JPS5811462Y2 - デンドウコウグノ ニダンヘンソクソウチ - Google Patents

デンドウコウグノ ニダンヘンソクソウチ

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JPS5811462Y2
JPS5811462Y2 JP1974110451U JP11045174U JPS5811462Y2 JP S5811462 Y2 JPS5811462 Y2 JP S5811462Y2 JP 1974110451 U JP1974110451 U JP 1974110451U JP 11045174 U JP11045174 U JP 11045174U JP S5811462 Y2 JPS5811462 Y2 JP S5811462Y2
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JP
Japan
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clutch
spindle
gears
final
gear
Prior art date
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JP1974110451U
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English (en)
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JPS5141789U (ja
Inventor
隆夫 横田
Original Assignee
リョービ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は携帯用電動工具の二段変速装置に関する。
従来、携帯用電動工具の二段変速装置は多数実施されて
いるが、何れも機構が複雑で大型となるため携帯用電動
工具の操作に支障をきたしたり、又コストが高く、修理
し難かったり、又工具使用中に変速切換え操作がほとん
ど出来ず、ギヤの噛合に細心の注意をしなければならな
い等の難点があった。
例えば、スピンドル上に一定間隔に一対のファイナルギ
ヤを回転可能に取付け、該二個のファイナルギヤの中間
位置に軸方向摺動自在に、且つスピンドルと共に回動す
るようにクラッチ部材を取付け、更に前記ファイナルギ
ヤ二個の内面に夫々クラッチ歯を設け、クラッチ部材を
切換機構によりスピンドル上を左右に移動し、ファイナ
ルギヤの一方と噛合してスピンドルと連結する変速装置
は公知である。
しかし前記変速装置はクラッチ部材を切換機構により強
制的にファイナルギヤと噛合させるため、工具使用中、
即ちスピンドル回転中に変速切換え操作を行えず、無理
に変速切換え操作を行なえばギヤを欠損させる等の欠点
がある。
又工具を停止した状態で変速切換え操作を行なった場合
も、クラッチ部材とファイナルギヤのクラッチ歯が噛合
しない場合はスピンドルを手動で回転させながら噛合さ
せなければならない等の欠点があった。
また上記変速装置の構成と異なり、例えば、実開昭48
−107182号に開示された変速装置の如く、スピン
ドル上に1対のファイナルギヤを移動並びに空回転回能
に嵌挿し、各々内側に対向させてクラッチ歯を設け、両
ファイナルギヤ外側端面とスピンドル段部との間に各々
スプリングを弾装し、両ファイナルギヤを内方向に弾性
賦勢すると共に、両ファイナルギヤ間のスピンドルには
スピンドルと共動するよう固定ピンを設け、切換操作機
構により両ファイナルギヤがスピンドル上を左右に移動
して上記両りラッッチが上記固定ピンと係合するように
した変速装置もあるが、しがしながら上記切換装置も、
上記従来の欠点を除去し得るもののファイナルギヤを移
動させる構成である為にこれと噛合する中間ギヤの移動
中に合わせて歯巾を広く設ける必要があり又両ファイナ
ルギヤは外方向よりスプリングにより弾性賦勢されてい
るために各部品間に摩擦を生ずる個所が多発する。
例えば固定ピンと係合していないファイナルギヤではス
ピンドルとの回転数が異なり、スプリングの両端面では
摩擦抵抗を生じることで摩擦抵抗により駆動伝達力は弱
まりパワーロスの発生と部品の摩耗が激しい等の欠点が
あった。
本考案は上述のようにスラッチ板をスピンドル上を摺動
させてファイナルギヤと噛合させ、スピンドルと結合す
るタイプの二段変速装置を用いて中間ギヤもファイナル
ギヤと同一幅にて、又各所の摩擦抵抗も極小で、さらに
上記タイプが従来有していた欠点をも除去シフ、工具の
回転中並びに停止した状態の何れであってもクラッチ係
合を確実に行ない得ると共に、ギヤ噛合時の衝撃を吸収
してギヤを保護し、又ギヤ噛合をハンドルを通して手に
衝撃が伝わる事なく円滑に切換操作を行ない得る新規な
二段変速装置を得させたものである。
以下本考案の実施例を示した図面について説明する。
ギヤケース1へ、ベアリング2を保持して支承したモー
ター軸3と平行にギヤケース1へベアリング等の軸受4
を保持して中間軸5及びスピンドル6を支承し、該中間
軸5には、歯数の異なる二個−組の中間ギヤ8,9とモ
ーター軸のピニオン10と噛合した中間ギヤ7を夫々固
設して成る。
上記スピンドル6には、一定間隔に一対の歯数の異なる
ファイナルギヤ11,12を該スピンドル上の定位置に
おいて回転自在に遊嵌して設け、前記中間ギヤ8,9と
夫々噛合して成る。
ファイナルギヤの一方のギヤ12は、スピンドル6に設
けた環状段部6aに外側を突き当てられ、又他方のギヤ
11はスピンドル6へ嵌着したワッシャ13に外側を突
き当てられて両ギヤは定位置に支承され、該ファイナル
ギヤ11,12の内側には夫々クラッチ歯11a、12
aを刻設して成る。
更にスピンドル6には、その外周壁へ軸方向に刻設した
キー溝14ヘキー15を嵌合させ、外側へ歯部16 a
、17 aを刻設した二個のクラッチ板16゜17を
両者間へ圧縮バネ18を介在して軸上左右へ移動自在に
且つスピンドルと共に回転するように固定し、該クラッ
チ板16.17は、前記ファイナルギヤ11,12の夫
々のクラッチ歯11a、12aと噛合する方向へ弾性賦
勢させて戒る。
又クラッチ板16.17には、内側外周へフランジ16
b、17bを設けて環状板部19aの左右両側へ一定間
隔に内向きフランジ19b、19bを設けて断面口型に
形成した環状部材19を回転自在に嵌合させ、該フラン
ジ19b、19bに内接して前記フランジ16 b、1
7 bを支承し、両クラッチ板16.17を前記圧縮バ
ネの弾力に抗して一定間隔に保持させ、ファイナルギヤ
11,12の中間位置に於て、クラッチ板の外側へ刻設
した歯部16 a 、17 aとファイナルギヤのクラ
ッチ歯11a、12aは噛合しないように保持される。
更に前記環状部材19はその外周中間位置へ突条20を
周設して成り、該突条20を嵌合して切換え装置21と
連結される。
切換え装置21は、ギヤケース1へ回転自在にワッシャ
22を介して離脱しないように支承したハンドル23及
び該ハンドルから垂設した偏心軸24と該偏心軸24へ
回転自在に嵌合した二叉状のシフター25とから戒り、
該シフター25は前記環状部材の突条20を跨いて嵌合
し連結して戒る。
又ハンドル23にはバネ26を内装してストップボール
27を嵌合したストップ装置を設け、該ストップボール
27がギヤボックスに凹設した凹部28へ嵌合し後記す
る変速切換え位置を保持する。
次に上記構成とした本考案二段変速装置の作用及び効果
を述べる。
モーター軸駆動により、そのピニオン10と中間ギヤ7
が噛合して中間軸5は回転駆動し、他の中間ギヤ8.つ
と噛合したファイナルギヤ11,12はスピンドル6上
を定位置で回転駆動するが、第2図示のファイナルギヤ
11,12の中間位置に於てはクラッチ板16.17は
噛合しないから、スピンドルとの結合は行なわれず1、
スピンドルは停止している。
次に切換え装置21のハンドル23を回動すると、偏心
軸24によりシフター 25は左右何れがへ移動するか
ら、ハンドル軸23を回転操作して第1図示のようにシ
フター25を右方向へ移動させた位置では、該シフター
25により環状部材19を介してクラッチ板16.17
はスピンドル上を右方向へ移動し、一方のクラッチ板1
7の歯部17 aと一方のファイナルギヤのクラッチ歯
12aは噛合することになる。
又ハンドルを前記位置から180°回転操作すると上記
噛合は解除されて他方のクラッチ板の歯部16aと他方
のファイナルギヤ11のクラッチ歯11 aが噛合する
ことになるが圧縮バネ18によりクラッチ歯と噛合する
方向に弾撥されているクラッチ板は前記クラッチ歯との
噛合のための衝撃に対しては圧縮バネの弾撥力に抗して
後退して衝撃力は吸収されるから工具使用中、即ちスピ
ンドル回転中でもクラッチ係合は行なわれる。
又その時の衝撃はハンドルを通して手に伝達される事も
なくなる。
又工具停止時に切換装置を操作して前記のようにクラッ
チ板を移動し、その歯部がクラッチ歯と噛合しない場合
は、ハンドルを所定の位置にセットしておけば、上記の
ようにクラッチ板にはクラッチ歯と噛合する方向へ弾性
威勢させであるから、工具始動によりファイナルギヤが
回転すれば、すぐにクラッチ係合が行なわれる。
従ってスピンドルを手で回転させながらクラッチ係合を
行なう必要はなくなる。
又二個のクラッチ板16.17は環状部材19が嵌合し
て圧縮バネの弾力に抗して一定間隔に保持して、切換装
置の操作により同一方向へ共に回動して一方のクラッチ
板とクラッチ歯の噛合並びに他方のクラッチ板とクラッ
チ歯の噛合解除は確実となる。
以上のように本考案の二段変速装置は、スピンドル6へ
一定間隔に遊嵌した一対のファイナルギヤ11,12の
中間位置に、二個のクラッチ板16.17をスピンドル
6と共に回動できるように且つ軸上左右へ移動自在に環
状部材19に回転自在に嵌合して一定間隔に固定し、更
に両クラッチ板間へ圧縮バネ18を介在して該クラッチ
板をファイナルギヤのクラッチ歯と噛合する方向へ弾撥
させて成るから、切換え装置の操作により環状部材19
を介してクラッチ板を強制的に移動してファイナルギヤ
のクラッチ歯と噛合される時の衝撃力を圧縮バネ18が
変形して吸収するから変速切換を工具使用中に、しかも
ギヤ鳴を生じさせる事なく、且つ歯部及びクラッチ歯を
折損させる事なく行なう事ができ、又ハンドルを通して
手に衝撃が伝達されないから変速切換操作も円滑に行な
い得て携帯用電動工具の操作性を向上できるものであり
、また従来のようにファイナルギヤを移動させる構成で
は、該ギヤと噛合う中間ギヤに移動量分の歯幅を広く設
ける必要があったが、本考案によれは沖間ギヤをファイ
ナルギヤと同一の小幅でよいため、ギヤの製造コストは
低減し、又軽量小型化につながること、およびクラッチ
板が噛合い回転駆動中は無駄な摩擦部分はなく抵抗は極
小で伝達力は強力且つ円滑で効率的となると共に各部品
の摩耗もなく耐久性に富むものである。
更にクラッチ板は、ファイナルギヤのクラッチ歯と噛合
する方向に弾撥されるから、工具停止時に切換え装置を
任意変速切換え方向に操作しておけば歯部がクラッチ歯
と噛合しない場合でも、工具始動によりファイナルギヤ
が回転すればクラッチ係合が自然に行なわれるから従来
のようにスピンドルを手で回しながらクラッチ係合を行
なう操作を省略できる等実用的効果を有し、加えて、フ
ァイナルギヤと同−巾に形成すれば良く、又各部品間に
無駄な摩擦を生ずる個所もなく、本考案二段変速装置実
施後の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例を示したもので、第1図は二
段変速装置の縦断面図、第2図、第3図は第1図に於け
るII −II線、III −III線に沿って切断し
た断面図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 歯数の異なる二個−組の中間ギヤと、モーター軸のピニ
    オン10と噛合した中間ギヤを夫々中間軸5に固定し、
    該−組の中間ギヤと夫々噛合させて、スピンドル6上へ
    一定間隔に且つ回転自在に遊嵌して内側へクラッチ歯を
    設けた一対のファイナルギヤ11,12の中間位置に軸
    上摺動可能に且つスピンドルと共に回動するようにクラ
    ッチ板を固定し、該クラッチ板を摺動して前記ファイナ
    ルギヤの一方をスピンドルと連結するようにした二段変
    速装置に於て、前記ファイナルギヤのクラッチ歯11a
    、12aと夫々対向して外側へ歯部16a。 17 aを設けた一対のクラッチ板16.17を、両者
    間へ圧縮バネ18を介在して前記クラッチ歯と噛合する
    方向へ弾性賦勢させて前記スピンドルへスプライン嵌め
    或はキー止めにより固定すると共に該クラッチ板外周の
    フランジ部へ、断面−型の環状部材19の7ランノ部を
    該クラッチ板に対して回転自在に嵌合して一定間隔に保
    持させ、該環状部材を、ギヤケースへ支承したハンドル
    軸23の偏心軸24へ回転自在のシフター25を嵌合し
    て成る切換え装置21の前記シフターへ嵌合連結して戊
    る携帯用電動工具の二段変速装置。
JP1974110451U 1974-09-13 1974-09-13 デンドウコウグノ ニダンヘンソクソウチ Expired JPS5811462Y2 (ja)

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JP1974110451U JPS5811462Y2 (ja) 1974-09-13 1974-09-13 デンドウコウグノ ニダンヘンソクソウチ

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JP1974110451U JPS5811462Y2 (ja) 1974-09-13 1974-09-13 デンドウコウグノ ニダンヘンソクソウチ

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Publication Number Publication Date
JPS5141789U JPS5141789U (ja) 1976-03-27
JPS5811462Y2 true JPS5811462Y2 (ja) 1983-03-04

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JP1974110451U Expired JPS5811462Y2 (ja) 1974-09-13 1974-09-13 デンドウコウグノ ニダンヘンソクソウチ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5130232Y2 (ja) * 1972-03-15 1976-07-30

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JPS5141789U (ja) 1976-03-27

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