JPH1199697A - 露光装置 - Google Patents
露光装置Info
- Publication number
- JPH1199697A JPH1199697A JP27801097A JP27801097A JPH1199697A JP H1199697 A JPH1199697 A JP H1199697A JP 27801097 A JP27801097 A JP 27801097A JP 27801097 A JP27801097 A JP 27801097A JP H1199697 A JPH1199697 A JP H1199697A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- exposure apparatus
- light emitting
- led
- chip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 発光素子アレイを用いて必要とする階調を表
現することができると共に、レーザ方式の露光装置に比
べて小型となり、また、カラー出力の電子写真方式の画
像形成装置に適用することにより多値、多階調の画像を
得ることができ、しかも発光素子による画素を高密度化
しても、電流を印加して発光素子を発光させるためのワ
イヤーボンディングの数を大幅に低減するとができ、画
像形成装置をより一層小型化し得る露光装置を提供す
る。 【解決手段】 基板１０１上に複数個及び複数列並設し
たＬＥＤチップ１０２，１０３の発光部面積を各列ごと
に異ならせた。
現することができると共に、レーザ方式の露光装置に比
べて小型となり、また、カラー出力の電子写真方式の画
像形成装置に適用することにより多値、多階調の画像を
得ることができ、しかも発光素子による画素を高密度化
しても、電流を印加して発光素子を発光させるためのワ
イヤーボンディングの数を大幅に低減するとができ、画
像形成装置をより一層小型化し得る露光装置を提供す
る。 【解決手段】 基板１０１上に複数個及び複数列並設し
たＬＥＤチップ１０２，１０３の発光部面積を各列ごと
に異ならせた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光体アレイを用
いて感光体ドラムや感光体ベルト等の感光体を露光する
露光装置に関し、特に、電子写真方式の画像形成装置の
書き込み系として使用される露光装置に関する。
いて感光体ドラムや感光体ベルト等の感光体を露光する
露光装置に関し、特に、電子写真方式の画像形成装置の
書き込み系として使用される露光装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、複数の発光領域を有する発光
体アレイを用いて感光体ドラム上にパターンを形成する
露光装置は公知である。
体アレイを用いて感光体ドラム上にパターンを形成する
露光装置は公知である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子写
真方式の画像形成装置の露光部分に発光体アレイ、例え
ば、ＬＥＤ（発光ダイオード）アレイを用いた場合、Ｌ
ＥＤアレイ内の各発光素子の発光量を個別に制御して露
光させることは困難なため、自然画を印字する際等に必
要な階調を表現することが困難となる。
真方式の画像形成装置の露光部分に発光体アレイ、例え
ば、ＬＥＤ（発光ダイオード）アレイを用いた場合、Ｌ
ＥＤアレイ内の各発光素子の発光量を個別に制御して露
光させることは困難なため、自然画を印字する際等に必
要な階調を表現することが困難となる。
【０００４】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、必要とする階調を表現することができる
と共に、多値、多階調の画像を得るとができ、しかも画
像形成装置の小型化に寄与し得る露光装置を提供しよう
とするものである。
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、必要とする階調を表現することができる
と共に、多値、多階調の画像を得るとができ、しかも画
像形成装置の小型化に寄与し得る露光装置を提供しよう
とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項１記載の露光装置は、感光体に対して相対移動
する発光体チップを該相対移動方向と略垂直方向に複数
個及び複数列並設した発光体アレイを用いて前記感光体
を露光する露光装置において、前記発光体チップの発光
部面積を列ごとに異ならせたことを特徴とする。
に請求項１記載の露光装置は、感光体に対して相対移動
する発光体チップを該相対移動方向と略垂直方向に複数
個及び複数列並設した発光体アレイを用いて前記感光体
を露光する露光装置において、前記発光体チップの発光
部面積を列ごとに異ならせたことを特徴とする。
【０００６】また、上記目的を達成するために請求項２
記載の露光装置は、請求項１記載の露光装置において、
各発光パターン列からの光束を露光対象の同一箇所に重
ねて露光させるように前記露光対象の移動に同期させて
発光パターンを制御する制御手段を設けたたことを特徴
とする。
記載の露光装置は、請求項１記載の露光装置において、
各発光パターン列からの光束を露光対象の同一箇所に重
ねて露光させるように前記露光対象の移動に同期させて
発光パターンを制御する制御手段を設けたたことを特徴
とする。
【０００７】また、上記目的を達成するために請求項３
記載の露光装置は、請求項１記載の露光装置において、
前記発光体チップ内に該発光体チップ内の複数個の発光
点を順次転送させるためのシフトレジスタを搭載したこ
とを特徴とする。
記載の露光装置は、請求項１記載の露光装置において、
前記発光体チップ内に該発光体チップ内の複数個の発光
点を順次転送させるためのシフトレジスタを搭載したこ
とを特徴とする。
【０００８】また、上記目的を達成するために請求項４
記載の露光装置は、請求項１記載の露光装置において、
前記発光体チップは、ＬＥＤチップからなることを特徴
とする。
記載の露光装置は、請求項１記載の露光装置において、
前記発光体チップは、ＬＥＤチップからなることを特徴
とする。
【０００９】また、上記目的を達成するために請求項５
記載の露光装置は、請求項１記載の露光装置において、
前記発光体チップは、サイリスタ構造からなる半導体プ
ロセスにより生成されていることを特徴とする。
記載の露光装置は、請求項１記載の露光装置において、
前記発光体チップは、サイリスタ構造からなる半導体プ
ロセスにより生成されていることを特徴とする。
【００１０】また、上記目的を達成するために請求項６
記載の露光装置は、感光体に対して相対移動する発光体
チップを該相対移動方向と略垂直方向に複数個及び複数
列並設した発光体アレイを用いて前記感光体を露光する
露光装置において、前記発光体チップの発光量を列ごと
に異ならせたことを特徴とする。
記載の露光装置は、感光体に対して相対移動する発光体
チップを該相対移動方向と略垂直方向に複数個及び複数
列並設した発光体アレイを用いて前記感光体を露光する
露光装置において、前記発光体チップの発光量を列ごと
に異ならせたことを特徴とする。
【００１１】また、上記目的を達成するために請求項７
記載の露光装置は、請求項６記載の露光装置において、
各発光パターン列からの光束を露光対象の同一箇所に重
ねて露光させるように前記露光対象の移動に同期させて
発光パターンを制御する制御手段を設けたたことを特徴
とする。
記載の露光装置は、請求項６記載の露光装置において、
各発光パターン列からの光束を露光対象の同一箇所に重
ねて露光させるように前記露光対象の移動に同期させて
発光パターンを制御する制御手段を設けたたことを特徴
とする。
【００１２】また、上記目的を達成するために請求項８
記載の露光装置は、請求項６記載の露光装置において、
前記発光体チップ内に該発光体チップ内の複数個の発光
点を順次転送させるためのシフトレジスタを搭載したこ
とを特徴とする。
記載の露光装置は、請求項６記載の露光装置において、
前記発光体チップ内に該発光体チップ内の複数個の発光
点を順次転送させるためのシフトレジスタを搭載したこ
とを特徴とする。
【００１３】また、上記目的を達成するために請求項９
記載の露光装置は、請求項６記載の露光装置において、
前記発光体チップは、ＬＥＤチップからなることを特徴
とする。
記載の露光装置は、請求項６記載の露光装置において、
前記発光体チップは、ＬＥＤチップからなることを特徴
とする。
【００１４】更に、上記目的を達成するために請求項１
０記載の露光装置は、請求項６記載の露光装置におい
て、前記発光体チップは、サイリスタ構造からなる半導
体プロセスにより生成されていることを特徴とする。
０記載の露光装置は、請求項６記載の露光装置におい
て、前記発光体チップは、サイリスタ構造からなる半導
体プロセスにより生成されていることを特徴とする。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
面に基づき説明する。
面に基づき説明する。
【００１６】（第１の実施の形態）まず、本発明の第１
の実施の形態を図１〜図６に基づき説明する。図１は、
本発明の第１の実施の形態に係る露光装置における発光
体アレイである発光ダイオードアレイ（以下、ＬＥＤア
レイと記述する）の概略構成を示す図、図２は、図１の
Ａ部拡大図、図３は、本発明の第１の実施の形態に係る
露光装置を用いた電子写真方式の画像形成装置の要部構
成を示す側面図、図４は、本発明の第１の実施の形態に
係る露光装置におけるＬＥＤアレイにより感光体ドラム
上に露光された様子を示す図、図５は、本発明の第１の
実施の形態に係る露光装置におけるＬＥＤアレイ１００
の点灯状態を示す図、図６は、本発明の第１の実施の形
態に係る露光装置におけるＬＥＤアレイ１００により露
光され画像形成された印字結果を示す図である。
の実施の形態を図１〜図６に基づき説明する。図１は、
本発明の第１の実施の形態に係る露光装置における発光
体アレイである発光ダイオードアレイ（以下、ＬＥＤア
レイと記述する）の概略構成を示す図、図２は、図１の
Ａ部拡大図、図３は、本発明の第１の実施の形態に係る
露光装置を用いた電子写真方式の画像形成装置の要部構
成を示す側面図、図４は、本発明の第１の実施の形態に
係る露光装置におけるＬＥＤアレイにより感光体ドラム
上に露光された様子を示す図、図５は、本発明の第１の
実施の形態に係る露光装置におけるＬＥＤアレイ１００
の点灯状態を示す図、図６は、本発明の第１の実施の形
態に係る露光装置におけるＬＥＤアレイ１００により露
光され画像形成された印字結果を示す図である。
【００１７】図１中、１００はＬＥＤアレイで、基板１
０１上に後述する感光体ドラムに対して相対移動する発
光体チップである発光ダイオードチップ（以下、ＬＥＤ
チップと記述する）１０２，１０３を、後述する感光体
ドラムの相対移動方向と略垂直方向に複数個及び複数列
並設して構成されている。
０１上に後述する感光体ドラムに対して相対移動する発
光体チップである発光ダイオードチップ（以下、ＬＥＤ
チップと記述する）１０２，１０３を、後述する感光体
ドラムの相対移動方向と略垂直方向に複数個及び複数列
並設して構成されている。
【００１８】図２に示すようにＬＥＤチップ１０２，１
０３は、各ＬＥＤチップ１０２，１０３に対応するパッ
ト１０４の上部電極１０５にそれぞれ装着されている。
図２に示すように、一方の列のＬＥＤチップ１０２の発
光部面積は、他方の列のＬＥＤチップ１０３の発光部面
積より大きく設定してある。
０３は、各ＬＥＤチップ１０２，１０３に対応するパッ
ト１０４の上部電極１０５にそれぞれ装着されている。
図２に示すように、一方の列のＬＥＤチップ１０２の発
光部面積は、他方の列のＬＥＤチップ１０３の発光部面
積より大きく設定してある。
【００１９】図３において、１００はＬＥＤアレイ、１
０１は基板、１０２，１０３ＬＥＤチップは、３０１は
ロッドレンズアレー、３０２は感光体ドラム３０２で、
軸３０３を中心に図中半時計回り方向（矢印方向）に回
転する。図３において、ＬＥＤアレイ１００のＬＥＤチ
ップ１０２，１０３から出た光は、ロッドレンズアレイ
３０１を通り、感光体ドラム３０２上に露光され、その
後、公知の電子写真方式のプロセスを経て可視化され
る。
０１は基板、１０２，１０３ＬＥＤチップは、３０１は
ロッドレンズアレー、３０２は感光体ドラム３０２で、
軸３０３を中心に図中半時計回り方向（矢印方向）に回
転する。図３において、ＬＥＤアレイ１００のＬＥＤチ
ップ１０２，１０３から出た光は、ロッドレンズアレイ
３０１を通り、感光体ドラム３０２上に露光され、その
後、公知の電子写真方式のプロセスを経て可視化され
る。
【００２０】図４において、４０１はＬＥＤチップ１０
２によって露光された部分、４０２はＬＥＤチップ１０
３によって露光された部分、４０３は未露光の部分であ
る。図５において、５０１，５０２，５０６は発光点、
５０３，５０４，５０５は未発光点である。
２によって露光された部分、４０２はＬＥＤチップ１０
３によって露光された部分、４０３は未露光の部分であ
る。図５において、５０１，５０２，５０６は発光点、
５０３，５０４，５０５は未発光点である。
【００２１】図６において、６０１，６０２は濃く印字
された部分、６０３は薄く印字された部分、６０４は印
字されていない部分である。
された部分、６０３は薄く印字された部分、６０４は印
字されていない部分である。
【００２２】次に、上記構成の露光装置の動作を図１〜
図６を用いて説明する。
図６を用いて説明する。
【００２３】例えば、図４に示すように４０１部分は濃
く、４０２部分は薄く、４０３部分は印字しない場合、
即ち、図６に示すような印字結果を得ようとする場合に
は、図５に示すように、ＬＥＤチップ１０２側で５０１
部分及び５０２部分を、ＬＥＤチップ１０３側で５０６
部分をそれぞれ露光することにより、必要とする階調の
印字を行うことができる。これにより、露光された感光
体ドラム３０２は、その後、通常の電子写真方式のプロ
セス（図示省略）を経て複写用紙にトナーを転写、定着
し、一連の動作を終了する。
く、４０２部分は薄く、４０３部分は印字しない場合、
即ち、図６に示すような印字結果を得ようとする場合に
は、図５に示すように、ＬＥＤチップ１０２側で５０１
部分及び５０２部分を、ＬＥＤチップ１０３側で５０６
部分をそれぞれ露光することにより、必要とする階調の
印字を行うことができる。これにより、露光された感光
体ドラム３０２は、その後、通常の電子写真方式のプロ
セス（図示省略）を経て複写用紙にトナーを転写、定着
し、一連の動作を終了する。
【００２４】以上詳述したように、本実施の形態に係る
露光装置によれば、ＬＥＤチップ１０２，１０３を複数
列配置し、一方の列のＬＥＤチップ１０２の発光部面積
を、他方の列のＬＥＤチップ１０３の発光部面積より大
きく設定したＬＥＤアレイ１００を用いて、各ＬＥＤチ
ップ１０２，１０３をそれぞれ選択的に点灯させ、主走
査方向同一ラインを露光するとにより、ＬＥＤアレイ１
００を用いたものでありながら、必要とする階調の印字
結果を得ることができる。
露光装置によれば、ＬＥＤチップ１０２，１０３を複数
列配置し、一方の列のＬＥＤチップ１０２の発光部面積
を、他方の列のＬＥＤチップ１０３の発光部面積より大
きく設定したＬＥＤアレイ１００を用いて、各ＬＥＤチ
ップ１０２，１０３をそれぞれ選択的に点灯させ、主走
査方向同一ラインを露光するとにより、ＬＥＤアレイ１
００を用いたものでありながら、必要とする階調の印字
結果を得ることができる。
【００２５】なお、本実施の形態では、発光部面積を複
数列ごとに副走査方向に変化させたＬＥＤチップ１０
２，１０３を用いた場合について説明したが、これに限
られるものではなく、発光部面積を複数列ごとに主走査
方向に変化させたり、ＬＥＤチップ１０２，１０３の形
状を変化させて、これらＬＥＤチップ１０２，１０３の
発光量を変化させても同様の効果が得られることは明白
である。
数列ごとに副走査方向に変化させたＬＥＤチップ１０
２，１０３を用いた場合について説明したが、これに限
られるものではなく、発光部面積を複数列ごとに主走査
方向に変化させたり、ＬＥＤチップ１０２，１０３の形
状を変化させて、これらＬＥＤチップ１０２，１０３の
発光量を変化させても同様の効果が得られることは明白
である。
【００２６】また、感光体も、感光体ドラムに限られる
ものではなく、感光体ベルトであってもよい。
ものではなく、感光体ベルトであってもよい。
【００２７】（第２の実施の形態）次に、本発明の第２
の実施の形態を図７〜図９に基づき説明する。なお、本
実施の形態に係る露光装置におけるＬＥＤアレイの構成
は、上述した第１の実施の形態における図１〜図３と同
一であるから、これら各図を流用して説明する。
の実施の形態を図７〜図９に基づき説明する。なお、本
実施の形態に係る露光装置におけるＬＥＤアレイの構成
は、上述した第１の実施の形態における図１〜図３と同
一であるから、これら各図を流用して説明する。
【００２８】図７は、本発明の第２の実施の形態に係る
露光装置におけるＬＥＤアレイにより感光体ドラム上に
露光された様子を示す図、図８は、本発明の第２の実施
の形態に係る露光装置におけるＬＥＤアレイの点灯状態
を示す図、図９は、本発明の第２の実施の形態に係る露
光装置におけるＬＥＤアレイにより露光され画像形成さ
れた印字結果を示す図である。
露光装置におけるＬＥＤアレイにより感光体ドラム上に
露光された様子を示す図、図８は、本発明の第２の実施
の形態に係る露光装置におけるＬＥＤアレイの点灯状態
を示す図、図９は、本発明の第２の実施の形態に係る露
光装置におけるＬＥＤアレイにより露光され画像形成さ
れた印字結果を示す図である。
【００２９】図７において、７０２，７０３はＬＥＤチ
ップ１０２によって露光された部分、７０１，７０４は
ＬＥＤチップ１０３によって露光された部分、７０５は
未露光の部分である。
ップ１０２によって露光された部分、７０１，７０４は
ＬＥＤチップ１０３によって露光された部分、７０５は
未露光の部分である。
【００３０】図８において、８０１，８０２、８０４，
８０６は発光点、８０３，８０５は未発光点である。
８０６は発光点、８０３，８０５は未発光点である。
【００３１】図９において、９０１は最も濃く印字され
た部分、９０２は次に濃く印字された部分、９０３は薄
く印字された部分、９０４は印字されていない部分であ
る。
た部分、９０２は次に濃く印字された部分、９０３は薄
く印字された部分、９０４は印字されていない部分であ
る。
【００３２】次に、上記構成の露光装置の動作を図１〜
図３及び図７〜図９を用いて説明する。
図３及び図７〜図９を用いて説明する。
【００３３】例えば、図９に示すように９０１部分は最
も濃く、９０２部分は次に濃く、９０３は薄く、９０４
部分は印字しない場合には、図８に示すように、９０１
部分を形成するために発光点８０１で露光した部分と同
じ箇所を別の列の発光点８０４で多重露光する。また、
９０２部分を形成するためには、発光点８０２のみで露
光し、９０３部分を形成するためには、発光点８０６の
みで露光する。即ち、複数列備えたＬＥＤアレイ１００
の両方の発光点を感光ドラム３０２上の同一箇所に露光
またはどちらか一方の露光という選択的手段をとること
により、必要とする階調表現のできる露光を実現でき
る。引き続いて、これにより露光された感光ドラム３０
２は、その後、通常の電子写真方式のプロセス（図示省
略）を経て複写用紙にトナーを転写、定着し、一連の動
作を終了する。
も濃く、９０２部分は次に濃く、９０３は薄く、９０４
部分は印字しない場合には、図８に示すように、９０１
部分を形成するために発光点８０１で露光した部分と同
じ箇所を別の列の発光点８０４で多重露光する。また、
９０２部分を形成するためには、発光点８０２のみで露
光し、９０３部分を形成するためには、発光点８０６の
みで露光する。即ち、複数列備えたＬＥＤアレイ１００
の両方の発光点を感光ドラム３０２上の同一箇所に露光
またはどちらか一方の露光という選択的手段をとること
により、必要とする階調表現のできる露光を実現でき
る。引き続いて、これにより露光された感光ドラム３０
２は、その後、通常の電子写真方式のプロセス（図示省
略）を経て複写用紙にトナーを転写、定着し、一連の動
作を終了する。
【００３４】以上詳述したように、本実施の形態に係る
露光装置によれば、ＬＥＤチップ１０２，１０３を複数
列配置したＬＥＤアレイ１００を用いて、それぞれ選択
的に感光ドラム３０２上の同一箇所への多重露光や、ど
ちらか一方のみの露光という選択的手段をとってＬＥＤ
チップ１０２，１０３を選択的に点灯させ、主走査方向
同一ラインを露光するとにより、ＬＥＤアレイ１００を
用いたものでありながら、必要とする階調の印字結果を
得ることができる。
露光装置によれば、ＬＥＤチップ１０２，１０３を複数
列配置したＬＥＤアレイ１００を用いて、それぞれ選択
的に感光ドラム３０２上の同一箇所への多重露光や、ど
ちらか一方のみの露光という選択的手段をとってＬＥＤ
チップ１０２，１０３を選択的に点灯させ、主走査方向
同一ラインを露光するとにより、ＬＥＤアレイ１００を
用いたものでありながら、必要とする階調の印字結果を
得ることができる。
【００３５】なお、本実施の形態では、発光面積を複数
列ごとに副走査方向に変化させたＬＥＤチップ１０２，
１０３を用いた場合について説明したが、これに限られ
るものではなく、発光面積を複数列ごとに主走査方向に
変化させたり、ＬＥＤチップ１０２，１０３の形状を変
化させて、これらＬＥＤチップ１０２，１０３の発光量
を変化させても同様の効果が得られることは明白であ
る。
列ごとに副走査方向に変化させたＬＥＤチップ１０２，
１０３を用いた場合について説明したが、これに限られ
るものではなく、発光面積を複数列ごとに主走査方向に
変化させたり、ＬＥＤチップ１０２，１０３の形状を変
化させて、これらＬＥＤチップ１０２，１０３の発光量
を変化させても同様の効果が得られることは明白であ
る。
【００３６】（第３の実施の形態）次に、本発明の第３
の実施の形態を図１０〜図１２に基づき説明する。本実
施の形態に係る露光装置は、サイリスタ構造からなる自
己走査型発光体チップを有する発光体アレイを用いたも
のである。
の実施の形態を図１０〜図１２に基づき説明する。本実
施の形態に係る露光装置は、サイリスタ構造からなる自
己走査型発光体チップを有する発光体アレイを用いたも
のである。
【００３７】図１０は、本発明の第３の実施の形態に係
る露光装置における自己走査型発光体チップの等価回路
の構成を示すブロック図、図１１及び図１２は、本実施
の形態に係る露光装置における発光体アレイ１００２の
制御部の構成を示すブロック図である。
る露光装置における自己走査型発光体チップの等価回路
の構成を示すブロック図、図１１及び図１２は、本実施
の形態に係る露光装置における発光体アレイ１００２の
制御部の構成を示すブロック図である。
【００３８】図１０において、１００１はシフトレジス
タ、１００２は発光体アレイ、１００３は負荷抵抗、１
００４，１００５はサイリスタ（自己走査型発光体チッ
プ）である。各サイリスタ１００４，１００５のゲート
端子はダイオード１００６を介して互いに接続され、ま
た、負荷抵抗１００３を介して電源ＶＧＡに接続され
る。
タ、１００２は発光体アレイ、１００３は負荷抵抗、１
００４，１００５はサイリスタ（自己走査型発光体チッ
プ）である。各サイリスタ１００４，１００５のゲート
端子はダイオード１００６を介して互いに接続され、ま
た、負荷抵抗１００３を介して電源ＶＧＡに接続され
る。
【００３９】図１０において、転送動作のため転送クロ
ックΦ１，Φ２がカソードに印加される。今、サイリス
タ１００４が転送クロックΦ１によってオン状態である
とすると、そのゲート電位は、ほぼ０ボルトになる。こ
の電位は、ダイオード１００６を通して右方向に影響を
与える。次のクロックΦ２によって右方向の素子のみ選
択的にターンオンされるため、右方向への転送が可能と
なる。上記でアドレスされたと同時に画像情報に対応し
たＤＡＴＡクロックを印加することにより、サイリスタ
１００５が発光する。
ックΦ１，Φ２がカソードに印加される。今、サイリス
タ１００４が転送クロックΦ１によってオン状態である
とすると、そのゲート電位は、ほぼ０ボルトになる。こ
の電位は、ダイオード１００６を通して右方向に影響を
与える。次のクロックΦ２によって右方向の素子のみ選
択的にターンオンされるため、右方向への転送が可能と
なる。上記でアドレスされたと同時に画像情報に対応し
たＤＡＴＡクロックを印加することにより、サイリスタ
１００５が発光する。
【００４０】上記動作を繰り返すことにより、所定のサ
イリスタ１００４，１００５を画像データの通りに発光
させることができる。
イリスタ１００４，１００５を画像データの通りに発光
させることができる。
【００４１】図１１において、１１０１は発光体アレイ
１００２のドライバ及びバッファ、１１０２，１１０３
は複数列配置された発光体アレイ１００２の自己走査型
の発光体チップである。
１００２のドライバ及びバッファ、１１０２，１１０３
は複数列配置された発光体アレイ１００２の自己走査型
の発光体チップである。
【００４２】図１２において、１２０１，１２０２は各
発光体チップ１１０２，１１０３に対応した発光体チッ
プ用バッファ、１２０３はデータ分配部、１２０４は画
像データ格納部である。画像データ格納部１２０４に格
納された画像データは、データ分配部１２０３によりそ
れぞれ所定の発光体チップ用バッファ１２０１，１２０
２に分配され、このデータを基にそれぞれの発光体チッ
プ１１０２，１１０３内の発光体は露光動作を行う。
発光体チップ１１０２，１１０３に対応した発光体チッ
プ用バッファ、１２０３はデータ分配部、１２０４は画
像データ格納部である。画像データ格納部１２０４に格
納された画像データは、データ分配部１２０３によりそ
れぞれ所定の発光体チップ用バッファ１２０１，１２０
２に分配され、このデータを基にそれぞれの発光体チッ
プ１１０２，１１０３内の発光体は露光動作を行う。
【００４３】以上詳述したように、本実施の形態に係る
露光装置によれば、サイリスタ構造からなる自己走査型
発光体チップ１１０２，１１０３を用いた発光体アレイ
１００２を用いることにより、ＬＥＤチップを用いたタ
イプの発光素子に比べて小型且つ安価で、より高密度な
露光装置を実現するとができると共に、必要とする階調
表現の画像出力が可能である。
露光装置によれば、サイリスタ構造からなる自己走査型
発光体チップ１１０２，１１０３を用いた発光体アレイ
１００２を用いることにより、ＬＥＤチップを用いたタ
イプの発光素子に比べて小型且つ安価で、より高密度な
露光装置を実現するとができると共に、必要とする階調
表現の画像出力が可能である。
【００４４】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の露光装置に
よれば、発光素子アレイを用いて必要とする階調を表現
することができると共に、レーザ方式の露光装置に比べ
て小型となり、また、カラー出力の電子写真方式の画像
形成装置に適用することにより多値、多階調の画像を得
ることができ、しかも発光素子チップ内の複数個の発光
点が順次転送していく、いわゆる発光点転送型とするこ
とにより、発光素子による画素に１対１でワイヤーをつ
なぐ必要がないために、発光素子による画素を高密度化
しても、電流を印加して発光素子を発光させるためのワ
イヤーボンディングの数を大幅に低減するとができ、画
像形成装置をより一層小型化し得るという効果を奏す
る。
よれば、発光素子アレイを用いて必要とする階調を表現
することができると共に、レーザ方式の露光装置に比べ
て小型となり、また、カラー出力の電子写真方式の画像
形成装置に適用することにより多値、多階調の画像を得
ることができ、しかも発光素子チップ内の複数個の発光
点が順次転送していく、いわゆる発光点転送型とするこ
とにより、発光素子による画素に１対１でワイヤーをつ
なぐ必要がないために、発光素子による画素を高密度化
しても、電流を印加して発光素子を発光させるためのワ
イヤーボンディングの数を大幅に低減するとができ、画
像形成装置をより一層小型化し得るという効果を奏す
る。
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る露光装置にお
けるＬＥＤアレイの概略構成を示す図である。
けるＬＥＤアレイの概略構成を示す図である。
【図２】本発明の第１の実施の形態に係る露光装置にお
けるＬＥＤチップの概略構成を示す図である。
けるＬＥＤチップの概略構成を示す図である。
【図３】本発明の第１の実施の形態に係る露光装置を具
備した画像形成装置の要部構成を示す側面図である。
備した画像形成装置の要部構成を示す側面図である。
【図４】本発明の第１の実施の形態に係る露光装置によ
り感光体ドラム上に露光した様子を示す図である。
り感光体ドラム上に露光した様子を示す図である。
【図５】本発明の第１の実施の形態に係る露光装置にお
けるＬＥＤアレイの点灯状態を示す図である。
けるＬＥＤアレイの点灯状態を示す図である。
【図６】本発明の第１の実施の形態に係る露光装置によ
り露光して印字した結果を示す図である。
り露光して印字した結果を示す図である。
【図７】本発明の第２の実施の形態に係る露光装置によ
り感光体ドラム上に露光した様子を示す図である。
り感光体ドラム上に露光した様子を示す図である。
【図８】本発明の第２の実施の形態に係る露光装置にお
けるＬＥＤアレイの点灯状態を示す図である。
けるＬＥＤアレイの点灯状態を示す図である。
【図９】本発明の第２の実施の形態に係る露光装置によ
り露光して印字した結果を示す図である。
り露光して印字した結果を示す図である。
【図１０】本発明の第３の実施の形態に係る露光装置に
おける自己走査型発光体チップの等価回路を示す図であ
る。
おける自己走査型発光体チップの等価回路を示す図であ
る。
【図１１】本発明の第３の実施の形態に係る露光装置に
おける発光体アレーの制御部の構成を示すブロック図で
ある。
おける発光体アレーの制御部の構成を示すブロック図で
ある。
【図１２】本発明の第３の実施の形態に係る露光装置に
おける発光体アレーの制御部の構成を示すブロック図で
ある。
おける発光体アレーの制御部の構成を示すブロック図で
ある。
１００ ＬＥＤアレイ（発光体アレイ） １０１ 基板 １０２ ＬＥＤチップ（発光体チップ） １０３ ＬＥＤチップ（発光体チップ） １０４ パット １０５ 上部電極 ３０１ ロッドレンズアレイ ３０２ 感光体ドラム（感光体） ３０３ 軸 １００１ シフトレジスタ １００２ 発光体アレイ １００３ 負荷抵抗 １００４ サイリスタ（自己走査型発光体チップ） １００５ サイリスタ（自己走査型発光体チップ） １００６ ダイオード １１０１ ドライバ／バッファ １１０２ 発光体チップ １１０３ 発光体チップ １２０１ バッファ １２０２ バッファ １２０３ データ分配部 １２０４ 画像データ格納部
Claims (10)
- 【請求項１】 感光体に対して相対移動する発光体チッ
プを該相対移動方向と略垂直方向に複数個及び複数列並
設した発光体アレイを用いて前記感光体を露光する露光
装置において、前記発光体チップの発光部面積を列ごと
に異ならせたことを特徴とする露光装置。 - 【請求項２】 各発光パターン列からの光束を露光対象
の同一箇所に重ねて露光させるように前記露光対象の移
動に同期させて発光パターンを制御する制御手段を設け
たたことを特徴とする請求項１記載の露光装置。 - 【請求項３】 前記発光体チップ内に該発光体チップ内
の複数個の発光点を順次転送させるためのシフトレジス
タを搭載したことを特徴とする請求項１記載の露光装
置。 - 【請求項４】 前記発光体チップは、ＬＥＤチップから
なることを特徴とする請求項１記載の露光装置。 - 【請求項５】 前記発光体チップは、サイリスタ構造か
らなる半導体プロセスにより生成されていることを特徴
とする請求項１記載の露光装置。 - 【請求項６】 感光体に対して相対移動する発光体チッ
プを該相対移動方向と略垂直方向に複数個及び複数列並
設した発光体アレイを用いた露光装置において、前記発
光体チップの発光量を列ごとに異ならせたことを特徴と
する露光装置。 - 【請求項７】 各発光パターン列からの光束を露光対象
の同一箇所に重ねて露光させるように前記露光対象の移
動に同期させて発光パターンを制御する制御手段を設け
たたことを特徴とする請求項６記載の露光装置。 - 【請求項８】 前記発光体チップ内に該発光体チップ内
の複数個の発光点を順次転送させるためのシフトレジス
タを搭載したことを特徴とする請求項６記載の露光装
置。 - 【請求項９】 前記発光体チップは、ＬＥＤチップから
なることを特徴とする請求項６記載の露光装置。 - 【請求項１０】 前記発光体チップは、サイリスタ構造
からなる半導体プロセスにより生成されていることを特
徴とする請求項６記載の露光装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27801097A JPH1199697A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 露光装置 |
| US09/157,492 US6184971B1 (en) | 1997-09-26 | 1998-09-21 | Exposure apparatus and image formation apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27801097A JPH1199697A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 露光装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1199697A true JPH1199697A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17591388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27801097A Pending JPH1199697A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 露光装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1199697A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6750895B1 (en) | 1999-09-29 | 2004-06-15 | Nec Corporation | Optical printer head with integrated drive circuitry |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP27801097A patent/JPH1199697A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6750895B1 (en) | 1999-09-29 | 2004-06-15 | Nec Corporation | Optical printer head with integrated drive circuitry |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6288830B1 (en) | Optical image forming method and device, image forming apparatus and aligner for lithography | |
| US6184971B1 (en) | Exposure apparatus and image formation apparatus | |
| JP4543487B2 (ja) | 光プリンタヘッドの点灯方法 | |
| JP2024036434A (ja) | 画像形成装置 | |
| JP5928384B2 (ja) | 発光素子ヘッド及び発光素子ヘッドの製造方法 | |
| US5917535A (en) | Digital LED printer with improved data flow and control | |
| US6323890B1 (en) | Print head and image formation apparatus | |
| US6108018A (en) | Recording chip, recording head, and image recording apparatus | |
| JPH1199697A (ja) | 露光装置 | |
| JP2000085178A (ja) | 露光装置及び画像形成装置 | |
| JP2022096966A (ja) | 画像形成装置 | |
| JP2004224052A (ja) | 複数の印刷素子アレイを備えたプリントヘッド、電子写真印刷エンジン | |
| JP2006218704A (ja) | 画像書込装置及び画像形成装置 | |
| JPH11170598A (ja) | 画像形成装置 | |
| US11775789B2 (en) | Image forming apparatus | |
| WO2022130688A1 (ja) | 画像形成装置 | |
| EP4019257A1 (en) | Image formation device comprising top-emission-type light-emitting device | |
| JP3251448B2 (ja) | 画像形成装置のｌｅｄ書込み装置 | |
| JP2024100948A (ja) | 露光ヘッド及び画像形成装置 | |
| JPH1128835A (ja) | 記録チップ、記録ヘッド、および、画像記録装置 | |
| JP5211492B2 (ja) | 露光装置及び画像形成装置 | |
| JP2023045502A (ja) | 露光ヘッド及び画像形成装置 | |
| JPH11179954A (ja) | 露光装置 | |
| JPH10309822A (ja) | 光プリントヘッドおよび画像形成装置 | |
| JPH1016305A (ja) | 露光装置および画像形成装置 |