JPH1194079A - 手動変速機 - Google Patents

手動変速機

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JPH1194079A
JPH1194079A JP9254624A JP25462497A JPH1194079A JP H1194079 A JPH1194079 A JP H1194079A JP 9254624 A JP9254624 A JP 9254624A JP 25462497 A JP25462497 A JP 25462497A JP H1194079 A JPH1194079 A JP H1194079A
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shift
shaft
lever
shift lever
rod
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JP9254624A
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Inventor
Noboru Meguro
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1194079A publication Critical patent/JPH1194079A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/34Locking or disabling mechanisms
    • F16H63/3408Locking or disabling mechanisms the locking mechanism being moved by the final actuating mechanism

Landscapes

  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手動変速機に使用される部品を共通化できる
ようにすることにより、シフトフォークの製造、管理及
び組み付け作業の能率向上並びにコストの低減を図る。 【解決手段】 変速機ケース2内に、同一の変速軸芯O
上に配置された入力軸6と出力軸7よりなる変速軸と、
該変速軸と平行に配置されたカウンタ軸11と、上記変
速軸と平行に配置されると共に各々シフトフォーク4
1,42,43が固定された3本以上のシフトロッド4
4,45,46を備えた手動変速機である。各シフトロ
ッド44,45,46を、その軸芯O1,O2,O3が変速
軸芯Oから等距離になるように配置し、シフトフォーク
41,42,43の部品の共通化を図っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、車両用のトラン
スンミッションに適用されるギヤ式の手動変速機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図14及び図15は従来例を示してお
り、水平断面図を示す図14において、変速機ケース2
内には、前側のクラッチハウジング1へ突出する入力軸
6と、後方に突出する出力軸7とを、同一の変速軸芯O
上に配置してなる変速軸を備え、変速軸芯Oと平行にカ
ウンタ軸11及びリバース用アイドル軸12が配置され
ている。
【0003】入力軸6及び出力軸7よりなる変速軸とカ
ウンタ軸11には各変速段用のギヤ列が配置されてお
り、前側から順に、入力用ギヤ14,カウンタープライ
マリー用ギヤ15、第3速用ギヤ16,17、第2速用
ギヤ18,19、第1速用ギヤ20,21、後進用ギヤ
22,23及び第5速用ギヤ25,26が設けられてお
り、リバース用アイドル軸12には、後進用ギヤ22,
23に噛み合うアイドルギヤ24が嵌合している。変速
軸上の入力用ギヤ,第3速用ギヤ14,16間には、第
1の同期噛み合い装置131が設けられ、第2速,第1
速用ギヤ18,20間には第2の同期噛み合い装置13
2が設けられ、後進,第5速用ギヤ22,25間には第
3の同期噛み合い装置133が設けられている。
【0004】各同期噛み合い装置131,132,13
3は周知のものであり、それぞれ外周環状溝を有する第
1,第2,第3のスリーブ136,137,138を軸
方向スライド可能に備えており、各スリーブ136,1
37,138をキー及びリングばねに抗して軸方向に移
動することにより、各同期噛み合い装置131,13
2,133を介して出力軸7と任意の変速段用のギヤを
接続するようになっている。
【0005】第1,第3のスリーブ136,138は同
一の外径のものが使用されているが、中間の第2のスリ
ーブ137は、その両側の変速ギヤ18,20の径が大
きいことにより、第1、第3のスリーブ136,137
よりも大きな径のものが使用されている。
【0006】各スリーブ136,137,138の環状
溝には、それぞれ第1,第2,第3のシフトフォーク1
41,142,143が係合しており、各シフトフォー
ク141,142,143のボス部はそれぞれ第1,第
2,第3のシフトロッド144,145,146に嵌着
され、シフトロッド144、145、146と共に軸方
向に移動するようになっている。
【0007】図15はシフトフォークに関連する部品の
みを表した図14のXV矢視図であり、各シフトロッド1
44,145,146はそれらの軸芯O1,O2,O3が
同一垂直面H内に揃うように配置されており、また、上
下方向の中間に配置されている第1のシフトロッド14
4は変速軸芯Oよりも少し下側に配置されている。した
がって変速軸芯Oから各シフトロッド軸芯O1,O2,O3
までの距離R1,R2,R3はすべて異なっており、しか
も、各シフトフォーク141,142,143の本体部
分の径も前記スリーブの径に対応してフォーク毎に異な
っている。先行技術文献としては、特公平5−3817
3号がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図14及び図15のに
示す手動変速機では、前述のように変速軸芯Oから各シ
フトロッド軸芯O1,O2,O3までの距離が異なっている
ことから、各同期噛み合い装置用にそれぞれ形状の異な
るシフトフォークを製造しなければならず、部品の共通
化が困難である。したがって、製造コストが高くなると
共に部品管理に手間がかかり、また、組み付け作業時に
も部品の確認が必要となる。
【0009】
【発明の目的】本願発明は、手動変速機に使用される部
品を共通化できるようにすることにより、シフトフォー
クの製造、管理及び組み付け作業の能率向上並びにコス
トの低減を図ることを目的としている。又、上記シフト
フォークの共通化に併せ、該共通化に対応できるインタ
ーロック機構であって、構造が簡単で、信頼性のあるイ
ンターロック機構を提供することも目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本願請求項1記載の発明は、変速機ケース内に、同
一の変速軸芯上に配置された入力軸と出力軸よりなる変
速軸と、該変速軸と平行に配置されたカウンタ軸と、上
記変速軸と平行に配置されると共に各々シフトフォーク
が固定された3本以上のシフトロッドを備え、変速軸に
は、カウンタ軸上の各変速段用のギヤに噛み合う各変速
段用のギヤを備えると共に、上記各シフトフォークが係
合するスリーブを軸方向移動可能に有する同期噛み合い
装置を備え、シフトフォークによってスリーブを軸方向
に移動することにより変速段を切り換える手動変速機に
おいて、各シフトロッドは、その軸芯が変速軸芯から等
距離になるように配置されていることを特徴としてい
る。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の手
動変速機において、変速機ケースにこれとは別体のコン
トロールボックスを着脱自在に固定し、該コントロール
ボックスには、各シフトロッドに設けられたシフトブロ
ックに選択的に係合して、選択したシフトロッドをロッ
ド軸芯方向に移動するシフトレバーを有するシフトコン
トロール機構を備え、かつ、シフトレバーが選択したシ
フトロッド以外のシフトロッドのシフトブロックに係合
してロックするインターロック機構を備えていることを
特徴としている。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の手
動変速機において、シフトコントロール機構として、コ
ントロールボックスにシフトロッドと直角なシフトレバ
ー軸を設け、該シフトレバー軸と共に回動可能かつレバ
ー軸に対し軸芯方向摺動可能にシフトレバーを嵌合し、
シフトレバーのレバー軸芯方向の摺動によりシフトロッ
ドを選択し、シフトレバーの回動によりシフトロッドを
ロッド軸芯方向に移動するように構成し、インターロッ
ク機構として、シフトレバー軸にシフトレバーと共にシ
フトレバー軸芯方向に移動可能なインターロックブロッ
クを嵌合し、該インターロックブロックに、該インター
ロックブロックのシフトレバー軸芯方向の移動によりシ
フトブロックに係合するインターロック爪を形成してい
ることを特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項2記載の手
動変速機において、シフトコントロール機構として、コ
ントロールボックスにシフトロッドと直角なシフトレバ
ー軸を設け、該シフトレバー軸と共に回動可能かつシフ
トレバー軸に対し軸芯方向摺動可能にシフトレバーを装
着し、シフトレバーのレバー軸芯方向の摺動によりシフ
トロッドを選択し、シフトレバーの回動によりシフトロ
ッドを移動するように構成し、インターロック機構とし
て、コントロールボックスに扇形の内側セレクトレバー
を揺動可能に支持し、該内側セレクトレバーの揺動側の
端部に、内側セレクトレバーの揺動によりシフトレバー
と共にシフトレバー軸芯方向に移動してシフトブロック
に係合するインターロック爪を形成していることを特徴
としている。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項2記載の手
動変速機において、シフトコントロール機構として、コ
ントロールボックスにシフトロッドと直角なシフトレバ
ー軸を設け、該シフトレバー軸と共に回動可能かつレバ
ー軸に対し軸芯方向摺動可能にシフトレバーを装着し、
シフトレバーのレバー軸芯方向の摺動によりシフトロッ
ドを選択し、シフトレバーの回動によりシフトロッドを
移動するように構成し、インターロック機構として、コ
ントロールボックスの変速機ケース側の端面に、シフト
ロッド軸芯方向スライド可能にロックプレートを支持
し、該ロックプレートに、シフトレバーと共にレバー軸
芯方向に移動してシフトブロックに係合するインターロ
ック爪を形成していることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本願請求項1〜3記載の発
明を適用した前進5段、後進1段のギヤ式手動変速機の
水平断面図(図2のI−I断面相当図)であり、前記図1
4の変速機と同じ名称の部品には同じ符号を付してお
り、また、同様な構造については重複説明を省略するも
のとする。
【0016】入力軸6と出力軸7とを同軸芯O上に配置
することにより変速軸を構成しており、入力軸6は変速
機ケース2の前端壁に軸受8を介して回転自在に支持さ
れ、出力軸7は変速機ケース2の後端壁に軸受13を介
して回転自在に支持されると共に変速機ケース2内を前
端壁近傍まで延び、入力軸6の後端軸芯穴に軸受9を介
して回転自在に支持されている。入力軸6の前端部は、
図示しないクラッチを介してエンジンに連結し、出力軸
7の後端部は継手50及び図示しない差動装置等を介し
て後車軸に連結している。
【0017】入力軸6及び出力軸7上に配置された各変
速用ギヤの内うち、前端部の入力用ギヤ14は入力軸6
と一体に形成されており、その他の変速用ギヤ16,1
8,20,22,25はそれぞれ軸受等を介して出力軸
7に回転自在に嵌合している。
【0018】入力用ギヤ,第3速用ギヤ14,16間に
は、第1の同期噛み合い装置31が設けられ、第2速,
第1速用ギヤ18,20間には第2の同期噛み合い装置
32が設けられ、後進,第5速用ギヤ22,25間には
第3の同期噛み合い装置33が設けられている。これら
同期噛み合い装置31,32,33は、外径が同一のス
リーブ36,37,38を有し、かつ、各スリーブ3
6,37、38は同一底径の外周溝39を有している。
同期噛み合い装置31,32,33の基本的な構成は従
来周知のものと同様であるが簡単に説明する。
【0019】図4は第1の同期噛み合い装置31の拡大
水平断面図であり、入力用ギヤ14及び第3速用ギヤ1
6にそれぞれ一体的に設けられたドッグクラッチ51
と、出力軸7にスプライン嵌合すると共に係止リング等
により軸方向移動不能に係止されたハブ53と、該ハブ
53の外周囲に軸芯方向スライド可能にスプライン嵌合
した前記スリーブ36と、スリーブ36とハブ53の間
に周方向に間隔をおいて複数個配置されると共にスプリ
ング環55により径方向の外方に付勢されたシンクロナ
イザーキー54と、ドッグクラッチ51のテーパーコー
ン部51aにそれぞれ摩擦嵌合したシンクロナイザーリ
ング56等から構成されている。
【0020】第1のスリーブ36の外周溝39には、第
1のシフトフォーク41の円弧形の本体部が係合してお
り、第1のシフトフォーク41のボス部41aは対応す
る第1のシフトロッド44に嵌着され、スプリングピン
48により固定されており、第1のシフトロッド44と
一体的に軸方向に移動するようになっている。
【0021】第1のシフトフォーク41によって第1の
スリーブ36を軸方向の前方に移動すると、スリーブ3
6の内歯がシンクロナイザーリング56の外周歯にかみ
合うと共に、シンクロナイザーキー54を軸芯側へと押
し、該キー54を介してシンクロナイザーリング56を
ドッグクラッチ51のテーパーコーン部51aに押し付
ける。これにより、テーパーコーン部51aの摩擦力を
介してクラッチハブ53と入力軸6と一体の入力用ギヤ
14とスプライン結合されているドッグクラッチ51が
同期回転し、この状態で第1のスリーブ36はさらに前
方に移動してドッグクラッチ51の外周歯に噛み合い、
入力軸6と出力軸7が直結され、第4速段へのシフトが
完了する。
【0022】第1のスリーブ36を軸方向の後方に移動
した場合も同様に、後側のシンクロナイザーリング56
でクラッチハブ53と第3速用ギヤ16に一体のドッグ
クラッチ51を同期した後、第1のスリーブ36はさら
に後方に移動して後側のドッグクラッチ51の外周歯に
噛み合い、第3速段へのシフトが完了する。
【0023】図1の第2,第3の同期噛み合い装置3
2,33も第1の同期噛み合い装置31と同様な構造と
なっており、それぞれ第2,第3のスリーブ37,38
の環状溝39に第2,第3のシフトフォーク42,43
が係合し、第2,第3のシフトフォーク42,43はそ
れぞれ第2,第3のシフトロッド45,46に固定さ
れ、第2、第3のシフトロッド45,46と一体的に軸
方向に移動するようになっている。
【0024】各シフトロッド44,45,46は、変速
軸芯Oと平行に配置されると共に、変速機ケース2の前
後端壁のロッド支持孔59,60に軸方向移動自在に支
持されており、後端部には3つのデテント機構用のノッ
チ61が形成され、ケース後端壁内に縮設されたデテン
トスプリング62によりロッド軸芯側に付勢されたデテ
ントボール63が上記ノッチ61に嵌入可能となってい
る。該デテント機構によって、各シフトロッド44,4
5,46は、前側切換位置、中立位置及び後側切換位置
にそれぞれ停止できるようになっている。
【0025】図3において、3本のシフトロッド44,
45,46は上下方向に間隔をおいて配置されており、
中段に第1のシフトロッド44が、上段に第2のシフト
ロッド45が、下段に第3のシフトロッド46が配置さ
れている。各シフトロッド44,45,46には、上段
の第2のシフトフォーク42と下段の第3のシフトフォ
ーク43との間に対応する位置に、それぞれコの字形の
係合凹部を有するシフトブロック68,69,70が固
着されている。中段の第1のシフトブロック68の係合
凹部内には内側シフトレバー72の係合部72aが配置
されており(図1参照)、該内側シフトレバー72を上
下方向に移動することにより、第1,第2及び第3のシ
フトブロック68,69,70のうち任意のブロックに
選択的に係合できるようになっている。内側シフトレバ
ー72の上下には該レバー72と一緒に上下方向に移動
するロック爪73,74が配置されている。
【0026】図7は、各シフトフォーク41,42,4
3を分解した状態で示す後面図であり、各シフトロッド
44,45,46は同一の外径に統一されると共に、そ
れらの軸芯O1,02,O3が変速軸芯Oから等距離Reにな
るように配置されている。すなわち、3本のシフトロッ
ド44,45,46は変速軸芯Oを中心とする半径Re
の円周上にそれらの軸芯O1,O2,O3が位置するよう
に配置されている。また、3つのシフトフォーク41,
42,43は、同一の形状のものが使用されており、円
弧形で断面形状がT字形の本体部と、該本体部の周方向
幅の中央部に形成されたボス部41a,42a,43a
からなっており、ボス部41a,42a,43aの中心
と変速軸芯Oとを結ぶ線に対して対称形状となってい
る。
【0027】第1のシフトロッド44はその軸芯O1が
変速軸芯0と同一高さになるように配置されており、上
下のシフトロッド45,46は、第1のシフトロッド4
4の軸芯O1と変速軸芯Oを結ぶ線に対して上下対称位
置に配置されている。
【0028】図5はシフトコントロール機構の拡大図を
示しており、この図5において、変速機ケース2の右側
壁に形成された開口部分にコントロールボックス80が
締着されており、該コントロールボックス80には、垂
直なシフトレバー軸81が回動可能に支持されている。
シフトレバー軸81の上端はコントロールボックス80
から上方へと突出して外側シフトレバー82が溶着さ
れ、中間部には内側シフトレバー72のボス部がシフト
レバー軸81と一体的に回転可能にスプライン嵌合する
と共に、上下のロック爪73,74を一体に備えたイン
ターロックブロック75が嵌合している。
【0029】インターロックブロック75は、図6に示
すようにコの字形の本体部の左端に、それぞれ下方突出
状に前記ロック爪73,74を備え、上端壁に軸嵌合孔
を、下端壁には軸嵌合孔を有する下方突出状のボス部7
7を一体に備え、右端壁には回り止め用の長孔76が形
成されている。
【0030】インターロックブロック75の上下端壁間
に、図5に示すように内側シフトレバー72を挟み込
み、コントロールボックス80に形成されたストッパー
突起78を前記長孔76に係合することにより、インタ
ーロックブロック75がシフトレバー軸芯回りに回転す
るのを阻止している。インターロックブロック75の下
端ボス部77は、リターンばね84及びサポートワッシ
ャ85により、下方へと弾性的に移動可能に支持されて
いる。リターンばね84は、シフトレバー軸81に固着
されたニュートラル検出用カム板86と上方のワッシャ
85の間に縮設され、該ワッシャ85はコントロールボ
ックス80に形成されたストッパー87により上限位置
が規制されている。すなわち、インターロックブロック
75及び内側シフトレバー72は、リターンばね84に
よって、中段の第1のシフトブロック68が操作可能な
位置(高さ)に維持されている。
【0031】内側シフトレバー72及びインターロック
ブロック75を上下動するためのセレクト機構として、
左右に延びる水平なセレクトレバー軸88がコントロー
ルボックス80に回動自在に支持されており、セレクト
レバー軸88の右端部はコントロールボックス80から
右方へと突出して外側セレクトレバー89が固着されて
おり、コントロールボックス80内の左端部には内側セ
レクトレバー90が溶着されている。該内側セレクトレ
バー90は、インターロックブロック75の上下端壁間
に挿入されており、外側セレクトレバー89を回動する
ことにより、セレクトレバー軸88を介して内側セレク
トレバー90を上下動し、これにより内側シフトレバー
72及びインターロックブロック75を上下動して、所
望のシフトブロック68,69,70をセレクトするよ
うになっている。なお、下方へは前記リターンばね84
に抗して移動し、上方へは重力に抗して移動する。
【0032】ニュートラル検出用カム板86に対向して
ニュートラル検出スイッチ91が設けられている。な
お、外側シフトレバー82と外側セレクトレバー89
は、図示しないが1本の操作レバーに連動連結され、該
1本の操作レバーのXY軸方向の移動操作により、セレ
クト操作とシフト操作を行えるようになっている。
【0033】セレクト及びシフト操作を簡単に説明す
る。図5の状態は、前述のように、内側シフトレバー7
2はリターンばね84によって中段位置に保持され、か
つ、前後方向の中立位置に保持されている。
【0034】この図5の状態から第1速段又は第2速段
にシフトする場合には、まず、内側セレクトレバー90
が上昇するように外側セレクトレバー89を回動し、内
側セレクトレバー90を介してインターロックブロック
75及び内側シフトレバー72を持ち上げ、内側シフト
レバー72の先端係合部72aを上段の第2のシフトブ
ロック69の凹部内に嵌入させる。このとき、下側ロッ
ク爪74は中段の第1のシフトブロック68及び下段の
第3のシフトブロック70の両方の凹部に係合し、第
1,第3のシフトロッド44,46が軸方向に移動しな
いようにをロックする。
【0035】続いて第1速段にシフトする場合には、内
側シフトレバー72が後方へ回動するように外側シフト
レバー82を回動する。これにより、上段の第2のシフ
トブロック69と共に第2のシフトロッド45及び第2
のシフトフォーク42が後方へ移動し、図1の第2のス
リーブ37が後方へ移動して、第1速用ギヤ20と出力
軸7とが第2の同期噛み合い装置32を介して接続し、
第1速段のシフトが完了する。該第1速段の状態は、第
2のシフトロッド45のデテント用切欠き61の内、前
側の切欠き61にデテントボール63が嵌合することに
より保持される。
【0036】第2速段にシフトする場合には、図5の内
側シフトレバー72を前方へ回動する。これにより、上
段の第2のシフトブロック69と共に第2のシフトロッ
ド45及び第2のシフトフォーク42が前方へ移動し、
図1の第2のスリーブ37が前方へ移動して、第2速用
ギヤ18と出力軸7が第2の同期噛み合い装置32を介
して接続し、第2速段へのシフトが完了する。該第2速
段の状態は、第2のシフトロッド45のデテント用切欠
き61の内、後側の切欠き61にデテントボール63が
嵌合することにより保持される。
【0037】図5の状態から、第3速段又は第4速段に
シフトする場合には、内側セレクトレバー90は上下動
させずに、中段の第1のシフトブロック68に嵌入した
状態としておく。このとき、下側ロック爪74は下段の
第3のシフトブロック70に係合し、上段のロック爪7
3は上段の第2のシフトブロック69に係合し、第2,
第3のシフトロッド45,46が軸方向に移動しないよ
うにをロックする。
【0038】続いて内側シフトレバー72を前後に回動
するが、基本的な動作は前記第1速段及び第2速段の場
合と同様なので省略する。
【0039】図5の状態から、後進又は第5速段にシフ
トする場合には、内側セレクトレバー90が下降するよ
うに外側セレクトレバー89を回動し、内側セレクトレ
バー90を介してインターロックブロック75及び内側
シフトレバー72を下降させ、内側シフトレバー72の
先端係合部72aを下段の第3のシフトブロック70の
凹部内に嵌入させる。このとき、上側ロック爪73は上
段の第2のシフトブロック69及び中段の第1のシフト
ブロック68の両凹部に係合し、第2,第1のシフトロ
ッド45,44が軸方向に移動しないようにをロックす
る。
【0040】続いて内側シフトレバー72を前後に回動
するが、基本的な動作は前記第1速及び第2速の場合と
同様なので省略する。
【0041】該手動変速機を組み立てる際において、3
つのシフトフォーク41,42,43は同一の形状のも
のを使用しているので、いずれの同期噛み合い装置3
1,32,33にも装着することができ、区別する必要
はない。ちなみに図1においては、前端の第1のシフト
フォーク41と後端の第3のシフトフォーク43は、前
後逆向きに装着した状態を記載してあるが、勿論同じ向
きにして各シフトロッド44、46に取り付けることも
可能である。
【0042】また、図5に示すようにインターロック機
構として、各シフトブロック68,69,70に係合可
能なインターロックブロック75を、コントロールボッ
クス80内に備え、シフトレバー72をレバー軸芯方向
に移動するためのセレクト機構を利用して作動させるよ
うにしているので、変速機ケース2自体にインターロッ
ク用の孔明け加工をする必要がなく、しかも、シフトコ
ントロール機構等と一緒にユニットとして変速機ケース
に組み付けることができ、組み付け作業の容易化が達成
できる。
【0043】さらにインターロック機構として、内側シ
フトレバー72と一緒に移動してシフトブロック68,
69,70に係合する上下のロック爪を備えた構造を採
用していると、本願発明のように各シフトロッドが1つ
の円周上に配置されていて同一垂直面上に揃っていない
場合でも、インターロック機構を円滑に作動させること
ができる。
【0044】
【他の実施の形態】
(1)図8は本願請求項4記載の発明を適用した手動変
速機であり、インターロックブロックを兼ねた扇形の内
側セレクトレバー93を備えている。内側セレクトレバ
ー93の基端部は、変速軸芯Oと平行に配置されたセレ
クトレバー軸92に固着されており、該セレクトレバー
軸92はコントロールボックス80の前端壁に回動可能
に支持されると共に前方へ突出し、外側セレクトレバー
96が固着されている。内側セレクトレバー93の外端
部には、図9に示すように水平後方に延びる上下1対の
アーム94が一体に形成され、該アーム94の後端部
に、上下のロック爪97,98が一体に形成されてい
る。外側セレクトレバー96を上下方向に回動すること
により、セレクトレバー軸92を介して内側セレクトレ
バー93を上下に回動し、上下のロック爪97,98と
これらの間に配置された内側シフトレバー72を一緒に
上下移動する。これにより内側シフトレバー72の係合
部72aを所望のシフトブロック68に係合すると共
に、残りのシフトブロック69,70をロック爪97,
98でロックする。なお、図8において、図5と同じ部
品には同じ符号を付してある。
【0045】図8及び図9の構造によると、インターロ
ック用の部品点数を節約でき、また、コントロール機構
をコンパクト化できる。
【0046】また、図5の実施の形態の場合と同様に、
インターロック機構をコントロールボックス80に装着
しているので、変速機ケース2自体にインターロック用
の孔明け加工をする必要がなく、しかも、シフトコント
ロール機構等と一緒にユニットとして変速機ケースに組
み付けることができ、組み付け作業の容易化が達成でき
る。
【0047】さらに,図5の実施の形態の場合と同様
に、インターロック機構として、内側シフトレバー72
と一緒に移動してシフトブロック68,69,70に係
合する上下のロック爪97,98を備えた構造を採用し
ていると、本願発明のように各シフトロッドが1つの円
周上に配置されていて同一垂直面上に揃っていない場合
でも、インターロック機構を円滑に作動させることがで
きる。
【0048】(2)図10は本願請求項5記載の発明を
適用した例であり、インターロック機構として、垂直な
ロックプレート100を上下方向スライド可能に備えた
例である。コントロールボックス80の左端面に4本の
サポートボルト102を螺着し、該サポートボルト10
2のロッド部分に、図11に示すようにロックプレート
100の四隅に形成した縦長溝103を上下方向スライ
ド可能に嵌合する。
【0049】ロックプレート100には、その中央部分
に全シフトブロック68,69,70の移動範囲より広
い開口105を形成し、該開口105の前後幅の中央部
にシフトブロック68,69,70と係合する上下から
対向状に突出するロック爪107,108が一体に形成
されている。上下のロック爪107,108は、内側シ
フトレバー72の係合部72aの上下端面に近接する位
置まで延びており、内側シフトレバー72の上下動によ
り、内側シフトレバー72と共に上下動する。
【0050】図11に示すように内側シフトレバー72
が中段のシフトブロック68に係合しているときには、
上段のシフトブロック69と下段のシフトブロック70
には、それぞれ上下のロック爪107,108が係合し
ており、内側シフトレバー72が上昇して上段のシフト
ブロック69に係合するときには、中段のシフトブロッ
ク68と下段のシフトブロック70には、下側のロック
爪108が係合し、内側シフトレバー72が下降して下
段のシフトブロック70に係合するときには、中段のシ
フトブロック68と上段のシフトブロック69には、上
側のロック爪107が係合する。なお、図10におい
て、図5と同じ部品には同じ符号を付してある。
【0051】該実施の形態の場合も図5の実施の形態の
場合と同様に、インターロック機構をコントロールボッ
クス80に装着しているので、変速機ケース2自体にイ
ンターロック用の孔明け加工をする必要がなく、しか
も、シフトコントロール機構等と一緒にユニットとして
変速機ケースに組み付けることができ、組み付け作業の
容易化が達成できる。
【0052】さらに,図5の実施の形態の場合と同様
に、インターロック機構として、内側シフトレバー72
と一緒に移動してシフトブロック68,69,70に係
合する上下のロック爪107,108を備えた構造を採
用していると、本願発明のように各シフトロッドが1つ
の円周上に配置されていて同一垂直面上に揃っていない
場合でも、インターロック機構を円滑に作動させること
ができる。
【0053】(3)以上の実施の形態は、変速ケースと
は別に設けられたコントロールボックス内にインターロ
ック機構を設けているが、コントロールボックス内に設
けることが困難な場合は、図12及び図13に示すよう
に、移動可能なロックピンを利用して直接シフトロッド
を係止するようにしてもよい。すなわち図13におい
て、変速機ケース2の前端壁には、上段のシフトロッド
45と中段のシフトロッド44の両軸芯O2,O1を結ぶ
直線上と、中段のシフトロッド44と下段のシフトロッ
ド46の両軸芯O1,O3を結ぶ直線上に、それぞれロッ
クピン挿入孔110,111を形成し、中段のシフトロ
ッド44には径方向に貫通すると共に上記挿入孔11
0,111に連通する小径のロックピン挿入孔112を
形成する。上下のシフトロッド45,46には、それぞ
れロッド挿入孔110,111に向いて開口する凹面状
の切欠き113,114を形成し、中段のシフトロッド
44には、上下両面に凹面状の切欠き115を形成す
る。
【0054】上下両挿入孔110,111には上下両端
が半球状のロックピン120,121を孔長さ方向移動
自在に挿入し、中段のシフトロッド44の挿入孔112
には、孔長さ方向移動自在に小径のロックピン122を
挿入している。
【0055】上下のロックピン120,121の長さ
は、たとえば図12に示しているように各ロックピン1
20,121の下端が対応する切欠き115,114に
嵌入したときには、上端はロッド支持孔59から丁度外
れる位置にくるように設定されており、また、中間のロ
ックピン122は、中段のロッド支持孔59の径よりも
短く、たとえば上端が上側切欠き115から挿入孔11
2内に略隠れた時には下端が中段のロッド支持孔59の
内周面に対応する位置までくるように設定されている。
【0056】図12の状態からたとえば中段のシフトロ
ッド44を軸方向に移動すると、中段のシフトロッド4
4の外周面により上側の大径のロックピン120は上方
へ押し上げられて上段シフトロッド45の切欠き113
に嵌合し、下側の大径のロックピン121は下方へ押し
下げられて下段のシフトロッド46の切欠き114に嵌
合する。すなわち、上下段のシフトロッド45,46は
それぞれロックされる。
【0057】図12の状態から上段のシフトロッド45
を軸方向に移動すると、上側の大径ロックピン120
は、中段の上面切欠き115に嵌合した状態に維持さ
れ、下段の大径ロックピン121は中間の小径ロックピ
ン122を介して下段のシフトロッド46の切欠き11
4に嵌合した状態で維持される。すなわち、中段と下段
のシフトロッド44,46はそれぞれロック状態に維持
される。
【0058】図12の状態から下段のシフトロッド46
を軸方向に移動すると、下段のシフトロッド46の外周
面により下側の大径のロックピン121、中段の小径ロ
ックピン122及び上側の大径ロックピン120は、一
体的に押し上げられ、下側の大径ロックピン121は中
段のシフトロッド44の下面切欠き115に嵌合し、上
側の大径ロックピン120は上段シフトロッド45の切
欠き113に嵌合する。すなわち、中段と上段のシフト
ロッド44,45はそれぞれロックされる。
【0059】この実施の形態では上記のようにロックピ
ンを用いてシフトロッドをロックする構成について説明
したが、ロックピンの代わりに鋼球を用いてもよい。
【0060】
【その他の実施の形態】以上の実施の形態は、シフトフ
ォークを3個備えたものであるが、同期噛み合い装置及
びシフトフォークを4個以上備えた手動変速機にも本願
発明を適応することができる。又、シフトロッドを周方
向に等間隔配置する構成の他に、不等間隔で配置するこ
ともでき、この場合でもシフトフォークの共通化は容易
に達成することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によると、 (1)それぞれシフトフォーク41,42,43が固定
される3本以上のシフトロッド44,45,46を、入
出力軸6,7よりなる変速軸の軸芯Oから等距離に配置
しているので、各シフトフォーク41,42,43を共
通化することが可能となる。すなわち、各同期噛み合い
装置31,32,33用にそれぞれ形状等の異なったシ
フトフォークを製造する必要がなくなり、シフトフォー
クの製造、管理及び組み付け作業の能率向上並びにコス
トの低減を達成することができる。
【0062】また、シフトロッド間が不等間隔であって
も、シフトフォークの共通化は容易に行うことができ
る。
【0063】(2)請求項2記載の発明のように、イン
ターロック機構をコントロールボックス80に装着して
いると、変速機ケース2自体にインターロック用の孔明
け加工をする必要がなく、しかも、シフトコントロール
機構等と一緒にユニットとして変速機ケースに組み付け
ることができ、組み付け作業の容易化が達成できる。
【0064】(3)請求項2記載の発明のように、イン
ターロック機構として、内側シフトレバー72と一緒に
移動してシフトブロック68,69,70に係合するロ
ック爪を備えた構造を採用していると、各シフトロッド
が1つの円周上に配置されていて同一垂直面上に揃って
いない場合でも、インターロック機構を円滑に作動させ
ることができる。
【0065】(4)請求項3記載の発明のように、シフ
トレバー72を嵌合支持するシフトレバー軸81に、イ
ンターロック爪73,74もレバー軸芯方向移動可能に
嵌合していると、シフトレバー72とインターロック爪
73,74との相対的な位置合わせを、シフトレバー軸
芯を基準として簡単に設定することができる。
【0066】(5)請求項4記載の発明のように、シフ
トレバー72をレバー軸芯方向に移動させるために備え
られた揺動可能な扇形のセレクトレバー93にインター
ロック爪94を形成していると、インターロック用の部
材を節約できると共にコントロールボックス80内をコ
ンパクトにすることができる。
【0067】(6)請求項5記載の発明のように、イン
ターロック用にロックプレート100を用い、該ロック
プレート100をコントロールボックス80の変速機ケ
ース側の端面にスライド可能に支持して、シフトレバー
72と共に移動するようにしていると、コントロールボ
ックス80内にインターロック機構を小さいスペースで
容易に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願請求項1〜3記載の発明を適用した手動
変速機であって、各軸芯を通る切断面で切断した水平断
面図である。
【図2】 図1のII−II断面の主要部を示す断面図であ
る。
【図3】 図1のIII−III断面拡大図である。
【図4】 図1の同期噛み合い装置部分を示す拡大水平
断面図である。
【図5】 図2のシフトコントロール機構の拡大図であ
る。
【図6】 図5におけるインターロックブロックの斜視
図である。
【図7】 Aは第1のシフトフォーク、Bは第2のシフ
トフォーク、Cは第3のシフトフォークを示す後面図で
ある。
【図8】 本願請求項4記載の発明を適用したインター
ロック機構を示す図5と同じ部分の拡大図である。
【図9】 図8のIX矢視方向のインターロック機構の要
部を示す部分垂直断面図である。
【図10】 本願請求項5記載の発明を適用したインタ
ーロック機構を示す図5と同じ部分の拡大図である。
【図11】 図10のXI−XI断面のインターロック機構
の要部を示す部分垂直断面図である。
【図12】 インターロック機構の変形例を示してお
り、図1のIII−III断面における部分拡大断面図であ
る。
【図13】 図12のXIII-XIII断面図である。
【図14】 従来例の水平断面図である。
【図15】 従来例のシフトフォークのみを示す図14
のXV矢視図である。
【符号の説明】
6,7 入力軸、出力軸(変速軸) 31,32,33 第1,第2,第3の同期噛み合い装
置 36,37,38 第1,第2,第3のスリーブ 39 環状溝 41,42,43 第1,第2,第3のシフトフォーク 44,45,46 第1,第2,第3のシフトロッド 68,69,70 シフトブロック 72 内側シフトレバー 73,74 インターロック爪 75 インターロックブロック 81 シフトレバー軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機ケース内に、同一の変速軸芯上に
    配置された入力軸と出力軸よりなる変速軸と、該変速軸
    と平行に配置されたカウンタ軸と、上記変速軸と平行に
    配置されると共に各々シフトフォークが固定された3本
    以上のシフトロッドを備え、変速軸には、カウンタ軸上
    の各変速段用のギヤに噛み合う各変速段用のギヤを備え
    ると共に、上記各シフトフォークが係合するスリーブを
    軸方向移動可能に有する同期噛み合い装置を備え、シフ
    トフォークによってスリーブを軸方向に移動することに
    より変速段を切り換える手動変速機において、各シフト
    ロッドは、その軸芯が変速軸芯から等距離になるように
    配置されていることを特徴とする手動変速機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の手動変速機において、変
    速機ケースにこれとは別体のコントロールボックスを着
    脱自在に固定し、該コントロールボックスには、各シフ
    トロッドに設けられたシフトブロックに選択的に係合し
    て、選択したシフトロッドをロッド軸芯方向に移動する
    シフトレバーを有するシフトコントロール機構を備え、
    かつ、シフトレバーが選択したシフトロッド以外のシフ
    トロッドのシフトブロックに係合してロックするインタ
    ーロック機構を備えていることを特徴とする手動変速
    機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の手動変速機において、シ
    フトコントロール機構として、コントロールボックスに
    シフトロッドと直角なシフトレバー軸を設け、該シフト
    レバー軸と共に回動可能かつシフトレバー軸に対し軸芯
    方向摺動可能にシフトレバーを嵌合し、シフトレバーの
    レバー軸芯方向の摺動によりシフトロッドを選択し、シ
    フトレバーの回動によりシフトロッドをロッド軸芯方向
    に移動するように構成し、 インターロック機構として、シフトレバー軸にシフトレ
    バーと共にシフトレバー軸芯方向に移動可能なインター
    ロックブロックを嵌合し、該インターロックブロック
    に、該インターロックブロックのシフトレバー軸芯方向
    の移動によりシフトブロックに係合するインターロック
    爪を形成していることを特徴とする自動二輪車の手動変
    速機。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の手動変速機において、シ
    フトコントロール機構として、コントロールボックスに
    シフトロッドと直角なシフトレバー軸を設け、該シフト
    レバー軸と共に回動可能かつシフトレバー軸に対し軸芯
    方向摺動可能にシフトレバーを装着し、シフトレバーの
    レバー軸芯方向の摺動によりシフトロッドを選択し、シ
    フトレバーの回動によりシフトロッドを移動するように
    構成し、 インターロック機構として、コントロールボックスに扇
    形の内側セレクトレバーを揺動可能に支持し、該内側セ
    レクトレバーの揺動側の端部に、内側セレクトレバーの
    揺動によりシフトレバーと共にシフトレバー軸芯方向に
    移動してシフトブロックに係合するインターロック爪を
    形成していることを特徴とする自動二輪車の手動変速
    機。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の手動変速機において、シ
    フトコントロール機構として、コントロールボックスに
    シフトロッドと直角なシフトレバー軸を設け、該シフト
    レバー軸と共に回動可能かつレバー軸に対し軸芯方向摺
    動可能にシフトレバーを装着し、シフトレバーのレバー
    軸芯方向の摺動によりシフトロッドを選択し、シフトレ
    バーの回動によりシフトロッドを移動するように構成
    し、 インターロック機構として、コントロールボックスの変
    速機ケース側の端面に、シフトロッド軸芯方向スライド
    可能にロックプレートを支持し、該ロックプレートに、
    シフトレバーと共にレバー軸芯方向に移動してシフトブ
    ロックに係合するインターロック爪を形成していること
    を特徴とする自動二輪車の手動変速機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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