JPS581659Y2 - エンジン始動装置 - Google Patents

エンジン始動装置

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JPS581659Y2
JPS581659Y2 JP1977101434U JP10143477U JPS581659Y2 JP S581659 Y2 JPS581659 Y2 JP S581659Y2 JP 1977101434 U JP1977101434 U JP 1977101434U JP 10143477 U JP10143477 U JP 10143477U JP S581659 Y2 JPS581659 Y2 JP S581659Y2
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JP
Japan
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spring
shaft
spring box
box
spiral
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Expired
Application number
JP1977101434U
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English (en)
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JPS5429229U (ja
Inventor
森栗清次郎
Original Assignee
ヤンマー農機株式会社
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Publication date
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は農業機械などを駆動するエンジン、例えば小型
ディーゼルエンジンなどを手動操作で始動させる装置に
関し、エンジン駆動用の始動軸を、一方向クラッチを介
し、連結させるラチェツト軸に内側端を固定させ且つ外
側端を第1バネ箱に固定させる第1渦巻バネと、前記第
1バネ箱に内側端を固定させ且つ外側端を第2バネ箱に
固定させる第2渦巻バネと、前記第2バネ箱に内側端を
固定させ且つ外側端を弾性第3バネ箱に固定させる第3
渦巻バネとを前記始動軸の同一軸芯上に並設させると共
に、前記ラチェツト軸と第1バネ箱間並びに第1バネ箱
と第2バネ箱間に、それぞれの連結渦巻バネが一定巻締
回数となったとき一体的に連動回転させるためのクラッ
チ部材を介設させることにより、前記渦巻バネを常に一
定巻締回数のもとに巻締めし得て、これらバネにブ定以
上の巻締め負荷を加えることによる破損或いは切断など
の事故を有効に防止し得ると共に、これらバネの蓄圧戻
しバネ力を常に略=定とさせてエンジンの始動を適切且
つ確実に行わしめ、また第1渦巻バネのバネ力を小とさ
せ第2渦巻バネ、第3渦巻バネと順次そのバネ力を犬と
させてもバネ力の弱い第1渦巻バネが集中的に巻締めら
れる欠点もな(これら各バネのバネ力に関係な(それぞ
れの有効巻締回数のもとに適切に巻締めし得、しかもこ
のように各バネのバネ力を順次大とさせた場合、バネ力
の大きい第3渦巻バネより順次相乗的に倍加させる状態
で巻戻しさせるため強力なバネトルクを得、エンジン始
動開始初期に大きな回転加速度を得てエンジンの始動を
より確実に行わしめることのでき極めて作業能率に富ん
だエンジン始動装置を提供しようとするものである。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図は耕耘機の概略側面図であり、図中1は水冷横形
ディーゼルエンジン、2はシャーシ、3はミッションケ
ース、4はハンドルであり、これらを一体的に連設する
と共に、ヒツチ5を介してロータリ作業機6を連結させ
る。
またエンジン1の出力軸γにフライホイール8を設ける
と共に、走行輪9を取付げる車軸10並びにロータリ1
1にプーリ12,13及びベルト14などを介して前記
エンジン1の出力軸7を連動連結してなる。
第2図及び第3図に示す如く、上記フライホイール8に
一体形成したプーリ15にVベルト16を介して連結さ
せる出力プーリ17と、前記ブーIJ 17を一端に軸
架する始動軸18と、該軸18の他端に一方向クラッチ
19を介して接合させるラチェツト軸20と、前記軸2
0に一体形成して爪21を噛合せるラチェット22と、
前記の各軸18.20並びに爪21を取付ける円筒形本
体ケース23と、前記軸18に回転自在に枢着させる第
1及び第2バネ箱24.25と、前記ケース23内面に
圧接させるC形板バネ製第3バネ箱26と、前記軸20
に内側端を固定していて外側端を第1バネ箱24に固定
する第1渦巻バネ27と、前記第1バネ箱24の軸支部
に内側端を固定していて外側端を第2バネ箱25に固定
する第2渦巻バネ28と、前記第2バネ箱25の軸支部
に内側端を固定していて外側端を第3バネ箱26に固定
する第3渦巻バネ29とを備え、各バネ27゜28.2
9を巻締める方向にのみラチェツト軸20を遊動回転さ
せるように爪21をラチェット22に噛合せると共に、
各バネ2γ、28,29に設定以上のバネ力を蓄えたと
きに第3バネ箱26がケース23に対して摺動回転する
ように第3バネ箱26の接触バネ圧を設定し、また各バ
ネ27.28,29の復動バネ力によってラチェツト軸
20を回転したときにのみ各軸1B、20が一体的に連
動回転するように一方向クラッチ19を形成してなる。
・また前記の第1及び第2バネ箱24,25の内周面に
角ネジ溝30,31を形成すると共に、ラチェツト軸2
0並びに第1バネ箱24の軸支部にキー溝32,33を
形成し、前記軸20並びに箱24の軸支部にクラッチ部
材であるキ一部材34゜35を軸芯方向に摺動可能に協
同回転するように係合軸支する。
そして前記の各キ一部材34゜35を延設して前記の各
角ネジ溝30,31に夫夫嵌入させると共に、キ一部材
34.35を当接させるストッパ36,3γを谷溝30
,31の終端に突設させ、キ一部材34,35が溝30
゜31から離脱するのを防止してなり、角ネジ溝30.
31の送り作用によってキ一部材34,35が摺動する
範囲(渦巻バネ27,28の巻締回数内)で、各バネ箱
24,25が単独的に回転し、角ネジ溝30.31の終
始端にキ一部材34゜35が到達したとき、ラチェツト
軸20と第1バネ箱24、第1バネ箱24と第2バネ箱
25が一体的に回転するように形成してなる。
次いで、上記本体ケース23の−fJIUにリコイルケ
ース23aを取付け、バネ巻締横溝3Bを内蔵する。
前記機構38は、上記ラチェツト軸20に連結させるリ
コイルドラム39と、該ドラム39に巻付ける懸引紐4
0と、その紐40を引張る・・ンドル41と、前記ドラ
ム39を軸支するリコイル軸42とを有し、前記ハンド
ル41を介して紐40を引張ることによりラチェツト軸
20を回転させ、各バネ27,28,29を順次巻締め
ると共に、前記ハンドル41を離すことによりドラム3
9に紐40が自動的に巻取られるように形成してなる。
前記リコイル軸42に螺旋溝43を形成し、その軸42
に摺動可能にシフトリング44を嵌挿すると共に、前記
溝43に嵌入させる突起45をシフトリング44に形成
する。
またエンジン1のデコンプレパー46にスプリング4γ
を介して連結させるL形すンク48をリコイルケース2
3aに軸支すると共に、前記シフトリング44に形成す
る輪溝49に嵌入させるピン50を前記リンク48に設
げ、・・ンドル41を引張ってリコイル軸42を回転し
たとき、復動スプリング51に抗してシフトリング44
が摺動変移して前記リンク48を揺動させ、スプリング
52によってコンブ位置に保持しているデコンプレパー
46をデコンプ位置に切換えるように形成する。
更に上記ラチェツト軸20に輪溝状終端を有する螺旋状
溝53を形成すると共に、上記デコンプレパー46にコ
ネクティングロッド54を介してL形すンク55の一端
を連結する。
そのリンク55を本体ケース23に軸支すると共に、前
記溝53に嵌入させるピン56をL形すンク55の他端
に設け、上記爪21に連結させた始動レバー57によっ
て爪21とラチェット22との噛合いを解除したとき、
各バネ27,28,29の復動によってフライホイール
8が回転し、エンジン1がデコンプ状態からコンブ状態
となって始動するように形成してなるものである。
本考案は上記の如く構成しており、エンジン1を始動す
る場合、第3図の如(ラチェット22に爪21を噛合わ
せ、ハンドル41を介して懸引紐40を引張り、リコイ
ルドラム39と共にラチェツト軸20及びリコイル軸4
2を回転させる。
ラチェツト軸20の回転によって各バネ27,28゜2
9が適宜巻締められ、渣た、リコイル軸42の回転によ
って螺旋溝430案内でシフ) IJング44がスプリ
ング51に抗して右方に摺動し、L形すンク48を反時
計方向に変移させ、スプリング4γを介してデコンブレ
パー46を回転させる。
この時、前記レバー46にロッド54を介して連結した
L形すンク55がレバー46と連動して時計方向に変移
し、リンク55のピン56が螺旋状溝53に沿って左方
に移動する。
一方、前記ハンドル41を離すと、リコイルドラム39
が自動的に復動回転(逆転)して紐40を巻取ると共に
、シフトリング44が左方に摺動し、L形すンク48が
時計方向に回転する。
前述のようにノッドル41を引張り、またそれを離す動
作を繰返すと、ラチェツト軸20と共に各バネ箱24,
25が回転し、各バネ27,28゜29にバネ力が蓄わ
えられると共に、螺旋状溝53に沿ってピン56が左方
に移行し、デコンフレバ−46をデコンプ位置に保持す
る。
またエンジン1の始動に必要なバネ力が各バネ27,2
8゜29に蓄力されたとき、・・ンドル41操作でバネ
巻締方向にラチェツト軸20を回転させると、第3バネ
箱26が本体ケース23内面を摺動し、バネ2γ、28
,29が切断するなどの事故を防止する。
而して始動レバ−51操作によって爪21とラチェット
22との噛合いを解除すると、各バネ27.28,29
の復動バネ力によってラチェツト軸20と共に始動軸1
8を一方向クラッチ19を介して回転させ、その駆動力
をエンジン1の始動軸7にプーリ15,17及びベルト
16を介して伝え、エンジン1を始動回転させる。
その始動初期において、L形すンク55の変移によって
デコンプレパー46がデコンプ位置に切換えられるので
、非圧縮状態でフライホイール8が回転すると共に、遅
延してL形すンク55が螺旋状溝53の案内で復動し、
デコンプレパー46をコンブ位置に戻し、エンジン1の
始動運転を行うものである。
又、上記の各バネ27.28.29のバネ力(弾性係数
など)が略等しいときは、各バネ2γ。
28.29の巻締或いは復元を略同時に行える。
一方、第1渦巻バネ2Tのバネ力を弱く、第2及び第3
渦巻バネ28.29のバネ力を順次強く形成した場合、
各バネ27,28,29を巻締める際にラチェツト軸2
0を回転させると、先ずキ一部材34が摺動する範囲内
で第1渦巻バネ2γが巻締められる。
そしてキ一部材34を介してラチェツト軸20に第1バ
ネ箱24が一体的に連結されると、キ一部材35の摺動
範囲内で第2渦巻バネ28が巻締められる。
次いでキ一部材35を介して第1バネ箱24に第2バネ
箱25が一体的に連結されると、第3バネ箱26の静止
範囲内で第3渦巻バネ29が巻締められる。
またその状態下で始動レバー57を操作すると、各キ一
部材34゜35の摺動範囲内で、第3渦巻バネ29によ
って第2バネ箱25を、第2渦巻バネ28によって第1
バネ箱24を、各バネ27.28を復元する方向に夫々
回転させるので、エンジン1始動時、この開始初期から
大きな回転トルクを得られ、各バネ27.28.29に
よって強力にエンジン1を始動回転させるもので、その
開始初期において、エンジン1をデコンプ状態にしてい
るので、一層大きな加速度を得られるものである。
尚、上記バネ巻締機構38はクランキングハンドルを用
いる従来手段でも良く、この時、シフトリング44をク
ランキングシャフトに設ける。
また上記始動軸18をクランキングシャフトに連動させ
てもよいことは勿論である。
以上実施例に示す如く本考案は、エンジン駆動用の始動
軸18を、一方向クラッチ19を介し連結させるラチェ
ツト軸20に内側端を固定させ且つ外側端を第1バネ箱
24に固定させる第1渦巻バネ27と、前記第1バネ箱
24に内側端を固定させ且つ外側端を第2バネ箱25に
固定させる第2渦巻バネ28と、前記第2バネ箱25に
内側端を固定させ且つ外側端を弾性第3バネ箱26に固
定させる第3渦巻バネ29とを前記始動軸18の同一軸
芯上に並設させると共に、前記ラチェツト軸20と第1
バネ箱24間並びに第1バネ箱24と第2バネ箱25間
に、それぞれの連結渦巻バネ27.28が一定巻締回数
となったとき一体的に連動回転させるためのクラッチ部
材34,35を介設させるものであるから、前記渦巻バ
ネ27゜28を常に一定巻締回数のもとに巻締めでき、
これらバネ27,28に一定以上の巻締め負荷を加える
ことによる破損或いは切断などの事故が有効に防止でき
ると共に、これらバネ27,28の蓄圧戻しバネ力を常
に略一定とさせてエンジン1の始動を適切且つ確実に行
わしめることができ、また第1渦巻バネ27のバネ力を
小とさせ第2渦巻バネ28、第3渦巻バネ29と順次そ
のバネ力を犬とさせてもバネ力の弱い第1渦巻バネ2T
が集中的に巻締められる欠点もなくこれら各バネ27゜
28.29のバネ力に関係な(それぞれの有効巻締回数
のもとての適切な巻締めが行え、しかもこのように各バ
ネ27,28,29のバネ力を順次大とさせた場合、バ
ネ力の大きい第3渦巻バネ29より順次相乗的に倍加さ
せる状態で巻戻されるため強力なバネトルクが得られ、
その結果エンジン始動開始初期に大きな回転加速度が得
られてエンジン1の始動運転をより一層確実なものとさ
せることができ、極めて作業能率性に秀れるなど顕著な
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案の一実施例を示すものであり、第1図は耕
耘機の概略側面図、第2図は要部の平面図、第3図は拡
大断面図である。 1・・・エンジン、38・・・バネ巻締機構、27゜2
8.29・・・渦巻バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン駆動用の始動軸18を、一方向クラッチ19を
    介し連結させるラチェツト軸20に内側端を固定させ且
    つ外側端を第1バネ箱24に固定させる第1渦巻バネ2
    γと、前記第1バネ箱24に内側端を固定させ且つ外側
    端を第2バネ箱25に固定させる第2渦巻バネ28と、
    前記第2バネ箱25に内側端を固定させ且つ外側端を弾
    性第3バネ箱26に固定させる第3渦巻バネ29とを前
    記始動軸18の同一軸芯上に並設させると共に、前記ラ
    チェツト軸20と第1バネ箱24間並びに第1バネ箱2
    4と第2バネ箱25間に、それぞれの連結渦巻バネ27
    ,28が一定巻締回数となったとき一体的に連動回転さ
    せるためのクラッチ部材34,35を介設させるように
    構成したことを特徴とするエンジン始動装置。
JP1977101434U 1977-07-28 1977-07-28 エンジン始動装置 Expired JPS581659Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977101434U JPS581659Y2 (ja) 1977-07-28 1977-07-28 エンジン始動装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977101434U JPS581659Y2 (ja) 1977-07-28 1977-07-28 エンジン始動装置

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Publication Number Publication Date
JPS5429229U JPS5429229U (ja) 1979-02-26
JPS581659Y2 true JPS581659Y2 (ja) 1983-01-12

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ID=29040063

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JP1977101434U Expired JPS581659Y2 (ja) 1977-07-28 1977-07-28 エンジン始動装置

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JP (1) JPS581659Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4035769Y1 (ja) * 1964-04-15 1965-12-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4035769Y1 (ja) * 1964-04-15 1965-12-17

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Publication number Publication date
JPS5429229U (ja) 1979-02-26

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