JPS58146698A

JPS58146698A - ボルトの固着方法

Info

Publication number: JPS58146698A
Application number: JP2750282A
Authority: JP
Inventors: 木村　三千夫
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1982-02-24
Filing date: 1982-02-24
Publication date: 1983-09-01
Also published as: JPS6216319B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はボルトを挿入孔（メクラ孔）に固着する方法に
関するものである。

アンカーボルト等は、コンクリート原体等への設備の取
付アンカーあるいは、構造物の基礎ボルト等として、メ
クラ穴に固定される。代表的な例として機械の取付アン
カー、構築物への差筋アンカー、天井・壁支持アンカー
、ロックボルト等がある。

従来、自己凝結結合材（主剤・硬化剤の二成分よシなる
もの、以下、結合剤と呼ぶ）と用いてアンカーポル）を
固着する方法としては、結合剤のカートリッジを用いる
もの（以下、カートリッジ型アンカーと呼ぶ）と、結合
材の主剤・硬化剤の既配合の流体をメクラ穴に注入する
もの（以下、注入型アンカーと呼ぶ）が知られている。

例えば、モルタル、エポキシ、不飽和ポリエステル樹脂
等を使用するもの。これらの方法は多くの場合満足すべ
きものであるが、その工法上、カートリッジ型アンカー
は、メクラ穴内で二成分からなるカートリッジを破砕混
合するこ〜とにより結合反応が起こり固着するのが特徴
であシ、電気ドリル等の回転機械を用いてアンカーボル
トをメクラ穴に回転押入れる必要がある。又注入量アン
カーは、穴の外で、結合体の二成分を攪拌混合しその混
合流体を、注入機械等を用いメクラ穴に注入するのが特
徴であシ、使用上注入までの可使時間を長くする必要が
あシ、注入後、結合材が硬化するまでに、かなりの時間
を要する。（一般的には１日以上）従って、施工が簡単
で、硬化が早い工法が望まれていた。

本発明の目的は従来の結合剤を用いたカートリッジ型ア
ンカーおよび注入型アンカーの長所をとり合わせたもの
として、強度が安定しボルトの回転挿入用機械を必要と
しない、可使時間が不要である、施工が簡単で硬化が早
いなどの特長を有する工法を提供することにある。

本発明の工法は、結合材の一成分をスリーブに付着させ
たものを用いることを特徴とし、メクラ穴内にて結合材
の他方の成分と前記スリーブの付着成分をポル）１押圧
挿入することによシ結合させることから成るボルトの固
着方法である。スリーブはその長さが、メクラ穴の深さ
とほぼ同じものが望ましく、その外径はメクラ穴の径以
下であり、その内径は、ボルト径以上であるものを用い
穴内にて、結合材によりボルトおよび穴側面に固着され
、ポル）、メクラ穴を一体化するものである。

スリーブは、その材質が織布、不織布からなるもの、例
えば、ガラス繊維、化学繊維、紙、金属等、あるいは、
多孔性プラスチック成型物、多孔性無機焼成物等からな
るものが望ましい。

スリーブは、多孔性及び浸透性のものが、最も好ましく
、ボルト挿入の抑圧によシ、結合材の゛流体がスリーブ
を通して孔の間隙全体にいきわたらせることができるも
のであり結合材の一成分の必要量を十分に付着できるも
のである。

結合材は周知技術のもｄでもよいが、結合材の成分が、
液体と固７体の二成分から成り液体成分は５０ポイズ以
下の粘性の低いものが、望ましい。例えば、液体成分（
主剤）不飽和ポリエステル樹脂、固体成分（硬化剤）過
酸化ベンゾイルを挙げることができる。スリーブに付着
させる結合材の一成分は、その取扱上、固体成分がのぞ
ましく、溶剤に溶かし、スリーブに吸着させ、あるいは
接着剤や希釈剤との混合物をスリーブに付着させる。

スリーブに付着させない結合材の他方の°成分は流体で
あ−ることとしメク、う穴への挿入は、あらかじめ流体
を充填しであるカートリッジを挿入する方法と、流体を
カートリッジに充填しないで直接注入する方法があるが
、スリーブに付着させた成分と、配合比を一定に保つに
はカートリッジを用いた方法が望ましい。

ポル）１１木ネジ、プラスチックボルト、鋼製ボルトで
もよいが、鋼製のネジボルト、異形棒鋼が、最も−好ま
しい。

メクラ穴は、内筒状であることが望ましく、穴径はボル
トの最大径よＶ５′Ｘ以下であることが望ましい。

この発明の実施例のいくつかについて図面を参照して説
明する。

第１図に示すスリーブ２には予め結合材の一成分が付着
されている。スリーブ２は、メクラ穴４とポル）１の間
隙をカートリッジ３内の結合材成分にて充填するための
多数の孔８を有しスリーブ２の長齋はメクラ孔４の深さ
とほぼ等たとえば０．５ｔだけ、ゎずかに大きく寸法が
とってあシ、その外径はメクラ穴４より、わずかに小さ
い（たとえば０．５′￥、）寸法となってｈる。

カートリッジ３は、結合材９．の流体成分がプラスチッ
クの薄膜フィルムのチューブに入っているものである。

ボルトＩをメクラ穴４内に挿入するに先立ってカートリ
ッジ３をメクラ穴４内に挿入し、ボルト１ｔｘｌＪ−７
’２に挿入する。ポル）１．！＝ｘリープ２の結合体を
、メクラ穴４内に直線運動にて挿入することにょ曵、カ
ート−リッジａ、を破裂させ結合材を解放する。解放さ
れた結合材は、スリーブ２の多数の、孔８ｔ通し、メク
ラ穴４内全体を充填し、スリーブ２に付着しである結合
材の成”分と反応して硬化しポル）ｌをメクラ穴４内に
固着する。第３図に１−示す状態となる。

第２図に示す固着方法は第１図に示す固着方法において
カートリッジ３とスリーブ２のメクラ穴４への挿入順序
が逆に逢ったものであシ、その原理は同じである。固着
状態は、第１図に１示す固着方法と同じであり、第３図
に示す状態となる。

第４図に示すスリーブ７には、内・外内側に予め結合材
の一成分が付着されているが、特に結合材の流体成分を
とおす穴を有するものでなくてもよい。結合材カートリ
ッジ３．６は二個あり、カートリッジ３は、メクラ穴４
とスリーブ７の間隙を充填するものであり、カートリッ
ジ６は、スリーブ７、とボルトｌの間隙を満すものであ
る。

ボルトｌをメクラ穴４内に挿入するに先立ってカートリ
ッジ３をメクラ穴４内に挿入し、スリーブ７内にカート
リッジ６を挿入する。ボルトｌをカートリッジ６を収容
し冬スリーブ７に挿入しながらカートリッジ３を収容し
たメクラ穴４内に直線運動にて挿入することによシカー
トリッジ６．３を破裂させ結合材を開放する。

開放された結合材はスリーブ７に付着しである結合材成
分と反応し、ポル）ｌをメクラ穴４内に固着する。

この発明は、次の実施例から、さらによく理解できる。

実施例１直径１６１１１１のネジボルトを圧縮強さ２４０ｋｇ／
ｃＩＩｔのコンクリートのメクラ穴に埋込んだ。挿入孔
寸法は孔径が１９■、孔長が１５０■である。スリーブ
は厚み０．５圏内径１６．２〜外径１７゜２ｍｍ、　　
全長１５０ｍ１１の円筒状で、埋込先端は、閉じられた
ものである。スリーブには、過酸化ベンゾイル５０憾希
釈物２１が、均一に付着させである。スリーブは、ガラ
スクロス（ｉｓ−リ１＞を使用。カートリツレは、プラ
スチック薄膜チューブ内に不飽和ポリエステル樹脂ｅ１
５ｃｃ　　収容したものである。施工は、第一図に示す
固着方法に−よシ人の手の押圧によりボルトヲ挿入させ
た。穴内温度は、１８１１１１’であった。

表ＩＫ示す結果から、明らかなことはこの工法は、人の
手の抑圧により短時間にボルトをメクラ穴にセットでき
、数時間のうちにボルトの引張力を上回るような、固着
力が得られることに咋る。

このように本発明は従来のカートリッジアンカー工法の
、電気ドリル等にボルトをセットし、回転等により打込
む手間をはふき、人の手の押圧力により非常に簡単に、
安定１．た施工ができる工法を、提供するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のボルトの固着方法の１実施例を示す縦
断側面図、第２図は本発明のボルトの固着方法の他の実
施例を示す縦断側面図、第３図は本発明の固着状態を示
す縦断側面図でやる。第４図は本発明のボルトのさらに
他の実施例を示す縦断側面図である。 ■・・・ボルト、２・・・スリーブ、３・・・カートリ
ッジ、４・・・メクラ穴、９・・・カートリッジ、７・
・・スリーブ、８・・・孔、９・・・結合材。

Claims

【特許請求の範囲】

コンク１７−　ト等に挿入孔を穿設し、該挿入孔にポル
）１自己凝結結合材を用いて固着する方法に於いて、２
成分以上から成る自己凝結結合材の一成分を付薫させた
スリーブと他の成分を収容したカートリッジを挿入孔に
挿入し、更にボルトを抑圧挿入することにより結合させ
ること−ｔ−特徴とするボルトの固着方法。