JPS5817097A - 油圧ウインチの操作回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は油圧ウィンチの操作回路に係り、更に詳しくは
ドラムを駆動する油圧モータと、該油圧モータに圧油を
供給する油圧−ンプと、該油圧４ンデと前記油圧モータ
との間に設けられた方向切換弁及びカウンタバランス弁
と、前記ドラムの回転を規制するクラッチ及びブレーキ
等を備えた油圧ウィンチの操作回路に関する。

第１図は従来の油圧ウィンチの操作回路の一例を示し、
巻上ドラム１は、そのドラム軸２に軸受を介して支承さ
れ、ドラム軸２は油圧モータ３の駆動軸に連結されてい
る。油圧モータ３と該油圧モータ３を駆動する油圧ボン
ｆ４とを接続する駆動回路には、油圧モータ３の回転方
向を制御する手動式方向切換弁５と、油圧−ンｆ４が停
止したとき油圧モータ３の駆動を行うカウ／タバランス
弁６とが介在されている。

そして方向切換弁５の操作レノ々−５Ａを操作して該方
向切換弁５を図示の中立位置から左位置に切換えると、
油圧ポンプ４からの圧油によって油圧モータ３が巻上方
向に回転し、また方向切換弁５を右位置に切換えると、
油圧モータ３が巻下方向に回転する。

一方、巻上ドラム１とドラム軸２との間には油圧式クラ
ッチ装置７が介設され、かつ巻上ドラム１の外側には機
械式ブレーキ装置８が設けられている。前記油圧式クラ
ッチ装置７は、巻上ドラムｌの内面側に配置されたクラ
ッチ／４ン）′７ｍ、７ｂと、クラッチバンド’１ｍ、
７ｂの間に介在された引張ばね７Ｃ及びクラッチシリン
ダ７ｄとを具えている。またクラッチシリンダ７ｄとそ
の操作用油圧ボンｆ９とを接続する操作回路に手動式ク
ラッチ制御弁１０を具えている。そしてクラッチ制御弁
１０の操作レバー１０Ａを操作して該クラッチ制御弁１
０を図示の位置から左位置に切換えると、操作用油圧ポ
ンプ９からの圧油が操作回路を介してクラッチシリンダ
ー７ｄへ供給され、該クラッチシリンダ７ｄの伸長によ
シフラッチバンド７ａ、７ｂが巻上ドラム１内面へ圧接
されて巻上ドラム１と前記油圧モータ３とを連結し、ま
たクラッチ制御弁１０が図示の位置に切換えられるとク
ラッチシリンダ７ｄは油夕／りＴべ接続され、クラッチ
バンド７ｍ、７ｂが引張ばね７Ｃによ多巻上ドラム１内
面から離されて巻上ドラム１と油圧モータ３との連結を
解くようになっている。つまり、前記油圧式クラッチ装
置７味、ポゾテイプ式のクラッチ装置となっている。

前記機械式ブレーキ装置８は、巻上ドラム１の外面側に
配置された！レーキパンｙｇｍと、ブレーキペダル８ｂ
と、その操作力伝達用ロッド８Ｃ及びレバー８ｄとを具
えている。そしてプレーキイダル８ｂを踏み込むとブレ
ーキバンド８ａが巻上Ｐラム１外面に圧接されて制動を
行い、またブレーキペダル８ｂを離すと引張ばね８・の
ばね力によってブレーキバンド８ａが巻上ｒラム１外面
から雛されて制動を解除するようになっている。

尚、図中Ｍは油圧ボンｆ４及び操作用油圧Ｉンデ９を駆
動する原動機を示す。

しかるに前述の油圧ウィンチの操作回路においては、巻
上ドラムｌ駆動用の油圧モータ３の回転方向制御を行う
方向切換弁５の操作レバー５Ａと、油圧式クラッチ装置
７のクラッチ制御弁１０の操作レバー１０Ａとの２本の
操作レバーが必要となる。

そして該巻上装置を、例えば移動式クレーンの主巻用、
補巻用及びブーム起伏用として使用した場合、操作レバ
ーが６本となル、その操作が繁雑となるばかりでなく、
誤操作を招き易い。

このような問題は、油圧式クラッチ装置としてネガティ
ブ式のクラッチ装置を使用した油圧ウィンチの操作回路
においても同様である。

本発明は前述の点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、ドラム駆動用油圧モータの回転方向制御
を行う方向切換弁の操作レバーの操作によってクラッチ
の制御弁を操作でき、移動式クレーン等の主巻用、補巻
用、ブーム起伏用に使用して好適なる油圧ウィンチの操
作回路を提供するにある。

この目的を達成するため、本発明の油圧ウィンチの操作
回路は、ドラムを駆動する油圧モータと、該油圧モータ
に圧油を供給する油圧？ジグと、該油圧ポンプと前記油
圧モータとの間に設けられた方向切換弁及びカウンタバ
ランス弁と、前記ドラムの回転を規制するカラツチ及び
ブレーキを備えた油圧ウィンチにおいて、前記方向切換
弁・の操作レバーが中立位置にあるときのみその常閉接
点を開く第１のリミットスイッチと、前記操作レバーが
中立位置から作動位置を越えた位置に動かされたときの
みその常開接点を閉じる第２のリミットスイッチとを設
け、前記クラッチと該クラッチに圧油を供給する操作用
油圧ポンプとの間に、クラッチの人、切を行う電磁式制
御弁を設け、該制御弁の電気回路には、前記第１のリミ
ットスイッチの常閉接点及び前記第２のリミットスイッ
チの常開接点と、励磁されるとその常開接点を閉じるリ
レーとを直列に挿入すると共Ｋ、前記リレーの常開接点
を第２のリミットスイッチの常開接点に並列に挿入し、
前記制御弁は、励磁されると切換えられて前記クラッチ
を切るように構成されたことを特徴とする。

以下、本発明の詳細を図面に従って説明する。

第２図及び第３図は本発明による油圧ウィンチの操作回
路の一実施例を示し、第１図と同一符号のものは同じも
の、もしくは和尚するものを表わしている。本発明によ
る油圧ウィンチの操作回路においては、巻上ドラム駆動
用油圧モータ３の回転方向を制御する方向切換弁５の操
作レバー５Ａが５巻上側位置（方向切換弁５を左位置に
切換える位置）Ａ及び巻下側位置（方向切換弁５を右位
置に切換える位置）Ｂの他に、巻下側位置から更に倒し
た操作位置（方向切換弁５が右位置に切換わりたままの
状態）Ｃにも動かし得るように構成されている。つまり
、操作レバー５Ａは、中立位置Ｎから３つの位置へ操作
できる〇 また、前記操作レバー５Ａ側に杜、常蘭接点をもつ第１
のリミットスイッチ２１と、常開接点をもつ第２のリミ
ットスイッチρとが設けられている。

パー５Ａが中立位置Ｎに戻されたとどのみ、その作動片
２１ｉが操作レバー５Ａに接触して常閉接点を開くよう
になっている０まだ前記第ｉのリミットスイッチｎは、
操作レバー５Ａが操作位置Ｃに動かされたときのみ、そ
の作動片２２ｍが操作し／？−５Ａに接触して常開接点
を閉じるようになっている。

一方、油圧式クラッチ装置７のクラッチシリンダ７ｄと
その操作用油圧ポンプ９とを接続する操作回路には、電
磁式クラッチ制御弁加が設けられている。核電磁式りラ
ッチ制御弁加は、クラッチシリンダ７ｄと操作用油圧ボ
ンｆ９とを接続させる位置（以下クラッチ連結側位置と
いう）イ及び前記クラッチシリンダ７ｄを油タンクＴへ
接続させる位置（以下クラッチ切離側位置という）口の
２位置を有している。そして電磁式クラッチ制御弁加は
、励磁されると、クラッチ切離側位置口に切換わシ、か
つ消磁されるとげね２０Ａによってクラッチ連結側イに
切換わるようＫなっている。また電磁式クラッチ制御弁
加の電気回路には、前記第１のリミットスイッチ２１の
常閉接点ＬＳＩと、前記第２のリミットスイッチηの常
開接点Ｌ８２と、励磁されるとその常開接点２３ｍを閉
じるリレーるとが直列に挿入されている。そしてリレー
久の常開接点２３ｍは第２のリミットスイッチηの常開
接点ＬＳ２と並列に挿入されている。尚、必は電源を示
している。

次に本発明による油圧ウィンチの操作回路の作用につい
て説明する。

（１）巻上及び巻下 まず方向切換弁５の操作レバー５Ａを巻上側位置Ａまた
は巻下側位置Ｂに操作して方向切換弁５を左位置または
右位置に切換える。この操作レバー５Ａが中立位置Ｎか
ら動かされることで第１のリミット、ｉｃイツチ２１の
常閉接点ＬＳＩが閉じるが、第２のリミットスイッチρ
の常開接点ＬＳ２は開いた状態にあるので、電磁式クラ
ッチ制御弁加は励磁されず、図示のクラッチ連結側位置
イに切換わっている。つまシ油圧式クラッチ装置７のク
ラッチシリンダ７ｄへ操作用油圧ボンｆ９からの圧油が
作用して油圧モータ３と巻上ドラム１とを連結させる。

従って、油圧ポンプ４からの圧油によシ駆動される油圧
モータ３（て巻上ドラ１１は巻上方向または巻下方向に
回転するＯまた前記操作レバー５Ａを中立位置Ｎに戻す
と、油圧モータ３への圧油の供給が遮断されて該油圧モ
ータ３が停止すると共に、巻上ドラム１も停止し、かり
油圧モータ３はカウンタバランス弁６にて制動される。

このとき電磁式クラシチ制御弁加は励磁されることなく
クラッチ連結側位置イに切換わった状態にある、つまシ
油圧モータ３と巻上ドラム１とが連結状態にあるので、
前記カウンタ／ぐランス弁６の作用によシ巻上ドラム１
が吊荷の重量にて逸走することはない。

（２）　　吊荷のフリーホー是 方向切換弁５の操作レバー５Ａを操作位置Ｃに倒す。こ
れにより第１のリミットスイッチ２１の常□閉接点ＬＳ
Ｉが閉じると共に、第２のリミットスイッチηの作動片
２２１が操作レバー５Ａに接触して、１１　　　−１ その常開接点ＬＳ２が閉じ、電磁式クラッチ制御弁孔が
励磁されてクラッチ切離側位置口に切換わる。

このとき、リレー器も励磁されてその常開接点２３ａを
閉じる。前記電磁式クラッチ制御弁別がクラッチ切離側
位置口に切換わることにより、操作用油圧デンジ９から
クラッチシリンダ７ｄへの圧油の供給が速断されると共
に引張ばね７Ｃにて油圧モータ３と巻上ドラム１との連
結が解かれる、りまシ巻上ドラム１が自由回転状態とな
って吊荷のフリーホールが行われる。吊荷のフリーホー
ルを行った後は機械式ブレーキ装置８にて巻上ドラム１
を制動して吊荷を保持する。この吊荷を保持した状態か
ら操作レバー５Ａを巻下側位置Ｂに戻した場合、第２の
リミットスイッチｎの常開接点ＬＳ２が開くが、リレー
ｎの常開接点２３ｍが閉じていて電気回路は通電状態を
保持するので、電磁式クラッチ制御弁孔は励磁しつづけ
て油圧モータ３と巻上ドラム１との切離状態が保たれ、
油圧モータ３の回転力と機械式ブレーキ装置８との制動
力とが競合することはない。

特開昭５８−　１７０９７（４） そして、操作レバー５Ａを中立位置Ｎ＆Ｃ戻せば、第１
のリミットスイッチ２１の作動片２Ｌａが操作レバー５
Ａに接触してその常閉接点ＬＳＩを開くので、電磁式ク
ラッチ制御弁孔は消磁し、そ６ばね２０ｍによシフラッ
チ連結側位置イに切換わって、再び油圧モータ３と巻上
ドラム１とが連結される。

このように本発明による油圧ウィンチの操作回路におい
ては、方向切換弁５の操作レバー５Ａの操作によって油
圧式クラッチ装置７のクラッチ制御弁孔を操作できる。

従って、本発明の油圧ウィンチの操作回路を、例えば移
動式クレーンの主巻用及び補巻用、ブーム起伏用として
使用すれば、その操作レバーは３本で済み、操作を容易
に行えると共に、誤操作することもなくなる。

尚、前記の実施例で示した電磁式クラッチ制御弁孔の電
気回路において、そのリレー器を第４図に示す如く電磁
式クラッチ制御弁孔のコイル部と並列に接続するように
してもよい。

第５図は本発明の他の実施例として、ネガティ３１ プ式のクラッチ装置を用いた油圧ウィンチの操作回路を
示している０この操作回路においては、その油圧式クラ
ッチ装置７′が、圧縮ばね７　ｅ／によりクラッチバン
ド７ｈ、７ｂの巻上Ｐラム１内面への圧接を行い、かつ
クラッチシリンダ７ｄ’によりクラッチバンド７ａ、７
ｂの巻上ドラム１内面からの切離しを行う構成となって
いるので、電磁式クラッチ制御弁釘の切換部が第２図の
例とは異なっている。即ち、電磁式クラッチ制御井加′
は、クラッチシリンダ７ｄ′を油タンクＴへ接続させる
クラッチ連結側位置イ′及びクラッチシリンダ７ｄと操
作用油圧ボンｆ９とを接続させるクラッチ切離側位置口
′の２位置を有し、励磁されると前記クラッチ切離側位
置口′に、かつ消磁されるとばね２１Ｊ＆’によυ前記
クラッチ連結側位置イ′に夫々切換わるようになってい
る。そして、その他の構成につ（１ては第２図と同じ構
成となっているＯ 従って、この油圧ウィンチの操作回路にお−・ても、方
向切換弁５の操作し、−？−５Ａを第３図で示した巻上
側位置Ａ９巻下側位置Ｂ、操作位置Ｃへの操作並びに中
立位置Ｎへの戻し操作を行えば、前述の実施例で説明し
た同様に巻上１巻下及び停止と、吊荷のフリーホールと
を行える。

尚、前述した界施例においては、操作レノ々−２２Ａを
巻下側位置すから更に倒した位置Ｃに操作し□たとき、
クラッチ制御弁が切換わってクラッチが切れるようにし
た例を示したが、操作レノクー２２Ａを巻上側位置ａか
ら更に倒した位置に操作したとき、クラッチ制御弁が切
換わってクラッチが切れるように構成してもよいことは
勿論である０以上説明したように、本発明の油圧ウィン
チの操作回路によれば、ドラム駆動用油圧モータの回転
方向制御を行う方向切換弁の操作レノ々−によってクラ
ッチの制御弁を操作できる。その結果、移動式クレーン
等の主巻用、補巻用、ブーム起伏用に使用すれば操作レ
バーの数が従来のものに対して半分となり、操作が容易
となると共に誤操作を招くこともない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の一例である油圧ウィンチの操作１５　　
　釘 回路図、第２図は本発明の一髪施例である油圧ウィンチ
の操作回路図、第３図は第２図における方向切換弁の操
作レバーの操作位置とリミットスイッチの取付位置とを
示す説明図、第４図は第２図における電磁式クラッチ制
御弁の電気回路の変形例を示す図、第５図は本発明の他
の実施例である油圧ウィンチの操作回路図である。 １・・・巻上ドラム、３・・・油圧モータ、４・・・油
圧Ｉンプ、５・・・方向切換弁、５人・・・操作レバー
、・６・・・カウンタバランス弁：　７　、７′・・・
油圧式クラッチ装置、７ｄ、７ｄ’・・・クラッチシリ
ンダ、８・・・機械式ブレーキ装置、９・・・操作用油
圧ポンプ、加・・・電磁式クラッチ制御弁、２１・・・
第１のリミットスイッチ、ｎ・・・第２のリミットスイ
ッチ、ＬＳＩ・・・第１のリミットスイッチの常閉接点
、Ｌ８２・・・第２のリミットスイッチの常開接点、久
・・・リレー、２３１Ｌ・・・リレーの常開接点。 特許出願人　日立建機株式会社 代理人　弁理士　　秋　　本　　正　　実特開昭５８−
　１７０９７（５） １’１２図 第３図 ｊ１！４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ドラムを駆動する油圧モータと、該油圧モータに圧油を
   供給する油圧４ンテと、該油圧ポンプと前記油圧モータ
   との間に設けられた方向切換弁及びカウンタバランス弁
   と、前記ドラムの回転を規制するクラッチ及びブレーキ
   を備えた油圧ウィンチにおいて、前記方向切換弁の操作
   レバーが中立位置にあるときのみその常閉接点を開く第
   １のリミットスイッチと、前記操作レバーが中立位置か
   ら作動位置を越えた位置に動かされたときのみその常開
   接点を閉じる第２のリミットスイッチとを設け＼前記ク
   ラッチと該クラッチに圧油を供給する操作用油圧ポンプ
   との間に、クラッチの人、切を行う電磁式制御弁を設け
   、該制御弁の電気回路には、前記第１のリミットスイッ
   チの常閉接点及び前記第２のリミットスイッチの常開接
   点と、励磁されるとその常開接点を閉じるリレーとを直
   列に挿入すると共に、前記リレーの常開接点を第２２　
   　　頁 のリミットスイッチの常開接点に羞列に挿入し、前記制
   御弁は、励磁されると切換えられて前記クラッチを切る
   ように構成されたことを特徴とする油圧ウィンチの操作
   回路。