JPS5824098B2 - 水溶性ココアの製法 - Google Patents

水溶性ココアの製法

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JPS5824098B2
JPS5824098B2 JP53067004A JP6700478A JPS5824098B2 JP S5824098 B2 JPS5824098 B2 JP S5824098B2 JP 53067004 A JP53067004 A JP 53067004A JP 6700478 A JP6700478 A JP 6700478A JP S5824098 B2 JPS5824098 B2 JP S5824098B2
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JP
Japan
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cocoa
cocoa powder
water
amount
fatty acid
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JP53067004A
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English (en)
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JPS54157880A (en
Inventor
奥村誠
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Sanei Kagaku Kogyo KK
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Sanei Kagaku Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ココア粉末の水溶層ないし水分散方法に係
るものであって、水にココア粉末を容易に溶解ないし分
散させる方法の創出を目的とする。
ココア粉末は周知の通り水ないし約３．５°Ｃ以下。
の温水に溶解ないし分散（以下、溶解と論う）すること
が極めて困難なものである。
この困難を解決する方法としては、水とココア粉末との
混合系に、ココア粉末に対する約３係（重量、以下同じ
）前後のレシチンを添加するという方法が知られて。
いる。
レシチンはこの際、溶解助剤であるが、その使用量が多
すぎること、融点が高いことから、ココア粉末への添加
に当っては、高温を用いて溶解するか、アルコールその
他の溶剤の溶液にして、これを添加しなければならない
こと等の工業的実施に不利な点を有する。
又、ショ糖脂肪酸エステルの添加が知られているが、満
足な結果が得られない。
すなわち、完全に溶解せず、ココア液面に浮上した状態
で一部が残るという欠点を示す。
この発明は、このような欠点のないものである。
この発明を以下に説明する。
ココア粉末を用意する。
つぎに このもっと水と次のエステルの１種又は２種以
上との混合系を用意する。
この際、水の使用量は、ココア粉末の容量と等量販上量
ないし１０倍以下量でよい。
採用するエステルとしては、多価アルコールの不飽和脂
肪酸エステルである。
例えば、多価アルコールとしては、グリセリン、ソルビ
タン、グロピレングリコールがあげられる。
不飽和脂肪酸としては、パルミトオレイン酸、オレイン
酸、リノール酸、リルン酸、その他があげられる。
併用するエステルとしては、多価アルコールの飽和脂肪
酸エステルである。
このものは、多価アルコールの不飽和脂肪酸エステルの
５０％以下の任意量において併用することができる。
飽和脂肪酸としては、カプリン酸、ラウリン酸、ミリス
チン酸、バルミチン酸、ステアリン酸、その他があげら
れる。
これらのエステルの使用量は、ココア粉末の０．０ＯＬ
％以上の任意量でよい。
これらの併用により、多価アルコールの不飽和脂肪酸単
独よりも、さらに水に速かに溶解し、液面浮上部分が全
くなくなる。
この混合系にココア粉末を添加し、ココア粉末の含有す
るカカオ脂の融点以上に加温する。
この際採用するエステルの融点が、上記カカオ脂の融点
以下のものであるときは、加熱温度はカカオ脂の融点以
上範囲内の任意のものとすればよい。
加温系について、カカオ脂が溶融し、ココア粉末が、溶
解を終了した時点で加温を止め直ちに均質にし、この系
を冷却せずに又は冷却し乾燥する。
乾燥温度は、ココア粉成分が炭化しない範囲内での任意
のものとする。
例えば、噴霧乾燥、大気圧下にあるいは減圧下に水分を
除去する等適宜の方法を採用してよい。
かくして、得た粉末が目的の水溶性ココア粉末である。
収得物は冷水（例えば、０℃）に極めて速かに溶解する
。
以下にこの、実験例を記す。
〔実験例〕
溶解方法 Ａ法 １００ｍ１のメスシリンダーに水（０°Ｃ〜５°
Ｃ）９５部（重量、以下同じ）、ココア末５部投入、２
０回手で振盪する。
室温に静置し１０分後浮上した部分を不溶解部として、
残りを溶解部として％で表わす。
Ｂ法 ビーカーに水（０°Ｃ〜５°Ｃ）９５部、コア末
５部投入。
撹拌棒で２０回攪拌、浮上している部分を不溶解部とし
て１０点法で表わす。
全部浮上している物を ０点 浮上していない物を １０点とする 実施例 １ ココアパウダー（カカオ脂２２〜２４％含有）１９．７
部 グリセリンモノオレエー） ０．３ 温水
８０．０部グリセリン
モノオレエートを５０℃の温水に分散させココアパウダ
ーを投入し、５０℃で約１０分間攪拌混合する。
直ちに均質にし、液温４０〜５０℃でスプレィドライ法
で乾燥した。
収得物は０℃の水に速かに全量溶解し、液面浮上部分が
全ぐなかった。
実施例 ２ ココアパウダー（カカオ脂２２〜２４係含有）１９．６
０部 ソルビタンモノオレエート ０．３８部グリセ
リンモノステアレー） ０．０２部水
ｓｏ、ｏｏ部メソルビタンモノ
オレエートグリセリンモノステアレートを７０〜７５℃
の温水に分散させ、ココアパウダーを投入し、７０〜７
５℃で約１０分間攪拌混合する。
直ちに均質にし、液温７０〜７５℃でスプレィドライ法
で乾燥した。
収得物は、０℃の水に速かに全量溶解し、液面浮上部分
が全くなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ ココア粉末にその０．００１％以上量の多価アルコ
    ール不飽和脂肪酸エステルと、その等量販上量の水を添
    加し、ココア粉末含有カカオ脂及び該エステルの融点以
    上温度に加温し、均質系を得、これを乾燥することを特
    徴とする水溶性ココアの製法。 ２ ココア粉末にその０．００１％以上量の多価アルコ
    ール不飽和脂肪酸エステル、このエステルの。 半量以下量の多価アルコール飽和脂肪酸エステル、及び
    ココア粉末の等量販上の水を添加し、ココア粉末含有カ
    カオ脂及び該エステル類の融点以上温度に加温して均質
    系を得、これを乾燥することを特徴とする水溶性ココア
    の製法。
JP53067004A 1978-06-02 1978-06-02 水溶性ココアの製法 Expired JPS5824098B2 (ja)

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JPS54157880A JPS54157880A (en) 1979-12-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0345198Y2 (ja) * 1985-03-08 1991-09-24
JPH0431547Y2 (ja) * 1984-07-20 1992-07-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3347579B2 (ja) * 1996-04-10 2002-11-20 理研ビタミン株式会社 ココア粉末の水濡れ性改良用油脂組成物
JP7072979B2 (ja) * 2018-03-29 2022-05-23 日清オイリオグループ株式会社 飲料用チョコレート

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