JPS58197219A - 高周波焼入装置 - Google Patents
高周波焼入装置Info
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- JPS58197219A JPS58197219A JP57078804A JP7880482A JPS58197219A JP S58197219 A JPS58197219 A JP S58197219A JP 57078804 A JP57078804 A JP 57078804A JP 7880482 A JP7880482 A JP 7880482A JP S58197219 A JPS58197219 A JP S58197219A
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- JP
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- cooling
- cylindrical body
- heating
- circumferential surface
- coil
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D1/00—General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
- C21D1/06—Surface hardening
- C21D1/09—Surface hardening by direct application of electrical or wave energy; by particle radiation
- C21D1/10—Surface hardening by direct application of electrical or wave energy; by particle radiation by electric induction
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
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- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はいわゆるトリポードハウジング部材の如き不等
肉厚部を有する筒状体内面の焼入に使用して好適な高周
波焼入装置に関する〇従来、第１図及び第２図に示す如
く、不等肉厚部を有する筒状体であるトリポードハウジ
ング部材１０ローラ溝２内面の高周波焼入れに際しては
、ローラ溝２の側面２ａに沿って挿入された高周波加熱
コイル３によって、直接に負荷を受ける該側面２ａのみ
を一度に加熱し、ついで加熱部４を適宜手段によって冷
却する、いわゆる−発焼入れの高周波焼入れ装置が用い
られている０ この装置、によって焼入れられたローラ溝側面２ａの焼
入れ深さく１）は、ローラ溝２外周の薄肉部５の方向に
近づくにつれて第１図図示の如く浅くなり・薄肉部５の
内面５ａは全く焼入れをされていないのが通例である〇 これは、該トリポードハウジング部材１の使用目的から
して、ローラ溝２の側面２ａは負荷に対する強度と耐摩
耗性を必要とするために充分に焼入れし・他方、薄肉部
５は負荷に対する強度は考慮する必要がなく、シたがっ
てこの部分は焼入れしないよう設計されていたためであ
る。
肉厚部を有する筒状体内面の焼入に使用して好適な高周
波焼入装置に関する〇従来、第１図及び第２図に示す如
く、不等肉厚部を有する筒状体であるトリポードハウジ
ング部材１０ローラ溝２内面の高周波焼入れに際しては
、ローラ溝２の側面２ａに沿って挿入された高周波加熱
コイル３によって、直接に負荷を受ける該側面２ａのみ
を一度に加熱し、ついで加熱部４を適宜手段によって冷
却する、いわゆる−発焼入れの高周波焼入れ装置が用い
られている０ この装置、によって焼入れられたローラ溝側面２ａの焼
入れ深さく１）は、ローラ溝２外周の薄肉部５の方向に
近づくにつれて第１図図示の如く浅くなり・薄肉部５の
内面５ａは全く焼入れをされていないのが通例である〇 これは、該トリポードハウジング部材１の使用目的から
して、ローラ溝２の側面２ａは負荷に対する強度と耐摩
耗性を必要とするために充分に焼入れし・他方、薄肉部
５は負荷に対する強度は考慮する必要がなく、シたがっ
てこの部分は焼入れしないよう設計されていたためであ
る。
しかし、第１図に示すトリポードハウジング部材１の断
面形状からも理解できることであるが・ローラ溝２の内
側面２ａを上記態様で焼入れる場合には、該側面２ａは
内側に収縮変形する。
面形状からも理解できることであるが・ローラ溝２の内
側面２ａを上記態様で焼入れる場合には、該側面２ａは
内側に収縮変形する。
この変形は後工程で修正されているが、工程数が増加す
るため、上記修正はトリポードハウ −ジング部
材１の製造コストにも影響している。
るため、上記修正はトリポードハウ −ジング部
材１の製造コストにも影響している。
さらに、最近の試験結果では、第１図においてローラ溝
２の側面部２ａと、焼入れされていたい薄肉部５の内面
５ａとの境界部６では、硬さが急激に変化しており１こ
の部分に応力集中による割れが発生する場合があり、強
度が不足することが知見されており、その改善策が検討
されている。
２の側面部２ａと、焼入れされていたい薄肉部５の内面
５ａとの境界部６では、硬さが急激に変化しており１こ
の部分に応力集中による割れが発生する場合があり、強
度が不足することが知見されており、その改善策が検討
されている。
以上のように、従来の高周波焼入装置によるトリポード
ハウジング部材等の不等肉厚部を有する筒状体の内面焼
入れには、重要な問題が残されている。
ハウジング部材等の不等肉厚部を有する筒状体の内面焼
入れには、重要な問題が残されている。
また・上記トリポードハウジング部材以外の構造部材で
あって、複数個の溝を有する不等肉厚部材（図示せず）
では、単一の高周波コイルで６溝の内面を一つづつ焼入
れし・これを繰返して全数の溝を焼入れす颯装置も使用
されているが、かかる焼入製餅では焼入完了までに長時
間を要する。
あって、複数個の溝を有する不等肉厚部材（図示せず）
では、単一の高周波コイルで６溝の内面を一つづつ焼入
れし・これを繰返して全数の溝を焼入れす颯装置も使用
されているが、かかる焼入製餅では焼入完了までに長時
間を要する。
本発明は上述した従来の装置が有する諸問題を解決し、
焼入時の収縮変形量が小さく・疲労強度が向上する、主
として不等肉厚部を有する筒状の被焼入体内面に適用さ
れる高周波焼入装置を提供することを目的とし、その要
旨とするところは、上記筒状体の内周面全面と所定間隔
をおいて対峙、配設しうる加熱手段・及び該加熱手段に
よる加熱直後に上記内周面全面を冷却しうる第１冷却手
段からなる内部ユニットと、上記筒状体の薄肉部外周面
と所定間隔をおいて対峙、配設され上記薄肉部の外周面
を冷却しう５− る第２冷却手段とから構成され、上記筒状体の軸方向に
沿って該筒状体との間で相対的な移動が可能である高周
波焼入装置にある。
焼入時の収縮変形量が小さく・疲労強度が向上する、主
として不等肉厚部を有する筒状の被焼入体内面に適用さ
れる高周波焼入装置を提供することを目的とし、その要
旨とするところは、上記筒状体の内周面全面と所定間隔
をおいて対峙、配設しうる加熱手段・及び該加熱手段に
よる加熱直後に上記内周面全面を冷却しうる第１冷却手
段からなる内部ユニットと、上記筒状体の薄肉部外周面
と所定間隔をおいて対峙、配設され上記薄肉部の外周面
を冷却しう５− る第２冷却手段とから構成され、上記筒状体の軸方向に
沿って該筒状体との間で相対的な移動が可能である高周
波焼入装置にある。
以下本発明の好適な実施例を図面により説明する。なお
・第１図及び第２図に示す従来例と同一要素は同一符号
にて表示する。
・第１図及び第２図に示す従来例と同一要素は同一符号
にて表示する。
第３図乃至第７図は本発明の一実施例を示し、第３図は
トリダートハウジング部材１と本実施例に係る高周波焼
入装置７の焼入前の配置状態を示す要部斜視図であり、
第４図は第３図を下方より見た斜視図である。
トリダートハウジング部材１と本実施例に係る高周波焼
入装置７の焼入前の配置状態を示す要部斜視図であり、
第４図は第３図を下方より見た斜視図である。
本実施例では高周波焼入装置７は適宜手段により固定さ
れており、上記トリ、ボードハウジング部材１はその開
口部１ａを下に向けて配設され、図示しない適宜な昇降
手段により、図中上下方向に移動自在になつ工いる０ 高周波焼入装置７は、加熱手段８と第１冷却手段９とか
らなる内部ユニット１０と、第２冷却手段１１とを備え
ている。
れており、上記トリ、ボードハウジング部材１はその開
口部１ａを下に向けて配設され、図示しない適宜な昇降
手段により、図中上下方向に移動自在になつ工いる０ 高周波焼入装置７は、加熱手段８と第１冷却手段９とか
らなる内部ユニット１０と、第２冷却手段１１とを備え
ている。
第５図は上記トリポードハウジング部材１の６−
中空内部に上記高周波焼入装置７の内部ユニット１０を
下方から移動嵌入させた状態、即ち焼入時の状態を示す
要部縦断面図であり、第６図及び第７図は各々第５図の
Ｂ−Ｂ線断面図及びＣ−Ｃ線断面図である。
下方から移動嵌入させた状態、即ち焼入時の状態を示す
要部縦断面図であり、第６図及び第７図は各々第５図の
Ｂ−Ｂ線断面図及びＣ−Ｃ線断面図である。
第３図乃至第７図に示す如く、上記内部ユニツ）１０は
、本実施例では基台１２に穿設した透孔１３内を上方に
突出して配置された柱状部１４の先端１４ａに、三方に
等分して振り分けられて、計三個所配設され、第６図及
び第７図に示すように、上記トリポードハウジング部材
１内に嵌入した場合、即ち焼入時に三個所のローラ溝２
の内周面２ａ全面と所定間隔をおいて対峙、配設される
ような大きさ・形状に形成されている。
、本実施例では基台１２に穿設した透孔１３内を上方に
突出して配置された柱状部１４の先端１４ａに、三方に
等分して振り分けられて、計三個所配設され、第６図及
び第７図に示すように、上記トリポードハウジング部材
１内に嵌入した場合、即ち焼入時に三個所のローラ溝２
の内周面２ａ全面と所定間隔をおいて対峙、配設される
ような大きさ・形状に形成されている。
内部ユニット１０を構成する加熱手段８及び第１冷却手
段９は、第５図図示のように高周波焼入装Ｍ７の昇降方
向（トリポードハウジング部材１の軸方向）に沿って、
加熱手段８が該昇降方向の上方に・また第１冷却手段９
が下方に位置するように一体に成形されている。
段９は、第５図図示のように高周波焼入装Ｍ７の昇降方
向（トリポードハウジング部材１の軸方向）に沿って、
加熱手段８が該昇降方向の上方に・また第１冷却手段９
が下方に位置するように一体に成形されている。
上記加熱手段８は、ｍなどの導体から成形された高周波
加熱コイル１５と・該コイル１５の上記軸方向前後側面
（第５図における上下側面）を糖い、トリポードハウジ
ング部側１の内周面２ａと対峙する側面１５１のみを開
放して高周波電流による銹導加熱効果を高める、ダスト
コア又は珪素鋼板の如き磁性体１６とからなる０高周波
加熱コイル１５は第５図及び第６図に図示の如く、パイ
プ状に形成され・中空内部１５２を冷却液が循環しうる
ようになっている０また・コイル１５は上記した如く柱
状部材１４０回りに三方に等分割して振り分けられて配
設され、各コイル１５ａ ＋ １５ｂ ＋ １５ｃの両
端部は、柱状部材１４の軸方向にリード管１７．１８と
して垂下延長され、その先端は図示しない高周波電源に
接続されるとともに、各一対のリード管１７ 、１８の
一方（本実施例では１７）が給水源に連結された給水管
として、また他方（本実施例では１８）が排水手段へと
連結された排水管として機能する０ なお、第６図に示す如く、隣接配置された−のコイル１
５の給水リード管１７と他の隣接するフィル１５の排水
リード管１８とは、適宜な電、気的絶縁体１９にて絶縁
されており、また柱状体１４自体も電気的絶縁物質で形
成されている。
加熱コイル１５と・該コイル１５の上記軸方向前後側面
（第５図における上下側面）を糖い、トリポードハウジ
ング部側１の内周面２ａと対峙する側面１５１のみを開
放して高周波電流による銹導加熱効果を高める、ダスト
コア又は珪素鋼板の如き磁性体１６とからなる０高周波
加熱コイル１５は第５図及び第６図に図示の如く、パイ
プ状に形成され・中空内部１５２を冷却液が循環しうる
ようになっている０また・コイル１５は上記した如く柱
状部材１４０回りに三方に等分割して振り分けられて配
設され、各コイル１５ａ ＋ １５ｂ ＋ １５ｃの両
端部は、柱状部材１４の軸方向にリード管１７．１８と
して垂下延長され、その先端は図示しない高周波電源に
接続されるとともに、各一対のリード管１７ 、１８の
一方（本実施例では１７）が給水源に連結された給水管
として、また他方（本実施例では１８）が排水手段へと
連結された排水管として機能する０ なお、第６図に示す如く、隣接配置された−のコイル１
５の給水リード管１７と他の隣接するフィル１５の排水
リード管１８とは、適宜な電、気的絶縁体１９にて絶縁
されており、また柱状体１４自体も電気的絶縁物質で形
成されている。
また、各コイル１５の外側面は、焼入時において第６図
に示す如く・各ローラ溝２の内周面２ａのうち図示しな
いローラの滑動面１８とは最も近接して対峙配設され、
該ローラ滑動面１８ 、１８を連結する薄肉部５の内周
面５ａとは、若干距離をおくような形状に成形されてい
る０ 上記第１冷却手段９は、本実施例では第５図及び第７図
に示す如く、加熱手段８の下部に各々一体に組み付けら
れ、内部に中空部９１を形成した薄肉壁９２には、放射
状に冷却液のノズル９３が所定数穿設されて、ローラ溝
２の内面２ａ全面に冷却液を噴射しうるように構成され
た冷却ジャケットからなる０ なお、上記ノズル９３の方向は、第５図において若干下
向きに穿設、形成されている〇９− 加熱部８と同様に三方に等分割して振り分けられた三個
の冷却ジャケット９は、各々管路９４により柱状体１４
内に配管された冷却液圧送室２０に連結されている◇該
圧送管２ｏの下部は１図示しない冷却液タンクに連結さ
れ、適宜圧送手段により冷却液を上記各冷却ジャチット
９内に圧送する。
に示す如く・各ローラ溝２の内周面２ａのうち図示しな
いローラの滑動面１８とは最も近接して対峙配設され、
該ローラ滑動面１８ 、１８を連結する薄肉部５の内周
面５ａとは、若干距離をおくような形状に成形されてい
る０ 上記第１冷却手段９は、本実施例では第５図及び第７図
に示す如く、加熱手段８の下部に各々一体に組み付けら
れ、内部に中空部９１を形成した薄肉壁９２には、放射
状に冷却液のノズル９３が所定数穿設されて、ローラ溝
２の内面２ａ全面に冷却液を噴射しうるように構成され
た冷却ジャケットからなる０ なお、上記ノズル９３の方向は、第５図において若干下
向きに穿設、形成されている〇９− 加熱部８と同様に三方に等分割して振り分けられた三個
の冷却ジャケット９は、各々管路９４により柱状体１４
内に配管された冷却液圧送室２０に連結されている◇該
圧送管２ｏの下部は１図示しない冷却液タンクに連結さ
れ、適宜圧送手段により冷却液を上記各冷却ジャチット
９内に圧送する。
上記第２冷却手段１１は・本実施例ではトリポードハウ
ジング部材１の上記薄肉部５の外周面５ｂと焼入時に所
定間隔をおいて対峙、配設される冷却ジャケットからな
り、中空部１１１を形成する薄肉壁１１２のうち上記薄
肉部５に対向する面には、所定数の／スル１１３が穿設
され、冷却ジャケット１１と図示しない冷却液タンクと
を結ぶ圧送管２１により冷却液を供給されるようになっ
ている・ なお、第３図図示の如く内部ユニット】０と第２冷却手
段１１とは、すべて略同−高さだけ基台１２から突出配
置されている。
ジング部材１の上記薄肉部５の外周面５ｂと焼入時に所
定間隔をおいて対峙、配設される冷却ジャケットからな
り、中空部１１１を形成する薄肉壁１１２のうち上記薄
肉部５に対向する面には、所定数の／スル１１３が穿設
され、冷却ジャケット１１と図示しない冷却液タンクと
を結ぶ圧送管２１により冷却液を供給されるようになっ
ている・ なお、第３図図示の如く内部ユニット】０と第２冷却手
段１１とは、すべて略同−高さだけ基台１２から突出配
置されている。
次に本実施例の作用につき説明する。
１０−
上記した高周波焼入袋＠７によりトリポードハウジング
部材１の内面を焼入れするに際しては、まず第３図に示
す如く、高周波焼入れ装置７を所定位置で固定しておい
て、その直上に配置されたトリポードハウジング部材１
を適宜昇降手段により下方に所定速度で連続して下降さ
せていく。
部材１の内面を焼入れするに際しては、まず第３図に示
す如く、高周波焼入れ装置７を所定位置で固定しておい
て、その直上に配置されたトリポードハウジング部材１
を適宜昇降手段により下方に所定速度で連続して下降さ
せていく。
しかして、トリポードハウジング部材１下端の開口部１
ａを高周波焼入装置７の高周波加熱コイル１５が通過し
て中空部、内に嵌入すると同時に、該コイル１５に高周
波大電流を流す０ コイル１５の上方への相対的移動につれて、該コイル１
５と対向するロール溝内周面２ａは、表面に誘導電流を
生じ、ジュール熱により瞬時に加熱される。
ａを高周波焼入装置７の高周波加熱コイル１５が通過し
て中空部、内に嵌入すると同時に、該コイル１５に高周
波大電流を流す０ コイル１５の上方への相対的移動につれて、該コイル１
５と対向するロール溝内周面２ａは、表面に誘導電流を
生じ、ジュール熱により瞬時に加熱される。
加熱された内周面２ａが所定の温度に達した段階でコイ
ル１５の下方に配設搭れた第１冷却ジヤケツト９から上
記加熱面に向けて冷却液が噴射され、該加熱面を急速に
冷却して、ロール溝２の内周面２ａ全面に焼入層■を得
る。
ル１５の下方に配設搭れた第１冷却ジヤケツト９から上
記加熱面に向けて冷却液が噴射され、該加熱面を急速に
冷却して、ロール溝２の内周面２ａ全面に焼入層■を得
る。
但し、薄肉部５の部分では、コイル】５はその内周面５
ａと若干距離があり、かつ該薄肉部５の外周面５ｂには
、第２冷却ジヤケツト１１から冷却液が上記加熱に若干
先行して、もしくは該加熱と並行して噴射されているの
で、ローラ溝内周面２ａのうち上記ローラ滑動面１８は
どには上記内周面５ａが加熱されず、第１冷却ジヤケツ
ト９による焼入れ深さく１）も相対的に薄くなる。
ａと若干距離があり、かつ該薄肉部５の外周面５ｂには
、第２冷却ジヤケツト１１から冷却液が上記加熱に若干
先行して、もしくは該加熱と並行して噴射されているの
で、ローラ溝内周面２ａのうち上記ローラ滑動面１８は
どには上記内周面５ａが加熱されず、第１冷却ジヤケツ
ト９による焼入れ深さく１）も相対的に薄くなる。
第５図に示すようにトリポードハウジング部材１が下降
して、該部材１の底面１ｂ近くまで焼入層■が形成され
ると、コイル１５への高周波電流の導通な断ち、しかる
後にトリポードハウジング部材１を上昇させればよい。
して、該部材１の底面１ｂ近くまで焼入層■が形成され
ると、コイル１５への高周波電流の導通な断ち、しかる
後にトリポードハウジング部材１を上昇させればよい。
なお、−の被焼入体１の焼入れが完了すれば、次の被焼
入体１が移動してきて、焼入装置７の直上に配置されて
下降を開始するようにすれば、被焼入体１の連続焼入作
業が可能となる◇しかして本実施例に係る高周波焼入装
置７を用いることにより、第６図及び第７図に示すよう
にトリポードハウジング部材１のローラ溝２の内周面２
ａ全面にわたって連続した焼入層が形成できるため、従
来の焼入製品に発生する、焼入時における内周面２ａの
収縮変形が防止できる。
入体１が移動してきて、焼入装置７の直上に配置されて
下降を開始するようにすれば、被焼入体１の連続焼入作
業が可能となる◇しかして本実施例に係る高周波焼入装
置７を用いることにより、第６図及び第７図に示すよう
にトリポードハウジング部材１のローラ溝２の内周面２
ａ全面にわたって連続した焼入層が形成できるため、従
来の焼入製品に発生する、焼入時における内周面２ａの
収縮変形が防止できる。
よって、後工程での修正作業が不要となり・生産性が高
まる。
まる。
また、焼入れされていない部分との境界面に応力が集中
して疲労強度が低下し、ヒビ割れ等が発生するといった
従来の問題も・焼入層が連続して形成されるため確実に
防止できる０なお・本実施例においては被焼入体が昇降
し・高周波焼入袋Ｎ７が固定されている例を示したが、
その逆の構成でもよく、また両者とも同時に移動しうる
ものであってもよく、要は相対的な移動による連続した
焼入れが可能であればよ℃）。
して疲労強度が低下し、ヒビ割れ等が発生するといった
従来の問題も・焼入層が連続して形成されるため確実に
防止できる０なお・本実施例においては被焼入体が昇降
し・高周波焼入袋Ｎ７が固定されている例を示したが、
その逆の構成でもよく、また両者とも同時に移動しうる
ものであってもよく、要は相対的な移動による連続した
焼入れが可能であればよ℃）。
また、加熱手段８と第１冷却手段９とは・本実施例の如
く一体に形成するのが望ましいが、別体に配設したもの
であってもよい０ さらに本実施例では被焼入体としてトリポードハウジン
グ部材を例示したが、本発明に係る１３− 高周波焼入装置は、他の任意な、不等肉厚断面を有する
筒状体の内面焼入れに適用しうるものである。
く一体に形成するのが望ましいが、別体に配設したもの
であってもよい０ さらに本実施例では被焼入体としてトリポードハウジン
グ部材を例示したが、本発明に係る１３− 高周波焼入装置は、他の任意な、不等肉厚断面を有する
筒状体の内面焼入れに適用しうるものである。
また１本実施例の被焼入体の如く有底筒状体に限らず、
無底の筒状体にも適用しうる。
無底の筒状体にも適用しうる。
上述した如く構成された本発明にあっては、不等肉厚部
を有する筒状の被焼入体の内周面全面を本発明に係る高
周波焼入装置で加熱、冷却することができるから、該内
周面全面にわたって焼入層を形成しうる。
を有する筒状の被焼入体の内周面全面を本発明に係る高
周波焼入装置で加熱、冷却することができるから、該内
周面全面にわたって焼入層を形成しうる。
よって、焼入時における内周面の収縮変形が未然に防止
可能であり、該収縮変形の修正作業も必要としない０ま
た、非焼入部分との境界面が存在しないから、疲労強度
が向上し、クラック等の発生を確実に排除しうる有用な
ものである０
可能であり、該収縮変形の修正作業も必要としない０ま
た、非焼入部分との境界面が存在しないから、疲労強度
が向上し、クラック等の発生を確実に排除しうる有用な
ものである０
第１図は従来の高周波加熱コイルを不等肉厚部を有する
被焼入体内面に適用した概念図、第１４− ２図は第１図のＡ−Ａ線断面図である。 第３図乃至第７図は本発明の一実施例を示し、第３図は
トリポードハウジング部材と本発明に係る高周波焼入装
置の焼入前の配置態様を示す要部斜視図、第４図は第３
図を下方より見た要部斜視図、第５図は焼入時の態様を
示す要部縦断面図、第６図及び第７図は各々第５図のＢ
−Ｂｌｓ断面図及びＣ−Ｃ線断面図である。 １・・・・・・トリポードハウジング部材、２・・・・
・・ローラ溝・ ２ａ・・・・・・ローラ溝内周
面、５・・・・・・薄肉部、 ７・・・・・・高
周波焼入装置、８・・・・・・加熱手段、 ９・・
・・・・第１冷□却手段、１０・・・・・・内部ユニッ
ト、 １１・・・・・・第２冷却手段。 １５− ＜１ ６」 第４図 １２ 第５図
被焼入体内面に適用した概念図、第１４− ２図は第１図のＡ−Ａ線断面図である。 第３図乃至第７図は本発明の一実施例を示し、第３図は
トリポードハウジング部材と本発明に係る高周波焼入装
置の焼入前の配置態様を示す要部斜視図、第４図は第３
図を下方より見た要部斜視図、第５図は焼入時の態様を
示す要部縦断面図、第６図及び第７図は各々第５図のＢ
−Ｂｌｓ断面図及びＣ−Ｃ線断面図である。 １・・・・・・トリポードハウジング部材、２・・・・
・・ローラ溝・ ２ａ・・・・・・ローラ溝内周
面、５・・・・・・薄肉部、 ７・・・・・・高
周波焼入装置、８・・・・・・加熱手段、 ９・・
・・・・第１冷□却手段、１０・・・・・・内部ユニッ
ト、 １１・・・・・・第２冷却手段。 １５− ＜１ ６」 第４図 １２ 第５図
Claims (5)
- （１）不等肉厚部を有する筒状の被焼入体内面に適用さ
れる高周波焼入装置において、上記筒状体の内周面全面
と所定間隔をおいて対峙、配設しうる加熱手段、及び該
加熱手段による加熱直後に上記筒状体内周面全面を冷却
しうる第１冷却手段からなる内部ユニットと、上記筒状
体の薄肉部外周面と所定間隔をおいて対峙、配設され上
記薄肉部の外周面を冷却しうる第２冷却手段とから構成
され、上記筒状体の軸方向に沿って該筒状体との間で相
対的な移動を可能にしたことを特徴とする高周波焼入装
置〇 - （２） 上記加熱手段は、高周波加熱コイルと、該コ
イルの上記軸方向前後を覆い上記筒状体の内周面と対峙
する側面のみを開放する磁性体とからなる特許請求の範
囲第１項記載の高周波焼入装置。 - （３） 上記第１冷却手段は、上記筒状体内周面に向
けて冷却液を噴射しうる複数個のノズルを設けた冷却ジ
ャケットからなる特許請求の範囲第１項もしくは第２項
記載の高周波焼入装置０ - （４） 上記第２冷却手段は、上記筒状体の薄肉部外
周面に冷却液を噴射しうる複数個のノズルを設けた冷却
ジャケットからなる特許請求の範囲第１項乃至第３項記
載の高周波焼入装置。 - （５）上記筒状体は不等肉厚部を有する有底筒状のトリ
ポードハウジング部材である特許請求の範囲第１項乃至
第４項記載の高周波焼入装置０
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57078804A JPS58197219A (ja) | 1982-05-11 | 1982-05-11 | 高周波焼入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57078804A JPS58197219A (ja) | 1982-05-11 | 1982-05-11 | 高周波焼入装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58197219A true JPS58197219A (ja) | 1983-11-16 |
| JPS613375B2 JPS613375B2 (ja) | 1986-01-31 |
Family
ID=13672034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57078804A Granted JPS58197219A (ja) | 1982-05-11 | 1982-05-11 | 高周波焼入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58197219A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04105670U (ja) * | 1991-02-21 | 1992-09-11 | イーグル工業株式会社 | メカニカルシール |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5222325A (en) * | 1975-08-12 | 1977-02-19 | Matsushita Electric Works Ltd | Method of laying roofing material |
| JPS5313163A (en) * | 1976-07-22 | 1978-02-06 | Tsubakimoto Chain Co | Functional circuit connector using mother board |
| JPS5468710A (en) * | 1977-11-11 | 1979-06-02 | Koshuha Netsuren Kk | High frequency quenching method and apparatus of peripheral inner surface of cylinder having closed end |
| JPS5613169U (ja) * | 1979-07-06 | 1981-02-04 | ||
| JPS576531U (ja) * | 1980-06-13 | 1982-01-13 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5276539A (en) * | 1975-12-19 | 1977-06-28 | Isuzu Motors Ltd | Temperature regulating device for engine cooling water |
-
1982
- 1982-05-11 JP JP57078804A patent/JPS58197219A/ja active Granted
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5222325A (en) * | 1975-08-12 | 1977-02-19 | Matsushita Electric Works Ltd | Method of laying roofing material |
| JPS5313163A (en) * | 1976-07-22 | 1978-02-06 | Tsubakimoto Chain Co | Functional circuit connector using mother board |
| JPS5468710A (en) * | 1977-11-11 | 1979-06-02 | Koshuha Netsuren Kk | High frequency quenching method and apparatus of peripheral inner surface of cylinder having closed end |
| JPS5613169U (ja) * | 1979-07-06 | 1981-02-04 | ||
| JPS576531U (ja) * | 1980-06-13 | 1982-01-13 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04105670U (ja) * | 1991-02-21 | 1992-09-11 | イーグル工業株式会社 | メカニカルシール |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS613375B2 (ja) | 1986-01-31 |
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