JPS5825420A - 焼戻しマルテンサイト組織を有する耐硫化物応力腐食割れ性の優れた低合金高張力鋼の製造法 - Google Patents
焼戻しマルテンサイト組織を有する耐硫化物応力腐食割れ性の優れた低合金高張力鋼の製造法Info
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- JPS5825420A JPS5825420A JP12359781A JP12359781A JPS5825420A JP S5825420 A JPS5825420 A JP S5825420A JP 12359781 A JP12359781 A JP 12359781A JP 12359781 A JP12359781 A JP 12359781A JP S5825420 A JPS5825420 A JP S5825420A
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- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D1/00—General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
- C21D1/18—Hardening; Quenching with or without subsequent tempering
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は６０〜８０ Ｋ９／−の降伏点をも′ち耐硫化
物応力腐食割れ特性の優れた低合金高張力鋼の製造法に
関するものである。
物応力腐食割れ特性の優れた低合金高張力鋼の製造法に
関するものである。
油井における硫化水素の存在は、鋼管に硫化物応力腐食
割れを生ぜしめるため、特に高強度鋼の使用に対しては
厳しい制限が加えられている５ｍ化物応力腐食割れは、
鋼を腐食環境下で負荷状態で使用中、表面の腐食反応に
より水素が発生しそれが鋼中に侵入して水素脆化を起す
現象である。
割れを生ぜしめるため、特に高強度鋼の使用に対しては
厳しい制限が加えられている５ｍ化物応力腐食割れは、
鋼を腐食環境下で負荷状態で使用中、表面の腐食反応に
より水素が発生しそれが鋼中に侵入して水素脆化を起す
現象である。
近年、油井はよシ深井戸化する傾向にあり、体化水素の
濃度の高い環境下でより強度の高い鋼が必要とされ、従
って硫化物応力腐食割れ特性の改善が必要となっている
。強度の上昇と共に硫化物応力腐食割れが発生する原因
は、鋼の水素脆化感受性が鋼の強度とともに高まるから
である。耐硫化物応力腐食割れ性が要求され、降伏点６
０〜８０Ｋｙ／−級の高張力鋼では焼入れ焼戻しで製造
された均一な焼戻しマルテンサイト組織が最も良く。
濃度の高い環境下でより強度の高い鋼が必要とされ、従
って硫化物応力腐食割れ特性の改善が必要となっている
。強度の上昇と共に硫化物応力腐食割れが発生する原因
は、鋼の水素脆化感受性が鋼の強度とともに高まるから
である。耐硫化物応力腐食割れ性が要求され、降伏点６
０〜８０Ｋｙ／−級の高張力鋼では焼入れ焼戻しで製造
された均一な焼戻しマルテンサイト組織が最も良く。
従来からＡｌ５Ｉ ４１３５を改善したｌＣｒ−０，
７５Ｍｏ −０，０３Ｎｂ系鋼が一般に多く使用されて
いる。
７５Ｍｏ −０，０３Ｎｂ系鋼が一般に多く使用されて
いる。
しかしながらこれらの鋼は、 ＭＯを多量にコストが高
くまた強度を低下させるために焼入後１時間以上の焼戻
し処理を施して製造されているため。
くまた強度を低下させるために焼入後１時間以上の焼戻
し処理を施して製造されているため。
不純物成分の粒界偏析を起して耐硫化物応力腐食割れ感
受性に敏感である。
受性に敏感である。
本発明者らは多くの実験結果から硫化物応力腐食割れ性
を助長する要因が鋼中に含まれるｐ、 Ｓ等不純物の
粒界偏析、炭化物や窒化物等の析出物の形状と分布状態
、非金属介在物の存在状態および転位ＷＥ等によること
を知見した。この知見に基すき本発明は、硫化物応力腐
食割れの誘発し難い組合せ条件に構成したものである。
を助長する要因が鋼中に含まれるｐ、 Ｓ等不純物の
粒界偏析、炭化物や窒化物等の析出物の形状と分布状態
、非金属介在物の存在状態および転位ＷＥ等によること
を知見した。この知見に基すき本発明は、硫化物応力腐
食割れの誘発し難い組合せ条件に構成したものである。
すなわち本発明は、その目的が耐硫化物応力腐食割れ性
をもつ降伏点６０〜８ 、、ＯＫｙ／−級の低合金高張
力鋼を得ることにあって、６５０℃〜Ａｏ、変態点の高
温度で３００秒以下の短時間焼戻しと少量のＭＯ添加に
よる不純物成分の粒界偏析防止、高温度の焼戻し処理に
よる炭化物の球状化と転位密度の減少、さらには希土類
元素またはＣａの添加による非金属介在物の形態を制御
する等冬作用効果の最適条件を組合せた鋼の製造法であ
る。その要旨はＣ：０．０５〜０．３５％、Ｓｉ：０．
０１〜０．５０％、 Ｍｎ：Ｏ，１５〜１．５０％、Ｐ
：０．０１５％以下、Ｓ：Ｃ１，０１０％以下、Ｍｏ：
０．０５〜０．４％、Ａｌ４：０．００５〜０．１０％
の他に希土類元素０．００１〜０．０５％、 ａｎ
： ０．００１〜０．０５％の１種または２種を含み、
あるいはさらにＣｒ：０．１０〜１．５％。
をもつ降伏点６０〜８ 、、ＯＫｙ／−級の低合金高張
力鋼を得ることにあって、６５０℃〜Ａｏ、変態点の高
温度で３００秒以下の短時間焼戻しと少量のＭＯ添加に
よる不純物成分の粒界偏析防止、高温度の焼戻し処理に
よる炭化物の球状化と転位密度の減少、さらには希土類
元素またはＣａの添加による非金属介在物の形態を制御
する等冬作用効果の最適条件を組合せた鋼の製造法であ
る。その要旨はＣ：０．０５〜０．３５％、Ｓｉ：０．
０１〜０．５０％、 Ｍｎ：Ｏ，１５〜１．５０％、Ｐ
：０．０１５％以下、Ｓ：Ｃ１，０１０％以下、Ｍｏ：
０．０５〜０．４％、Ａｌ４：０．００５〜０．１０％
の他に希土類元素０．００１〜０．０５％、 ａｎ
： ０．００１〜０．０５％の１種または２種を含み、
あるいはさらにＣｒ：０．１０〜１．５％。
Ｎｉ ： ０．１〜２．０％、Ｖ：０．０１〜Ｏ１１％
、Ｎｂ：０．０１〜０．１％、’Ｉ’ｉ：Ｏ，Ｃ１１〜
０．１％、Ｂ：０．０００３〜０．００３．％、Ｃｏ：
０．０５〜０．５％。
、Ｎｂ：０．０１〜０．１％、’Ｉ’ｉ：Ｏ，Ｃ１１〜
０．１％、Ｂ：０．０００３〜０．００３．％、Ｃｏ：
０．０５〜０．５％。
ｃｕ ： ０．５％以下の１種または２種以上を含んで
残部が実質的に鉄からなる鋼を、Ａ０３変態点以上オー
ステナイト粒を粗大化しない温度範囲で３００秒以内の
短時間焼戻し処理を行う耐硫化物応力腐食割れ性の優れ
た低合金高張力鋼の製造法である。
残部が実質的に鉄からなる鋼を、Ａ０３変態点以上オー
ステナイト粒を粗大化しない温度範囲で３００秒以内の
短時間焼戻し処理を行う耐硫化物応力腐食割れ性の優れ
た低合金高張力鋼の製造法である。
以下本発明について詳細に説明する。
本発明における成分組成のＯ：０．０５〜０．３５％と
Ｍｎ：Ｏ，１５〜１．５％の範囲は焼入効果を増して強
度を高め降伏点６０〜８０ Ｋｇ／−の高張力鋼が安定
して得られる。特にこれら成分が上限を越える過剰の含
有は焼割れを誘発する原因となる。
Ｍｎ：Ｏ，１５〜１．５％の範囲は焼入効果を増して強
度を高め降伏点６０〜８０ Ｋｇ／−の高張力鋼が安定
して得られる。特にこれら成分が上限を越える過剰の含
有は焼割れを誘発する原因となる。
Ｓｌ は、脱酸剤が残存したもので強度を高める有効
な成分として０．０１％以上を含有させるか。
な成分として０．０１％以上を含有させるか。
０．５０％を越える過剰な含有では介在物を増加して鋼
の性質を脆化する傾向にある。Ｐは粒界偏析を起して加
工の際亀裂を生じ易くする有害な成分としてそれぞれを
０．０１５％以下および０．０１０チ以下とし、しかも
その量は極力低下せしめるべきである。ＳはＭｎＳ系介
在物を形成して熱間圧延で延伸し割れ発生起点を誘発す
る有害な成分で０．０１０％以下に低下させる。ＭＯは
強度、焼入性。
の性質を脆化する傾向にある。Ｐは粒界偏析を起して加
工の際亀裂を生じ易くする有害な成分としてそれぞれを
０．０１５％以下および０．０１０チ以下とし、しかも
その量は極力低下せしめるべきである。ＳはＭｎＳ系介
在物を形成して熱間圧延で延伸し割れ発生起点を誘発す
る有害な成分で０．０１０％以下に低下させる。ＭＯは
強度、焼入性。
靭性等に有効な元素であり、特に焼入れ焼戻し材におい
て、焼戻し過程で鋼中に含、有するＰの拡散を抑制しＰ
の粒界偏析を少なくする効果がある。
て、焼戻し過程で鋼中に含、有するＰの拡散を抑制しＰ
の粒界偏析を少なくする効果がある。
したがってＭＯは０１０５％以上は必要である。しかし
その効果は０．４％以上では飽和し、しかも非常に高価
であるので上限を０．４％とした。Ａｔ ｈ ｓｌと同
様脱酸剤が残在したもので、鋼の遷移温度を低下させて
低温靭性を改善する有効な成分として０．００５〜０．
１０％を含有させる。希土類元素の０．００１〜０．０
５％およびＣ，の０．００１〜０．０２％は、介在物の
形態を球状化させて無害化する有効な成分で、それぞれ
の成分の含有量が下限以下では有効性を認められずまた
上限を越えては介在物を増加して耐硫化物応力腐食割れ
感受性を高める。
その効果は０．４％以上では飽和し、しかも非常に高価
であるので上限を０．４％とした。Ａｔ ｈ ｓｌと同
様脱酸剤が残在したもので、鋼の遷移温度を低下させて
低温靭性を改善する有効な成分として０．００５〜０．
１０％を含有させる。希土類元素の０．００１〜０．０
５％およびＣ，の０．００１〜０．０２％は、介在物の
形態を球状化させて無害化する有効な成分で、それぞれ
の成分の含有量が下限以下では有効性を認められずまた
上限を越えては介在物を増加して耐硫化物応力腐食割れ
感受性を高める。
さらに本発明は、上記の成分組成で構成される鋼の機械
的性質を改善するために、Ｏｒ、Ｎｉ、Ｖ。
的性質を改善するために、Ｏｒ、Ｎｉ、Ｖ。
Ｎｂ、Ｔｉ、Ｂの１種または２種以上を撰択的に官有さ
せるご−とができる。Ｏｒ、Ｎｉ、Ｖ、は鋼の焼入性を
増して１強度を高めるために添加するもので、本発明の
如き高温度の焼戻し処理において高い強度の鋼を得るた
めには各成分の含有量を調整する必要がある。そのため
にはＣｒ Ｏ，ｌ Ｏ−１，５％。
せるご−とができる。Ｏｒ、Ｎｉ、Ｖ、は鋼の焼入性を
増して１強度を高めるために添加するもので、本発明の
如き高温度の焼戻し処理において高い強度の鋼を得るた
めには各成分の含有量を調整する必要がある。そのため
にはＣｒ Ｏ，ｌ Ｏ−１，５％。
Ｎｉ Ｏ，１〜２．０％、 Ｖ Ｏ，０１〜０．１％
の範囲で適当に選択すればよく、少なくては効果がなく
、降伏点が６０〜８０Ｋｇ／−の範囲で変化させるため
には、それ以上含有させる必゛要はない。
の範囲で適当に選択すればよく、少なくては効果がなく
、降伏点が６０〜８０Ｋｇ／−の範囲で変化させるため
には、それ以上含有させる必゛要はない。
Ｎｂ はオーステナイト中で微細な炭窒化物を析出し
て結晶２粒の成長を抑え細粒化し、強度を高める有効な
成分で０．０１〜０．１％の範囲の含有が有効で、この
範囲から逸脱する含有量は極めて効果が小さい。Ｂは焼
入性を著しく向上せしめて強度を高める成分として最低
０．０００３％は必要であり、一方多すぎても効果は変
らず、靭性や熱間加工性を劣化させるので上限を０．０
０３％とした。
て結晶２粒の成長を抑え細粒化し、強度を高める有効な
成分で０．０１〜０．１％の範囲の含有が有効で、この
範囲から逸脱する含有量は極めて効果が小さい。Ｂは焼
入性を著しく向上せしめて強度を高める成分として最低
０．０００３％は必要であり、一方多すぎても効果は変
らず、靭性や熱間加工性を劣化させるので上限を０．０
０３％とした。
Ｔｉ は鋼中のＮに結合して結晶粒の成長を抑えて強
度を高めると共に、脱酸および脱窒の作用力１らＢによ
る焼入性の効果を有効にするもので、その効果を十分に
発揮させる官有量として０．０１％以上が必要であり、
また多すぎるとＴｉｅを析出して鋼を脆化し、また介在
物が増加し鋼の性質を脆イヒするので、上限、を０１１
％とした。Ｃｏは腐食速度を低下させ、鋼中侵入水素量
を少なくして耐硫化物応力腐食割れ性を改善せしめる有
効な作用がある。
度を高めると共に、脱酸および脱窒の作用力１らＢによ
る焼入性の効果を有効にするもので、その効果を十分に
発揮させる官有量として０．０１％以上が必要であり、
また多すぎるとＴｉｅを析出して鋼を脆化し、また介在
物が増加し鋼の性質を脆イヒするので、上限、を０１１
％とした。Ｃｏは腐食速度を低下させ、鋼中侵入水素量
を少なくして耐硫化物応力腐食割れ性を改善せしめる有
効な作用がある。
その耐硫化物応力腐食割れ性効果は０．０５％未満では
得られず、また含有量の増加にその効果の程度を減する
のでその上限を０．５％とした。Ｃｕの０．５％以下は
ＰＨが比較的高い（ＰＨ： ４以上）環境において鋼中
侵入水素量を減じ耐硫化物応力腐食割れ性を改善する。
得られず、また含有量の増加にその効果の程度を減する
のでその上限を０．５％とした。Ｃｕの０．５％以下は
ＰＨが比較的高い（ＰＨ： ４以上）環境において鋼中
侵入水素量を減じ耐硫化物応力腐食割れ性を改善する。
上記のような成分組成の鋼は、通常の溶解工程と圧延工
程を経て、次のような条件の焼入れ焼戻しが施される。
程を経て、次のような条件の焼入れ焼戻しが施される。
鋼の強度と硬さを増加しかつ均質−化するため、Ａｏ３
変賦点以上でオーステナイト結晶粒を粗大化しない範囲
の温度に加熱して急冷する焼入れ処理を行う。この焼入
の加熱Ｃ二値用される熱源は、誘導加熱ガス加熱等に特
に限定されるものではない。得られた組織は４ルチンサ
イトでアル。焼入して得られたマルテンサイト組織は、
非常に硬く脆く硫化物応力腐食割れζ二非常Ｃ二敏感で
あるので、これに靭性を与えかつそれらの問題を解決す
るため、過飽和に固溶したＣを炭化物として析出させ、
内部歪をできるだけ除去した焼戻しマルテンサイト組織
を得る焼戻し処理を行う。
変賦点以上でオーステナイト結晶粒を粗大化しない範囲
の温度に加熱して急冷する焼入れ処理を行う。この焼入
の加熱Ｃ二値用される熱源は、誘導加熱ガス加熱等に特
に限定されるものではない。得られた組織は４ルチンサ
イトでアル。焼入して得られたマルテンサイト組織は、
非常に硬く脆く硫化物応力腐食割れζ二非常Ｃ二敏感で
あるので、これに靭性を与えかつそれらの問題を解決す
るため、過飽和に固溶したＣを炭化物として析出させ、
内部歪をできるだけ除去した焼戻しマルテンサイト組織
を得る焼戻し処理を行う。
焼戻し処理は６５０℃以上でＡ。１変態点以下の温度範
囲で３００秒以下の短時間加熱処理である。
囲で３００秒以下の短時間加熱処理である。
すなわち焼戻し処理において、Ｐの粒界偏析はＰの拡散
速度と、Ｐの結晶粒界への平衡状態における偏析濃度と
に支配されるが、（Ｐの拡散速度）前者による影響は焼
戻し温度と時間が共に大きく！ なるほど大となシ、後者の粒界への平衡偏析量は焼戻し
温度が高くなるほど著しく少なくなる。従ってＰの粒界
偏析濃度は図の如く、Ｃ曲線となシ、低合金−の範囲で
は七〇ノーズの位置は約５００℃となる。そこである一
定の焼戻し効果を得る様に焼戻し処理を行ない、しかも
Ｐの粒界偏析量を少なくするような焼戻し処理条件は、
焼戻し温度をできるだけ高目（６５０℃〜Ａ、、変態点
温度）として焼戻し時間（３００秒以下）をできるだけ
短かくすることである。焼戻し処理温度の上限は以上の
ような本発明法で得られた鋼は降伏点が６０〜８０〜／
−をもつ高張力鋼でかつその性質もすぐれた耐硫化物応
力腐食割れ性を有する。
速度と、Ｐの結晶粒界への平衡状態における偏析濃度と
に支配されるが、（Ｐの拡散速度）前者による影響は焼
戻し温度と時間が共に大きく！ なるほど大となシ、後者の粒界への平衡偏析量は焼戻し
温度が高くなるほど著しく少なくなる。従ってＰの粒界
偏析濃度は図の如く、Ｃ曲線となシ、低合金−の範囲で
は七〇ノーズの位置は約５００℃となる。そこである一
定の焼戻し効果を得る様に焼戻し処理を行ない、しかも
Ｐの粒界偏析量を少なくするような焼戻し処理条件は、
焼戻し温度をできるだけ高目（６５０℃〜Ａ、、変態点
温度）として焼戻し時間（３００秒以下）をできるだけ
短かくすることである。焼戻し処理温度の上限は以上の
ような本発明法で得られた鋼は降伏点が６０〜８０〜／
−をもつ高張力鋼でかつその性質もすぐれた耐硫化物応
力腐食割れ性を有する。
次に本発明の実施例について説明する。
第１表に示す組成の鋼を溶製し、熱間圧延して１４龍の
鋼板とした後、ンルトバスにより９３０℃に加熱後３０
秒保定し、水焼入れし続いて同じくソルトバスにより、
表に示す各温度の焼戻条件で焼戻しで供試材とした。硫
化物応力腐食割れ特性の評価ばＨ２Ｓで飽和したＮＡＣ
Ｅ溶液（０，５％ＯＨ。
鋼板とした後、ンルトバスにより９３０℃に加熱後３０
秒保定し、水焼入れし続いて同じくソルトバスにより、
表に示す各温度の焼戻条件で焼戻しで供試材とした。硫
化物応力腐食割れ特性の評価ばＨ２Ｓで飽和したＮＡＣ
Ｅ溶液（０，５％ＯＨ。
０００Ｈ＋５％Ｎ、Ｃ：、ｆｉ 、 ２５℃）中で定
歪速度引張試験（歪速度１Ｏ−６ｓｅｃ−１）での破断
強度σ、で行なった。
歪速度引張試験（歪速度１Ｏ−６ｓｅｃ−１）での破断
強度σ、で行なった。
この試験法は最近材料の選択に広く活用されはじめてお
シ、従来の定荷重硫化物応力腐食割れ試験、定ひずみ硫
化物応力腐食割れ試験との相関も見出されている。その
試験結果を表に示す。硫化物応力腐食割れ特性の評価に
当っては、σｆ（ｉｎＮＡＯＥ、 ５ｏ１ｎ、 ） 、
＞σ２が１つの目安となる。即ち厳しい硫化水素環境の
中でも材料が全面降伏したのちはじめて破断する条件を
満すことを示している。
シ、従来の定荷重硫化物応力腐食割れ試験、定ひずみ硫
化物応力腐食割れ試験との相関も見出されている。その
試験結果を表に示す。硫化物応力腐食割れ特性の評価に
当っては、σｆ（ｉｎＮＡＯＥ、 ５ｏ１ｎ、 ） 、
＞σ２が１つの目安となる。即ち厳しい硫化水素環境の
中でも材料が全面降伏したのちはじめて破断する条件を
満すことを示している。
第１表から明らかなように、記号ＦおよびＨ−Ｍで示す
本発明鋼はσｆ〉σ７ を全て満している。しかし、Ｐ
量（Ａ） Ｓ量（Ｃ）の過多のもの、 ＭＯ（Ｂ） Ｒ
ＥＭ 。
本発明鋼はσｆ〉σ７ を全て満している。しかし、Ｐ
量（Ａ） Ｓ量（Ｃ）の過多のもの、 ＭＯ（Ｂ） Ｒ
ＥＭ 。
０、（Ｄ）の含まれないものおよび化学成分は満してい
るが焼戻し条件が要件を満さないもの（Ｅ、ｏ）等はσ
、がσア以下となっている。これらの結果からも特許請
求の範囲に記載した各要件を全て満すことによってはじ
めて所期の効果か達せられることが明らかである。
るが焼戻し条件が要件を満さないもの（Ｅ、ｏ）等はσ
、がσア以下となっている。これらの結果からも特許請
求の範囲に記載した各要件を全て満すことによってはじ
めて所期の効果か達せられることが明らかである。
図は焼戻し処理におけるＰの粒界偏析濃度をカロ熱温度
−加熱時間等燐＃Ｑ＋二つ）ｓて示す。 ８６櫻臀枦 手続補正書 １事件の表示 昭和５６年特許ａ第１２３５９７号 ２発明の名称 焼戻しマルテンサイト組織を有する耐硫化物応力腐食割
れ性の優れた低合金高張カ鋼の製造法 ３補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都千代田区大手町２丁目６番３号名称
（６６５）″＃日本製鐵株式会社代表者 武 １）
豊 ４代 理 人 〒１０５電（５０３）４８７７住 所
東基部港区西新橋１−１２〜ｌ第１森ピル８階７補正
の内容 （１）明細書第５頁第１１行において、「ＭＯを多量に
コスト」とあるを 「ＭＯを多量に含むためコスト」と訂正する。 （２）明細書第７頁第１３行において、「・・・・・０
．０１％以上を含有させるか」とあるを、 「・・・・・０．０１％以上を含有させるが」と訂正す
る。 （３）明細書第７頁第１７〜１８行において、「とじて
〜とし」とあるを、 「とじて０．０１’５％以下とし、」と訂正する。 （４）明細書第９頁第１６行において、ｆ−Ｔｉは鋼中
ＯＮに結合・・・・・」とあるを。 「Ｔｉは鋼中のＮと結合・・・・・」と訂正する。 （５〕明細書第１１頁第９〜１０行において。 「・・・・・されるが、（Ｐの拡散速度）前者による影
響は・・・・・」とあるを、 「・・・・・されるが、前者（Ｐの拡散速度）による影
響は・・・・・」と訂正する。 （６）明細書第１４頁第１表において。 記号ＡのＦＫｇｕＪとあるを。 「ＲＥＭＪに訂正する。 記号ＢのＰ含有量ｒｏ、１４Ｊとある金、ｒｏ、ｏ１４
Ｊに訂正する。 記号ＣのＰ含有量［０，１３Ｊとあるを、［０，ｏ１３
Ｊに訂正する。 （７）明細書画１０頁６行目において、「・・・・・増
加にその効果・・・・・Ｊとあるを、「・・・・・増加
につれて、その効果・・・・・Ｊと訂。 正する。
−加熱時間等燐＃Ｑ＋二つ）ｓて示す。 ８６櫻臀枦 手続補正書 １事件の表示 昭和５６年特許ａ第１２３５９７号 ２発明の名称 焼戻しマルテンサイト組織を有する耐硫化物応力腐食割
れ性の優れた低合金高張カ鋼の製造法 ３補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都千代田区大手町２丁目６番３号名称
（６６５）″＃日本製鐵株式会社代表者 武 １）
豊 ４代 理 人 〒１０５電（５０３）４８７７住 所
東基部港区西新橋１−１２〜ｌ第１森ピル８階７補正
の内容 （１）明細書第５頁第１１行において、「ＭＯを多量に
コスト」とあるを 「ＭＯを多量に含むためコスト」と訂正する。 （２）明細書第７頁第１３行において、「・・・・・０
．０１％以上を含有させるか」とあるを、 「・・・・・０．０１％以上を含有させるが」と訂正す
る。 （３）明細書第７頁第１７〜１８行において、「とじて
〜とし」とあるを、 「とじて０．０１’５％以下とし、」と訂正する。 （４）明細書第９頁第１６行において、ｆ−Ｔｉは鋼中
ＯＮに結合・・・・・」とあるを。 「Ｔｉは鋼中のＮと結合・・・・・」と訂正する。 （５〕明細書第１１頁第９〜１０行において。 「・・・・・されるが、（Ｐの拡散速度）前者による影
響は・・・・・」とあるを、 「・・・・・されるが、前者（Ｐの拡散速度）による影
響は・・・・・」と訂正する。 （６）明細書第１４頁第１表において。 記号ＡのＦＫｇｕＪとあるを。 「ＲＥＭＪに訂正する。 記号ＢのＰ含有量ｒｏ、１４Ｊとある金、ｒｏ、ｏ１４
Ｊに訂正する。 記号ＣのＰ含有量［０，１３Ｊとあるを、［０，ｏ１３
Ｊに訂正する。 （７）明細書画１０頁６行目において、「・・・・・増
加にその効果・・・・・Ｊとあるを、「・・・・・増加
につれて、その効果・・・・・Ｊと訂。 正する。
Claims (4)
- （１） 、 ｚＣ：Ｏ，Ｏ−５〜０．３５％、 ’Ｓｉ
： ０．０１〜０．５０％、 Ｍｎ ： ０．１５〜
１．５０％、Ｐ：０．０１５％以下、Ｓ：０．０１０％
以下、 ＭＯ：０．０５〜０．４％、Ａｌ：ｏ、ｏｏ５
〜０．１０％の他に希土類元素：０．ＯＯ１〜０．０５
％。 Ｃａ：０．ＯＯ１〜０．０２％の１種または２種を含み
残部が実質的に鉄からなる鋼を、Ａ０３変態点以上オー
ステナイト粒の粗大化しない温度の範囲に加熱して焼入
れだ後、６５０℃′以上Ａｃｌ変態点以下の温度範囲で
３００秒以内の短時間焼戻し処理を行うことを特徴とす
る焼戻しマルテンサイト組織を有する耐硫化物応力贋食
割れ性の優れた低合金高張力鋼の製造法 - （２） Ｃ： ０．０５〜０．３５％、Ｓｉ：０
．０１〜０．５ ０ ％、’Ｍｎ ’： ０．１
５〜１．５ ０ ％、 Ｐ ：ｏ、ｏ１５％以下、１
３：０．０１０％以下、Ｍ。 ：０．０５〜０．４ ％、ＡＺ：０．００５〜０．１
０ ％の他に希土類元素：Ｏ，ＯＯ１〜０．０５％。 ｃａ：ｏ、００１〜０．０２％９１種または２種を含み
、さらにＯｒ ： ０．１０〜１．５％、Ｎｌ：０．１
〜２．０％、Ｖ：Ｏ，Ｏ２Ｎ２．１％、Ｎｂ：０、Ｏ２
Ｎ２．１％、Ｔｉ：０．０１〜０．１％、Ｂ：０．００
０３〜０．００３％の１種または２種以上を含み残部が
実質的に鉄からなる鋼を、Ａｏ３変態点以上オーステナ
イト粒を粗大化しない温度の範囲で３００秒以内の短時
間焼戻し処理を行うことを特徴とする焼戻しマルテンサ
イト組織を有する耐硫化物応力腐食割れ性の優れた低合
金高張力鋼の製造法 - （３）Ｏ：０．０５〜０．３５％、８１：０．０１〜０
．５ ｏｑｂ、 Ｍｎ ｒ Ｏ，１５〜１．５０％、Ｐ
：０．０１５％以下、Ｓ：０．０１０％以下、 ＭＯ：
０．０５〜０．４０％、Ａ１１：０．００５〜０．１０
％の他に希土類元素： ０．００１ Ｓ：０．０５％。 Ｃａ ： ０．００１〜０．０２％の１種または２種を
言みさらにＧｏ ： ０．０５〜．０．５０％、ｃｕ：
０．５％以下の１種または２種を含み残部が実質的に鉄
からなる鋼を、Ａｏ３変態点以上オーステナイト粒を粗
大化しない温度の範囲で３００秒以内の短時間焼戻し処
理を行うことを特徴とする焼戻しマルテンサイト組織を
有する耐硫化物応力腐食割れ性の優れた低合金高張力鋼
の製造法 - （４） Ｃ： ０．０５〜０．３５％、Ｓｉ：０．０
１〜０．５０％、 Ｍｎ ： ０．１５〜１．ｊＯ％、
Ｐ：０．０１５％以下、Ｓ：０．０１０％以下、 Ｍ。 ：０．０５〜０．４ ％、 Ａｌ： ０．００５〜０．
１０優の他に希土類元素：０．００１〜０．０５％。 Ｃ！、：Ｏ，ＯＯ１〜０，０２％の１種または２種を含
みさらにＯｒ ： ０．１０〜１’、５％、Ｎｉ：０．
１〜２．０％、 ｖ ： ｏ、ｏ ｌ 〜０．１％、
Ｎｂ ： ０．０１〜０．１％、Ｔｉ：０．０１〜０
．１％、 Ｂ ： ０．０００３〜０．００３％の１種
または２種以上とＣＯ：０．０５〜０．５％、Ｏｕ：０
．５％以下の１種またＩｉ２種を含み残部が実質的に鉄
からなる鋼を、Ａｏ３変態点以上オーステナイト粒を粗
大化しない温度範囲に加熱して焼入れた後、６５０℃以
上Ａ５１変態点以下の温度範囲で３００秒以下加熱する
短時間焼戻し処理することを特徴とする焼戻マルテンサ
イト組織を有する耐硫化物応力腐食割れ性の優れた低合
金高張力鋼の製造法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12359781A JPS5825420A (ja) | 1981-08-08 | 1981-08-08 | 焼戻しマルテンサイト組織を有する耐硫化物応力腐食割れ性の優れた低合金高張力鋼の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12359781A JPS5825420A (ja) | 1981-08-08 | 1981-08-08 | 焼戻しマルテンサイト組織を有する耐硫化物応力腐食割れ性の優れた低合金高張力鋼の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5825420A true JPS5825420A (ja) | 1983-02-15 |
Family
ID=14864546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12359781A Pending JPS5825420A (ja) | 1981-08-08 | 1981-08-08 | 焼戻しマルテンサイト組織を有する耐硫化物応力腐食割れ性の優れた低合金高張力鋼の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5825420A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60200911A (ja) * | 1984-03-23 | 1985-10-11 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 耐硫化物応力腐食割れ性に優れた高強度鋼の製造方法 |
| KR100564324B1 (ko) * | 2001-12-21 | 2006-03-29 | 주식회사 포스코 | 내 이산화탄소 부식성이 우수한 저합금 열연강재 |
| CN111376652A (zh) * | 2020-03-24 | 2020-07-07 | 马鞍山钢铁股份有限公司 | 一种含钒城轨地铁用车轴及其热处理工艺 |
-
1981
- 1981-08-08 JP JP12359781A patent/JPS5825420A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60200911A (ja) * | 1984-03-23 | 1985-10-11 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 耐硫化物応力腐食割れ性に優れた高強度鋼の製造方法 |
| JPH0577725B2 (ja) * | 1984-03-23 | 1993-10-27 | Sumitomo Metal Ind | |
| KR100564324B1 (ko) * | 2001-12-21 | 2006-03-29 | 주식회사 포스코 | 내 이산화탄소 부식성이 우수한 저합금 열연강재 |
| CN111376652A (zh) * | 2020-03-24 | 2020-07-07 | 马鞍山钢铁股份有限公司 | 一种含钒城轨地铁用车轴及其热处理工艺 |
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