JPS58155106A - 数置制御自動旋盤の背面加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 棒材加工用の数値制御自動旋盤に関するものであり、特
に棒材の旋削加工が終了し、突切り加工を終った後ハワ
ークの突切り面に二次加工を行うための背面加工装置に
関する。

一般の自動旋盤における背面加工は、従来から突切り加
工後のワークを自動旋盤内に併設された背面加工用の専
用ユニメトに搬送して行われていたが、この種の背面加
工装置は特定のワーク形状のものにのみ使用可能に調整
して使用する本のであって、加工するワークの変更に伴
う段取り替えは非常に繁雑で時間を要するものであった
。従って、段取り替えが容易なために多種中小量生産に
適するものとして近年普及してきた数値制御自動旋盤に
採用するには、双方の特徴を互に減殺することになり、
適当な・ものではなく、数値制御自動旋盤にふされしい
段取り替えの容易な背面加工装置の開発が望まれていた
。

本発明は上記欠点を除き、段取り替えが容易で且つ背面
加工の工具軸も容易に変更可能であり、数値制御自動旋
盤に適合した背面加工装置を提供することを目的とする
ものである。

以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は、本発明の背面加工装置を採用した数値制御自
動旋盤の１例を示す斜視図であって、本体１と、本体上
に固定された主軸台２と、主軸台２に装架され、モータ
６で回転駆動される主軸４と、この主軸４に対向し、主
軸中心線に沿って移動する長手送りサドル５と、長手送
りサドル５上に設けられ、主軸中心線と直交する方向に
移動する横送り台６と横送り台６上に設けられｔ−１対
のターレット刃物台９とを有し、図示されていない数値
制御装置によって制御駆動される。本実施例の数値制御
自動旋盤はやや特殊な構成であって、サドル５は２本の
ガイドパークによって支持されているが、本発明は、こ
の構成の数値制御自動旋盤に制限されることなく、数値
制御自動旋盤一般に同様に適用可能なものである。

横送り台６には、バイト、ドリルなどの切削工具８を取
付けた１対のターレット刃物台９が設けられ、任意の工
具を選択して切削加工を行う。これらの工具のうち少な
（とも１個は切削駆動力を有する背面加工用工具で背面
加工用スピンドル１１に向って取付けられる。ガイドブ
ツシュ１０は長手送りサドル５と一体となって主軸中心
線上を移動し、主軸４にチャックされた棒材はガイドブ
ノン−１０を貫通して突出し、選択された切削工具８は
常にガイドブノンユ１ｏの口元で切削するようになって
いる。

長手送りサドル５には、背面加工用スピンドル１１が主
軸４の中心線上に設けである。このスピンドル１１は、
長手送りサドル５の左端に固定された支持台１２に軸方
向に滑動自在に設けてあり、七の最先端（右端）は主軸
４に対向したチャック装置１３があり、左端後方には、
スピンドル１１の最後退位置を規制するストッパ装置１
４が本体１に固定されたブラケット１５に設けられてい
る。

ガイドブツシュ１０の上方には棒材チャック装置１６が
設けてあり、本発明の背面加工装置による背面加工時に
棒材をチャックし、棒材が押し出されるのを防止する。

第２図は本発明の背面加工装置の詳細を示す断面図であ
って、前述した如く、長手送りサドル５の左端に支持台
１２が固定されている。この支持台１２には、主軸中心
線と回忌の背面加工用スピンドル１１が軸受１７．１８
によって軸方向に滑動自在に支持されており、最先端（
右端）には前述の如くチャック装置１３が設けである。

即ち、連結フランジ１９を介してシリンダブロック２０
が固定してあり、シリンダブロック２０にはピストン２
１が嵌入されていて、左右のチャ７バーに図示してない
入力ポートから油圧油を注入することによってピストン
２１が作動する。ピストン２１の右端はチャックスリー
プ２２に当接しており、このチャックスリープ２２はシ
リンダブロック２０の右側に固定されたチャックホルダ
ー２３によって軸方向にのみ摺動自在に支持されている
。

チャックスリープ２２の内側には、バネ２４によりてチ
ャックの開（方向に付勢されたコレットチャック２５が
挿入されており、チャックホルダー２６の先端に螺着さ
れたキャップナツト２６で押えられている。従って、シ
リンダの左側のチャンバーに油圧油が注入されると、ピ
ストン２１が右進シ、チャックスリープ２２がバネ２４
の付勢力に抗して右進してコレットチャック２５が閉じ
、右側のチャンバーに注入されるとピストン２１が左進
し、チャックスリープ２２はバネ２４の付勢力によって
左進してコレットチャック２５が開（ように構成されて
いる。

シリンダブロック２０は上方に伸びて、シリンダ２７の
ピストンロッドに固定された当接駒２８と当接する調整
ネジ２９が設けてあり、更に上方にはスピンドル１１の
回り止めとなるガイドロッド３０がスピンドル１１に平
行に設けてあり、支持台１２に固定して設けられた軸受
３１に滑動自在に嵌合してスピンドル１１の回り止めが
形成される。

背面加工用スピンドル１１とピストン２１との中心を貫
通してノックアウト軸６２が設けられている。ノックア
ウト軸６２はコレットチャック２５の先端位置からスピ
ンドルめ後端部に達するまで伸びており、バネ６３で主
軸４に向って付勢されている。ノックアウト軸３２の後
端は、スピンドル１１に設けられた長穴１１２Ｋｌｆｉ
人されたピン６４を介してスピンドル１１に外嵌された
リング３５に連結されており、スピンドル１１の後端に
固定された取付板３６に設けられた近接スイッチ６７の
作動片６８が取付けてあり、背面加工用スピンドル１１
にチャックされた二次加工用部品の有無が検出可能とな
っている。リング６５と支持台１２との間にはスピンド
ル１１に一合したストッパリング６９があり、これに貼
り付けられたゴムリング４０で、シリンダ２７によるス
ピンドル１１の最前進位置を位置決めし、停止時の衝撃
を緩和する。

スピンドル１１の最後端にはストッパ座４１が設けてあ
り、更に後方に調整可能に設けられた前述のストッパ装
置１４と当接してスピンドル１１の最後退位置を規制す
る。

ストッパ装置１４のブラケット１５には、２個のアイド
ルプーリが設けられている。第１のプーリ４２はブラケ
ット１５の後端部にあり、第２のプーリ４３は前端部に
あって、第５図に断面形状を示すように大、小の二段プ
ーリとなっている。

近接スイッチ６７の取付板３６に固定されたコード４４
は、第１のプーリ４２を経て第２のプーリ４３の大径部
に巻き付けられて固定され、第２のプーリ４６の小径部
には他のコード４５の一端が固定して巻付けられ、他端
は垂下して重錘４６を支持している。従って、スピンド
ル１１ば、重錘４６の重さで常に後方に付勢されていて
、シリンダブロック２０の調整ネジ２９がシリンダ２７
の当接駒２８に当接して保持されている。

長手送りサドル５と一体に設けられたガイドブツシュ１
０の上方には、長手サドル５が左進したときにガイドブ
ツシュから棒材が外れることを防止する、棒材チャック
装置１６が設けられている。

棒材チャック装置１６は、ブラケット４７に設けられた
鉛直方向に伸びる２本のガイドバー４８に案内されて上
下方向に摺動し、クランプネジ４９によって任意の高さ
に固定されるブロック５０を有し、このブロック５０を
水平方向に貫通するシリンダ５０ａ内に２個のピストン
５１が対向して嵌入され、その中央に油圧油の入カポ−
）５０ｂが設けである。ピストン５１の外側には、対向
する１対のチャック爪５２の上端があり、中央部なピボ
ット５３で枢支されて垂下し、下端に棒材を把持するチ
ャック駒５４が設けである。チャック爪５２の最上端に
は、チャノ多爪相互を引き寄せ合うバネ５５があり、チ
ャック爪を開（方向に付勢している。ピストン５１の更
に外側には、ストッパネジ５６があり、ピストン５１の
作動時に棒材がな（ても、ピストン５１が押し出されす
きないように規制している。

本発明の作動を次に説明する。

数値制御自動旋盤の通常の加工サイクルで旋削等の加工
が行われ、突切り加工を残すのみになったとき、シリン
ダ２７が作動すると、当接駒２８、調整ネジ２９を介し
てシリンダブロック２ｏ、背面加工用スピンドル１１が
右進し、ストッパリング３９のゴムリング４０が支持台
１２に当接するまで前進する。このときコレットチャッ
ク２５は開いているので、突切り加工直前の棒材の先端
でノックアウト軸３２をバネ６６の付勢力に抗しながら
押し込み、開いているチャック２５の中に挿入される。

この状態で突切り加工を終了させ、同時にピストン２１
が作動して右進し、チャック２５を閉じて切り落された
部品を背面加工用スピンドル把持すると共に、棒材チャ
ック装置１６のピストン５１も作動してチャック爪５２
を閉じてガイドブツシュ１０の背面で棒材をチャックす
る。

次に、シリンダ２７が後退すると背面加工用スピンドル
１１は重錘４６の力によって左進し、調整ネジ２９が、
後退したシリンダ２８の当接駒２８に当接して停止する
。

ここで、横送り台６のターレット刃物台９が割出されて
背面加工用工具５７が第３図に想像線で示すように加工
位置に配置され、長手送りサドル５が左進すると、背面
加工用スピンドル１１の後端のストッパ座４１がストッ
パ装置１４に当接してスピンドル１１の移動は停止する
が、長手送りサドル５は更に左進するので、長手送りサ
ドル５上のターレット刃物台９に取付けられた背面加工
用工具５７も更に左進し、スピンドル１１先端のチャッ
ク２５に把持された部品に接近し、任意の背面切削加工
が行われる。

背面加工が終了すると、長手送りサドル５は右進し、背
面加工用スピンドル１１は相対的に後退して、チャック
２５を開（とノックアウト軸３２０作用によって部品を
排出する。

次いで、長手送りサドル５は所定の加工サイクル原点に
達し、棒材チャック装置１６のチャック爪５２が開いて
、周知の手段で棒材が送り出されて位置決めされ、次の
加工サイクルが開始される。

以上の説明は、ガイドブツシュ１０と棒材チャック装置
１６とを有する数値制御自動旋盤について述べたが、こ
れは、本発明の背面加工装置な細物加工用数値制御自動
旋盤に採用したものを実施例として挙げたために生じた
ものであって、ガイドプツシ−を有しない通常の数値制
御自動旋盤にも全（同様に使用可能であることは容易に
理解出来よう。勿論、このときには棒材チャック装置も
不必要となる。

本発明は、以上に述べたように構成されているので、加
工物の変更によっても、チャック２５を交換し、２個の
ストッパ１４．６９を調整するのみで足りるので段取り
替えが非′常に容易になり、多種中小量生産に使用する
数値制御自動旋盤の稼動率を向上させるのみでなく、数
値制御自動旋盤が本来有している多様な二次加工機能を
そのまま背面加工にも拡大適用できるので、加工対象と
なる製品が飛躍的に拡大し、背面加工も数値制御にて行
うので複雑な形状の加工にも容易に対応出来るなど、従
来の数値制御自動旋盤に比べて使用可能範囲が大きく拡
大するという大きな効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を示す斜視図、第２図は背面
加工装置の詳細を示す縦断面図、第３図は主軸、ガイド
ブツシュと棒材チャック装置との関係を示す縦断面図、
第４図は同右断面図、第５図は第２のプーリの断面図を
示す。 １・・・・・・本体、２・・・・・・主軸台、４・・・
・・・主軸、５・・・・・・長手送りサドル、６・・・
・・・横送り台、９・・・・・・ターレット刃物台、１
１・・・・・・背面加工用スピンドル、１２・・・・・
・支持台、１３・・・チャック装置、１４・・・・・・
ストッパ装置、２７・・・・・・シリンダ、４６・・・
・・・重錘、５７・・・・・・背面加工用工具。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 本体と、本体上に固定された主軸台と、主軸台に装架さ
   れ棒状素材な把持して回転する主軸と、主軸に対向して
   設けられ、主軸中心線に平行な方向に数値制御されて移
   動する長手送りサドルと、長手送りサドル上に設けられ
   、主軸中心線に直交する方向に数値制御されて移動する
   横送り台と、横送り台上に設けられた刃物台とを備えた
   数値制御自動旋盤において、長手送りサドルに固定され
   た支持台の主軸中心線上に設けられ、主軸中心線に沿っ
   て滑動自在な背面加工用スピンドルと、背面加工用スピ
   ンドルに主軸に対向して設けられたチャック手段と、背
   面加工用スピンドルの最後退位置を規制するストッパ装
   置と°、背面加）、用スピンドルを後退′方向に向って
   付勢する付勢手段と、背面加工用スピンドル゛を前進方
   向に駆動する駆動手段と、横送り台に設けられ、主軸と
   背面加工用スピンドルの間に挿入可能で且つ工具刃先が
   背面加工用スピンドルに対向するように設けられた背面
   加工用工具軸とを有することを特徴とする数値制御自動
   旋盤の背面加工装置。