JPS5818256A - 水膨潤性複合体 - Google Patents

水膨潤性複合体

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JPS5818256A
JPS5818256A JP11830981A JP11830981A JPS5818256A JP S5818256 A JPS5818256 A JP S5818256A JP 11830981 A JP11830981 A JP 11830981A JP 11830981 A JP11830981 A JP 11830981A JP S5818256 A JPS5818256 A JP S5818256A
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JP
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water
swellable
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rubber
rubber layer
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JP11830981A
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義紘 吉岡
針間 浩
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、各線構造物の間隙に充填して密封するための
シール材等として有用な水膨潤性複合体に関する。更に
詳しくは、水を吸収して膨張し、それによって外部また
は内部からの水の浸出を完全に防止するtコめの止水材
等として有用な水膨潤性複合体に関する。
従来から、熱LIJwi性樹脂、天然ゴムまたは合成ゴ
ムに吸水性物質を分散させ、水wIIa性組成物をつく
り、これを止水材として使用する技術が数多く提案され
ている。しかしながら、これらの多くは、水を吸収して
構造物の間隙を充填する方向のみならず、それ以外の方
向にも膨張するために構造物の間隙からはずれてしまい
、充分な止水効果を発揮できないという欠点を有するも
のであった。
このような欠点を解消する方法として、前記水膨調性組
成物を織布や不織布とを積、@シたものが、例えば特開
昭55−101636号公報等で知られている。しかし
ながら、仁のような場合でも満足のできる止水効果が得
られないものであった。
すなわち、目の粗い木綿布を用いると吸水膨張時に複合
体中の木綿布の経糸と緯糸との交叉構造がほつれ、吸水
した複合体が吸水性の差のため蛇行し、そこから漏水ま
たは浸水をおこすし、−万経糸と緯糸との目の密度の大
きい繊布や不繊布を用いると、吸水膨張時に水w#l性
組成物との間で層間剥離を生じ、水膨調性m献物のみが
適用面に対する厚さ力向只外の方向(−川面と平行な方
向)にt+張するため漏水または浸水をおこし、いずれ
の場合も止水効果がないものであった。
本発明者等は、このような欠点をなくすべく種々検討し
た結果、高吸水性樹脂をゴム中に分散せしめた水W調性
ゴム層内と、穴あき不織布からなるmΦ)との少なくと
も各1層からなる積層体からなる水膨調性複合体が、止
水材として適用されたときに、少なくとも適用面と平行
な方向(長さ方向)への吸水による吸水膨張がなく、ま
た水膨調性ゴム層内と不繊布からなる層…)との吸水膨
張による剥離がないことを見出し、本発明を完成するに
到った。
特に、上記積層体が、穴あき不繊布からなる層(均の両
面に積層した水膨潤性ゴム層(局よりなり、該水膨調性
ゴム層IA同志が前記穴あき不繊布からなる層(至)の
穴あき部分において一体化している三−積層体である場
合、あるいはそのような五層もしくは七層櫨層体である
場合に、上記の効果にすぐれるばかりでなく、吸水m張
の速度が大きい水−一性複合体が得られる。また、水膨
潤性ゴム層に)を構成するゴムが、′/H潟で5〜50
%の結晶領域またはガラス状領域を含有する1、3−ジ
エン系ゴムである場合、充分な膨潤圧を示す水膨潤性複
合体が得られる。さらにはまた、水膨−性ゴムー四を構
成する高吸水性樹脂が、自重の20〜SOO倍の蒸留水
を吸収しつる吸水倍率を有する一場合、吸水膨張の速度
の大きな水膨潤性複合体が得られる。加えて、水ill
′II4性ゴム層に)を構成する高吸水性樹脂が、カル
ボキシル基またはカルボキシル基に一導しうる基を分子
中に1@もしくは2個有するα、β−不飽和化合物を単
量体成分として含有する重合体(特に好ましくは、α−
オレフィン−無水マレイン酸交互共重合体をアルカリ金
属の水酸化物で処理して得られる反応物)の多価アミン
による架橋体である場合に、所期の目的とするもの以上
の効果があるばかりでなく、耐熱性あるいは含水状−に
おける耐久性にすぐれた水w1s性複合体が得られる。
なお、ここで、前記吸水倍率(倍)とは、高吸水性gr
itが吸収した蒸留水の重量を吸水前の該−脳のム瀘で
除した値をいう。
本発明で用いる水膨調性ゴム層は、ゴム中に高吸水性樹
脂が分散した混合物(水膨潤性ゴム組成物)の未架橋ま
たは架橋成形物よりなる。ここで用いるゴムは、ブタジ
ェン、イソプレン、ジメチルブタジェン、クロロブレン
等のジエンを繰す返し単位として含有する弾性重合体ま
たはその他の弾性重合体であり、具体的なものとしては
、天然ゴム(N H) 、合成シス−1,4−ポリイソ
プレンゴム(IR)、ポリブタジェンゴム(BR)、ス
チレン−ジエン共重合ゴム(8BBまたは8IR)、ア
クリ70ニトリル−ジエン共重合ゴム(NBRまたはN
I R)、クロロブレンゴム(OR)、イソブチレン−
イソプレン共重合ゴム(IIIL)、エチレン−プロピ
レン−ジエン共重合ゴム(EPDM)、トランス−1,
4−ポリイソプレン、スチレン−シエンフロッ’;’共
M合ゴム等のジエン系ゴム、ウレタンゴム、エチレン−
酢酸ビニル共重合体が挙げられる。なかでも1.s−ブ
タジェン、2−メチル−1,5−ブタジェン(インブレ
ン)、2.5−メチル−1,5−ブタジェン、2−クロ
ル−15−ブタジェン等の1.!I−ジエンを繰り返し
単位として含有する1、3−ジエン系ゴムであって、常
mにおいて結晶領域またはガラス状領域を含有するもの
が、急速に吸水して充分な膨満圧を示すゴム成形物を与
えるので好ましい。すなわち、常温で無定形(非品性)
ゴムは、未加硫の状態では外力によりコールドフローす
るので、配合されたi吸水性樹脂が吸水して膨張しても
、ゴムのコールドフローによって止水を必要とする部位
に膨満圧を与えることができず、充分な止水効果が得ら
れない。
このような欠点を解消する方法としてゴムを加硫する方
法があるが、その場合には加装したゴム分子の網目のた
めに、高吸水性樹脂の吸水による充分な膨張が妨げられ
、所要の#調圧を得ることが困難である。従って、未架
橋もしくは軽度の架−で外力によりコールドフローしな
いゴムを用いるコトb5Qfましく、この条件を−たす
ものとして掌編において結晶領域またはガラス状領域を
含有するものかある。結晶領域を含有するものの例とし
ては、クロロブレンゴム、カッタパーチャ、バラタ、合
成トランス−1,4−ポリイソプレン等があるが、水膨
潤性の点からクロロブレンが好ましい。
これらの重合体は、分子濾が5万〜100万、結晶部分
の一点が20〜90’Oのものが好ましい。
また、1紀ガラス状領域を含有するものとしては、1.
5.−ジエンと、常温でガラス状重合体を与えるスチレ
ン、α−メチルスチレンあるいはビニルトルエン等のモ
ノビニル置換芳香族化合物とのブロック共重合体があり
、′このようなブロック共重合ゴムには植々のタイプが
あるが、A−B−A型のブロック共重合ゴム(ここで、
Aはモノビニル置換芳香族化合物からなり、好ましくは
ガラス転移点が20〜9o@Cで、i合度カ10〜’2
,500 テあるガラス状重合体ブロックを意味し、望
たBは1.6−ジエンからなり、好ましくは重合度が5
00〜15,000である非品性重合体ブロックを意味
する。)が好ましく用いられる。また、該ブロック共重
合ゴムの水素添加物も同様に用いられる。
これらの好ましく用いられるゴムは、常温において結晶
領域またはガラス状領域を有するものであるが、その麓
が50%を越えるとゴムが硬くなって高吸水性樹脂粉末
粒子が吸水してll張するのを妨げ、高級水速に#よび
高1IIl潟圧を示す水#温性ゴム層を与えることがで
きず、所期の目的を達成させることが困難になる。また
、結晶領域またはガラス状領域が5%未満であると、未
加硫状態におけるコールドフロー傾向が大となり、好ま
しい水膨潤性ゴム層を与えないことが多い。したがって
結晶領域またはガラス状領域は5〜50%、好ましくは
5〜55!Xである。なお、ここでいう結晶領域は、当
板分野における通常の意味であり、結晶化度で表わされ
るものであるが、その測定方法もよく知られている(例
えば、「高分子論文集」第31巻、第158〜159頁
)。また、ガラス状領域は、当鍍分野における通常の意
味であり、ガラス状重合体を形成する単量体の臘によっ
て調整される。
これらのゴムの中でも、常温で5〜50%の結晶領域を
有するクロロブレンゴムが最も好ましい。
また、ここで用いる高吸水性樹脂の吸水倍率が小さいと
、水#温性ゴム層の膨潤倍率が小さくなり、一方吸水倍
率が過度に高くなると、水で膨潤した高吸水性樹脂の強
度が低くなり過ぎ、いずれの場合も充分な膨満圧をボテ
水膨潤性ゴム層が得られない。したがって、このような
水Ill rWa性ゴムを積層してなる止水材は、止水
効果の不十分なものとなる。この観点から、高吸水性樹
脂の吸水倍率は20〜500倍であることが必要であり
、特に50〜400倍であることが好ましい。
このような高吸水性樹脂としては、水膨潤性ゴム層の吸
水性および耐久性の点から、カルボキシル基、カルボン
酸塩、カルボン酸アミド、カルボン酸イミド、カルボン
酸無水物等のカルボキシル基に銹導しうるカルホキシル
基類を分子中に1個もしくは2個有するa、β−不細相
化合物を単M俸成分として含有する重合体の架橋体が好
ましい。
前記α、β−不飽和化合物は、例えばアクリル酸、メタ
クリル酸、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、無
水マレイン酸、マレイン酸、マレイン酸アミド、マレイ
ン酸イミド、イタコン酸、クロトン酸、フマール酸、メ
サコン酸などであり、高吸水性樹脂に要求される性能を
満す範囲で、共重合可能な他の単量体成分と組合せて用
いてもよい。前記共重合可能な他の単量体としては、エ
チレン、プロピレン、イソブチレン、1−ブチレン、ジ
イソブチレン、メチルビニルエーテル、スチレン、酢酸
ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、
アクリロニトリルなどのα−オレフィン、ビニル化合−
、ビニリデン化合物が挙げられる。他の単量体と組合せ
る場合、カルボキシル基もしくはこれに転化しうる基を
含有するα。
β−不飽和化合物は、全単量体成分中40モル%以上で
あるのが適当である。
前記のカルボキシル基またはξれに転化しうる基を有す
るα、β−不飽和化合物を単量体として含有する重合体
は、ラジカル重合触媒を用いる電性によりtja製され
る。その重合度は特に限られるものではないが、10〜
s、o o oが好ましい。
このようにして調製される前記重合体の中でも、好まし
い例を以下に列挙する。
(1)  マレイン酸または無水マレイン酸、マレイン
酸アミドもしくはマレイン酸イミド等のマレイン[44
体と、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン
またはジイソブチレン等の炭素数が2〜12、好ましく
は2〜8の直鎖状もしくは分岐状のα−オレフィンとの
共重合体。
(2)  マレイン酸またはその誘導体と、スチレン、
酢酸ビニル、メチルビニルエーテル、アクリル酸エステ
ル、メタ、クリル酸エステルまたはアクリロニトリル等
のビニルもしくはビニリデン化合物との共重合体。
(3)  アクリル酸メたはメタクリル酸の重合体。
(4)  アクリル酸またはメタクリル酸と前記(2)
のビニルまたはビニリデン化合物との共重合体。
このような好ましく用いられるカルボキシル基またはカ
ルボキシル基に誘導しうる基を1gもしくは2個有する
α、β−不飽和化合物を単量体として含有する重合体は
、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、
バリウム等のアルカリ金III!またはアルカリ土類金
属の水酸化物、酸化物または炭酸−等の化合物、アンモ
ニア、アミン等を反応させることにより、より親水性に
する仁とが好ましい。この反応は、前配慮合体を溶媒、
好ましくは水に溶解し、そこ、に前記アルカリ金属化合
物、アルカリ土類金属化合物、アンモニア、アミン等を
攪拌下に添加することによって行なわれる。この反応に
おいては、反応性および得られる高吸水性の耐久性の点
から水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニアが
好ましく用いられる。
このようにして得られるα、β−不飽和化合物を単量体
成分として含有する重合体は、架橋反応に供されるが、
使用される架橋剤としては、多価エポキシ化合物、多価
アミン、多価アルコール、アミノアルコール、ポリイソ
シアネートまたは多価へロヒドリン等が挙げられ、特に
多価エポキシ化合物、多価アミンが好ましく用いられる
。多価エポキシ化合物としては、グリセリンジグリシジ
ルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテル
、ポリエチレングリシジルエーテル、グリセリントリグ
リシジルエーテル、プロピレンジグリシ”ジルエーテル
、ボリブロビレンジクリシジル工−テルまたはトリメチ
ロールプロパントリグリシジルエーテルが挙げられ、ま
た多価アミンとしてはエチレンジアミン、ジエチ、しン
トリアミノ、トリエチレンテトラミン、テトラエチレン
ペン、タミン、ペンタエチレンへキサミンまたは分子量
がs、o o o以下のポリエチレンイミンが挙げうれ
る。
これらの架橋剤のうちでも多価アミン系のものは、とり
わけ耐熱性および耐久性のすぐれた高吸水樹脂を与える
点で好ましく用いられ、特に、前記?。
β−不飽和化合物を単量体成分りして含有する重合体を
アルカリ金属の水酸化物で処理したものとの組合せにお
いて好ましい結果が得られる。前記架橋反応は、α、β
−不飽和化合物を単瀘体成分として含有する重合体に、
前記架橋剤を添加することによって行なわれる。この際
、加熱してもよいし、また溶媒を用いてもよい。架−剤
として多価二本キシ化合物または多価アミンを用いると
きには、加熱下でしかも水の存在下で行なうことが好ま
しい。このような場合には乾燥あるいは熱処理すること
が好ましい。架橋の程度は、前述したF9T望の吸水倍
率を示す扁吸水性W驕が得られるよう架橋剤の使用部を
迩宜選ぶ仁とにより調整される。
本発明における超吸水性mMの好ましい例を以Fに列挙
する。
(1)  マレイン酸マタは無水マレイ/M、’?L’
イン酸アミドもしくはマレイン酸イミド等のマレイン酸
誘導体と、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチ
レンまたはジイソブチレン等の炭系数が2〜12、好ま
しくは2〜8の直−状もしくは分岐状のa−オレフィン
との共重合体とアルカリ金属化合物、アルカリ土類金属
化合物、アンモニア、アミン等との反応物の多価アミン
による架橋体、 (2)  マレイン酸またはその誘導体と、スチレン、
酢酸ビニル、メチルビニルエーテル、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステルまたはアクリロニトリル等の
ビニルもしくはビニリデン化合物との共重合体と、アル
カリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物、アンモニア
、アミン尋との反応物の多価アミンによる架橋体、これ
らの無水マレイン酸系共重合体の多価アミンによる架橋
体のなかでも、吸水性および耐久性の点から、イソブチ
レン−無水マレイン酸交互共重合体と水酸化ナトリウム
、水酸化カリウムあるいはアンモニアとの反応物■■−
置装−■−−−−■−■−−一一一■曹■■−−鴫一履
■■■−w−snwnw−■■−−電一一■の多価アミ
ンによる架、一体が特に好ましい。
水膨潤性ゴム層(6)の組成物をつくるために、前記コ
ムと高吸水性樹脂は、オーブンロール、バンバリーミキ
サ−またはニーダ−等の混合機によって、常法により混
練りされる。また、加硫する場合には、加硫剤、加硫促
進剤、加硫助剤、活性剤等のゴム加硫薬品が混練りされ
る。また、必要に応じて前記ゴム−合物には、ゴム補強
剤、充てん剤、ゴム軟化剤、#XJIIl剤、粘着付与
剤、加工助剤、老化防止剤、酸化防止剤、オゾン老化防
止剤、紫外線吸収剤、着色剤などを含有しても差し支え
ない。この場合、高吸水性樹脂の添加量が少ないと、水
膨潤性複合体の吸水に・よる膨張が小さくなり、充分に
止水効果を発揮できなくなる。また、高吸水性樹脂の添
加量が多過ぎると水膨潤性複合体が硬くなり過ぎ、充分
に止水効果を発揮できな(なる。したがって、本発明に
おいて、水膨潤性ゴム層の高吸水性w麿含有濾は、ゴム
100重量部に対して、10〜150重量部、より好ま
しくは50〜100重1部である。
本発明の水jill−性複合体において、該複合体の適
用面に対する厚さ方向以外の方向(すなわち、適用面と
接する平面方向)の吸水による膨張を妨げる作用を有す
る層(至)は、穴あき不織布を主体とするものである。
前記穴あき不繊布は、咳不繊布を介して核層された水膨
調性ゴム(均同志をその穴あき部分で一体かせしめ、穴
あき不繊布からなるJIil(19と水W潤性ゴム層内
との層間側−を妨げるばかりでなく、驚くべきことに、
前記穴あき不繊布からなるΦ)の穴あき部分を通じて水
を急速に複合体内部に透過、浸透させ、複合体の適用面
に対する厚さ方向パ\のW彊を急速にするという作用効
呆をも併せ有している。なお、複合体における補強材層
という形で、繊布や不繊布があるが、例えばガーゼのよ
うな目の粗い繊布をn1補強材として用いると、吸水膨
張時に前記繊布の経糸と緯糸とがほつれ、交叉構造にみ
だれが生じ、そのため吸水膨張が局部的におこるので、
複合体の蛇行がおこり、その部分から漏水または浸水が
生じるし、一方、例えばサラシのような目のつんだ繊布
、または目のつんだ不繊布を用いると、水膨調性ゴム層
と前記繊布または不繊布の層との間で吸水膨−の差によ
り層間剥離が生じ、水膨潤性ゴム層が単独で適用面と平
行な方向へ膨張し、その部分から漏水または浸水が生じ
る。したがって、本発明においては、層(至)は穴あき
不繊布を主体とするものでなければいけない。
このような穴あき不繊布としては、乾燥法、湿式法ある
いはスパンボンド法のいずれの方法で製造されたもので
もよく、またその材質もレーヨン、綿、アセテート、ビ
ニロン、ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレンな
とのいずれでもよい。
使用できる穴あき不織布としては、特公昭36−727
4号公報に開示されたものが挙げられ、また市販のもの
としては、例えば(株)クラレ製の40クロスを挙げる
ことができる。なお、この穴あき不繊布の引張り強さが
低いと水膨潤性複合体の吸水膨張を防ぐことができない
ので、常温において幅10mあたりの引張り強さが少な
くとも1kg/Cmであることが肝要である。
なお、穴あき不繊布からなる層の)は、穴あき不織布で
構成されているだけで充分であるが、例えば該穴あき不
繊布に接着剤等が塗布されていても何ら差し支えない。
本発明の水膨潤性複合体は、水膨潤性ゴム層を構成する
、ゴム中に高吸水性樹脂が分散された水膨潤性ゴム組成
物をカレンダーを用いて穴あき不織布にトッピングした
り、あるいは前記組成物をカレンダーまたは押出機など
を用いてシート状にしたものを穴あき不m布に交互に数
枚重ねた後、成形して製造される。この場合、穴あき不
織布からなる層(ロ)の両面に411il1層してなる
水膨潤性ゴム層(ト)は穴あき不織布の穴あき部分で一
体化していることが肝要であり、このような一点から、
少なくとも水膨潤性ゴム層(匈−穴あき不繊布からなる
層φ)−水膨潤性ゴム層(尋なるムーB−A型の三層積
層体であることが必要で、さらにはA−B−ムーb−ム
なる三層積層体、またはムーB−ムーB−A−11−A
なる上層積層体であることが好ましい。
このようにして得られる積層体は、その中のゴム成分が
加硫されてもよい。
このようにして得られる積層体からなる水il調性複合
体はそのまま、あるいは必要ならば適当な鴨にスリッテ
ィングして実用に供されるが、その貯蔵、保實あるいは
移送の際の水分の吸水膨潤を避るために、その表面を水
不透過性フィルムで装置してもよい。
本発明の水jiI調性複合体は、例えばおしめ、使い捨
て雑布、土壌改良剤、止水材あるいは結露防止剤等に用
いられるが、吸水速度が大きく、充分なIil潤圧を示
し、耐久性、耐熱性にすぐれるという特徴を生かし、止
水材として好ましく用いられる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお実
施例および比較例中における1部」は、特に断わらない
限り、「重量部」を意味する。
実施例1 イソブチレン−無水マレイン酸共重合体(イソブチレン
と無水マレイン酸とのモル比が1:1の交互共重合体で
あって、分子量が約160.OuOである。クラレイソ
ブレンケミカル(株)*@イソパンー10)154部、
水酸化ナトリウム64部(前記共重合体の無水マレイン
酸に基づくカルボキシル基の80モル%のナトリウム塩
にするのに相当する臘)および水260部を90°Cの
温度下で6時間攪拌して、イソブチレン−無水マレイン
酸共m貧体ナトリウム龜の均一な水溶液を得た。
次イで、分子jt幻1.2 [10のポリエチレンイミ
ン(日本−線(抹)−ポリエチレンイミン8P−12)
を、帥記共電合体の無水マレイン酸に対して145モル
%に相当する臓添加し、充分に混合した後にアルマイト
製バットに流し込み、110°Gの熱風乾燥器中で乾燥
、熱処理し、得られたフィルムを粉砕してる0メツシ一
金網全通の高吸水性樹脂粉末を得た。この粉末1gを1
1のビーカーに入れ、1.000 gの蒸留水を姫加し
て2時間数−し、その後にその分散液を200メソシー
のナイロン布でろ過した。このようにして得られた含水
高吸水樹脂の7!墓を測定することによって得られた吸
水倍率は約200倍であった。
このようにして得られた粉末状超吸水性1[#よび結晶
化8j18%のクロロブレンゴムを第1表に従って、8
インチオーブンロールによりm緘りした後に、厚さ約5
 axnの水膨調性ゴムシートに分出しした。この分出
しシート2枚の間に穴あき不縁布((株フクラレ製、4
Cりoス、A8に−1000−1(51uあたりの引責
り強さ$95 kg / cm )をはさみ、150’
(3で4分1−プレス加硫して厚さ約5 nunの三層
慎一体シートを作成した。
第1表 配    合         添加瀘(部)クロロブ
レンゴム             100粉末状高吸
水性樹脂            65亜鉛華(1号)
               5酸化マグネンウム 
             4ステアリン1M!   
              1加硫促進剤(アクセル
22)”         [L5老化防止剤(ノクラ
、りN8−4)”2このようにして得られたシートから
2.5cm×2.5cmの正方形の試験片を切り出し、
間隙を3mmに保持したステンレススチール−の間に挾
み、蒸留水に浸漬し、該シートの吸水膨張により発生す
る膨潤圧を測定した。その結果を第1図に示すが、該シ
ートは急速に膨張い高いW調圧を示す0なお、第1図に
おいて横軸は浸漬時間を示し、縦軸は膨潤圧を示す。
実施例2.3および比較例 実施例1で調製した水膨潤性ゴムシート(厚さ約I圓ン
および穴あき不繊布を使って、実施例1と同様にして水
w#潤潤性ゴムシート大穴き不縁布−水膨潤性ゴムシー
ト−穴あき不織布−水膨潤性ゴムシートの順に積層し、
次いで穴あき不繊布を2枚含む厚さ約3閣の五層積層体
の加硫シートを作製した。また同様にして、水WtS性
ゴムシートー穴あき不1iIA布−水膨潤性ゴムシート
ー穴あき不繊布−水膨調性ゴムシート−穴あき不繊布−
水膨潤性ゴムシートの順で積層し、穴あき不織布を6枚
含む厚さ約Swumの七層櫨膚体の加硫シートを作製し
た。
実施例1で作製した水膨潤性ゴムシート、実施例1で作
製した三層積層体の加硫シート、および前記の方法で得
られた五層積層体の加硫シート、若しくは七層横一体の
加硫シートを各々幅約15画、長さ約150mmの試験
片とし、該試験片を蒸留水中に浸漬し、50日後に試験
片の厚さおよび長さを測定し、その長さを浸dR前の厚
さおよび長さで除して膨浦倍率を求めた。なおここのい
う−一倍率は本発明でいう吸水倍率に1を加えた値を窓
体する。その結果を使用した複合体を構成する穴あき不
縁布の枚数に基づいてjI2図に示す。なお第2図中に
おいて横軸は穴あき不織布の使用枚数、kllllll
は膨潤倍率を示す。この結果から、べあき不縁布と水膨
潤性ゴムシートとの積層複合により、吸水による適用面
と平行な面の方向(長さ方向)のIIII張を実用上間
−とならない程度までに規定できることは明らかである
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1で作製した水II#瀾性ゴムシート
ー穴あき不織布−水膨潤性ゴムシートからなる五層積層
体の加硫シートの膨潤圧の経時醍化を示す。図中、横軸
は61潰時間、縦軸は膨潤圧を示す。 第2図は、実施例1.2.5および比較例1で得られた
fMi一体加硫シートおよび比較例1で得られた水膨調
性シートを50日間蒸留水に浸漬した後のシートの厚さ
および長さ方向の膨潤倍率を示す。なお、横軸は使用し
た複合体を構成する穴あき不織布の枚数を示し、縦軸は
膨潤倍率(吸水倍率+1)を示す。 特許出願人 株式会社クラレ 代理人 弁理士本多 堅

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高吸水性樹脂をゴム中に分、散せしめた水膨調性
    ゴム層(ト)と、穴あき不繊布からなる層に)との少な
    (とも各1層からなる積層体からなる水膨潤性複合体。     −
  2. (2)  積層体が、穴あき不織布からなる層(至)の
    、両面に積層された水膨潤性ゴム層に)よりなり、該水
    膨潤性ゴム層(イ)同志が前記穴・あ龜不繊布からなる
    層に)の穴あき部分において一体化してなる三層積層体
    である特許請求の範囲第1項に記載の水膨潤性複合体。
  3. (3)  水膨温性ゴム層内を構成するゴムが、常温で
    5〜50%の結晶領域またはガラス状領域ヲ含有する1
    、5−ジエン系ゴムである特許請求の範囲第1項に記載
    の水膨潤性複合体。
  4. (4)水膨潤性ゴム層(ト)を構成する高吸水性111
    tが、自重の20〜SOO倍の蒸留水を吸収しうる吸水
    倍率を有する粉末状樹脂である特許請求の範囲t41項
    に記載の水膨潤性複合体。
  5. (5)水膨調性ゴム層に)を構成する一高吸水性樹脂が
    、カルボ・キシル基またはカルボキシル基に誘導しうる
    基を分子中に1個もしくは2個有するα↓β−不飽和化
    合物を3単一体成分として含有する重合体の架橋体であ
    る特許請求の範囲第1項に記載の水tSa性複合体。
  6. (6)  水膨潤性ゴム層に)を構成する高吸水性樹脂
    が、α−オレフィンと無水マレイン酸との交互共重合体
    にアルカリ金属の水酸化物を反応させ、次いでホリエチ
    レンイミンによって架橋した架橋体である特許請求の範
    囲第1項に記載の水膨潤性複合体。
  7. (7)穴あき不繊布が、常温における1 amの幅あた
    りNcg/cmの引張強度を有する特許請求の範囲第1
    項に記載の水彩―性複合体。
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