JPS58174271A

JPS58174271A - 片面絶縁被覆金属テ−プの製造方法

Info

Publication number: JPS58174271A
Application number: JP5643182A
Authority: JP
Inventors: Kouzou Arahara; 荒原　幸三; Takeo Nagano; 長野　武雄
Original assignee: Showa Electric Wire and Cable Co
Current assignee: SWCC Corp
Priority date: 1982-04-05
Filing date: 1982-04-05
Publication date: 1983-10-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の技術分野］本発明は、片面のみを絶縁被覆した金属チーｌを効率よ
く製造する方法に関する。

［発明の技術的背崇とその問題点］近時、電子部品のリアクターやコイル外装等に金属テー
プの片面のみを絶縁したテープが要求されている。

このようなテープは、例えば１枚の金属テープの片面に
絶縁塗料をロール、ハケ等で塗布し、焼付けづることに
より得られるものである。

しかしながら、このような７ｉ法では生産効率が恩い−
うえ、金属テープの金属面が焼付により酸化されやすい
という欠点があった。

本発明者らは、このような欠点を解消するため研究を進
めた結果、２枚の金属テープを重ねてその両面にポリボ
ロシロキサン樹脂を主成分とする塗料等の絶縁塗料を型
缶焼付し、しかる後、この２枚のテープをは剥がせば片
面にのみ均一な被膜を有する金属テープが効率よく得ら
れることを見出した。

［発明の目的］本発明はこのような知見に基づいてなされたもので、生
産効率が良好で、金属テープの金属面の鹸化のない片面
絶縁被覆金属テープを製造づることを目的とする。

［発明の＃Ａ要］寸なわら本発明は、２枚の金属ｉ−プを重ね合せ、この
鐘ね合せたテープの両面に絶縁塗料を塗布焼付し、しか
る後、この２枚のテープを剥がすことを特徴とするもの
である。

本発明に使用する金属テープとしては、ニッケルメッキ
銅テープ、アルミニウムテープ等がある。

本発明に使用する絶縁塗料としては、以下に述べるポリ
ボロシロキサン樹脂を主成分とする絶縁塗料が望ましい
。その理由は、垂ねたテープを塗料槽中に浸漬してもテ
ープ間に塗料が侵入しにくいため片面にのみ塗料が被覆
され、また焼付後２枚のテープを剥がす際、その被膜が
金属テープより剥がれたりすることがなく、また特に耐
熱性が良好なことによる。この他通常の絶縁塗料や染料
、印刷インク等が使用できる。

ポリボロシロキサン樹脂を主成分とする塗料としては、
ポリボロシロキサン樹脂にシリコーン樹脂と無機質充填
剤とを配合したものがあり、これをクレゾール、Ｎ−メ
チル−２−ピロリドン（ＮＭＰ）等の有機溶剤に溶解あ
るいは分散させるか、このまま粉状にして使用する。

本発明におけるポリボロシロキサン樹脂は、＜ａ　）Ｓ
ｉ　Ｘ４　、　Ｓｉ　ＲＸ３　、　Ｓｉ　ＲＲ’　Ｘ２
で表わされるシラン化合物（但し、上式中Ｒ，Ｒ’はア
ルキル基またはアリール基、Ｘは水酸基、アル」キシル
基、アセトキリル域であって、Ｘが水Ｈ都の場合はぞの
脱水縮合物し含む［８！　Ｘ４はＸが４個とも水酸基で
ある場合を除く１）の１種または２種以上と（ｂ）ホウ酸、無水ホウ酸、ホウ酸金属塩、ハロゲン化
ホウ素、ホウ酸エステルの１種または２種以上とをｓｉ
　　：小つ索の原子比′ｃ１：１０〜１０：１好ましく
は５：１〜１：５の範囲で５０〜８００　（：　Ｃ−加
熱して縮重合させることにより得られる。

このとき必要に応じてアセチルアセトン、無水酢酸、ク
レゾール、テトラヒト゛【コツラン、キシレン、ＮＭＰ
、ジメチルＩセトアミドのような有機溶剤を用いτもよ
い。

しかしてｈ＆！（ａ）、（ｂ）成分ととともに下記の成
分を配合して反応させることにより、得られるポリボロ
シロキサン樹脂の可とう性や耐水性を向上させることも
できる。

（Ｃ）メチルフェニルシリコーンオイル、ジメチルシリ
コーンオイル等のシリコーンオイル（ｄ　）芳香族アル
コール、脂肪族多価アルコール、フェノール類、芳香族
カルボン酸（ｅ）Ｋｉ、マンガン、コバルト、曲鉛、カルシウ１１
等の有機塩の混合物（ｆ）トリエタノールアミン、モノエタノールアミン、
ジェタノールアミン、フェニレンジアミン、エチレンジ
アミン、トリメチレンジアミン等の含窒素化合物（Ｃ）〜（ｆ　）成分の配合量は、（ａ　＞成分と（ｂ
）成分との合計縁１００重一部あたり、（Ｃ）成分は５
・〜１００重慟部、（ｄ　＞の成分は５・〜３０φ一部
、（ｅ　）成分は０．０５〜１０申一部、（ｆ）成分は
、Ｎ原子の数が（ｂ　）成分中のホウ素原子の数１００
あたり５〜２００となる儀とすることが望ましい。上１
（Ｃ）〜（ｆ　）成分は、単独でもしくは２種以上で用
いられる。

本発明においてポリボロシロキサン樹脂に配合されるシ
リコーン樹脂は市販のものが使用でき、例えば東芝シリ
コーン社製のＴ’５Ｒ１１６がある。

このような純シリコーンの他シリコーンアルー１ツド、
シリ」〜ンポリエステル、シリ」−ンエボキシ等も使用
できる。

このものの配合量はボリボ［１シ０１サン樹脂１００−
一部あたり５〜４００好ましくは１０〜２００ψ饅部が
遇している。この範囲未満では可どう性が劣り、この値
を越えると耐熱性が低下する。

さ、らにまＩこ、無ＩＩＩｇ！４充填剤としては、雲母
、タルク、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化
マグネシウム、タングステン、ケイＦＩＩＦルミニウム
、ケイ酸マグネシウム、数種の金属酸化物を混合溶解し
たセラミックフリット等がある。これらは単独で使用し
てもよく、また混合して使用しても同様の効宋が得られ
る。これらの無機質充填剤は天然産でもよく合成品でも
よいが、いずれも粒ｔ！１０μ−以下の微粉末が望まし
い。このものの配合−はポリボロシロキサン樹脂とシリ
コーン樹脂との合計ｍｉ　ｏｏ重鯖部あたり５〜３００
好ましくは５〜２００重器部が適している。この値未満
では耐熱性に劣り、この値を越えると機械特性が低下づ
る。

本発明方法は、例えば図に示すように２本の、ロール巻
きされた金属テープ１を押え２により重ね合せ、この重
ね合せた金属チー１１を塗料槽３中に浸漬し、加熱炉４
を通過させて焼付することにより、Φねたテープの両面
に塗料の被覆を設Ｇノ、この２枚のテープをローラ５に
より分離し、巻取部６で巻取る。

なお焼付後ターンさせて塗布と焼付を数回繰返した後、
分離させれば所望の被膜厚のものが得られる。

［発明の実施例］次に本発明の実施例について説明する。

（絶縁塗料の１法）ジフェニルジヒドロキシシラン４３２ｏ　　（２モル）
、ホウ酸８３（］（１１，３モル、粘度（２５℃）が１
０センチストークスのジメチルシリコーンオイル２５６
９をフラスコに入れ、窒素雰囲気中で攪拌下に室温から
４００℃まで６時間を要し０Ｉさせ、さらに４００℃で
１時間加熱攪拌して縮Φ合反応を行なった。反応過程で
６６（＋の水と７０ｇの未反応の低分子−シリコーンオ
イルか面出除去された。

このようにして得られＩ、ボリボロシ［１キサン樹脂曝
よ、常ｒ−〇無色固形状であり、収（至）は５２５ｇで
あった。この樹脂の数平均分子量はポリスチレン換篩で
１５００であり、７００℃までの焼成残存率はご３Ｆ）
％であった。これをＮＭＩ’に溶解させて不揮発分４５
・６％の樹脂溶液とした。

このポリボロシロキリ−ン樹脂溶液３３３ｇをシリ」−
ン４［（東芝シリコーン社製王５Ｒ１１６）３００１Ｊ
、酸化マグネシウム１２０（＋ととしに、Ｎ　Ｍ　Ｐ　
３００　ａに溶解させて絶縁塗料を顎造した。

実施例岸さ０．８１■、幅１０龍のニラクルメッキ銅ケース（
メッキ厚１μ−）を２枚Φね、１述の塗料の入った塗料
槽に浸漬して塗イ１１シ、これを炉長２゜７ｍの焼付炉
を用いて４５０℃−５４０℃、５ｒｒ１２′分の達ａで
・焼付した後、２枚のテープを剥がした。得られたテー
プは片面のみが均一に被覆され、被膜厚は１０ｕＩ１１
であった。また金属面の光沢には異常がなかった。なお
、このものの体積固有抵抗は、ｌＸ１０’　５Ω、１で
あった。

「発明の効果１以」−の実施例からも明らかなように、本発明方法によ
れば、２枚の金属テープについて同時に被覆できるので
生産効率が向上し、また、得られるテープの片面のみに
均一な被覆が形成されるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本鋒明り沫を説明するために１１７９図である。１・・・・・・・・・・・・金属テープ３・・・・・・
・・・・・・塗料槽４・・・・・・・・・・・・加熱炉代理人弁理士　　　須　山　佐　− （ばか１名）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）２枚の金属テープを重ね合せ、この重ね合せたテ
ープの両面に絶縁塗料を塗布焼付けし、しかる後、この
２枚のテープを剥がすことを特徴とする片面絶縁被覆金
属テープの製造方法。
（２）絶縁塗料はポリボロシロキサン樹脂を主成分とす
るものである特許請求の範囲第１項記載の片面絶縁被覆
金属テープの製造方法。