JPS5818814B2 - パルス幅可変回路 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、パルス幅可変回路に関する。

このパルス幅可変回路は、例えばパルスモータ。

の回転速度を加速あるいは減速させる為の駆動回路とし
て用いられている。

従来、駆動回路としては、Ｖ−Ｆコンバータあるいはユ
ニジャンクショントランジスタを利用したものが知られ
ている。

これらは、電圧あるいは電流を入力として発振パ。

ルスを得るものである。

前者の場合、入力電圧の大きさに対して比例的に周波数
が変化するので加減速の効率は良い。

しかしながら、パルスモータでは、最小の駆動パルス周
波数及び最大の駆動パルス周波数が決定されており、ま
た加減速の周波数変化の度合も最大値が決定されている
為、前述の両者とも入力電圧あるいは入力電流の最大値
及び最小値を調整する回路が必要となる。

また、前者の場合、高価となり、また後者の場合ＣＲカ
ーブを描く為効率が悪いなどの欠点を有する。

本発明は、上記欠点を除去したもので、デジタル回路で
構成され、調整箇所のないパルス幅可変回路を提供する
ものである。

以下、本発明の一実施例を第１図及び第２図を参照して
説明する。

まず、第１図を参照して本発明の詳細な説明する。

例えばパルスモータの回転数を加速する場合には、最初
に基準パルスのＬ番目すなわち最低周波数りで駆動パル
スを出力し、次に（Ｌ−１，）番目で駆動パルスを出力
し、と言うように順に駆動パルスの出力時のパルス幅を
減少させ、最後に基準パルスのＭ番目すなわち最高周波
数Ｍの駆動パルスをパルスモータに供給する。

また、逆に減速する場合には、最初に基準パルスの最高
周波数Ｍで駆動パルスを出力し、次い３（Ｍ＋１）番目
で駆動パルスを出力し、と言うように順に駆動パルスの
出力時のパルス幅を増大させ、最後に基準パルスのＬ番
目すなわち最低周波数りの駆動パルスをパルスモータに
供給する。

以上のように、パルスモータに供給する駆動パルスのパ
ルス幅を順次変化させることにより加減速させることが
できる。

さて、次に本発明の具体的な一実施例について第２図を
参照して説明する。

２０は基準パルスを発振するパルス発振部で、この出力
パルスは、第１のカウンタであるパルスカウンタ２１及
びアンド回路２２に供給されている。

このカウンタ２１は、比較し一致出力をアンド回路２２
に供給するコンパレータ２３に接続されている。

このコンパレータ２３には、第２のカウンタであるパル
ス間隙設定カウンタ２４が接続されている。

すなわち、このコンパレータ２３は、両カウンタ２１，
２４の計数値を比較するものである。

また、２５はプリセット制御部で、外部制御によりアッ
プモード、あるいはダウンモードに切換えられるもので
、この制御部２５の出力は、前記パルス間隔設定カウン
タ２４及び上下限コンパレーク２６に供給されている。

すなわち、この制御部２５は、外部制御によりアップモ
ードに設定された場合、前記カウンタ２４の計数値を最
低周波数りすなわち上限値りとし、コンパレータ２６に
は最高周波数Ｍすなわち下限値Ｍと言う信号を供給し、
また、逆にダウンモードに設定された場合、前記コンパ
レーク２６を上限値し、カウンタ２４を下限値Ｍに夫々
設定するように構成されている。

また、このコンパレータ２６には、前記制御部２５の出
力とは別にパルス間隔設定カウンタ２４の出力が供給さ
れ、この両出力が同一の場合に、前記カウンタ２４及び
プリセット制御部２５に一致信号を出力してその動作を
停市させるように構成されている。

また、前記コンパレータ２３とパルス発振部２０との出
力が供給されるアンド回路２２の出力は、パルスモータ
ドライブ２７を介してパルスモータ２８に駆動パルスと
して供給されている。

また、このアンド回路２２の出力は、前記パルスカウン
タ２１及びパルス間隔設定カウンタ２４に供給され、カ
ウンタ２１の計数値をリセットするとともにその出力毎
にカウンタ２４の計数値を所定値つづ変化させる働きを
する。

この出力が供給された際、カウンタ２４は、前記プリセ
ット制御部２５のモードにより計数値が減少あるいは増
加するように構成されている。

次に、このように構成した一実施例の作用を説明する。

まず、外部制御によりプリセット制御部２５のモードを
選択する。

例えばパルスモータ２８の回転速度を加速する場合には
、アップモードを選択する。

したがって、この制御部２５により、前記パルス間隔設
定カウンタ２４の計数値は上限値しに、上下限コンパレ
ータ２６は下限値Ｍに夫々設定される。

この状態で、パルス発振部２０から基準パルスを発振さ
せる。

このパルスは前記パルスカウンタ２１で計数され、その
計数値出力はコンパレーク２３に供給される。

ところでこのコンパレーク２３には、前記パルス間隔設
定カウンタ２４の出力すなわち計数値し出力が供給され
ているので、前記カウンタ２１からの出力が計数値りに
なるまでコンパレータ２３からアンド回路２２への出力
は成されない。

そして、パルスカウンタ２１の出力が計数値しになると
両カウンタ２１゜２４の一致が取られてアンド回路２２
に一致出力が供給される。

このアンド回路２２は、前記パルスモークドライブ２７
を介してパルスモータ２８に１駆動パルスを出力する。

と同時に、前記パルスカウンタ２１の計数値をリセット
するとともに前記パルス間隔設定カウンタ２４の計数値
をＬから（Ｌ−１）にダウンさせる。

そして、再びパルスカウンタ２１で基準パルスが計数さ
れ、その出力が計数値（Ｌ−１，）になると、前記パル
ス間隔設定カウンタ２４の計数値（Ｌ−１）との一致出
力が取れ、アンド回路２２からパルスモークドライブ２
７を介してパルスモータ２８に駆動パルスが出力される
。

この時、前述のようにアンド回路２２により、パルスカ
ウンタ２１がリセットされまたパルス間隔設定カウンタ
２４の計数値を（Ｌ−１）から（Ｌ＝２）にダウンさせ
る。

このようにして、順次パルス間隔設定カウンタ２４の計
数値をダウンして行き、順々に駆動パルスの出力パルス
幅を短かくする。

そして、パルス間隔設定カウンタ２４の計数値がＭにな
ると、このカウンタ２４の出力は、コンパレータ２３に
供給されるとともに前記上下限コンパレータ２６にも供
給される。

このコンパレータ２６には、前記プリセット制御部２５
の出力すなわち計数値Ｍが供給されているので、この出
力と前記カウンタ２４の出力との一致出力が得られる。

そして、その一致出力を前記パルス間隔設定カウンタ２
４とプリセット制御部２５とに供給し、カウンタ２４の
ダウン動作を停市させるとともにプリセット値に達した
事を知らせる。

以上のように第１番目の駆動パルスを計数値りで、第２
番目の駆動パルスを計数値（Ｌ−１）と言うように順次
その出力パルス幅を短かくして省き、最後に計数値Ｍで
第Ｍ番目の駆動パルスを出力して、パルスモータ２８の
回転速度を加速させる。

また、減速させる場合には、逆にプリセット制御部２５
を減速モードにし、パルス間隔設定カウンタ２４の計数
値を下限値Ｍに、上下限コンパレータ２６の計数値を上
限値Ｍに夫々プリセットする。

そして、このカウンタ２４の計数値をＭから順に（Ｍ＋
１ ） 、 （Ｍ＋２ ）と言うようにアップさせ、駆
動パルスの出力パルス幅を長くし行き、パルスモータ２
８の回転速度を減速させる。

ところで、このように加減速させているが、その勾配が
問題であり、これは最低周波数から最高周波数までに要
する時間Ｔにより決定される。

基準パルスの周波数をｆｓとするとこのパルス幅は１
／ ｆ ｓであり、したがって最低周波数ｆＬから最高
周波数ｆＭまでに到達する時間Ｔは、であるから（１）
式に（２） 、 （３）式を代入するととなる。

逆に言えば、最低周波数ｆＬ、最高周波数ｆＭ及び加速
（減速）時間Ｔのパルスモータ駆動の基準パルスｆ８は
、 ＋＋１＋ となる。

なお、本発明はパルスモークの駆動回路として説明した
が、これに限られるものではなく、パルス幅を連続で変
化させる必要のあるいかなる物にも適用できることはも
ぢろんである。

本発明は、このように構成したので、入力電圧あるいは
入力電流の最大値及び最小値を調整する回路を必要とせ
ず、構造簡単にして効率良くパルス幅を可変することが
可能となるなどの効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を説明する為のもので、第１図は
波形図、第２図は回路構成図であり、図中２０はパルス
発振器、２１はパルスカウンタ、２２はアンド回路、２
３はコンパレーク、２４はパルス間隔設定カウンタ、２
５はプリセット制御部、２８はパルスモータである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 基準パルスを発生するパルス発振部と、この発振部
   からのパルスを計数する第１のカウンタと、所望の数値
   がプリセットされた第２のカウンタと、このカウンタと
   前記第１のカウンタとの計数値を比較して一致したとき
   にパルス信号として出力する一致信号出力回路と、この
   回路からの一致出力毎に前記第１のカウンタの計数値を
   リセットするとともに順次第２のカウンタの計数値を所
   定値っづ順次変化させる手段とを具備し、出力パルス幅
   を順次変化させたことを特徴とするパルス幅可変回路。