JPS58201768A - イミダゾ−ル誘導体の製法 - Google Patents

イミダゾ−ル誘導体の製法

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JPS58201768A
JPS58201768A JP57083266A JP8326682A JPS58201768A JP S58201768 A JPS58201768 A JP S58201768A JP 57083266 A JP57083266 A JP 57083266A JP 8326682 A JP8326682 A JP 8326682A JP S58201768 A JPS58201768 A JP S58201768A
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JP
Japan
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acid
formula
methylimidazole
reaction
methylimidazol
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JP57083266A
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Ikuo Matsumoto
郁男 松本
Hiroshi Takezawa
竹沢 弘
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MSD KK
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Banyu Phamaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は弐      ″ で表わされる4−(2−アミノエチル)チオメチル−5
−゛メチルイミダゾールの新規な製法に関するもので□
ある。
この式(’I )の化合物はヒスタミンH2−受容体拮
抗剤として知られる医薬品の製造中間体として有用であ
シ9通常工業的には4′−ヒドロキシメチル−5ニメチ
ルイミダゾールにシステアミンを作用させることにより
製造されている(゛特開昭47−23471号)。  
しかしこの反応に使用されネジステアミンは、高価で空
気酸化などに不安定な41合物であシ、工巣的製法の原
料としては必ずしも適していない。
今回本発明者□らは式(’I)の化合物の別途合成法を
検討し、3−((5−メチルイミダゾール−4−イル)
メチ□ルチオ〕プロピオン酸を出発原料とする。クルチ
ウス反応を利用した新規な製法を開発した。  本発明
はこの製法に関するものであり、従来法と比較してシス
テアミンの使用が避けられるなどの点で有利である。
本発明によれば式(”I)の化合物は9式で表わされる
カルボン酸またはそのカルボキシル基における活性化誘
導体を、ヒドラジンおよび亜硝酸と作用させるかまたは
アジ化アルカリと作用させて1式 で表わされるカルボン酸アジドとし1次いでこれをクル
チウス反応により相当するアミンに変えることにより得
られる。
本発明の製法の原料である式(II)のカルボン酸は文
献未載の新規化合物であるが9本発明者らはこの化合物
(II)の製法として後記参考例に記載した。4−ヒド
ロキシメチル−5−メチルイミダゾールに3−メルカプ
トプロピオン酸を作用させる簡便な方法を開発した。 
  この製法において使用される3−メルカプトプロピ
オ、ン酸は安価で容易に入手し得る原料であり、従って
このカルボン酸(1)も工業的製造の原料と′してはき
わめて好適な化合物である。
またこのカルボン酸(II)のカルボキシル基における
活性化誘導体としては、たとえばエステル、酸ハロゲン
化物、酸無水物などが挙げられ。
特には低級アルキルエステルまたは酸クロリドなどが実
用上有利である。  これら活性化誘導体は9式(It
)のカルボン酸を原料として常法によりエステル化する
か、あるいは酸ハロゲン化などをすれば容易に入手する
ことができる(後記参考側参照、)。
本発明の製法を実施するには、たとえば式(If)のカ
ルボン酸またはその活性化誘導体にヒドラジンを9通常
は溶媒中、要すれば加熱下に反応させる。  この反応
に用いられるもつとも一般的な具体例を挙げれば、原料
に式(I[)のカルボン酸の低級アルキルエステルを選
び、これをエタノールなどの低級アルコール中で、ヒド
ラジンヒトラードと還流下に数時間反応させることであ
る。   こうして得られる酸ヒドラジドに、続いて亜
硝酸を作用させると酸アジド(1)が生成する。  こ
の反応は通常、水、酢酸。
低級アルコール、テトラヒドロフラン、エチルエーテル
、ベンゼン、ジクロルメタンなどまたはそれらの混合液
を溶媒として、鉱酸たとえば塩酸あるいは有機酸たとえ
ば酢酸の存在下に。
亜硝酸ナトリウム溶液を加えることにより行われる。
別法としてこの式(1)のカルボン酸アジドは。
式(Illのカルボ。ン酸の活性化誘導体、好ましくは
酸クロリドにアジ化アルカリ、たとえばアジ化内トリウ
ムを作用させることによっても得ることができる。  
この反応は通常反応に関与しない有機溶媒、たとえばエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ベン
ゼン、酢酸エチル、ジクロルメタンなどと水との混合溶
媒中で低温下に実施される。
こうして得られる式(1)のカルボン酸アジドは非常に
分解しやすいので9通常は単離することなく直ちにクル
チウス反応に用いられる。
反応は普通によく知られた条件で行うことができ、転移
後に酸の存在下に加水分解を行なうと目的のアミンであ
る式(Ilの化合物が得られる1この反応を好適な具体
例によりさらに説明すれば1通常この転移は酸アジド(
1)を製造した同一の反応溶液中で、中性または酸性の
条件下に加熱して実施されるのが普通であり、その際溶
媒が水または酢酸などの系においては転移後の加水分解
も同時におこり目的のアミン(I)が生成する。  ま
た反応溶媒が低級アルコールの場合は転移後に得られる
生成物は相当するウレタンとなり、その際は単離後かま
たは単離せずにそのit加水分解すると目的のアミン(
I)が得られる。
生成物(I)の単離精製は常法により行われるが9反応
がほぼ定量的に進行するためその操作はきわめて平易で
ある。  また本発明をヒスタミンH2−受容体拮抗剤
の製造に利用する場合は、生成物を単離せず反応液をそ
のまま以後の製造工程に組み込むことも可能である。
以上のように本発明は、医薬品製造の有用な中間体であ
る4−(2−アミノエチル)チオメチル−5−メチルイ
ミダゾール(1)を、クルデウス反応を利用して簡便に
、しかも安価に製造する方法である。  本製法による
生成物の収量は、この種の反応の例としてはきわめて異
例の高収率であり、しかも反応が全て一括工程で実施し
得る点などを考慮すれば2本発明は特に工業的規模の製
法として非常に有用なものである。
以下に実施例および参考例を挙げ9本発明を具体的に説
明する。
参考例 (a)4−ヒドロキシメチル−5−メチルイミダゾール
塩酸塩10.Ofおよび3−メルカプトプロピオン酸7
.11を35%塩酸100−に加えて3時間加熱還流す
る。  反応液を減圧濃縮後、残査をメタノール−エチ
ルエーテルから再結晶すると3−((5−メチルイミダ
ゾール−4−イル)メチルチオ〕プロピオン酸塩酸塩1
5.39 ’(収率96%)が得られる。
融点 106−108 C0 工Rスペクトル ν  am 3150、2650.1’100.1635.1!45
.1425゜1255゜ NMRスペクトル (DM80− de )δ: 2.
30 (2H,8)、 2.60 (4H,8) 。
3.85 (2H,B )、 8.95 (L H,S
 ) 。
12.10 (3H,br、 s )。
(b)  上記の3−[(5−メチルイミダゾール−4
−イル)メチルチオ〕プロピオン酸塩酸塩15、Ofを
メタノール150−に溶解し、これに塩化チオ=ル11
L、3fを加えて2時間加熱還流する。  反応液を減
圧濃縮後、残査を水とクロロホルムの混液に溶解し9次
いで炭酸水素ナトリウムで中和する。  クロロホルム
層を分取し、乾燥後溶媒を留去すると3−〔(5−メチ
ルイミダゾール−4−イル)メチルチオ〕プロピオン酸
メチルエステル13.0r(96%)が得られる。
工Rスペクトル ν  am 1’72514301241511951165NMR
スペクトル (DM80− eL6)δ: 2.25 
(3H,8)、2.60(2H,t )。
2.65 (2H,t ) 、  3.65 (3H,
s ) 。
3.70 (2H,s )、  ’7.515(IH,
s )。
12.00 (LH!l )。
実施例1 3−[(5−メチルイミダゾール−4−イル)メチルチ
オ〕プロピオン酸メチルエステル8.5fおよび100
%ヒドラジンヒドラートツ、9fをメタノール30−に
加えて4時間加熱還流する。
 9− 反応液を減圧濃縮後、残査をメタノールから再結晶する
と3−〔(5−メチルイミダゾール−4−イル)メチル
チオ〕プロピオン酸ヒドラジド”1.1t(収率91%
)が得られる。
融点 144−145 [1’ 0 工Rスペクトル  シ工axCm 3300.2800,1660,15)5,1455.
14015゜040 O NMRスペクトル (DM80− +16 )δ: 2
.10(3H,s )、 2.40(2H,t )。
2.55(2H,t )、  3.60 (2H,s 
) 。
6.25(3H,’br、s )、 7.40 (x5
 s )。
9.00(LH,br、s )。
上記で得られた3’−((5−メチルイミダゾール−4
−イル)メチルチオ〕プロピオン酸ヒドラジド1.01
を2N塩酸10−と酢酸1〇−の混液に溶解し、水冷攪
拌下に亜硝酸ナトリウ−]n− ム0.36fを加えた後、室温で30分9次いで60〜
’70 Cの加温下に30分攪拌する。  反応液を減
圧濃縮後、残査を水に溶解し、炭酸カリウムにより中和
する。  再び水を減圧留去後。
残査をイソプロピルアルコールに溶解し、不溶の無機塩
を戸別する。  ろ液を減圧乾固後。
塩化水素を含むメタノール−エチルエーテルから再結晶
すると4−(2−アミノエチル)チオメチル−5−メチ
ルイミダゾール2塩酸塩1.11(収率96%)が得ら
れる。
融点 185−18’/ r0 本品は標品と混融して融点降下を示さず、赤外吸収スペ
クトルおよび薄層クロマトグラフィーは標品と完全に一
致する。
実施例2 3−((5−メチルイミダゾール−4−イル)メチル、
チオ〕プロピオン酸ヒドラジド1.Ofを原料として、
実施例1と同様にして製造した4−(2−アミノエチル
)チオメチル−5−メチルイミダゾールのイソプロピル
アルコール溶液から無機塩を戸別し、P液をシアナミド
ジチオ炭酸ジメチルエステル0.68fのイソプロピル
アルコール溶液に加える。  室温で4時間攪拌後。
溶媒を蒸発し、残査を水で洗浄する。  沈殿を戸数し
、エタノール−エチルエーテルカラ再結晶するとN−シ
アノ−N’−(2−(15−メチルイミダゾール−4−
イル)メチルチオエチル)−s−メチルイソチオ尿素1
.121F(収率89%)が得られる。  融点 14
’/−149c0本品は標品と混融して融点降下を示さ
ず、赤外吸収スペクトルおよび薄層クロマトグラフィー
は標品と完全に一致する。
実施例3 3−[(5−メチルイミダゾール−4−イル)メチルチ
オ〕プロピオン酸1.Ofおよび塩化チオニル1.Of
をベンゼン2〇−中で60−70 Uに一時間加熱攪拌
する。  反応液を減圧濃縮後。
得られた酸クロリドを、アジ化ナトリウム0.542を
水4dとジオキサン12−の混液に溶解した液の中に水
冷攪拌下加える。  反応液に2N塩酸l−を加えた後
、6O−70cの加温下に30分攪拌し1次いで反応液
を減圧濃縮する。
残査を水に溶かし、実施例2と同様な後処理を行なうと
4−(2−アミノエチル)チオメチル−5−メチルイミ
ダゾール2塩酸塩0.64F(収率62%)が得られる
実施例4 3−((5−メチルイミダゾール−4−イル)メチルチ
オ〕プロピオン酸ヒドラジド0.5Fを2.2%塩化水
素−エタノール溶液10−に溶解し、室温攪拌下皿硝酸
す) IJウム0.18fを3回に分けて加えた後9反
応液を3時間加熱還流する。  溶媒を減圧留去後、残
査を水とクロロホルムの混液に溶解し、炭酸水素す) 
IJウムで中和する。  クロロホルム層を分取し、乾
燥後溶媒を留去し、残査をベンゼン−ヘキサンから再結
晶するとエチルN−[2−(5−メチル13− イミダゾール−4−イル)メチルチオエチル〕カルバメ
ート0.47t(収率83%)が得られる。
融点 62−64r0 工RスペクトルνKBrcm−1 3300〜2600 1’715 1370 1260
 1250190 O NMRスペクトル (0DOI3) δ: 1,20 (3H,t )、 2.20 (3H
,a )。
2.60 (2H,t)、2.65(2H,t)。
3、’70 (2H,e )、 4.10 (2H,q
 )。
750 (IH、s )、 11.70 (IH,θ)
上記で得られたウレタンを塩酸で加水分解すれば4−(
2−アミノエチル)チオメチル−6−メチルイミダゾー
ル2塩酸塩が得られる。
特許出願人  萬有製薬株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 3−((5−メチルイミダゾール−4−イル)メチルチ
    オ〕プロピオン酸またはそのカルボキシル基における活
    性化誘導体にヒドラジンおよび亜硝酸を作用させるかま
    たはアジ化アルカリを作用させ生成する酸アジドをクル
    チウス反応により和尚するアミンに変えることを特徴と
    する4−(2−アミノエチル)チオメチル−5−メチル
    イミダゾールの製法。
JP57083266A 1982-05-19 1982-05-19 イミダゾ−ル誘導体の製法 Pending JPS58201768A (ja)

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