JPS58181606A - 寄木細工用素材となる木材製薄膜構造体を製造する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この出願の発明は、寄木細工用素材となる木材製薄膜構
造体を製造する方法に関する。

特に、合成樹脂木材、ガラス、鉄、アルミニウム、黄銅
、皮或いはレザー等の基材の表面に糊、ボンド、ニカワ
等の接着剤を介してその裏側を接着しうるようにした寄
木細工用薄膜構造体を製造する方法に関する。

従来、木材、即ち被切削材の表面を平滑な平面にするた
めに鉋等によつて木材の表面を切削加工することが行わ
れてきた。このように鉋等により木材の切削加工をして
、そこで生じた切屑は、種々の形状になるのであるが、
その切削加工の目的は、木材、即ち被切削材の表面が平
滑な平面に形成されるように切削されさえすればいいの
であって、その切削加工が行われた後、その結果生じる
切屑は、たとえいかなる形状に形成されたとしても、そ
の切屑の形状を生かして何かに利用するようなことにつ
いては全く考慮されることなく今日に至っている。

ところが、この出願の発明は、木材、即ち被切削材の表
面を切削することにより生じる薄膜状木庁を積極的に有
効に利用することに着目したのである。

さて、もともと、寄木細工の技術を利用することによっ
て小箱とか、その他種々の小型工芸品は日本の各地で政
策されてきたのであるが、そのようにして製作された工
芸品は木材自体が有する木目の美しさとか或いは色彩の
多彩さに心ある人が着目したことによる。

しかし寄木細工に使用する板材の表面を光沢が出るよう
に磨き加工するためには、きわめて手間がかかるととも
に、熟練者でなければその作業が非常にむづかしい欠点
があった。

ところで寄木細工で使用される被加工材、即ち、多数の
木材を寄せ集めてそれらの木材を互いに接着した木材の
複合体は一般に、その木材の木口の面を寄木細工の製品
の表面にするのである。その際、使用される木材の寄木
細工構造体の板の厚みを比較的厚く形成していたためそ
の板の厚みをできるだけうすく形成するとともに、そこ
で製作された薄膜構造体の組織を変形しないようにし、
また、変■しないようにするとともに均一厚さにするこ
とをこの出願の目的とするものである。

次に上記目的を達成するためのこの発明の具体的構成を
次に説明する。

繊維方向、即ち、木口の面に対して９０度の方向に種々
の木材を並列させて互いにその隣接部分を接着剤で接着
し、次に前記木口の面に沿って切削角が２０度以下のき
わめて小さい角度を有する刃物を使い、切込量を０．２
０ｍｍ以下にし、被削材に対向する側の刃物の面と被削
材の表面とにより形成される角度をきわめて小さくして
切削して形成される薄膜構造体の少なくとも上表面か平
滑平面に形成され、かつ前記薄膜構造体の厚さが均一厚
さを保持しうるようにし、かつその内部組織が前記刃物
の圧縮等の外圧による割れとか、圧縮変形が生じないよ
うにして寄木細工用素材となる木材製薄膜構造体を製造
する方法である。

次に上記構造体から生じる作用効果を述べると、寄木細
工用素材となる木材の木口の面に沿って切削角が２０度
以下のきわめて小さい角度となるように刃物を使い、切
込量を０．２０ｍｍ以下にして寄木細工用素材となる木
材の薄膜構造体を製造するので比較的薄い上にその表面
が平滑でかつ均一厚さの薄膜構造体を確実に製造するこ
とができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの出願の発明の方法により薄膜構造体を素材か
ら切削して製造する時の刃物の位置を示す概略図である
。 符号の説明 １、刃物 ２、木材薄膜構造体 ３、寄木細工用素材となる木材 特許出願人 和　田　勝　■

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 寄木細工用素材となる木材の木口の面に沿って被削材の
   表面がむしり取られずに平滑な面にするために、切削角
   が２０度以下できわめて少い角度となるように刃物を１
   ．２０ｍｍ以下のきわめて少い切込量で切削移動させる
   か一字あるいは静止した上記刃物に対し寄木細工用素材
   となる木材の木口の面の方向に向けて、０．２０ｍｍ以
   下のきわめて少い切込量で木材を移動させることにより
   、前記刃物と被削材一字との相対的移動により薄膜構造
   体四字 の表面が平滑でかつ均一厚さの寄木細工用素材となる薄
   膜構造体を製造する方法。