JPH0126714Y2 - - Google Patents

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JPH0126714Y2
JPH0126714Y2 JP4285684U JP4285684U JPH0126714Y2 JP H0126714 Y2 JPH0126714 Y2 JP H0126714Y2 JP 4285684 U JP4285684 U JP 4285684U JP 4285684 U JP4285684 U JP 4285684U JP H0126714 Y2 JPH0126714 Y2 JP H0126714Y2
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clutch
brake
switching valve
hoisting
hydraulic motor
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、油圧モータから巻取ドラムに動力を
伝達しかつ油圧で作動されるクラツチを有する巻
上ウインチの操作装置に関する。
本考案は巻上ウインチの巻上、巻下操作を簡単
化するとともに、誤操作等によつて吊荷が降下す
ることのない巻上ウインチの操作装置を提供する
ことを目的とする。
第1図に示すものは従来のウインチ装置の作動
回路図で、巻上モータ操作レバー15、クラツチ
操作レバー23および巻取ドラム5を制動するた
めのフートペダル11を装備しており、運転者は
運転席で2本のレバーとフートペダルを選択、操
作し各種の荷役作業を行う。更に詳述すれば、減
圧弁16,17は巻上モータ操作レバー15で操
作され、一次側に導かれた操作用ポンプ19から
の吐出油を制御してその2次圧を、主切換バルブ
3の両端のパイロツト室に導びく。主切換バルブ
3はポンプ1の吐出油の方向を制御してその圧油
を油圧モータ4に供給しこれを駆動する。油圧モ
ータ4の回転はクラツチ機構を介して巻取ドラム
5に伝達され、吊荷を巻上げ、巻下げあるいは吊
荷を保持する。クラツチ操作用レバー23は通常
運転席に設けられており、切換弁22を図で左位
置に切換えると操作用ポンプ19の吐出油が切換
弁22を通つてクラツチシリンダ6に供給され巻
取ドラム5のクラツチを接続する。(クラツチが
入る)また切換弁22が右位置に切換えられると
クラツチシリンダ6の圧油は油タンクに戻りクラ
ツチは解除される。(クラツチが切れる)更に巻
取ドラム5に足踏ブレーキを作用させるためにフ
ートペダル11が設けられている。ポンプ1およ
び操作用ポンプ19はそれぞれリリーフ弁2,2
0を備えている。
ところで、巻上ウインチを備えた移動式クレー
ン等において実用される作業を大別すると、(1)常
時クラツチを接続したまま巻上ウインチを使用す
る場合、すなわちクラツチを接続状態にしこれを
解除することなく巻上モータ操作レバーを操作し
て吊荷を巻上げまたは巻下げる場合と、(2)巻上操
作レバーを中立にし油圧モータを駆動しない状態
にしておいて、クラツチを解除し吊荷の自由降下
を行う場合等があるが、第1図に示す従来装置で
上記作業を行うには、(1)の場合、クラツチ操作レ
バー23により切換弁22を操作して図示の状態
とし、操作用ポンプ19の吐出油をクラツチシリ
ンダ6に導びきクラツチを接続し、次いで巻上モ
ータ操作レバー15を巻上または巻下位置に操作
し油圧モータ4にポンプ1から吐出油を供給して
正、逆方向に回転させることにより行なう。ま
た、(2)の作業を行うには、巻上モータ操作レバー
15を中立位置に保持し油圧モータ4の駆動を停
止し、クラツチ操作レバー23を図の右位置に切
換えてクラツチを解除すれば、吊荷は自重により
自然落下状態となり必要に応じてフートペダルを
踏み込みブレーキをかけながら自由降下させる。
しかしながら、運転者が常に正確な運転操作を
するものとは限らない。すなわち、上記(1)の作業
で、吊荷を巻上げ中に誤つてクラツチ操作レバー
23を切換えると、それまで接続状態にあつたク
ラツチは急に解除され、油圧モータ4の回転力が
巻取ドラムに伝達されなくなつて吊荷は急速に落
下する。また同じく(1)の作業で巻上モータ操作レ
バー15を中立にしてクラツチ操作レバー23を
クラツチ接続位置にし吊荷状態のままフートペダ
ル11を踏まずに放置すれば、油圧モータの洩れ
によつて吊荷は徐々に降下し、いずれの場合も危
険である。
本考案は上述した従来装置の問題点を解消する
ために、上記(1),(2)の作業に対しても単に切換ス
イツチを切換えるだけで使い分けを可能とし、巻
上ウインチの操作を簡単にするとともに、(1)の作
業において切換スイツチ9を事前に開とすること
により、巻上モータ操作レバーを中立位置にした
場合には、それが誤操作であると否とにかかわら
ず直ちに自動的にブレーキが作動し、安全に作業
ができるようにしたものである。
以下、本考案の一実施例を第2図乃至第6図を
参照して説明する。なお、これらに図示するもの
において第1図と共通する符号は同一物または均
等物を示す。
ブレーキ用電磁切換弁13は2つの1次側ポー
トがそれぞれ操作用油圧源である操作用ポンプ1
9と油タンクとに接続され、2次側ポートは選択
的にブレーキ解除シリンダ12に接続され、常時
はブレーキ解除シリンダ12を油タンクに連通さ
せ、この時スプリング14の弾性力またはブレー
キペダル11を使用した場合にはこれにかかる踏
力により制動状態にあるが、ブレーキ用電磁切換
弁13の電磁操作部が励磁されると2次側ポート
が操作用ポンプ19に連通し、ブレーキ解除シリ
ンダ12を作動して巻取ドラムに対する制動力を
解除する。クラツチ用電磁切換弁8は二つの1次
側ポートがそれぞれ操作用ポンプ19と油タンク
に接続され、2次側ポートはクラツチシリンダ6
に接続されており、常時はクラツチシリンダ6を
操作用ポンプ19に連通させクラツチは接続状態
にあるが、クラツチ用電磁切換弁8の電磁操作部
に通電されると2次側ポートは油タンクに連通
し、クラツチシリンダ6の油圧を解除して図示し
ないスプリング力により油圧モータ4と巻取ドラ
ム5との接続を解除する。シヤトル弁18は一対
の減圧弁16,17の2次圧のうち高圧側を選択
し圧力スイツチ10に導びく、この圧力スイツチ
10は電源接続端子24と二つの接点25,26
を備え、常時は接点25を閉とするが、油圧モー
タ4が駆動されているときにはシヤトル弁18で
選択された高圧油により切換えられて接点26を
閉とし電源電流を切換える。接点25とクラツチ
用電磁切換弁8を接続する回路および接点26と
ブレーキ用電磁切換弁13を結びかつこれらを電
源27に接続する回路には、両回路をともに開ま
たは閉に切換る切換スイツチ9が設けられてい
る。この切換スイツチ9は通常運転者が操作に便
利な運転室内に設けられている。
次にこの考案の作用を従来装置に対応させつつ
説明する。
(1) 常時クラツチを接続したまま巻上ウインチを
使用する場合。
これは上記従来装置で第1の作業を行う場合に
相当する。この場合には、予め切換スイツチ9は
オフとされクラツチ用電磁切換弁8は励磁されな
い。まず(1)の場合で巻上モータ操作レバー15を
中立位置に操作したときの作動回路を第2図に示
す。クラツチ用電磁切換弁8は励磁されていない
ので操作用ポンプ19の吐出油はクラツチ用電磁
切換弁8を通つてクラツチシリンダ6に入りクラ
ツチが接続され、油圧モータ4と巻取ドラム5は
連結される。一方、圧力スイツチ10は接点26
を開にしておりブレーキ用電磁切換弁13は励磁
されていないのでブレーキ解除シリンダ12の圧
油は電磁切換弁13を通つて油タンクに戻り、巻
取ドラム5はスプリング14の弾性力により制動
され巻上ウインチは自動制動状態にある。次に(1)
の場合で巻上モータ操作レバー15を巻上または
巻下位置に操作したときの作動回路を第3図に示
す。減圧弁16,17の2次圧は主切換バルブ3
のパイロツト部に導入されて主切換バルブ3を切
換えポンプ1の吐出油を油圧モータ4に供給し、
これを正または逆方向に駆動する。同時に減圧弁
16,17の2次圧はシヤトル弁18で高圧側が
選択され、圧力スイツチ10の接点25を接点2
6に切換えて電源21の電流をブレーキ用電磁切
換弁13の電磁操作部に連通し、これを励磁して
操作用ポンプ19からの吐出油をブレーキ解除シ
リンダ12に導き巻取ドラム5の制動を解除す
る。またクラツチ用電磁操作弁8は予め切換スイ
ツチ9がオフとされ励磁されていないので、操作
ポンプ19の吐出油はクラツチシリンダ6に導か
れ、巻取ドラム5はクラツチを介してドラム軸に
より油圧モータ4と連結される。したがつて巻取
ドラムは油圧モータ4により巻上または巻下方向
に駆動される。
このように(1)の場合、切換スイツチ9が開とさ
れているのでクラツチは常時接続状態となり、か
つ巻上操作レバー17が中立位置に切換わると圧
力スイツチ10を介してブレーキ用電磁切換弁1
3が切換わりブレーキがかかるので、巻上または
巻下時に誤つて巻上用操作レバーを中立位置に操
作しても直ちに自動的に制動がかかり、吊荷の落
下を未然に防止できる。
(2) 巻上操作レバー15を中立位置にしておいて
クラツチを解除する場合。
これは上記従来装置で第2の作業を行う場合に
相当する。例えばクレーン作業時空フツクを自然
降下させたい場合、あるいはバケツト作業等で自
由落下を使用して効率のよい堀削をしたい場合等
である。この場合には、予め切換スイツチ9によ
り2つの回路はともに閉とされ、ブレーキ用電磁
切換弁13は電源27により励磁されており、操
作用ポンプ19からの吐出油はブレーキ用電磁切
換弁13を通つてブレーキ解除シリンダ12に導
かれ、スプリング14の弾性力に抗してブレーキ
ドラムの制動を解除している。まず(2)の場合で巻
上モータ操作レバー15を中立位置に操作したと
きの作動を第4図に示す。圧力スイツチ10は接
点25を閉じクラツチ用電磁切換弁8は励磁され
ているのでクラツチシリンダ6は電磁切換弁8を
介して油タンクに接続されクラツチは解除されて
いる。したがつて巻取ドラム5はブレーキペダル
11によつてのみ制動が可能である。次に(2)の場
合で巻上モータ操作レバー15を巻上または巻下
位置に操作したときの作動を第5図に示す。減圧
弁16,17の2次圧は主切換バルブ3のパイロ
ツト部に導かれて主切換弁3を切換え、ポンプ1
からの吐出油を油圧モータ4に供給し、これを正
または逆方向に駆動する。これと同時に減圧弁1
6,17の2次圧はシヤトル弁18で高圧側が選
択され圧力スイツチ10の接点26を閉として電
源21の電流を切換え、クラツチ用電磁切換弁8
を消磁して操作用ポンプ19の吐出油をクラツチ
シリンダ6に導きクラツチを接続する。したがつ
て巻取ドラム5は油圧モータ4により巻上または
巻下方向に駆動される。
このように(2)の場合、予め切換スイツチ9が閉
とされているので油圧ブレーキは常時解除状態と
なり、自由落下時には必要に応じてブレーキペダ
ルを踏み込み制動をかけながら作業を行うことが
できる。
なお、切換スイツチ9は運転室内に設けられ手
動操作されるものとして説明したが、これに限ら
ず電気的に遠隔操作するようにしても良いことは
云うまでもない。
以上述べたように、本考案によれば運転者は作
業目的に応じ切換スイツチ9を予め開または閉に
設定することにより、クラツチを接続したまま巻
上ウインチを使用する作業および自由落下作業の
二つの作業を容易に使い分けることができ、これ
により各作業の操作が容易に行なえるとともに、
作業内容に適する運転操作を一本の巻上操作レバ
ーを操作するだけで行うことができるので、巻上
操作レバーとクラツチ操作レバーの両レバーを誤
認することによる誤動作も避けることができる。
また切換スイツチ、圧力スイツチを含む電気回路
を採用したことにより油圧回路は電磁切換弁を二
個用いるのみで構成することができるので構造簡
単で経済的であり、さらにクラツチを接続したま
ま巻上ウインチを使用する場合には自動ブレーキ
を利用できるので安全に作業をすることができる
等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の巻上ウインチの操作装置の作動
回路図、第2図乃至第5図は本考案による一実施
例の各種の作業態様を示す作動回路図である。 4……油圧モータ、5……巻取ドラム、6……
クラツチシリンダ、8……クラツチ用電磁切換
弁、9……切換スイツチ、10……圧力スイツ
チ、13……ブレーキ用電磁切換弁、16,17
……減圧弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 巻取ドラム5を駆動する油圧モータ4、油圧モ
    ータ4を制御する主切換バルブ3、巻上モータ操
    作レバー15により操作され2次圧により主切換
    バルブ3をパイロツト操作する減圧弁16,1
    7、クラツチシリンダ6によりスプリング力に抗
    して巻取ドラム5と油圧モータ4を接続させるク
    ラツチ機構、ブレーキシリンダ12に圧油が供給
    されるとスプリング力に抗して制動を解除するブ
    レーキ機構およびクラツチ機構とブレーキ機構を
    作動する油圧回路からなる巻上ウインチ操作装置
    において、上記油圧回路が、ブレーキシリンダ1
    2を常時は油タンクに連通するが通電時にはこれ
    を油圧源に連通するブレーキ用電磁切換弁13
    と、クラツチシリンダ6を常時は油圧源に連通す
    るが通電時にはこれを油タンクに連通するクラツ
    チ用電磁切換弁8と、電源接続端子24、第1の
    接点25および第2の接点26を備え常時は第1
    の接点25を閉とするが油圧モータ回転時減圧弁
    16,17の2次圧に応答して第2の接点26を
    閉とする圧力スイツチ10と、第1の接点25を
    クラツチ用電磁切換弁8に接続する電気回路およ
    び第2の接点26とブレーキ用電磁切換弁13を
    電源27に接続する電気回路にそれぞれ挿入され
    両回路をともに開または閉とする切換スイツチ9
    とから構成されることを特徴とする巻上ウインチ
    の操作装置。
JP4285684U 1984-03-27 1984-03-27 巻上ウインチの操作装置 Granted JPS60154393U (ja)

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JP4285684U JPS60154393U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 巻上ウインチの操作装置

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JPS60154393U JPS60154393U (ja) 1985-10-15
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