接着せしめてなる可撓性接合管を介装したり、
またこの可撓性接合管の肉厚を操作本体部側より先端硬
質部側に至るにしたがって次第に減少したり、さらには
可撓性接合管形成用接着剤に鉛粉等の如き放射線遮蔽材
を湿滑して放射線遮蔽性能を付与せしめるという技術的
手段を開発し、この見様によっては、至って簡易な技術
的手法なるも、実用にあたってはよく上述の如き諸問題
を解決し、現状を打開し得た内視鏡用可撓管の提供を可
能ならしめた発明にして、以下本発明の要点のみを図示
した実施例によって詳細に説明することとする。
図において、Aは内視鏡における手許操作部である操作
本体部(図示省略)と先端硬質部(図示省略)とを連結
している可撓管にして、その管殻体1は内側から螺旋管
3、網管4、接合管5、および外被管6の順に積層され
ている。
ここで、螺旋管3はとみるに、これは金属または非金属
製で弾性薄帯を螺旋状に巻成したもので、これ自体適度
の弾性と円滑な屈撓度や、捩れに対する剛性も備えてい
るものであって、これは保形用に供せられる。
続いて、網管4は、金属細線または非金属細線にて織成
、あるいはこの両細線を混繊して網目状に形成した管に
して、これは屈曲俯仰自在であるが、捩れに対しては剛
性を備えている。
また、外被管6は、可撓管Aにおける管殻体1の最外側
部に配され、管殻体1の表面を平滑にすると共に、強度
、耐薬品性や耐候性等を、これまでの外被管と同様に付
与するもので、これは前記の如き適度の柔軟性を有する
素材、すなわち各種の軟質合成樹脂で形成されている。
なお、図中2は節輪管で、これは剛性のある節輪7を、
その端縁よりの小突片8に隣接節輪7の小突片8を重ね
合わせ、周知の如く回動自在に軸着したものであり、9
は索条、10は索条支承部である。
さて、本発明における特色とする可撓性接合管5はとい
うに、これは一例をあげれば、シリコンゴムの如く当初
は可成りの接着力を有するも、乾燥につれて次第に賦形
性が付与され、かつ優れた可撓性を発揮する合成樹脂製
接着剤が使用され、これは操作部本体側が厚く、先端硬
質部側に至るにしたがって次第に薄くなるように網管4
に塗布される。
すると、この素材は網目より浸出して螺旋管3に接着す
ると共に、これに施される外被管6にも接着し、聰て乾
燥し成形される。
尤も、この接着剤は化学的変化によって賦形性の具備せ
しめられるものでもよい。
なお、また前記可撓性接合管5に代って、これをいくつ
かに区分けし、この区分けされた部分を順次異なる硬度
の可撓性接合管形成用接着剤、あるいは異なる材質硬度
の可撓性接合管形成用接着剤の賦形により連設形成せし
め、前述の可撓性接合管5と同効の管を形成させること
もできる。
以上の記載から明らかなように、本発明に係る内視鏡用
可撓管においては、−面側が網管4およびこの網管4の
網目をとおして螺旋管3に接着する一方、他面側か外被
管6に接着せしめられた可撓性接合管5は、これ自体可
撓性にして、屈曲俯仰自在なるも、網管4と外被管6と
の間に介在し、特に螺旋管3、網管4、外被管6を一連
のものとすることになり、それらの相対的位置をよく保
つことになる結果、 イ、外被管6の表面に網目等は表われる。
口、消毒のために外被管6を払拭しても、外被管6と網
目4との相対的位置をずらせ、外被管6に展伸した部分
と収縮した部分とを誘起せしめたりする。
というようなことを皆無ならしめることにより、当然の
ことながら、可撓管の美観を損ねる構成上の原因は一掃
されると同時に、これに ハ螺施管3、網管4、可撓性接合管5、それに外被管6
がそれぞれ個別に保有せしめられた性能が巧みに結合さ
れ、綜合される。
という作用が加わることとなることにより、当然の帰結
として、可撓管Aは屈撓性に富む反面、操作本体部の回
動操作を先端硬質部に伝える所謂追従性は倍加し、操作
者の意図する操作を可能とならしめたし。
これに加えて、前述の如く、可撓性接合管5の肉厚を先
端硬質部に至るにしたがって次第に減少せしめることに
より、先端硬質部近くの彎曲管部の屈曲を容易にし、か
つ内視鏡において従来より実現の望まれていた小さな半
径による彎曲なり屈曲なりを可能ならしめたし。
さらに、これに加えて、単に可撓性接合管5の形成用接
着剤中に鉛粉等の如き放射線遮蔽材を温情せしめるとい
う操作だけで、何等格別の加工を施さずとも、可撓管A
における管殻体1に放射線遮蔽性能を付与し、内視鏡の
性能劣化の一人要因である光学繊維束の黄変防止を可能
ならしめたのである。
すなわち、本発明は甚だ簡単な技術的手段によって、内
視鏡における前述せし困難視されていた諸問題なり、現
状なりを解決打開し、社会的要望に充分応えることので
きる実用性のある内視鏡の提供を可能ならしめたもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明になる内視鏡用可撓管における要部である
管殻体の一実施例の概略構成図である。 A・・・・・・可撓管、1・・・・・・管殻体、2・・
・・・・節輪管、3・・・・・・螺旋管、4・・・・・
・網管、5・・・・・・可撓性接合管、6・・・・・・
外被部、7・・・・・・節輪、8・・・・・・小突片、
9・・・・・・索条、10・・・・・・索条支承部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 弾性薄帯を螺旋状に巻成せしめてなる螺旋管、細線
    を網目状に織成し捩れに対して剛性の付与せしめられた
    網管、および最外側部となる外被管を、この順に積層し
    て形成せる内視鏡用可撓管における管殻体の網管と外被
    管との間に、接着剤を塗布介在せしめ、その−面側は網
    管および網管の網目をとおして螺旋管に接着させ、他面
    側は外被管に接着せしめてなる可撓性接合管を介装せし
    めたことを特徴とする内視鏡用可撓管。 2 前記接着剤を手許操作部の操作部本体部側より先端
    硬質部に至るにしたがって次第に薄く塗布介在せしめた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の内視鏡用
    可撓管。 3 弾性薄帯を螺旋状に巻成せしめてなる螺旋管、細線
    を網目状に織成し捩れに対して剛性の付写せしめられた
    網管、および最外側部となる外被管を、この順に積層し
    て形放せる内視鏡用可撓管における管殻体の網管と外被
    管との間に、鉛粉等の如き放射線遮蔽材を混循した接着
    剤を塗布介在せしめ、その−面側は網管および網管の網
    目をとおして螺旋管に接着させ、他面側は外被管に接着
    せしめ、管殻体の内部における光学繊維束の黄変を防止
    せしめる放射線遮蔽性の付与された可撓性接合管を介装
    せしめたことを特徴とする内視鏡用可撓管。
JP51005474A 1976-01-22 1976-01-22 内視鏡用可撓管 Expired JPS5827931B2 (ja)

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JP51005474A JPS5827931B2 (ja) 1976-01-22 1976-01-22 内視鏡用可撓管

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JPS5289289A JPS5289289A (en) 1977-07-26
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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55151301U (ja) * 1979-04-17 1980-10-31
JPS5764301U (ja) * 1980-10-02 1982-04-16
JPS59154417A (ja) * 1983-02-21 1984-09-03 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡用可撓管

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4929109U (ja) * 1972-06-14 1974-03-13

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JPS4896792U (ja) * 1972-02-18 1973-11-16
JPS5320953Y2 (ja) * 1973-08-27 1978-06-01

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JPS4929109U (ja) * 1972-06-14 1974-03-13

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