JPH1193A - 気化装置 - Google Patents

気化装置

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JPH1193A
JPH1193A JP15630097A JP15630097A JPH1193A JP H1193 A JPH1193 A JP H1193A JP 15630097 A JP15630097 A JP 15630097A JP 15630097 A JP15630097 A JP 15630097A JP H1193 A JPH1193 A JP H1193A
Authority
JP
Japan
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heater core
case
core
vaporizer
molded body
Prior art date
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Pending
Application number
JP15630097A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Sakashita
敦 坂下
Etsuro Habata
悦朗 幅田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH1193A publication Critical patent/JPH1193A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気化芯挿入部の表面温度バラツキを小さく
し、液体揮散量のバラツキを抑制した気化装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 ケース4のヒータコア3の収納部5内面
とヒータコア3との間に、ヒータコア3外側面をほぼ包
み込むような形状のシリコンゴム製の成形体12を圧入
介在させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を浸透させた
棒状の気化芯を外周から加熱し、液体を揮散させる気化
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、正特性サーミスタ発熱体を用いた
従来の気化装置について図を用いて説明する。
【0003】図3は正特性サーミスタ発熱体(以降、ヒ
ータコアと称する)を用いた気化装置の構成を示す分解
斜視図、図4はヒータコア3を組込んだ状態の気化装置
の図3のケース4A−A部での断面図である。図3、図
4において、1は両主平面に電極を設けた正特性サーミ
スタ素子(以降サーミスタ素子と称する)、2a,2b
は端子部を有する電極板で、前記サーミスタ素子1の電
極面にシリコン系接着剤(図示せず)で電気的、機械的
に固着させてヒータコア3を構成している。4は金属ケ
ースで、液体を浸透させた棒状の気化芯の挿入部6とヒ
ータコアを収納する収納部5を備えており、ヒータコア
3が発生した熱を気化芯に伝える機能を有する。7は前
記ケース4の収納部5の底部及び側面部の一部を覆う耐
熱樹脂製のフタである。8は、電極板2a,2bの端子
部取出し孔9と気化装置を各機器にビスやボスピン等を
用いて装着するための孔10を備え、ケース4の上部、
及び側面部の一部を覆うフタである。さらに前記ケース
4のヒータコア3の収納部5の内面にはヒータコア3の
発熱を気化芯の挿入部6に効率よく伝えるためヒータコ
ア3全体を包むよう充填樹脂11を介在させている。
【0004】以上のように構成された気化装置におい
て、ヒータコア3の電極板2a,2bの端子部に電圧を
印加すると、サーミスタ素子1は発熱し、発生した熱を
充填樹脂11を介してケース4の気化芯の挿入部6に伝
え、これにより液体を浸透させた気化芯を加熱し、浸透
した液体を揮散させることができる。また、周知のよう
にチタン酸バリウムを主成分としたサーミスタ素子1は
自己温度制御作用のある安全で信頼性の高い熱源として
用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の従
来の構成では、ケース4の気化芯の挿入部6への伝熱が
大きくバラツクという問題点があった。すなわち、従来
の構成ではケース4の収納部5の充填樹脂11の量を一
定量に管理することが難しく、しかも硬化した充填樹脂
11内部には気泡が含まれることから、個々の気化装置
においてケース4の挿入部6の表面温度にバラツキが生
じ、この結果として気化芯からの液体の揮散量が大きく
バラツクという問題点があった。
【0006】本発明は前記の問題点を解決するもので、
ケース4の気化芯の挿入部の表面温度バラツキを低減
し、液体揮散量のバラツキを抑制した気化装置を供給す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明はケース収納部内面とヒータコアとの間にヒ
ータコアの外側面をほぼ包み込む形状のシリコンゴム製
の成形体を圧入装着させるものである。この構成により
従来の充填樹脂とは異なり、一定形状で、内部気泡を含
まない成形体を収納させることで、気化芯の挿入部の表
面温度がほぼ等しいものとなり、結果として液体の揮散
量のバラツキの少ない気化装置を得ることができるもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、気化芯の挿入部とヒータコアの収納部を有するケー
スと、前記ケースの挿入部に挿入される気化芯と、前記
収納部に収納されるヒータコアとを備え、前記ヒータコ
アはシリコンゴム製の成形体を介して前記収納部内面壁
と接するようにしたものであり、ヒータコアと収納部内
面との間に一定形状に成形した気泡の内在しないシリコ
ンゴム製の成形体を介在させることにより、ヒータコア
の発生した熱を効果的に効率良く気化芯の挿入部に伝え
ることができ、揮散量の安定した気化装置を得ることが
できるものである。
【0009】本発明の請求項2に記載の発明は、成形体
をヒータコアの外側面をほぼ包み込む形状とするもので
あり、ヒータコアの外側面を伝熱体でほぼ隙間なく包み
込む形状とすることにより、ヒータコアの発生した熱を
ケースの収納部に伝えることができ、これにより気化芯
の挿入部を均一に加熱することが可能となり、揮散量の
安定した気化装置を得ることができるものである。
【0010】本発明の請求項3に記載の発明は、成形体
の上、下部の少なくとも一方に開口部を有する形状とす
るものであり、これによりケース収納部に圧入したヒー
タコアは伝熱体内部に密閉されることがなく、ヒータコ
アへ、ケースの端子取り出し孔を介して通気が行われる
ため、サーミスタ素子が酸欠状態になることによる性能
劣化を防ぎ、長時間の使用に耐える気化装置を提供する
ことができるものである。
【0011】本発明の請求項4に記載の発明は、ヒータ
コアを挿入後の成形体をケース収納部内面に圧入装着さ
せるものであり、これによりヒータコアとケース収納部
内面の間に一定形状の成形体を圧縮されて装着させるこ
とができ、ヒータコアとケース収納部内面の空隙がなく
なり、ヒータコアの発生した熱を損失なくケースに伝
え、気化芯の挿入部を効率的に加熱することができるも
のである。
【0012】以下、本発明の一実施形態について添付図
面を用いて説明する。図1は、気化装置の斜視図、図2
は本発明の気化装置の構成部品の分解斜視図である。図
1の13は気化芯、図2の12は成形体を示す。その外
の構成部品は本質的に従来品と同一機能をもつため、同
じ番号を付して説明は省略する。
【0013】先ずスイッチング温度200℃のサーミス
タ素子1の両電極面にステンレス製の電極板2a,2b
をシリコン接着剤で貼り合わせてヒータコア3を形成し
た後、ヒータコア3を角筒状に成形したシリコン樹脂か
ら成る成形体12内部に挿入し、次いで金属アルミ製の
ケース4のヒータコア3の収納部5に圧入する。成形体
12の外寸はケース4に形成された収納部5の内寸とほ
ぼ同一形状に保たれているが、ヒータコア3を挿入する
ことにより外寸は収納部5の内寸よりやや大きくなり収
納部5の内壁と空隙が無いように圧入することができ
る。成形体12はヒータコア3の外側面をほぼ隙間なく
包み込むような状態となっているが、少なくともヒータ
コアの上、下部の一部は成形体12より露出しているた
めケース4の収納部5内で酸欠状態になるのを保護して
いる。次いでケース4の収納部5の上、下部に耐熱性の
フェノール樹脂製のケース7、ケース8を嵌合させ、ケ
ース4を保持する。このときヒータコア3の電極板2
a,2bの端子部はケース8に設けられたヒータコア3
への通気孔を兼ねた端子取り出し部孔9よりそれぞれ気
化装置外部に露出させている。以上のように構成された
気化装置に、液体容器(図示せず)に挿入した気化芯1
3を挿入部6内に挿入し、電極板2a,2b間に100
Vの電圧を印加して、ヒータコア3を発熱させ、その熱
で気化芯13の挿入部6表面を加熱し、その表面温度の
バラツキとヒータコア3を収納したケース4の重量バラ
ツキ、及び成形体を切断しその断面の気泡の有無を調査
し、その結果を(表1)に示した。併せて従来構成の気
化装置においても同様に調査した結果も示した。
【0014】
【表1】
【0015】(表1)から明らかなように、本発明の気
化装置は気化芯13の挿入部6表面の温度バラツキ18
3℃±2℃に対し、従来品は180℃±4℃と温度が低
く、バラツキも大きくなっていることが分かる。このた
め、結果として気化芯13より揮散する液体量のバラツ
キが大きくなるとともに、例えば蚊取器などに使用した
場合、薬剤を有効に揮散させることができないと言う問
題が発生することが考えられる。これは本発明の成形体
12は予め成形金型で、一定重量、一定形状に成形した
成形体を用いているためヒータコア3を収納したケース
4の重量バラツキが小さく、しかもヒータコア3の外側
面のみを包み込むようにして成形体12がケース4の収
納部5に空隙なく圧入されているためヒータコア3の発
生した熱を損失なく気化芯13に伝えることができるか
らである。更にヒータコア3全体を密閉していないた
め、サーミスタ素子1が酸欠状態になることを防ぎ長期
間の使用においても特性が劣化することがない。また更
に成形体12の断面を観察したとき、その内部に気泡が
含まれておらず、ヒータコア3の熱が一層効果的に伝熱
されていることが分かる。一方、従来構成の気化装置は
ヒータコア3とケース4の収納部5の隙間に樹脂を流し
込み、加熱し硬化充填するため、充填量を一定重量に制
御することが困難で、しかも硬化後の充填樹脂11の断
面には多くの気泡が含まれているためヒータコア3の発
生した熱が気化芯13の挿入部6に伝わるのに損失が生
じるためと思われる。また更に充填樹脂11がヒータコ
ア3全体を包み込む構造となるため、長期間の使用にお
いて特性が劣化する虞が生じる。
【0016】前記構成部品において、電極板2a,2b
はサーミスタ素子1の発熱を受けることから耐熱性の金
属、例えばステンレス等を用いると良好な電極板2a,
2bとなり、ケース4は熱伝導に優れた金属例えばアル
ミニウム、銅等を用いるのが好ましい。成形体12はサ
ーミスタ素子1に悪影響を与えず、しかも耐熱性で20
0℃付近においても弾性を保つことのできるシリコン系
のゴムが望ましい。またケース7、ケース8は発熱した
ヒータコア3の熱に耐え、更にサーミスタ素子1に悪影
響を与えない耐熱性、断熱性の良好な材質、例えばPP
S樹脂、フェノール樹脂等を用いるのが好ましい。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明はケース収納部内面
とヒータコアとの間にヒータコアの外側面をほぼ包み込
むようした、一定形状に成形したシリコンゴム製の成形
体を圧入、介在させることにより、従来の樹脂充填方法
とは異なり、成形体の重量が一定となり、しかも気泡を
含まないことから、ヒータコアの発生した熱を、気化芯
の挿入部に効果的に伝えることができ、その結果として
揮散量のバラツキが少ない、長期間の使用においても特
性劣化の少ない気化装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の気化装置の斜視図
【図2】同一実施形態の気化装置の分解斜視図
【図3】従来の気化装置の分解斜視図
【図4】同気化装置のケースにヒータコア組込み後の図
3のA−A断面図
【符号の説明】
1 正特性サーミスタ素子 2a,2b 電極板 3 ヒータコア 4 ケース 5 収納部 6 挿入部 7 ケース 8 ケース 9 端子取り出し孔 10 取り付け孔 11 充填樹脂 12 成形体 13 気化芯

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気化芯の挿入部とヒータコアの収納部を
    有するケースと、前記ケースの挿入部に挿入される気化
    芯と、前記収納部に収納されるヒータコアとを備え、前
    記ヒータコアはシリコンゴム製の成形体を介して前記収
    納部内壁と接するようにした気化装置。
  2. 【請求項2】 成形体はヒータコアの外側面をほぼ包み
    込む形状とする請求項1に記載の気化装置。
  3. 【請求項3】 成形体の上、下部の少なくとも一方が閉
    口された形状とする請求項2に記載の気化装置。
  4. 【請求項4】 成形体はヒータコアを挿入後、ケースの
    収納部内面に圧入装着させられている請求項1から請求
    項3のいずれか一つに記載の気化装置。
JP15630097A 1997-06-13 1997-06-13 気化装置 Pending JPH1193A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15630097A JPH1193A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 気化装置

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JP15630097A JPH1193A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 気化装置

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JPH1193A true JPH1193A (ja) 1999-01-06

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ID=15624804

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JP15630097A Pending JPH1193A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 気化装置

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JP (1) JPH1193A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10709173B2 (en) 2014-02-06 2020-07-14 Juul Labs, Inc. Vaporizer apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10709173B2 (en) 2014-02-06 2020-07-14 Juul Labs, Inc. Vaporizer apparatus

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