JPH1199713A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH1199713A
JPH1199713A JP26627497A JP26627497A JPH1199713A JP H1199713 A JPH1199713 A JP H1199713A JP 26627497 A JP26627497 A JP 26627497A JP 26627497 A JP26627497 A JP 26627497A JP H1199713 A JPH1199713 A JP H1199713A
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JP
Japan
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recording
conveying
transport
roller pair
image
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JP26627497A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kasahara
和男 笠原
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 画像記録装置において、複数の感光材料をこ
れらの先頭位置をより正確に揃えて幅方向に並べて搬送
するようにする。 【解決手段】 複数の感光材料P、Pを幅方向に並
べて露光域7に搬送する場合、搬送手段3の一番目の搬
送ローラ対31,36,32,37が離間した状態で、
送出手段3が、複数のロールから各々感光材料P、P
を幅方向に並べて送出し、送出手段3が送出する各感
光材料P、Pについて、検出手段51,52が、検
出位置に到達したことを検出すると、送出手段3が感光
材料P、Pを送出することを停止し、検出手段5
1,52が、送出された複数の感光材料P、Pの全
てが検出位置に到達したことを検出すると、搬送手段の
搬送ローラ対が複数の感光材料P、Pを挟持して搬
送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像記録装置に関す
る発明である。
【0002】
【従来の技術】ロールから記録材料を送出する送出手段
と、前記送出手段により送出された記録材料を記録域に
搬送する搬送手段と、前記記録域に搬送された前記記録
材料に画像記録する画像記録手段と、を有する画像記録
装置は、従来から知られているものである。
【0003】そして、これに対して、単位時間当たりの
画像記録能力を高めるために、複数の互いに別のロール
から各々記録材料を幅方向に並べて送出することができ
る送出手段と、複数の記録材料を幅方向に並べて挟持し
て搬送できる複数の「幅方向に単一の搬送駆動ローラを
含む搬送ローラ対」からなり、前記送出手段により送出
された前記複数の記録材料を幅方向に並べて記録域に搬
送できる搬送手段と、前記記録域に搬送された前記記録
材料に画像記録する画像記録手段と、を有する画像記録
装置が提案されている。
【0004】そして、特開平8−314022号公報
(「 」内に特開平8−314022号公報での符号を
示す)に、複数の互いに別のマガジン「14」の各々に
収容されたロールの送り出しローラ「18」と、その搬
送方向下流側に設けられた単一の搬送手段である幅方向
に並べられた複数の印画紙を搬送する1対の第1搬送ロ
ーラ対「26」と、単一の搬送手段である幅方向に並べ
られた複数の印画紙を挟持して搬送すること及び離間す
ることが可能な1対の第2搬送ローラ対「36」と、単
一の搬送手段である幅方向に並べられた複数の印画紙を
搬送する1対の第3搬送ローラ対「50」と、第2搬送
ローラ対「36」と第3搬送ローラ対「50」との間で
前記印画紙に画像記録する走査露光系「40」と、第2
搬送ローラ対「36」の直後の所定位置に、複数の印画
紙の各々が、到達したか否か検出するセンサ「37」
と、を有する画像記録装置が記載されている。そして、
これは、マガジン「14」の各々の送り出しローラ「1
8」と第1搬送ローラ対「26」とにより、プリントサ
イズに応じた長さの印画紙を送り出し、センサ「37」
が印画紙の先端を検出すると離間していた第2搬送ロー
ラ対「36」が印画紙を挟持するものである。そして、
後工程のソータでの取り扱いの容易性から、複数の記録
材料である複数の印画紙の後端を揃えるために、各印画
紙の送り出し終了がほぼ同じになるように送り出しを開
始することにより、印画紙の先端を揃えることが記載さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平8−3
14022号公報に記載の画像記録装置では、単一の搬
送手段である第1搬送ローラ対「26」により複数の印
画紙を送り出すので、印画紙毎に先端の到達位置を調整
することができず、印画紙の先端を正確に揃えることが
できないものである。
【0006】そして、このように、記録材料の先端が正
確に揃っていないと、後段のニップ搬送系で、先に進ん
だ記録材料の方が斜行したり、記録域で記録材料の先端
が正確に揃っていることを前提にして画像記録する画像
記録手段が、どちらかの記録材料にズレた画像を記録し
てしまったりすることになる。
【0007】請求項1〜11に記載の発明の目的は、複
数の記録材料をこれらの先頭位置をより正確に揃えて幅
方向に並べて搬送するようにすることである。
【0008】また、従来の技術では、単一の搬送手段で
あるニップローラ対で複数の記録材料を幅方向に並べて
搬送することは記載されているが、単一の搬送手段で複
数の記録材料の一方しか搬送しない場合について記載さ
れていない。しかし、単一の搬送手段であるニップロー
ラ対で複数の記録材料の一方しか搬送しない場合、この
ニップローラ対は、本来複数の記録材料を幅方向に並べ
て搬送するように設計されているのに、その一方がない
ため、ニップのバランスが崩れ、記録材料を斜行させる
原因となることが判った。
【0009】そこで、ニップローラ対の従動ローラの材
質を軟らかいものにして、ニップ圧が一方の記録材料の
有無に関係なく一定になるようにすることを検討した
が、従動ローラに段差状の傷がつきやすく、実用的でな
かった。
【0010】請求項12〜18に記載の発明の目的は、
ニップローラ対で複数の記録材料の一方しか搬送しない
場合でも、ニップローラ対の材質に関係なく、記録材料
の斜行を抑制することである。
【0011】また、従来の技術では、単一の搬送手段で
あるニップローラ対で複数の記録材料を幅方向に並べて
搬送することは記載されているが、複数の記録材料の一
方が他方よりも厚い場合について記載されていない。し
かし、単一の搬送手段であるニップローラ対で一方が他
方よりも厚い複数の記録材料を搬送する場合、このニッ
プローラ対は、本来等しい厚さの複数の記録材料を幅方
向に並べて搬送するように設計されているので、厚い方
の記録材料への駆動力が薄い方の記録材料への駆動力よ
りも大きくなり、斜行の原因になることが判った。
【0012】また、記録材料の厚さが変わった時の従来
のニップローラ対の調整方法は、ニップローラ対全体の
ストロークを調整したり、ニップローラ対全体の両ロー
ラ間の距離を調整したりするものである。従って、この
従来の方法で、厚い方の記録材料の厚さに合わせると薄
い方の記録材料への駆動力が不十分になり、搬送不良に
なる問題があることが判った。また、薄い方の記録材料
の厚さに合わせると、厚い方の記録材料への圧着力が過
大になり、記録材料に悪影響を及ぼすことが判った。
【0013】請求項15、18に記載の発明の目的は、
異なる厚さの複数の記録材料を幅方向に並べて搬送する
場合でも、各々の記録材料を良好に搬送し、斜行や搬送
不良や記録材料への悪影響を抑制することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、特許請
求の範囲の各請求項に記載の発明を特定するために必要
な事項のすべてによって、達成される。以下、本発明の
各請求項について説明する。なお、“「“及び”」”
は、修飾被修飾の関係を明確にするために入れた記号で
ある。また、引用項と重複する事項については省略す
る。また、各請求項の発明の1つの要素が複数の部材か
らなっていても良いことは言うまでもなく、また、1又
は複数の部材が、各請求項の発明の複数の要素を兼ねて
いても良いことは、言うまでもない。
【0015】〔請求項1〕『複数の互いに別のロールか
ら各々記録材料を幅方向に並べて送出することができる
送出手段と、複数の「複数の記録材料を幅方向に並べて
挟持して搬送でき、幅方向に単一の搬送駆動ローラを含
む搬送ローラ対」からなり、前記送出手段により送出さ
れた前記複数の記録材料を幅方向に並べて記録域に搬送
できる搬送手段と、前記記録域に搬送された前記記録材
料に画像記録する画像記録手段と、前記搬送手段の一番
目の搬送ローラ対の挟持位置と前記記録域との間の搬送
方向の所定の検出位置に、各々の記録材料が、到達した
か否か検出する検出手段と、を有する画像記録装置にお
いて、前記送出手段が、複数のロールの各々毎に、互い
に独立して、記録材料を送出することができ、前記搬送
手段の前記検出位置より前記送出手段側の搬送ローラ対
が、記録材料を挟持して搬送できる状態と、離間した状
態とに成り得るものであり、複数の記録材料を幅方向に
並べて記録域に搬送する場合、前記搬送手段の前記検出
位置より前記送出手段側の搬送ローラ対が離間した状態
で、前記送出手段が、複数のロールから各々記録材料を
幅方向に並べて送出し、前記送出手段が送出する各記録
材料について、前記検出手段が、前記検出位置に到達し
たことを検出すると、前記送出手段が当該記録材料を送
出することを停止し、前記検出手段が、送出された複数
の記録材料の全てが前記検出位置に到達したことを検出
すると、前記搬送手段の搬送ローラ対が複数の記録材料
を挟持して搬送することを特徴とする画像記録装置。』 請求項1に記載の発明により、前記搬送手段の前記検出
位置より前記送出手段側の搬送ローラ対が離間した状態
で、前記送出手段が、複数のロールから各々記録材料を
幅方向に並べて送出し、前記送出手段が送出する各記録
材料について、前記検出手段が到達したことを検出する
と、前記送出手段が当該記録材料を送出することを停止
し、前記検出手段が、送出された複数の記録材料の全て
が前記検出位置に到達したことを検出すると、複数の記
録材料の先頭位置がより正確に揃えられた状態になり、
前記搬送手段の「幅方向に単一な搬送駆動ローラを含む
搬送ローラ対」が複数の記録材料を挟持して搬送するの
で、複数の記録材料をこれらの先頭位置をより正確に揃
えて幅方向に並べて搬送することができる。
【0016】なお、検出位置は、請求項2に記載されて
いるように、前記搬送手段の一番目の搬送ローラ対の挟
持位置と二番目の搬送ローラ対の挟持位置との間にある
ことが好ましいが、これに限られず、前記搬送手段の二
番目の搬送ローラ対の挟持位置と三番目の搬送ローラ対
の挟持位置との間にあってもよいし、前記搬送手段の一
番目の搬送ローラ対の挟持位置と前記記録域との間の搬
送方向の他の位置にあってもよい。そして、例えば、検
出位置が、前記搬送手段の二番目の搬送ローラ対の挟持
位置と三番目の搬送ローラ対の挟持位置との間にある場
合、前記搬送手段の一番目の搬送ローラ対と二番目の搬
送ローラ対が、記録材料を挟持して搬送できる状態と、
離間した状態とに成り得るものであり、複数の記録材料
を幅方向に並べて記録域に搬送する場合、前記搬送手段
の一番目の搬送ローラ対と二番目の搬送ローラ対が、離
間した状態で、前記送出手段が、複数のロールから各々
記録材料を幅方向に並べて送出するものである。
【0017】〔請求項2〕『前記検出位置が、前記搬送
手段の一番目の搬送ローラ対の挟持位置と二番目の搬送
ローラ対の挟持位置との間にあることを特徴とする請求
項1に記載の画像記録装置。』 請求項2に記載の発明により、前記搬送手段の一番目の
搬送ローラ対が、記録材料を挟持して搬送できる状態
と、離間した状態とに成り得るだけの簡単な構成・制御
で、複数の記録材料をこれらの先頭位置をより正確に揃
えて幅方向に並べて搬送することができる。
【0018】〔請求項3〕『前記搬送手段の一番目の搬
送ローラ対の挟持位置と前記ロールとの間の所定の切断
位置で、送出された複数の記録材料を、切断する切断手
段を有し、前記搬送手段の搬送ローラ対が複数の記録材
料を挟持して搬送する前に、前記切断手段が複数の記録
材料を切断することを特徴とする請求項1又は2に記載
の画像記録装置。』 ロールから切り離されていない状態で複数の記録材料を
搬送すると、複数の記録材料は互いに異なる張力を各々
のロールから受ける可能性があるが、請求項3に記載の
発明により、前記搬送手段の「幅方向に単一な搬送駆動
ローラを含む搬送ローラ対」が、ロールから切断された
複数の記録材料を挟持して搬送するので、ロールとの間
で張力が無い状態で複数の記録材料を挟持して搬送する
ことになり、複数の記録材料をこれらの先頭位置をより
正確に揃えた状態を維持して幅方向に並べて搬送するこ
とが容易にできる。
【0019】〔請求項4〕『前記送出手段が、前記切断
位置より前記記録域側に、記録材料を挟持して搬送でき
る状態と、離間した状態とに成り得る送出ローラ対を有
し、前記搬送手段の搬送ローラ対が複数の記録材料を挟
持するまで、前記送出手段の前記切断位置より前記記録
域側に有る送出ローラ対は、前記記録材料を挟持した状
態にあり、前記搬送手段の搬送ローラ対が複数の記録材
料を挟持した後、搬送する前に、前記送出手段の前記切
断位置より前記記録域側に有る送出ローラ対は、離間し
た状態になることを特徴とする請求項3に記載の画像記
録装置。』 請求項4に記載の発明により、前記搬送手段の「幅方向
に単一な搬送駆動ローラを含む搬送ローラ対」が、ロー
ルから切断され、送出ローラ対が挟持していない複数の
記録材料を挟持して搬送するので、複数の記録材料をこ
れらの先頭位置をより正確に揃えた状態を安定的に維持
して幅方向に並べて搬送することがより容易にできる。
【0020】〔請求項5〕『前記送出手段が、前記切断
位置より前記記録域側に記録材料を挟持して搬送する送
出ローラ対を有しないことを特徴とする請求項3に記載
の画像記録装置。』 請求項5に記載の発明により、前記搬送手段の「幅方向
に単一な搬送駆動ローラを含む搬送ローラ対」が、ロー
ルから切断され、送出ローラ対が挟持していない複数の
記録材料を挟持して搬送するので、複数の記録材料をこ
れらの先頭位置をより正確に揃えた状態を安定的に維持
して幅方向に並べて搬送することがより容易にできる。
【0021】〔請求項6〕『複数の互いに別のロールか
ら各々記録材料を幅方向に並べて送出することができる
送出手段と、複数の「複数の記録材料を幅方向に並べて
挟持して搬送でき、幅方向に単一の搬送駆動ローラを含
む搬送ローラ対」からなり、前記送出手段により送出さ
れた前記複数の記録材料を幅方向に並べて記録域に搬送
できる搬送手段と、前記記録域に搬送された前記記録材
料に画像記録する画像記録手段と、を有する画像記録装
置において、前記搬送手段の一番目の搬送ローラ対が、
閉止した状態と、記録材料を挟持して搬送する状態とに
成り得るものであり、複数の記録材料を幅方向に並べて
記録域に搬送する場合、前記搬送手段の一番目の搬送ロ
ーラ対が、閉止した状態で、前記送出手段が、前記搬送
手段の一番目の搬送ローラ対に前記複数の記録材料の先
端が突き当たるように送出し、前記搬送手段の一番目の
搬送ローラ対に前記複数の記録材料の先端が突き当たっ
た状態で、前記搬送手段の一番目の搬送ローラ対が、記
録材料を挟持して搬送する状態になることを特徴とする
画像記録装置。』 請求項6に記載の発明により、前記搬送手段の一番目の
搬送ローラ対が、閉止した状態で、前記送出手段が、前
記搬送手段の一番目の搬送ローラ対に前記複数の記録材
料の先端が突き当たるように送出することにより、複数
の記録材料の先頭位置が前記搬送手段の一番目の搬送ロ
ーラ対に、より正確に揃えられた状態になり、前記搬送
手段の一番目の搬送ローラ対に前記複数の記録材料の先
端が突き当たった状態で、前記搬送手段の一番目の搬送
ローラ対が、記録材料を挟持して搬送する状態になるの
で、前記搬送手段の幅方向に単一の搬送駆動ローラを含
む搬送ローラ対によって、複数の記録材料の先頭位置
が、より正確に揃った状態を維持して幅方向に並べて搬
送することができる。
【0022】〔請求項7〕『前記送出手段が、ロール側
から順に、記録材料を送出する第一送出ローラ対と、記
録材料を挟持して搬送できる状態と離間した状態とに成
り得る第二送出ローラ対とを有し、前記第一送出ローラ
対の挟持位置と前記第二送出ローラ対との間の所定の切
断位置で、送出された複数の記録材料を、切断する切断
手段を有し、前記第二送出ローラ対が離間した状態で、
前記第一送出ローラ対が記録材料を送出し、前記送出手
段の第一送出ローラ対が所定の長さの記録材料を送出し
た後、前記第二送出ローラ対が前記記録材料を挟持し、
前記第二送出ローラ対が前記記録材料を挟持した後、前
記切断手段が記録材料を切断し、前記切断手段が記録材
料を切断した後、前記第二送出ローラ対が切断された前
記記録材料を前記搬送手段に送出することを特徴とする
請求項6に記載の画像記録装置。』 請求項7に記載の発明により、前記搬送手段の「幅方向
に単一な搬送駆動ローラを含む搬送ローラ対」が、ロー
ルから切断された複数の記録材料を挟持して搬送するの
で、複数の記録材料をこれらの先頭位置をより正確に揃
えた状態を維持して幅方向に並べて搬送することが容易
にできる。また、第一送出ローラ対及び第二送出ローラ
により挟持された状態で、記録材料が切断されるので、
良好に切断することができる。
【0023】〔請求項8〕『前記切断手段が複数のロー
ルの各々毎に記録材料を切断するものであることを特徴
とする請求項7に記載の画像記録装置。』 請求項8に記載の発明により、幅方向に並べて搬送する
複数の記録材料の長さを異ならせることができる。
【0024】〔請求項9〕『前記送出手段の第二送出ロ
ーラ対よりロール側が、複数のロールの各々毎に、互い
に独立して、記録材料を送出することができるものであ
ることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載
の画像記録装置。』 請求項9に記載の発明により、幅方向に並べて搬送する
複数の記録材料の長さを異ならせることができる。
【0025】〔請求項10〕『複数の互いに別のロール
の各々毎に記録材料を送出することができる送出手段
と、一又は複数の「複数の記録材料を幅方向に並べて挟
持して搬送でき、幅方向に単一の搬送駆動ローラを含む
搬送ローラ対」からなり、前記送出手段により送出され
た前記複数の記録材料を幅方向に並べて記録域に搬送で
きる搬送手段と、前記記録域に搬送された前記記録材料
に画像記録する画像記録手段と、を有する画像記録装置
において、前記送出手段から送出された記録材料を前記
搬送手段に給送する給送手段と、前記給送手段が前記搬
送手段に給送する前の搬送方向の所定の検出位置に、各
々の記録材料が、到達したか否か検出する検出手段と、
を有し、前記給送手段が、給送する記録材料毎に給送速
度を変更でき、複数のロールの各々毎に前記検出手段の
検出結果に応じて給送速度を調整して、送出された複数
の記録材料を幅方向に並べて前記搬送手段に給送するこ
とができることを特徴とする画像記録装置。』 請求項10に記載の発明により、前記給送手段が、複数
のロールの各々毎に前記検出手段の検出結果に応じて給
送速度を調整して、複数の記録材料の先頭位置を揃えた
状態で、複数の記録材料を幅方向に並べて前記搬送手段
に給送することができ、これにより、前記搬送手段の
「幅方向に単一な搬送駆動ローラを含む搬送ローラ対」
が複数の記録材料を挟持して搬送するので、複数の記録
材料をこれらの先頭位置を揃えて幅方向に並べて搬送す
ることができる。
【0026】〔請求項11〕『複数の互いに別のロール
の各々毎に記録材料を送出することができる送出手段
と、一又は複数の「複数の記録材料を幅方向に並べて挟
持して搬送でき、幅方向に単一の搬送駆動ローラを含む
搬送ローラ対」からなり、前記送出手段により送出され
た前記複数の記録材料を幅方向に並べて記録域に搬送で
きる搬送手段と、前記記録域に幅方向に並べて搬送され
た前記複数の記録材料に、各記録材料に記録するための
出力画像データに基づいて、共通する記録部材により、
画像記録する画像記録手段と、を有する画像記録装置に
おいて、前記搬送手段の一番目の搬送ローラ対より前の
搬送方向の所定の検出位置に、各々の記録材料が、到達
したか否か検出する検出手段を有し、前記画像記録手段
が、前記検出手段の検出結果に応じて、前記記録部材
が、前記各記録材料に記録するための出力画像データに
基づく記録のタイミングを調整することを特徴とする画
像記録装置。』 請求項11に記載の発明により、複数の記録材料が、先
頭位置が搬送方向に異なる位置で、前記搬送手段の一番
目の搬送ローラ対を通過したとしても、前記搬送手段の
「幅方向に単一な搬送駆動ローラを含む搬送ローラ対」
が複数の記録材料を挟持して搬送するので、複数の記録
材料の搬送方向の先頭位置の関係を維持したまま搬送す
ることができるので、前記搬送手段の一番目の搬送ロー
ラ対より前の搬送方向の所定の検出位置に、各々の記録
材料が、到達したか否か検出する検出手段の検出結果に
応じて、前記記録部材が、前記各記録材料に記録するた
めの出力画像データに基づく記録のタイミングを調整す
ることにより、各記録材料に記録される出力画像のズレ
を少なくすることができる。
【0027】〔請求項12〕『一又は複数の「複数の記
録材料を幅方向に並べて挟持して搬送でき、幅方向に単
一の搬送駆動ローラを含む搬送ローラ対」からなり、複
数の記録材料を幅方向に並べて記録域に搬送することが
できる搬送手段と、前記記録域に搬送された前記記録材
料に画像記録する画像記録手段と、を有する画像記録装
置において、前記搬送手段の各々の前記搬送駆動ローラ
に対して、前記複数の記録材料の各々に対応して従動ロ
ーラを設けたことを特徴とする画像記録装置。』 請求項12に記載の発明により、前記搬送手段の各々の
前記搬送駆動ローラに対して前記複数の記録材料の各々
に対応して従動ローラが設けられているので、複数の記
録材料を幅方向に並べて記録域に搬送する際でも(同じ
長さの記録材料であろうが、異なる長さの記録材料であ
ろうが)、複数の記録材料の一方しか搬送しない場合で
も、ニップローラ対の材質に関係なく、記録材料の斜行
を抑制することができる。また、これにより、いずれの
場合でも記録材料に良好な出力画像を記録することがで
きる。
【0028】〔請求項13〕『前記搬送手段の各々の前
記搬送駆動ローラに対して設けられた複数の前記従動ロ
ーラを、同時に、当該搬送駆動ローラに圧着する状態と
離間する状態とにすることができる圧着離間部材を設け
たことを特徴とする請求項12に記載の画像記録装
置。』 請求項13に記載の発明により、各々の前記搬送駆動ロ
ーラに対して設けられた複数の前記従動ローラを同時に
当該搬送駆動ローラに圧着するので、搬送駆動ローラに
対して設けられた複数の前記従動ローラで、1つの広幅
の記録材料を記録域に搬送することができるようにして
も、搬送される1つの広幅の記録材料が斜行することを
良好に抑制できる。
【0029】〔請求項14〕『前記搬送手段の各々の前
記搬送駆動ローラに対して設けられた複数の前記従動ロ
ーラの各従動ローラ対毎に、互いに独立に、当該搬送駆
動ローラに圧着する状態と離間する状態とにすることが
できる圧着離間部材を設けたことを特徴とする請求項1
2に記載の画像記録装置。』 請求項14に記載の発明により、こしが弱く、圧着状態
の搬送ローラ対につきあたることで、画像記録中での位
置のずれや変質が生じてしまうような記録材料であって
も、複数の記録材料の先頭位置が互いに異なる状態で搬
送しても、互いに異なる記録材料の先頭位置に応じて、
前記従動ローラを前記搬送駆動ローラに圧着する状態に
できるので、良好な画像を記録することができる。
【0030】〔請求項15〕『前記圧着離間部材が、前
記従動ローラの各々に対してニップストロークを調整で
きることを特徴とする請求項14に記載の画像記録装
置。』 請求項15に記載の発明により、異なる厚さの複数の記
録材料を幅方向に並べて搬送する場合でも、各々の記録
材料を良好に搬送し、斜行や搬送不良や記録材料への悪
影響を抑制できる。
【0031】〔請求項16〕『前記圧着離間部材が、各
搬送ローラ対毎に互いに独立に、前記従動ローラを前記
搬送駆動ローラに圧着する状態と離間する状態とにする
ことができることを特徴とする請求項13〜15のいず
れか1項に記載の画像記録装置。』 請求項16に記載の発明により、複数の搬送ローラ対に
より記録材料を搬送するモード(以下DMモードと呼
ぶ。)と、記録材料の搬送方向先頭側の1対の搬送ロー
ラ対だけで記録材料を搬送するモード(以下、IPモー
ドと呼ぶ。)とを、選択でき、圧力により変質しやすい
記録材料の場合、DMモードにすることで、搬送駆動圧
力を分散できるので、圧力による変質を抑制でき、ま
た、こしの弱い記録材料の場合、IPモードにすること
で、安定的に搬送できるというように、多様な記録材料
に良好に画像記録することができる。
【0032】〔請求項17〕『一又は複数の「複数の記
録材料を幅方向に並べて挟持して搬送でき、幅方向に単
一の従動ローラを含む搬送ローラ対」からなり、複数の
記録材料を幅方向に並べて記録域に搬送することができ
る搬送手段と、前記記録域に搬送された前記記録材料に
画像記録する画像記録手段と、を有する画像記録装置に
おいて、前記搬送手段の各々の前記従動ローラに対し
て、前記複数の記録材料の各々に対応して搬送駆動ロー
ラを設けたことを特徴とする画像記録装置。』 請求項17に記載の発明により、前記搬送手段の各々の
前記従動ローラに対して前記複数の記録材料の各々に対
応して搬送駆動ローラが設けられているので、複数の記
録材料を幅方向に並べて記録域に搬送する際でも(同じ
長さの記録材料であろうが、異なる長さの記録材料であ
ろうが)、複数の記録材料の一方しか搬送しない場合で
も、ニップローラ対の材質に関係なく、記録材料の斜行
を抑制することができる。また、これにより、いずれの
場合でも記録材料に良好な出力画像を記録することがで
きる。
【0033】なお、各従動ローラに対して設けられた複
数の搬送駆動ローラは、互いに独立の駆動源により、駆
動してもよいし、自在継手を用いるなどにより、1つの
駆動源により駆動してもよい。
【0034】〔請求項18〕『前記搬送手段の各々の前
記従動ローラに対して設けられた複数の前記搬送駆動ロ
ーラを、互いに独立に、当該従動ローラに圧着する状態
と、当該従動ローラと離間した状態と、にする圧着離間
部材を設け、前記圧着離間部材は、前記搬送駆動ローラ
の各々に対してニップストロークを調整できることを特
徴とする請求項17に記載の画像記録装置。』 請求項18に記載の発明により、異なる厚さの複数の記
録材料を幅方向に並べて搬送する場合でも、各々の記録
材料を良好に搬送し、斜行や搬送不良や記録材料への悪
影響を抑制できる。
【0035】〔請求項19〕『前記記録材料が感光材料
であり、前記画像記録手段は、前記搬送手段により前記
記録域に搬送された前記感光材料とアレイ露光ヘッドと
を相対的に移動させながら、前記アレイ露光ヘッドによ
り前記感光材料に露光することにより、前記感光材料に
画像記録することを特徴とする請求項1〜18のいずれ
か1項に記載の画像記録装置。』 請求項19に記載の発明により、高画質の画像を高速に
低コストで記録でき、装置も小型にできる。
【0036】なお、アレイ露光ヘッドは、発明の実施の
形態の欄に示すようにカラー感光材料の各原色毎に、当
該原色用のアレイ露光ヘッドが設けられていることが、
カラー感光材料に良好なカラー画像を記録することがで
き好ましいが、一本のアレイ露光ヘッドだけが設けられ
てもよいし、逆に、一又は複数の原色に対して、それぞ
れ複数のアレイ露光ヘッドが設けられていてもよいし、
原色用のアレイ露光ヘッド以外に特定の色用などのアレ
イ露光ヘッドが設けられていてもよいし、他の設けられ
ようでもよい。また、各色用のアレイ露光ヘッドが設け
られる順番はどのような順番でもよい。
【0037】〔用語などの説明〕幅方向とは、搬送され
る記録材料面内の搬送方向に対して垂直な方向のことで
ある。
【0038】各請求項に記載の発明の搬送手段は、当該
請求項で特定されている事項を満たせば、搬送ローラ対
をいくつ有していてもよいことは言うまでもない。発明
の実施の形態の欄では、搬送ローラ対を4又は5対有す
る形態を示したが、例えば、搬送ローラ対を10対以上
有していてもよいし、2対以下しか有しなくてもよい。
【0039】搬送手段の一番目の搬送ローラ対や二番目
の搬送ローラ対、・・・とは、送出手段から搬送手段へ
の記録材料の送出方向の上流側にある搬送ローラ対から
一番目の搬送ローラ対、二番目の搬送ローラ対、・・・
のことである。
【0040】画像記録するとは、像様に画像を記録する
ことであり、記録材料及び画像記録手段としては、感光
材料及びこの感光材料に露光する露光手段であることが
好ましいが、本発明は、この組み合わせに限定されず、
転写シート及び転写記録手段(例えば、感熱インク転写
記録装置や電子写真装置等)であることや、感熱シート
及び熱記録装置であることや、受像シート及び昇華型感
熱記録装置であること等であってもよい。
【0041】また、画像記録手段としては、複数の記録
素子を主走査方向に並べて設けられ、前記画像データに
基づいて前記記録材料を記録する記録ヘッドと前記搬送
手段により前記記録域に給送された記録材料とを相対的
に移動させながら、前記記録ヘッドにより記録材料に画
像記録するものが一般的であるが、例えば、記録材料及
び画像記録手段として、感光材料及びこの感光材料に露
光する露光手段の組み合わせである場合、画像記録手段
としては、請求項19に記載のもの以外に、前記画像デ
ータに基づいて平面的に出力画像を表示し、平面的に表
示された出力画像を記録材料上に投影露光する露光手段
や、感光材料を副走査方向に移動させ、レーザ光を主走
査方向に走査させることにより、露光する露光手段など
が挙げられる。
【0042】また、複数の記録素子を主走査方向に並べ
て設けられ、前記画像データに基づいて前記記録材料を
記録する記録ヘッドと前記搬送手段により前記記録域に
搬送された記録材料と前記記録ヘッドとを相対的に移動
させながら、前記記録ヘッドにより記録材料に画像記録
するものである場合、記録ヘッドの複数の記録素子が幅
方向に並べて設けられていて、記録ヘッドは固定されて
いて、記録材料を搬送方向に移動させることが、機構が
単純になり好ましいが、記録ヘッドを搬送方向に移動さ
せてもよいし、搬送方向に斜めに交差する方向に記録ヘ
ッドの複数の記録素子が並べて設けられていて、記録材
料と記録ヘッドとを搬送方向や幅方向など記録ヘッドの
複数の記録素子が並べて設けられている方向と交差する
方向に、相対的に移動させてもよいし、搬送方向に記録
ヘッドの複数の記録素子が並べて設けられていて、記録
材料と記録ヘッドとを幅方向など搬送方向と交差する方
向に、相対的に移動させてもよいし、他の形態であって
もよい。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に本発明の具体例の一例を実
施形態として示すが、本発明はこれらに限定されない。
また、実施形態には、用語等に対して断定的な表現があ
るが、本発明の好ましい例を特定するもので、本発明の
用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
【0044】実施形態1 本実施形態の画像記録装置の概略構成図である図1と、
本実施形態の画像記録装置の主要部の概略斜視図である
図2とに基づいて、本実施形態の画像記録装置について
説明する。
【0045】本実施形態の画像記録装置は、図1に示す
ように、2つのマガジン11,12をセットでき、セッ
トされた2つのマガジン11,12に収容されている感
光材料のロールから感光材料P1、P2を送出する送出
部3を有し、送出部3により送出された複数の感光材料
P1、P2を幅方向に並べて露光域に搬送し、画像制御
部2から送られた露光画像データに基づいて、露光域に
搬送された感光材料P1、P2に露光することにより潜
像画像を記録する主要部1と、複数の感光材料P1、P
2に記録する出力画像の出力画像データから露光画像デ
ータを生成し、主要部1に送る画像制御部2と、主要部
1で潜像画像を記録された感光材料P1、P2を現像処
理する現像処理部8と、現像処理部8で現像処理された
感光材料をソートするソータ9とを有する。
【0046】そして、本実施形態の画像記録装置の主要
部1は、図2に示すように、複数の互いに別のマガジン
11,12に収容された感光材料のロールから各々感光
材料P1、P2を幅方向に並べて送出することができる
送出部3と、複数の感光材料P1、P2を切断する切断
部4と、送出部3により送出された複数の感光材料P
1、P2を幅方向に並べて露光域に搬送できる搬送部6
と、露光域に搬送された感光材料に、露光画像データに
基づいて露光して、潜像画像を記録する露光部7と、を
有する。
【0047】そして、送出部3は、複数のマガジン1
1,12に収容されている感光材料P1、P2のロール
の各々毎に、互いに独立して、感光材料P1、P2を送
出することができるものである。これにより、送出開始
のタイミングを感光材料P1、P2毎に異ならせること
により、幅方向に並べて搬送する複数の感光材料P1、
P2の長さを異ならせることができる。
【0048】そして、マガジン11を駆動してマガジン
11から感光材料を送出させる図示しないマガジン駆動
部と、第一送出駆動ローラ31と第一送出従動ローラ3
2とからなり、マガジン11から送出された感光材料P
1を搬送する第一送出ローラ対と、第二送出駆動ローラ
33と第二送出従動ローラ34とからなり、第一送出ロ
ーラ対により搬送された感光材料P1を搬送する第二送
出ローラ対とにより、マガジン11に収容されている感
光材料のロールから感光材料P1を送出する。
【0049】また、マガジン12を駆動してマガジン1
2から感光材料を送出させる図示しないマガジン駆動部
と、第一送出駆動ローラ36と第一送出従動ローラ37
とからなり、マガジン12から送出された感光材料P2
を搬送する第一送出ローラ対と、第二送出駆動ローラ3
8と第二送出従動ローラ39とからなり、第一送出ロー
ラ対により搬送された感光材料P1を搬送する第二送出
ローラ対とにより、マガジン12に収容されている感光
材料のロールから感光材料P2を送出する。
【0050】そして、第一送出駆動ローラ31、36及
び第二送出駆動ローラ33、38は、各々駆動モータの
駆動力により回転駆動する。また、第一送出従動ローラ
35、37及び第二送出従動ローラ34、39は、各々
が圧着している送出駆動ローラに従動する。
【0051】そして、送出部3は、第二送出従動ローラ
34、39を上下に移動させることができ、これによ
り、第二送出従動ローラ34、39が第二送出駆動ロー
ラ33、38に圧着して第二送出駆動ローラ33、38
とともに感光材料を挟持して搬送できる状態と、第二送
出従動ローラ34、39が第二送出駆動ローラ33、3
8から離間した状態とに成り得る。
【0052】切断部4は、第一送出ローラ対の挟持位置
と第二送出ローラ対の挟持位置との間の所定の切断位置
で、送出された複数の感光材料P1、P2を切断する。
切断部4は、複数の感光材料P1、P2の幅方向の全域
を覆う幅方向の長さを有する可動刃41と固定刃42と
を有する。
【0053】搬送部6は、送出部3側から、一番目から
五番目の搬送ローラ対を有し、各搬送ローラ対は、感光
材料P1、P2を幅方向に並べて挟持して搬送でき、幅
方向に単一の搬送駆動ローラ61〜65と幅方向に単一
の搬送従動ローラ66〜70とからなる。
【0054】露光部7は、青色光用露光ヘッド71、緑
色光用露光ヘッド72及び赤色光用露光ヘッド73を有
する。そして、青色光用露光ヘッド71は、搬送駆動ロ
ーラ62と搬送従動ローラ67とからなる搬送部6の二
番目の搬送ローラ対の挟持位置と、搬送駆動ローラ63
と搬送従動ローラ68とからなる搬送部6の三番目の搬
送ローラ対の挟持位置との間の所定位置を露光域とす
る。また、緑色光用露光ヘッド72は、搬送駆動ローラ
63と搬送従動ローラ68とからなる搬送部6の三番目
の搬送ローラ対の挟持位置と、搬送駆動ローラ64と搬
送従動ローラ68とからなる搬送部6の四番目の搬送ロ
ーラ対の挟持位置との間の所定位置を露光域とする。ま
た、赤色光用露光ヘッド73は、搬送駆動ローラ64と
搬送従動ローラ69とからなる搬送部6の四番目の搬送
ローラ対の挟持位置と、搬送駆動ローラ65と搬送従動
ローラ70とからなる搬送部6の五番目の搬送ローラ対
の挟持位置との間の所定位置を露光域とする。
【0055】そして、主要部1は、搬送駆動ローラ61
と搬送従動ローラ66とからなる搬送部6の一番目の搬
送ローラ対の挟持位置と、搬送駆動ローラ62と搬送従
動ローラ67とからなる搬送部6の二番目の搬送ローラ
対の挟持位置との間の搬送方向の所定の検出位置に、感
光材料P1が到達したか否か検出する検出センサ51
と、感光材料P2が到達したか否か検出する検出センサ
52とを有する。
【0056】そして、搬送部6は、一番目の搬送ローラ
対の搬送従動ローラ66を上下に移動させることがで
き、これにより、搬送駆動ローラ61と搬送従動ローラ
66とからなる搬送部6の一番目の搬送ローラ対を、感
光材料P1、P2を挟持して搬送できる状態と、離間し
た状態とに成り得るものである。
【0057】そして、複数の感光材料P1、P2を幅方
向に並べて露光域に搬送する場合、以下の示すように、
主要部1が作動する。
【0058】先ず、搬送部6の一番目の搬送ローラ対が
離間した状態で、送出部3が、複数のマガジン11、1
2に収容されたロールから各々感光材料P1、P2を幅
方向に並べて送出する。そして、検出センサ51が、送
出部3が送出する感光材料P1が検出位置に到達したこ
とを検出すると、送出部3のマガジン11を駆動するマ
ガジン駆動部と第一送出駆動ローラ31と第二送出駆動
ローラ33とを停止させることで、感光材料P1を送出
することを停止する。また、検出センサ52が、送出部
3が送出する感光材料P2が検出位置に到達したことを
検出すると、送出部3のマガジン12を駆動するマガジ
ン駆動部と第一送出駆動ローラ36と第二送出駆動ロー
ラ38とを停止させることで、感光材料P2を送出する
ことを停止する。
【0059】そして、感光材料P1、P2ともに送出す
ることを停止すると、複数の感光材料P1、P2の先頭
位置がより正確に揃えられた状態になる。
【0060】そして、搬送部6が、搬送従動ローラ66
を下方に移動させて、搬送駆動ローラ61と搬送従動ロ
ーラ66とからなる搬送部6の一番目の搬送ローラ対が
感光材料P1、P2を挟持した状態となる。その後、切
断部4が複数の感光材料P1、P2を切断する。その
後、送出部3の第二送出従動ローラ34、39を上方に
移動させて、第二送出ローラ対は離間した状態になる。
その後、搬送部6の搬送ローラ対が複数の感光材料P
1、P2を挟持して搬送する。
【0061】これにより、複数の感光材料P1、P2の
先頭位置をより正確に揃えられた状態から、幅方向に単
一の搬送駆動ローラ61〜65及び搬送従動ローラ66
〜70により、複数の感光材料P1、P2毎に別のロー
ラが設けられている送出部3やマガジン11、12から
の張力が無い状態で、複数の感光材料P1、P2を並べ
て搬送するので、複数の感光材料P1、P2の先頭位置
をより正確に揃えられた状態を維持して搬送することが
より容易にできる。
【0062】従って、搬送部6だけでなく、後段の現像
処理部8のニップ搬送系でも、先に進んだ感光材料の方
が斜行することを防止できる。
【0063】また、画像制御部2は、複数の感光材料P
1、P2に記録する出力画像の出力画像データから、露
光域で複数の感光材料P1、P2の先端が正確に揃って
いることを前提にして、露光画像データを生成し、主要
部1の露光部7に送り、露光部7が、この露光画像デー
タに基づいて、複数の感光材料P1、P2に露光して潜
像画像を記録するものである。
【0064】従って、感光材料が斜行するとズレた画像
を記録してしまうが、感光材料が斜行することを防止で
きるので、複数の感光材料P1、P2ともに良好な潜像
画像を記録することができる。
【0065】また、検出センサ51、52の検出位置
が、搬送部6の一番目の搬送ローラ対の挟持位置と二番
目の搬送ローラ対の挟持位置との間にあるので、搬送部
6の一番目の搬送ローラ対が、感光材料を挟持して搬送
できる状態と、離間した状態とをとれるだけの簡単な構
成・制御で、複数の感光材料P1、P2の先頭位置をよ
り正確に揃えられた状態を維持して搬送することができ
る。
【0066】なお、本実施形態の変形形態として、送出
部3が、切断位置より露光域側に送出ローラ対を有しな
いようにしてもよい。すなわち、第二送出駆動ローラ3
3、38及び第二送出従動ローラ34、39を省いても
よい。この場合、切断時に感光材料の張力が不足がちな
ので、搬送部6の一番目の搬送ローラ対を送出部3に近
づけるとよい。そして、これによっても、複数の感光材
料P1、P2の先頭位置をより正確に揃えた状態を安定
的に維持して幅方向に並べて搬送することがより容易に
できる。
【0067】実施形態2 本実施形態は、実施形態1の変形形態である。以下、実
施形態2の画像記録装置の主要部の概略斜視図である図
3に基づいて、実施形態1との相違点の全てを説明す
る。
【0068】送出部3は、第二送出従動ローラ34、3
9を上下に移動させることができ、これにより、送出部
3の両方の第二送出ローラ対は、感光材料を挟持して搬
送できる状態と離間した状態とに成り得る。
【0069】そして、送出部3がマガジン11、12か
ら搬送部6に感光材料P1、P2を送出する際は、以下
の動作を行う。先ず、第二送出ローラ対が離間した状態
で、第一送出ローラ対が感光材料P1、P2を送出し、
送出部3の第一送出ローラ対が所定の長さの感光材料P
1、P2を送出した後、第二送出ローラ対が感光材料P
1、P2を挟持する。その後、切断部4が感光材料P
1、P2を切断する。その後、第二送出ローラ対が切断
された感光材料P1、P2を搬送部6に送出する。これ
により、第一送出ローラ対及び第二送出ローラにより挟
持された状態で、感光材料P1、P2が切断されるの
で、良好に切断することができる。
【0070】また、搬送駆動ローラ61と搬送従動ロー
ラ66とからなる搬送部6の一番目の搬送ローラ対が、
閉止した状態と、感光材料を挟持して搬送する状態とに
成り得るものである。なお、離間した状態はとれなくて
もよい。
【0071】そして、複数の感光材料P1、P2を幅方
向に並べて露光域に搬送する場合、搬送部6の一番目の
搬送ローラ対が閉止した状態で、送出部3が、切断部4
の切断位置から搬送部6の一番目の搬送ローラ対の挟持
位置までの距離を複数の感光材料P1、P2の先端を進
ませるのに必要な時間に、送出部3の送出速度のムラを
勘案した余裕時間を加えた時間、複数の感光材料P1、
P2の先端を送出させる。これにより、搬送部6の一番
目の搬送ローラ対に複数の感光材料P1、P2の両方の
先端が突き当たる。すなわち、複数の感光材料P1、P
2の先頭位置が搬送部6の一番目の搬送ローラ対に、よ
り正確に揃えられた状態になる。
【0072】そして、搬送部6の一番目の搬送ローラ対
に複数の感光材料P1、P2の先端が突き当たった状態
で、搬送部6の一番目の搬送ローラ対が、感光材料P
1、P2を挟持して搬送する状態となり、搬送部6の搬
送ローラ対が、感光材料P1、P2を挟持して搬送す
る。そして、搬送部6の搬送ローラ対は、幅方向に単一
の搬送駆動ローラ61〜65及び搬送従動ローラ66〜
70からなるので、複数の感光材料P1、P2の先頭位
置が、より正確に揃った状態を維持して幅方向に並べて
搬送することになる。
【0073】従って、搬送部6だけでなく、後段の現像
処理部8のニップ搬送系でも、先に進んだ感光材料の方
が斜行することを防止できる。
【0074】また、画像制御部2は、複数の感光材料P
1、P2に記録する出力画像の出力画像データから、露
光域で複数の感光材料P1、P2の先端が正確に揃って
いることを前提にして、露光画像データを生成し、主要
部1の露光部7に送り、露光部7が、この露光画像デー
タに基づいて、複数の感光材料P1、P2に露光して潜
像画像を記録するものである。
【0075】従って、感光材料が斜行するとズレた画像
を記録してしまうが、感光材料が斜行することを防止で
きるので、複数の感光材料P1、P2ともに良好な潜像
画像を記録することができる。
【0076】そして、搬送駆動ローラ61と搬送従動ロ
ーラ66とからなる搬送部6の一番目の搬送ローラ対の
挟持位置を複数の感光材料P1、P2の両方の後端が通
過し終わると、搬送部6の一番目の搬送ローラ対が、閉
止した状態に戻り、第二従動ローラ34、39が上方に
移動し、第二送出ローラ対が離間した状態になり、次の
感光材料の送出を行う。
【0077】なお、本実施形態の画像記録装置では、検
出センサ51、52の検出結果を実施形態1のようには
用いないので、検出センサ51、52を設けなくてもよ
い。
【0078】また、本実施形態の変形形態として、切断
部4が、複数のマガジン11、12に収容されたロール
の各々毎に、固定刃と可動刃とを設け、互いに独立し
て、感光材料P1、P2を切断するようにしてもよい。
これにより、感光材料P1と感光材料P2の切断のタイ
ミングをずらすことにより、幅方向に並べて搬送する複
数の感光材料P1、P2の長さを異ならせることが簡単
にできる。
【0079】実施形態3 本実施形態は、実施形態1の変形形態である。以下、実
施形態3の画像記録装置の主要部の概略斜視図である図
4に基づいて、実施形態1との相違点の全てを説明す
る。
【0080】本実施形態では、実施形態1の搬送部6の
一番目の搬送ローラ対の有ったところに、送出部3から
送出された感光材料P1、P2を搬送部6に給送する給
送部5が設けられている。この給送部5には、感光材料
P1、P2毎に、互いに独立の給送ローラ対が設けられ
ており、給送駆動ローラ53及び給送従動ローラ54か
らなる給送ローラ対が感光材料P1を給送し、給送駆動
ローラ55及び給送従動ローラ56からなる給送ローラ
対が感光材料P2を給送する。そして、給送駆動ローラ
53、55は互いに独立に回転駆動させることができる
だけでなく、回転速度も連続的に変更できる。
【0081】そして、給送部5の各々の給送ローラ対の
直後の搬送方向の所定の検出位置に、各々の感光材料P
1、P2が、到達したか否か検出する検出センサ51、
52が設けられている。
【0082】そして、給送部5が、複数のロールの各々
毎に送出された感光材料P1、P2を、互いに独立し
て、検出センサ51、52の検出結果に応じて給送速度
を調整して、搬送部6の搬送駆動ローラ62及び搬送従
動ローラ67の挟持位置に感光材料P1、P2の先頭を
揃えて、複数の感光材料P1、P2を幅方向に並べて給
送する。
【0083】これは、給送部の給送ローラ対の挟持位置
から搬送部6の搬送駆動ローラ62及び搬送従動ローラ
67の挟持位置までの距離L、給送部5の標準給送速度
V、検出センサ51が検出位置に感光材料P1が到達し
たことを検出した時刻T1、及び、検出センサ52が検
出位置に感光材料P2が到達したことを検出した時刻T
2から、搬送部6の搬送駆動ローラ62及び搬送従動ロ
ーラ67の挟持位置に感光材料P1、P2の先頭を揃え
て、感光材料P1、P2を幅方向に並べて給送する目標
時刻T3(T3>T1,T2)、給送駆動ローラ53及
び給送従動ローラ54からなる給送ローラ対の給送速度
V1、及び、給送駆動ローラ53及び給送従動ローラ5
4からなる給送ローラ対の給送速度V2を以下の式によ
り求める。但し、時刻の数値は大きいほど後の時刻を示
し、max(A,B)は、AとBとの中で大きい方の数
値を選択する関数である。
【0084】T3=max(T1,T2)+L/V V1=L/(T3−T1) V2=L/(T3−T2) これにより、搬送部6の搬送駆動ローラ62及び搬送従
動ローラ67の挟持位置に感光材料P1、P2の先頭を
揃えて、感光材料P1、P2を幅方向に並べて給送す
る。そして、搬送部6の搬送ローラ対が、感光材料P
1、P2を挟持して搬送する。そして、搬送部6の搬送
ローラ対は、幅方向に単一の搬送駆動ローラ62〜65
及び搬送従動ローラ67〜70からなるので、複数の感
光材料P1、P2の先頭位置が、より正確に揃った状態
を維持して幅方向に並べて搬送することになる。
【0085】従って、搬送部6だけでなく、後段の現像
処理部8のニップ搬送系でも、先に進んだ感光材料の方
が斜行することを防止できる。
【0086】また、画像制御部2は、複数の感光材料P
1、P2に記録する出力画像の出力画像データから、露
光域で複数の感光材料P1、P2の先端が正確に揃って
いることを前提にして、露光画像データを生成し、主要
部1の露光部7に送り、露光部7が、この露光画像デー
タに基づいて、複数の感光材料P1、P2に露光して潜
像画像を記録するものである。
【0087】従って、感光材料が斜行するとズレた画像
を記録してしまうが、感光材料が斜行することを防止で
きるので、複数の感光材料P1、P2ともに良好な潜像
画像を記録することができる。
【0088】実施形態4 本実施形態は、実施形態1の変形形態であるが、実施形
態4の画像記録装置の主要部の概略構成は実施形態1と
同じである。以下、実施形態1との相違点の全てを説明
する。
【0089】実施形態1の画像記録装置では、搬送部6
の一番目の搬送ローラ対が離間した状態で、送出部3
が、複数のマガジン11、12に収容されたロールから
各々感光材料P1、P2を幅方向に並べて送出して、検
出センサ51が、送出部3が送出する感光材料P1が検
出位置に到達したことを検出すると、送出部3のマガジ
ン11を駆動するマガジン駆動部と第一送出駆動ローラ
31と第二送出駆動ローラ33とを停止させ、検出セン
サ52が、送出部3が送出する感光材料P2が検出位置
に到達したことを検出すると、送出部3のマガジン12
を駆動するマガジン駆動部と第一送出駆動ローラ36と
第二送出駆動ローラ38とを停止させ、両方停止した後
で、搬送部6の一番目の搬送ローラ対が、感光材料P
1、P2を挟持して搬送するが、本実施形態では、画像
制御部2が、検出センサ51、52の検出結果に応じ
て、記録部材が、各感光材料P1、P2に記録するため
の出力画像データに基づく記録のタイミングがずれるよ
うに、露光画像データを作成する点が相違する。
【0090】例えば、検出センサ51が、送出部3が送
出する感光材料P1が検出位置に到達したことを検出し
た時刻T1と、検出センサ52が、送出部3が送出する
感光材料P2が検出位置に到達したことを検出した時刻
T2とが同じ場合は、図5に示すように、感光材料P1
に記録するための出力画像データの先端位置と、感光材
料P2に記録するための出力画像データの先端位置とが
同じ位置の露光画像データを作成する。
【0091】これに対して、検出センサ51が、送出部
3が送出する感光材料P1が検出位置に到達したことを
検出した時刻T1が、検出センサ52が、送出部3が送
出する感光材料P2が検出位置に到達したことを検出し
た時刻T2より後であった場合は、図6に示すように、
感光材料P1に記録するための出力画像データの先端位
置が、時間差(T1−T2)に応じた分だけ、感光材料
P2に記録するための出力画像データの先端位置の後と
なる露光画像データを作成する。
【0092】これにより、複数の感光材料P1、P2
が、先頭位置が搬送方向に異なる位置で、搬送部6の一
番目の搬送ローラ対を通過したとしても、搬送部6の
「幅方向に単一な搬送駆動ローラを含む搬送ローラ対」
が複数の感光材料P1、P2を挟持して搬送するので、
複数の感光材料P1、P2の搬送方向の先頭位置の関係
を維持したまま搬送することができるので、搬送部6の
一番目の搬送ローラ対より前の搬送方向の所定の検出位
置に、各々の感光材料P1、P2が、到達したか否か検
出する検出センサ51、52の検出結果に応じて作成さ
れた露光画像データに基づいて、露光部7が複数の感光
材料P1、P2に露光することにより、各感光材料P
1、P2に記録するための出力画像データに基づく記録
のタイミングを調整することになり、各感光材料P1、
P2に記録される出力画像のズレを少なくすることがで
きる。
【0093】実施形態5 本実施形態は、実施形態1の変形形態である。以下、実
施形態5の画像記録装置の搬送部6の各搬送ローラ対の
概略側面図である図7に基づいて、実施形態1との相違
点の全てを説明する。
【0094】本実施形態の搬送部6の各々の搬送ローラ
対は、図7に示すように、幅方向に単一の搬送駆動ロー
ラ80に対して、複数の感光材料P1、P2の各々に対
応して従動ローラ91、92が設けられている。これに
より、搬送部6の各々の搬送駆動ローラに対して複数の
感光材料P1、P2の各々に対応して従動ローラが設け
られているので、複数の感光材料P1、P2を幅方向に
並べて露光域に搬送する際でも(同じ長さの感光材料P
1、P2であろうが、異なる長さの感光材料P1、P2
であろうが)、複数の感光材料P1、P2の一方しか搬
送しない場合でも、ニップローラ対の材質に関係なく、
感光材料P1、P2の斜行を抑制することができる。ま
た、これにより、いずれの場合でも感光材料P1、P2
に良好な出力画像を記録することができる。
【0095】そして、従動ローラ91の両端の回転軸を
回転自在に保持する保持部材93と、従動ローラ92の
両端の回転軸を回転自在に保持する保持部材94と、保
持部材93をスプリング113を介して保持し、かつ、
保持部材94をスプリング114を介して保持する保持
部材95と、保持部材95を上下動させるソレノイド、
モータ又はエアシリンダなどのいずれかである圧着離間
駆動源96とが、設けられている。そして、圧着離間駆
動源96が保持部材95を下方に移動させることによ
り、複数の従動ローラ91、92を同時に搬送駆動ロー
ラ80に圧着する状態にし、また、圧着離間駆動源96
が保持部材95を上方に移動させることにより、複数の
従動ローラ91、92を同時に搬送駆動ローラ80と離
間する状態にする。
【0096】また、保持部材93には、スプリング11
3を保持する軸111が設けられており、この軸は保持
部材95に設けられた孔を貫通している。また、保持部
材94には、スプリング114を保持する軸112が設
けられており、この軸は保持部材95に設けられた孔を
貫通している。これにより、保持部材95は、保持部材
93,94を重心上で保持しながら上下に移動させるこ
とができ、保持部材93,94が保持する従動ローラ9
1,92が傾いた状態や偏った圧力で、搬送駆動ローラ
80に圧着することを防いでいる。
【0097】これにより、各々の搬送駆動ローラに対し
て設けられた複数の従動ローラを同時に当該搬送駆動ロ
ーラに圧着するので、搬送駆動ローラに対して設けられ
た複数の従動ローラで、1つの広幅の感光材料を露光域
に搬送することができるようにしても、搬送される1つ
の広幅の感光材料が斜行することを良好に抑制できる。
【0098】また、圧着離間駆動源96が、各搬送ロー
ラ対毎に設けられており、各搬送ローラ対毎に互いに独
立に、従動ローラを搬送駆動ローラに圧着する状態と離
間する状態とにすることができる。これにより、複数の
搬送ローラ対により感光材料P1、P2を搬送するモー
ド(以下DMモードと呼ぶ。)と、感光材料P1、P2
の搬送方向先頭側の1対の搬送ローラ対だけで感光材料
P1、P2を搬送するモード(以下、IPモードと呼
ぶ。)とを、選択でき、圧力により変質しやすい感光材
料P1、P2の場合、DMモードにすることで、搬送駆
動圧力を分散できるので、圧力による変質を抑制でき、
また、こしの弱い感光材料P1、P2の場合、IPモー
ドにすることで、安定的に搬送できるというように、多
様な感光材料P1、P2に良好に画像記録することがで
きる。
【0099】実施形態6 本実施形態は、実施形態1の変形形態である。以下、実
施形態6の画像記録装置の搬送部6の各搬送ローラ対の
概略側面図である図8に基づいて、実施形態1との相違
点の全てを説明する。
【0100】本実施形態の搬送部6の各々の搬送ローラ
対は、図8に示すように、幅方向に単一の搬送駆動ロー
ラ80に対して、複数の感光材料P1、P2の各々に対
応して従動ローラ91、92が設けられている。これに
より、搬送部6の各々の搬送駆動ローラに対して複数の
感光材料P1、P2の各々に対応して従動ローラが設け
られているので、複数の感光材料P1、P2を幅方向に
並べて露光域に搬送する際でも(同じ長さの感光材料P
1、P2であろうが、異なる長さの感光材料P1、P2
であろうが)、複数の感光材料P1、P2の一方しか搬
送しない場合でも、ニップローラ対の材質に関係なく、
感光材料P1、P2の斜行を抑制することができる。ま
た、これにより、いずれの場合でも感光材料P1、P2
に良好な出力画像を記録することができる。
【0101】そして、従動ローラ91の両端の回転軸を
回転自在に保持する保持部材93と、従動ローラ92の
両端の回転軸を回転自在に保持する保持部材94と、保
持部材93を上下動させるソレノイド、モータ又はエア
シリンダなどのいずれかである圧着離間駆動源97と、
保持部材94を上下動させるソレノイド、モータ又はエ
アシリンダなどのいずれかである圧着離間駆動源98と
が、設けられている。
【0102】そして、圧着離間駆動源97が保持部材9
3を下方に移動させることにより、複数の従動ローラ9
1を搬送駆動ローラ80に圧着する状態にし、また、圧
着離間駆動源97が保持部材93を上方に移動させるこ
とにより、複数の従動ローラ91を搬送駆動ローラ80
と離間する状態にする。
【0103】また、圧着離間駆動源98が保持部材94
を下方に移動させることにより、複数の従動ローラ92
を搬送駆動ローラ80に圧着する状態にし、また、圧着
離間駆動源98が保持部材94を上方に移動させること
により、複数の従動ローラ92を搬送駆動ローラ80と
離間する状態にする。
【0104】これにより、こしが弱く、圧着状態の搬送
ローラ対につきあたることで、画像記録中での位置のず
れや変質が生じてしまうような感光材料P1、P2であ
っても、複数の感光材料P1、P2の先頭位置が互いに
異なる状態で搬送しても、互いに異なる感光材料P1、
P2の先頭位置に応じて、従動ローラを搬送駆動ローラ
に圧着する状態にできるので、良好な画像を記録するこ
とができる。
【0105】また、圧着離間駆動源96が、各搬送ロー
ラ対毎に設けられており、各搬送ローラ対毎に互いに独
立に、従動ローラを搬送駆動ローラに圧着する状態と離
間する状態とにすることができる。これにより、複数の
搬送ローラ対により感光材料P1、P2を搬送するモー
ド(以下DMモードと呼ぶ。)と、感光材料P1、P2
の搬送方向先頭側の1対の搬送ローラ対だけで感光材料
P1、P2を搬送するモード(以下、IPモードと呼
ぶ。)とを、選択でき、圧力により変質しやすい感光材
料P1、P2の場合、DMモードにすることで、搬送駆
動圧力を分散できるので、圧力による変質を抑制でき、
また、こしの弱い感光材料P1、P2の場合、IPモー
ドにすることで、安定的に搬送できるというように、多
様な感光材料P1、P2に良好に画像記録することがで
きる。
【0106】また、各圧着離間駆動源97、98は、従
動ローラ91、92の各々に対してニップストロークを
調整できる。これにより、異なる厚さの複数の感光材料
P1、P2を幅方向に並べて搬送する場合でも、各々の
感光材料P1、P2を良好に搬送し、斜行や搬送不良や
感光材料P1、P2への悪影響を抑制できる。
【0107】実施形態7 本実施形態は、実施形態1の変形形態である。以下、実
施形態7の画像記録装置の搬送部6の各搬送ローラ対の
概略側面図である図9に基づいて、実施形態1との相違
点の全てを説明する。
【0108】搬送部6の各々の幅方向に単一の従動ロー
ラ90に対して、複数の感光材料P1、P2の各々に対
応して搬送駆動ローラ81、82が設けられている。こ
れにより、搬送部6の各々の従動ローラに対して複数の
感光材料P1、P2の各々に対応して搬送駆動ローラが
設けられているので、複数の感光材料P1、P2を幅方
向に並べて露光域に搬送する際でも(同じ長さの感光材
料P1、P2であろうが、異なる長さの感光材料P1、
P2であろうが)、複数の感光材料P1、P2の一方し
か搬送しない場合でも、ニップローラ対の材質に関係な
く、感光材料P1、P2の斜行を抑制することができ
る。また、これにより、いずれの場合でも感光材料P
1、P2に良好な出力画像を記録することができる。
【0109】そして、複数の搬送駆動ローラ81、82
は、互いに独立の駆動源101、102により、駆動さ
れる。
【0110】そして、搬送駆動ローラ81及び駆動源1
01を回転自在に保持する保持部材83と、保持部材8
3を上下に移動させるためのカム85及びカム85を回
動させるモータ87と、が設けられていて、モータ87
が回動することにより、カム85を上下に移動させ、搬
送駆動ローラ81を、従動ローラ90に圧着する状態に
したり、従動ローラ90と離間する状態にしたりする。
【0111】また、同様に、搬送駆動ローラ82及び駆
動源102を回転自在に保持する保持部材84と、保持
部材84を上下に移動させるためのカム86及びカム8
6を回動させるモータ88と、が設けられていて、モー
タ88が回動することにより、カム86を上下に移動さ
せ、搬送駆動ローラ82を、従動ローラ90に圧着する
状態にしたり、従動ローラ90と離間する状態にしたり
する。
【0112】このように、複数の搬送駆動ローラ81、
82を互いに独立に従動ローラ90に圧着する状態と離
間する状態とにする。そして、各モータ87、88の回
動角を調整することで、従動ローラ90に対する複数の
搬送駆動ローラ81、82の各々のニップストロークを
調整できる。
【0113】これにより、異なる厚さの複数の感光材料
P1、P2を幅方向に並べて搬送する場合でも、各々の
感光材料P1、P2を良好に搬送し、斜行や搬送不良や
感光材料P1、P2への悪影響を抑制できる。
【0114】また、本実施形態の変形形態として、図1
0に示すように、各従動ローラ90に対して設けられた
複数の搬送駆動ローラ81、82を自在継手105で連
結し、また、複数の搬送駆動ローラの一方の搬送駆動ロ
ーラ81と駆動源103とを自在継手104で連結する
ことで、1つの駆動源103により、複数の搬送駆動ロ
ーラ81、82を駆動してもよい。
【0115】
【発明の効果】請求項1〜11に記載の発明により、複
数の記録材料をこれらの先頭位置をより正確に揃えて幅
方向に並べて搬送するようにできる。
【0116】請求項12〜18に記載の発明により、ニ
ップローラ対で複数の記録材料の一方しか搬送しない場
合でも、ニップローラ対の材質に関係なく、記録材料の
斜行を抑制することができる。
【0117】請求項19に記載の発明により、安価で小
型な装置にしつつ、複数の記録材料をこれらの先頭位置
をより正確に揃えて幅方向に並べて搬送するようにでき
たり、ニップローラ対で複数の記録材料の一方しか搬送
しない場合でも、ニップローラ対の材質に関係なく、記
録材料の斜行を抑制することができたりする。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の画像記録装置の概略構成図。
【図2】実施形態1の画像記録装置の主要部の概略斜視
図。
【図3】実施形態2の画像記録装置の主要部の概略斜視
図。
【図4】実施形態3の画像記録装置の主要部の概略斜視
図。
【図5】実施形態4の画像記録装置における、感光材料
P1に記録するための出力画像データの先端位置と、感
光材料P2に記録するための出力画像データの先端位置
とが同じ位置の露光画像データの例を示す図。
【図6】実施形態4の画像記録装置における、感光材料
P1に記録するための出力画像データの先端位置が、時
間差(T1−T2)に応じた分だけ、感光材料P2に記
録するための出力画像データの先端位置の後となる露光
画像データの例を示す図。
【図7】実施形態5の画像記録装置の搬送部6の各搬送
ローラ対の概略側面図。
【図8】実施形態6の画像記録装置の搬送部6の各搬送
ローラ対の概略側面図。
【図9】実施形態7の画像記録装置の搬送部6の各搬送
ローラ対の概略側面図。
【図10】実施形態7の変形形態の画像記録装置の搬送
部6の各搬送ローラ対の概略側面図。
【符号の説明】
1 主要部 2 画像制御部 3 送出部 4 カッタ 6 搬送部 7 露光部 8 現像処理部 9 ソータ 11,12 マガジン 31,36 第一送出駆動ローラ 32,37 第一送出従動ローラ 33,38 第二送出駆動ローラ 34,39 第二送出従動ローラ 51,52 検出センサ 61〜65 搬送駆動ローラ 66〜70 搬送従動ローラ 80〜82 搬送駆動ローラ 83,84 保持部材 85,86 カム 87,88 モータ 90〜92 従動ローラ 93〜95 保持部材 96〜98 圧着離間駆動源 101〜103 駆動源 104,105 自在継手

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の互いに別のロールから各々記録材
    料を幅方向に並べて送出することができる送出手段と、
    複数の「複数の記録材料を幅方向に並べて挟持して搬送
    でき、幅方向に単一の搬送駆動ローラを含む搬送ローラ
    対」からなり、前記送出手段により送出された前記複数
    の記録材料を幅方向に並べて記録域に搬送できる搬送手
    段と、前記記録域に搬送された前記記録材料に画像記録
    する画像記録手段と、前記搬送手段の一番目の搬送ロー
    ラ対の挟持位置と前記記録域との間の搬送方向の所定の
    検出位置に、各々の記録材料が、到達したか否か検出す
    る検出手段と、を有する画像記録装置において、前記送
    出手段が、複数のロールの各々毎に、互いに独立して、
    記録材料を送出することができ、前記搬送手段の前記検
    出位置より前記送出手段側の搬送ローラ対が、記録材料
    を挟持して搬送できる状態と、離間した状態とに成り得
    るものであり、複数の記録材料を幅方向に並べて記録域
    に搬送する場合、前記搬送手段の前記検出位置より前記
    送出手段側の搬送ローラ対が離間した状態で、前記送出
    手段が、複数のロールから各々記録材料を幅方向に並べ
    て送出し、前記送出手段が送出する各記録材料につい
    て、前記検出手段が、前記検出位置に到達したことを検
    出すると、前記送出手段が当該記録材料を送出すること
    を停止し、前記検出手段が、送出された複数の記録材料
    の全てが前記検出位置に到達したことを検出すると、前
    記搬送手段の搬送ローラ対が複数の記録材料を挟持して
    搬送することを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記検出位置が、前記搬送手段の一番目
    の搬送ローラ対の挟持位置と二番目の搬送ローラ対の挟
    持位置との間にあることを特徴とする請求項1に記載の
    画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段の一番目の搬送ローラ対の
    挟持位置と前記ロールとの間の所定の切断位置で、送出
    された複数の記録材料を、切断する切断手段を有し、前
    記搬送手段の搬送ローラ対が複数の記録材料を挟持して
    搬送する前に、前記切断手段が複数の記録材料を切断す
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記送出手段が、前記切断位置より前記
    記録域側に、記録材料を挟持して搬送できる状態と、離
    間した状態とに成り得る送出ローラ対を有し、前記搬送
    手段の搬送ローラ対が複数の記録材料を挟持するまで、
    前記送出手段の前記切断位置より前記記録域側に有る送
    出ローラ対は、前記記録材料を挟持した状態にあり、前
    記搬送手段の搬送ローラ対が複数の記録材料を挟持した
    後、搬送する前に、前記送出手段の前記切断位置より前
    記記録域側に有る送出ローラ対は、離間した状態になる
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記送出手段が、前記切断位置より前記
    記録域側に記録材料を挟持して搬送する送出ローラ対を
    有しないことを特徴とする請求項3に記載の画像記録装
    置。
  6. 【請求項6】 複数の互いに別のロールから各々記録材
    料を幅方向に並べて送出することができる送出手段と、
    複数の「複数の記録材料を幅方向に並べて挟持して搬送
    でき、幅方向に単一の搬送駆動ローラを含む搬送ローラ
    対」からなり、前記送出手段により送出された前記複数
    の記録材料を幅方向に並べて記録域に搬送できる搬送手
    段と、前記記録域に搬送された前記記録材料に画像記録
    する画像記録手段と、を有する画像記録装置において、
    前記搬送手段の一番目の搬送ローラ対が、閉止した状態
    と、記録材料を挟持して搬送する状態とに成り得るもの
    であり、複数の記録材料を幅方向に並べて記録域に搬送
    する場合、前記搬送手段の一番目の搬送ローラ対が、閉
    止した状態で、前記送出手段が、前記搬送手段の一番目
    の搬送ローラ対に前記複数の記録材料の先端が突き当た
    るように送出し、前記搬送手段の一番目の搬送ローラ対
    に前記複数の記録材料の先端が突き当たった状態で、前
    記搬送手段の一番目の搬送ローラ対が、記録材料を挟持
    して搬送する状態になることを特徴とする画像記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記送出手段が、ロール側から順に、記
    録材料を送出する第一送出ローラ対と、記録材料を挟持
    して搬送できる状態と離間した状態とに成り得る第二送
    出ローラ対とを有し、前記第一送出ローラ対の挟持位置
    と前記第二送出ローラ対との間の所定の切断位置で、送
    出された複数の記録材料を、切断する切断手段を有し、
    前記第二送出ローラ対が離間した状態で、前記第一送出
    ローラ対が記録材料を送出し、前記送出手段の第一送出
    ローラ対が所定の長さの記録材料を送出した後、前記第
    二送出ローラ対が前記記録材料を挟持し、前記第二送出
    ローラ対が前記記録材料を挟持した後、前記切断手段が
    記録材料を切断し、前記切断手段が記録材料を切断した
    後、前記第二送出ローラ対が切断された前記記録材料を
    前記搬送手段に送出することを特徴とする請求項6に記
    載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記切断手段が複数のロールの各々毎に
    記録材料を切断するものであることを特徴とする請求項
    7に記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記送出手段の第二送出ローラ対よりロ
    ール側が、複数のロールの各々毎に、互いに独立して、
    記録材料を送出することができるものであることを特徴
    とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の画像記録装
    置。
  10. 【請求項10】 複数の互いに別のロールの各々毎に記
    録材料を送出することができる送出手段と、一又は複数
    の「複数の記録材料を幅方向に並べて挟持して搬送で
    き、幅方向に単一の搬送駆動ローラを含む搬送ローラ
    対」からなり、前記送出手段により送出された前記複数
    の記録材料を幅方向に並べて記録域に搬送できる搬送手
    段と、前記記録域に搬送された前記記録材料に画像記録
    する画像記録手段と、を有する画像記録装置において、
    前記送出手段から送出された記録材料を前記搬送手段に
    給送する給送手段と、前記給送手段が前記搬送手段に給
    送する前の搬送方向の所定の検出位置に、各々の記録材
    料が、到達したか否か検出する検出手段と、を有し、前
    記給送手段が、給送する記録材料毎に給送速度を変更で
    き、複数のロールの各々毎に前記検出手段の検出結果に
    応じて給送速度を調整して、送出された複数の記録材料
    を幅方向に並べて前記搬送手段に給送することができる
    ことを特徴とする画像記録装置。
  11. 【請求項11】 複数の互いに別のロールの各々毎に記
    録材料を送出することができる送出手段と、一又は複数
    の「複数の記録材料を幅方向に並べて挟持して搬送で
    き、幅方向に単一の搬送駆動ローラを含む搬送ローラ
    対」からなり、前記送出手段により送出された前記複数
    の記録材料を幅方向に並べて記録域に搬送できる搬送手
    段と、前記記録域に幅方向に並べて搬送された前記複数
    の記録材料に、各記録材料に記録するための出力画像デ
    ータに基づいて、共通する記録部材により、画像記録す
    る画像記録手段と、を有する画像記録装置において、前
    記搬送手段の一番目の搬送ローラ対より前の搬送方向の
    所定の検出位置に、各々の記録材料が、到達したか否か
    検出する検出手段を有し、前記画像記録手段が、前記検
    出手段の検出結果に応じて、前記記録部材が、前記各記
    録材料に記録するための出力画像データに基づく記録の
    タイミングを調整することを特徴とする画像記録装置。
  12. 【請求項12】 一又は複数の「複数の記録材料を幅方
    向に並べて挟持して搬送でき、幅方向に単一の搬送駆動
    ローラを含む搬送ローラ対」からなり、複数の記録材料
    を幅方向に並べて記録域に搬送することができる搬送手
    段と、前記記録域に搬送された前記記録材料に画像記録
    する画像記録手段と、を有する画像記録装置において、
    前記搬送手段の各々の前記搬送駆動ローラに対して、前
    記複数の記録材料の各々に対応して従動ローラを設けた
    ことを特徴とする画像記録装置。
  13. 【請求項13】 前記搬送手段の各々の前記搬送駆動ロ
    ーラに対して設けられた複数の前記従動ローラを、同時
    に、当該搬送駆動ローラに圧着する状態と離間する状態
    とにすることができる圧着離間部材を設けたことを特徴
    とする請求項12に記載の画像記録装置。
  14. 【請求項14】 前記搬送手段の各々の前記搬送駆動ロ
    ーラに対して設けられた複数の前記従動ローラの各従動
    ローラ対毎に、互いに独立に、当該搬送駆動ローラに圧
    着する状態と離間する状態とにすることができる圧着離
    間部材を設けたことを特徴とする請求項12に記載の画
    像記録装置。
  15. 【請求項15】 前記圧着離間部材が、前記従動ローラ
    の各々に対してニップストロークを調整できることを特
    徴とする請求項14に記載の画像記録装置。
  16. 【請求項16】 前記圧着離間部材が、各搬送ローラ対
    毎に互いに独立に、前記従動ローラを前記搬送駆動ロー
    ラに圧着する状態と離間する状態とにすることができる
    ことを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記
    載の画像記録装置。
  17. 【請求項17】 一又は複数の「複数の記録材料を幅方
    向に並べて挟持して搬送でき、幅方向に単一の従動ロー
    ラを含む搬送ローラ対」からなり、複数の記録材料を幅
    方向に並べて記録域に搬送することができる搬送手段
    と、前記記録域に搬送された前記記録材料に画像記録す
    る画像記録手段と、を有する画像記録装置において、前
    記搬送手段の各々の前記従動ローラに対して、前記複数
    の記録材料の各々に対応して搬送駆動ローラを設けたこ
    とを特徴とする画像記録装置。
  18. 【請求項18】 前記搬送手段の各々の前記従動ローラ
    に対して設けられた複数の前記搬送駆動ローラを、互い
    に独立に、当該従動ローラに圧着する状態と、当該従動
    ローラと離間した状態と、にする圧着離間部材を設け、
    前記圧着離間部材は、前記搬送駆動ローラの各々に対し
    てニップストロークを調整できることを特徴とする請求
    項17に記載の画像記録装置。
  19. 【請求項19】 前記記録材料が感光材料であり、前記
    画像記録手段は、前記搬送手段により前記記録域に搬送
    された前記感光材料とアレイ露光ヘッドとを相対的に移
    動させながら、前記アレイ露光ヘッドにより前記感光材
    料に露光することにより、前記感光材料に画像記録する
    ことを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載
    の画像記録装置。
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