JPS5823309B2 - トツプフイ−ダ型給紙機における給紙自動補充装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特に、トップフィーダ型の給紙機における給
紙補充を自動的且つ連続的に行い得るようにした給紙自
動補充装置に関するものである。

従来のこの種、給紙補充装置は、給紙繰り出し動作を一
旦停止し、給紙補充を行っていたため、紙減少を常時監
視し補充する作業員を必要とするのみならず、極めて非
能率的であって、トップフィーディング動作の中断を招
き、その後の作業の連続化、自動化を阻害していた。

本発明は、上記欠点を改善すべく、給紙補充の完全自動
化、連続化を目的として開発されたトップフィーダ型給
紙機におげろ給紙自動補充装置を提供するにある。

以下、本発明の具体的構成を一実施例として示した図面
につき詳述する。

図面に示すように、第１昇降装置４が第１ガイド部２を
介して昇降可に設けられており、この第１昇降装置４の
上部に本発明の要部の一つである補充給紙ブロック昇降
台３が取付は固定されている。

この昇降台３は後記するコンベア１１との連路上二分割
されているが、実質は一体である。

上記第１昇降装置４には該第１昇降装置４の昇降運動を
円滑にするために第１ガイド２に当接し且つ昇降時に自
転する第１ガイドローラ５が設けられている。

６は同期回転する一対のウオームギヤで、このウオーム
ギヤ６は上記第１ガイド２の上端部で且つ第１昇降装置
４０両側に位置した部分に配設されている。

７は上記ウオームギヤ６と咬合回転するウオームホイー
ル、８は上記ウオームホイール７と一体回転する第１０
−ラ、９は上記第１昇降装置４を吊持せるワイヤーで、
上記第１０−ラ８に掛は回して重り１０に固着されてい
る。

１１ 、１１’は共にベルトコンベアで、このベルトコ
ンベア１１．１１’は第２図に示すように、略直角状に
配置されている。

即ち、一方のベルトコンベア１１’は所要枚数子種され
た補充給紙ブロック１２を一定の間隔を存して他方のベ
ルトコンベア１１に間欠移送するもので、他方のベルト
コンベア１１は前記一方のベルトコンベア１１′にて間
欠移送されてくる補充給紙ブロック１２を受継いで上記
補充給紙ブロック昇降台３上に間欠移送して載置するも
のである。

補充給紙ブロック１２はコンベア１１′を用いず、コン
ベア１１から直接給紙しても良い。

上記構成において、補充給紙ブロック昇降台３を上昇さ
せるには、先ず、ウオームギヤ６をモータ（図示せず）
により回転し、このウオームギヤ６０回転によりウオー
ムホイール７及び第１０−ラ８が回転し、この回転によ
りワイヤー９が重り１０の重力に従い移動され、第１昇
降装置４を上昇する。

この第１昇降装置４に設けられている上記補充給紙ブロ
ック昇降台３が上昇される。

この補充給紙ブロック昇降台３の上記上昇運動は、給紙
ブロックの残留レベル検出により開始され該補充給紙ブ
ロック昇降台３が補充レベル位置に達するまで続けられ
、この補充レベル位置において、補充給紙ブロック昇降
台３上の補充給紙ブロック１２は後述する給紙ブロック
昇降台上の給紙ブロック下に子種状態とされ積替えが行
われる。

この積替えは、後述する給紙ブロック昇降台が補充給紙
ブロック昇降台と同一平面に持ち来たされ、補充給紙ブ
ロックを協働無干渉下で支持する状態が得られた後、例
えば、モータな前回とは反対方向に回転して、ウオーム
ギヤ６及びウオームホイール７を共に逆回転してワイヤ
ー９を重り１０の重力に抗し移動し、補充給紙ブロック
昇降台３を第１昇降装置４を介して下限待機位置まで下
降させることによって行われる。

この下限待機位置で、ベルトコンベア１１かも再び給紙
ブロック１２の給紙を受け、以上の動作を繰り返す。

１３は給紙ブロック保持部２１０両側に位置して上下に
設けられた一対の第２ガイドで、この第２ガイド１３に
は上下方向に長いガイド長孔１４が設けである。

１５はこのガイド長孔１４に第２ガイドローラ１６を介
して昇降可に設けられた第２昇降装置で、この第２昇降
装置１５にはシリンダ１７が一体に横設されており、こ
のシリンダ１７のピストン軸１７′には上記第２昇降装
置１５に取付は固定された本発明の構成要素である給紙
ブロック昇降台１８が連設されており、通常この給紙ブ
ロック昇降台１８は前方に突出して給紙ブロック２７の
下面を支えている。

即ち、該給紙ブロック昇降台１８は給紙ブロック下面を
支持する位置と支持を解除する位置とに左右相対方向へ
抜差可能な二分割構造とされ、該分割された昇降台の各
々へ上記シリンダ１７のピストン軸１１′を夫々連結し
て、後記する所定のタイミングで上記抜差を行わせる構
成である。

２２は上記給紙ブロック保持部２１の上部両側に位置し
た部分に設けられたウオームギヤ、２３は該ウオームギ
ヤ２２と咬合せるウオームホイールである。

２５は上記第２昇降装置１５を吊持せるワイヤーで、上
記第２０−ラ２４に掛は回して重り２６に固定されてい
る。

２８は給紙ブロック保持部２１上部の給紙レベル位置に
設けられた吸引源に連結された吸盤で、この吸盤２８に
よって上記給紙レベル位置に上昇された最上部の枚葉紙
を吸上げて給紙送出用ローラ３４間に送り込み、加工工
程に繰り出す構成とする。

２９は補充給紙ブロック昇降台３の下限停止検知器、３
０は補充給紙ブロック１２の上限位置検知器、３３は補
充給紙ブロック１２がベルトコンベア１１より補元給紙
ブロック昇降台３上に積替えられたことを検知する補充
給紙ブロック積替え完了検知器、３１は給紙ブロック昇
降台１８の上限位置検知器、３２は吸盤２８による給紙
に従って給紙ブロック昇降台１８に上昇命令を発する上
昇命令指令器、３５は積替え動作時における給紙ブロッ
ク昇降台１８の下限位置検知器である。

上記構成において、ウオームギヤ２２を例えばモータ（
図示せず）により回転させるとウオームホイール２３が
ローラ２４と共に回転してワイヤー２５をその重り２６
の重力に従い回走させて第２昇降装置を上昇させ、この
上昇により給紙ブロック昇降台１８が上昇する。

この上昇運動は吸盤２８による給紙に追随してなされ、
給紙レベルを常に一定の高さに保持する。

以上の上昇動作を繰り返し行うことにより、第４図Ａ図
に示すように給紙ブロック昇降台１８が上限位置検知器
３１の設定位置に達すると、この上限位置検知器の指令
によって、コンベア１１上から補充給紙ブロック１２が
補充給紙ブロック昇降台３上に給紙され、該給紙を検知
器３３で検出し、該検出に基づき該昇降台３が上昇を開
始する３この昇降台３への給紙及びその上昇は上記給紙
ブロック昇降台１８の上限到達前に始動させても良いこ
とは勿論である。

該補充給紙ブロック昇降台３の上昇によって補充給紙ブ
ロック１２が給紙ブロック２７下に子種状態に達した時
、即ち、補充給紙ブロック１２の最上面が給紙ブロック
昇降台１８の下面へ接面状態となり、両ブロック２７゜
１２間に昇降台１８が介挿された状態で両ブロック２７
，１２が上下に子種状態となった時、その上限が検知器
３０により検知され、両ブロック１２．２７間に介挿さ
れた第２昇降台１８がシリンダ１７の縮小動作により両
ブロック１２，２７間により二分して抜去され、上記両
ブロック１２゜２７を上記補充給紙ブロック昇降台３上
に支持させ、引続き第２昇降装置１５の下降により下降
に移行し、昇降台３が位置する下限位置検出器３５まで
該下降を続ける。

該下降動作はウオームギヤ２２及びホイール２３を上昇
時とは逆に回転させることによってなされる。

即ち、給紙ブロック昇降台１８は、先ず第３図及び第４
図Ｃ，Ｄ図に示すようにシリンダ１７の縮小動作により
矢印Ａ方向に抜去され、次いで、第２昇降装置１５の下
降により矢印Ｂ方向に下降され、次いで、下限位置に達
するとシリンダ１７の伸長動作により給紙ブロック昇降
台１８が矢印Ｃ方向に移動されて補充給紙ブロック昇降
台３と完全整合状態となり、ここで、第１と第２の昇降
台３，１８が協働して補充給紙ブロック１２を支え、給
紙ブロック昇降台１８上に積替えが行われる。

即ち給紙ブロック昇降台１８と補充給紙ブロック昇降台
３とは互いに同一平面で且つ無干渉状態となるように設
けられ、上記動作により第４図Ｅ図に示すように給紙ブ
ロック昇降台１８が補充給紙ブロック昇降台３と同一平
面で且つ無干渉状態で補充給紙ブロック１２を支持する
状態が形成される。

然る後、補充給紙ブロック昇降台３は同Ｆ、Ｇ図に示す
如く再び下降に転じて次の動作に備え、他方補充給紙ブ
ロック１２は補充給紙ブロック昇降台３とは無干渉下で
給紙ブロック昇降台３上に積替えられて、上昇に転する
。

昇降台３，１８は紙の全面積を支える支持台を二分し、
且つ合金が紙を均一に支える巾を有するような形態を備
える。

図示は中間に補充給紙ブロック昇降台３を、左右に給紙
ブロック昇降台１８を配し、両者を波形咬合状態として
互いに無干渉下で同一平面支持台を構成するようにした
。

即ち、給紙ブロック昇降台１８は第３図、第４図り、Ｅ
図に示す如く左右側方から差し入れられた位置で、補充
給紙ブロック昇降台３を中間にしその左右へ同一平面と
なるように並置せられて、補充給紙ブロック１２下面を
補充給紙ブロック昇降台３と協働して支持する構成とな
すと共に、該給紙ブロック昇降台１８と補充給紙ブロッ
ク昇降台３とは該並置状態において、該並置部から互い
に他方へ向は延ばされた波形部３’、１８’により咬合
され、各昇降台３，１８が互いに他の支持領域で無干渉
下で補充給紙ブロック下面を支持する構成とし、給紙ブ
ロック昇降台１８を同支持位置から補充給紙ブロック１
２の下面を広領域で安定に支えつつ上昇させて上記積替
えを行う構成とした。

上記積替え後は、給紙ブロック昇降台１８は上記動作に
より給紙ブロックの最上位を給紙レベルに保つべく間欠
上昇して、給紙送出を継続する。

上記給紙ブロック昇降台１８の抜去及び下降並びに上記
積替え時における給紙ブロックの給紙レベル位置への上
昇は補充給紙ブロック昇降台３の上昇によって行うか、
或は給紙レベル位置の許容範囲（上下誤差）を太き（設
定して、積替えに要する時間帯は上昇運動を停止するか
の何れかの手段を用いる。

現実には吸引盤２８はその弾柔性によって第２昇降台１
８の抜去による給紙ブロック２７の微小な下降及び積替
えまでの上昇停止動作は充分に吸収し得る。

而して、本発明によれば、給紙ブロック保持部における
給紙ブロックが残り少なくなった場合に、自動的にこれ
を検知して給紙ブロック昇降台を、補充給紙ブロック昇
降台上の補充給紙ブロックに干渉されることなく、補充
給紙ブロック昇降台と同一平面となる位置まで下降して
、補充給紙ブロック昇降台と無干渉下で補充給紙ブロッ
ク昇降台上の補充給紙ブロックを給紙ブロック昇降台上
に積替えでき、補充給紙ブロックの下面を支える昇降台
と、給紙ブロックの下面を支える昇降台とを上述の如く
連系動作させることにより、給紙ブロック昇降台の抜去
後や、積替え時等において、紙の脱落や、撓み、損紙を
発生させることなく、極めて円滑なる紙補充が可能であ
る。

従って補充給紙ブロックの補充は人手を要することな（
自動的且つ連続的に行われるのみならず、稼動中は給紙
ブロックの最上位を常に給紙レベル位置に保ちつつ、給
紙繰り出しを中断することなく連続的に行いうる。

更に、本発明によれば、複雑な機構を不要とし、簡単に
して安価なる連続給紙機構を提供できる等数々の利点が
得られる。

前記の如（給紙ブロック昇降台１８は二分割構造とされ
ると共に、積替え時には補充給紙ブロック昇降台３を中
間にしてその左右へ並置される如く差し入れられ、該並
置部から互いに他方へ向は延ばされた波形部３’、１８
’により咬合され、各昇降台３，１８が互いに他の支持
領域で無干渉下で補充給紙ブロック下面を支持する構成
としたので、昇降台３及び同１８共に、各々高重量の補
充給紙ブロック１２の下面を広領域で安定に支持させる
充分な支持面積を確保させつつ、両者を無干渉下で並置
し上記積替えを行わせることができ、給紙ブロック昇降
台１８は積替え後も給紙ブロックの支持を的確に行って
給紙レベルに供することができる。

又両昇降台３，１８を上記の如き咬口関係にして積替え
を行わせるようにしたので、各昇降台３゜１８は互いに
他に干渉されることなく上下に通過でき、殊に給紙ブロ
ック昇降台１８を補充給紙ブロック昇降台３の左右へ並
置するに当って、正確・に真横から差し入れられずとも
、例えば昇降台１８が同昇降台３０レベルより下位へ下
降されても間過下降位置から昇降台３の下へ差し入れた
のち、上昇させれば昇降台３を支障なく通過し上記積替
えを確実に行わせることができる。

このことは上記並置を行わせるための昇降台３と同１８
の正確な差し入れレベル設定を不要にし、設計を著しく
有利なものとする。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図はトップフィー
ダ型給紙機の動作機構例の概略を示す正面図、第２図は
補充給紙ブロック昇降台への給紙と、給紙ブロック昇降
台上からの給紙を説明する斜面図、第３図は補充給紙ブ
ロック昇降台と給紙ブロック昇降台との相関連動を説明
する斜面図、第４図Ａ乃至Ｇ図は同相関連動を分説して
示す正面図である。 ３・”°・・°補充給紙ブロック昇降台、４・・・・・
・第１昇降！置、１１ 、１１’・・・・・・ベルトコ
ンベア、１２・・・°°°補充給紙ブロック、１５・・
・・・・第２昇降装置、１７・・・・・・シリンダ、１
８・・・・・・給紙ブロック昇降台、３’、１８’・・
°・・・波形部、２７・・・・・・給紙ブロック。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 給紙ブロックの下面を支持しつつこれを扛上してそ
   の最上面を給紙レベルに保つべ（上昇する給紙ブロック
   昇降台を設けると共に、該給紙ブロック下方において昇
   降する補充給紙ブロック昇降台を設け、該補充給紙ブロ
   ック昇降台は降下時に補充給紙ブロックの供給を受ける
   べく補充給紙ブロック搬送コンベアと連系され、同補充
   給紙ブロック昇降台は上昇時に搬送コンベアから供給さ
   れた補充給紙ブロックの下面を支持しつつ給紙ブロック
   昇降台下面へ接面状態となるまで扛上して給紙ブロック
   昇降台の介在下で両ブロックを上下子種状態となし、他
   方上記給紙ブロック昇降台は給紙ブロック下面を支持す
   る位置と支持を解除する位置とに左右相対方向へ抜差可
   能な如く二分割構造となされ、該給紙ブロック昇降台は
   上記両ブロックの上下子種状態形成時に二分されつつ両
   ブロック間より左右側方へ抜去されて上記両ブロックを
   上記補充給紙ブロック昇降台上に支持させ、該抜去後上
   記補充給紙ブロック昇降台と同一レベルに達するまで降
   下して補充給紙ブロックの左右側方からその下面へ差し
   込まれ、給紙ブロック昇降台は該差し込み位置で補充給
   紙ブロック昇降台を中間にしその左右へ同一平面となる
   ように並置せられて補充給紙ブロック下面を補充給紙ブ
   ロック昇降台と協働して支持する構成となすと共に、該
   給紙ブロック昇降台と補充給紙ブロック昇降台とは該並
   置状態において該並置部から互いに他方へ向は延ばされ
   た波形部により咬合され、各昇降台が互いに他の支持領
   域で無干渉下で補充給紙ブロック下面を支持する構成と
   なし、該支持位置から給紙ブロック昇降台を上記咬合を
   解除しつつ上記給紙レベルに保つべ（再上昇させて補充
   給紙ブロック昇降台から給紙ブロック昇降台へ上記両ブ
   ロックの積替えを行う如く構成したことを特徴とするト
   ップフィーダ型給紙機における給紙自動補充装置。