JPS5811769A - すぐれた陽極酸化処理表面を有する光輝性Al合金板材の製造方法 - Google Patents

すぐれた陽極酸化処理表面を有する光輝性Al合金板材の製造方法

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JPS5811769A
JPS5811769A JP11048581A JP11048581A JPS5811769A JP S5811769 A JPS5811769 A JP S5811769A JP 11048581 A JP11048581 A JP 11048581A JP 11048581 A JP11048581 A JP 11048581A JP S5811769 A JPS5811769 A JP S5811769A
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Tsuyoshi Nakayama
中山 強
Yoshiharu Ozawa
小沢 吉晴
Goro Fuchizawa
淵澤 護郎
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MA Aluminum Corp
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Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、陽極酸化処理後の処理表面がきわめて美麗
な光輝性AA合金板材の製造方法に関するものである。
従来、一般に、Mg: 0.2〜1.2%、 Cu: 
o、o 5〜0.2%を含有し、さらに必要に応じてM
n:0.05〜0.45%を含有し、残シがAlと不可
避不純物からなる組成(以上重量%、以下チの表示は重
量%を意味する)を有するM合金は、化学研磨によりす
ぐれた光輝性表面が得られることから、光輝性M合金と
呼ばれ、525’7,5657.および5457合金な
どとして広く用いられている。
これらの光輝性Ai金合金、その使用に際して、普通板
材に加工されるが、この加工は、450℃以上の温度で
均質化処理した鋳塊に対して、熱間圧延開始温度;35
0〜550℃、熱間圧延終了温度:400℃以下の条件
で熱間圧延を施して熱延板材とし、ついで必要に応じて
前記熱延板材に冷間圧延と中間焼鈍を施して冷延板材と
することによって行なわれている。
この結果の光輝性M合金板材は、光輝性のほかに、良好
な強度および成形加工性をもつことから、化粧品容器、
ライターケース、万年筆のキャップ。
ホイールキャップ、ラジェーターグリル、および照明灯
反射板など多方面に亘って使用されている。
一方、これらの光輝性M合金板材には、表面を硬質にし
て傷がつきにくくすると共に、汚れにくくし、さらに耐
食性も向上させる目的で、その表面に陽極酸化処理を施
して、透明で良質な皮膜を形成することか行なわれてい
る。
れた光輝性AQ合金板材においては、陽極酸化処理を施
した場合、その表面にしばしば帯状、縞状。
あるいはすし状模様が現われ、美的価値を著しく低下さ
せるものであった。
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、光輝性
A9合金板材に陽極酸化処理を施した際、その表面に発
生する模様を皆無とすべく研究を行なった結果、熱間圧
延に先だって、570℃以上の温度で均質化処理を行な
って金属間化合物を集合粗大化させた光輝性AQ合金鋳
塊に特定条件で予備圧延を施すと、この結果の光輝性A
N合金板材は、陽極酸化処理を施しても、その表面に模
様の発生は起らないという知見を得たのである。
したがって、この発明は上記知見にもとづいてなされた
ものであって、Mg:0.2〜1.2%、cu:0.0
5〜0.2%を含有し、さらに必要に応じてMn:0.
05〜0.45%を含有し、残りがMと不可避不純物か
らなる組成を有する光輝性M合金鋳塊に、通常の条件、
す々わち熱間圧延開始温度:350〜550℃、熱間圧
延終了温度:400℃以下の条件で熱間圧延を施して光
輝性M合金熱延板を製造するに際して、前記熱間圧延に
先だって、均質化処理を570℃以上の温度で行なって
金属間化合物を集合粗大化させ、ついで温度:350℃
以下、圧下率:15チ以上の条件で予備圧延を施すこと
によって、すぐれた陽極酸化処理表面を有する光輝性M
合金板材を得ることに特徴を有するものである。
なお、この発明の方法において、均質化処理を570℃
以上の高温で行なうのは、鋳造組織内のMgzsiやF
 e A1.3などの金属間化合物を集合粗大化させて
良好な光輝性を確保するためである。また予備圧延条件
を上述の通シに定めたのは、圧延温度が350℃を越え
ても、また圧下率が15チ未満でも所望の加工ひずみを
付与することができず、この結果熱間仕上圧延工程にお
ける再結晶促進効果が少なく、陽極酸化処理を施した際
、その表面に望ましくない帯状あるいはすし状模様が現
われるようになるのである。したがってすぐれた光輝性
および加工性、さらに高強度を保持した状態で、すぐれ
た陽極酸化処理表面を得るためには、570℃以上の高
温での均質化処理および、圧延温度。
350℃以下、圧下率:15%以上の条件での予備圧延
が必要となるのである。
また、この発明の方法におけるM合金鋳塊の成分組成を
上記の通りに特定した理屯は、まずMgに関して、その
含有量が0.2%未満では所望の強度と成形加工性をM
合金板材に付与することができず、一方1.2係を越え
て含有させると、成形加工性がそこなわれるようになる
ばかシでなく、光輝性も劣化するようになることから、
0.2〜1.2チと定めたもので、1、また、Cuに関
しては、その含有量が0.05%未満では所望のすぐれ
た光輝性をM合金板材表面に確保することができず、一
方0.2%を越えて含有させると、表面色調が黄色化し
てAQ自体のもつ独特の色調が得られなくなることから
、その含有量を0.05〜0.2チと定めたものであり
、さらにMnについては、焼鈍時の再結晶粒の成長を抑
制して加工性を向上させる作用をもつ成分であることか
ら、特に一段と加工性が要求される場合に必要に応じて
含有される成分であるが、その含有量が0.05%未満
では所望の加工性向上効果が得られず、一方0.45%
を越えて含有させると、Mgの場合と同様に光輝性がそ
こなわれるようになることから、その含有量を0.05
〜0.45%と定めたのである。
つぎに、この発明の方法を実施例により比較例と対比し
ながら説明する。
実施例 通常の溶解法によシ、それぞれ第1表に示される成分組
成をもったAE合金溶湯を溶製し、鋳造して鋳塊となし
、この鋳塊に同じく第1表に示される温度に24時間保
持の条件で均質化処理を施した後、厚さ:44朋X幅:
200朋×長さ:300朋の寸法に切り出し、さらにそ
の両面を面削して厚さ:40朋とし、ついでこの鋳塊に
同じく第1表に示される種々の条件で予備圧延をそれぞ
れ施し、引続いて熱間圧延開始温度:420℃、熱間圧
延終了温度:300℃の条件で熱間圧延を施して板厚:
3朋の熱延板材とし、さらにこの熱延板材に通常の条件
で冷間圧延を施して板厚:O,Sm11の冷延板とした
後、ロール目の細かい光輝表面仕上げ用ロールにて板厚
:0.4iiとし、さらにこの冷延板をH24相当に調
質する目的で、温度:400℃に10秒保持後、強制空
冷の熱処理を施し、最終的に化学研磨後、膜厚:5μm
の陽極酸化処理を施すことによって、本発明AQ合金板
材1〜10および比較M合金板材1〜5をそれぞれ製造
した。
なお、本発明Ae合金板材1〜10は、いずれもこの発
明の方法における均質化処理条件および予備圧延条件で
製造されたものであシ、一方比較Aε合金板材1〜5は
、均質化処理条件または予備圧延条件がこの発明の範囲
から外れた条件(第1表に※印を付して表示)で製造さ
れたものである。
つぎに、この結果得られた本発明Ag、合金板材1〜l
Oおよび比較At合金板材1〜5について、引張強さ、
コニカルカップ値を測定すると共に、その表面における
帯状模様の発生状況を観測し、さらに鏡面反射率も測定
した。
なお、帯状模様の発生状況は外観で判定し、帯状模様の
認められない良好な外観を呈するものを0印、製品とし
て認容される程度のごく軽微な帯状模様を呈するものを
○印、強度の帯状模様を呈するものをX印で評価した。
また鏡面反射率に関しては、銀鏡の鏡面反射率を98%
とし、との銀鏡基準面に対する」二記板材の鏡面反射率
を測定した。これらの結果を第1表に合せて示した。
第1表に示される結果から、本発明M合金板材1〜10
においては、いずれも特定条件の均質化処理および予備
圧延を施すことによって強度および加工性の低下なく、
陽極酸化処理表面における模様発生はほとんど彦く、か
つ鏡面反射率も高い状態を保持しているのに対して、特
定条件の均質化処理後予備処理を施さない比較M合金板
材1゜4、および特定条件の均質化処理後予備圧延を施
になっている。また、均質化処理条件がこの発明の範囲
から外れた比較AQ合金板材3においては、帯状模様の
発生は軽微であるが、鏡面反射率の著しく劣ったものに
なっている。
上述のように、この発明の方法によれば、特定条件の均
質化処理後にして、熱間圧延前の鋳塊に、特定条件の予
備圧延を施すだけで、高強度および良好な加工性を有し
、かつ陽極酸化処理を施した際その表面に帯状やすし秋
などの模様発生が々い光輝性M合金板材を製造すること
ができるのである。
出願人  三菱アルミニウム株式会社 代理人  富  1) 和  夫

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  Mg: 0.2〜1.2%、 Cu: 0.
    05〜0.2 %を含有し、残シがMと不可避不純物か
    らなる組成(以上重量%)を有するへε合金鋳塊を、均
    質化処理した後、これに熱間圧延を施してAl1合金熱
    延板材を製造するに際して、前記均質化処理を570℃
    以上の温度で行なって金属間化合物を集合粗大化させ、
    さらに前記熱間圧延に先だって、温度:350℃以下、
    圧下率:15%以上の条件で予備圧延を施すことを特徴
    とするすぐれた陽極酸化処理表面を有する光輝性M合金
    板材の製造方法。
  2. (2)  Mg : 0.2〜1.2%、 Cu: o
    、o 5〜0.2%を含有し、さらにMn: 0.05
    〜0.45%を含有し、残“シがAAと不可避不純物か
    らなる組成(以上重量%)を有するAA合金鋳塊を、均
    質化処理した後、これに熱間圧延を施してAe合金熱延
    板材を製造するに際して、前記均質化処理を5’i’O
    ℃以上の温度で行なって金属間化合物を集合粗大化させ
    、さらに前記熱間圧延に先だって、温度:350℃以下
    、圧下率:15%以上の条件で予備圧延を施すことを特
    徴とするすぐれた陽極酸化処理表面を有する光輝性AA
    合金板材の製造方法。
JP11048581A 1981-07-15 1981-07-15 すぐれた陽極酸化処理表面を有する光輝性Al合金板材の製造方法 Granted JPS5811769A (ja)

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