JPH0679509A - ドリル・チゼル装置 - Google Patents

ドリル・チゼル装置

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JPH0679509A
JPH0679509A JP11830693A JP11830693A JPH0679509A JP H0679509 A JPH0679509 A JP H0679509A JP 11830693 A JP11830693 A JP 11830693A JP 11830693 A JP11830693 A JP 11830693A JP H0679509 A JPH0679509 A JP H0679509A
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drill
intermediate shaft
chisel device
pinion
impact mechanism
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JP11830693A
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Wilhelm Klueber
クリューバー ヴィルヘルム
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Hilti AG
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Hilti AG
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  • Percussive Tools And Related Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドリルスピンドル(2)、中間軸(3)、衝
撃機構(6)および中間軸を軸線方向に変位させる変速
機構(11)を有するドリル・チゼル装置において、ドリ
ルスピンドルの最小回転速度においてのみ衝撃機構を係
合・離脱可能とすること。 【構成】 ドリル・チゼル装置における中間軸(3)に
直径の異なる2個のピニオン(4, 5)を配置し、これら
のピニオンをそれぞれ中間軸(3)の切換位置(I, II,
III)に応じてドリルスピンドル(2)の歯車(2a, 2
b)に噛み合わせる。中間軸(3)に、その外周から半
径方向外方に突出するクラッチ部材(7)を設け、同ク
ラッチ部材によりピニオン(5)または衝撃機構の駆動
部(8)を中間軸(3)に一体回転するように結合す
る。ドリルスピンドル(1)の最小回転速度が調整され
た場合にのみ、クラッチ部材(7)により衝撃機構の駆
動部(8)を作動可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、ドリルスピンドルに一体的に設
けられた歯数の異なる2個の歯車と、駆動モータにより
駆動歯車を介して駆動され、ドリルスピンドルに対して
平行に配置された中間軸とを具え、該中間軸は、ドリル
スピンドルの回転速度を変化させるためにドリルスピン
ドルの歯車に選択的に連結可能な少なくとも2個のピニ
オンおよび係合・離脱可能な衝撃機構を有するドリル・
チゼル装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】一般にドリル・チゼル装置は、基盤の性状
が異なるために種々の作業が必要とされる場合に使用さ
れる。例えば、穿孔作業の場合、ドリル装置は種々の回
転速度で回転運動および衝撃回転運動を行う必要があ
る。駆動モータの速度が一定である場合にも種々の異な
る速度で作業可能とするために、ドリル・チゼル装置に
は変速機構が設けられているのが普通である。変速機構
により作業者は、ドリルスピンドルの回転速度のみなら
ず、衝撃機構の係合・離脱をも制御することができる。
【0003】上述の構成を有する機械的に切り換え可能
な3段ギア付きのドリル・チゼル装置は、ドイツ連邦共
和国登録実用新案第 83 05 418号により公知である。こ
こに記載された変速装置は、複数の速度への切り換えを
可能とするために、複数の歯車を設けた中間軸と、種々
の回転速度を達成するために複数の出力歯車を設けた1
本の出力スピンドルと、第1出力歯車に対して第2出力
歯車を軸線方向で位置決めする軸線方向位置決め装置
と、第1出力歯車および出力スピンドルの間に回転力を
伝達する力伝達装置とから構成されている。
【0004】
【発明の開示】本発明の課題は、ドリルスピンドルの最
小回転速度においてのみ衝撃機構を係合・離脱可能とし
たドリル・チゼル装置を提案することにある。
【0005】この課題を解決するため、本発明によるド
リル・チゼル装置は、中間軸を、駆動歯車、衝撃機構の
駆動部およびドリルスピンドルの歯車に対して軸線方向
に変位させて駆動歯車、小径ピニオンおよびクラッチ部
材と回転結合可能とし、該クラッチ部材を衝撃機構の駆
動部または大径ピニオンに選択的に連結可能としたこと
を特徴とするものである。
【0006】本発明によれば、中間軸が駆動歯車に対し
て軸線方向に変位可能であるため、駆動モータを軸線方
向に変位させて駆動歯車と協働させる必要はない。駆動
歯車の半径方向の凹所内に収めた連回素子により、駆動
歯車を中間軸と一体回転させる。この連回素子は、概ね
円筒形状の連回ローラとして構成し、この連回ローラは
中間軸の長手方向溝内に突出させる。この長手方向溝の
長さは、中間軸の軸線方向における最大変位量および連
回ローラの長さに概ね一致させる。
【0007】軸線方向に変位可能な中間軸は、段階的に
固定可能とするのが有利である。ピニオンおよび歯車の
寸法は、各段階の軸線方向間隔に照らして決定する。ケ
ーシングおよび中間軸に適切なマーキングを施すことに
より、中間軸を軸線方向で正確に位置決めし、所定の切
換位置を常に正確に達成可能とする。
【0008】中間軸は、ばね力の作用で半径方向に変位
可能な駆動歯車に配置した係止素子を中間軸における対
応する少なくとも2個の凹所と協働させて段階的に固定
可能とするのが有利である。この場合に係止素子は、駆
動歯車における半径方向の貫通開口内に配置する。係止
素子を弾性リングにより内側へ押圧して中間軸の凹所内
に確実に係合させる。
【0009】中間軸には、係止素子を係合させる少なく
とも2個の凹所を軸線方向に相前後して設ける。凹所の
間隔は、中間軸における階段状軸線方向変位の変位量と
一致させる。
【0010】係止素子を係止ボールとして構成するのが
有利である。係止ボールは、中間軸が軸線方向に変位す
る際に中間軸の凹所に対して容易かつ確実に係合・離脱
させることが可能である。係止ボールは切り換えの間に
回転するため、急激な摩耗が防止される。
【0011】衝撃機構の駆動部および大径ピニオンは、
中間軸上で遊転可能に配置するのが有利である。これら
の構成部材は、回転駆動には関与せず、したがって駆動
力の低下を生じることがない。遊転可能に配置した構成
部材は、スペーサスリーブまたは固定リングのように簡
単な素子により中間軸と軸線方向に堅固に結合すること
ができる。
【0012】中間軸に対して一体回転可能に配置したク
ラッチ部材は、中間軸の外周から半径方向に突出させる
のが有利である。衝撃機構の駆動部および大径ピニオン
を中間軸と一体回転可能に結合するために、中間軸に配
置するクラッチ部材は中間軸に対して回転方向のみなら
ず軸線方向でも堅固に結合する。中間軸が軸線方向に変
位する場合、クラッチ部材は衝撃機構の駆動部または大
径ピニオンと共にクラッチ機能を発揮する。
【0013】クラッチ部材は、衝撃機構の駆動部と大径
ピニオンとの間に配置するのが有利である。中間軸が軸
線方向に変位すると、衝撃機構の駆動部および遊転可能
なピニオンの一方だけが中間軸に一体回転可能に結合さ
れ、または両者共に中間軸から分離される。
【0014】衝撃機構の駆動部がクラッチ素子を介して
中間軸と一体化して回転可能となるよう結合されている
場合、ドリルスピンドルが最低の回転速度で確実に回転
するために、中間軸で自由に回転可能として配置したピ
ニオンは、一体化して回転するように配置したピニオン
よりも大きな直径を有するものでなければならない。
【0015】一体回転可能に配置した小径ピニオンの幅
は、当該ピニオンと協動させ得るドリルスピンドルの歯
車の幅、および中間軸における2個の凹所の間隔に一致
させるのが有利である。このようにピニオンを形成する
ことにより、ピニオンとドリルスピンドルの歯車との噛
み合いを維持しつつ、中間軸を軸線方向の別の切り換え
位置に移行させることが可能となる。すなわち、ドリル
スピンドルの一定回転速度を維持した状態で、衝撃機構
の駆動部を係合・離脱させることが可能となる。
【0016】クラッチ素子は中間軸の外周から突出させ
るため、遊転可能な大径ピニオンまたは衝撃機構の駆動
部を連回させる突条が生じる。遊転可能なピニオンには
クラッチスリーブを設け、このクラッチスリーブはクラ
ッチ素子により中間軸に一体回転可能に結合することが
できる。クラッチスリーブの内径を少なくとも部分的に
半径方向に拡大させて、中間軸とクラッチスリーブの拡
大内径部との間に中空円筒状のスペースを形成する。ク
ラッチスリーブの拡大内径は、中間軸から半径方向に突
出するクラッチ部材の最大外形よりも僅かに大とする。
この中空円筒状のスペース内においては、遊転可能なピ
ニオンが連回せず、中間軸はクラッチ部材と共に遊転可
能とされる。
【0017】クラッチスリーブにおける中空円筒状のス
ペースには、当該スペースに向けて開放する2本の長手
方向溝を連続させる。切換位置 においてクラッチ部材
は前記の長手方向溝内に嵌合するために大径ピニオンが
連回する。小径ピニオンも軸線方向に変位するためドリ
ルスピンドルの歯車との噛み合いが解除される。
【0018】衝撃機構の駆動部は、同様に前端領域にお
いて少なくとも一つの溝状拡張部分を有し、この拡張部
分はクラッチ部材を受けるものとする。クラッチ部材が
溝状拡張部分に係合する際に、衝撃機構の駆動部による
回転駆動が生じる。
【0019】遊転可能なピニオンにおける長手方向溝の
幅および衝撃機構の駆動部における溝状拡張部分は、概
ねクラッチ部材の直径に一致させる。
【0020】
【発明を実施するための最良の形態】以下、図示実施例
につき本発明を一層具体的に説明する。
【0021】図1に示すドリル・チゼル装置1は、衝撃
機構6に結合した変速機構1a、ケーシング1e、駆動モー
タ1b、工具受け1cおよびドリル・チゼル装置1の作動ス
イッチ1dを具える。 駆動モータ1bは、 ベベルギヤ部分を
有する主軸1fを有し、 この噛合部分は、 対応するベベル
ギヤ部分を有する駆動歯車9に噛み合わせる。ドリル・
チゼル装置は、接続ケーブル1gにより電源に接続可能で
ある。
【0022】衝撃機構6は、衝撃機構シリンダ6aと、シ
リンダ6a内で軸線方向に変位可能に案内される作動ピス
トン6bと、揺動型衝撃機構の駆動部8とから構成する。
【0023】図2, 3および4に示す変速機構1aは、 主
として中間軸3と、ドリルスピンドル2と、衝撃機構6
と、駆動歯車9と、歯車2a, 2bと、ピニオン4, 5と、ク
ラッチ部材7とから構成する。中間軸3およびドリルス
ピンドル2は、ドリル・チゼル装置1のケーシング1eに
遊転可能に設ける。
【0024】ドリルスピンドル2を加工方向とは反対側
の領域で開放形状に形成し、 衝撃機構シリンダ6aの半径
方向ガイドおよび軸線方向変位に供する円筒形状の凹所
2cを有する構成とする。
【0025】相互に異なる歯数を有する2個の歯車2a,
2bをドリルスピンドル2の外周に一体回転可能に配置
し、これらの歯車を端面の噛み合い部分2e, 2fにおいて
相互に噛み合わせる。歯車2a, 2bの噛み合い状態を圧縮
ばね2dにより保持し、この圧縮ばねはドリルスピンドル
2の円周方向に設けた突条により支持する。
【0026】中間軸3は、ドリルスピンドル2の長手方
向軸線に対して平行に延在させる。中間軸3には、両ピ
ニオン4, 5、クラッチ部材7、衝撃機構の駆動部8、駆
動歯車9および変速機構11の一部を配置する。 中間軸3
に対して小径ピニオン4を一体回転可能とし、 大径ピニ
オン5は遊転可能に配置する。ピニオン5には、クラッ
チ部材7により中間軸3と一体回転可能に結合したクラ
ッチスリーブ5aを設ける。
【0027】クラッチスリーブ5aの内径を少なくとも部
分的に半径方向に拡大させて、中間軸3とクラッチスリ
ーブ5aの拡大内径部との間に中空円筒状のスペース5cを
形成する。クラッチスリーブ5aの拡大内径部は、クラッ
チ部材7の最大外径よりも僅かに大とする。このスペー
ス5c内部で中間軸3はクラッチ素子7により遊転可能と
され、ピニオン5が連回することはない。
【0028】2本の長手方向溝5dをクラッチスリーブ5a
における中空円筒形状のスペース5cに連続して配置し、
これらの長手方向溝5dはスペース5cに対して開放形状に
形成する。長手方向溝5dの幅はクラッチ部材7の直径に
ほぼ一致させる。クラッチ部材7をボール部材として構
成し、長手方向溝5dは半円形状断面に形成する。
【0029】遊転可能なピニオン5のスリーブ状部分
は、衝撃機構の駆動部8をピニオン5から離間させるス
ペーサスリーブとしての機能も発揮するものとする。所
定の切換位置I, II, IIIにおいて、ピニオン5および駆
動歯車9は衝撃機構の駆動部8に対して常に回転運動を
行う。したがって、衝撃機構の駆動部8が連回するのを
防止するため、ピニオン5と衝撃機構の駆動部8との間
および衝撃機構の駆動部8と駆動歯車9との間にディス
ク状のすべり軸受12, 13を設ける。
【0030】衝撃機構の駆動部8も中間軸3上に遊転可
能に配置する。駆動部8には、内径から半径方向外方に
向けて延在する溝状の延長部8aを設ける。中間軸3が変
位すると、軸線方向で中間軸3と堅固に結合したクラッ
チ部材7が延長部8aに係合可能となる。その結果、衝撃
機構の駆動部8を中間軸3に一体回転可能に結合するこ
とができる。
【0031】駆動モータ1bにより中間軸3を駆動し、そ
のトルクおよび回転運動を駆動歯車9およびローラより
なる連回素子9eを介して中間軸3に伝達する。駆動歯車
9は、中間軸3に対して一体回転可能に、しかも軸線方
向には相対変位可能に配置する。連回素子9eは、 駆動歯
車9の半径方向凹所9f内に配置し、 中間軸3の長手方向
溝3b内に突出させる。
【0032】固定配置したピニオン4に対向する中間軸
3の端部に変速機構11を配置する。変速機構11が機械的
に作動すると、中間軸3は軸線方向に変位可能となる。
変速機構11は主としてスライダ11a から構成し、このス
ライダ11a は中間軸3に形成した対応する円周方向溝3a
と協働させると共に、ドリル・チゼル装置1のケーシン
グから少なくとも部分的に突出させる。その結果、ドリ
ル・チゼル装置の外部から中間軸3の変位、回転速度の
調整および衝撃機構の駆動部8の係合・離脱を制御する
ことが可能となる。スライダ11a の側方で開放した凹所
により、 スライダ11a を中間軸3の溝3aに係合させるこ
とができる。
【0033】中間軸3は、3種類の切換位置I, II, III
間で軸線方向に移動可能とする。そのために中間軸3に
凹所3cを軸線方向に離間させて設け、これらの凹所は中
間軸3の対応する切換位置に対応させる。係止素子9a、
すなわち係止ボールにより中間軸を軸線方向で段階的に
係止し、この係止ボールは半径方向の貫通開口9bにおけ
る駆動歯車9の付加部分9dにより案内する。貫通開口9b
の領域における付加部分9dの肉厚は、係止ボールの直径
を下回るものとする。周囲に形成した弾性リング9cによ
り貫通開口9bの領域における駆動歯車9の付加部分9dを
包囲して、半径方向に作用するばね力で係止ボールに当
接させる。その結果、弾性リング9cは内側へ押圧され、
対応する凹所3cに係合する。
【0034】図2に示す第1切換位置Iにおいて、クラ
ッチ部材7はピニオン5のスリーブ5aにおける両長手方
向溝5dに係合する。中間軸3のピニオン5は、中間軸3
と堅固に結合したピニオン4よりも直径を大とする。ド
リルスピンドル2に一体回転可能に配置した歯車1a, 2b
は、歯数が相互に異なるものとする。
【0035】したがって、図2に示す大径ピニオン5
は、ドリルスピンドル2の小径歯車2bと噛合う。
【0036】図3に示す中間軸3は第2切換位置IIに位
置する。クラッチ部材7および中間軸3と一体回転可能
に結合したピニオン4が中間軸3と共に軸線方向に変位
するため、クラッチ部材7はスリーブ5aの長手方向溝5d
とは係合しない。クラッチ部材7は、クラッチスリーブ
5aの中空円筒状スペース5c内に位置する。このスペース
内では、クラッチ部材7がピニオン5を駆動せずに遊転
可能である。ピニオン5の噛合部分は、ドリルスピンド
ル2の小径歯車2bと噛み合う。しかし、中間軸3と一体
回転可能とする結合は行われない。
【0037】前述したように、中間軸3に堅固に結合し
たピニオン4は、遊転可能なピニオン5と同様に小径と
する。第2切換位置IIにおいては、ドリルスピンドル2
における大径歯車2aの噛合部分にピニオン4が噛み合
う。変速機構が減速状態となるため、ドリルスピンドル
2は第1切換位置Iと対比して低速で回転する。第2切
換位置IIにおいても、衝撃機構の駆動部8は中間軸3に
対して遊転可能である。
【0038】図4に示す第3切換位置III は、固定配置
したピニオン4がドリルスピンドル2の大径歯車2aに対
して軸線方向に変位した状態を示している。適切な幅に
形成したピニオン4および大径歯車2aは、第3切換位置
III において相互に噛合うため、ドリルスピンドル2は
引き続き低速で回転駆動される。さらに、図4に示すよ
うに、クラッチ部材7は衝撃機構の駆動部8における溝
状延長部8aと係合するため、第3切換位置III において
は衝撃機構の駆動部8が中間軸3に一体回転可能に結合
されて衝撃機構6を駆動する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、変速機構を有する本発明によるドリル
・チゼル装置の一実施例の全体図である。
【図2】図2は、ドリルスピンドルの高速駆動状態に対
応する第1変速段階における変速機構を部分的に破断し
て示す断面図である。
【図3】図3は、ドリルスピンドルの低速駆動状態に対
応する第2変速段階における変速機構の断面図である。
【図4】図4は、衝撃機構の駆動部を接続したドリルス
ピンドルの低速駆動状態に対応する第3変速段階におけ
る変速機構を示す断面図である。
【符号の説明】
1, 2 ドリルスピンドル 2a, 2b 歯車 3 中間軸 3c 凹所 4 小径ピニオン 5 大径ピニオン 6 衝撃機構 7 クラッチ部材 8 衝撃機構の駆動部 9 駆動歯車 9a 係止素子 11 変速機構

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドリルスピンドル(2)に一体的に設け
    られた歯数の異なる2個の歯車(2a, 2b)と、駆動モー
    タにより駆動歯車(9)を介して駆動され、ドリルスピ
    ンドル(2)に対して平行に配置された中間軸(3)と
    を具え、該中間軸(3)は、ドリルスピンドル(2)の
    回転速度を変化させるためにドリルスピンドル(2)の
    前記歯車(2a, 2b)に選択的に連結可能な少なくとも2
    個のピニオン(4, 5)および係合・離脱可能な衝撃機構
    (6)を有するドリル・チゼル装置において、前記中間
    軸(3)を、駆動歯車(9)、衝撃機構の駆動部(8)
    およびドリルスピンドル(2)の歯車(2a, 2b)に対し
    て軸線方向に変位させて駆動歯車(9)、小径ピニオン
    (4)およびクラッチ部材(7)と回転結合可能とし、
    該クラッチ部材(7)を衝撃機構の駆動部(8)または
    大径ピニオン(5)に選択的に連結可能としたことを特
    徴とするドリル・チゼル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のドリル・チゼル装置にお
    いて、軸線方向変位可能な中間軸(3)を段階的に固定
    可能としたことを特徴とするドリル・チゼル装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のドリル・チゼル装置にお
    いて、前記中間軸(3)は、ばね力の作用で半径方向に
    変位可能な駆動歯車(9)に配置した係止素子(9a)を
    中間軸(3)における対応する少なくとも2個の凹所
    (3c)と協働させて段階的に固定可能としたことを特徴
    とするドリル・チゼル装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のドリル・チゼル装置にお
    いて、係止素子(9a)を係止ボールで構成したことを特
    徴とするドリル・チゼル装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載のド
    リル・チゼル装置において、衝撃機構の駆動部(8)お
    よび大径ピニオン(5)は、中間軸(3)上で遊転可能
    に配置したことを特徴とするドリル・チゼル装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項に記載のド
    リル・チゼル装置において、中間軸(3)に対して一体
    回転可能に配置したクラッチ部材(7)を、中間軸
    (3)の外周から半径方向外方に突出させることを特徴
    とするドリル・チゼル装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項に記載のド
    リル・チゼル装置において、クラッチ部材(7)を、衝
    撃機構の駆動部(8)と大径ピニオン(5)との間に配
    置したことを特徴とするドリル・チゼル装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項に記載のド
    リル・チゼル装置において、一体回転可能に配置した小
    径ピニオン(4)の幅は、当該ピニオン(4)と協動さ
    せ得るドリルスピンドル(2)の歯車(2a)の幅、およ
    び中間軸(3)における2個の凹所(3c)の間隔に一致
    させたことを特徴とするドリル・チゼル装置。
JP11830693A 1992-05-21 1993-05-20 ドリル・チゼル装置 Pending JPH0679509A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19924216808 DE4216808A1 (de) 1992-05-21 1992-05-21 Bohr- und Meisselgerät
DE4216808:2 1992-05-21

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0679509A true JPH0679509A (ja) 1994-03-22

Family

ID=6459410

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