JPS5820953B2 - クロロ − オキシムルイ ノ スイソテンカホウホウ - Google Patents
クロロ − オキシムルイ ノ スイソテンカホウホウInfo
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- JPS5820953B2 JPS5820953B2 JP48040111A JP4011173A JPS5820953B2 JP S5820953 B2 JPS5820953 B2 JP S5820953B2 JP 48040111 A JP48040111 A JP 48040111A JP 4011173 A JP4011173 A JP 4011173A JP S5820953 B2 JPS5820953 B2 JP S5820953B2
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- chloro
- cyclododecene
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J23/00—Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00
- B01J23/38—Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of noble metals
- B01J23/40—Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of noble metals of the platinum group metals
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J37/00—Processes, in general, for preparing catalysts; Processes, in general, for activation of catalysts
- B01J37/20—Sulfiding
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- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はシクロアルカノンオキシム類またはその塩類の
製造方法に関する。
製造方法に関する。
説明上、本発明は主にシクロドデカノンオキシムに関し
て述べられるであろうが、決して前記の化合物の製造に
限定されるものではない。
て述べられるであろうが、決して前記の化合物の製造に
限定されるものではない。
シクロドデカノンオキシムは、ナイロン−12およびそ
の共重合体の先駆物質であるラウロラクタムの先駆物質
として使用できるが、その種々の製造方法は文献に記載
されている。
の共重合体の先駆物質であるラウロラクタムの先駆物質
として使用できるが、その種々の製造方法は文献に記載
されている。
その方法のうちの一方法によれば、出発材料として使用
されるシクロドデカトリエン、シクロドデカジエンまた
はシクロドデセンはニトロシル塩化物と反応せしめられ
る。
されるシクロドデカトリエン、シクロドデカジエンまた
はシクロドデセンはニトロシル塩化物と反応せしめられ
る。
フランス国特許明細書第1361872号から、酢酸の
存在下におけるシクロデカトリエンとニトロシル塩化物
との反応によりビス(l−ニトロン−2−クロロシクロ
ドデカジエン)カ生じ、これはその後2−クロロ−シク
ロドデカジェノンオキシムに異性化されるということは
公知である。
存在下におけるシクロデカトリエンとニトロシル塩化物
との反応によりビス(l−ニトロン−2−クロロシクロ
ドデカジエン)カ生じ、これはその後2−クロロ−シク
ロドデカジェノンオキシムに異性化されるということは
公知である。
あるいは、シクロドデカトリエンとニトロシル塩化物お
よび塩化水素との反応により、単一工程で同様のクロロ
−オキシム化合物を得ることができる(英国特許明細書
第947396号参照)。
よび塩化水素との反応により、単一工程で同様のクロロ
−オキシム化合物を得ることができる(英国特許明細書
第947396号参照)。
その上更に、塩化水素の存在下においてニトロシル硫酸
をシクロドデセンと反応させることによって2−クロロ
シクロドデカノンオキシムを調製することが知られてい
る(フランス国特許明細書第1361903号)。
をシクロドデセンと反応させることによって2−クロロ
シクロドデカノンオキシムを調製することが知られてい
る(フランス国特許明細書第1361903号)。
シクロドデカノンオキシムを生成するために、2−クロ
ロシクロドデカノンオキシムまたは2−クロロシクロド
デ力ジエノンオキシムの選択的水素添加が水素およびパ
ラジウム触媒の存在下に都合よく行なわれる(ドイツ国
公告明細書第1205089号)。
ロシクロドデカノンオキシムまたは2−クロロシクロド
デ力ジエノンオキシムの選択的水素添加が水素およびパ
ラジウム触媒の存在下に都合よく行なわれる(ドイツ国
公告明細書第1205089号)。
前記の化合物は次に通常のベックマン転位によってラウ
ロラクタムに転化され得る。
ロラクタムに転化され得る。
シクロドデカトリエンから2−クロロシクロドデカジェ
ノンオキシムを経由するシクロドデカノンオキシムの製
造の主な欠点は水素添加/水素化脱塩素工程の間のパラ
ジウム触媒の不安定性に在り、それがクロロ−オキシム
中に存在する2個の炭素−炭素二重結合の水素添加活性
の低下を生ぜしめる。
ノンオキシムを経由するシクロドデカノンオキシムの製
造の主な欠点は水素添加/水素化脱塩素工程の間のパラ
ジウム触媒の不安定性に在り、それがクロロ−オキシム
中に存在する2個の炭素−炭素二重結合の水素添加活性
の低下を生ぜしめる。
これは後−水素添加を必要とし、工業的方法としては望
ましくない。
ましくない。
加えて、パラジウム触媒がまだ活性を失っていない時に
、相当量の反応熱が水素添加/水素化脱塩素工程におい
て消散されなければならない。
、相当量の反応熱が水素添加/水素化脱塩素工程におい
て消散されなければならない。
これは、装置の見地から不便を来し、炭素質物質の触媒
上への沈積および触媒活性のより多くの損失に至らしめ
る。
上への沈積および触媒活性のより多くの損失に至らしめ
る。
水素化脱塩素反応のための触媒の安定性は、不飽和2−
クロロ−シクロドデカジェノンオキシムに代って飽和2
−クロロ−シクロドデカノンオキシムが出発化合物であ
る時、より少ない度合で影響されるであろう。
クロロ−シクロドデカジェノンオキシムに代って飽和2
−クロロ−シクロドデカノンオキシムが出発化合物であ
る時、より少ない度合で影響されるであろう。
これは供給原料として上述された飽和クロロ−オキシム
による水素添加運転からの消費触媒が上述された不飽和
クロロオキシムによる匹敵する運転での1.4.6%W
の損失に比較して単に8.6%Wの点火における損失を
与えたという事実によって実証される。
による水素添加運転からの消費触媒が上述された不飽和
クロロオキシムによる匹敵する運転での1.4.6%W
の損失に比較して単に8.6%Wの点火における損失を
与えたという事実によって実証される。
また2−クロロシクロドデカノンオキシムの使用は、よ
り少ない水素添加の熱が消散すればよい点で都合がよい
。
り少ない水素添加の熱が消散すればよい点で都合がよい
。
かくして出発材料としてのシクロドデセンの使用はいく
らかの優れた点を有している。
らかの優れた点を有している。
適当な触媒上での選択的水素添加によってシクロドデカ
トリエンからシス−およびトランス−シクロドデセンの
混合物が容易に製造できるから、シクロドデセンの使用
は大量生産において特に魅力的となる6他方、2−クロ
ロシクロドデカノンオキシムの製造は、シクロドデセン
から出発するのだが、単にトランス−シクロドデセンの
みがニトロシル塩化物と反応し、従って未反応のシス−
異性体の実質的な量を残してしまうという不利な点を有
する。
トリエンからシス−およびトランス−シクロドデセンの
混合物が容易に製造できるから、シクロドデセンの使用
は大量生産において特に魅力的となる6他方、2−クロ
ロシクロドデカノンオキシムの製造は、シクロドデセン
から出発するのだが、単にトランス−シクロドデセンの
みがニトロシル塩化物と反応し、従って未反応のシス−
異性体の実質的な量を残してしまうという不利な点を有
する。
しかしながら、後者の異性体は、シクロドデカトリエン
の水素添加によって得られた反応混合物中に必ず存在す
る。
の水素添加によって得られた反応混合物中に必ず存在す
る。
かくしてクロロ−オキシム化工程におけるシクロドデセ
ンの完全転換は不可能であり、残ったシス−シクロドデ
センは、次に続(シクロドデカノンオキシムに導(ため
の水素化脱塩素工程がパラジウム/水素の存在下で行な
われること、および水素化脱塩素工程に先立ってクロロ
−オキシム生成物からの未反応シス−シクロドデセンの
分離が経済的に魅力的でないという理由によって、簡単
にシクロドデカンに水素添加されるであろう。
ンの完全転換は不可能であり、残ったシス−シクロドデ
センは、次に続(シクロドデカノンオキシムに導(ため
の水素化脱塩素工程がパラジウム/水素の存在下で行な
われること、および水素化脱塩素工程に先立ってクロロ
−オキシム生成物からの未反応シス−シクロドデセンの
分離が経済的に魅力的でないという理由によって、簡単
にシクロドデカンに水素添加されるであろう。
一般的に、もし第1工程において出発オレフィン(類)
の100%の転換が達成できないかまたは望まれないな
らば、アルカン類はまた水素化脱塩素工程中にも形成さ
れるであろう。
の100%の転換が達成できないかまたは望まれないな
らば、アルカン類はまた水素化脱塩素工程中にも形成さ
れるであろう。
通常過剰のニトロシル塩化物が、出発オレフィンの定量
的転換を達成するために、可能であればクロロ−オキシ
ム化工程において使用されているということに注目され
たい。
的転換を達成するために、可能であればクロロ−オキシ
ム化工程において使用されているということに注目され
たい。
しかしながら、反応の選択性(すなわち選択率)は、望
ましくない副生成物を与えるニトロシル塩化物とクロロ
−オキシムとの反応のために低下するであろう。
ましくない副生成物を与えるニトロシル塩化物とクロロ
−オキシムとの反応のために低下するであろう。
今や、硫化された貴金属触媒の使用が、例えばシス−シ
クロトチセン等の不飽和反応化合物の望ましくない水素
添加を実質的に防ぎ、そして同時に水素化脱塩素反応の
ための極めて好適な触媒活性が安定した運転において保
持できるということが見出された。
クロトチセン等の不飽和反応化合物の望ましくない水素
添加を実質的に防ぎ、そして同時に水素化脱塩素反応の
ための極めて好適な触媒活性が安定した運転において保
持できるということが見出された。
従って、本発明は、2−クロロシクロアルカノンオキシ
ムまたはその塩を触媒の存在下で水素添加して、シクロ
アルカノンオキシムまたはその塩を製造する方法におい
て、硫化パラジウム触媒の存在下で、硫黄量をオキシム
またはオキシム士溶媒の重量を基準にして1から100
ppmまでの範囲として実施することを特徴とする方
法に関する。
ムまたはその塩を触媒の存在下で水素添加して、シクロ
アルカノンオキシムまたはその塩を製造する方法におい
て、硫化パラジウム触媒の存在下で、硫黄量をオキシム
またはオキシム士溶媒の重量を基準にして1から100
ppmまでの範囲として実施することを特徴とする方
法に関する。
本発明による方法における硫化パラジウム触媒の使用は
、触媒が2−クロロ−オキシムの水素化脱塩素化のため
の選択的活性を十分な程度に保持している間は、特に飽
和炭化水素の形成をかなりの水準に減する。
、触媒が2−クロロ−オキシムの水素化脱塩素化のため
の選択的活性を十分な程度に保持している間は、特に飽
和炭化水素の形成をかなりの水準に減する。
本発明による水素添加は液相で行なうことができる。
それは回分式(バッチ式)または(半)一連続的方法で
行なうことができる。
行なうことができる。
発明による方法の利点は、不飽和出発化合物が、実質的
に水素添加に対して保護されていて、いつでも都合のよ
い工程で例えば仕上げおよび精製手段中に容易に反応生
成物から分離できるということである。
に水素添加に対して保護されていて、いつでも都合のよ
い工程で例えば仕上げおよび精製手段中に容易に反応生
成物から分離できるということである。
従って、なお存在するシス−シクロドデセンは、最初に
存在しているかまたは水素化脱塩素工程の間にシス−シ
クロドデセンの異性化によって形成されたトランス−シ
クロドデセンと共に、シクロドデセンのクロロ−オキシ
ム化および次の水素化脱塩素化によって得られた生成物
シクロドデカノンオキシムから容易に分離され得る。
存在しているかまたは水素化脱塩素工程の間にシス−シ
クロドデセンの異性化によって形成されたトランス−シ
クロドデセンと共に、シクロドデセンのクロロ−オキシ
ム化および次の水素化脱塩素化によって得られた生成物
シクロドデカノンオキシムから容易に分離され得る。
か(して得られたシクロドデセン(混合物)は、好まし
くはトランス−シクロドデセンの量を増すために異性化
反応器を経由してクロロ−オキシム化工程へ循環され得
る。
くはトランス−シクロドデセンの量を増すために異性化
反応器を経由してクロロ−オキシム化工程へ循環され得
る。
異性化条件は、もし望むならばトランスーシクロドデセ
ンの実質的な量がシス−トランス平衡組成(シス:トラ
ンス比1:2)に至るまで得られるような範囲で容易に
選択され得る。
ンの実質的な量がシス−トランス平衡組成(シス:トラ
ンス比1:2)に至るまで得られるような範囲で容易に
選択され得る。
例えば、5 ppm程度の少量の硫黄が触媒中に存在す
る時、硫化パラジウム触媒の補助による2−クロロ−シ
クロドデカノンオキシムのシクロドデカノンオキシムへ
の水素化脱塩素中に、同時に、反応混合物中に存在する
シス−シクロドデセンが平衡組成に匹敵するような59
%程度まで異性化され、そして2−クロロ−シクロドデ
カノンオキシムの高転換が実質的に保持されることが知
られた。
る時、硫化パラジウム触媒の補助による2−クロロ−シ
クロドデカノンオキシムのシクロドデカノンオキシムへ
の水素化脱塩素中に、同時に、反応混合物中に存在する
シス−シクロドデセンが平衡組成に匹敵するような59
%程度まで異性化され、そして2−クロロ−シクロドデ
カノンオキシムの高転換が実質的に保持されることが知
られた。
この効果は多量の硫黄が触媒中に使用される時にはゆつ
(つと減少することが見出される。
(つと減少することが見出される。
しかしながら、硫黄の不存在下で異性化も生ずるが、貴
金属触媒中の硫黄の存在がシクロ−ドデセンの望ましく
ない水素添加を抑制する。
金属触媒中の硫黄の存在がシクロ−ドデセンの望ましく
ない水素添加を抑制する。
発明による方法は、出発(シクロ)アルケンの定量的転
換がもはや必要とはされないという点で優れている。
換がもはや必要とはされないという点で優れている。
かくしてクロロ−オキシム化工程からの(不安定)副生
成物量および未転換の出発材料の水素添加によって形成
された(シクロ)アルカン量もまた以前に述べられたよ
うに実質的に減ぜられる。
成物量および未転換の出発材料の水素添加によって形成
された(シクロ)アルカン量もまた以前に述べられたよ
うに実質的に減ぜられる。
本発明による硫化パラジウム触媒は好ましくは担体上に
担持されて使用されるが、使用される水素化脱塩素反応
器の型に応じて担持されないで使用されてもよい。
担持されて使用されるが、使用される水素化脱塩素反応
器の型に応じて担持されないで使用されてもよい。
好適な担体としては、反応条件下で不活性な、例えばア
ルミナ、シリカ、シリカ−アルミナ、ソリア(酸化トリ
ウム)、硫酸バリウム、炭素およびその他のようなどん
な担体でも列挙できる。
ルミナ、シリカ、シリカ−アルミナ、ソリア(酸化トリ
ウム)、硫酸バリウム、炭素およびその他のようなどん
な担体でも列挙できる。
アルミナが好まれる担体である。パラジウムは担体上の
金属として計算されて0.1から5%Wまでの範囲内の
量で好適に使用され得る。
金属として計算されて0.1から5%Wまでの範囲内の
量で好適に使用され得る。
0.2から2%までの重量範囲が好ましい。担体上の金
属として計算して0.5%Wパラジウムを含有された硫
化アルミナ担持パラジウム触媒を使用して極めて良好な
結果が得られた。
属として計算して0.5%Wパラジウムを含有された硫
化アルミナ担持パラジウム触媒を使用して極めて良好な
結果が得られた。
硫化剤として例えば硫化水素、メルカプタン類、ジアル
キル硫化物類、元素硫黄およびテトラヒドロチオフェン
が使用できる。
キル硫化物類、元素硫黄およびテトラヒドロチオフェン
が使用できる。
硫化剤としてテトラヒドロチオフェンの使用が好ましい
。
。
パラジウム触媒は適当な技術によって硫化され得る。
硫化剤は、それらを水素化脱塩素反応器への供給原料中
に導入することによって、好ましくは反応混合物中に溶
解させて有利に使用される。
に導入することによって、好ましくは反応混合物中に溶
解させて有利に使用される。
担持された貴金属触媒を使用前に例えば触媒に炭化水素
に溶解させた硫化剤の適量をしみ込ま、せることによっ
て硫化することも可能である。
に溶解させた硫化剤の適量をしみ込ま、せることによっ
て硫化することも可能である。
前もって硫化された触媒を使用する場合、触媒中の硫黄
量を望ましい水準に保持するために供給原料が℃・くら
かの硫化剤を含有することが推薦される。
量を望ましい水準に保持するために供給原料が℃・くら
かの硫化剤を含有することが推薦される。
硫化剤の極めて少量が供給原料に添加される時、最適の
保護効果が得られるということが見出された。
保護効果が得られるということが見出された。
供給原料の重量に基づいて硫黄として計算されて工から
100 ppmまでの範囲での硫黄量の使用が選択され
る。
100 ppmまでの範囲での硫黄量の使用が選択され
る。
ここに使われたパ供給原料″はしいて言って見ればクロ
ロ−オキシム+溶媒を意味する。
ロ−オキシム+溶媒を意味する。
1 ppm以下の量での硫黄の使用は、未転換の出発材
料例えばシス−シクロドデセンの水素化を不十分に抑制
する。
料例えばシス−シクロドデセンの水素化を不十分に抑制
する。
供給原料に基づいて硫黄として計算された1100pp
までの量での硫黄が好ましく使用される。
までの量での硫黄が好ましく使用される。
後者の量をはるかに超過する硫黄量は水素化脱塩素割合
を下降させる。
を下降させる。
供給原料に基づき硫黄として計算された2から75 p
pmまでの範囲の硫黄量の使用によって最良の結果が得
られ、55−50ppの量が好まれる。
pmまでの範囲の硫黄量の使用によって最良の結果が得
られ、55−50ppの量が好まれる。
本発明による方法によってシクロアルカノンオキシムに
転換される2−クロロ−シクロアルカノンオキシムの製
造のための出発材料として、オレフィン系不飽和化合物
が使用され得る。
転換される2−クロロ−シクロアルカノンオキシムの製
造のための出発材料として、オレフィン系不飽和化合物
が使用され得る。
適当な化合物は、環式アルケン類、環式アルカジエン類
、環式アルカトリエン類、多環式アルケン類およびその
他である。
、環式アルカトリエン類、多環式アルケン類およびその
他である。
その化合物は反応条件下で不活性などんな置換基でも含
有することができ、例えばアルキル、アリール(ary
l ) 、アルカリール(alkaryl )、および
/またはアラルキル(aralkyl )基である。
有することができ、例えばアルキル、アリール(ary
l ) 、アルカリール(alkaryl )、および
/またはアラルキル(aralkyl )基である。
3個までの二重結合を含有する環式オレフィン類が特に
好ましい。
好ましい。
好適な環式アルケン類は、例えばシクロヘキセン、シク
ロヘプテン、シクロオクテン、シクロデセン、シクロド
デセン、およびシクロテトラデセンであり、シクロドデ
センが最も好ましい。
ロヘプテン、シクロオクテン、シクロデセン、シクロド
デセン、およびシクロテトラデセンであり、シクロドデ
センが最も好ましい。
好適な環式アルカジエン類および環式アルカトリエン類
として、シクロデカジエン類、シクロオクタジエン−1
・5、シクロドデカジエン類およびシクロドデカトリエ
ン−1・5・9があげられる。
として、シクロデカジエン類、シクロオクタジエン−1
・5、シクロドデカジエン類およびシクロドデカトリエ
ン−1・5・9があげられる。
シクロドデカトリエンが好ましい。オレフィン系不飽和
化合物のクロロ−オキシム化のための好適な方法は文献
中例えば上記した特許明細書中に記載されている。
化合物のクロロ−オキシム化のための好適な方法は文献
中例えば上記した特許明細書中に記載されている。
上述された環式オレフィン類のクロロ−オキシム化によ
って得られる2−クロロ−オキシム類は本発明による水
素化脱塩素反応によって相当するオキシム類に転換され
得る。
って得られる2−クロロ−オキシム類は本発明による水
素化脱塩素反応によって相当するオキシム類に転換され
得る。
シクロドデカノンオキシムの製造のための出発材料とし
て2−クロロシクロドデカノンオキシムの使用が選択さ
れる。
て2−クロロシクロドデカノンオキシムの使用が選択さ
れる。
相当するシクロアルカノンオキシム類の製造のために2
−クロロ−シクロアルカノンオキシム類の塩類によって
出発することも可能である。
−クロロ−シクロアルカノンオキシム類の塩類によって
出発することも可能である。
このような塩類、例えば2−クロロ−シクロアルカノン
オキシムの塩化物または硫酸塩は、適当なシクロオレフ
ィンの、塩酸の存在下でのニトロシル塩化物との反応ま
たはニトロシル硫酸/塩酸との反応からそれぞれ容易に
得られるであろう。
オキシムの塩化物または硫酸塩は、適当なシクロオレフ
ィンの、塩酸の存在下でのニトロシル塩化物との反応ま
たはニトロシル硫酸/塩酸との反応からそれぞれ容易に
得られるであろう。
塩類は水素化脱塩素に先立って遊離オキシム類(fre
eoximes )に転換され得るが、塩類としてもま
た好適に反応することができる。
eoximes )に転換され得るが、塩類としてもま
た好適に反応することができる。
適当に水素化脱塩素できる相当する塩類を得るために、
2−クロロ−オキシム溶液を適当な酸例えば塩酸または
硫酸によって処理することも可能である。
2−クロロ−オキシム溶液を適当な酸例えば塩酸または
硫酸によって処理することも可能である。
水素化脱塩素反応は溶媒の不存在下で行なわれ得るが、
好ましくは溶媒の存在下で行なわれ;溶媒としては、ア
ルコール類、エーテル類、酸類、エステル類、炭化水素
類、不飽和炭化水素類およヒシクロロメタン、クロロホ
ルム、ジクロロエタン、その他のような塩素化炭化水素
類が使用できる。
好ましくは溶媒の存在下で行なわれ;溶媒としては、ア
ルコール類、エーテル類、酸類、エステル類、炭化水素
類、不飽和炭化水素類およヒシクロロメタン、クロロホ
ルム、ジクロロエタン、その他のような塩素化炭化水素
類が使用できる。
例えばベンゼン、トルエンまたはキシレン等の芳香族溶
媒もまた使用できる。
媒もまた使用できる。
ジクロロメタンが優秀な溶媒であることが立証されてい
る。
る。
溶媒の使用量は決して臨界的なものではない。
通常水素化脱塩素化される2−クロロ−オキシムに関し
て大過剰の溶媒が使用され、例えば10倍から100倍
過剰である。
て大過剰の溶媒が使用され、例えば10倍から100倍
過剰である。
しかし前記の範囲外の量の溶媒の使用も勿論可能である
。
。
水素添加反応は大気圧から50気圧までの圧力で行なわ
れ得る。
れ得る。
10から35気圧までの範囲での圧力が選択され、約2
0気圧の圧力が極めて適している。
0気圧の圧力が極めて適している。
水素添加反応はヘリウム、アルゴン、窒素、その他のよ
うな不活性ガスの存在下で行なわれ得る。
うな不活性ガスの存在下で行なわれ得る。
反応は一般的に0℃から150℃までの範囲の温度で行
なわれ、15℃から90℃までの範囲の温度が好ましい
。
なわれ、15℃から90℃までの範囲の温度が好ましい
。
本発明は次の実施例および参考例によって例示されるが
、それらは本発明の範囲をどんな点においても限定する
ことはない。
、それらは本発明の範囲をどんな点においても限定する
ことはない。
例 1(参考例)
2−クロロシクロドデカノンオキシムの水素化脱塩素が
、連続−フロラトリクル−相反名器(continuo
us −f low trickle −phase
reactor )を使用し、担体上の金属として計算
されたアルミナ担体上の0.5%Wパラジウムの上で行
なわれた。
、連続−フロラトリクル−相反名器(continuo
us −f low trickle −phase
reactor )を使用し、担体上の金属として計算
されたアルミナ担体上の0.5%Wパラジウムの上で行
なわれた。
供給原料はジクロロメタン中の2−クロロシクロドデカ
ノンオキシム2.5%W溶液であった。
ノンオキシム2.5%W溶液であった。
それはシス−シクロドデセンをも含んでいたが、シス−
シクロドデセンは8%のトランス−シクロドデセンをも
含有し、残分がシクロドデカンである商業的混合物の5
7%を形成した。
シクロドデセンは8%のトランス−シクロドデセンをも
含有し、残分がシクロドデカンである商業的混合物の5
7%を形成した。
混合物の原料中のクロロ−オキシムに対する分子比は0
.5であった。
.5であった。
液体空間速度は4tCt触媒)−1時間−1であった。
反応は65℃で総圧力20気圧で行なわれた。
分析は20時間の運転の抜気−液クロマトグラフイ(G
LC)および電位差滴定によって行なわれ、2−クロロ
シクロドデカノンオキシム摂取量の95%Wがシクロド
デカノンオキシムにほぼ定量的に転換されて、シクロド
デセン摂取量の59%mがシクロドデカンに水素添加さ
れたことを示した。
LC)および電位差滴定によって行なわれ、2−クロロ
シクロドデカノンオキシム摂取量の95%Wがシクロド
デカノンオキシムにほぼ定量的に転換されて、シクロド
デセン摂取量の59%mがシクロドデカンに水素添加さ
れたことを示した。
この実験は、未硫化パラジウム触媒の使用が所望外の量
のシクロドデカン生成をもたらすということを明確に示
している。
のシクロドデカン生成をもたらすということを明確に示
している。
例 ■(実施例)
2−クロロシクロドデカノンオキシムの水素化脱塩素は
、反応温度が60℃であったこと、および供給原料に基
づいて硫黄として計算された5ppm硫黄が、テトラヒ
ドロチオフェンの適量を添加することによって供給原料
溶液中へ導入されたということ以外は、例1において記
述されたように行なわれた。
、反応温度が60℃であったこと、および供給原料に基
づいて硫黄として計算された5ppm硫黄が、テトラヒ
ドロチオフェンの適量を添加することによって供給原料
溶液中へ導入されたということ以外は、例1において記
述されたように行なわれた。
80時間抜安定した運転が達成された。
実験データは、時間のかなりの経過後2−クロロ−シク
ロドデカノンオキシムの85%転換を示したが、一方単
に7%mシクロドデカンのみがシクロドデカンに水素添
加された。
ロドデカノンオキシムの85%転換を示したが、一方単
に7%mシクロドデカンのみがシクロドデカンに水素添
加された。
この実験データは、望ましくないシクロドデセンの水素
添加が硫化触媒を使用することによって実質的に抑制さ
れたばかりでなく、2−クロロシクロドデカノンオキシ
ムの転換率が高く保たれ、その上さらにシス−シクロド
デセンの実質的な量がトランス−シクロドデセンに転換
されたことをも示した。
添加が硫化触媒を使用することによって実質的に抑制さ
れたばかりでなく、2−クロロシクロドデカノンオキシ
ムの転換率が高く保たれ、その上さらにシス−シクロド
デセンの実質的な量がトランス−シクロドデセンに転換
されたことをも示した。
例 ■(実施例)
2〜クロロシクロドデカノンオキシムの水素化脱塩素は
、85℃の反応温度が使用されたこと以外は例■に記載
されたように行なわれた。
、85℃の反応温度が使用されたこと以外は例■に記載
されたように行なわれた。
これらの条件下で2−クロロシクロドデカノンオキシム
の95%が転換され、そしてシクロドデセンの11%m
がシクロドデカンに水素添加された。
の95%が転換され、そしてシクロドデセンの11%m
がシクロドデカンに水素添加された。
例 ■(実施例)
水素化脱塩素での硫黄量の影響は、供給原料に基づいて
硫黄として計算して−10ppmの硫黄カ使用された以
外は例■に記載されたように実験を行なうことによって
決定された。
硫黄として計算して−10ppmの硫黄カ使用された以
外は例■に記載されたように実験を行なうことによって
決定された。
実験結果は、2−クロロシクロドデカノンオキシムの7
9%カ転換され、そして単にシクロドデセンの3%mの
みがシクロドデカンに水素添加されたことを示した。
9%カ転換され、そして単にシクロドデセンの3%mの
みがシクロドデカンに水素添加されたことを示した。
例 ■(実施例)
2−クロロシクロドデカノンオキシムの水素化脱塩素は
、供給原料に基づき硫黄として計算された50ppm硫
黄を供給原料が含有した以外は例■に記述されたように
行なわれた。
、供給原料に基づき硫黄として計算された50ppm硫
黄を供給原料が含有した以外は例■に記述されたように
行なわれた。
2−クロロシクロドデカノンオキシムの転換率は76%
であることがわかり、そして単にシクロドデセンの0.
5%mのみがシクロドデカンに水素添加された。
であることがわかり、そして単にシクロドデセンの0.
5%mのみがシクロドデカンに水素添加された。
例 ■(実施例)
実施例■において記述された実験が85℃の反応温度で
繰返して行なわれた。
繰返して行なわれた。
2−クロロ−シクロドデカノンオキシムの転換率は95
%であることがわかり、そしてシクロドデセンの1.5
%mがシクロドデカンに水素添加された。
%であることがわかり、そしてシクロドデセンの1.5
%mがシクロドデカンに水素添加された。
Claims (1)
- 12−クロロシクロアルカノンオキシムまたはその塩を
触媒の存在下で水素添加して、シクロアルカノンオキシ
ムまたはその塩を製造する方法において、硫化パラジウ
ム触媒の存在下で、硫黄量をオキシムまたはオキシム+
溶媒の重量を基準にしてlから100 ppmまでの範
囲として実施することを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB1687072 | 1972-04-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS497249A JPS497249A (ja) | 1974-01-22 |
JPS5820953B2 true JPS5820953B2 (ja) | 1983-04-26 |
Family
ID=10085164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP48040111A Expired JPS5820953B2 (ja) | 1972-04-12 | 1973-04-10 | クロロ − オキシムルイ ノ スイソテンカホウホウ |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5820953B2 (ja) |
CH (1) | CH579535A5 (ja) |
DE (1) | DE2318038A1 (ja) |
FR (1) | FR2179900B1 (ja) |
GB (1) | GB1324959A (ja) |
IT (1) | IT981922B (ja) |
NL (1) | NL177211C (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1205089B (de) * | 1964-10-15 | 1965-11-18 | Basf Ag | Verfahren zur Herstellung von Cyclododecanonoxim bzw. dessen schwefelsauren Salzen |
-
1972
- 1972-04-12 GB GB1324959D patent/GB1324959A/en not_active Expired
-
1973
- 1973-04-10 IT IT2283973A patent/IT981922B/it active
- 1973-04-10 NL NL7304965A patent/NL177211C/xx not_active IP Right Cessation
- 1973-04-10 FR FR7312824A patent/FR2179900B1/fr not_active Expired
- 1973-04-10 DE DE19732318038 patent/DE2318038A1/de active Granted
- 1973-04-10 CH CH509973A patent/CH579535A5/xx not_active IP Right Cessation
- 1973-04-10 JP JP48040111A patent/JPS5820953B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2179900A1 (ja) | 1973-11-23 |
NL7304965A (ja) | 1973-10-16 |
FR2179900B1 (ja) | 1976-09-10 |
DE2318038A1 (de) | 1973-10-31 |
GB1324959A (en) | 1973-07-25 |
IT981922B (it) | 1974-10-10 |
NL177211B (nl) | 1985-03-18 |
JPS497249A (ja) | 1974-01-22 |
CH579535A5 (ja) | 1976-09-15 |
DE2318038C2 (ja) | 1987-08-27 |
NL177211C (nl) | 1985-08-16 |
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