JPS5815637Y2 - 副燃焼室付内燃機関の燃焼室構造 - Google Patents
副燃焼室付内燃機関の燃焼室構造Info
- Publication number
- JPS5815637Y2 JPS5815637Y2 JP1976165755U JP16575576U JPS5815637Y2 JP S5815637 Y2 JPS5815637 Y2 JP S5815637Y2 JP 1976165755 U JP1976165755 U JP 1976165755U JP 16575576 U JP16575576 U JP 16575576U JP S5815637 Y2 JPS5815637 Y2 JP S5815637Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion chamber
- main combustion
- cylinder head
- piston
- auxiliary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は副燃焼室付内燃機関の燃焼室構造に関する。
排気ガス中の未燃成分ＨＣ、ＣＯの発生原因としてシリ
ンダヘッド内壁面上並びにピストン頂面上に形成される
クエンチ層によるものがある。
ンダヘッド内壁面上並びにピストン頂面上に形成される
クエンチ層によるものがある。
このクエンチ層内の未燃成分ＨＣ，Ｃｏを燃焼可能な構
造を有する内燃機関として特開昭４９１２５７０９号公
報に記載された内燃機関が知られている。
造を有する内燃機関として特開昭４９１２５７０９号公
報に記載された内燃機関が知られている。
この内燃機関では主燃焼室内に点火栓を配置し、連通路
を介して主燃焼室内にのみ連通した副燃焼室をピストン
頂面上に形成し、連通路をピストン頂面に沿うように主
燃焼室内に開口せしめている。
を介して主燃焼室内にのみ連通した副燃焼室をピストン
頂面上に形成し、連通路をピストン頂面に沿うように主
燃焼室内に開口せしめている。
この特開昭４９−１２５７０９号公報に記載された内燃
機関は混合気を段階的に燃焼させて燃焼速度を緩慢にす
るために副燃焼室を設けたものであるが、連通路がピス
トン頂面の沿うように主燃焼室内に開口せしめられてい
るので連通路から噴出するトーチによってピストン頂面
上の一部のクエンチ層内の未燃成分ＨＣ、ＣＯが燃焼せ
しめられると考えられる。
機関は混合気を段階的に燃焼させて燃焼速度を緩慢にす
るために副燃焼室を設けたものであるが、連通路がピス
トン頂面の沿うように主燃焼室内に開口せしめられてい
るので連通路から噴出するトーチによってピストン頂面
上の一部のクエンチ層内の未燃成分ＨＣ、ＣＯが燃焼せ
しめられると考えられる。
しかしながらこの内燃機関では連通路が小径の連通路か
ら形成されているので連通路から噴出されるトーチによ
って燃焼せしめられるのはピストン頂面上のクエンチ層
内の未燃成分ＨＣ，ＣＯのほんの一部であり、しかもピ
ストン頂面よりも表面積が大きなシリンダヘッド内壁面
上のクエンチ層内の未燃成分ＨＣ。
ら形成されているので連通路から噴出されるトーチによ
って燃焼せしめられるのはピストン頂面上のクエンチ層
内の未燃成分ＨＣ，ＣＯのほんの一部であり、しかもピ
ストン頂面よりも表面積が大きなシリンダヘッド内壁面
上のクエンチ層内の未燃成分ＨＣ。
ＣＯについては燃焼せしめることは困難である。
本考案はピストン頂面上並びにシリンダヘッド内壁面上
の双方に形成されるクエンチ層内の未燃成分ＨＣ、ＣＯ
を共に燃焼せしめることのできる副燃焼室付内燃機関を
提供することにある。
の双方に形成されるクエンチ層内の未燃成分ＨＣ、ＣＯ
を共に燃焼せしめることのできる副燃焼室付内燃機関を
提供することにある。
以下、添附図面を参照して本考案を詳細に説明する。
第１図並びに第２図において、１はシリンダブロック、
２はピストン、３はシリンダヘッド、４はピストン頂面
２ａとシリングヘッド内壁面３ａ間に形成された主燃焼
室、５は点火栓、６は副燃焼室、７は吸気弁、８は排気
弁を示し、副燃焼室６はシリンダ軸線に関して点火栓５
と反対側に配置される。
２はピストン、３はシリンダヘッド、４はピストン頂面
２ａとシリングヘッド内壁面３ａ間に形成された主燃焼
室、５は点火栓、６は副燃焼室、７は吸気弁、８は排気
弁を示し、副燃焼室６はシリンダ軸線に関して点火栓５
と反対側に配置される。
副燃焼室６は２個の連通路９，１０を介して主燃焼室４
内に連通ずる。
内に連通ずる。
吸気行程時に主燃焼室４内に導入された可燃混合気は圧
縮行程時に連通路９並びに１０を介して副燃焼室６内に
送り込１れる。
縮行程時に連通路９並びに１０を介して副燃焼室６内に
送り込１れる。
次いで点火栓５により主燃焼室４内の可燃混合気が着火
される。
される。
この着火火炎は主燃焼室４内に伝播し、更に着火火炎の
一部が連通路９或いは１０を通って副燃焼室６内に伝播
し、副燃焼室６内の可燃混合気が着火されてトーチが連
通路９，１０から主燃焼室４内に噴出する。
一部が連通路９或いは１０を通って副燃焼室６内に伝播
し、副燃焼室６内の可燃混合気が着火されてトーチが連
通路９，１０から主燃焼室４内に噴出する。
第１図に示されるように連通路９はそれから噴出するト
ーチがシリンダヘッド内壁３ａに沿うように主燃焼室４
内に開口しており、一方連通路１０はそれから噴出した
トーチがピストン頂面２ａに沿うように主燃焼室４内に
開口している。
ーチがシリンダヘッド内壁３ａに沿うように主燃焼室４
内に開口しており、一方連通路１０はそれから噴出した
トーチがピストン頂面２ａに沿うように主燃焼室４内に
開口している。
更に、第２図に示されるように連通路９並びに１０はシ
リンダ周辺方向に延びるスリット状に形成される。
リンダ周辺方向に延びるスリット状に形成される。
従って連通路９から噴出したトーチはシリンダヘッド内
壁３ａの全表面を洗うように流れる。
壁３ａの全表面を洗うように流れる。
また連通路１０から噴出したトーチはピストン頂面２ａ
の全表面を洗うように流れる。
の全表面を洗うように流れる。
従ってシリンダヘッド内壁３ａ上並びにピストン頂面２
ａ上に形成されるクエンチ層内の未燃成分ＨＣ，ＣＯは
トーチによって燃焼し尽くされる。
ａ上に形成されるクエンチ層内の未燃成分ＨＣ，ＣＯは
トーチによって燃焼し尽くされる。
更にこれらトーチは主燃焼室４内の可燃混合気に乱れを
発生せしめて乱流燃焼をひき起こす。
発生せしめて乱流燃焼をひき起こす。
また第１図に示されるように本考案では副燃焼室６は点
火栓５から離れた位置に配置されている。
火栓５から離れた位置に配置されている。
このように配置することによって点火後主燃焼室４内に
おける燃焼がある程度進行した後に副燃焼室６内の可燃
混合気が着火されるため、燃焼の後半でトーチが噴出す
る。
おける燃焼がある程度進行した後に副燃焼室６内の可燃
混合気が着火されるため、燃焼の後半でトーチが噴出す
る。
更に主燃焼室４内の燃焼に伴なう圧力上昇によって可燃
混合気が副燃焼室６内に押し込１れるので副燃焼室６内
の可燃混合気の圧力は高くなり、その結果極めて強力な
トーチが主燃焼室４内に噴出される。
混合気が副燃焼室６内に押し込１れるので副燃焼室６内
の可燃混合気の圧力は高くなり、その結果極めて強力な
トーチが主燃焼室４内に噴出される。
従ってこの強力なトーチによってシリンダヘッド内壁３
ａ上並びにピストン頂面２ａ上に形成されるクエンチ層
内の未燃成分ＨＣ，ＣＯを燃焼すると共に主燃焼室４内
における燃焼後半の燃焼速度が速められ、斯くして燃焼
が安定する。
ａ上並びにピストン頂面２ａ上に形成されるクエンチ層
内の未燃成分ＨＣ，ＣＯを燃焼すると共に主燃焼室４内
における燃焼後半の燃焼速度が速められ、斯くして燃焼
が安定する。
なお、可燃混合気としては通常の空焼比を有する混合気
、稀薄混合気或いは大量の再循環排気ガスを含んだ混合
気を使用することができる。
、稀薄混合気或いは大量の再循環排気ガスを含んだ混合
気を使用することができる。
本考案によれば、シリンダヘッド内壁面上並びにピスト
ン頂面上に形成されるクエンチ層内の未燃成分ＨＣ，Ｃ
ｏを燃焼し尽くすことができるので排気ガス中の有害成
分ＨＣ，ＣＯを低減できる。
ン頂面上に形成されるクエンチ層内の未燃成分ＨＣ，Ｃ
ｏを燃焼し尽くすことができるので排気ガス中の有害成
分ＨＣ，ＣＯを低減できる。
更に主燃焼室内における燃焼後半の燃焼速度を速めるこ
とができ、安定した燃焼を得ることができる。
とができ、安定した燃焼を得ることができる。
第１図は本考案に係る副燃焼室付内燃機関の側面断面図
、第２図は第１図のシリンダヘッドの底面図である。 ２・・・・・・ピストン、２ａ・・・・・・ピストン頂
面、３・・・・・・シリンダヘッド、３ａ・・・・・・
シリンダヘッド内壁、４・・・・・・主燃焼室、６・・
・・・・副燃焼室、９，１０・・・・・・連通路。
、第２図は第１図のシリンダヘッドの底面図である。 ２・・・・・・ピストン、２ａ・・・・・・ピストン頂
面、３・・・・・・シリンダヘッド、３ａ・・・・・・
シリンダヘッド内壁、４・・・・・・主燃焼室、６・・
・・・・副燃焼室、９，１０・・・・・・連通路。
Claims (1)
- 連通路を介して主燃焼室にのみ連通した副燃焼室を有し
、該主燃焼室内に点火栓電極を臨１せた副燃焼室付内燃
機関において、上記副燃焼室をシリンダヘッド周縁部内
に形成し、該連通路を少くとも２個の連通路から構成し
て一方の連通路をシリンダヘッド内壁面に沿うように主
燃焼室内に開口すると共に他方の連通路をピストン頂面
に沿うように主燃焼室内に開口し、それら両速通路を夫
夫シリンダ周辺方向に延びるスリット状に形成したこと
を特徴とする副燃焼室付内燃機関の燃焼室構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976165755U JPS5815637Y2 (ja) | 1976-12-13 | 1976-12-13 | 副燃焼室付内燃機関の燃焼室構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976165755U JPS5815637Y2 (ja) | 1976-12-13 | 1976-12-13 | 副燃焼室付内燃機関の燃焼室構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5382603U JPS5382603U (ja) | 1978-07-08 |
| JPS5815637Y2 true JPS5815637Y2 (ja) | 1983-03-30 |
Family
ID=28773506
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1976165755U Expired JPS5815637Y2 (ja) | 1976-12-13 | 1976-12-13 | 副燃焼室付内燃機関の燃焼室構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5815637Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49125709A (ja) * | 1973-04-10 | 1974-12-02 |
-
1976
- 1976-12-13 JP JP1976165755U patent/JPS5815637Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49125709A (ja) * | 1973-04-10 | 1974-12-02 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5382603U (ja) | 1978-07-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5522357A (en) | Apparatus and method of fuel injection and ignition of internal combustion engine | |
| JPS5949407B2 (ja) | 内燃機関の燃焼室 | |
| US4071001A (en) | Stratified combustion engine with prechamber | |
| JPS62121827A (ja) | スパ−クアシストデイ−ゼル機関 | |
| JP2002188448A (ja) | 筒内噴射ガソリンエンジン | |
| US4119065A (en) | Internal combustion engine having an auxiliary combustion chamber and a method of control of combustion in said internal combustion engine | |
| JPS5936089B2 (ja) | 副燃焼室付内燃機関 | |
| JPH07116991B2 (ja) | 副室式ガス機関の副室構造 | |
| JPS59685B2 (ja) | ナイネンキカンノ ノウコンゴウキキヨウキユウソウチ | |
| JPS5820369B2 (ja) | 内燃機関の燃焼室構造 | |
| US4489686A (en) | Torch ignition type internal combustion engine | |
| JPS6146651B2 (ja) | ||
| JPS5851131B2 (ja) | 内燃機関の燃焼室構造 | |
| JPS5815637Y2 (ja) | 副燃焼室付内燃機関の燃焼室構造 | |
| US4182286A (en) | Tapered torch passage construction for internal combustion | |
| JPS5924817Y2 (ja) | 内燃機関の燃焼装置 | |
| JPH07116945B2 (ja) | 火花点火式エンジンの燃焼室 | |
| JP2620974B2 (ja) | 副燃焼室式断熱ディーゼルエンジン | |
| JPH08490Y2 (ja) | 筒内直接噴射式火花点火機関 | |
| JPS5815633Y2 (ja) | 内燃機関 | |
| JPH068274Y2 (ja) | エンジンの燃焼室構造 | |
| JPS5823217A (ja) | ト−チ点火式ガソリン内燃機関 | |
| JPS59686B2 (ja) | ナイネンキカンノノウコンゴウキノキヨウキユウソウチ | |
| JPH0231546Y2 (ja) | ||
| KR810001684B1 (ko) | 내연기관용 토오치 노즐방위 |