JPS5820453Y2 - 路面電車車端の台枠装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は路面電車車端の台枠装置に関する。

従来の路面電車等における車端部の台枠の骨格は、台車
車軸間上の枕ノ・りと車端の端パリとの間を側ハリと平
行な二本の中ノ・りにより形成したものである。

乗降口としての踏段を枕・・りと車端の間に設ける路面
電車では、上記の骨格に別の補強フレームを組合せて踏
段のフレームを形成しなければならないので、軽量車体
を目的とした台枠の軽量化に適しないものであった。

この考案は上述の点に鑑み、バンパーあるいは連結器よ
り受ける車端からの圧縮荷重を使用ノ・す数を減少させ
た構成で、枕・・りにより負担させることにより、軽量
化された台枠を提供することを目的とする。

実施例について説明すれば、第１図は上半部を床面上よ
り見た平面図、下半部は床板を除去した状態で見た平面
図であり、１は枕ノ・す、２は車端部の巾が枕・・す１
の両側から先細となるように減少されている車体一端の
端パリである。

３，３は側・・すであって枕・・りの両端と接合され、
枕ノ・す１と端パリ２間の両側に設けられる踏段４の一
端まで延長されている。

本考案は端バリ２と枕ハリ１との間に、枕ハリ１０両端
もしくは両端に近い個所に向けて、それぞれ斜めに中ノ
・す５を設け、この中ハリ５の外側に踏段受フレーム６
を設けたものである。

図にむいて、７は踏段の両側の横フレーム、８は縦フレ
ーム、９は端パリの両端に接合された前端側・・りを示
す。

第４図は中・・す５の後端が枕・・りの両側より中心に
寄ったところに接合された実施例の平面図を示している
。

中ハリどうしの間、端パリと枕ノ・りとの間および踏段
受フレーム６内には床受材としての桁材が格子状に配置
されていることは勿論である。

本考案は上述のように、車端部の巾が枕ハリ１の両側か
ら先細となるように減少されている車体の一端の端バリ
２と枕・・す１の間に斜めの中・・す５．５を配置し、
それらを接合したので、従来の側・・りと平行に設ける
中・・すの数を減少することができ、台枠を軽量化し得
る効果を奏する。

これと共に、中・・す５，５の両側に踏段受フレーム６
を設けたから、従来の平行中・・りの場合のように中ハ
リにさらに補助ハリを接合しその上で、該補助・・りに
踏段受フレームを形成する必要がなく、この結果材料お
よび工作の手間を節減し軽量化をさらに達威し得る効果
を具備するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は上半部に床板上より見た平面図を示し下半部に
床板を取除いて見た平面図を示した平面図、第２図は第
１図の■−■線に釦ける縦断側面図、第３図は第１図■
−■線に釦ける縦断正面図、第４図は変形実施例の平面
図である。 １・・・・・・枕ハリ、２・・・・・・端パリ、３・・
・・・・側ハリ、４・・・・・・踏段、 ５・・・・・・中ノ・す、 ６・・・・・・踏段受フレー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 車端部の巾が枕・・りの両側から先細となる車体の端パ
   リと枕・・りとの間に斜めの中・・りを配置して、それ
   らの両端を端パリおよび枕ノ・りと接合し、釜中・・り
   の両側一部に踏段受フレームを形成したことを特徴とす
   る路面電車車端の台枠装置。