JPH1195813A - プログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラ

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Publication number
JPH1195813A
JPH1195813A JP25474797A JP25474797A JPH1195813A JP H1195813 A JPH1195813 A JP H1195813A JP 25474797 A JP25474797 A JP 25474797A JP 25474797 A JP25474797 A JP 25474797A JP H1195813 A JPH1195813 A JP H1195813A
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JP
Japan
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execution language
language instruction
execution
instruction
arithmetic processing
Prior art date
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Application number
JP25474797A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Odaka
秀之 小高
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新たな処理機能を追加することなくこれと同等
の処理性能をもたせると共に、これに伴う実行言語プロ
グラムの長大化を回避する。 【解決手段】プログラマブルコントローラ2の演算処理
部24で認識不可能な実行言語命令に対応するプログラ
ミング言語命令で指定する演算処理と同等の演算処理と
なる複数の実行言語命令で形成されるサブルーチンを形
成し、この格納先アドレスとプログラミング言語命令と
を対応させたアドレステーブルT1 を形成しておく。演
算処理部24で認識できない実行言語命令に対応するプ
ログラミング言語命令が入力された場合にはアドレステ
ーブルT1 からこれに対応するサブルーチンの格納先ア
ドレスを特定し、この格納先アドレスを呼び出す実行言
語命令に翻訳する。実行言語プログラムにはサブルーチ
ンは盛り込まれず、このサブルーチンを呼び出す実行言
語命令のみが盛り込まれるから、実行言語プログラムの
長大化が回避される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ユーザが作成し
たプログラムを、演算処理部で認識可能な機械語等の実
行言語に翻訳し、翻訳した実行言語に基づき演算処理部
が所定の演算処理を行うようにしたプログラマブルコン
トローラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プログラマブルコントローラが
適応されるプロセス制御分野においては、プログラマブ
ルコントローラで実行される制御は、シーケンス制御と
数値演算制御とに大別することができる。プログラマブ
ルコントローラは、従来のリレー盤の機能であるシーケ
ンス制御、つまり、いわゆるビット単位の論理制御のみ
を実行するものであったが、近年は、このプログラマブ
ルコントローラに数値演算制御機能が備えられ、また、
経済性の観点等から、データ処理機能といったコンピュ
ータ的機能をも付加されつつある。
【0003】前述の数値演算制御機能としては、論理積
AND或いは論理和ORに代表されるような論理演算
と、四則演算や平方根等のような算術演算等がある。こ
のような演算処理は、プログラマブルコントローラのユ
ーザが、プログラムローダ等のプログラミングサポート
装置においてプログラムを作成し、これをプログラマブ
ルコントローラに入力することによって、プログラマブ
ルコントローラの演算処理部が入力されたプログラムに
応じた演算処理を実行するようになっている。
【0004】このとき、ユーザが作成したプログラム
は、一般に作成が容易な疑似言語や高級言語等のプログ
ラミング言語で作成されているため、このプログラミン
グ言語を構成する各プログラミング言語命令を、プログ
ラマブルコントローラ側で、その演算処理部が認識可能
な目的言語或いは機械語等の実行言語からなる実行言語
命令に翻訳して所定の記憶領域に格納し、演算処理部
が、この記憶領域に格納された実行言語プログラムを構
成する各実行言語命令を順次読み出して実行することに
よって、ユーザが作成したプログラムに応じた演算処理
が実行されるようになっている。
【0005】そして、例えば、演算処理部での処理性能
等の関係から、演算処理部で認識可能な実行言語命令に
対応するプログラミング言語命令以外のプログラミング
言語命令が入力されたとき、つまり、このプログラミン
グ言語命令を実行言語命令に翻訳したとしてもこれを演
算処理部で認識することのできないプログラミング言語
命令が入力された場合には、例えば、このプログラミン
グ言語命令で指定される演算処理と同等の演算処理を実
行可能な複数の実行言語命令からなる実行言語命令群に
翻訳することによって、プログラミング言語命令に応じ
た演算処理を実行するようにしている。
【0006】図6は、プログラミング言語命令からなる
プログラミング言語プログラムを、実行言語命令からな
る実行言語プログラムに翻訳する際の、従来の翻訳方法
の一例を示したものである。例えば、割り算を指定する
実行言語命令“DIV”を認識することができない演算
処理部を有するプログラマブルコントローラでは、プロ
グラミング言語命令101〜103を実行言語命令に翻
訳する場合、プログラミング言語命令101及び102
は、それぞれ、演算処理部で認識可能な実行言語命令1
11〜114,115〜118に翻訳している。割り算
を指定するプログラミング言語命令103については、
実行言語命令119〜122に翻訳されるが、演算処理
部では、割り算を指定する実行言語命令“DIV”を認
識することができない。そのため、割り算と同等の演算
処理を実行可能な実行言語命令を組み合わせて演算処理
を行うようにしているので、割り算を指定する実行言語
命令“DIV”に該当する実行言語命令121′は、演
算処理部で認識可能な複数の実行言語命令から構成され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、演算処理部で認識不可能な実行言語命令を指定
するプログラミング言語命令が入力されたときにはこれ
を複数の実行言語命令からなる実行言語命令群に翻訳す
るような方法では、このようなプログラミング言語命令
が入力される毎に、複数の実行言語命令からなる実行言
語命令群に翻訳され、これが実行言語プログラムとして
所定の記憶領域に格納されるため、同様に演算処理部で
認識不可能な実行言語命令を指定するプログラミング言
語命令が繰り返し入力された場合等には、その都度、複
数の実行言語命令が組合わさった実行言語命令121′
が実行言語プログラムに盛り込まれることになって、実
行言語プログラムが長大化するという問題がある。
【0008】また、プログラマブルコントローラに新た
に演算処理機能を追加しようとした場合、価格の上昇
や、実装スペース等の問題から実現するのが困難であ
り、これら問題が生じることなく、よりよい演算処理機
能を持たせる方法が望まれていた。
【0009】そこで、この発明は、上記従来の未解決の
問題に着目してなされたものであり、実行言語プログラ
ムが長大化することなく、また、プログラミングコント
ローラの演算処理性能をより向上させることの可能なプ
ログラミングコントローラを提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るプログラマブルコントロー
ラは、入力されるプログラミング言語命令を所定の実行
言語命令に翻訳する翻訳手段と、前記実行言語命令に応
じた所定の演算処理を実行する演算処理手段と、を備え
たプログラマブルコントローラにおいて、前記演算処理
手段で認識可能な複数の実行言語命令からなる実行言語
命令群であり且つ、当該実行言語命令群で指定される演
算処理が前記演算処理手段で認識可能な実行言語命令で
指定される演算処理とは異なる実行言語命令群と、前記
演算処理手段で認識できない実行言語命令に対応するプ
ログラミング言語命令を、当該プログラミング言語命令
で指定される演算処理と同等の処理を実行可能な前記実
行言語命令群を呼び出す実行言語命令に翻訳する副翻訳
手段と、を備えることを特徴としている。
【0011】この発明によれば、ユーザ等によって作成
されたプログラムが入力されると、このプログラムを構
成するプログラミング言語命令毎に、これが翻訳手段に
よって所定の実行言語命令に翻訳され、この翻訳された
実行言語命令にしたがって、演算処理手段がこの実行言
語命令で指定される演算処理を実行することによって、
ユーザ等が作成したプログラムに応じた演算処理が実行
される。
【0012】そして、プログラマブルコントローラで
は、演算処理手段で認識可能な複数の実行言語命令から
なる実行言語命令群を有しており、演算処理手段で認識
できない実行言語命令に対応するプログラミング言語命
令が入力された場合には、このプログラミング言語命令
を、このプログラミング言語命令で指定される演算処理
を実行可能な実行言語命令群を呼び出す実行言語命令
に、副翻訳手段によって翻訳するようにしている。
【0013】よって、例えば割り算に対応する実行言語
命令を認識することのできない演算処理手段の場合等に
は、この割り算を実行可能な演算処理となる実行言語命
令群を予め作成して保持し、この実行言語命令群が格納
された領域の先頭アドレスと、この割り算を指定するプ
ログラミング言語命令とを予め対応させておけば、割り
算を指定するプログラミング言語命令が入力されたと
き、このプログラミング言語命令は、割り算を実行可能
な実行言語命令群の先頭アドレスを呼び出す実行言語命
令に副翻訳手段によって翻訳されるから、呼び出された
実行言語命令群を順次実行することによって割り算が実
行される。このとき、実行言語命令群を呼び出すように
しているから、割り算を指定するプログラミング言語命
令が繰り返し入力される場合でも、実行言語命令からな
る実行言語プログラムが長大化することが回避される。
【0014】また、本発明の請求項2に係るプログラマ
ブルコントローラは、入力されるプログラミング言語命
令を所定の実行言語命令に翻訳する翻訳手段と、前記実
行言語命令に応じた所定の演算処理を実行する演算処理
手段と、を備えたプログラマブルコントローラにおい
て、前記演算処理手段で認識可能な複数の実行言語命令
からなる実行言語命令群であり且つ、当該実行言語命令
群で指定される演算処理が前記演算処理手段で認識可能
な実行言語命令で指定される演算処理とは異なる実行言
語命令群を有し、前記演算処理手段は、前記実行言語命
令を認識できないとき当該実行言語命令で指定される演
算処理と同等の演算処理を実行可能な前記実行言語命令
群を呼び出す呼び出し手段を備えることを特徴としてい
る。
【0015】この発明によれば、ユーザ等によって作成
されたプログラムが入力されると、このプログラムを構
成するプログラミング言語命令毎に、これが翻訳手段に
よって所定の実行言語命令に翻訳され、この翻訳された
実行言語命令にしたがって、演算処理手段がこの実行言
語命令で指定される演算処理を実行することによって、
ユーザ等が作成したプログラムに応じた演算処理が実行
される。
【0016】そして、プログラマブルコントローラで
は、演算処理手段で認識可能な複数の実行言語命令から
なる実行言語命令群であり、且つ、この実行言語命令群
で指定される演算処理が演算処理手段で認識可能な実行
言語命令で指定される演算処理とは異なる実行言語命令
群を有しており、演算処理手段で認識できない実行言語
命令がある場合には、この実行言語命令で指定される演
算処理と同等の演算処理を実行可能な実行言語命令群を
呼び出すようにしている。
【0017】よって、例えば割り算に対応する実行言語
命令を認識することのできない演算処理手段の場合等に
は、この割り算を実行可能な演算処理となる実行言語命
令群を予め作成して保持し、この実行言語命令群が格納
された領域の先頭アドレスと、この割り算を指定するプ
ログラミング言語命令とを予め対応させておけば、割り
算を指定する実行言語命令があった場合には、割り算を
実行可能な実行言語命令群の先頭アドレスを、呼び出し
手段によって呼び出すようにしているから、呼び出した
実行言語命令群の各実行言語命令にしたがって演算処理
を実行することによって、割り算が実行される。よっ
て、演算処理手段で認識できない実行言語命令である場
合でもこれに対応する演算処理を実行することができる
ことになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。まず、本発明の第1の実施の形態を説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
るプログラマブルコントローラの概略構成を示したもの
であって、1は、プログラムローダ等のプログラミング
サポート装置、2は、プログラマブルコントローラであ
る。
【0020】前記プログラミングサポート装置1は、プ
ログラマブルコントローラ2用のプログラムを作成する
装置であって、疑似言語或いは高級言語等のプログラミ
ング言語からなるプログラムを作成するようになってい
る。そして、作成したプログラムはプログラミングメモ
リ1aに格納されるようになっている。
【0021】前記プログラマブルコントローラ2は、プ
ログラミング言語で作成されたプログラムを実行言語或
いは目的言語等の実行言語からなるプログラムに翻訳す
る翻訳部(翻訳手段)21と、当該翻訳部21で翻訳し
た実行言語プログラムを格納する実行言語メモリ22
と、システムプログラム用メモリ23に格納されたシス
テムプログラムにしたがって、前記実行言語メモリ22
に格納された実行言語プログラムに基づいて所定の演算
処理を行う、レジスタ群24a及び数値演算,論理演算
を行うALU24b等を備えた演算処理部(CPU)
(演算処理手段)24と、予め設定した所定の実行言語
命令からなるサブルーチン(実行言語命令群)SUBを
格納するサブルーチンメモリ25と、予め設定したアド
レステーブルT1 を格納するワークメモリ26と、所定
の演算結果等を格納するデータメモリ27と、を備えて
いる。
【0022】そして、前記翻訳部21は、プログラミン
グサポート装置1で作成したプログラミング言語プログ
ラムを入力し、このプログラミング言語プログラムを構
成するプログラミング言語命令を、順次前記演算処理部
24で認識可能な実行言語命令に翻訳し、これを実行言
語メモリ22に格納する。また、演算処理部24で認識
可能な実行言語命令に対応しないプログラミング言語命
令を入力したときには、このプログラミング言語命令に
対応するアドレスを、前記ワークメモリ26に格納され
たアドレステーブルT1 を参照して特定し、このアドレ
スを呼び出す実行言語命令に翻訳する。
【0023】前記アドレステーブルT1 は、演算処理部
24で認識可能な実行言語命令に対応しないプログラミ
ング言語命令と、このプログラミング言語命令で指定さ
れる演算処理を実行可能なサブルーチンSUBの格納先
の先頭アドレスとの対応を表すテーブルであって予め設
定されてワークメモリ26に格納されている。
【0024】前記サブルーチンSUBは、予め設定され
ていて、演算処理部24で認識可能な実行言語命令で指
定される演算処理を組み合わせて作成された演算処理を
実行するサブルーチンであって、複数の実行言語命令か
ら構成されている。そして、このサブルーチンSUB
は、演算処理部24で認識可能な実行言語命令と対応し
ないプログラミング言語命令で指定される演算処理と同
等の演算処理を実行するようになっている。
【0025】一方、前記演算処理部24は、システムプ
ログラム用メモリ23に格納されたシステムプログラム
にしたがって作動し、実行言語メモリ22に格納された
実行言語命令からなる実行言語プログラムを実行し、そ
の実行結果等所定のデータをデータメモリ27に格納す
る。
【0026】次に、上記第1の実施の形態の動作を説明
する。ユーザは、まず、プログラミングサポート装置1
を操作して所望の処理を実行させるための、プログラム
をプログラム言語によって作成する。このユーザが作成
したプログラム言語プログラムは、そのプログラミング
メモリ1aに格納される。そして、所定のプログラムの
作成が終了した場合には、作成したプログラムをプログ
ラマブルコントローラ2に転送する。
【0027】プログラマブルコントローラ2では、プロ
グラミング言語プログラムを、翻訳部21で入力し、こ
の翻訳部21ではプログラミング言語プログラムを入力
すると、図2のフローチャートに示すように、例えば予
め設定した、演算処理部24で実行可能な実行言語命令
と、これに対応するプログラミング言語命令との対応情
報等に基づいて(ステップS1,S2)、プログラミン
グ言語命令を順次実行言語命令に翻訳し(ステップS
3)、これを順に実行言語メモリ22に格納する(ステ
ップS4)。
【0028】このとき、入力されたプログラミング言語
命令に対応する実行言語命令がない場合には(ステップ
S2)、ワークメモリ26のアドレステーブルT1 を参
照し入力されたプログラミング言語命令に対応するサブ
ルーチンSUBの先頭アドレスを特定する(ステップS
5)。そして、この先頭アドレスを呼び出す実行言語命
令を作成し(ステップS6)、これを入力されたプログ
ラミング言語命令に対応する実行言語命令として、実行
言語メモリ22の所定の位置に格納する(ステップS
4)。このとき、例えば、アドレステーブルT1 に、入
力されたプログラミング言語命令がない場合には、例え
ば異常を通知する等の処理を行う。
【0029】この操作を、入力されたプログラミング言
語プログラムを構成する全てのプログラミング言語命令
について行う(ステップS7)。これによって、実行言
語メモリ22には、入力されたプログラミング言語プロ
グラムを翻訳した実行言語命令からなる実行言語プログ
ラムが格納されることになる。
【0030】ここで、ステップS5及びS6の処理が副
翻訳手段に対応している。したがって、例えば図3に示
すように、プログラミング言語プログラムが例えば、プ
ログラミング言語命令101,102,103で形成さ
れ、演算処理部24では、プログラミング言語命令10
3で指定される割り算に対応する実行言語命令を認識す
ることができないとすると、これらプログラミング言語
命令はそれぞれ実行言語命令に翻訳され、例えば、プロ
グラミング言語命令101は、実行言語命令111〜1
04に翻訳され、同様に、プログラミング言語命令10
2は、実行言語命令105〜108に翻訳される。ま
た、プログラミング言語命令103については、これに
対応する実行言語命令を演算処理部24で認識できない
ことから、このプログラミング言語命令103に対応す
るアドレスがアドレステーブルT1 から特定され、この
場合、例えばサブルーチンSUBとして割り算を行うD
IVルーチンSUB1のアドレスが特定され、このアド
レスを呼び出す実行言語命令121“CALL DIV
ルーチン”を含む実行言語命令119〜122に翻訳さ
れる。
【0031】そして、例えば、再度、プログラミング言
語命令103と同一のプログラミング言語命令が入力さ
れた場合には、プログラミング言語命令103の場合と
同様に、このプログラミング言語命令104が、実行言
語命令119から122に翻訳されて実行言語メモリ2
2に格納されることになる。また、例えば、演算処理部
24で認識可能な実行言語命令に対応しない別のプログ
ラミング言語命令が入力された場合には、これに対応す
るサブルーチン、例えば他ルーチンSUB2を予め形成
しておけば、この他ルーチンSUB2を読みだす実行言
語命令に翻訳されることになる。
【0032】この翻訳部21によるプログラミング言語
プログラムに対する翻訳処理が終了すると、演算処理部
24では、システムプログラム用メモリ23のシステム
プログラムにしたがって、実行言語メモリ22に格納さ
れた実行言語プログラムを構成する実行言語命令を順次
デコードして、これに対応する所定の演算処理を実行す
る。
【0033】すなわち、実行言語メモリ22に格納され
た実行言語命令の順に処理を行い、図3において、実行
言語命令111から順に実行し、実行言語命令111〜
114が実行されることにより、プログラミング言語命
令101が実行されたことになり、実行言語命令115
〜118が実行されることによりプログラミング言語命
令102が実行されたことになり、また、実行言語命令
119〜122が実行されることによりプログラミング
言語命令103が実行されたことになる。このとき、実
行言語命令121では、DIVルーチンSUB1を呼び
出しているから、実際には、実行言語命令119,12
0,121,DIVルーチンを構成する実行言語命令1
30,実行言語命令122の順に演算処理が実行される
ことになる。
【0034】したがって、演算処理部24で認識可能な
実行言語命令に対応しないプログラミング言語命令につ
いては、この命令で指定する演算処理を実行可能な実行
言語命令からなるサブルーチンSUBを予め形成してお
き、このプログラミング言語命令が入力された場合に
は、これに対応する演算処理を実行するサブルーチンの
アドレスをアドレステーブルT1 から検索し、これを呼
び出す実行言語命令に翻訳するようにしたから、図6に
示す従来に比較して実行言語プログラムの命令数を大幅
に削減することができ、実行言語プログラムが長大化す
ることを回避することができる。特に、演算処理部24
で認識可能な実行言語命令に対応しないプログラミング
言語命令が繰り返し入力される場合等には効果的であ
る。
【0035】また、予めサブルーチンSUBを形成する
ようにしているから、例えば、演算処理部24の処理性
能等の問題から、プログラマブルコントローラ2よりも
性能がよいプログラマブルコントローラでは認識可能で
あるが、プログラマブルコントローラ2では認識するこ
とができない実行言語命令に対応するプログラミング言
語命令等について、このプログラミング言語命令で指定
される演算処理と同等の演算処理を実行可能な複数の実
行言語命令からなるサブルーチンを形成しておき、これ
らの対応をアドレステーブルT1 に設定するようにすれ
ば、通常の方法では、実行することのできない演算処理
でも実行することができ、プログラマブルコントーラ2
で有する処理性能を有効に活用することによって、プロ
グラマブルコントローラ2に新たな処理機能を追加した
場合と同等の処理性能を発揮させることができる。
【0036】よって、例えば、プログラミングサポート
装置1で作成可能なプログラミング言語プログラムで指
定される演算処理性能と、プログラマブルコントローラ
2の演算処理性能とが異なる場合等には、プログラマブ
ルコントローラ2で翻訳不可能なプログラミング言語命
令が入力される事があるが、このような場合でも、何ら
問題なく所定の演算処理を実行することができる。した
がって、このような場合、再度プログラミングサポート
装置1を操作してプログラミング言語プログラムを修正
する等の対処が必要となるが、このような手間を省くこ
とができ、使い勝手をより向上させることができる。
【0037】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態に
おいて、翻訳部(翻訳手段)21及び演算処理部(演算
処理手段)24の処理手順が異なり、アドレステーブル
1 に変えてアドレステーブルT2 を設けたこと以外は
同様であるので、同一部の詳細な説明は省略する。
【0038】この第2の実施の形態においては、演算処
理部24では、認識不可能な実行言語命令があるときに
は、アドレステーブルT2 を参照して、これに対応する
アドレスを特定し、このアドレスに格納されたサブルー
チンを呼び出して実行するようにしている。
【0039】つまり、例えば図4に示すように、プログ
ラミング言語命令101〜103を入力した場合、翻訳
部21では、プログラミング言語命令101及び102
については、演算処理部24で認識可能な実行言語命令
111〜118に翻訳しているが、プログラミング言語
命令103に対応する実行言語命令を演算処理部24で
認識できないとすると、演算処理部24で認識可能な実
行言語命令に対応しないプログラミング言語命令103
については、実行言語命令119〜122に翻訳し、そ
のうち実行言語命令121aについては、例えば、この
プログラマブルコントローラ2よりも処理性能のよいプ
ログラマブルコントーラ等において、翻訳する実行言語
命令等、その演算処理内容を指定する命令であり、且つ
演算処理部24で認識不可能な実行言語命令に翻訳して
いる。
【0040】一方、演算処理部24では、翻訳部21に
おいてプログラミング言語プログラムを実行言語プログ
ラムに翻訳する処理が終了した場合には、実行言語メモ
リ22に格納された実行言語命令を順次読み出してこれ
に対応する演算処理を実行する。つまり、図5のフロー
チャートに示すように、実行言語プログラムの先頭の実
行言語命令から順にデコードし(ステップS11)、こ
の実行言語命令を認識することができる場合つまりこの
実行言語命令に対応する所定の演算処理を実行ることが
できる場合には(ステップS12)、この実行言語命令
に応じた演算処理を実行する(ステップS13)。
【0041】一方、この実行言語命令に応じた演算処理
を実行することができない場合には(ステップS1
2)、予め形成してワークメモリ26に格納したアドレ
ステーブルT2 を参照し、実行言語命令に対応するアド
レスを検索する(ステップS14)。
【0042】このアドレステーブルT2 は、演算処理部
24で認識不可能な実行言語命令と、この実行言語命令
で指定される演算処理を実行可能なサブルーチンSUB
が格納された先頭アドレスとが対応付けられている。こ
のサブルーチン(実行言語命令群)SUBは、上記第1
の実施の形態と同様に、予め設定されてサブルーチンメ
モリ25に格納されている。
【0043】そして、演算処理部24では、ステップS
14の処理で検索したアドレスを呼び出し、このアドレ
スに格納されているサブルーチンSUBを構成する実行
言語命令にしたがって、演算処理を行う(ステップS1
5)。このステップS14及びS15の処理が呼び出し
手段に対応している。
【0044】この処理を繰り返し行い、実行言語プログ
ラムを構成する所定の実行言語命令全てについて演算処
理が終了したとき(ステップS16)、処理を終了す
る。よって、図4の場合、実行言語命令111〜118
については演算処理部24ではこれを認識することがで
きるから、これに対応する所定の演算処理を実行する。
また、実行言語命令119,120についても同様に所
定の演算処理を行う。そして、実行言語命令121aを
デコードした場合、この実行言語命令121aは、演算
処理部24では認識不可能な実行言語命令であるから、
ワークメモリ26に格納されているアドレステーブルT
2 を参照し、実行言語命令121aに対応するアドレス
を特定する。そして、この特定したアドレスに格納され
ているサブルーチンSUBを構成する実行言語命令を順
次デコードしてこれを実行する。
【0045】このとき、実行言語命令121aに対応す
るアドレスは、DIVルーチンSUB1が格納されたア
ドレスであるから、このDIVルーチンSUB1の実行
言語命令130にしたがって演算処理が行われ、DIV
ルーチンSUB1の実行言語命令についての処理が終了
したとき、再度実行言語メモリ22に戻って、実行言語
命令122が実行される。これによって、プログラミン
グ言語プログラムで指定された全ての演算処理が実行さ
れたことになる。
【0046】したがって、演算処理部24では、認識で
きない実行言語命令については、アドレステーブルT2
を参照して、これに対応するサブルーチンSUBを読み
出して実行するようにしたから、上記第1の実施の形態
と同等の作用効果を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係るプログラマルブルコントローラによれば、予め演
算処理手段で認識可能な複数の実行言語命令からなる実
行言語命令群を形成しておき、演算処理手段で認識でき
ない実行言語命令に対応するプログラミング言語命令が
入力された場合には、このプログラミング言語命令を、
このプログラミング言語命令で指定される演算処理を実
行可能な実行言語命令群を呼び出す実行言語命令に翻訳
するようにしたから、実行言語命令からなる実行言語プ
ログラムが長大化することを回避することができると共
に、演算処理手段の演算処理機能を有効に活用すること
ができる。
【0048】また、本発明の請求項2に係るプログラマ
ブルコントローラによれば、演算処理手段で認識可能な
複数の実行言語命令からなる実行言語命令群を形成して
おき、演算処理手段で認識不可能な実行言語命令がある
場合には、これに対応する演算処理を実行可能な実行言
語命令群を呼び出すようにしたから、実行言語命令から
なる実行言語プログラムが長大化することを回避するこ
とができると共に、演算処理手段の演算処理機能を有効
に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したプログラマブルコントローラ
の一例である。
【図2】第1の実施の形態における変換部の処理手順の
一例を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態の動作説明に供する説明図で
ある。
【図4】第2の実施の形態の動作説明に供する説明図で
ある。
【図5】第2の実施の形態における演算処理部の処理手
順の一例を示すフローチャートである。
【図6】従来の動作説明に供する説明図である。
【符号の説明】
1 プログラミングサポート装置 2 プログラマブルコントローラ 21 翻訳部 22 実行言語メモリ 24 演算処理部 25 サブルーチンメモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるプログラミング言語命令を所
    定の実行言語命令に翻訳する翻訳手段と、前記実行言語
    命令に応じた所定の演算処理を実行する演算処理手段
    と、を備えたプログラマブルコントローラにおいて、 前記演算処理手段で認識可能な複数の実行言語命令から
    なる実行言語命令群であり且つ、当該実行言語命令群で
    指定される演算処理が前記演算処理手段で認識可能な実
    行言語命令で指定される演算処理とは異なる実行言語命
    令群と、前記演算処理手段で認識できない実行言語命令
    に対応するプログラミング言語命令を、当該プログラミ
    ング言語命令で指定される演算処理と同等の処理を実行
    可能な前記実行言語命令群を呼び出す実行言語命令に翻
    訳する副翻訳手段と、を備えることを特徴とするプログ
    ラマルブコントローラ。
  2. 【請求項2】 入力されるプログラミング言語命令を所
    定の実行言語命令に翻訳する翻訳手段と、前記実行言語
    命令に応じた所定の演算処理を実行する演算処理手段
    と、を備えたプログラマブルコントローラにおいて、 前記演算処理手段で認識可能な複数の実行言語命令から
    なる実行言語命令群であり且つ、当該実行言語命令群で
    指定される演算処理が前記演算処理手段で認識可能な実
    行言語命令で指定される演算処理とは異なる実行言語命
    令群を有し、前記演算処理手段は、前記実行言語命令を
    認識できないとき当該実行言語命令で指定される演算処
    理と同等の演算処理を実行可能な前記実行言語命令群を
    呼び出す呼び出し手段を備えることを特徴とするプログ
    ラマブルコントローラ。
JP25474797A 1997-09-19 1997-09-19 プログラマブルコントローラ Pending JPH1195813A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017079069A (ja) * 2015-10-21 2017-04-27 エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. Plc命令語コンパイルの最適化方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017079069A (ja) * 2015-10-21 2017-04-27 エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. Plc命令語コンパイルの最適化方法
US10445074B2 (en) 2015-10-21 2019-10-15 Lsis Co., Ltd. Method of optimally compiling PLC command

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