JPS58179644A

JPS58179644A - 化粧板の製造方法

Info

Publication number: JPS58179644A
Application number: JP6171482A
Authority: JP
Inventors: 修三水野
Original assignee: Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Current assignee: DIC Corp
Priority date: 1982-04-15
Filing date: 1982-04-15
Publication date: 1983-10-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は化粧板の製造方法に関する。

従来、木質や金属の板材、角拐、棒拐等の基材の表面又
はその部分的な周面に化栢フィルムを接着剤により接着
固定することにより、各種材質及び形状の化粧板を製造
してきた。基材に対する化粧フィルムの接着に、接着剤
を使用することは、単にその工程が不可欠でコストに影
響するというばかりでなく、基材のもつそれ自体の外観
上の特性、例えば、照り、凹凸又は絵柄の模様等をその
捷ま化粧面上に活かそうとしても、化粧フィルムと基材
との間に介在する接着剤のために、これを忠実に現出さ
せることは極めて困難である、という点でも不利である
。

従って、本発明の目的は、化粧フィルムを基拐上に固定
する上で、いっさいの接着剤の使用を排除することにあ
り、他の目的は基材のもつ照り、凹凸又は絵柄の模様等
を化粧板表面に忠実に表現することにあり、さらには化
粧板への諸加工を容易にすることである。

本発明に係る化粧板製造方法ｄ１、化粧フィルム又は化
粧シー１・とじて熱可塑性自己接着フィルム又ｄ：シー
ト　（以下総称してフィルムという。）を使用し、こ才
１を基材上で加熱、加圧して該基材に溶融接着させるこ
とにより、接着剤を介在させるとと々く、化粧ン−１・
と暴利とを確実に接着固定することを特徴とする。。

本発明によれば、接着剤およびこれを基材又は化粧フィ
ルムに塗布する工程が省かれるほか、基材表面に存在す
る凹凸への前記化粧フィルムの溶融による流れ込みによ
って化粧フィルム表面に凹凸を生じさせ、これにより基
材表面の凹凸を化粧フィルム」−に忠実に再現すること
ができる。接着剤を使用する従来技術によれば、接着剤
が目止めの作用をもたすことから、化粧フィルム上に基
材面の凹凸を直接的に再現することはでき々かった。

また、化粧フィルムを構成する熱可塑性樹脂接　□着フ
ィルムを透明又は半透明とすることにより、暴利表面に
ある照りをそのｉｔ化粧フィルム表面に再現することが
できる。さらに、化粧フィルム表面に施される任意の絵
柄模様の印刷を透明インキによって行うことにより、印
刷模様と透明な化粧フィルムに現出される暴利の照りと
の双方が織りなす優美々化粧効果を化粧板表面に得るこ
とができる。

本発明の実施上、勿論、表面に凹凸を有する木質の基材
に目止めを施し、これを金属材や磨き上けられた右利の
ように表面が平らな基４；１と同様のものとし、印刷模
様をもつあるいは印刷が施されていない熱可塑性自己接
着フィルムを熱圧によって該暴利に接着させることもで
きる。本発明に従って熱可塑性自己接着フィルムを使用
することにより、常に、接着剤の使用を避けることがで
き、壕だ、基材表面の凹凸を現出することができる１゜
さらに、前記フィルムを透明又は半透明とし、とれに印
刷を施す場合には透明インキを使用するこ　　　　　１
とにより、基材表面の照りをも現出することかできる。

印刷に不透明インキを使用する場合、暴利の照りを現出
することはできないが、目止めを施さ々い限り、忠実に
凹凸を再現することは可能である３、本発明がさらに特徴とするところは、図示の実施例につ
いての以下の説明により、さらに明らかとなろう。

つき板を基材１０とし、これを透明インキ１２によりベ
タ印刷した透明な熱可塑性自己接着フィルム１４により
化粧した化粧板１６を示す第１図を参照するに、導管に
よって形成された基材１０の凹凸面には、フィルム１４
が熱圧により溶融して接着されると共に、暴利表面の凹
部１８にフィルム１４の対応部分が溶は込み、その結果
、フィルム１４の表面には凹部２０が生じ、基材表面に
おけると同様の凹凸をもつ不整面２２がフィルム１４に
形成され、エンボス化粧板が得られる。

フィルム１４の上記の溶は込みは、基材表面の凹凸をそ
の１１フィルム表面に再現するはかりでなく、基材１０
とフィルム１４との接着性をより強固にし、フィルム１
４のもつ常温下での延伸性により化粧面の割れや膨れを
阻止する。

最終的に保護コ−１・２４が施された化粧板１６は、暴
利１０の表面の凹凸及び該暴利表面の照りを忠実に再現
し、豊かな木質感を表現する。

熱可塑性自己接着フィルム１４の材料として、ポリエス
テル系、ポリアミド系、ポリオレフィン系、エチレン酢
ビ系、塩化ビニル系等の自己接着性を有する熱可塑性樹
脂を用いることができる。

このフィルム１４を基材１０に溶融接着させる際に加え
る熱圧の条件として、該フィルム及び暴利の種類に応じ
て、温度８０°〜２２０°Ｃ１圧力３〜５０”１０１、
加熱加圧時間５秒〜２０分とすることができる。これら
の熱圧は、基材１０にフィルム１４を貼合する平プレス
又はラミネータ（図示せず）により、加えることができ
る。

前記の実施例における基材１０をつき板とする代りに、
他の木質板、金属板、金属箔、その他の材料を用いるこ
とができる。絵柄又はベタ印刷をする場合のインキは、
下地の特徴を最大限生かすためには、フィルム１４の全
面又はその一部に透明インギを使用することが望ましく
、該透明インキと共に使用する場合、部分的に不透明イ
ンキ、パールインキ、金属粉インキ等を選択的に使用す
ることができる。

基（」表面が一平面でなく全体に湾曲するよう々激しい
凹凸を翁する、第２図の化粧板すなわち化粧ｌＪ木１６
“を製造する場合、木材で予め製作した中本を暴利１０
とし、その周面に、透明インキ１２に」＝り印刷を施し
たフィルム１４を当て、これにプロファイルラミネータ
（図示せず）に上り熱圧を及はして溶融接着させる。こ
のような複雑々表面形状をもつ基材に、前記プロファイ
ルラミネータや真空成型装置（図示せず）により、フィ
ルム］４を接着させる際、フィルム１４は溶融によって
暴利に自己接着することから、前記したように割４′１
や膨れを生じることがない。このことから、図示の複雑
な形状の基材に確実に接着させ得るほか、金属基材の化
粧に供された前記フィルムは、その延伸性により、常温
下での金属化粧板に対する打抜き加工や深絞り加工を可
能にする。さらに、その延伸性により、化粧板表面に所
望のＵカットやＶカットを施すことも可能である。

本発明によれば、前記したところから明らかなように、
接着剤を介在させることなく、化粧フィルムを基材に確
実に接着固定することができ、寸だ、暴利特有の照りや
凹凸のよう外光学的又は物理的特徴を、化粧フィルムの
暴利への接着時にトいて化粧表向に出現することができ
、しかも木板、金属板等の暴利に特有の外観上の特徴を
容易かつ確実に表現することができる。、さらに、熱可
塑性自己接着フィルムのもつ常温下での延伸性により、
これにより化粧された化粧板への各種の加工が容易とな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法により製造した化粧板の部分断面
図であり、第２図は複雑な曲面形状をもつ化粧中本の横
断面図である。１０：基　拐、　　　　　１２：印刷インキ、１４：熱
可塑性自己接着フィルム、１６：化粧板、　　　　　１８二基制表面の四部、２０
：比相板表面の四部、２４：保護コー　ト、代理人　弁理士松永宣行第１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）熱可塑性自己接着フィルムを、基材上で加熱、加
圧して該基材に溶融接着させることを含む、化粧板の接
着方法。
（２）前記熱可塑性自己接着フィルムは透明又は半透明
である、特許請求の範囲第（１）項に記載の方法。
（３）前記基材に予め目止めを施さない、特許請求の範
囲第（１）項に記載の方法。
（４）前記基材に予め目止めを施す、特許請求の範囲第
（１）項に記載の方法。
（５）　　表面に印刷を施した熱可塑性自己接着フィル
ムの裏面を基材に接着させ、前記熱可塑性自己接着フィ
ルムに熱圧を及ぼしてこれを前記基材に溶融接着させる
ことを含む、化粧板の製造方法。
（６）透明又は半透明の熱可塑性自己接着フィルムに透
明インキにより印刷する、特許請求の範囲第（５）項に
記載の方法。
（７）前記熱可塑性自己接着フィルムは不透明である、
特許請求の範囲第（５）項に記載の方法。