JPH1193401A - 鋼管クランプの種類判別方法と装置 - Google Patents

鋼管クランプの種類判別方法と装置

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JPH1193401A
JPH1193401A JP25659397A JP25659397A JPH1193401A JP H1193401 A JPH1193401 A JP H1193401A JP 25659397 A JP25659397 A JP 25659397A JP 25659397 A JP25659397 A JP 25659397A JP H1193401 A JPH1193401 A JP H1193401A
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clamp
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pipe clamp
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clamps
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼管クランプの整備行程中において、直交ク
ランプと自在クランプの種類を判別することができるよ
うにし、これによって整備後の分別を自動的に行うこと
が可能となり、直交クランプと自在クランプの分別作業
を別途行うことを不要にすることができる鋼管クランプ
の種類判別装置を提供する。 【解決手段】一方クランプ単体2を保持することによっ
て鋼管クランプ1を持ち上げるチャック機構25を昇降
動自在に設け、このチャック機構25で上昇動する鋼管
クランプ1の他方クランプ単体3のボルト8が上昇動す
る部分に、上昇したボルト8での押し上げの有無によっ
て鋼管クランプ1が直交クランプか自在クランプの何れ
であるかを検出する判別装置36を設け、これによっ
て、鋼管クランプ1の整備後の分別を自動的に行うこと
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、仮設足場等の組
み立てに用いる鋼管クランプの種類判別方法と装置、更
に詳しくは、混在する直交クランプと自在クランプのボ
ルトに対するねじさらいを自動的に行った後、鋼管クラ
ンプをそれぞれの種類に分別するための種類判別方法と
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼管を用いて仮設足場等を組み立てるた
めに、鋼管を結合する鋼管クランプが使用される。鋼管
クランプは、周知のように、背中合わせ状にした一対の
クランプ単体の組み合わせによって構成され、この鋼管
クランプには、鋼管を直角に結合する直交クランプと、
鋼管を任意の角度で結合できる自在クランプの二種類が
あり、仮設足場等の組立てにはこれら二種類の鋼管クラ
ンプが混用されている。
【0003】鋼管クランプ1の一つである直交クランプ
1aは、図3と図4等に示すように、一対のクランプ単
体2と3を背中合わせの状態で直角に一体化又は結合し
たものであり、クランプ単体2と3は、内周が鋼管に対
して外接する弧状縁となる本体4の一方端部にピン5で
開閉翼6を枢着し、該本体4の他方端部にピン7でボル
ト8を枢着し、開閉翼6の先端は切り欠き9を設けて二
又部とし、ボルト8を切り欠き9内に嵌挿してナット1
0を螺締する構造になっている。
【0004】また、自在クランプ1bは、図5や図6等
に示すように、上記直交クランプ1aと同様となる一対
のクランプ単体2と3を背中合わせの状態にして、本体
4と4を枢軸11で互いに回転自在となるよう結合した
ものである。
【0005】ところで、上記鋼管クランプ1は、建築や
土木工事の現場で使用されるため、ボルト8にコンクリ
ートや塗料等が付着したり、雨水の付着による錆が発生
し、また、物が当たってボルト8のねじ山が変形した
り、開閉翼6の先端二又部に変形が生じることがあり、
このため、鋼管クランプ1は、現場での使用済後に回収
して再使用する場合は、ボルト8のねじさらいや二又部
の矯正という整備を行わなければならないと共に、資材
管理等のために直交クランプ1aと自在クランプ1bの
仕分も必要になる。
【0006】上記のような整備を手作業で行っていたの
では作業能率が極めて悪いため、鋼管クランプを搬送体
へ所定の姿勢で供給するだけで、該鋼管クランプに対し
て前記整備を自動的に行うことができる整備装置を、本
出願人が特願平9−167570号ですでに提案した。
【0007】この整備装置は、搬送体で所定の姿勢に送
られてきた鋼管クランプを供給機構で整備機構に供給
し、整備機構は鋼管クランプの両クランプ単体を心金と
チャックで直交状の姿勢に固持し、この状態でナットド
ライバー機構による両クランプ単体のボルトのねじさら
いと、口直し金型による開閉翼の先端二又部の矯正を行
い、整備後に固持を解いて鋼管クランプを心金から排出
し、これを収納容器内に回収するようになっており、直
交クランプと自在クランプの何れでも整備できることに
なっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、直交ク
ランプと自在クランプが混在した状態で回収した鋼管ク
ランプを整備する場合、整備前又は整備後に直交クラン
プと自在クランプの分別作業が別途必要になり、その分
コストアップにつながるという問題がある。
【0009】そこで、この発明の課題は、鋼管クランプ
の整備行程中において、直交クランプと自在クランプの
種類を判別することができるようにし、これによって整
備後の分別を自動的に行うことが可能となり、直交クラ
ンプと自在クランプの手作業による分別を不要にするこ
とができる鋼管クランプの種類判別装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、請求項1の発明は、鋼管クランプが、一対の
クランプ単体を固定化した直交クランプと、一対のクラ
ンプ単体を回転可能に結合した自在クランプの二種類か
らなり、この鋼管クランプを保持してクランプ単体に回
転付与手段で回転力を与え、クランプ単体の回転の有無
を検出することによって鋼管クランプが直交クランプか
自在クランプの何れであるかを判別する構成を採用した
ものである。
【0011】請求項2の発明は、鋼管クランプが、一対
のクランプ単体を固定化した直交クランプと、一対のク
ランプ単体を回転可能に結合した自在クランプの二種類
からなり、この鋼管クランプのボルトに対するねじさら
いを自動的に行う整備工程の所定の位置において、鋼管
クランプを保持してクランプ単体に回転付与手段で回転
力を与え、クランプ単体の回転の有無を検出することに
よって鋼管クランプが直交クランプか自在クランプの何
れであるかを判別し、この判別結果に基づいて整備後に
排出される鋼管クランプを直交クランプと自在クランプ
に分別する構成を採用したものである。
【0012】請求項3の発明は、鋼管クランプが、一対
のクランプ単体を固定化した直交クランプと、一対のク
ランプ単体を回転可能に結合した自在クランプの二種類
からなり、この鋼管クランプを保持して直交クランプか
自在クランプかの判別を行うための判別装置であり、一
方クランプ単体を保持することによって鋼管クランプを
持ち上げるチャックを昇降動自在に設け、このチャック
で上昇動する鋼管クランプの他方クランプ単体が上昇動
する部分に、上昇した他方クランプ単体での押し上げの
有無によって鋼管クランプが直交クランプか自在クラン
プの何れであるかを検出する検出手段を設けた構成を採
用したものである。
【0013】請求項4の発明は、鋼管クランプが、一対
のクランプ単体を固定化した直交クランプと、一対のク
ランプ単体を回転可能に結合した自在クランプの二種類
からなり、この鋼管クランプを保持して直交クランプか
自在クランプかの判別を行うための判別装置であり、一
方クランプ単体を保持する固定チャックと、他方のクラ
ンプ単体を保持し、自在クランプの枢着軸芯上に位置す
る中心を支点に揺動可能となる揺動チャックと、揺動チ
ャックにクランプ単体固持力よりも弱い力の揺動力を付
与する揺動付与手段とを有し、この揺動付与手段で揺動
チャックに揺動力を付与したときの該チャックの揺動の
有無を検知することにより、鋼管クランプが直交クラン
プか自在クランプの何れであるかを判別するようにした
構成を採用したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
【0015】図1乃至図4は鋼管クランプ1を搬送体2
1から整備機構22上に送る供給機構20の実施の形態
を示し、鋼管クランプ1を所定の姿勢で送る搬送体21
と鋼管クランプ1の整備機構22の間の上部に水平のガ
イド23を配置し、このガイド23に装着した移動部材
24の下部に鋼管クランプ1のチャック機構25とマグ
ネットチャック26が昇降動自在に設けられている。上
記水平のガイド23は、整備機構22上に立設固定した
支持部材27に取り付けられている。
【0016】上記移動部材24の駆動は、シリンダ等を
用い、チャック機構25が搬送体21の直上と整備機構
22の整備位置の直上の間を往復移動させるようになっ
ていると共に、チャック機構25とマグネットチャック
26の昇降動は、移動部材24を上下に貫通する昇降軸
28の下端に固定した水平プレート29の下面に、チャ
ック機構25とマグネットチャック26を取り付け、移
動部材24に設けたシリンダ30が昇降軸28を介して
チャック機構25とマグネットチャック26を上下に一
定ストローク移動させるようになっている。
【0017】チャック機構25は、昇降軸28の下端に
設けた水平板29の下面に両軸シリンダ31を取り付
け、上記両軸シリンダ31の両端から突出する両側ロッ
ド32の端部にプレート33を固定し、このプレート3
3の各々に、該プレート33から下方に向けて突出する
一対の挟持爪34を対向状に設け、両軸シリンダ31の
伸縮動によって対向する挟持爪34が開閉するようにな
っている。なお、両挟持爪34の相対向する面には、ス
ポンジやゴム等のクッション部材が固定されている。
【0018】このチャック機構25は、搬送体21上の
定位置に停止する鋼管クランプ1の直上に臨む位置で下
降動し、下降位置で開いた一対の挟持爪34が垂直姿勢
にある一方クランプ単体2の本体4に外嵌して閉じ、該
本体4を両側から挟持し、この後上昇とガイド23に沿
う水平移動によって鋼管クランプ1を整備機構22にお
ける整備位置の直上に運び、この位置で再び下降動して
挟持爪34が開き、鋼管クランプ1を整備位置に残して
上昇位置に戻る動作を行うことになる。なお、搬送体上
の定位置に停止する鋼管クランプ1の他方クランプ単体
3は、本体4が水平状態となり、そのボルト8も水平で
後方に突出した状態になっている。
【0019】前記マグネットチャック26は、水平プレ
ート29の端部に傾斜状態で上下に一定ストロークの移
動が可能となるよう取り付けられ、チャック機構25が
挟持爪34で一方クランプ単体2の本体4を挟持したと
き、この一方クランプ単体2の開閉翼6を上部から吸着
し、該開閉翼6を開いた位置に保持することになる。
【0020】従って、搬送体21の定位置に運ばれた鋼
管クランプ1は、チャック機構25の作動により、一定
の姿勢のままで整備機構22の整備位置へ間欠的に順次
供給されることになる。
【0021】上記チャック機構25が搬送体21上と整
備機構22における整備位置上の間を移動する経路の途
中に、チャック機構25で挟持搬送する鋼管クランプ1
が、直交クランプ1aと自在クランプ1bのいずれであ
るかを判別するための種類判別装置36が設置されてい
る。
【0022】図1乃至図3は、種類判別装置36の第1
の実施の形態を示し、チャック機構25が搬送体21上
で上下動する部分の側方の位置に配置されている。この
種類判別装置36は、固定部分に立設した縦柱37の上
部前面に支持部38を設け、該支持部38に検出バー3
9を垂直状態で上下可動となるよう吊り下げ状に取り付
け、検出バー39の下端に受け板40を固定すると共
に、検出バー39の直上に、上昇した検出バー39で押
されると作動する検出センサ41を設けた構造になって
いる。
【0023】前記検出バー39の受け板40は、搬送体
21からチャック機構25で持ち上げられる鋼管クラン
プ1に対し、水平状態となる他方クランプ単体3のボル
ト8が上下動する部分の直上に位置し、鋼管クランプ1
が上昇位置に達したとき、該ボルト8で受け板40と検
出バー39が所定ストロークを押し上げられるような位
置関係になっている。
【0024】鋼管クランプ1は、前記したように、直交
クランプ1aと自在クランプ1bの二種類があり、直交
クランプ1aは、一対のクランプ単体2と3が固定化さ
れており、チャック機構25で一方クランプ単体2が挟
持されると、他方クランプ単体3は回転できないので水
平状態が保持され、そのボルト8も水平状態で上下動
し、従って、鋼管クランプ1が上昇位置に達したとき、
ボルト8で検出バー39を所定ストロークを押し上げ、
この検出バー39の上昇で検出センサ41が押され、該
検出センサ41は、チャック機構25で持ち上げられた
鋼管クランプ1が直交クランプ1aであることを検出す
る。
【0025】また、チャック機構25で持ち上げられる
鋼管クランプ1が自在クランプ1bの場合、一対のクラ
ンプ単体2と3が回転自在になっているので、チャック
機構25で一方クランプ単体2が挟持されると、他方ク
ランプ単体3は水平状態から一方クランプ単体2に対し
て回転できる関係にあり、従って、鋼管クランプ1が上
昇位置に達したとき、ボルト8が受け板40に当接する
と、ボルト8と他方クランプ単体3は受け板40を押し
上げることなく自身が回転し、鋼管クランプ1が上昇位
置に達しても検出センサ41が押されないことにより、
該検出センサ41はチャック機構25で持ち上げられた
鋼管クランプ1が自在クランプ1bであることを検出す
る。
【0026】上記自在クランプ1bの上昇時に、そのボ
ルト8が受け板40を押し上げないようにするため、検
出バー39と受け板40の合計重量を重くして、その重
量で他方クランプ単体3に回転が生じるようにするか、
検出バー39にスプリング等で下降弾性を付勢するよう
にしておけばよい。
【0027】なお、チャック機構25には、自在クラン
プ1bを挟持したとき、他方クランプ単体3がボルト8
の下がり側へ、必要以上に回動しないようにするため、
一方挟持爪34の上端に回り止め用のストッパー42が
固定されている。何故ならば、自在クランプ1bの場
合、一対のクランプ単体2と3の枢着部分での抵抗が少
なく、軽く回転するものがあり、このようなものである
と、チャック機構25で持ち上げたとき、水平姿勢の他
方クランプ単体3は、ボルト8の突出側が重くなるた
め、ボルト8が垂下する姿勢に回転してしまい、整備機
構22への供給が不能になるから、これを防止するため
である。
【0028】図4乃至図7は、種類判別装置36の第2
の実施の形態を示し、チャック機構25に構成の一部を
装着すると共に、チャック機構25が搬送体21上から
整備機構22上に移動する間に溝カムを設けた構造にな
っている。なお、先の第1の実施の形態と同一部分には
同一符号を付して説明に代える。
【0029】チャック機構25は、水平プレート29の
下面に、一方のクランプ単体2を吸着する傾斜状のマグ
ネットチャック44と、他方のクランプ単体3を吸着す
る固定状のマグネットチャック45を取り付けて構成さ
れている。
【0030】上記固定状のマグネットチャック45は、
水平プレート29の下面に設けた軸46の下端に固定さ
れ、水平姿勢となる他方のクランプ単体3の上面を吸着
する。
【0031】水平プレート29の下面に設けた前後方向
のブラケット47に弧状の長孔48が設けられ、このブ
ラケット47に断面上向きコ字状の可動部材49を下部
から外嵌し、可動部材49に長孔48を貫通する二本の
ローラ50を設け、長孔48の円弧に沿って可動部材4
9を移動自在とし、該可動部材49に一方クランプ単体
2を可動翼6の部分で吸着するマグネットチャック44
が傾斜状で上下に可動となるように取り付けられてい
る。
【0032】上記ブラケット47に設けた弧状の長孔4
8は、図7に示すように、両マグネットチャック44と
45で自在クランプ1bを吸着した状態で、該自在クラ
ンプ1bの枢着軸心Oを中心とする円弧になっていると
共に、図7(A)のように、長孔48の右側端部に一方
のローラ50が当接する状態で、図4の如く、マグネッ
トチャック44は、一方のクランプ単体2を他方のクラ
ンプ単体3に対して直角の姿勢に保持し、長孔48の左
側端部と他方のローラ50の間に、可動部材49とこれ
に取り付けたマグネットチャック44の揺動代48aが
残されている。
【0033】前記水平プレート29に軸51で上端を枢
止した揺動レバー52の下端二股部が可動部材49の端
部に設けたピン53と係合し、揺動レバー52の揺動で
可動部材49が長孔48に沿う移動が生じるようになっ
ていると共に、水平プレート29の軸51に基端を枢止
したレバー54が水平プレート29の後方に向けて突出
し、該レバー54の先端に設けたカムローラ55が溝カ
ム43内に嵌合し、このレバー54の揺動が、揺動レバ
ー52とレバー54を一定の角度に保持するためのスプ
リング56を介して揺動レバー52に伝わるようになっ
ている。
【0034】溝カム43は、ガイド23に沿う移動部材
24の移動方向に平行して配置され、その途中にカムロ
ーラ55を押し下げる突部43aが設けられ、移動部材
24と共にチャック機構25が移動するとき、カムロー
ラ55が突部43aを通過すると、レバー54は下方に
回動し、この回動力がスプリング56を介して揺動レバ
ー52に伝わることになる。
【0035】チャック機構25が直交クランプ1aを保
持している場合、一方のクランプ単体2を吸着している
マグネットチャック44と、これを取り付けた可動部材
49及び揺動レバー52は固定化されることになり、図
7(C)の如く、上記レバー54の下方への回動はスプ
リング56で吸収され、揺動レバー52に伝達されない
ことになる。
【0036】これに対し、チャック機構25が自在クラ
ンプ1bを保持している場合、一方のクランプ単体2を
吸着しているマグネットチャック44と、これを取り付
けた可動部材49及び揺動レバー52は、一方のクラン
プ単体2と共に自在クランプ1bの枢着軸心Oを中心に
回動自在となり、上記レバー54の下方への回動はスプ
リング56を介して揺動レバー52に伝わり、可動部材
49とマグネットチャック44及び一方のクランプ単体
2を、揺動代48aの範囲で図7(A)左側へ向けて回
動させ、図7(B)の状態になる。
【0037】従って、チャック機構25の搬送体21か
ら整備機構22へ向けての移動時において、ブラケット
47に取り付けた検出センサ41が、可動部材49の図
7(A)左側へ向けての移動で押されると、図6の如
く、チャック機構25で保持した鋼管クランプ1が自在
クランプ1bであると判断し、また、可動部材49の図
7(A)左側へ向けての移動が生じないときは、図5の
如く、直交クランプ1aと判断する。
【0038】図8と図9は、種類判別装置36の第3の
実施の形態を示し、先の第2の実施の形態の一部を変更
したものであり、第2の実施の形態と同一部分は同一符
号を付して説明に代える。
【0039】この第3の実施の形態は、可動部材49の
後端部に揺動レバー57の途中を軸58で枢着し、揺動
レバー57の上端に設けたカムローラ59が嵌合する溝
カム60は下面で開口する下向きとすると共に、揺動レ
バー57の下端と可動部材49の先端下部との間にスプ
リング61を張設した構造になっている。
【0040】チャック機構25で保持した鋼管クランプ
1が直交クランプ1aである場合、図9(B)で示す溝
カム60の前方への突部60aで揺動レバー57に揺動
が生じても、スプリング61の伸長で可動部材49は移
動しない。
【0041】これに対し、チャック機構25で保持した
鋼管クランプ1が自在クランプ1bである場合、溝カム
60の突部60aで揺動レバー57に揺動が生じると、
軸58を支点とするスプリング61の引っ張り力で、可
動部材49が長孔48に沿って移動し、検出センサ41
が自在クランプ1bであることを検出する。
【0042】なお、第2の実施の形態と第3の実施の形
態におけるチャック機構25は、マグネットチャックを
用いたが、第1の実施の形態で示したような、両側から
挟むような構造のものを採用するようにしてもよい。
【0043】この発明の鋼管クランプの種類判別装置
は、上記のような構成であり、図10乃至図15にこの
種類判別装置を組み込み使用する鋼管クランプの整備装
置を示している。種類判別装置は、整備装置において、
直交クランプ1aと自在クランプ1bが混在して移送さ
れる途中の鋼管クランプ1が直交クランプか自在クラン
プであるかを検出し、鋼管クランプ1のボルト8に対す
るねじさらいや二又部の矯正後に直交クランプと自在ク
ランプに分別するために用いられる。
【0044】整備装置は、受け取り側に一個づつ供給さ
れた鋼管クランプ1を前方に送るベルト式やウオーキン
グビーム式の搬送体21と、搬送体21の取出し側の端
部に所定の姿勢に送られてきた鋼管クランプ1を移送す
る供給機構20と、供給機構20で供給された鋼管クラ
ンプ1を整備する整備機構22とで構成されている。
【0045】整備機構22は、図11乃至図15に示す
ように、ベース71上に、一方クランプ単体2を外嵌す
る水平の心金72と、他方クランプ単体3を外嵌する垂
直の心金73と、一方クランプ単体2を押圧して心金7
2に固定するチャック74と、他方クランプ単体3を押
圧して心金73に固定するチャック75と、心金73に
固定された他方クランプ単体3のボルト8に対して進退
動するナットドライバー76と、他方クランプ単体3の
開閉翼の切り欠きに対して進退動するクサビ金具77
と、整備後の鋼管クランプ1を前方に押してベース71
上前方の排出シュート78に排出する押出し部材79
と、ボルト8に対する塗油手段80を設け、更にベース
71の下部に、心金72に固定された一方クランプ単体
2のボルト8に対して進退動するナットドライバー81
と、一方クランプ単体2の開閉翼の切り欠きに対して進
退動するクサビ金具82を設けて構成されている。
【0046】整備機構22は、供給機構20で供給され
た鋼管クランプ1の両クランプ単体2と3を心金72と
73とチャック74と75で直交状の姿勢に固持し、こ
の状態でナットドライバー76と81による両クランプ
単体2と3のボルト8のねじさらいと、クサビ金具77
と82による開閉翼6の先端二又部の矯正を行い、整備
後に固持を解いて鋼管クランプ1を心金72と73から
排出し、これを収納容器71内に回収するようになって
おり、種類判別装置36は上記供給機構20のクランプ
移送途中に配置され、整備機構22に供給する鋼管クラ
ンプ1が直交クランプ1aか自在クランプ1bであるか
を検出し、図10に示すように、この検出信号に基づ
き、整備機構22における排出シュート78に設けた振
り分けゲート83を切換え作動させ、整備後に排出され
る鋼管クランプ1をこのゲート83で直交クランプ1a
と自在クランプ1bに、別々の容器84に収納するよう
に左右に分別するものである。なお、整備後の鋼管クラ
ンプ1の分別は、振り分けゲート83以外に、シリンダ
による押出し等、他の機構や手段を採用してもよい。
【0047】種類判別装置36は、チャック機構25で
保持された鋼管クランプ1の一方クランプ単体2が回転
するかしないかを検出センサ41で検出することによ
り、該鋼管クランプ1が直交クランプ1aか自在クラン
プ1bであるかを判別し、この検出信号で整備機構22
における排出シュート78の振り分けゲート83を作動
させるものであり、直交クランプ1aと自在クランプ1
bが混在した状態で搬送体21に供給しても、整備後に
直交クランプ1aと自在クランプ1bの分別を自動的に
行うことができ、この分別作業を別途行う必要がなくな
り、作業能率の向上と省力化が図れる。
【0048】また、種類判別装置36は、上記供給機構
20のクランプ移送途中だけでなく、鋼管クランプ1が
整備後に排出されるまでの間であれば、設置位置を任意
に選ぶことができると共に、種類判別装置36として、
例えば、整備機構22における心金72と73の少なく
とも一方を揺動可能とし、この心金を揺動させたときの
揺動の有無を検出することによって、鋼管クランプ1が
直交クランプ1aか自在クランプ1bであるかを判別す
るような構造を採用してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、鋼管
クランプの整備行程中において、直交クランプと自在ク
ランプの種類を判別することができ、これによって整備
後の分別を自動的に行うことが可能となり、直交クラン
プと自在クランプの分別作業を別途行うことが不要にな
り、作業能率の向上と省力化が図れる。
【0050】また、直交クランプと自在クランプの種類
の判別が、鋼管クランプの移送行程中で行えるので、鋼
管クランプの整備行程を遅延させることなく分別が行え
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は種類判別装置の第1の実施の形態を示
す正面図、(B)は同縦断側面図
【図2】(A)は種類判別装置の自在クランプの検出状
態を示す縦断側面図、(B)は同上の平面図
【図3】種類判別装置の直交クランプの検出状態を示す
縦断側面図
【図4】種類判別装置の第2の実施の形態を示す正面図
【図5】同上における直交クランプの検出状態を示す縦
断側面図
【図6】同上における自在クランプの検出状態を示す縦
断側面図
【図7】(A)乃至(C)の各々は種類判別装置の要部
の作動状態を示す断面図
【図8】種類判別装置の第3の実施の形態を示す要部の
直交クランプの検出状態を示す縦断側面図
【図9】(A)は同上の要部で自在クランプの検出状態
を示す縦断側面図、(B)は溝カムの横断面図
【図10】整備装置の平面図
【図11】整備機構の平面図
【図12】供給機構と整備機構の縦断正面図
【図13】整備機構の縦断正面図
【図14】整備機構の横断平面図
【図15】供給機構と整備機構の斜視図
【符号の説明】
20 供給機構 21 搬送体 22 整備機構 24 移動部材 25 チャック機構 36 判別装置 41 検出センサ 43 溝カム 44 マグネットチャック 45 マグネットチャック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管クランプが、一対のクランプ単体を
    固定化した直交クランプと、一対のクランプ単体を回転
    可能に結合した自在クランプの二種類からなり、この鋼
    管クランプを保持してクランプ単体に回転付与手段で回
    転力を与え、クランプ単体の回転の有無を検出すること
    によって鋼管クランプが直交クランプか自在クランプの
    何れであるかを判別することを特徴とする鋼管クランプ
    の種類判別方法。
  2. 【請求項2】 鋼管クランプが、一対のクランプ単体を
    固定化した直交クランプと、一対のクランプ単体を回転
    可能に結合した自在クランプの二種類からなり、この鋼
    管クランプのボルトに対するねじさらいを自動的に行う
    整備工程の所定の位置において、鋼管クランプを保持し
    てクランプ単体に回転付与手段で回転力を与え、クラン
    プ単体の回転の有無を検出することによって鋼管クラン
    プが直交クランプか自在クランプの何れであるかを判別
    し、この判別結果に基づいて整備後に排出される鋼管ク
    ランプを直交クランプと自在クランプに分別することを
    特徴とする鋼管クランプの種類判別方法。
  3. 【請求項3】 鋼管クランプが、一対のクランプ単体を
    固定化した直交クランプと、一対のクランプ単体を回転
    可能に結合した自在クランプの二種類からなり、この鋼
    管クランプを保持して直交クランプか自在クランプかの
    判別を行うための判別装置であり、一方クランプ単体を
    保持することによって鋼管クランプを持ち上げるチャッ
    クを昇降動自在に設け、このチャックで上昇動する鋼管
    クランプの他方クランプ単体の上昇動する部分に、上昇
    した他方クランプ単体での押し上げの有無によって鋼管
    クランプが直交クランプか自在クランプの何れであるか
    を判別する検出手段を設けた鋼管クランプの種類判別装
    置。
  4. 【請求項4】 鋼管クランプが、一対のクランプ単体を
    固定化した直交クランプと、一対のクランプ単体を回転
    可能に結合した自在クランプの二種類からなり、この鋼
    管クランプを保持して直交クランプか自在クランプかの
    判別を行うための判別装置であり、一方クランプ単体を
    保持する固定チャックと、他方のクランプ単体を保持
    し、自在クランプの枢着軸芯上に位置する中心を支点に
    揺動可能となる揺動チャックと、揺動チャックにクラン
    プ単体固持力よりも弱い力の揺動力を付与する揺動付与
    手段とを有し、この揺動付与手段で揺動チャックに揺動
    力を付与したときの該チャックの揺動の有無を検知する
    ことにより、鋼管クランプが直交クランプか自在クラン
    プの何れであるかを判別するようにした鋼管クランプの
    種類判別装置。
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